JP2769557B2 - 止め輪 - Google Patents

止め輪

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JP2769557B2 JP63242607A JP24260788A JP2769557B2 JP 2769557 B2 JP2769557 B2 JP 2769557B2 JP 63242607 A JP63242607 A JP 63242607A JP 24260788 A JP24260788 A JP 24260788A JP 2769557 B2 JP2769557 B2 JP 2769557B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は軸に嵌着された被取付部品、或いは、穴に嵌
着された被取付部品が軸心方向に移動、或いは脱落する
ことを防止する軸用或いは穴用の止め輪に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
軸用の止め輪、或いは、穴用の止め輪についてはJIS
規格が規定されており、一般に、JIS規格品が使用され
ている。
第20図は、軸Sの外周面に周設された挿入溝1に、JI
S規格で制定された軸用のE型止め輪Cが軸Sの側面か
ら挿入される状態を示す一部破断正面図である。
止め輪Cは円周方向の一箇所に切欠部が設けられ、此
の切欠部を挿入溝1に押し付けて切欠部の巾を拡大し、
内周面2を挿入溝1に嵌着する。
止め輪Cが挿入溝1に嵌着されるためには、止め輪C
の厚さ寸法tが挿入溝1の巾寸法Tよりも小さくなけれ
ばならないが、両寸法の差(T−t)は挿入溝1と止め
輪Cとの間の遊隙となり、止め輪Cが軸方向にがたつく
原因となるので出来るだけ小さくすることが望ましい。
かかる理由から、寸法T及びtにはそれぞれ寸法交差
が設けられ、遊隙の量は制限されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
寸法交差内に製作された挿入溝1に寸法公差内に製作
された止め輪Cを嵌着した場合、実際的な遊隙は8φの
軸受の場合において約0.1mmとなり、被取付部品の軸方
向の移動を阻止するために使用される止め輪Cが0.1mm
前後の巾でがたつきを生ずる虞れがある。
遊隙をこれ以上小さくすると、部品製作費が高価につ
く弊害と、止め輪Cを挿入溝に嵌着し難くなる弊害を生
ずる。
かかる問題は、軸用の止め輪に限らず、穴用の止め輪
においても同様に生ずる問題である。
本発明は、かかる課題を解決するために成されたもの
であり、止め輪と挿入溝との遊隙を無くすると共に、挿
入溝に容易に取付けることができる止め輪を提供するも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、軸用の止め輪において
は、両側面のうち少なくとも一方の側面に、軸の挿入溝
に挿入されたときに上記挿入溝の側壁の外周縁近くに位
置する環状突起(或いは上記挿入溝の側壁の外周縁近く
に位置する円周に沿って配設される多数箇の突起)を設
ける。
環状突起(或いは多数箇の突起)の高さは上記挿入溝
の内壁面と止め輪との間に生じる隙間よりも僅かに大き
い寸法であり、上記環状突起には挿入方向に向かって低
くなる挿入案内面を形成する。
上記の軸用の止め輪には、止め輪に形成された切欠部
の反対側の外周面に押圧工具用の受け面を刻設すること
ができる。
穴用の止め輪においては、両側面のうち少なくとも一
方に、穴の挿入溝に挿入されたときに上記挿入溝の側壁
の内周縁近くに位置する環状突起(或いは上記挿入溝の
側壁の内周縁近くに位置する円周に沿って配設される多
数箇の突起)を設ける。
環状突起(或いは多数箇の突起)の高さは穴の挿入溝
の内壁面と止め輪との間に生じる隙間よりも僅かに大き
い寸法であり、上記環状突起には挿入方向に向かって低
くなる挿入案内面を形成する。
〔作 用〕
止め輪を挿入溝に嵌着するとき、止め輪の一方の側面
又は両側面に設けられた環状突起又は多数箇の突起が挿
入溝の両側壁に当たり、環状突起又は多数箇の突起には
挿入案内面が設けられているので弾性圧縮されて挿入溝
内に嵌入する。
止め輪が挿入溝内に嵌入した後においても、環状突起
又は多数箇の突起が挿入溝の側壁を弾性的に押圧接触す
るので、止め輪はがたつかない。
又、環状突起或いは多数箇の突起は側壁の周縁近くに
設けられているので、止め輪の傾動を阻止する効果があ
る。
止め輪を挿入溝に嵌入する場合、環状突起又は多数箇
の突起が弾性圧縮されるため嵌入圧が必要となるが、軸
用E型の止め輪においては受け面に工具を押し付けると
嵌入が容易となる。
此の受け面は、環状突起又は多数箇の突起を設けない
軸用E型の止め輪にも適用できる。
〔実施例〕
本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。
第1図は、E型に相当する軸用の止め輪Aの正面図、
第2図は、軸Sに周設された挿入溝1に嵌着された止め
輪Aの縦断面図である。
同図において、軸Sは直径寸法d1なる外周面に直径寸
法d2なる挿入溝1が周設される。
止め輪Aは、寸法d2よりも僅かに小さい内径寸法の内
周面2を有し、内周面2に対して略直角な側面3,4を有
する輪状体で、此の輪状体の一箇所に巾寸法d3なる切欠
部5が設けられる。
この巾寸法d3は挿入溝1の直径寸法d2よりも小さい
が、止め輪Aが弾性を有する材質より構成されているた
め、切欠部5を挿入溝1に押し付けて切欠部5を弾性限
界内で拡げた場合に切欠部5の巾寸法d3を挿入溝1の直
径寸法d2よりも大きくして内周面2を挿入溝1に嵌着す
ることができる。
切欠部5の拡大を容易ならしめるため、止め輪Aの内
周面2の2箇所にぬすみ部6が設けられる。
又、止め輪Aを挿入溝1に押し付け易くするために、
切欠部5の反対側の外周面に工具押圧用の凹状の受け面
7が刻設される。
受け面7を凹状としたのは、押圧する工具の先端が横
方向に逃げないようにしたためであるが、工具先端が平
面であれば受け面7の形状を凹状でなく平面状にしても
かまわない。
しかし、受け面7を凹状とした場合には、受け面7が
ぬすみ部6と同様に止め輪Aの弾性変形を助長する効果
が大きくなる利点がある。
第2図及び第2図の部分拡大図である第3図に示すよ
うに、側面3には、軸Sの外周面直径d1よりも僅かに小
径の環状突起8が周設される。
環状突起8には、挿入溝1への挿脱を容易にするため
に、挿脱方向に向けて低くなる傾斜面をもった挿入案内
面8a,8aが形成され、止め輪Aを挿入溝1に挿入すると
きに、挿入溝1の角部が挿入案内面8aに当たり、環状突
起8が弾性圧縮を生じながら止め輪Aが挿入溝1に円滑
に挿入されるようになっている。
環状突起8の高さは、側面4の端面より環状突起8の
先端までの寸法が挿入溝1の巾寸法Tの公差内における
最大寸法よりも僅かに大きい寸法となるように決められ
ている。
以上のように構成された止め輪Aを挿入溝1に取付け
るには、止め輪Aの切欠部5の端面を挿入溝1に当て、
受け面7に工具を押し当てると、切欠部5の巾が拡大し
て内周面が挿入溝1に嵌入する。
止め輪Aが挿入溝1に嵌入するとき、挿入溝1の角部
に当たった挿入案内面8aに環状突起8を圧縮する分力が
働き、環状突起8が弾性圧縮されて止め輪Aが挿入溝1
に嵌着される。
挿入溝1に嵌着された止め輪Aは挿入溝1の側壁に押
圧接触しているので、止め輪Aは挿入溝1に対して遊隙
がなく、しっくり嵌着される。
従って、止め輪Aはがたつくことなく被取付部品Pの
移動を阻止する。
以上の説明では、環状突起8を側面3に設けたが、側
面3に設けないで側面4に設けもよい。
第4図は、側面3及び側面4に環状突起8を設けた止
め輪A1及び軸Sの縦断面図である。
かかる場合には、側面3及び側面4に設けられた環状
突起8に弾性変形が生ずるため、それぞれの環状突起8
に生ずる弾性変形量が半減される利点がある。
環状突起8を設けた止め輪A或いはA1は、挿入溝1に
挿入されるとき、環状突起8が弾性圧縮するために、従
来の止め輪に較べて僅かに挿入抵抗が増加するが、工具
で受け面7を押圧するようにして止め輪A或いはA1の挿
入を容易にした。
この受け面7は、第5図及び第6図に示すように、環
状突起8を設けない従来のE型止め輪Cにも設けること
ができ、止め輪Cを挿入溝1に押圧して取付ける際に、
工具による押圧を容易にし、且つ、止め輪Cの弾性変形
を容易にする効果がある。
第7図は、止め輪Aの変形例を示す止め輪A2の正面図
である。
止め輪A2は、ぬすみ部6の代りに、切欠部5の近傍に
2個のぬすみ9を設けたE型の止め輪であり、切欠部5
の近傍の変形が大きいのが特徴である。
第8図は、別の変形例を示す止め輪A3の正面図で、ぬ
すみ部6の代りに、切欠部5の反対側にT字型のぬすみ
部10を設けたE型の止め輪である。
止め輪A2,A3はいずれも内周面2にぬすみ部9,10を設
けて切欠部5の拡大を容易にしたが、止め輪の材質が弾
性に富む材質より成る場合には、第9図に示すように、
内周面2にぬすみ部を設けないで、受け面7だけを利用
して弾性変形せしめる止め輪A4としてもよい。
止め輪A2,A3,A4のいずれの場合にも、側面3又は4の
いずれか一方又は両方に環状突起8が設けられることは
止め輪A又はA1の場合と同様である。
第10図は、止め輪Aの断面形状の変形例を示す縦断面
図で軸Sに取付けられた被取付部品Pの側の側面4の外
径を大きくした止め輪A5を示す。
止め輪A5は、被取付部品Pの外径が大きく、被取付部
品Pを広い受圧面で受けなければならない場合に使用さ
れる。
第11図は別の変形例を示す縦断面図で、大径で且つ厚
肉の止め輪の側面3にぬすみ部11を設けた止め輪A6を示
す。
このぬすみ部11は、止め輪の材質を例えばポリアセタ
ール系樹脂等のプラスチック材とした場合に、製造過程
において生ずるプラスチック材特有のひけを防止するた
めに設けられたものである。
第12図は更に異なる変形例を示す縦断面図で、側面3
の外周縁部に側面3より突出する突出部12を設けた止め
輪A7を示す。
止め輪A7は、止め輪A7の外周面を押圧して挿入溝1に
嵌着する場合に、外周面の巾が広い方が手作業又はツー
ル作業が行い易い利点がある。
以上述べた止め輪A5,A6及びA7の断面形状は、E型止
め輪に限らず、後述するC型止め輪についても同様に用
いることができる。
第13図は、軸Sの端部から嵌着される軸用C型の止め
輪A8を示す。
止め輪A8は、切欠部5よりも巾の狭い切欠部13が設け
られ、切欠部13の両側に外周面より突出する工具掛け用
の突起14が設けられ、両突起14,14の間に切欠部13より
も巾の広い工具受入用の凹部15が形成される。
側面3及び側面4のいずれか一方に、又は、両方に環
状突起8が設けられることは止め輪Aと同様である。
止め輪A8を挿入溝1に取付けるには、止め輪A8の凹部
15に、先端が拡大する工具を挿入し、工具の先を開いて
止め輪A8の内周面2の内径寸法を軸Sの外周面の直径寸
法よりも大きい寸法に拡大し、止め輪A8を軸Sの端部よ
り挿入して挿入溝1に嵌入せしめる。
第14図は、止め輪Aの環状突起8の変形例を示す正面
図であり、円弧に沿って連続した環状突起8を断続的に
配列された突起16とした止め輪Bを示す。
突起16は、軸Sの外周面よりも僅かに小径の円周上に
多数配列され、止め輪Bが軸Sの挿入溝1に挿入された
ときに、挿入溝1の側壁の外周縁近くに突起16が当接す
る。
突起16の断面形状は、第3図に示す環状突起8と同様
に、両側面に挿入案内面8aが形成され突起16の高さは、
環状突起8と同様に、挿入溝1内に挿入されたときに突
起16が弾性圧縮を受ける寸法となっている。
輪状体の1箇所を切断する切欠部5,内周面2に設けら
れたぬすみ部6及び切欠部5の反対側の外周面に設けら
れる受け面7に関しては止め輪Aと同様である。
第15図は、軸Sの挿入溝1に嵌着された止め輪Bの縦
断面図を示す。
突起16が挿入溝1の側壁を弾性的に押圧し、止め輪B
が挿入溝1内でがたつかないことは止め輪Aと同様であ
る。
又、突起16は側面3に設けないで側面4に設けてもよ
く、又、側面3及び側面4に設けてもよい。
又、上述した止め輪A1〜A8についても、環状突起8に
代えて突起16を設けてもよい。
第16図は、軸用C型の止め輪B1に、環状突起8に代え
て突起16を設け、工具掛け用の突起14,14の間に凹部15
を設けないで、両突起14に工具先端を差込む孔17を設け
た止め輪B1を示す。
止め輪B1を挿入溝1に取付けるには、先の開く工具の
先端を孔17に挿入し、工具の先を開いて内周面2を軸S
の外周面の直径寸法より拡大し、止め輪B1を軸Sの端部
より挿入して挿入溝1に嵌着する。
挿入溝1に嵌着された止め輪B1の突起16が挿入溝1の
側壁を弾性的に押圧し、止め輪B1が挿入溝1内でがたつ
かないことは止め輪Bの場合と同様である。
以上述べたように、軸用の止め輪A〜A8,B及びB1を挿
入溝1内でがたつかせない環状突起8及び突起16は穴用
の止め輪にも同様に設けることができる。
第17図は穴用の止め輪Dの正面図、第18図は部品Mの
穴Hに周設された挿入溝18に嵌着された止め輪Dの縦断
面図を示す。
止め輪Dは、挿入溝18の内径寸法よりも僅かに大きい
外径寸法をもった外周面19と、外周面19に略直角な側面
3,4を有する輪状体に、該輪状体の一箇所を切断する切
欠部20を設け、切欠部20の両側に内周面より突出する突
起部21,21が設けられ、両突起部21には工具の先端が挿
入される孔22が穿設される。
側面3には、挿入溝18の側壁の内周縁近くに接する環
状突起8が設けられる。
環状突起8の形状は、第3図に示す止め輪Aの環状突
起8と同一形状を成し、両側面に挿入案内面8aが形成さ
れている。
環状突起8の高さは、挿入溝18に挿入された止め輪D
の環状突起8が挿入溝18の側壁に押圧され弾性圧縮を受
ける高さ寸法である。
以上のように構成された穴用の止め輪Dを挿入溝18に
挿入するには、2個の孔22に工具の先端を挿入し、工具
の先端間隔を狭くすると、外周面19の外径寸法が部品M
の穴Hの直径よりも小さくなり、止め輪Dを穴H内に挿
入して挿入溝18の位置で工具の先端を開くことにより止
め輪Dを挿入溝18に嵌入する。
止め輪Dが挿入溝18に嵌入するとき、止め輪Dの挿入
案内面8aが挿入溝18の側壁の角部に当たり、環状突起8
が弾性圧縮されながら挿入溝18内に嵌入する。
そして、止め輪Dが挿入溝18に挿入された後において
も、環状突起8が弾性的に挿入溝18の側壁に押圧接触す
るので、止め輪Dは挿入溝18内でがたつくことはない。
上記の説明では、環状突起8を側面3に設けたが、側
面3でなく側面4に設けることができるし、又、第19図
の縦断面図に示すように、側面3及び側面4に設けた止
め輪D1としてもよい。
又、環状突起8の代りに、環状突起8と同じ円弧状の
突起16を多数箇配列してもよいことは止め輪Bと同様で
ある。
以上述べてきた軸用の止め輪A〜A8,B,B1及びDの材
質は、従来の止め輪と同様にばね鋼やばね用ステンレス
鋼などの金属材とすることができるが、成形が容易で且
つ弾性に富む材質として例えばポリアセタール系樹脂等
のプラスチック材とすることができる。
金属製の止め輪では、例えば固定された軸に対して被
取付部品が回転する場合に、被取付部品に接触している
止め輪が回転して軸との間に金属性の軋み音を発生する
問題があったが、止め輪をプラスチック材とした場合に
は、此の軋み音を生じない利点がある。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を生ずる。
(1) 従来の止め輪では、寸法公差内に製作しても止
め輪と挿入溝との間に遊隙を生じるので、止め輪ががた
つき或いは倒れを生じ、被取付部品を垂直に保持できな
い問題があったが、本発明の止め輪では、環状突起(或
いは多数箇の突起)により上記の遊隙が無くなるので、
かかる問題を解消した。
(2) 本発明の止め輪が挿入溝に挿入されるときに環
状突起又は突起に生ずる弾性圧縮により挿入抵抗が増加
するが、環状突起又は突起に挿入案内面を設けて挿入抵
抗を小さくし、止め輪を挿入し易くした。
又、軸用E型の止め輪においては、押圧工具の受け面
を設けて、止め輪を押圧挿入し易くした。
この押圧工具の受け面は、環状突起或いは突起を有し
ない従来の軸用E型の止め輪にも効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第19図は本発明の実施例を示し、 第1図は軸用E型の止め輪の正面図、 第2図は同上の止め輪の縦断面図、 第3図は第2図の部分拡大図、 第4図は両側面に環状突起を設けた軸用E型の止め輪の
縦断面図、 第5図は受け面を設けた軸用E型の止め輪の正面図、 第6図は第5図の縦断面図、 第7図及び第8図はそれぞれぬすみ部の形状の異なる軸
用E型の止め輪の正面図、 第9図はぬすみ部のない軸用E型の止め輪の正面図、 第10図〜第12図はそれぞれ断面形状の異なる軸用E型の
止め輪の縦断面図、 第13図は軸用C型の止め輪の正面図、 第14図は側面に突起を設けた軸用E型の止め輪の正面
図、 第15図は同上の止め輪の縦断面図、 第16図は側面に突起を設けた軸用C型の止め輪の正面
図、 第17図はC型穴用の止め輪の正面図、 第18図は同上の縦断面図、 第19図は両側面に環状突起を設けたC型穴用の止め輪の
縦断面図、 第20図は従来の軸用E型の止め輪と軸の挿入溝との関係
を示す一部破断側面図である。 A〜A8,B,B1,C,D.D1……止め輪、S……軸、P……被取
付部品、M……部品、H……穴、1……挿入溝、2……
内周面、3,4……側面、5……切欠部、7……受け面、
8……環状突起、8a……挿入案内面、13……切欠部、16
……突起、18……挿入溝、19……外周面、20……切欠
部。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸の外周面に周設された挿入溝に嵌着され
    る内周面を有し、該内周面に略直角な両側面を有する輪
    状体に、該輪状体の一箇所を切断する切欠部を設けた軸
    用の止め輪において、 上記両側面のうち少なくとも一方の側面に、上記挿入溝
    に挿入されたときに上記挿入溝の側壁の外周縁近くに位
    置する環状突起を設け、 該環状突起の高さは上記挿入溝の内壁面と止め輪との間
    に生じる隙間よりも僅かに大きい寸法であり、上記環状
    突起には挿入方向に向かって低くなる挿入案内面が形成
    されることを特徴とする軸用の止め輪。
  2. 【請求項2】軸の外周面に周設された挿入溝に嵌着され
    る内周面を有し、該内周面に略直角な両側面を有する輪
    状体に、該輪状体の一箇所を切断する切欠部を設けた軸
    用止め輪において、 上記両側面のうち少なくとも一方の側面に、上記挿入溝
    に挿入されたときに上記挿入溝の側壁の外周縁近くに位
    置する円周に沿って多数箇の突起を配設し、 該突起の高さは上記挿入溝の内壁面と止め輪との間に生
    じる隙間よりも僅かに大きい寸法であり、上記突起には
    挿入方向に向かって低くなる挿入案内面が形成されるこ
    とを特徴とする軸用の止め輪。
  3. 【請求項3】上記止め輪には、上記切欠部の略反対側の
    外周面に押圧工具用の受け面を刻設したことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の軸用の止め輪。
  4. 【請求項4】穴の内周面に周設された挿入溝に嵌着され
    る外周面を有し、該外周面に略直角な両側面を有する輪
    状体に、該輪状体の一箇所を切断する切欠部を設けた穴
    用の止め輪において、 上記両側面のうち少なくとも一方の側面に、上記挿入溝
    に挿入されたときに上記挿入溝の壁側の内周縁近くに位
    置する環状突起を設け、 該環状突起の高さは、上記挿入溝の内壁面と止め輪との
    間に生じる隙間よりも僅かに大きい寸法であり、上記環
    状突起には挿入方向に向かって低くなる挿入案内面が形
    成されることを特徴とする穴用の止め輪。
  5. 【請求項5】穴の内周面に周設された挿入溝に嵌着され
    る外周面を有し、該外周面に略直角な両側面を有する輪
    状体に、該輪状体の一箇所を切断する切欠部を設けた穴
    用の止め輪において、 上記両側面のうち少なくとも一方の側面に、上記挿入溝
    に挿入されたときに上記挿入溝の側壁の内周縁近くに位
    置する円周に沿って多数箇の突起を配設し、 該突起の高さは、上記挿入溝の内壁面と止め輪との間に
    生じる隙間よりも僅かに大きい寸法であり、上記突起に
    は挿入方向に向かって低くなる挿入案内面が形成される
    ことを特徴とする穴用の止め輪。
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