JP2769855B2 - カラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、フルカラー複写機のカラー画像形成方法に
関する。
[従来の技術] 近年、複写機等においてモノカラー複写からフルカラ
ー複写への展開が急速に進みつつあり、2色カラー複写
機やフルカラー複写機の検討及び実用化も大きくなされ
ている。例えば「電子写真学会誌」Vol22,No1(1983)
や「電子写真学会誌」Vol25,No1,P52(1986)のごとく
色再現性,階調再現性の報告もある。
しかし、テレビ,写真,カラー印刷物のように実物と
直ちに対比されることはなく、又、実物よりも美しく加
工されたカラー画像を見なれた人々にとっては、現在実
用化されているフルカラー電子写真画像は必ずしも満足
しうるものとはなっていない。
フルカラー電子写真法によるカラー画像形成は一般に
3原色であるイエロー,マゼンタ,シアンの3色のカラ
ートナーを用いて全ての色の再現を行うものである。
その方法は、先ず原稿からの光をトナーの色と補色の
関係にある色分解光透過フィルターを通して光導電層上
に静電潜像を形成する。次いで現像,転写工程を経てト
ナーは支持体に保持される。次いで前述の工程を順次複
数回行い、レジストレーションを合せつつ、同一支持体
上にトナーは重ね合せられ一回の定着によって最終のフ
ルカラー画像が得られる。
この時用いられる現像方法としては、米国特許第2,61
8,552号記載のカスケード現像法、米国特許第2,874,063
号記載の磁気ブラシ法、その他タッチダウン法などがあ
る。
これらの中で、最も汎用的に用いられる方法は磁気ブ
ラシ法である。該方法はキャリアとして鋼,フェライト
など磁性を有する粒子を用いる。トナーと磁性キャリア
とからなる現像剤は磁石で保持され、その磁石の磁界に
より、現像剤をブラシ状に配列させる。この磁気ブラシ
が光導電層上の静電潜像面と接触すると、トナーのみが
ブラシから静電潜像へ引き付けられ、現像を行うもので
ある。
しかしこの方法は、現像部における磁気ブラシ中の消
費可能なトナーの割合が少ないため、極端に現像効率が
低い。例えば全現像剤中の1〜5%しか用いられない場
合もある。また現像効率を高めるために多量の現像剤を
使用すると、現像器の大型化,重量化を引き起こし、複
写機の小型軽量化には不適となる。
特にフルカラー複写機は最低3台の上記現像器を必要
とするためフルカラー複写機のコンパクト化は望むべく
もない。
画質的には磁気ブラシによる摺擦の跡が掃目のように
現像像に発生し、現像器内部でトナーとキャリアの強力
な混合により、帯電劣化を生じ非画像部にトナーが付着
する所謂カブリが出易いなどの問題点を有している。
複数回の現像を行い、同一支持体上に色の異なる数種
のトナー層の重ね合せを必要とするカラー電子写真法で
はカラートナーが持つべき、必要かつ十分な条件として
は下記の事項が挙げられる。
(1)定着したトナーは、光に対して乱反射して、色再
現を妨げることのないように、トナー粒子の形が判別出
来ないほどのほぼ完全溶融に近い状態となることが必要
であり、そのトナー層の下にある異なった色調のトナー
層を妨げない透明性を有する着色トナーでなければなら
ない。
(2)構成する各トナーはバランスのとれた色相及び分
光反射特性と十分な彩度を有しなければならない。
またトナーの電子写真特性として、下記事項が挙げら
れる。
(3)各トナーの摩擦帯電量がほぼ同じで、さらに環境
依存性の少ない良好な帯電特性を有する必要性がある。
(4)ホッパーから現像器への補給が円滑に行え、かつ
キャリアや現像剤と混合し易い好ましい搬送性及び混合
性が必要である。
けれども、今まで上記の性能を全て満たしたカラー現
像法は存在しないのが現状である。
例えば、本出願人が特開昭59-26757号などで提案した
ごとく、3原色の3種のトナーよりなるカラートナーキ
ットを用いてフルカラー用トナーとして用いるものもあ
る。
しかしながら、これらの組合せは色調再現に対して比
較的バランスが取れているが、電子写真特性について
は、耐保存安定性以外の帯電特性や繰返し複写による耐
久性については未だ改良すべき点を有している。
さらに上記提案は3色のトナーの重ね合せで黒色を得
るために、これら3色の微妙な色調の差や現像−転写−
定着時の重ね合せの差が黒色の色調に反映し、トナーの
製造工程時の各カラートナーの色合せの複雑さや複写プ
ロセスの現像−転写工程及び定着工程を精度の高いもの
としなければならず、おのずと工程が複雑化し、コスト
アップの要因を形成していた。
また本出願人は、以前に、フルカラートナーキット及
び現像剤,カラートナー組成物及び画像形成法を提案し
た。
この方法では、構成する各トナーはバランスのとれた
色相及び分光反射特性と十分な彩度を有しているが、マ
ゼンタトナーについては染料系着色剤を用いている為、 顔料系着色剤を用いたイエロートナー,シアントナ
ー,黒色トナーと比べ、摩擦帯電量がやや異なり、さら
には帯電特性の環境依存性もやや異なる。従って、微妙
なカラーバランスを要求されるハーフトーン画像に於て
は、その要求を十分に満足するには至っていない。
顔料系着色と比べて着色剤の耐光性に劣る。従って、
フルカラー画像を保存する場合、光照射によりマゼンタ
色のみが徐々に退色してゆき、カラーバランスの悪い画
像となってしまう。
さらに、塩化ビニル製のマットにコピー画像を挟んで
おくと、トナー中の染料が塩化ビニル製のマットを汚染
するという弊害も生じ易くなる。このことは、現像時に
キャリアやスリーブを汚染し、トナーの現像特性を低下
させたり、複写機の定着工程に於て、着色剤が定着ロー
ラーに付着する、いわゆるオフセット現像が発生し易い
ということでもある。従って、キャリア汚染などにより
現像特性を低下させカブリが悪くなったり、又オフセッ
トによりコピー画像を汚したり、定着ローラーの寿命を
短くする欠点がある。
そこで、耐光製に優れた顔料をマゼンタトナーに適用
することが望ましいが、マゼンタ顔料のみを用いたトナ
ーでは、本出願人が前述の比較例でも示したように、得
られた画像は、彩度の落ちた色再現性の悪いものとな
る。
また、顔料−染料併用系のマゼンタトナーでは、彩度
をあげることは可能であるが、併用系であるが故の欠点
を有している。
それは、用いる染料と顔料の親和性が悪いため、分散
工程中結着樹脂中で相互が反発し合い色調の均一化が難
しい。また、それぞれの染顔料の結着樹脂への相溶性が
一様でない為、両者が同時に同一の分散状態にはなら
ず、顔料が分散不良を起こしているか、或いは、分散時
間が長くなり過ぎたことによる染料の分離が発生し易く
なる。この様に着色剤が偏在したものをトナーとして用
いると、電子写真としての帯電特性に劣り、カブリの原
因やトナーの機内飛散による汚染,さらにはOHP画像の
透光性をも低下させることになる。
つまり、マゼンタトナー,シアントナー,イエロート
ナー及び黒色トナーを有する多色電子写真法に於て、各
トナーの色相バランスがとれ、十分な彩度を有し、か
つ、各トナーの摩擦帯電特性がほぼ同じで、各トナーの
現像特性をも低下することのないカラー画像形成方法
は、存在しないのが現状である。
さらに近年に於ては、例えば特開昭62-299869号等で
開示されている様に、コピー画像の高画質化を目的とし
てトナー粒径を小さくすることが望まれている。しかし
ながら、ただ単にトナー粒径を小さくすることにより、
フルカラー画像の解像力や鮮映度を上げることはできて
も小粒径であるが故の種々の問題が生じてくる。
先ず第一に、前述した着色剤の分散である。トナー粒
径を小さくすると、それだけ着色剤の偏在により帯電特
性に影響を受け易いのは自明の理である。従って、マゼ
ンタのみならず他色の着色剤をも含めて、分散が良好で
バランスのとれた色相及び分光反射特性と十分な彩度を
有するトナーが要求される。
さらに、トナーの小粒径化で表面積が増えることによ
り、トナーの帯電特性が、より環境の影響を受け易くな
る。
さらに、トナーの小粒径化で表面積が増えることによ
り、トナーの搬送性や飛散などが悪くなる。さらに、ト
ナーの小粒径化でカブリが悪くなる。
以上述べて来たいろいろな問題に対して、それらを全
て満足し得るフルカラー用トナー及びその現像法がない
のが現状である。
[発明が解決しようとする課題] しかるに本発明の目的は、前述した問題点を解決し、
さらには粒径を小さくしたトナーにも対応できるカラー
画像形成方法を提供するものである。
即ち本発明の目的は、マゼンタトナー,シアントナ
ー,イエロートナー及び黒色トナーに於て、バランスの
とれた色相及び分光反射特性と十分な彩度を有するトナ
ーを用いたカラー画像形成方法を提供するものである。
また別の目的は、耐光性に優れたマゼンタトナー,シ
アントナー,イエロートナー及び黒色トナーを用いたカ
ラー画像形成方法を提供するものである。
また別の目的は、環境安定性に優れた帯電特性を有す
るマゼンタトナー,シアントナー,イエロートナー及び
黒色トナーを用いたカラー画像形成方法を提供するもの
である。
また別の目的は、定着性が良好で特に耐オフセット性
の良好な熱ローラー定着トナーを用いたカラー画像形成
方法を提供することにある。
また別の目的は、搬送性の良好なマゼンタトナー,シ
アントナー,イエロートナー及び黒色トナーを用いたカ
ラー画像形成方法を提供することにある。
さらに別の目的は、飛散やカブリの少ないマゼンタト
ナー,シアントナー,イエロートナー及び黒色トナーを
用いたカラー画像形成方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明の特徴とするところは、マゼンタトナー,シア
ントナー,イエロートナー及び黒色トナーを使用する多
色電子写真法を用いたカラー画像形成方法に於て、 該マゼンタトナーは、キナクリドン系顔料及びフェノ
ール系樹脂で処理されたキサンテン系染料を含有したポ
リエステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するトナーであ
り、 該シアントナーは、銅フタロシアニン系ブルー顔料を
含有したポリエステル樹脂粒子及び流動向上剤を含有す
るトナーであり、 該イエロートナーは、アゾ系イエロー顔料を含有した
ポリエステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するトナーで
あり、 該黒色トナーは、着色剤としてカーボンブラックを含
有したポリエステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するト
ナーを用いたカラー画像形成方法にあり、 現像スリーブ上及びキャリア表面に付着した前記カラ
ートナーを感光ドラムに転移現像させるジャンピング&
ブラシ(J/B)現像法を用いることにある。
本出願人は、以前に、フルカラートナーの色再現性に
ついて特に各色トナーがある色度範囲に入ることが重要
であることを示した。
特にマゼンタトナーの場合、前述した様な欠点を有す
る。それは、着色剤として、 (1)顔料のみを用いると色再現性が良好な色度範囲に
入らず、コピー画像は彩度の落ちたものとなる。
(2)また、染料のみであると、耐光性,現像特性,耐
塩ビ性,定着性などに劣る。
(3)また、顔料−染料併用系であると、着色剤の分散
が悪く、現像性,透光性などの劣ったものとなる。
しかし、本発明者らは、鋭意検討の結果顔料−染料系
で、樹脂で処理した染料を用いることにより染料のマイ
グレーションを防止し、さらには、顔料が有する良好な
耐光性,現像特性,耐塩ビ性,定着性を損なうことな
く、色再現性が良好な色度範囲にあるマゼンタトナーを
得ることを可能にした。
この理由を本発明者らは、以下の様に推察した。
この処理染料は、フェノール樹脂によりキサンテン系
染料をフェノール樹脂中に包含−分散させたものであ
り、トナー中にこれらが分散された状態は、キサンテン
系染料単味としてトナー中に溶解−分散した形で存在し
ているのではなく、染色−分散されたフェノール樹脂が
トナー中に分散している形をとると考えられる。この場
合、キサンテン系染料はフェノール樹脂中に包み込み保
持され、トナー中へ移行してトナーの現像特性などに悪
影響を起こすことはなく、定着ローラーの汚染も著しく
減少し、耐塩ビ汚染性も向上する。
特に、樹脂処理しない染料を用いた場合、トナー表面
に存在するキサンテン系染料がトナーの帯電性を低下さ
せるが、特にフェノール樹脂で処理したキサンテン系染
料を用いた場合、キサンテン系染料はトナー表面に存在
して帯電特性を低下させることがない為、環境変化によ
るトナー帯電性は安定しており、従って、カブリ,飛散
などの抑制が良好になると考えられる。
さらに、本発明者らは、フルカラー用黒色トナーの着
色剤として、カーボンブラックを使用することを提案し
た。
かかるカーボンブラックを用いた黒色トナーは、隠ぺ
い性が高く、4色のトナーが重なり合った部分は、深み
のある黒色を呈する。よって、写真等のコピーに於て
は、彩かさが増大する。
以下、本発明を具体的に詳述する。
第1図を参照して本発明に係るカラー電子写真方法を
適用するフルカラー電子複写機の一例を説明する。
感光ドラム1上に適当な手段で形成された静電潜像は
矢印の方向へ回転する回転現像ユニット2に取り付けら
れた現像器2-1中の現像剤により可視化される。この現
像トナーはグリッパー7によって転写ドラム6上に保持
されている転写材に、転写帯電器8により転写される。
次に2色目として回転現像ユニットが回転し、現像器
2-2が感光ドラム1に対向する。そして現像器2-2中の現
像剤により現像され、この現像トナーも前記と同一の転
写材上に重ねて転写される。
さらに3色目,4色目も同様に行われる。このように転
写ドラム6は転写材を把持したまま所定回数だけ回転し
所定色数の像が多重転写される。多重転写された転写材
は、分離帯電器9により転写ドラム6より分離され、定
着器10を経て最終フルカラー複写画像となる。
また、現像器2-1〜2-4に供給される補給トナーは各色
ごとに具備した補給ホッパー3より、補給信号に基づい
た一定量をトナー搬送ケーブル4を経由し、回転現像ユ
ニット2の中心にあるトナー補給筒5に搬送され各現像
器に送られる。この補給トナーは現像器内で所定の現像
剤濃度となるようにあらかじめ現像器にある現像剤と均
一混合される。
そして、現像剤濃度検出器からの信号に合わせて、ト
ナー搬送ケーブル4中の供給スクリュー16が一定時間回
転して補給ホッパー3から現像器2へトナーを補給す
る。
現像方法としては、二成分現像法でも良いが以下に述
べるジャンピング&ブラシ現像法が画質、特にかぶり,
掃目跡という点に於いてより好ましい。
即ち、現像スリーブ13と静電潜像を有する感光ドラム
1の間に交流成分と直流成分からなるバイアス電界を印
加し、現像スリーブ13と感光ドラム1とで形成される空
間の容積に対して該現像スリーブ13の現像部のキャリア
の占める容積が1.5〜40%であり、好ましくは2.0〜30%
であり、前記交流成分の電界を周波数1000〜3000Hzと
し、ピークトゥピーク電圧を静電潜像を破壊せず且つ現
像領域に於て、キャリアを前記現像スリーブ13と感光ド
ラム1間を移動させる電圧とし、該現像部に於て、現像
スリーブ13上のトナー及びキャリア表面に付着するトナ
ーを感光ドラム1に転移現像する方法である。
本発明に用いられるフルカラー用トナーポリエステル
樹脂の組成は以下の通りである。
すなわち、かかる組成は、全成分中45〜55mol%がア
ルコール成分であり、55〜45mol%が酸成分である。
アルコール成分としては、エチレングリコール,プロ
ピレングリコール,1,3−ブタンジオール,1,4−ブタンジ
オール,2,3−ブタンジオール,ジエチレングリコール,
トリエチレングリコール,1,5−ペンタンジオール,1,6−
ヘキサンジオール,ネオペンチルグリコール,2−エチル
−1,3−ヘキサンジオール,水素化ビスフェノールA,又
(A)式で表わされるビスフェノール誘導体; (式中Rはエチレン又はプロピレン基であり、x,yは
それぞれ1以上の整数であり、かつ、x+yの平均値は
2〜10である) 又(B)式で示されるジオール類; 等のジオール類, グリセリン,ソルビット,ソルビタン等の多価アルコ
ール類が挙げられる。
また、全酸成分中50mol%以上を含む2価のカルボン
酸としては、フタル酸,テレフタル酸,イソフタル酸,
無水フタル酸などのベンゼンジカルボン酸類又はその無
水物;こはく酸,アジピン酸,セバシン酸,アゼライン
酸などのアルキルジカルボン酸類又はその無水物またさ
らに、炭素数6〜18のアルキル基で置換されたこはく酸
もしくはその無水物;フマル酸,マレイン酸,シトラコ
ン酸,イタコン酸などの不飽和ジカルボン酸又はその無
水物等が挙げられ、又、3価以上のカルボン酸として
は、トリメリット酸,ピロメリット酸,ベンゾフェノン
テトラカルボン酸やその無水物等が挙げられる。
本発明の実施上特に好ましいポリエステル樹脂のアル
コール成分としては、前記(A)式で示されるビスフェ
ノール誘導体であり、酸成分としては、フタル酸,テレ
フタル酸,イソフタル酸又はその無水物;こはく酸,n−
ドデセニルコハク酸又はその無水物,フマル酸,マレイ
ン酸,無水マレイン酸等のジカルボン酸類,トリメリッ
ト酸又はその無水物のトリカルボン酸類が挙げられる。
これは、これらの酸,アルコールで得られたポリエス
テル樹脂がシャープな溶融特性を示す、フルカラー用及
び熱ローラー定着用トナーとして混色性が良好で、耐オ
フセット性に優れているからである。
さらに、ここで得られたポリエステル樹脂のガラス転
移温度は、50〜70℃好ましくは55〜65℃、さらに数平均
分子量n1,500〜7,000好ましくは2,000〜5,000、重量
平均分子量w6,000〜150,000好ましくは10,000〜100,0
00であることが望ましい。
またその酸価は、90以下好ましくは50以下、OH価は、
50以下好ましくは30以下であることが望ましい。これ
は、分子鎖の末端基数が増えるとトナーにしたとき、ト
ナーの帯電特性に於て環境依存性が大きくなる為であ
る。
本発明に用いられるマゼンタ用キナクリドン系顔料と
キサンテン系染料は、以下の通りである。
キナクリドン系顔料の代表例としては、 などがある。中でもC.I.Pigment Red 122は特にマゼ
ンタ用着色剤として適している。
又、本発明に用いるキサンテン系染料の代表例として
は、 が挙げられる。
〜はいずれも鮮明な青味系ピンク色を有してい
る。
,は塩基性染料であるため、若干の吸湿性があ
り、また樹脂との相溶性を考慮すると、本発明において
は、油溶性であり、樹脂との相溶性に優れ、着色力が大
きいC.I.Solvent Red 49.が特に適している。
また、本発明で用いられるキサンテン系染料処理用の
フェノール樹脂は、そのモノマー構成として以下のもの
が挙げられる。
フェノール類としては、フェノール,クレゾール,キ
シレート,アルキルフェノール,パラフェニルフェノー
ル,ビスフェノールA等、又、アルデヒド類として、ホ
ルムアルデヒド,パラホルムアルデヒド,ヘキサメチレ
ンテトラミン,フルフラール等、公知のものが全て使用
可能である。
中でも、特にtert−ブチルフェノールとホルムアルデ
ヒドの縮合物であるフェノール樹脂を用いることが染料
の分散状態が良好であり、好ましい。
本発明に於るキサンテン系染料をフェノール樹脂で処
理する方法としては、 (1)キサンテン系染料とフェノール樹脂を二本ロール
ミル,バンバリーミキサー,ニーダー,三本ロールミル
などにより溶融混練させる方法、 (2)フェノール樹脂を適当な溶媒に溶解し、そこにキ
サンテン系染料を溶解又は分散させた後に溶媒を除去、
乾燥する方法、 (3)フェノール、ホルムアルデヒドの混合物にキサン
テン系染料を溶解分散させ、アルカリを加えて加熱三次
元化する方法、 (4)フェノール、ホルムアルデヒドの混合物にキサン
テン系染料を溶解分散させ、酸触媒下でノボラック樹脂
を作っておき、これに橋かけ剤としてヘキサメチレンテ
トラミンなどを加えて硬化する方法、 などが挙げられる。
これらの方法でフェノール樹脂処理されたキサンテン
系染料は、乾燥,粉砕した後、結着樹脂であるポリエス
テル樹脂と溶融混練し、均一に分散せしめられる。
また本発明に於て、フェノール樹脂にてキサンテン系
染料を処理する場合、キナクリドン系顔料もキサンテン
系染料と同様に分散させ処理することもできる。
また本発明に於るキサンテン系染料に対する処理用フ
ェノール樹脂の割合は、100:10〜100:200であることが
好ましい。これは、本発明者らの詳細なる検討の結果、
染料に対してフェノール樹脂量が100:10より少なくなる
と、前述した様なフェノール樹脂による染料のマイグレ
ーション防止効果等の処理効果が殆どなくなる。フェノ
ール樹脂は元来熱や酸素等により変色し易いことが知ら
れているが、逆に、フェノール樹脂を100:200より多く
すると、その変色したフェノール樹脂の色がコピー画像
の画質を著しく低下させる。よって、上記使用範囲で処
理することが、コピー画質をおとすことなく、染料のマ
イグレーション防止効果があり非常に有効である。
本発明に用いる銅フタロシアニン系ブルー顔料として
は、C.I.ピグメントブルー15,C.I.ピグメントブルー16,
C.I.ピグメントブルー17又は式で示される構造を有す
るフタロシアニン骨格にフタルイミドメチル基を1〜5
個置換した銅フタロシアニン顔料などである。
本発明に用いるアゾ系イエロー顔料としては、C.I.ピ
グメントイエロー1,C.I.ピグメントイエロー2,C.I.ピグ
メントイエロー3,C.I.ピグメントイエロー4,C.I.ピグメ
ントイエロー5,C.I.ピグメントイエロー6,C.I.ピグメン
トイエロー7,C.I.ピグメントイエロー10,C.I.ピグメン
トイエロー11,C.I.ピグメントイエロー12,C.I.ピグメン
トイエロー13,C.I.ピグメントイエロー14,C.I.ピグメン
トイエロー15,C.I.ピグメントイエロー17などが挙げら
れる。
着色剤の含有量としては、OHPフィルムの透過性に対
し敏感に反映するイエロートナーについては、結着樹脂
100重量部に対して12重量部以下であり、好ましくは0.5
〜7重量部が望ましい。
12重量部を越えると、イエローの混合色であるグリー
ン,レッド、又、画像としては人間の肌色の再現性に劣
る。
その他のマゼンタ(顔料と樹脂処理した染料を合わせ
て用いる量)、シアンのカラートナーについては、結着
樹脂100重量部に対しては15重量部以下、より好ましく
は0.1〜9重量部が望ましい。
また、マゼンタの場合、前述した染料及び顔料の長所
のみを生かす為には、その使用比率は以下の範囲にある
ことが好ましい。
樹脂処理染料量:顔料=1:100〜10:1より好ましくは
1:50〜5:1が望ましい。
特に2色以上の着色剤を併用して用いる黒色トナーに
ついては20重量部以上の総着色剤量の添加はキャリアへ
のスペント化を生じ易くなるのみではなく、着色剤がト
ナー表面に数多く露出することによるトナーのドラム融
着や、定着性の不安も増加させる。従って、着色剤の量
は結着樹脂100重量部に対して3〜15重量部が好まし
い。
黒色トナーの着色剤に使用されるカーボンブラックの
粒径は、50〜70mμであり、好ましくは50〜60mμであ
る。粒径が50mμ未満のカーボンブラックを含有したト
ナーは、色度が黄味に移行し、鮮鋭な黒色が得られない
ばかりでなく、カーボンブラックの分散が非常に困難と
なり、トナー表面に露出するカーボンブラックが不均一
となる。よって、流動性向上剤の付着性が悪化し流動性
が著しく低下するため良好な摩擦帯電量が得られず、結
果としてカブリやトナー飛散の原因となる。また、粒径
が70mμを越える場合は、カーボンブラックの黒色度が
低く、鮮烈な黒色を呈する画像は得られない。
また、このカーボンブラックの吸油量は、50〜100cc/
100gであり、好ましくは60〜80cc/100gである。吸油量
が100cc/100gを越えると、カーボンブラックのストラク
チャーが長くなり、導電性が増加するとともにトナーの
摩擦帯電量が低下し、カブリや飛散の原因となる。また
吸油量が50cc/100g未満であると、高画像濃度が得られ
ない。
樹脂中に含有される該カーボンブラックは、結着樹脂
100重量部に対して2.1〜10.0重量部、好ましくは3.0〜
6.0重量部である。カーボンブラック含有量が2.1重量部
未満であると、高画像濃度が得られず、ベタ部一様性が
低下し、10.0重量部を越えると、充分な摩擦帯電量が得
られない。
上記カーボンブラックの物性測定において、粒径は走
査電子顕微鏡写真の粒子径を直接選別的にカウントする
ことにより測定した。
又、吸油量の測定法については後記の通りとする。
本発明に係るトナーには、負荷電特性を安定化するた
めに、荷電制御剤を配合することも好ましい。この際ト
ナーの色調に影響を与えない無色または淡色の負荷電性
制御剤が好ましい。負荷電制御剤としては、例えばアル
キル置換サリチル酸の金属錯体(例えば、ジーターシャ
リーブチルサリチル酸のクロム錯体または亜鉛錯体)の
如き有機金属錯体が挙げられる。負荷電制御剤をトナー
に配合する場合には、結着樹脂100重量部に対して0.1〜
10重量部、好ましくは0.5〜8重量部添加するのが良
い。
以上前述した材料を用いて得たマゼンタトナー,シア
ントナー,イエロートナー,黒色トナーの分級品の(後
述するシリカ,酸化アルミニウム,酸化チタンなどの流
動向上剤を有しない着色剤含有樹脂粒子)粒度分布は、
体積平均粒径が4.0〜16.0μm、好ましくは6.0〜14.0μ
m,個数平均分布の5.04μm以下が50%以下、好ましくは
40%以下であり、体積平均分布の20.2μm以上が9%以
下、好ましくは5%以下であり、さらに、体積平均粒径
と個数平均粒径の比α(α=体積平均粒径/個数平均粒
径)が1.7以下、好ましくは1.4以下であることが望まし
い。
これは、体積平均粒径が16.0μmを越えかつ/又は体
積平均分布の20.2μm以上が9%を越えると、画像のガ
サツキや文字のにじみ等、所謂飛び散りが悪化する傾向
が高まるからである。
又、体積平均粒径が4.0μm未満かつ/又は個数平均
分布の5.04μm以下が50%を越えると、特に高温高湿の
環境下では、トナーの飛散量が多くなり、帯電器ワイヤ
ーの汚染,現像剤濃度検出器ファイバー部の汚染,さら
には、飛散物の摺動部への蓄積による可動不能の原因と
なる。又、特に低温低湿の環境下では、トナー粒子1個
当りの摩擦帯電量が非常に大きくなり、その結果、感光
ドラム上の静電潜像の画像部に現像されるトナー量が少
なくなり、得られた複写画像の濃度が低いものであった
り、色再現の悪いものとなる。さらに、感光ドラム上の
静電潜像の非画像部に少量でも飛散付着した場合、カブ
リやクリーニング不良の原因となることが多い。
又、体積平均粒径と個数平均粒径の比αが1.7を越え
ると、粒径分布が広いことにより、トナーの摩擦帯電分
布も広くなり、逆極性帯電(本発明に於ては正帯電)ト
ナーが多く発生する。この結果、カブリの悪い画像とな
る。
本発明に用いられる流動向上剤としては、着色剤含有
樹脂粒子に添加することにより、流動性が添加前後を比
較すると増加しうるものであれば、どのようなものでも
使用可能である。
例えばフッ素系樹脂粉末、すなわちフッ化ビニリデン
微粉末、ポリテトラフルオロエチレン微粉末など;又は
脂肪酸金属塩、すなわちステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸鉛など;又は金属酸化物、
すなわち酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛粉末
など;又は微粉末シリカ、すなわち湿式製法シリカ、乾
式製法シリカ、それらシリカにシランカップリング剤、
チタンカップリング剤、シリコンオイルなどにより表面
処理を施した処理シリカなどがある。
好ましい流動向上剤としては、ケイ素ハロゲン化合物
の蒸気相酸化により生成された微粉体であり、いわゆる
乾式法シリカ又はヒュームドシリカと称されるもので、
従来公知の技術によって製造されるものである。例えば
四塩化ケイ素ガスの酸水素焔中における熱分解酸化反応
を利用するもので、基礎となる反応式は次の様なもので
ある。
SiCl4+2H2+O2→SiO2+4HCl 又、好ましい流動向上剤としては、上記製造工程と同
様にして得られる酸化アルミニウム、酸化チタンが挙げ
られる。
その粒径は平均の一次粒径として、0.001〜2μmの
範囲内である事が望ましく、特に好ましくは、0.002〜
0.2μmの範囲内の微粉体を使用するのが良い。
本発明に用いられるケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸
化により生成された市販のシリカ微粉体としては、例え
ば以下の様な商品名で市販されているものがある。
AEROSIL(日本アエロジル社) 130 200 300 380 TT600 MOX170 MOX 80 COK 84 Ca-O-SiL(CABOT Co.) M-5 MS-7 MS-75 HS- 5 EH- 5 Wacker HDK N 20(WACKER-CHEMIE GMBH社) V15 N20E T30 T40 D-C Fine Silica(ダウコーニングCo.社) Fransol(Fransil社) さらには、該ケイ素ハロゲン化合物の気相酸化により
生成されたシリカ微粉体に疎水化処理した処理シリカ微
粉体を用いることがより好ましい。該シリカ微粉体にお
いて、メタノール滴定試験によって測定された疎水化度
が30〜80の範囲の値を示すようにシリカ微粉体を処理し
たものが特に好ましい。
疎水化方法としては、シリカ微粉体と反応、あるいは
物理吸着する有機ケイ素化合物などで化学的に処理する
ことによって付与される。
好ましい方法としては、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気
相酸化により生成されたシリカ微粉体を有機ケイ素化合
物で処理する。
その様な有機ケイ素化合物の例は、ヘキサメチルジシ
ラザン、トリメチルシラン、トリメチルクロルシラン、
トリメチルエトキシシラン、ジメチルジクロルシラン、
メチルトリクロルシラン、アリルジメチルクロルシラ
ン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチル
クロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α
−クロルエチルトリクロルシラン、ρ−クロルエチルト
リクロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、
トリオルガノシリルメルカプタン、トリメチルシリルメ
ルカプタン、トリオルガノシリルアクリレート、ビニル
ジメチルアセトキシシラン、ジメチルエトキシシラン、
ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラ
ン、ヘキサメチルジシロキサン、1,3−ジビニルテトラ
メチルジシロキサン、1,3−ジフェニルテトラメチルジ
シロキサン及び1分子当り2から12個のシロキサン単位
を有し末端に位置する単位にそれぞれ1個宛のSiに結合
した水酸基を含有するジメチルポリシロキサン等があ
る。これらは1種あるいは2種以上の混合物で用いられ
る。
その処理シリカ微粉体の粒径としては0.003〜0.1μm
の範囲のものを使用することが好ましい。市販品として
は、タラノックス−500(タルコ社)、AEROSIL R-972
(日本アエロジル社)などがある。
着色剤含有樹脂粒子への添加量としては、該樹脂粒子
100重量部に対して0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜5
重量部である。0.01重量部未満では、流動性向上に効果
はなく、10重量部を越えると、カブリや文字のにじみ、
機内飛散を助長する。
本発明に使用されるキャリアとしては、例えば表面酸
化または未酸化の鉄、ニッケル、銅、亜鉛、コバルト、
マンガン、クロム、希土類等の金属及びそれらの合金ま
たは酸化物及びフェライトなどが使用できる。又その製
造方法として特別な制約はない。
又、上記キャリアの表面を樹脂等で被覆する系は、前
述のJ/B現像法において特に好ましい。その方法として
は、樹脂等の被覆材を溶剤中に溶解もしくは懸濁せしめ
て塗布しキャリアに付着せしめる方法、単に粉体で混合
する方法等、従来公知の方法がいずれも適用できる。
キャリア表面への固着物質としては、トナー材料によ
り異なるが、例えばポリテトラフルオロエチレン、モノ
クロロトリフルオロエチレン重合体、ポリフッ化ビニリ
デン、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ジターシャ
ーリーブチルサリチル酸の金属錯体、スチレン系樹脂、
アクリル系樹脂、ポリアシド、ポリビニルブチラール、
ニグロシン、アミノアクリレート樹脂、塩基性染料及び
そのレーキ、シリカ微粉末、アルミナ微粉末などを単独
或は複数で用いるのが適当であるが、必ずしもこれに制
約されない。
上記化合物の処理量は、キャリアが前記条件を満足す
るよう適宜決定すれば良いが、一般には総量で本発明の
キャリアに対し0.1〜30重量%(好ましくは0.5〜20重量
%)が望ましい。
これらキャリアは、250メッシュパス,400メッシュオ
ンのものが、70重量%以上あり、かつ、その平均粒径は
10〜100μm、好ましくは20〜70μmを有することが好
ましい。
特に好ましい態様としては、Cu−Zn−Feの3元系のフ
ェライトであり、その表面をスチレン系樹脂又はスチレ
ン系樹脂とフッ素系樹脂でコーティングしたものが挙げ
られる。これらの樹脂は、本発明のカラー現像法に於る
トナーに対し、摩擦帯電付与能力が高いだけでなく、環
境の影響を受けにくい安定した摩擦帯電付与能力を有し
ている。
スチレン系樹脂としては、ポリスチレン又はスチレン
と重合可能なモノマーを用いて得られた樹脂であれば使
用可能であるが、好ましい樹脂としては、スチレン−ア
クリル系樹脂、特にスチレン−メチルメタクリレート樹
脂、スチレン−アクリル酸2−エチルヘキシル、スチレ
ン−アクリル酸2−エチルヘキシル−メタクリル酸メチ
ルなどが挙げられる。
フッ素系樹脂としては、含フッ素ビニル系樹脂であれ
ば使用可能であるが、特に好ましい樹脂としては、ポリ
フッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、フッ
化ビニリデン−テトラフルオロエチレン共重合体などが
挙げられる。
これら樹脂のフェライトに対するコーティング量は、
0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%である。
また、スチレン系樹脂とフッ素系樹脂を併用する場
合、フッ素系樹脂はコート剤中90重量%以下、好ましく
は、70重量%以下であることが望ましい。
これは、樹脂のコーティング量が10重量%を越える
と、キャリアが凝集を起こす為であり、又、0.01重量%
未満であると、コーティングされない部分が多くなり、
一部のトナーの摩擦帯電量が低下し、カブリが悪くなる
為である。
また、フッ素系樹脂使用量がコート剤中90重量%を越
えると、フェライトにうまくコートされず、樹脂のみが
遊離してしまう。よって、フッ素系樹脂使用量はコート
剤中90重量%以下が好ましい。
上記コートフェライトキャリアは粒径分布がシャープ
であり、本発明のカラートナーキットに対し好ましい摩
擦帯電性が得られ、さらに電子写真特性を向上させる効
果がある。
本発明に係るカラートナーと混合して二成分現像剤を
調製する場合、その混合比率は現像剤中のトナー濃度と
して、2.0重量%〜15.0重量%、好ましくは3.0重量%〜
13.0重量%にすると通常良好な結果が得られる。トナー
濃度が2.0%未満では画像濃度が低く実用不可となり、1
5%を超えると、カブリや機内飛散を増加せしめ、現像
剤の耐用寿命を短める。
以下に、本発明に於る各測定法について述べる。
(1)ガラス転移温度Tgの測定 本発明に於ては、示差熱分析測定装置(DSC 測定装
置),DSC-7(パーキンエルマー社製)を用い測定する。
測定試料は5〜20mg、好ましくは10mgを精密に秤量す
る。
これをアルミパン中に入れ、リファレンスとして空の
アルミパンを用い、測定温度範囲30℃〜200℃の間で、
昇温速度10℃/minで常温常湿下で測定を行う。
この昇温過程で、温度40〜100℃の範囲におけるメイ
ンピークの吸熱ピークが得られる。
このときの吸熱ピークが出る前と出た後のベースライ
ンの中間点の線と示差熱曲線との交点を本発明に於るガ
ラス転移温度Tgとする。
(2)分子量分布の測定 本発明に於ては、高速液体クロマトグラフィー(日本
分光社製JASCO TRI ROTAR-VI HPLC system)にて測定し
た。カラムは、東洋ソーダ工業社製Toso TSK gel-2000,
-3000,-4000,-5000を用い、溶媒はTHFを用いた。Detect
orは、昭和電工社製Shodex RISE-51であり、測定条件
は、Flow rateが1.0ml/min,カラム温度40℃,Inj vol.75
μlで行った。
試料の分子量は、試料の有する分子量分布を数種の単
分散ポリスチレン標準試料により作製した検量線の対数
値とカウント数との関係から算出した。
検量線作成用の標準ポリスチレン試料としては、例え
ば、Pressure Chemical Co.製或いは東洋ソーダ工業社
製の分子量が6×102,2.1×103,4×103,1.75×104.5.1
×104,1.1×105,3.9×105,8.6×105,2×106,4.48×106
のものを用い、少なくとも10点程度の標準ポリスチレン
試料を用いるのが適当である。
(3)粒度分布測定 測定装置としては、コールターカウンターTA-II型
(コールター社製)を用い、個数平均分布,体積平均分
布を出力するインターフェイス(日科機製)及びCX-1パ
ーソナルコンピュータ(キヤノン製)を接続し電解液は
1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調製す
る。
測定法としては、前記電解水溶液100〜150ml中に分散
剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスル
ホン酸塩を0.1〜5ml加え、さらに測定試料を0.5〜50mg
加える。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1〜3分間
分散処理を行い、前記コールターカウンターTA-II型に
より、アパチャーとして100μmアパチャーを用いて2
〜40μmの粒子の粒度分布を測定して体積平均分布,個
数平均分布を求める。
これら求めた体積平均分布、個数平均分布より、体積
平均分布,個数平均粒径,個数平均分布の5.04μm以
下、体積平均分布の20.2μm以上の各値を得る。
(4)吸油量(DBP法)の測定 吸油量の測定は、ASTM法D 2414-79に準拠して行う。
アブソープトメーターのコックを操作し、自動ビュレ
ット系統に気泡が残らない様に完全にDBP(ジブチルフ
タレイト)を満たし、装置の各諸元を次の条件にする。
スプリング張力 2.68kg/cm ローター回転数 125 rpm トルク用リミットスイッチの目盛 5 ダンパーバルブ 0.150 DBPの滴下速度 4ml/min DBPの滴下速度を実測により調整したのち、アブソー
プトメーター混合室に一定量の乾燥試料を入れ、ビュレ
ットカウンターを0点に合わせ、スイッチを自動にして
滴下を開始する。トルクが設定点(この場合5)になる
とリミットスイッチが作動して滴下が自動的に停止し、
その時のビュレットカウンターの目盛(V)を読み、次
式によって吸油量を算出する。
OA:吸油量(ml/100g) V:終点(リミットスイッチ作動点)までに用いたDBPの 使用量(ml) W:乾燥試料の重さ(g) [実施例] 以下に実施例をもって本発明を詳細に説明する。
実施例1 プロポキシ化ビスフェノールとフマル酸を縮合して得
られたポリエステル樹脂(n=3,000,w=17,000,T
g=57℃,酸価9.0,OH価=17)100重量部に対して、下記
第1表の処方量の着色剤及び荷電制御剤を用いてフルカ
ラートナーを得た。
その製造方法は、マスターバッチ法で行った。先ず、
ポリエステル樹脂と前記着色剤量の6倍量のものを3本
ロールミルで溶融混練し、冷却後ハンマーミルにて1mm
以下に粗砕し、マスターバッチ用着色樹脂を得た。次い
で、前記所定量になる様にポリエステル樹脂,荷電制御
剤及びマスターバッチ用着色樹脂を秤量し、ヘンシェル
ミキサーにより予備混合した。この後、3本ロールミル
で溶融混練し、冷却後ハンマーミルを用いて約1〜2mm
程度に粗粉砕し、次いで、エアジェット方式による微粉
砕機で30μm以下の粒径に微粉砕した。さらに、得られ
た微粉砕物を分級して、マゼンタトナーについては体積
平均粒径8.20μm、個数平均粒径6.35μm(従って、α
=1.29)、個数平均分布の5.04μm以下が30.0%、体積
平均分布の20.2μm以上が0.1%に調整した。他トナー
について、その粒度分布は第2表に示した。流動向上剤
としてヘキサメチルジシラザンで処理したシリカ微粉末
を、各分級品100重量部に0.5重量部,酸化アルミニウム
微粉末を0.2重量部を外添添加し、フルカラー用トナー
とした。
キャリアとしては、スチレン−アクリル酸2−エチル
ヘキシル−メタクリル酸メチル(共重合重量比50:20:3
0)を0.5重量%コーティングしたCu−Zn−Fe系フェライ
トキャリア(平均粒径41.5μm;150メッシュパス 400メ
ッシュオン85.5重量%)を用い、各色トナー濃度が5重
量%になるよう現像剤を調製した。
これらの現像剤及びトナーを用いて、キヤノン製フル
カラー複写機CLC-1で画出し試験を行った。
その結果、フルカラーモードで1.5万枚の耐刷後でも
定着ロールへのオフセットは全くなく、カブリのないオ
リジナルカラーチャートを忠実に再現するフルカラー画
像が得られた。また、黒画像部は、隠ぺい性に優れた深
みのある黒色を呈していた。又、複写機内のトナーの搬
送性は良好で、安定した画像濃度が得られた。OHPフィ
ルムを使用した場合もトナーの透過性は非常に好ましい
ものであった。さらに、環境を低温低湿,高温高湿に変
えて画出し試験を行ったが、安定した画像濃度が得ら
れ、カブリもなく、トナー飛散も殆どない良好な結果が
得られた。
また、ここで得られた画像を3ケ月間日光照射した
が、各色共退色することなく、画出しした時と変わらな
かった。
実施例2 実施例1で得られた各トナーの分級品100重量部にヘ
キサメチルジシラザンで処理したシリカ微粉末を0.6重
量部,酸化チタン0.2重量部を外添添加しフルカラー用
トナーとした。それ以外は実施例1と同様にして、キヤ
ノン製フルカラー複写機CLC-1で画出し試験を行った。
その結果、フルカラーモードで1万枚の耐刷後でもオ
フセットは発生せず、カブリのないオリジナルカラーチ
ャートを忠実に再現するフルカラー画像が得られた。ま
た、黒画像部は隠ぺい性に優れた深みのある黒色を呈し
ていた。また、複写機内のトナーの搬送性は良好で、安
定した画像濃度が得られた。またOHPフィルムを使用し
た場合も透過性は良好であった。
さらに、環境を低温低湿,高温高湿に変えて画出し試
験を行ったが、カブリもなく、トナー飛散も少ない良好
な結果が得られた。また、ここで得られた画像を3ケ月
間日光照射したが、各色共退色することなく画出しした
時と変わらなかった。
実施例3 プロポキシ化ビスフェノール,エトキシ化ビスフェノ
ール,テレフタル酸及びフマル酸を縮合して得られたポ
リエステル樹脂(n=2,100,w=18,000,Tg=58
℃,酸価=8,OH価=22)100重量部に対して、上記処方
量(第3表)の着色剤及び荷電制御剤を用いて、実施例
1と同様に行い、第4表に示した粒度分布のトナー分級
品を調製した。流動向上剤として、ヘキサメチルジシラ
ザンで処理したシリカ微粉末を各トナー分級品100重量
部に0.5重量部を外添添加し、フルカラー用トナーとし
た。
キャリアは、ビニリデンフルオライド−テトラフルオ
ロエチレン共重合体(共重合重量比8:2)とスチレン−
アクリル2−エチルヘキシル−メタクリル酸メチル(共
重合比45:20:35)を50:50の重量比率で0.7重量%コーテ
ィングしたCu−Zn−Fe系フェライトキャリア(平均粒径
49μm;250メッシュパス 400メッシュオン93.5重量%)
を用い、各色トナー濃度が9重量%になるよう現像剤を
調製した。
これらの現像剤及びトナーを用いて、キヤノン製フル
カラー複写機CLC-1で画出し試験を行った。
その結果、フルカラーモードで1.3万枚の耐刷後でも
定着ローラのオフセットはなく、カブリのないオリジナ
ルカラーチャートを忠実に再現するフルカラー画像が得
られ、また、黒画像部は隠ぺい性に優れた深みのある黒
色を呈していた。又、複写機内のトナーの搬送性は良好
で、安定した画像濃度が得られた。OHPフィルムを使用
した場合もトナーの透過性は非常に良好であった。
さらに、環境を低温低湿,高温高湿に変えて画出し試
験を行ったが、安定した画像濃度が得られ、カブリもな
く、トナー飛散も殆どない良好な結果が得られた。
ここで得られた画像を3ケ月間日光照射したが、各色
共、退色することなく画出しした時と変わらなかった。
比較例1 マゼンタトナー用着色剤として、C.I.ベーシックバイ
オレット10を1.7重量部を用いた以外は実施例1と同様
にして、マゼンタトナー分級品を調製した(体積平均粒
径8.02μm,個数平均粒径6.21μm(α=1.29),個数平
均分布5.04μm以下28.4%、体積平均分布20.2μm以上
0.1%)。他色のトナー分級品は、実施例1で用いたも
のを使用した。
この後は実施例1と同様にして、現像剤及びトナーを
調製し、キヤノン製フルカラー複写機CLC-1で画出し試
験を行った。
その結果、フルカラーモードで1万枚の耐刷後でも、
カブリのない良好な画像が得られた。また、複写機内の
トナーの搬送性は良好で、安定した画像濃度が得られ
た。OHPフィルムを使用した場合もトナーの透過性は良
好であった。
しかし、環境を低温低湿,高温高湿に変えて画出し試
験を行うと、低温低湿ではマゼンタ色がやや濃度低下
し、少々カブリ(非画像部へのトナーの飛散)が認めら
れ、高温高湿ではマゼンタトナーの飛散がやや多かっ
た。
さらに、ここで得られた画像を3ケ月間日光照射する
と、マゼンタ色のみが退色した色再現の悪い彩度の落ち
た画像になった。
比較例2 マゼンタトナー用着色剤として、C.I.ピグメントレッ
ド206 3.5重量部とフェノール樹脂処理を施していない
C.I.ソルベントレッド49 1.4重量部を用いた以外は、実
施例1と同様にしてマゼンタトナー分級品を調製した
(体積平均粒径8.22μm,個数平均粒径6.35μm(α=1.
29),個数平均分布5.04μm以下29.2%、体積平均分布
20.2μm以上0.1%)。他色のトナー分級品は、実施例
1で用いたものを使用した。
この後は、実施例1と同様にして、現像剤及びトナー
を調製し、キヤノン製フルカラー複写機CLC-1で画出し
試験を行った。
その結果、フルカラーモードで画を出すと、色再現が
まずまずのものが得られたが、マゼンタ単色モードで画
を出すと、着色剤の分散が悪く、着色剤のブツブツ模様
が出ていた。
比較例3 マゼンタトナー用着色剤として、C.I.ピグメントレッ
ド206 4.4重量部のみを用いた以外は、実施例1と同様
にして、マゼンタトナー分級品を調製した(体積平均粒
径8.07μm,個数平均粒径6.30μm(α=1.28),個数平
均分布5.04μm以下31.1%、体積平均分布20.2μm以上
0.1%)。他色トナー分級品は、実施例1で用いたもの
を使用した。
この後は実施例1と同様にして、現像剤及びトナーを
調製し、キヤノン製フルカラー複写機CLC-1で画出し試
験を行った。
その結果、得られた画は彩度のおちた色再現性の悪い
ものであった。
比較例4 マゼンタ色とシアン色トナーの分級品粒度を第5表の
様に調製した以外は、実施例1と同様にして現像剤及び
トナーを調製した。
実施例1と同様にして、キヤノン製フルカラー複写機
CLC-1で画出し試験を行った。
その結果、マゼンタトナーの機内飛散は非常に悪く、
得られた画に飛び散った状態で付着していた。また、シ
アントナーは非常に濃度が低く、カブリも悪かった。従
って、得られた画像は色再現が悪く、カブリの悪いもの
であった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のカラー画像形成方法に
より、画出し試験、例えば1.5万枚の耐刷後でも、オフ
セットは発生せず、カブリのないオリジナルカラーチャ
ートを忠実に再現するフルカラー画像を得ることができ
る。
また、黒画像部は、隠ぺい性に優れた深みのある黒色
を得ることができる。
また、複写機内のトナーの搬送性は良好で、安定した
画像濃度が得られ、さらに、低温低湿,高温高湿環境下
においても、カブリ,トナー飛散も殆どない良好な画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るカラー電子写真方法を適用する
フルカラー電子写真機の一例を示す概略図である。 1……感光ドラム、2……現像器 3……補給ホッパー、4……トナー搬送ケーブル 5……補給筒、6……転写ドラム 7……グリッパー、8……転写帯電器 9……分離帯電器、10……定着器 13……現像スリーブ、16……供給スクリュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大崎 一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−301960(JP,A) 特開 昭63−231369(JP,A) 特開 昭64−9466(JP,A) 特開 昭62−15557(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/08 G03G 15/01

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マゼンタトナー,シアントナー,イエロー
    トナー及び黒色トナーを使用する多色電子写真法を用い
    たカラー画像形成方法に於て、 該マゼンタトナーは、キナクリドン系顔料及びフェノー
    ル系樹脂で処理されたキサンテン系染料を含有したポリ
    エステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するトナーであ
    り、 該シアントナーは、銅フタロシアニン系ブルー顔料を含
    有したポリエステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するト
    ナーであり、 該イエロートナーは、アゾ系イエロー顔料を含有したポ
    リエステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するトナーであ
    り、 該黒色トナーは、着色剤としてカーボンブラックを含有
    したポリエステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するトナ
    ーであることを特徴とするカラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】現像スリーブ上及びキャリア表面に付着し
    たカラートナーを感光ドラムに転移現像させるジャンピ
    ング&ブラシ現像法を用いることを特徴とする請求項1
    記載のカラー画像形成方法。
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