JP2777580B2 - 自動二輪車の燃料タンク取付け装置 - Google Patents

自動二輪車の燃料タンク取付け装置

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JP2777580B2 JP62288127A JP28812787A JP2777580B2 JP 2777580 B2 JP2777580 B2 JP 2777580B2 JP 62288127 A JP62288127 A JP 62288127A JP 28812787 A JP28812787 A JP 28812787A JP 2777580 B2 JP2777580 B2 JP 2777580B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動二輪車における燃料タンクの取付け装
置に関する。 〔従来技術〕 ステアリングヘッドパイプから後方に延びるメインパ
イプ上に燃料タンクを取付けた自動二輪車において、従
来、例えば「実開昭59−23484号公報」に見られるよう
に、燃料タンクの下面中央部に、メインパイプを跨ぐ逃
げ凹部を形成し、この燃料タンクをメインパイプに被せ
たものが知られている。 この種の燃料タンクは、逃げ凹部の前端下部の左右二
箇所をダウンチューブ回りに引掛け保持するとともに、
逃げ凹部の後端部をメインパイプの後端部あるいはこの
メインパイプに連なるシートレールにボルト締めするこ
とで固定されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、この従来の固定構造によると、上記逃げ凹
部の前端上部はメインパイプを単に跨いでいるのみで、
これらの間には隙間が存在するために、例えば燃料タン
クを大形化して容量を大きくすると、この燃料タンクの
前後の支持部の荷重負担が大きくなり、支持強度が不足
する虞れがある。このため、燃料タンクがぐらつく等、
メインパイプに対する取付け姿勢が不安定となるといっ
た問題がある。 本発明は、このような事情にもとづいてなされたもの
で、燃料タンクを安定して支持することができ、しか
も、燃料タンクの逃げ凹部の内側にエアクリーナを配置
したにも拘わらず、このエアクリーナに燃料タンクの荷
重が加わるのを防止できる自動二輪車の燃料タンク取付
け装置の提供を目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明は、 ステアリングヘッドパイプから後方に延びるメインパ
イプと下向きに延びるダウンチューブとを有するフレー
ムと、該フレームに支持された燃料タンクとを備えてお
り、 上記燃料タンクは、下向きに開放されるとともに、上
記メインパイプが挿通される逃げ凹部を有し、この逃げ
凹部の内側に、上記メインパイプを跨いで上方に張り出
すエアクリーナを配置するとともに、上記逃げ凹部の後
端部に上記フレームに取り外し可能に連結される後端連
結部を設けるとともに、上記逃げ凹部の前端部の左右両
側部に上記フレームに取外し可能に連結される前端連結
部を設けた自動二輪車において、 前記燃料タンクの前端両側面部は前方に向って一体的
に延長され、これらの前側延長部の逃げ凹部でステアリ
ングヘッドパイプの側方を覆うようにし、かつフロント
フォークの回転軌跡を避ける間隔を設けたこと、 上記メインパイプの前部に、上記エアクリーナよりも
前方において上記逃げ凹部の前端の天井面と向かい合う
荷重受け部を設けたこと、 上記荷重受け部は、上記メインパイプに設けられたア
ジャストボルトと該アジャストボルトと一体の支持部材
と上記アジャストボルトと螺合したロックナットとによ
り構成されている高さ調節部材と、上記逃げ凹部の天井
面の前端から下方に張り出し上記支持部材の上面に当接
する下面を備えた受け座とからなること、 かつ、上記逃げ凹部の前端連結部は、この逃げ凹部の
後端連結部よりも低い位置で、かつ前記ダウンチューブ
の前方に配置されていること、 自動二輪車の燃料タンク取付け装置であること。 〔作 用〕 この構成によれば、荷重受け部のタンク支持部材は、
メインパイプに対し高さ調整部材を介して上下方向に移
動可能であるから、燃料タンクの逃げ凹部をメインパイ
プに被せた状態でタンク支持部材の高さ調整を行い、こ
のタンンク支持部材を逃げ凹部の天井面から下方に張り
出した受け座に当接させれば、エアクリーナよりも前方
において、燃料タンクの荷重をメインパイプによって受
け止めることができる。しかも、逃げ凹部の前端連結部
は、後端連結部よりも低い位置に配置されているので、
燃料タンクの前部は、上下方向に離間した位置でフレー
ムに支持されることになる。このため、燃料タンクは、
フレームに対し互いに離間した合計三箇所で支持される
ことになり、従来に比べて逃げ凹部の前端連結部および
後端連結部の荷重負担が軽減され、燃料タンクの支持強
度を充分に確保することができる。 また、荷重受け部のタンク支持部材は、上下方骨に高
さ調節が可能であるから、フレームおよび燃料タンクの
寸法交差や組み合って誤差等により、メインパイプと燃
料タンクとの位置関係が上下方向にばらついたとして
も、このばらつきを吸収することができる。 したがって、燃料タンクをフレームで確実に支えるこ
とができ、燃料タンクの取り付け姿勢が安定する。 さらに、上記構成によると、燃料タンクの逃げ凹部の
天井面は、エアクリーナよりも前方において、荷重受け
部によって下方から支えられるので、逃げ凹部の天井面
がエアクリーナに接したとしても、エアクリーナに燃料
タンクの荷重が加わるのを防止できる。そのため、エア
クリーナが逃げ凹部の内側に配置されている構成であり
ながら、エアクリーナの変形や破損を防止できる。 また、燃料タンクの前端両側面部を前方に向って一体
的に延長し、これらの前側延長部の逃げ凹部でステアリ
ングヘッドパイプの側方を覆うようにしたので、燃料タ
ンクの大型化ができ、しかも上記逃げ凹部の前端支持点
(前端連結部)としてダウンチューブを利用し、このダ
ウンチューブの前側で支持するようにしたのでその取付
け支持が簡単確実かつ安定的にできる。さらに、ステア
リングヘッドパイプの側方を覆うように前方に一体的に
延長した上記逃げ凹部の前端両側はフロントフォークの
回転軌跡を避けるように間隔を設けたので、この間隔を
利用しても高さ調整のためのアジャストボルトの操作を
行える。 〔実施例〕 以下本発明を、図面に示す一実施例に基づいて説明す
る。 図中符号1はフレームであり、その前端のステアリン
グヘッドパイプ2には、フロントフォーク3が枢支され
ている。ステアリングヘッドパイプ2には、後方に延び
る一本のメインパイプ4と、下向きに延びるダウンチュ
ーブ5が溶接されており、メインパイプ4の後端部には
シート6を支持する左右のシートレール7が溶接されて
いる。また、メインパイプ4の後端部には、下向きに延
びる左右のシートピラーチューブ8が溶接されており、
このシートピラーチューブ8とダウンチューブ5との間
にエンジン9が支持されている。 また、メインパイプ4はエンジン9の上方を前後方向
に延びており、このメインパイプ4上には、燃料タンク
10が取付けられている。燃料タンク10は、その外形状を
形作るアウタパネル11と、このアウタパネル11の下面を
閉塞するインナパネル12とで構成されている。 この燃料タンク10は、下向きに開放されれた逃げ凹部
13を備えている。逃げ凹部13は、インナパネル12に形成
されている。逃げ凹部13は、上記メインパイプ4に沿っ
て前後方向に延びており、この逃げ凹部13の内部に上記
メインパイプ4やダウンチューブ5が挿通配置されてい
る。 したがって、燃料タンク10はメインパイプ4を跨いだ
状態で配置されている。 なお、逃げ凹部13の幅は、第4図に示すようにエンジ
ン9のシリンダ9aの幅よりも広く形成されており、この
逃げ凹部13の内側の空間部分に、気化器14に連なるエア
クリーナ15が収容されている。 エアクリーナ15は、メインパイプ4を跨いでいるとと
もに、上記メインパイプ4の上方に張り出している。そ
して、第1図に示すように、エアクリーナ15の上面は、
ゴムあるいはスポンジのような緩衝部材15aを介して上
記逃げ凹部13の天井面13aに接している。 逃げ凹部13によって区画された燃料タンク10の左右両
側部は、第4図および第5図に示すように下向きに延長
されており、これら下側延長部16はシリンダ9aの左右両
側に被さっている。加えて、この下側延長部16を含む燃
料タンク10の前端両側部は、第1図に示すように前方に
向って一体的に延長されており、これら前側延長部17は
フロントフォーク3の回動軌跡を避けてステアリングヘ
ッドパイプ2の側方にまで達している。 したがって、本実施例の燃料タンク10は外観が極めて
大きく形成され、自動二輪車の外観面での一つの特徴と
なっている。 また、フロントフォーク3の上部前方は合成樹脂製の
カウリング18によって覆われている。このカウリング18
の左右両側部は、フロントフォーク3の外側を通って後
方に延長されており、このカウリング18の延長部はフロ
ントフォーク3の上部を側方から覆うサイドパネル部19
をなしている。サイドパネル部19は後方に進むに従い滑
らかな曲線を描いて側方に張り出しており、その後端部
が燃料タンク10の前側延長部17の外側面にボルト締めさ
れて、燃料タンク10に一体的に連なっている。 次に、この燃料タンク10の取付け構造について説明す
る。すなわち、逃げ凹部13の後端部の互い対向する内側
面間には、第1図および第3図に示すように後端連結部
としてのクロスバー20が架設されている。クロスバー20
はシートレール7の前端部間に跨がるリヤブラケット21
の上面に、ゴム製の第1のダンパ22を介して重ね合わさ
れており、このリヤブラケット21の上面には、クロスバ
ー20や第1のダンパ22を貫通する左右一対のボス部23が
突設されている。ボス部23の貫通端外周には、リング状
をなしたゴム製の第2のダンパ24およびワッシャ25が装
着されており、このワッシャ25をボス部23にねじ込んだ
ボルト26で締付けると、上記クロスバー20がダンパ22、
24の間で挟持されて、リヤブラケット21に対し弾性的に
保持されるようになっている。 また、第1図および第2図に示すように、逃げ凹部13
の前端部に入り込むダウンチューブ5の上部には、ブラ
ケット27を介して左右方向に延びる支持パイプ28が溶接
されている。支持パイプ28の左右両端部は逃げ凹部13の
前端下部の互いに対向する内側面に近接しており、この
左右両端部にはゴム製のダンパ29が固定されている。 逃げ凹部13の前端下部の内側面には、前端連結部とし
ての左右一対の係止金具30が溶接されている。これら係
止金具30は、上記燃料タンク10の下側延長部16に対応し
た位置に配置され、上記燃料タンク10の後端のクロスバ
ー20よりも低い位置に配置されている。これら係止金具
30は前方に向って開口するとともに、ダンパ29と対向す
る側面が開口された嵌合凹部31を備え、この嵌合凹部31
内に上記ダンパ29が前方から嵌合されている。この場
合、ダンパ29は嵌合凹部31に対し上下左右方向に隙間な
く嵌合されており、燃料タンク10の前端部の上下左右方
向への動きを拘束している。 また、メインパイプ4の前端部上面には、支持ステー
32を介してフロントブラケット33が溶接されている。フ
ロントブラケット33は、左右方向に延びる平板状をなし
ており、上記逃げ凹部3の天井面13aの前端部と向かい
合っている。フロントブラケット33には、高さ調整部材
としての左右一対のジャストボルト34が上下方向に沿っ
て挿通されている。これらアジャストボルト34は、フロ
ントブラケット33の下面に溶接したナット37にねじ込ま
れている。アジャストボルト34の上端部には、ゴム製の
タンク支持部材35が一体的に焼き付け固定されている。
タンク支持部材35は、円盤状をなしており、上記アジャ
ストボルト34と一体的に回転するようになっている。 このため、タンク支持部材35を回転させると、アジャ
ストボルト34が一体に回転して上下動し、メインパイプ
4に対するタンク支持部材35の高さ調整を行えるように
なっている。 そして、この支持部材35の上下方向の位置決めは、ジ
ャストボルト34にねじ込んだロックナット36を締付ける
ことにより行なわれるようになっている。ロックナット
36は支持部材35よりも大径な円板状をなしており、これ
ら支持部材35やロックナット36は、第1図に示すよう
に、燃料タンク10の前端上縁とステアリングヘッドパイ
プ2との間の隙間を通じて外方に露出されている。 また、逃げ凹部13の天井面13aの前端には、下方に張
り出す受け座38が溶接されている。受け座38の下面は平
坦に形成されており、この受け座38の下面に支持部材35
の上面が当接されている。そのため、上記支持部材35
は、下方から受け座38に接しており、本実施例の場合
は、この受け座、タンク支持部材35およびアジャストボ
ルト34等によって燃料タンク10の前端上部を支える荷重
受け部が構成されている。 なお、本実施例の場合、第7図に示すように、右側の
シートピラーチューブ8に溶接したブラケット40には、
後輪用油圧式ディスクブレーキ(図示せず)のリザーバ
タンク41がねじ42を介して締付け固定されている。この
リザーバタンク41はサイドカバー43等で覆われることな
く、そのまま外方に露出されているため、そのキャップ
44には盗難防止用のカバー45が被せられている。カバー
45は第8図に示すように、キャップ44の外周面に設けた
指掛け用の凹み47に被さる複数の係止舌片46を備えてお
り、このカバー45は上記ねじ42を介してブラケット40に
共締めされている。 このような構成において、燃料タンク10をメインパイ
プ4上に取付けるには、まず、メインパイプ4の後部上
方から燃料タンク10を被せ、メインパイプ4を逃げ凹部
13内に挿通させる。この際、燃料タンク10を前方に徐々
にずらすことにより、係止金具30の嵌合凹部31内にフレ
ーム1側のダンパ29を差し込み、燃料タンク10の前端下
部の上下左右方向への位置決めを行なう。この後、逃げ
凹部13の後端部のクロスバー20をリヤブラケット21に重
ね合わせ、ボルト26で締付け固定する。 次に、燃料タンク10の前端上縁とステアリングヘッド
パイプ2との間から手を差し入れ、この手先で支持部材
35を回転させて、支持部材35の高さ調整を行ない、この
支持部材35の上面を受け座38の下面に当接させる。そし
て、ロックナット36を締付けて支持部材35の位置を固定
すれば、燃料タンク10はその前端部の上部と下部および
後端部の合計三箇所にてフレーム1に支持させることに
なり、この燃料タンク10の取付けが完了する。 このような本発明の一実施例によれば、メインパイプ
4の前部上面に、逃げ凹部13の天井面13aに下方から接
するタンク支持部材35を設けたので、燃料タンク10の前
端部の荷重をメインパイプ4によって受け止めることが
できる。 しかも、燃料タンク10の前端下部に位置される係止金
具30は、この燃料タンク10の後端に位置されるクロスバ
ー20よりも低い位置に配置されているので、燃料タンク
10の前部は、上下方向に離れた位置でフレーム1に支持
されることになり、下向きに延長された燃料タンク10の
下側延長部16をフレーム1のダウンチューブ5によって
確実に支えることができる。 そのため、燃料タンク10は、フレーム1に対し、その
前端部の上部と下部および後端部の合計三箇所で支持さ
れることになり、燃料タンク10の係止金具30およびクロ
スバー20の荷重負担を軽減することができる。したがっ
て、燃料タンク10の支持強度を充分に確保することがで
き、ナインパイプ4に対する燃料タンク10の取付け姿勢
が安定する。 しかも、逃げ凹部13の天井面13aを支える支持部材35
は、高さ調整が可能であるから、例えば燃料タンク10や
フレーム1の組立て時の寸法交差や組立て誤差等によっ
て、燃料タンク10とメインパイプ4との位置にばらつき
が生じたとしても、このばらつき分を吸収することがで
き、燃料タンク10の前端上部の荷重を確実に受けること
ができる。特に、本実施例の場合、燃料タンク10の前端
下部は、係止金具30とダンパ29との嵌合によって、上下
方向への動きが拘束されているから、その分、余計にメ
インパイプ4の上面と逃げ凹部13の天井面13aとの間の
寸法にばらつきが生じ易いものであり、このため、上記
の如く支持部材35を高さ調整可能としておけば、この支
持部材35を確実に受け座38に当接させることができるの
は持論のこと、燃料タンク10やフレーム1の寸法管理も
容易に行なえる利点がある。 また、逃げ凹部13の前端下部と後端部をフレーム1に
連結した状態においても、支持部材35を受け座38に当接
させて、逃げ凹部13の天井面13aを上方に押し上げれ
ば、係止金具30に嵌合したダンパ29やクロスバー20を挟
み込むダンパ22、24がある程度変形するから、メインパ
イプ4に対する燃料タンク10の取付け位置を微調整する
ことができる。このため、燃料タンク10とメインパイプ
4との位置合わせを精度良く行なうことができる。 さらに、上記構成によると、燃料タンク10の前端上部
の荷重がメインパイプ4によって受け止められるので、
この燃料タンク10の逃げ凹部13の天井面13aにエアクリ
ーナ15の上面が緩衝部材15aを介して接しているにも拘
わらず、エアクリーナ15に燃料タンク10の荷重が加わる
のを防止できる。そのため、燃料タンク10の逃げ凹部13
の内側にエアクリーナ15を収めた構成でありながら、こ
のエアクリーナ15の変形を未然に防止することができ
る。 それとともに、本実施例では、カウリング18のサイド
パネル部19の後端部を燃料タンク10に直接ボルト締めし
ているので、上記のように燃料タンク10の取付け位置を
微調整することができれば、カウリング18との位置合わ
せも精度良く行なえ、外観を高める上で好都合となる。 〔発明の効果〕 以上詳述した本発明によれば、燃料タンクの前端部の
荷重をメインパイプによって受け止めることができると
ともに、この燃料タンクの前部は、上下方向に離れた位
置でフレームに支持されるので、燃料タンクは、フレー
ムに対し、その前端部の上部と下部および後端部の合計
三箇所で支持されることになり、燃料タンクの前端連結
部および後端連結部の荷重負担を軽減することができ
る。したがって、燃料タンクの支持強度を充分に確保す
ることができ、この燃料タンクの取付け姿勢が安定す
る。 また、燃料タンクの前端両側面部を前方に向って一体
的に延長し、これらの前側延長部の逃げ凹部でステアリ
ングヘッドパイプの側方を覆うようにし、しかも上記逃
げ凹部の前端支持点(前端連結部)としてダウンチュー
ブを利用し、このダウンチューブの前側で支持するよう
にしたので、燃料タンクを大型化することができると共
に、そのその前端支持を簡単、確実かつ安定的にでき
る。 しかも、上記のように燃料タンクの前端上部の荷重が
メインパイプによって受け止められるので、この燃料タ
ンクの逃げ凹部にエアクリーナの上面が接していても、
このエアクリーナに燃料タンクの荷重が加わるのを防止
できる。そのため、燃料タンクの逃げ凹部の内側にエア
クリーナを収めた構成でありながら、このエアクリーナ
の変形を未然に防止できるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の一実施例を示し、第1図は燃料タンクの
取付け部分を示す断面図、第2図は第1図中II線方向か
ら見た矢視図、第3図は第1図中III−III線に沿う断面
図、第4図は燃料タンクの断面図、第5図は自動二輪車
の側面図、第6図は自動二輪車の平面図、第7図はリザ
ーバタンクの取付け部の側面図、第8図はカバーの平面
図である。 図中 1……フレーム、2……ステアリングヘッドパイ
プ、4……メインパイプ、10……燃料タンク、13……逃
げ凹部、15……エアクリーナ、20……後端連結部(クロ
スバー)、30……前端連結部(係止金具)、34……高さ
調整部材(アジャストボルト)、35……タンク支持部
材。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ステアリングヘッドパイプから後方に延びるメイン
    パイプと下向きに延びるダウンチューブとを有するフレ
    ームと、該フレームに支持された燃料タンクとを備えて
    おり、 上記燃料タンクは、下向きに開放されるとともに、上記
    メインパイプが挿通される逃げ凹部を有し、この逃げ凹
    部の内側に、上記メインパイプを跨いで上方に張り出す
    エアクリーナを配置するとともに、上記逃げ凹部の後端
    部に上記フレームに取り外し可能に連結される後端連結
    部を設けるとともに、上記逃げ凹部の前端部の左右両側
    部に上記フレームに取外し可能に連結される前端連結部
    を設けた自動二輪車において、 前記燃料タンクの前端両側面部は前方に向って一体的に
    延長され、これらの前側延長部の逃げ凹部でステアリン
    グヘッドパイプの側方を覆うようにし、かつフロントフ
    ォークの回転軌跡を避ける間隔を設け、 上記メインパイプの前部に、上記エアクリーナよりも前
    方において上記逃げ凹部の前端の天井面と向かい合う荷
    重受け部を設け、 上記荷重受け部は、上記メインパイプに設けられたアジ
    ャストボルトと該アジャストボルトと一体の支持部材と
    上記アジャストボルトと螺合したロックナットとにより
    構成されている高さ調節部材と、上記逃げ凹部の天井面
    の前端から下方に張り出し上記支持部材の上面に当接す
    る下面を備えた受け座とからなり、 かつ、上記逃げ凹部の前端連結部は、この逃げ凹部の後
    端連結部よりも低い位置で、かつ前記ダウンチューブの
    前方に配置されていることを特徴とする自動二輪車の燃
    料タンク取付け装置。
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