JP2771866B2 - 不飽和テルペン類の製造方法 - Google Patents

不飽和テルペン類の製造方法

Info

Publication number
JP2771866B2
JP2771866B2 JP1285633A JP28563389A JP2771866B2 JP 2771866 B2 JP2771866 B2 JP 2771866B2 JP 1285633 A JP1285633 A JP 1285633A JP 28563389 A JP28563389 A JP 28563389A JP 2771866 B2 JP2771866 B2 JP 2771866B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
represented
general formula
methyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1285633A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03148228A (ja
Inventor
吉三郎 浜村
豊 大貫
幸夫 奈良部
義彦 久武
孝 番場
静正 貴島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eezai Kk
Original Assignee
Eezai Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eezai Kk filed Critical Eezai Kk
Priority to JP1285633A priority Critical patent/JP2771866B2/ja
Priority to US07/565,569 priority patent/US5073659A/en
Priority to DK90115580.4T priority patent/DK0414106T3/da
Priority to DE69026165T priority patent/DE69026165T2/de
Priority to EP90115580A priority patent/EP0414106B1/en
Priority to AT90115580T priority patent/ATE136014T1/de
Priority to ES90115580T priority patent/ES2085303T3/es
Priority to CS904041A priority patent/CZ284550B6/cs
Priority to CA002023704A priority patent/CA2023704C/en
Priority to HU905082A priority patent/HU206865B/hu
Priority to CN90107138A priority patent/CN1026579C/zh
Publication of JPH03148228A publication Critical patent/JPH03148228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2771866B2 publication Critical patent/JP2771866B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工業的に有用な不飽和テルペン類の新規な
製造方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
テルペン類は生体内抗酸化作用を中心とする種々の生
理作用が報告され、注目されるようになってきたが、こ
のテルペン類はそのもの自体のみならず、医薬品、食品
等の中間体として広く汎用されており、極めて重要な物
質である。
テルペン類の製造方法は多く研究され開示されてい
る。
一般式 〔式中Rは式 で表される基、式 で表される基、式 で表される基(ここで は異原子として2個の酸素原子を含む複素環式基を示
す。)、式 で表される基、式 で表される基、水酸基、式−OR1で表される基(ここでR
1はアセチル(Ac)基、プロピオニル基、ベンジル基、
メトキシメチル基又はテトラヒドロフルフリル基を示
す。)、式 で表される基(ここでR2はH又はAc基を示す。)、式 で表される基(ここでR3はH、メチル基又はエチル基を
示す。)、式 で表される基(ここでR4はメチル基又はエチル基を示
す。)、 で表される基(ここでR5,R6は同一又は異なるH、メチ
ル基、エチル基又はイソプロピル基を示す。)、式 で表される基(ここでR7はH又はメチル基を示す。)、
又は式 で表される基(ここでR8はH又は水酸基の保護基を示
す。)を示す。
R′はH、直鎖あるいは分枝のアルキル基、アルコキ
シアルキル基、アラルキル基、環状アルキル基又はハロ
ゲン置換アルキル基を示す。
mは0〜3の数、nは1〜3の数を示す。〕 で表される化合物はビタミン及び香料の合成における中
間体あるいは前駆物質として使用されているので、その
純度は高レベルのものが要求されている。しかし、公知
の技術では必ずしも満足のいく純度の高いものは得られ
ていない。
例えば、米国特許第4,168,271号及び第4.292,459号明
細書では、グリニャール試薬とエンクロル化合物とのク
ロスカップリング反応を開示している。この反応は銅、
鉄、ニッケル、コバルトから選ばれる金属の無機塩又は
錯塩を触媒としているが、エンクロル化合物の反応率は
60〜70%と極めて低率である。
一例を挙げると、3,7−ジメチルオクチルマグネシウ
ムクロライドと3−クロロミルセン(3−クロロ−6−
メチレン−2−メチルオクタジエン−1,7)とを銅触媒
の存在下に反応させると、γ−付加物である3−メチレ
ン−7,11,15−トリメチル−1,6−ヘキサデカジエンの収
率が68%であり、その異性体であるα−付加体が7〜8
%生成している。(下記比較例1を参照) 一方、フランス国特許第8,414,426号明細書及び特開
昭61−112069号、特開昭61−118332号公報においても1,
7−ジクロロ−3,7−ジメチル−オクト−2−エンのマグ
ネシウム化合物と3−クロロミルセンのクロスカップリ
ング反応を銅触媒下に行い、3−クロロミルセンの転化
率69%で、γ−付加体の15−クロロ−3−メチレン−7,
11,15−トリメチル−ヘキサデカ−1,6,10−トリエンを
得ているが、α−付加体も6〜8%生成している。これ
らの方法による中間体を用いて最終製品であるα−トコ
フェロールを製造しても異性体比率は変化することなく
6〜8%含有されている。
このように従来法においては異性体が副生されるた
め、高純度の中間体あるいは前駆物質の合成法の確立が
求められていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記の実情に鑑み、医薬品、香料等を製
造するための重要な中間体である前記一般式(III)で
表される不飽和テルペン類の工業的製造方法につき、長
年にわたって鋭意検討を重ねた結果、クロスカップリン
グ反応における位置選択性を増加させ、異性体(α−付
加体)の生成を抑制し、目的物(γ−付加体)のみを得
る方法、即ち、グリニャール試薬に無水塩化亜鉛を作用
させ、活性なアリル亜鉛クロライド化合物とし、これを
銅金属化合物の存在下エンクロル化合物と位置選択的ク
ロスカップリング反応させることにより、高純度の不飽
和テルペン類が得られることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
即ち、本発明は、一般式 〔式中Rは式 で表される基、式 で表される基、式 で表される基(ここで は異原子として2個の酸素原子を含む複素環式基を示
す。)、式 で表される基、式 で表される基、水酸基、式−OR1で表される基(ここでR
1はアセチル(Ac)基、プロピオニル基、ベンジル基、
メトキシメチル基又はテトラヒドロフルフリル基を示
す。)、式 で表される基(ここでR2はH又はAc基を示す。)、式 で表される基(ここでR3はH、メチル基又はエチル基を
示す。)、式 で表される基(ここでR4はメチル基又はエチル基を示
す。)、式 で表される基(ここでR5,R6は同一又は異なるH、メチ
ル基、エチル基又はイソプロピル基を示す。)、式 で表される基(ここでR7はH又はメチル基を示す。)、
又は式 で表される基(ここでR8はH又は水酸基の保護基を示
す。)を示す。mは0〜3の数を示す。〕 で表されるエンクロル化合物に、一般式 (式中R′はH、直鎖あるいは分枝のアルキル基、アル
コキシアルキル基、アラルキル基、環状アルキル基又は
ハロゲン置換アルキル基を示し、アルキル基、置換アル
キル基等の炭素数は5〜10が好ましい。nは1〜3の数
を示す。) で表されるグリニャール試薬を反応せしめ、一般式 (式中、R,R′,n,m,は前記と同じ意味を有する)で表さ
れる不飽和テルペン類を製造するにあたり、無水塩化亜
鉛及び銅金属化合物を共存させることを特徴とする前記
一般式(III)で表される不飽和テルペン類の製造方法
を提供するものである。
尚、本明細書において、各式中の は単結合又は二重結合を示し、 は二重結合又は三重結合を示す。又、 はシス又はトランス結合を示す。
特に本発明においては、前記一般式(I)で表される
エンクロル化合物に、前記一般式(II)で表されるグリ
ニャール試薬を反応せしめ、前記一般式(III)で表さ
れる化合物を製造するにあたり、反応前にあらかじめ前
記一般式(II)で表されるグリニャール試薬と無水塩化
亜鉛とを反応させ、一般式 (式中、R′,nは前記と同じ意味を有する) で表される活性なアリル亜鉛クロライド化合物とし、こ
のアリル亜鉛クロライド化合物を銅金属化合物の存在
下、前記一般式(I)で表されるエンクロル化合物と反
応させることが好ましい。
グリニャール試薬とエンクロル化合物との反応につい
ては米国特許第4,168,271号、第4,292,459号及びフラン
ス国特許第8,414,426号明細書で開示されている。即
ち、グリニャール試薬とエンクロル化合物とのクロスカ
ップリング反応では異性体であるα−付加体の生成を抑
制できない。このことから、グリニャール試薬より活性
な反応試薬の検討を行ったところ、アリル亜鉛クロライ
ドの反応性が優れていたことから、公知のR″MgX+ZnC
l2→R″ZnCl+MgXCl(Basic Organometallic Chemistr
y,Walter de gruyten,p70,1985)の反応を用いた。
即ち、あらかじめ、前記一般式(II)で表されるグリ
ニャール試薬をエーテル系溶媒中−70℃〜20℃の温度で
無水塩化亜鉛と反応せしめて得た活性なアリル亜鉛クロ
ライドを、銅金属化合物の存在下、前記一般式(I)で
表されるエンクロル化合物と位置選択的クロスカップリ
ング反応を行わせるものである。
本発明によって得られた前記一般式(III)でで表さ
れる化合物において、その異性体である下記一般式
(V) (式中、R,R′,m,nは前記と成じ意味を有する)で表さ
れるα−付加体の生成は0.5%以下であった。本発明の
目的物である前記一般式(III)で表されるγ−付加体
のみのエンクロル化合物からの転換率は97%以上であ
り、未反応の原料であるエンクロル化合物の残存は3%
以下である。その単離収率も70〜95%にて得ることがで
きる。
本発明において用いる銅金属化合物は無機の銅塩、有
機の銅塩あるいは銅錯塩である。例えばCuI,CuBr,CuI・
P(C2H53,CuI・P(C6H53,CuBr・(CH32S,CuCl,
CuCl2,Cu(CH3COCH2COO)2,Li2CuCl4からなる群より選
ばれる。特にCuI・P(C6H5及びCuBr・(CH32Sが
好ましい。
又、用いる銅金属化合物の量は反応一当量当たりのグ
ラム原子数で10-5〜10-1が好ましく、更に好ましくは0.
001〜0.05である。
次に、前記一般式(I)で表されるエンクロル化合物
として次の化合物群が例示される。
(1)ミルセン、オシメン、シトロネレン、β−ファル
ネセンから誘導されるm=0〜1、R=式 で表される基の化合物群。
(2)シトラール、シトロネラール、ファルネサール及
びそれらのアルデヒド基保護体より誘導されるm=0〜
1、R=式 で表される基、又は式 で表される基の化合物群。
(3)メチルヘプテノン、ゲラニルアセトン、ネリルア
セトン及びそれらのケトン基保護体より誘導されるm=
0〜1、R=式 で表される基、又は式 で表される基の化合物群。
(4)ゲラニオール、ネロール、ファルネソール及びそ
れらのアセテート体あるいはそれらのエーテル体より誘
導されるm=1〜2、R=OH基、又は式−OR1で表され
る基(ここでR1はAc基、プロピオニル基、ベンジル基、
メトキシメチル基又はテトラヒドロフルフリル基を示
す)の化合物群。
(5)ネロール、デヒドロネロール、ネロリドール、デ
ヒドロネロリドール及びそれらのアセテート体より誘導
されるm=0〜1、R=式 で表される基(ここでR2はH又はAc基を示す)の化合物
群。
(6)ゲラン酸、γ−ゲラン酸、ファルネシル酸及びそ
れらのエステル体より誘導されるm=0〜1、R=式 で表される基(ここでR3はH、メチル基又はエチル基を
示す。)の化合物群。
(7)プレニルクロライド、ゲラニルクロライド或いは
ネリルクロライドとアセト酢酸エステルとのカップリン
グで得られるケトカルボン酸誘導体より誘導されるm=
0〜1、R=式 で表される基(ここでR4はメチル基又はエチル基を示
す)より誘導される化合物群。
(8)プレニルアミン、ゲラニルアミン、ネリルアミ
ン、ファルネシルアミン及びそのジアルキルアミン誘導
体より誘導されるm=0〜2、R=式 で表される基(ここで、R5,R6は同一又は異なるH、メ
チル基、エチル基又はイソプロピル基を示す)の化合物
群。
(9)プレニルスルフォン誘導体、ゲラニルスルフィン
誘導体、ネリルスルフォン誘導体、ファルネシルスルフ
ォン誘導体より誘導されるm=0〜2、R=式 で表される基(ここでR7はH又はメチル基を示す)の化
合物群。
(10)2,5,7,8−テトラメチル−2−(4′−メチル−
3′−ペンテニル)−6−クロマノール及びそのエーテ
ル保護体より誘導されるm=0,R=式 で表される基(ここでR8はH又は水酸基の保護基を示
す)の化合物群。
具体的には例えば下記構造式を有する化合物が挙げら
れる。
又、本発明で用いられる一般式(II)で表される化合
物としては、ゲラニルマグネシウムクロライド、プレニ
ルマグネシウムクロライド、ネリルマグネシウムクロラ
イド、6,7−ジヒドロゲラニルマグネシウムクロライ
ド、7−クロロ−3,7−ジメチル−オクト−2(E)−
エン−1−マグネシウムクロライド、ファルネシルマグ
ネシウムクロライド、ネロリジルマグネシウムクロライ
ド、6,7−ジヒドロファルネシルマグネシウムクロライ
ド、10,11−ジヒドロファルネシルマグネシウムクロラ
イド、6,7,10,11−テトラヒドロファルネシルマグネシ
ウムクロライド等が挙げられる。
本発明の反応溶媒としてはジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル系溶媒単独でもよく、又はこ
れらエーテル系溶媒とn−ヘキサン、トルエン、ベンゼ
ン等の非極性溶媒との混合物でも差支えない。
次に、本発明化合物を用いる一連の上記の反応につい
て詳述する。
窒素又はアルゴン等の不活性ガスを充満した反応容器
に、前もって調整したグリニャール試薬を加え、無溶媒
又はテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒中で−70℃
〜20℃の温度、好ましくは−20℃〜20℃の温度で無水塩
化亜鉛を加えて反応させ、アリル亜鉛クロライドとし、
次いで銅金属化合物を添加し、次いで不活性溶媒に溶解
したエンクロル化合物を加えて反応させる。反応を停止
した後、内容物を取り出し、適当な溶媒で抽出し、テル
ペン類化合物を蒸留精製又はカラムクロマト精製するこ
とにより純品を得ることができる。
本発明の方法により非常に高収率で高純度の不飽和テ
ルペン類を得ることができる。本発明方法によって得ら
れた不飽和テルペン類を出発物質として用いることによ
り、種々の有用な物質を高純度、高収率で得ることが可
能である。とりわけ本発明方法で得られた不飽和テルペ
ン類を出発物質として、抗酸化作用、脂質代謝改善作用
等広範囲な作用を有するビタミンEを製造すれば、高純
度、高収率でビタミンEを製造することができる。具体
的にいえば以下の実施例14に示すが、実施例14から明ら
かな如く、純度98%、収率95%以上の高純度のビタミン
E関連物質を得ることができた。一方、従来の方法であ
る(米国特許第4,168,271号、第4,292,459号等)グリニ
ャール法は純度92%、収率80%である。従って、本発明
の方法は高純度かつ高収率で目的物を得ることができ、
その有用性は高いものである。
〔実 施 例〕
以下、実施例により、本発明を更に詳細に説明する
が、本発明がそれらのみに限定されることがないことは
いうまでもない。
また、実施例23で示した、15−クロル−3−メチレン
−7,11,15−トリメチル−ヘキサデカ−1,6,10(E)−
トリエンの公知の製造方法(フランス国特許第8,414,42
6号明細書及び特開昭61−112069号、特開昭61−118332
号公報)を追試した結果を比較例1として示した。
実施例 1 3−メチレン−7,11,15−トリメチル−1,6,10(E),14
(E)−ヘキサデカテトラエンの合成 アルゴンガス置換した14頚フラスコにマグネシウ
ム金属2.92g、テトラヒドロフラン200ml、エチレンジブ
ロマイド5滴を入れ、寒剤にて−15℃に冷却下撹拌しつ
つ、純度70%のゲラニルクロライド29.6g(0.12モル)
を含むテトラヒドロフラン溶液100mlを3時間を要して
徐々に滴下する。滴下終了後も同温にて2時間撹拌する
ことによりマグネシウム金属が溶解し、淡灰色のゲラニ
ルマグネシウムクロライドのテトラヒドロフラン溶液を
得る。
この溶液をアルゴン気流下に−15℃にて無水塩化亜鉛
10.9g(0.08モル)を加え、2時間激しく撹拌すると、
反応液は徐々に白濁して、均一な乳白色のゲラニル亜鉛
クロライドを含むテトラヒドロフラン溶液を得る。
この溶液にCuBr・(CH32S 1g(4.8ミリモル)を加
え、1時間撹拌すると乳白色が徐々に灰黒色となり、次
いで純度70%の3−クロロ−6−メチレン−2−メチル
オクタジエン−1,7 19.5g(0.08モル)のテトラヒドロ
フラン溶液200mlを2時間を要して徐々に滴下し、滴下
終了後も−10〜−5℃にて5時間撹拌し、その後室温ま
で上昇させる。TLC,HPLCにて原料消失を確認後、反応液
に塩化アンモニウム飽和水溶液300mlを滴下して反応を
停止させる。生成物はn−ヘキサン500mlにて2回抽出
し、抽出液は乾燥、溶媒留去し、淡黄色液体39.3gを得
る。HPLC,GLCによる反応転化率は99%以上である。
上記に得られた液体を0.15mmHgの減圧下に60〜70℃に
加温して、未反応のC10−生成物7.8gを留去する。
得られた淡黄色液体31.5gの粗生成物のHPLC,GLCによ
る目的物(γ−付加体)と異性体(α−付加体)との比
率は99.5:0.5である。又、反応転化率は99%以上であ
る。
この粗生成物は200メッシュのシリカゲル1.0kg、n−
ヘキサン単一溶媒系でフラッシュカラムクロマト精製
し、目的物を無色の液体として20.8gを得る(収率95.4
%,純度99.5%)。
・元素分析値:C20H32(MW=272.476) C(%) H(%) 計算値; 88.16 11.84 実測値; 88.20 11.80 ・NMR(CDCl3,δ); 6.38(d,d,1H),5.0〜5.3(m,7H),2.25(m,4H),2.0〜
2.15(m,8H) ・Mass;M+=272 実施例 2 3−メチレン−7,11−ジメチル−1,6,10−ドデカトリエ
ンの合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属1.46g、テトラ
ヒドロフラン100ml、エチレンジブロマイド3滴、純度9
0%のプレニルクロライド7g(0.06モル)、無水塩化亜
鉛8.16g(0.06モル)、CuI0.2g(1.05ミリモル)、純度
70%の3−クロロ−6−メチレン−2−メチルオクタジ
エン−1,7 14.6g(0.06モル)、テトラヒドロフラン80m
l、塩化アンモニウム飽和水溶液200mlを用いて実施例1
と同様に操作して、目的物を無色の液体として11.2g得
る(収率91.4%,純度98.5%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は99.7:0.3であり、反応率は9
8.9%である。
・元素分析値;C15H24(MW=204.362) C(%) H(%) 計算値; 88.16 11.84 実測値; 88.19 11.81 ・NMR(CDCl3,δ); 6.35(d,d,1H),5.0〜5.3(m,6H) ・Mass;M+=204 実施例 3〜9 実施例1,2の反応において、触媒の種類、モル比、使
用する溶媒、反応条件を表1に示したごとく変化させた
他は、実施例1と同様に実施した。得られた結果を表1
に示す。
実施例 10 3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−2(E),6,10
(E),14(E)−テトラエン−1−オールアセテート
の合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属1.46g、テトラ
ヒドロフラン200ml、エチレンジブロマイド3滴、純度7
0%のゲラニルクロライド14.8g(0.06モル)、無水塩化
亜鉛5.4g(0.04モル)、CuBr・(CH32S 1g(4.8ミリ
モル)、6−クロロ−7−メチレン−3−メチル−2
(E)−オクテン−1−オールアセテート8.8g(0.04モ
ル)、テトラヒドロフラン80ml、塩化アンモニウム飽和
水溶液200mlを用いて実施例1と同様に操作して、目的
物を無色の液体として10.9g得る(収率82.0%,純度97.
9%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は99.8:0.2であり、反応率は99
%である。
・元素分析値;C22H36O2(MW=332.528) C(%) H(%) 計算値; 79.46 10.91 実測値; 79.64 10.88 ・IR(cm-1);1740(アセチル基) ・NMR(CDCl3,δ); 5.4(t,1H),5.2(m,3H),4.6(d,2H),2.05(s,3H) ・Mass;M+=332 実施例 11 3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−2(Z),6,10
(E),14(E)−テトラエン−1−オールアセテート
の合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属0.73g、テトラ
ヒドロフラン100ml、エチレンジブロマイド3滴、純度7
0%のゲラニルクロライド7.4g(0.03モル)、無水塩化
亜鉛4.08g(0.03モル)、CuI 0.2g(1.05ミリモル)、
6−クロロ−7−メチレン−3−メチル−2(Z)−オ
クテン−1−オールアセテート4.4g(0.02モル)、テト
ラヒドロフラン80ml、塩化アンモニウム水溶液100mlを
用いて実施例1と同様に操作して、目的物を無色の液体
として6.1gを得る(収率91.7%,純度98.3%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は99.5:0.5であり、反応率は9
8.6%である。
・元素分析値;C22H36O2(MW=332.528) C(%) H(%) 計算値; 79.46 10.91 実測値; 79.58 10.90 ・IR(cm-1);1740(アセチル基) ・NMR(CDCl3,δ); 5.4(t,1H),5.25(m,3H),4.6(d,2H),2.0(s,3H) ・Mass;M+=332 実施例 12 3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−1,6,10(E),14
(E)−テトラエン−3−オールアセテートの合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属0.73g、テトラ
ヒドロフラン100ml、エチレンジブロマイド3滴、純度7
0%のゲラニルクロライド7.4g(0.03モル)、無水塩化
亜鉛4.08g(0.03モル)、CuI 0.2g(1.05ミリモル)、
6−クロロ−7−メチレン−3−メチル−1−オクテン
−3−オールアセテート4.4g(0.02モル)、テトラヒド
ロフラン80ml、塩化アンモニウム水溶液100mlを用いて
実施例1と同様に操作して、目的物を無色の液体として
5.7g得る(収率85.7%,純度98.8%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は99.7:0.3であり、反応率は9
8.0%である。
IR(cm-1);1740(アセチル基) ・NMR(CDCl3,δ); 6.0(d,d,1H),5.1〜5.3(m,5H),2.0(s,3H) ・Mass;M+=332 実施例 13 3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−2(E),6
(E),10,14(E)−テトラエン−1−オールアセテー
トの合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属0.73g、テトラ
ヒドロフラン100ml、エチレンジブロマイド3滴、純度9
0%のゲラニルクロライド3.5g(0.03モル)、無水塩化
亜鉛4.08g(0.03モル)、CuBr・(CH32S 0.5g(2.4ミ
リモル)、10−クロロ−11−メチレン−3,7−ジメチル
−2(E),6(E)−ドデカジエン−1−オールアセテ
ート6.0g(0.02モル)、テトラヒドロフラン80ml、塩化
アンモニウム飽和水溶液100mlを用いて実施例1と同様
に操作して、目的物を無色の液体として4.8g得る(収率
72.2%,純度98.4%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は99.5:0.5であり、反応率は9
8.2%である。
・IR(cm-1);1740(アセチル基) ・NMR(CDCl3,δ); 5.4(t,1H),5.2(m,3H),4.6(d,2H),2.0(s,3H) ・Mass;M+=332 実施例 14 α−トコトリエニルベンジルエーテルの合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属0.73g、テトラ
ヒドロフラン100ml、エチレンジブロマイド3滴、純度7
0%のゲラニルクロライド7.4g(0.03モル)、無水塩化
亜鉛4.08g(0.03モル)、CuI・(C6H53P 0.6g(1.4ミ
リモル)、2,5,7,8−テトラメチル−2−(3′−クロ
ロ−4′−メチレンペンチル)−6−オールベンジルエ
ーテル2g(0.005モル)、テトラヒドロフラン50mlを用
いて実施例1と同様に操作して、目的物を無色の油状物
として2.6gを得る(収率95.5%,純度98.5%)。
このもののHPLC,GLCによる目的物(γ−付加体)と異
性体(α−付加体)との比率は99.6:0.4であった。
IR,NMRデータは別途合成した標品と同一であった。
実施例 15 2−(4′,8′,12′−トリメチルドデカ−3′,7′,1
1′−トリエニル)−2,4−ジメチル−1,3−ジオキソラ
ンの合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属0.36g、テトラ
ヒドロフラン40ml、エチレンジブロマイド3滴、純度90
%のプレニルクロライド1.8g(0.015モル)、無水塩化
亜鉛2.1g(0.015モル)、CuBr・(CH32S 0.15g(0.75
ミリモル)、2−(7′−クロロ−4′,8′−ジメチル
−3′,8′−ノナジエニル)−2,4−ジメチル−1,3−ジ
オキソラン1.43g、テトラヒドロフラン30mlを用いて実
施例1と同様に反応して、目的物を0.92g得る(収率57
%)。
このものを常法により脱ケタール化反応、次いで接触
還元してフィトンとした後、GLCにてα−付加体の含量
を測定したところ、0.3%以下であった。
実施例 16 ファルネシルアセトンの合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属0.73g、テトラ
ヒドロフラン80ml、エチレンジブロマイド3滴、純度70
%のゲラニルクロライド7.4g(0.03モル)、無水塩化亜
鉛4.1g(0.03モル)、CuI 0.2g(1.5ミリモル)、3−
クロロ−メチルヘプテノン3g(0.02モル)、テトラヒド
ロフラン30mlを用いて実施例1と同様に操作して、目的
物を無色の液体として4.1g得る(収率78.2%,純度98.8
%)。
このものは接触還元してフィトンとし、GLCにて測定
したα−付加体の含量は0.3%であった。
実施例 17 3−メチレン−7,11,15−トリメチル−1,6,10(Z),14
(E)−ヘキサデカテトラエンの合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属0.73g、テトラ
ヒドロフラン80ml、エチレンジブロマイド3滴、純度70
%のネリルクロライド7.4g(0.03モル)、無水塩化亜鉛
2.7g(0.02モル)、CuI 0.2g(1.05ミリモル)、純度70
%の3−クロロ−6−メチレン−2−メチル−オクタジ
エン−1,7 4.4g(0.02モル)、テトラヒドロフラン30ml
を用いて実施例1と同様に操作して、目的物を無色の液
体として5.05g得る(収率92.8%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は99.6:0.4であり、反応率は9
9.0%である。
実施例 18 3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−2(E),6,10
(Z),14(E)−テトラエン−1−オールアセテート
の合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属1.46g、テトラ
ヒドロフラン200ml、エチレンジブロマイド5滴、純度7
0%のゲラニルクロライド14.8g(0.06モル)、無水塩化
亜鉛5.4g(0.04モル)、CuBr・(CH32S 1g(4.8ミリ
モル)、6−クロロ−7−メチレン−3−メチル−2
(E)−オクテン−1−オールアセテート8.8g(0.04モ
ル)、テトラヒドロフラン80mlを用いて実施例1と同様
に操作して、目的物を無色の液体として11.1g得る(収
率83.5%,純度98.6%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は99.8:0.2であり、反応率は10
0%である。
・IR(cm-1);1740(アセチル基) ・NMR(CDCl3,δ); 5.4(t,1H),5.0〜5.3(m,3H),4.6(d,2H),2.05(s,3
H) ・Mass;M+=332 実施例 19 3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−2(Z),6,10
(Z),14(E)−テトラエン−1−オールアセテート
の合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属0.73g、テトラ
ヒドロフラン100ml、エチレンジブロマイド3滴、純度7
0%のネリルクロライド7.4g(0.03モル)、無水塩化亜
鉛2.7g(0.02モル)、CuI・(C6H53P 0.3g(0.7ミリ
モル)、6−クロロ−7−メチレン−3−メチル−2
(Z)−オクテン−1−オールアセテート4.4g(0.02モ
ル)、テトラヒドロフラン80mlを用いて実施例1と同様
に操作して、目的物を無色の液体として6.0g得る(収率
90.2%,純度98.7%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は99.8:0.2であり、反応率は9
9.0%である。
実施例 20 3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−1,6,10(Z),14
(E)−テトラエン−3−オールアセテートの合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属0.73g、テトラ
ヒドロフラン80ml、エチレンジブロマイド3滴、純度70
%のネリルクロライド7.4g(0.03モル)、無水塩化亜鉛
2.7g(0.02モル)、CuI 0.2g(1.05ミリモル)、6−ク
ロロ−7−メチレン−3−メチル−1−オクテン−3−
オールアセテート4.4g(0.02モル)、テトラヒドロフラ
ン60mlを用いて実施例1と同様に操作し、目的物を無色
の液体として5.9g得る(収率88.7%,純度98.4%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は99.8:0.2であり、反応率は10
0%である。
実施例 21 3−メチレン−7,11,15−トリメチル−1,6,10(E)−
ヘキサデカトリエンの合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属0.73g、テトラ
ヒドロフラン80ml、エチレンジブロマイド3滴、純度80
%の6,7−ジヒドロゲラニルクロライド6.55g(0.03モ
ル)、無水塩化亜鉛2.7g(0.02モル)、CuI 0.2g(1.05
ミリモル)、純度70%の3−クロロ−6−メチレン−2
−メチル−オクタジエン−1,7 4.4g(0.02モル)、テト
ラヒドロフラン30mlを用いて実施例1と同様に操作し
て、目的物を無色の液体として5.0gを得る(収率91.1
%,純度99.2%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は99.8:0.2であり、反応率は9
9.5%である。
実施例 22 3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカ−2(E),6,10
(E)−トリエン−1−オールアセテートの合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属0.73g、テトラ
ヒドロフラン80ml、エチレンジブロマイド3滴、純度80
%の6,7−ジヒドロゲラニルクロライド6.55g(0.03モ
ル)、無水塩化亜鉛2.7g(0.02モル)、CuBr・(CH32
S 0.25g(1.2ミリモル)、6−クロロ−7−メチレン−
3−メチル−2(E)−オクテン−1−オールアセテー
ト4.4g(0.02モル)、テトラヒドロフラン40mlを用いて
実施例1と同様に操作して、目的物を無色の液体として
5.7g得る(収率85.2%,純度99.1%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は99.8:0.2であり、反応率は10
0%である。
実施例 23 15−クロル−3−メチレン−7,11,15−トリメチル−ヘ
キサデカ−1,6,10(E)−トルエンの合成 アルゴン気流下に、マグネシウム金属0.73g、テトラ
ヒドロフラン100ml、エチレンジブロマイド5滴、純度7
5%の1,7−ジクロル−3,7−ジメチル−オクト−2
(E)−エン8.37%(0.03モル)、無水塩化亜鉛2.7g
(0.02モル)、CuI 0.2g(1.05ミリモル)、純度70%の
3−クロロ−6−メチレン−2−メチルオクタジエン−
1,7 4.4g(0.02モル)、テトラヒドロフラン40mlを用い
て実施例1と同様に操作して、目的物を無色の液体とし
て5.4g得る(収率87.4%,純度98.6%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は99.7:0.3であり、反応率は9
9.2%である。
比較例 1 15−クロル−3−メチレン−7,11,15−トリメチル−ヘ
キサデカ−1,6,10(E)−トリエンの合成 アルゴンガス置換した500ml4頚フラスコにマグネシウ
ム金属0.73g、テトラヒドロフラン100ml、エチレンジブ
ロマイド5滴を入れ、寒剤にて−15℃に冷却下撹拌しつ
つ、純度75%の1,7−ジクロル−3,7−ジメチル−オクト
−2(E)−エン8.37g(0.03モル)を含むテトラヒド
ロフラン溶液30mlを3時間を要して徐々に滴下する。滴
下終了後も同温にて2時間撹拌することにより、マグネ
シウム金属が溶解して、淡灰色の1,7−ジクロル−3,7−
ジメチル−オクト−2(E)−エンのグリニャール溶液
を得る。
この溶液にCuI 0.2g(1.05ミリモル)を加え、−15℃
にて30分間撹拌後、純度70%の3−クロロ−6−メチレ
ン−2−メチルオクタジエン−1,7 4.4g(0.02モル)の
テトラヒドロフラン溶液40mlを30分を要して滴下する。
滴下終了後、同温にて3時間撹拌し、TLC,HPLCにて原料
クロル体の消失を確認し、以下実施例1と同様に操作し
て、無色の液体4.1gを得る(収率66.3%)。
このもののHPLCによる目的物(γ−付加体)と異性体
(α−付加体)との比率は89.5:10.5であり、反応率は8
5%である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 29/32 C07C 29/32 33/02 33/02 33/42 33/42 41/30 41/30 43/17 43/17 43/313 43/313 45/68 45/68 47/21 47/21 47/225 47/225 47/232 47/232 47/24 47/24 47/277 47/277 49/203 49/203 E 67/343 67/343 69/65 69/65 69/708 69/708 Z 209/68 209/68 211/21 211/21 C07D 311/72 102 C07D 311/72 102 317/12 317/12 C07F 3/02 C07F 3/02 B 3/06 3/06 // B01J 27/125 B01J 27/125 X 31/04 31/04 X 31/24 31/24 X C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 貴島 静正 千葉県柏市柏999―18 (56)参考文献 特開 平3−81231(JP,A) 特開 昭60−78927(JP,A) 特開 昭59−118780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07B 49/00 C07F 3/02 C07F 3/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中Rは式 で表される基、式 で表される基、式 で表される基(ここで は異原子として2個の酸素原子を含む複素環式基を示
    す。)、式 で表される基、式 で表される基、水酸基、式−OR1で表される基(ここでR
    1はアセチル(Ac)基、プロピオニル基、ベンジル基、
    メトキシメチル基又はテトラヒドロフルフリル基を示
    す。)、式 で表される基(ここでR2はH又はAc基を示す。)、式 で表される基(ここでR3はH、メチル基又はエチル基を
    示す。)、式 で表される基(ここでR4はメチル基又はエチル基を示
    す。)、式 で表される基(ここでR5,R6は同一又は異なるH、メチ
    ル基、エチル基又はイソプロピル基を示す。)、式 で表される基(ここでR7はH又はメチル基を示す。)、
    又は式 で表される基(ここでR8はH又は水酸基の保護基を示
    す。)を示す。mは0〜3の数を示す。〕 で表されるエンクロル化合物に、一般式 (式中R′はH、直鎖あるいは分枝のアルキル基、アル
    コキシアルキル基、アラルキル基、環状アルキル基又は
    ハロゲン置換アルキル基を示す。nは1〜3の数を示
    す。) で表されるグリニャール試薬を反応せしめ、一般式 (式中、R,R′,n,m,は前記と同じ意味を有する)で表さ
    れる不飽和テルペン類を製造するにあたり、無水塩化亜
    鉛及び銅金属化合物を共存させることを特徴とする前記
    一般式(III)で表される不飽和テルペン類の製造方
    法。
  2. 【請求項2】一般式 〔式中Rは式 で表される基、式 で表される基、式 で表される基(ここで は異原子として2個の酸素原子を含む複素環式基を示
    す。)、式 で表される基、式 で表される基、水酸基、式−OR1で表される基(ここでR
    1はアセチル(Ac)基、プロピオニル基、ベンジル基、
    メトキシメチル基又はテトラヒドロフルフリル基を示
    す。)、式 で表される基(ここでR2はH又はAc基を示す。)、式 で表される基(ここでR3はH、メチル基又はエチル基を
    示す。)、式 で表される基(ここでR4はメチル基又はエチル基を示
    す。)、式 で表される基(ここでR5,R6は同一又は異なるH、メチ
    ル基、エチル基又はイソプロピル基を示す。)、式 で表される基(ここでR7はH又はメチル基を示す。)、
    又は式 で表される基(ここでR8はH又は水酸基の保護基を示
    す。)を示す。mは0〜3の数を示す。〕 で表されるエンクロル化合物に、銅金属化合物の存在
    下、一般式 (式中R′はH、直鎖あるいは分枝のアルキル基、アル
    コキシアルキル基、アラルキル基、環状アルキル基又は
    ハロゲン置換アルキル基を示す。nは1〜3の数を示
    す。) で表される活性なアリル亜鉛クロライド化合物を反応せ
    しめることを特徴とする一般式 (式中、R,R′,m,n,は前記と同じ意味を有する)で表さ
    れる不飽和テルペン類の製造方法。
  3. 【請求項3】銅金属化合物が無機の銅塩、有機の銅塩又
    は銅錯塩であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    製造方法。
  4. 【請求項4】銅金属化合物がCuI,CuBr,CuCl,CuCl2,Cu
    (CH3COCH2COO)2,CuI・P(C2H53,CuI・P(C
    6H53,CuBr・(CH32S及びLi2CuCl4から選ばれたいず
    れかである請求項1,2又は3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】銅金属化合物の添加量が反応一当量あたり
    のグラム原子数で10-5〜10-1である請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の製造方法。
JP1285633A 1989-08-22 1989-11-01 不飽和テルペン類の製造方法 Expired - Fee Related JP2771866B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1285633A JP2771866B2 (ja) 1989-11-01 1989-11-01 不飽和テルペン類の製造方法
US07/565,569 US5073659A (en) 1989-08-22 1990-08-10 Process for the preparation of terpenes
ES90115580T ES2085303T3 (es) 1989-08-22 1990-08-14 Procedimiento para la preparacion de terpenos.
DE69026165T DE69026165T2 (de) 1989-08-22 1990-08-14 Verfahren zur Herstellung von Terpenen
EP90115580A EP0414106B1 (en) 1989-08-22 1990-08-14 Process for the preparation of terpenes
AT90115580T ATE136014T1 (de) 1989-08-22 1990-08-14 Verfahren zur herstellung von terpenen
DK90115580.4T DK0414106T3 (da) 1989-08-22 1990-08-14 Fremgangsmåde til fremstilling af terpener
CS904041A CZ284550B6 (cs) 1989-08-22 1990-08-17 Způsob výroby terpenů
CA002023704A CA2023704C (en) 1989-08-22 1990-08-21 Process for the preparation of terpenes
HU905082A HU206865B (en) 1989-08-22 1990-08-21 Process for producing terpenes
CN90107138A CN1026579C (zh) 1989-08-22 1990-08-22 萜烯类的制备方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1285633A JP2771866B2 (ja) 1989-11-01 1989-11-01 不飽和テルペン類の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03148228A JPH03148228A (ja) 1991-06-25
JP2771866B2 true JP2771866B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=17694060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1285633A Expired - Fee Related JP2771866B2 (ja) 1989-08-22 1989-11-01 不飽和テルペン類の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2771866B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6390048B2 (ja) * 2012-12-18 2018-09-19 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ.Dsm Ip Assets B.V. 組み合わされた不斉水素化によって特定の生成物を定量的に得るためのe/z異性体の混合物の使用
US9573872B2 (en) * 2012-12-18 2017-02-21 Dsm Ip Assets B.V. Using mixtures of E/Z isomers to obtain quantitatively specific products by combining asymmetric hydrogenation and isomerization
JP5885213B2 (ja) * 2013-11-27 2016-03-15 東ソー有機化学株式会社 不飽和アルキルハライド類の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03148228A (ja) 1991-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4006193A (en) Isomerization of the unsaturated alcohols
US4028385A (en) Process for preparing stereospecific farnesylacetic acid and ester thereof
EP0414106B1 (en) Process for the preparation of terpenes
JP2771866B2 (ja) 不飽和テルペン類の製造方法
CN109956850B (zh) 3,7-二甲基-7-辛烯醇和3,7-二甲基-7-辛烯基羧酸酯化合物的生产方法
JP2693615B2 (ja) 1‐ハロ‐4,6,10‐ヘキサデカトリエン化合物およびその製造方法
JP2771857B2 (ja) テルペン類の製造方法
WO2003106397A1 (en) A process for preparing long chain saturated or unsaturated oxygenated compounds
US4181683A (en) 1,7-Octadien-3-one and process for preparing the same
US4292454A (en) Coupling reaction involving a Grignard and allylic halide
US4228313A (en) Coupling reaction involving a Grignard and allylic halide
Rojo et al. Chemical synthesis and spectroscopic characteristics of C18 1, 2-disubstituted cyclopentyl fatty acid methyl esters
EP3763695B1 (en) 11-halo-3-undecene compound and a process for preparing the same and a process for preparing 9-dodecenal compound
JPS5826330B2 (ja) 立体規制されたファルネシル酢酸エステルの製造方法
US4543433A (en) Tetraene, its preparation and its use
EP0412551B1 (en) Process for producing alpha, beta-unsaturated aldehyde
US4105700A (en) Process for preparing stereospecific nerolidol and ester thereof
JP2502936B2 (ja) 新規なアセチレン系誘導体
US4159993A (en) 3-Metallo substituted naphthalenes
JPH051249B2 (ja)
US5243097A (en) Process for the continuous bulk production of acrylic polymers
JP3825489B2 (ja) 不飽和ハロゲン化合物およびそれを用いた性フェロモンの製造方法
JP3105314B2 (ja) ホモアリルアルコ−ルの製造方法
CN118005491A (zh) 一种制备(z)-7-十四碳烯-2-酮的方法
JPS5826328B2 (ja) リツタイキセイサレタ フアルネシルサクサン マタハ ソノエステル ノ セイゾウホウホウ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350