JP2759493B2 - フルカラー電子写真用マゼンタ現像剤 - Google Patents

フルカラー電子写真用マゼンタ現像剤

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JP2759493B2
JP2759493B2 JP1112230A JP11223089A JP2759493B2 JP 2759493 B2 JP2759493 B2 JP 2759493B2 JP 1112230 A JP1112230 A JP 1112230A JP 11223089 A JP11223089 A JP 11223089A JP 2759493 B2 JP2759493 B2 JP 2759493B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、キャリアと定着用樹脂及び着色剤から成
る、カラー電子写真法に用いられるフルカラー電子写真
用マゼンタ現像剤に関する。
[従来の技術] カラー電子写真用マゼンタトナーの着色剤に求められ
る要求品質として、 1)分光反射特性(色特性)が優れる、つまり鮮明なマ
ゼンタ色を有すること、 2)樹脂に対する分散性が良好で高着色力を有するこ
と、 3)光に対する安定性に優れること、つまりコピーの耐
光性が良好であること、 4)均一な帯電性を有すること、 5)複写機の要求する機能に対してマッチングし、著し
い副作用を与えないこと、例えば定着ローラー表面への
付着、染色性などがある。
従来のカラー電子写真用マゼンタ着色剤として、キナ
クリドン系顔料、チオインジゴ系顔料、キサンテン系染
顔料、アントラキノン系染料、アゾ系染顔料などがあ
る。
例えば、特公昭49−46951号公報には、2,9−ジメチル
キナクリドン顔料の記載が、特開昭55−26574号公報に
はチオインジゴ系顔料に関して、特開昭59−57256号公
報ではキサンテン系染料に関する記載がある。また特公
昭55−42383号公報にはアントラキノン系染料について
記述されている。さらには、特公昭53−47174号公報に
は、キナクリドン系またはローダミン系の着色剤を用
い、適当な結着樹脂との組合せにおけるマゼンタトナー
が記載されている。しかし、いずれの着色剤も1)〜
5)の特性を全て満足する着色剤ではなく、いずれも一
長一短の品質を有している。そのため、マゼンタ用着色
剤として、単独の染顔料に頼るのは、非常に難しく、各
着色剤の短所を補うべく、2種以上の着色剤を併用する
のが現実的である。
例えば、特開昭57−130044号公報、及び特開昭57−13
0046号公報には、2種の油溶性染料を用いたマゼンタト
ナーが記載されている。このマゼンタトナーは、色調は
鮮やかであり、彩度は優れているが、反面加熱ローラー
定着装置に用いるシリコンゴムを汚染する成分が一方の
染料に含まれているため、連続複写により、徐々に定着
シリコンローラーを染着し最終的には、トナーが加熱ロ
ーラーに融着する、いわゆるオフセット現象を惹起する
ことになる。またこれらの油溶性染料の組合せは、トナ
ーの帯電を高めるよりは、低下せしめる方向に効果があ
る。そのため、低温低湿下のチャージアップを十分に防
止する事は可能であり、好ましい画像濃度を保証しう
る。けれども、逆に高温高湿下における帯電不足による
トナー飛散、それによる機内汚染、また低帯電トナーに
よりカブリを生じ画像汚れを生じ易い。
そこで、本出願人らは特公昭61−18234号公報におい
て前述の欠点を補うべく、耐光性の優れたキナクリドン
系顔料に、彩度が高い染料であるキサンテン系染料を着
色剤として併用する新規なマゼンタトナーを提案した。
キナクリドン系有機顔料はやや赤味を有する耐光性及
び帯電安定性に優れた高級顔料であるが、単独添加で
は、マゼンタ色としては十分な性能を有していない。す
なわち、色相に関して理想のマゼンタ色よりも青味部分
の反射が少なく、赤味によっている。鮮明性に関しても
彩度が劣り、鮮やかさが不十分であるなどの短所を有す
るため、単独使用では色再現性に関して、品質が不十分
である。しかし他方トナーとして用いた場合、繰り返し
複写によるキャリア汚染の少なさについては好ましい特
性を有している。
一方、キサンテン系染料とは、いわゆるローダミン系
染料のことであり、蛍光を発し、鮮明な青味系ピンク色
を呈する着色剤である。この染料も単独使用では色味的
にはマゼンタ色として使用不可であるが、鮮明色が得ら
れる、着色力が大きい等の特徴を有している。
しかし、このようなマゼンタトナーにおいても、顔料
−染料併用系故のいくつかの欠点を有している。
先ず第一には、用いる染料と顔料の親和性が悪いた
め、分散工程中、結着樹脂中で相互が反発し合い、色調
の均一化が難しく、多大の分散時間と労力が必要であ
る。また、それぞれの染顔料の結着樹脂への相溶性が一
様でないため、同一の分散時間では、両者が同時に分散
平衡に達することはなく、染料に比べ分散性の劣る顔料
の分散不良か、又は顔料が十分に分散するような長時間
では染料の分離といった状態が発生し易くなる。
結着樹脂中で染料の分離が進むと、染料は樹脂内部に
あるよりもエネルギー的に安定な表面近傍に存在するよ
うになる。このような分散状態のものをトナーとして用
いると、トナー表面に多く存在する染料のために、帯電
の立上り不良や帯電不十分のトナーが多く生じ、カブリ
の原因となり、特に帯電が低くなり易い高温高湿下で
は、機内飛散による汚染やマゼンタのみ画像濃度が高く
なり過ぎて、カラーバランスが取れず、マゼンタ色の強
い不調和のカラー複写画像になるなどの問題点を有して
いる。
さらに、一般のオフィスの机上で用いられる塩化ビニ
ル製のマットに、前記のカラー画像を挟み長時間放置す
ると、トナー中の染料が塩ビマットにマイグレーション
を起こし、転染するという弊害も生じ易くなる。
一方、顔料の分散不良はマゼンタトナーとしての彩
度、明度を低下させる主因となるものであり、カラー複
写画像の色再現範囲を狭ばめることになる。また、同時
にOHP画像の透過性をも妨げることになる。
また近年、複写機画像の高画質化への要求が強くなっ
ている。これに対して、トナーの粒径を細かくして、高
画質を目ざしているが、このトナーの小粒径化によって
もトナーの表面積が増えるので、帯電量が大きくなり、
過大となり易くなる。
また、トナー粒径が細かいので、キャリア粒子の表面
を少ないトナー量で覆ってしまう。それゆえ、トナー濃
度を下げなければ、トナー飛散が生ずるようになり、ま
たトナー濃度を下げると、画像濃度が薄くなってしま
う。
また、粒径が細かいと、トナー相互の接触点が多いの
で、トナーの流動性が悪くなる。そのため、トナー補給
の安定性や、補給トナーへの帯電付与に問題が生じる。
そこで、帯電が過大になるのを防止する目的で導電粉
の添加、低帯電性物質の添加、逆極性物質の添加などが
行われているが、それぞれ欠点を有している。
先ず、導電粉添加では、高湿下での帯電量の低下が顕
著で、画像濃度ムラ、カブリの弊害が生じる。また、導
電粉は、一般に有色であるため、カラートナーの色彩に
悪影響を及ぼす。
また、低帯電性物質の添加(例えば特開昭56−92545
号公報,特開昭60−217368号公報など)では、十分な流
動性付与効果を得るためには、多くの添加量を必要と
し、帯電量を下げ過ぎてしまったり、または、十分な流
動性付与効果が得られないことが多い。
また、逆極性物質の添加では、逆極性物質に粗粒が含
まれていると、トナーがそれを中心として凝集し、逆極
性のトナー塊が生成することがある。このトナー塊は、
非画像部に現像され、画質を悪化させてしまう。よっ
て、粗粒またはトナー塊を除去する工程が必要となる。
又、キャリアにおいては、一般に鉄粉キャリアやフェ
ライトキャリアが実用化されている。ここで、白黒コピ
ーと比較すると、フルカラーコピーにおいては一段と優
れた連続階調性が必要となるにもかかわらず、従来のキ
ャリアでは、多数枚複写後もこの要求を十分満たしてい
るとは言えなかった。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、本発明の目的は上述の如き問題点を解決し
たマゼンタ現像剤を提供するものである。
すなわち本発明の目的は、鮮明色が得られ、着色力が
大きく、かつ耐光性に優れたマゼンタ現像剤を提供する
ものである。
さらに別の目的は、定着時、シリコンゴムローラー等
を染色劣化させないマゼンタ現像剤を提供するものであ
る。
また別の目的は、環境安定性に優れた帯電特性、即ち
低温低湿下においても良好な現像性を維持し、かつ、高
温高湿下においても、適度な現像特性を有するマゼンタ
現像剤を提供することである。
また別の目的は、繰り返し複写によってもキャリアへ
のスペント化しにくいマゼンタ現像剤を提供するもので
ある。
また別の目的は、顔料−染料併用系において、分散性
が良好なマゼンタ現像剤を提供するものである。
また別の目的は、塩化ビニルへの汚染性のないマゼン
タ現像剤を提供するものである。
また別の目的は、結着樹脂に対する相溶性の良好なマ
ゼンタ現像剤を提供するものである。
また別の目的は、フルカラー複写において、色再現性
の優れたマゼンタ現像剤を提供するものである。
[課題を解決するための手段及び作用] すなわち、本発明は、キャリア粒子と、マゼンタトナ
ー粒子及び流動性付与剤が混合されたマゼンタトナーと
の混合物より成るフルカラー電子写真用マゼンタ現像剤
であって、 該キャリア粒子は、平均粒径が20〜60μmであり、 該マゼンタトナー粒子は、少なくともポリエステル樹
脂、フェノール樹脂、キナクリドン系顔料及びキサンテ
ン系染料を含有しており、かつ体積平均粒径が6〜10μ
mであり、 該流動性付与剤として、BET法による比表面積が30〜2
00m2/gの範囲のアルミナ及び/または酸化チタンと、BE
T法による比表面積が80m2/g以上の疎水性シリカとを併
用することを特徴とするフルカラー電子写真用マゼンタ
現像剤に関する。
本発明に用いるマゼンタトナー粒子の粒径は、体積平
均粒径が6〜10μmであり、さらに12.7μm以上の粗粉
が体積平均分布で3.5%以下であり、5.04μm以下の微
粉が個数平均分布で35%以下、より好ましくは30%以下
である。粒径が細かいので、微小な静電潜像に対するト
ナーの付着が忠実であり、静電潜像端部のトナー付着の
乱れが少ない。その結果、高解像度で色再現性の良好な
画像が得られる。特に、デジタル複写機におけるハーフ
トーン域では、微小な潜像であるため、粒径による効果
が大きく良好な画像となる。
本発明のトナーを得る為の製造工程において、樹脂中
に着色剤を分散させる方法としては、ポリエステル樹脂
及びフェノール樹脂,キナクリドン系顔料,キサンテン
系染料の4者を適当に秤量し、同時にヘンシェルミキサ
ー等でプレミックス後、混練に供しても良いし、又は着
色剤をフェノール樹脂であらかじめ処理し、その後プレ
ミックス−混練という工程を用いても良い。本発明にお
いて特に好ましい態様としては、キサンテン系染料をフ
ェノール樹脂で処理し、微細化した処理染料として用い
ることにある。
なぜこのような処理染料が着色剤の分散性向上及び帯
電安定性に大きく寄与しているのか、そのメカニズムは
明確に解明されていないが、本発明者らは以下のごとく
推察している。すなわち、この処理染料は、フェノール
樹脂によりキサンテン系染料を樹脂中に包含,分散させ
たものであり、トナー中にこれらが分散された状態で
は、キサンテン系染料単味としてトナー中に溶解分散し
た形で存在しているのではなく、染色分散されたフェノ
ール樹脂がトナー中に分散して存在していると考えられ
る。この場合、キサンテン系染料はフェノール樹脂に包
み込まれるような状態で保持されており、結着樹脂であ
るスチレン樹脂の方に移行して悪影響を起こすことは殆
どなく、染料単味を使用したトナーと比べて定着用シリ
コン上ローラーの汚染は著しく減少し、かつ耐塩ビ汚染
性も向上する。このように、処理染料が結着樹脂中に均
一に分散している状態をとるため、トナー表面に存在し
た場合、トナーの帯電性を低下させる原因となるキサン
テン系染料は処理しない染料を分散させた場合より大幅
に減少することになる。従って、トナーの帯電性は高温
高湿でも高く維持され、飛散、カブリの悪化は生じにく
くなった、と推察される。また、着色剤の分散が均一に
なったことにより、特にトナーの粒径が小さくなるにつ
れて、着色剤の分散状態の良否が帯電性や色相,彩度な
どの画質に与える影響が大きくなることを考慮すると、
電子写真特性並びに色再現性の点において格段と性能が
向上していることが分かる。また、本発明のトナーは従
来の染料系着色剤を用いたマゼンタトナーに比べ、環境
安定性の点でも一層良好にはなってはいるものの、トナ
ー粒径を微小化した故の帯電過大の傾向は免がれず、特
に、低温低湿下でその傾向が認められ、濃度低下やカブ
リが発生し易い。そこで、本発明者らは低帯電物質であ
るアルミナや酸化チタンを添加することで、さらに環境
安定性を向上させることができた。
これらは、以下に述べる理由によって、30m2/g(約40
mμ)〜200m2/g(約12mμ)の範囲である必要があり、
より好ましくは、80m2/g(約25mμ)〜150m2/g(約15m
μ)の範囲であるのがよい。
例えば、200m2/gよりも大きなBET比表面積を有するア
ルミナや酸化チタンでは、流動性は十分となるが、反面
劣化し易いトナーとなる。劣化は、トナー消費の少ない
状態で複写のランニングが続いた場合に、帯電量が大き
く変化したり、現像剤の流動性が悪くなったりという現
象として表れる。
また、30m2/gよりも小さなBET比表面積を有するアル
ミナや酸化チタンでは、他の流動性付与剤と併用しても
十分な流動性を得にくくなる。また、流動性付与剤の分
散も不十分となり易く、画像にカブリが生じやすい。
また、30〜200m2/gの範囲であっても、疎水性シリカ
と併用しないと弊害が生ずる。30〜100m2/gの範囲で
は、アルミナ,酸化チタンだけの使用では、流動性が不
十分となるので、流動性付与効果の高い疎水性シリカと
併用する必要がある。さらに、100〜200m2/gの範囲で
は、トナーの表面を均一に覆うことができるため、低帯
電性のアルミナ,酸化チタンだけの使用では、帯電量が
下がり過ぎてしまう。それゆえ、負帯電性の疎水性シリ
カと併用する必要がある。
以上のように、負帯電性と流動性付与能力という点
で、疎水性シリカは、アルミナ,酸化チタンを補う働き
をする。そのため、BET比表面積は、80m2/g以上でない
と十分な働きが得られない。より好ましくは150m2/g以
上がよい。
本発明の構成のようにアルミナ,酸化チタンと疎水性
シリカを併用することにより、上記のような帯電量の制
御だけでなく、トナーの小粒径化に伴うその他の弊害も
改善される。
トナーを小粒径化すると、トナーに働くクーロン力や
ファンデルワールス力が、重力,慣性力に比べて相対的
に強くなるので、トナー同士の付着力が強くなり、トナ
ー凝集体が生じ易くなる。これに対してアルミナや酸化
チタンは、帯電に起因する付着力を弱め、トナー凝集体
を生成しにくくする。また、トナーを小粒径化すると、
トナーとキャリアの接触点が増え、キャリアスペントが
起こり易くなる。これに対しても、アルミナや酸化チタ
ンは、キャリアとトナー間の良好なスペーサーとなり、
良い効果を及ぼす。
さらに、アルミナ、酸化チタンと疎水性シリカを併用
すると、それぞれ単独で使用した時よりもトナーの流動
性が良好となり、現像剤の混合性、トナークリーニング
性なども良好となる。
以上のトナーを使用することにより、色相,耐光性及
びローラー染色性を十分満足し、かつ、鮮明なマゼンタ
色が得られる。また、環境安定性という点においても優
れている。しかしながら、高温高湿下で複写機が長時間
稼動していないというような現像剤のチャージがリーク
しがちな状態では、従来のキャリアを用いた現像剤では
トナーの帯電の立上りが遅いことに起因した飛散,カブ
リによる画質劣化を招いた。そこで、本発明において
は、以下のキャリアを用いることでこの問題を解決し
た。すなわち、本発明で用いられるキャリアは、従来の
一般的なキャリアよりも平均粒径は小さく、粒度分布が
シャープであることに特徴がある。小粒径であることに
より、キャリアとトナーの接触回数が増え、トナーの帯
電の立上りが速くなり補給量が増大しても未帯電トナー
が現像されることはなくなる。さらに帯電の立上りが速
くなることにより、高湿下での未帯電トナーによる飛
散,カブリの増加を防止できる。よって、前記のマゼン
タトナーと組み合せることにより、極めて鮮明なマゼン
タ色で、耐光性に優れ、かつ大画像面積のカラー原稿の
連続複写を行っても飛散,カブリの生じない湿度にも強
いマゼンタ現像剤が得られる。
又、粒度分布をシャープにすることにより、小粒径キ
ャリアで応々にして発生する、現像時に微粉キャリアが
トナーと同伴して感光体上へ付着する現象を解決し、粗
粉キャリアによる帯電不良による画質の低下を防いでい
る。
400メッシュパスの超微粉は20重量%以下、好ましく
は16重量%以下である。20重量%を越えると、感光体へ
のキャリアの付着が発生し、又、トナーとの円滑な摩擦
帯電を妨害し、エッジ効果を助長する。350メッシュパ
スの微粉は30重量%以下、好ましくは25重量%以下、よ
り好ましくは20重量%以下である。30重量%を越える
と、トナーの帯電の立上りが著しく悪くなり、エッジ効
果も増大する。
又、250メッシュオンの粗粉量は、画像の鮮鋭度と密
接に相関しており、10重量%を越えると、トナーの非画
像部への飛び散りが増加し、画像の解像力の低下やガサ
ツキを生じ易くなる。そのため、250メッシュオンは10
重量%以下、好ましくは7重量%以下、より好ましくは
5重量%以下である。
キャリアの平均粒径は、20〜60μmが好ましく、より
好ましくは30〜56μmである。20μm未満の平均粒径で
は、トナーのチャージアップによる画像濃度の低下や感
光体へのキャリア付着が増し、60μmを越える平均粒径
は、カラー複写の細線再現性を悪化させることになる。
キャリアの磁気特性は、現像剤の現像特性そして搬送
に大きく影響を及ぼすものである。とりわけカラー複写
に於いては、前述のごとく、画像の均一性や階調性が重
視される。
飽和磁化が75emu/g(3,000エルステッドの印加磁場に
対し)を越える場合には、現像時に、感光体上の静電潜
像に対向した現像スリーブ上でのキャリアとトナーによ
り構成されるブラシ状の穂立ちが固く締った状態とな
り、階調性や中間調の再現が悪くなる。又、55emu/g未
満の場合には、トナー及びキャリアを現像スリーブ上に
保持出来にくくなり、カブリやトナー飛散が悪化すると
いう欠点がある。さらに、キャリアの残留磁化、保持力
が高過ぎると、現像機内の現像剤の搬送が悪くなり、画
像のカスレやベタ画像での濃度不均一などが発生し易く
なる。そのため、残留磁化、保磁力を、それぞれ10emu/
g以下、10以下(3,000エルステッドの印加磁場に対
し)、好ましくは5emu/g以下、6.0以下にすること
が必要である。
以上の様に、本発明において用いられる現像剤は、キ
ャリア粒子と流動性付与剤を含む粒子とから成るが、以
下に各々の構成素材について説明する。
(1)トナー粒子 本発明のトナーは、着色剤としてキナクリドン系顔料
とフェノール樹脂処理したキサンテン系染料を用いてい
るが、その添加量は総着色剤量でトナー100重量部に対
して1〜18重量部であり、好ましくは2〜15重量部であ
る。又、キナクリドン系顔料/キサンテン系染料=100/
1〜100/40であり、好ましくは100/3〜100/20である。キ
ナクリドン系顔料の代表例としては、 などがある。中でも、C.I.Pigment Red 122は、特にマ
ゼンタ用着色剤として適している。
また、キサンテン系染料の代表例としては、 C.I.Basic Violet 10 C.I.Basic Violet 11:1 C.I.Solvent Red 49 が挙げられる。
これらは、いずれも鮮明な青味系ピンク色を有してい
る。C.I.Basic Violet 10及びC.I.Basic Violet 11:1は
塩基性染料であるため、若干の吸湿性があり、また、樹
脂との相溶性を考慮すると、本発明においては、油溶性
であり樹脂との相溶性に優れ、着色力が大きいC.I.Solv
ent Red 49が特に適している。
また、処理染料を得る方法としては、キサンテン系染
料とフェノール樹脂を二本ロールミル,バンバリーミキ
サー,ニーダー,三本ロールミル等で溶融混練せしめ、
10μm以下に微粉砕して得ることができる。または、フ
ェノール樹脂及びキサンテン系染料が溶解し得る溶剤中
で混和分散し、溶剤除去,乾燥後、微粉砕工程を経て得
ることもできる。この場合、同時に本発明のポリエステ
ル樹脂を混練又は溶解せしめ3者を均一な状態に分散
し、前分散トナー組成物をあらかじめ得た後に、キナク
リドン系顔料を加えマゼンタトナーとすることもでき
る。
また、本発明のマゼンタトナーをフルカラー複写機に
用いる場合は、該トナーの定着特性は極めて重要であ
る。定着したカラートナーは、トナー粒子による乱反射
を出来る限り抑え、適度の光沢性や艶が必要である。
また、色再現という観点からは、フルカラー画像はあ
る色のトナー層の上に別の色のトナー層が重なることに
より再現される為に、各トナー層が互いに透明性を有し
ていなければならない。これらを満足し得るトナー用樹
脂として、従来はかなり狭い温度領域で溶解性を示す樹
脂を用いてきた。これらのカラートナーは、定着時、完
全溶融に近い状態までトナー形状が変化することで、光
沢性や色再現性を示してきた。これらの効果は、トナー
の定着特性として、結着樹脂の粘弾性特性における弾性
項よりも粘性項を重視することを意味している。すなわ
ち、加熱時、トナーはより粘性体として挙動し、熱溶融
性が増し、光沢性も得られることになる。しかし、この
ような粘性項重視の結着樹脂設計は、必然的に熱溶融時
の分子間凝集力を低下せしめることになり、定着装置通
過時、熱ロールへのトナーの付着性も増すことになる。
これらは高温オフセット現象を惹起するものである。特
にシリコンゴムローラーを定着ローラーとして用いる場
合、離型用オイル塗布如何によらず、繰返し使用による
本質的なシリコンゴム表面の離型性の低下ゆえに、高温
オフセットが発生し易くなる。しかるに本発明において
は、ポリエステル樹脂と耐オフセット性を有するフェノ
ール樹脂を併用することにより、カラー複写として好ま
しい色再現性と耐オフセット性の両者を満足せしめるこ
とができる。
ポリエステル樹脂及びフェノール樹脂は、ポリマー構
成中に多くの極性基、特にカルボキシル基,カルボニル
基,アルコール性水酸基,フェノール性水酸基などを有
しているため、両者が併存しているポリマーブレンド系
は、それら極性基相互が好ましく影響し合い、良好な相
溶性が得られる。
本発明で用いるポリエステル樹脂において好ましいも
のは、エーテル化ビスフェノールとカルボン酸を組合せ
て得られるものであり、以下にその例を挙げる。エーテ
ル化ビスフェノールとしては、ポリオキシプロピレン
(2・2)−2・2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン,ポリオキシエチレン(2・2)−2・2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの単独又は混合
物であり、2価のカルボン酸としては、テレフタル酸,
フマル酸、C6〜C19の炭化水素基で置換したカルボン酸
としては、n−ドデセニルコハク酸,n−オクチルコハク
酸、3価以上のカルボン酸としては、トリメリット酸,
ピロメリット酸などであり、これらを2種以上組合せて
用いることが好ましい。その得られたポリエステル樹脂
のガラス転移温度は55〜70℃,重量平均分子量は9,000
〜100,000であることが好ましい。また、その酸価は2.0
〜95、好ましくは2〜50であることが肝要である。酸価
2以下であると、摩擦帯電に寄与する官能基数が減少
し、帯電不十分となり易い。また、50以上であると、ポ
リエステル樹脂の水との親和性が増加し、耐湿性が悪く
なる。
本発明で用いるフェノール樹脂は、そのモノマー構成
として以下のフェノール類とアルデヒド類など公知のも
のを組み合せて得たもの全てが使用できる。フェノール
類としては、フェノール,クレゾール,キシレノール,
アルキルフェノール,パラフェニルフェノール,ビスフ
ェノールA等、又、アルデヒド類としては、ホルムアル
デヒド,パラホルムアルデヒド,ヘキサメチレンテトラ
ミン,フルフラール等が挙げられる。
本発明に係るトナーには、荷電特性を安定化するため
に必要に応じて荷電制御剤を添加しても良い。一例を挙
げれば負性トナーの場合には、アントラキノン系のマゼ
ンタ色を有する染料、或いは、アルキルサリチル酸の金
属キレート(例えばジ−ターシャリーブチルサリチル酸
のクロム錯体または亜鉛錯体)の如き有機金属錯体が挙
げられる。正性トナーの場合には、マゼンタ色の塩基性
染料、或いは、それらのレーキ顔料等が使用できる。
(2)流動性付与剤 本発明に用いる流動性向上剤は、2種類のものを併用
するが、そのうち一種類は、BET法による比表面積の測
定で30m2/g以上のアルミナや酸化チタンを用い、もう一
種類は、BET法による比表面積の測定で80m2/g以上の疎
水性シリカを用いる。
アルミナ,酸化チタンは、気相法によって比較的容易
に細かい粒度のものを得ることができるが、製造法とし
て特別な制約はない。ただし、粒子の形状が板状,針状
となるものは好ましくない。
また、表面疎水化処理は、行っても行わなくてもよ
い。また、結晶構造についても特別な制約はない。
疎水性シリカは、疎水化度がある程度以上である方が
流動性付与効果が大きく良好であるが、本発明に用いる
場合の特別な制約はない。
流動性向上剤の適用量は、トナー分級品100重量部に
対して0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部であ
る。0.01重量部未満では流動性向上に効果はない。また
10重量部を越えるとカブリや文字のにじみ、機内飛散を
助長し、特に、カラートナーの場合、OHP画像にしたと
き、色の鮮明さが失われてしまう。
(3)キャリア粒子 本発明に使用されるキャリアとしては、本発明の要旨
を妨げない範囲で公知の材料を用いることができ、例え
ば表面酸化または未酸化の鉄、ニッケル、銅、亜鉛、コ
バルト、マンガン、クロム、希土類等の金属及びそれら
の合金または酸化物及びフェライトなどであり、好まし
くは、亜鉛、銅、ニッケル、コバルトの金属から選ばれ
たフェライトが使用できる。又その製造方法として特別
な制約はない。
又、上記キャリアの表面を樹脂等で被覆することも可
能である。その方法としては、樹脂等の被覆材を溶剤中
に溶解もしくは懸濁せしめて塗布しキャリアに付着せし
める方法、単に粉体で混合する方法等、従来公知の方法
がいずれも適用できる。
キャリア表面への固着物質としてはトナー材料により
異なるが、例えばポリテトラフルオロエチレン、モノク
ロロトリフルオロエチレン重合体、ポリフッ化ビニリデ
ン、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ジ−ターシャ
ーリーブチルサリチル酸の金属錯体、スチレン系樹脂、
アクリル系樹脂、ポリアミド、ポリビニルブチラール、
ニグロシン、アミノアクリレート樹脂、塩基性染料及び
そのレーキ、シリカ微粉末、アルミナ微粉末などを単独
或いは複数で用いるのが適当であるが、必ずしもこれに
制約されない。
上記化合物の処理量は、キャリアが前記条件を満足す
るよう適宜決定すれば良いが、一般には総量で本発明の
キャリアに対し0.1〜30重量%(好ましくは0.5〜20重量
%)が望ましい。
本発明においては、特に好ましい態様としては、Cu−
Zn−Feの3元系のフェライトであり、その表面をフッ素
系樹脂やスチレン系樹脂の如き樹脂を単独あるいは複数
を組合せてコーティングしたコートフェライトキャリア
が好ましく使用できる。本発明者らが鋭意研究した結
果、スチレン系樹脂を用いて、キャリアに対して0.01〜
5重量%、好ましくは0.1〜1重量%コーティングした
コートフェライトキャリアが特に良好であった。
該スチレン系樹脂としては、以下のような共重合体が
挙げられる。例えばスチレン−アクリル酸2−エチルヘ
キシル(20:80〜80:20)、スチレン−アクリル酸2−エ
チルヘキシル−メタクリル酸メチル(20〜60:5〜30:10
〜50)等である。
本発明におけるキャリアの粒度分布の測定法は以下の
通りである。
1.試料約100gを0.1gの桁まで計りとる。
2.篩は、100Meshから、400Meshの標準篩(以下篩とい
う)を用い、上から100,145,200,250,350,400の大きさ
の順に積み重ね底には受け皿を置き、試料は一番上の篩
に入れてふたをする。
3.これを振動機によって水平旋回数毎分285±6回、振
動回数毎分150±10回で15分間ふるう。
4.ふるった後、各篩及び受け皿内の鉄粉を0.1gの桁まで
計り取る。
5.重量百分率で少数第2位まで算出し、JIS−Z8401によ
って少数第1位まで丸める。
ただし、篩の枠の寸法は篩面から上の内径が200mm、
上面から篩面までの深さが45mmであること。
各部分の鉄粉の重量の総和は、始め取った試料の質量
の99%以下であってはならないこと。
また、平均粒径は、上述の粒度分布測定値より、下式
に従って求める。
キャリアの磁気特性の測定としてその装置は、BHU−6
0型磁化測定装置(理研測定製)を用いる。
測定試料は約1.0g秤量し、内径7mmφ、高さ10mmのセ
ルに詰め、前記の装置にセットする。
測定は、先ず印加磁場を徐々に加え最大3,000エルス
テッドまで変化させる。次いで、印加磁場を減少せし
め、最終的に記録紙上に試料のヒステリシスカーブを得
る。これより、飽和磁化,残留磁化,保磁力を求める。
[実施例] 以下実施例をもって本発明を詳細に説明する。尚、キ
ャリアは第1表〜のものを調整し、使用した。
実施例1 以上の処方をロールミルで溶融混練し、冷却後、ジェ
ットミルで微粉砕,分級し、平均粒径8.2μmの分級品
を得た。この分級品にBET法による比表面積が100m2/gで
あるアルミナ微粉体0.3部とBET法による比表面積が250m
2/gであり、ヘキサメチレンジシラザンで疎水化処理し
たシリカ微粉体0.5部を合わせて外添し、マゼンタトナ
ーとした。このトナーをキャリア(第1表)と混合
し、トナー濃度4.5%の現像剤とした。
この現像剤を使用して、第1図に示すOPC感光ドラム
を有した、カラー電子写真装置を具備したフルカラー複
写機(CLC−1、商品名)キヤノン製を用いて複写試験
を行った。
得られた複写物の色調は鮮明なマゼンタ色であり、彩
度とも十分な品質を有している。複写機でマゼンタ単色
で連続1万枚コピーしたが、シリコンゴム製定着ローラ
ー表面には着色剤による染色は認められなかった。ま
た、コピー耐光制を観るため、フェードメーター(商品
名スーパーフェードメーター;スガ試験機社製)を用い
て強制照射テストを行った。40hrでは全く変化なく、耐
光性は問題ないことが分った。
さらに同様の複写耐久試験を30℃,80%の高温高湿下
で5,000枚行ったが、機内飛散やカブリの悪化は生じな
かった。また、15℃,10%の低温低湿下においても同様
の複写耐久試験を行ったが、1万枚の複写でも十分な画
像濃度であった。
比較例1 以上の処方で実施例1と同様にしてトナーを作製し、
キャリア(第1表)と組合せてトナー濃度4.5%の現
像剤として評価した。複写耐久試験を1万枚行ったとこ
ろ、低温低湿下(15℃,10%)及び高温高湿下(30℃,80
%)ともに画像濃度低下やカブリ,飛散は殆ど認められ
なかったものの、複写画像の色味では色相が赤側へシフ
トし、彩度が劣り、かなりくすんだ色調となり、鮮明な
マゼンタ色は得られなかった。
比較例2 流動性付与剤として、BET法による比表面積が100m2/g
であり、ジメチルジクロルシランで疎水化処理したシリ
カ微粉体0.8部だけを使用したことを除いては、実施例
1と同様に行ったところ、低温低湿下において、画像濃
度が低下し、複写のランニングが進むにつれてさらに著
しくなった。
比較例3 流動性付与剤として、BET法による比表面積が120m2/g
であるアルミナ微粉体0.7部だけを使用したことを除い
ては、実施例1と同様に行ったところ、複写のランニン
グ中のトナー飛散が著しく、また、画像にカブリを生じ
た。その後、トナー濃度を4%に下げて、同様に行った
が、トナー飛散とカブリは不満足なレベルであった。
比較例4 流動性付与剤として、BET法による比表面積が20m2/g
であるアルミナ微粉体0.3部とBET法による比表面積が25
0m2/gであり、ヘキサメチルジシラザンで疎水化処理し
たシリカ微粉体0.5部をあわせて使用したことを除いて
は、実施例1と同様に行ったところ、キャリア粒子との
混合状態が悪く、十分摩擦帯電していないトナー粒子が
生じ、複写のランニングが500枚程度進んだあたりから
画像にカブリが目立つようになった。また、その後、ト
ナー濃度の制御も不安定となったので、ランニングテス
トを中止した。
実施例2 以上の処方で、実施例1と同様にトナー作製し、平均
粒径7.8μmの分級品を得た。この分級品に、BET法によ
る比表面積が100m2/gであるアルミナ微粉体0.3部とBET
法による比表面積が300m2/gでありヘキサメチレンジシ
ラザンで疎水化処理したシリカ微粉体0.5部を合わせて
外添し、マゼンタトナーとした。このトナーをキャリア
(第1表)と混合し、トナー濃度4.5%の現像剤とし
た。実施例1と同様の複写耐久試験を行ったが、得られ
た複写画像は色味(色相,彩度)、耐光性、ローラー染
色性とも十分満足すべきものであった。また、30℃,80
%の高温高湿下及び15℃,10%の低温低湿下で各々1万
枚の複写耐久試験を行ったが、カブリ,飛散,画像濃度
の低下は殆ど認められなかった。
比較例5 キャリア(第1表)を用いた以外は実施例2と同様
にして現像剤を作製し、評価した。色味,耐光性は問題
なかったものの、23℃,60%の常温常湿下では2,000枚で
カブリ,機内飛散が発生した。
又、耐久中にトナーによるキャリアのスペント化が発
生し、摩擦帯電能が低下することにより、1万枚で機内
飛散がひどくなった。さらに、30℃,80%の高温高湿下
で5,000枚の複写耐久試験を行ったが、1,000枚でカブ
リ,飛散が著しく悪化した。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明により得られた現像剤を
使用することにより、大画像面積のカラー原稿の連続複
写を行っても飛散、カブリが発生せず、環境変動がな
く、良好な画像が得られ、耐光性が向上し、極めて鮮明
なマゼンタ色を得ることができ、本発明が工業的に非常
に有用であることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカラートナーが適用されるカラー電子
写真複写機を概略的に示した断面図を示した図である。 1……感光ドラム、2……回転現像装置 3……補給ホッパー、4……補給ケーブル 5……転写ドラム、6……クリーナー 7……定着装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−9466(JP,A) 特開 昭62−15557(JP,A) 特開 昭58−1157(JP,A) 特開 昭63−301960(JP,A) 特開 昭62−297857(JP,A) 特開 昭61−148457(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリア粒子と、マゼンタトナー粒子及び
    流動性付与剤が混合されたマゼンタトナーとの混合物よ
    り成るフルカラー電子写真用マゼンタ現像剤であって、 該キャリア粒子は、平均粒径が20〜60μmであり、 該マゼンタトナー粒子は、少なくともポリエステル樹
    脂、フェノール樹脂、キナクリドン系顔料及びキサンテ
    ン系染料を含有しており、かつ体積平均粒径が6〜10μ
    mであり、 該流動性付与剤として、BET法による比表面積が30〜200
    m2/gの範囲のアルミナ及び/または酸化チタンと、BET
    法による比表面積が80m2/g以上の疎水性シリカとを併用
    することを特徴とするフルカラー電子写真用マゼンタ現
    像剤。
  2. 【請求項2】前記キャリア粒子は、350メッシュパスの
    微粉量が30重量%以下、400メッシュパスの超微粉量が2
    0重量%以下、250メッシュオンの粗粉量が10重量%以下
    であり、3,000エルステッドの印加磁場に対する飽和磁
    化が55〜75emu/gであり、残留磁化が10emu/g以下であ
    り、保磁力が100e以下であることを特徴とする請求項1
    に記載のフルカラー電子写真用マゼンタ現像剤。
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