JP2766000B2 - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体素子の製造方法に係り、特に素子分離
領域の形成方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の素子分離領域の形成方法は「特公昭56
−40491号公報」に開示されるものがある。このような
素子分離領域の形成には、エンゼークーイ等が発表した
選択酸化法(LOCOS法)が多く採用されている。然る
に、このLOCOS法は、バーズビークが発生し、素子寸法
を変動させるため、素子分離領域の微細化が困難になる
という欠点があった。そこで、素子分離領域のシリコン
酸化膜をエッチバックすることで、バーズビークを減少
させ、素子分離領域を形成する、所謂改良LOCOS法が提
案されている。以下、第2図に従って、上記改良LOCOS
法による素子分離領域の形成方法について述べる。尚、
第2図は工程断面図を示す。
先ず、シリコン基板21上に、乾式熱酸化法を用いてパ
ッド酸化膜22を300Å厚程度成長させ、更に、この上に
減圧CVD法を用いて、シリコン窒化膜23を1500Å厚成長
させる。(第2図a)。
次に、通常のホトリソ・エッチング技術を用いて、素
子形成領域及び素子分離領域を決定するレジスト(図示
略す)のパターニングを行なう。その後、上記パターン
化されたレジストをマスクとして、上記シリコン窒化膜
23にRIE法による異方性エッチングを施し、素子分離領
域となる開口部24を形成する。続いて、シリコン窒化膜
23をマスクとして、開口部24よりチャネルストップ用の
不純物(ボロン:B+)をシリコン酸化膜22を通して基板2
1表面部にイオン注入し、高濃度のチャネルストップ層2
5を形成する(第2図b)。
次いで、高温湿式熱酸化法を用いて、開口部24に、フ
ィールド酸化膜26を6000Å程度膨張酸化させる。このと
き同時に、シリコン窒化膜23の表面には、シリコン酸化
膜27が被着される(第2図c)。
その後、上記シリコン酸化膜27を、フッ酸系溶液で除
去する。このとき同時に、シリコン酸化膜27近傍のフィ
ールド酸化膜26の部分も除去される。更に、熱リン酸に
よりシリコン窒化膜23を除去し、フッ酸系溶液でパッド
酸化膜22も除去する。しかる後、バーズビークを減少さ
せるためフッ酸系溶液によりフィールド酸化膜26の上面
を1500Å厚程度エッチング除去し、素子分離領域を完成
していた(第2図d)。
〔発明が解決しようとする課題〕
然し乍ら、従来素子分離領域の形成方法においては、
シリコン窒化膜23の応力が弱いため、フィールド酸化膜
26が、シリコン窒化膜23を押し上げて膨張酸化し、バー
ズビークが生成される(第2図c)ため、素子分離領域
と素子形成領域との遷移領域に、フィールド酸化膜26の
くぼみ30が形成されて薄い領域31が生じる(第2図
d)。このため、後工程で形成される拡散層が素子分離
領域に侵入し、素子分離能力を低下させるという問題点
があった。又、このとき、上記拡散層は、チャネルスト
ップ層25の高濃度不純物領域に接触することとなり、拡
散層の接合耐圧が低下するという問題点もあった。更
に、素子形成領域においては、チャネルストップ層25の
横方向への拡散が生じているため、狭チャネル効果の影
響が増大するという問題点があった。
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、高性能化及
び高集積化が実現できる素子分離領域を有する半導体素
子の製造方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上述した目的を達成するため、半導体基板上
に、第1シリコン酸化膜、耐酸化性膜及び第2シリコン
酸化膜を順次形成する工程と、上記3層の膜の所定部を
エッチング除去し、開口部を形成する工程と、上記開口
部の側面に第3シリコン酸化膜を形成する工程と、選択
的に上記第2及び第3のシリコン酸化膜の表面に第4の
シリコン酸化膜を形成する工程と、前記第4のシリコン
酸化膜をマスクとして上記開口部にイオンを導入する工
程と、熱酸化法により上記開口部の上記基板表面を膨張
酸化させる工程とを含むものである。
〔作 用〕
本発明においては、チャネルストップ層が、第3シリ
コン酸化膜をマスクとするイオン注入により形成される
ので、チャネルストップ層の横方向への拡散が抑制され
る。又、第4シリコン酸化膜の膨張酸化に対する第1及
び第3シリコン酸化膜の応力が大きく且つ第3シリコン
酸化膜が酸素の拡散を抑えるので、第4シリコン酸化膜
のバーズビークの発生が抑制される。
〔実施例〕
本発明の素子分離領域の形成方法に係わる一実施例を
第1図に基づいて説明する。尚、第1図は工程断面図を
示す。
先ず、P型シリコン基板1上に、高温熱酸化法を用い
て、シリコン酸化膜2を300Å厚程度形成する。続い
て、減圧CVD法を用いて、上記シリコン酸化膜2上に、
シリコン窒化膜3を1000〜1500Å厚程度形成する。更
に、TEOSガス及びオゾンガスを用いる常圧CVD法によ
り、上記シリコン窒化膜3上に、シリコン酸化膜4を50
0Å厚程度形成する(第1図a)。尚、この場合のTEOS
(テトラエトキシシラン:Si(OC2H5)−O3系常圧CV
D法とは、高濃度オゾンガスとTEOSガスとを用いて、シ
リコン酸化膜を、CVD法によるシリコン酸化膜上に成長
させ、熱酸化法によるシリコン酸化膜上には成長させな
いという方法である。
次に、通常のホトリソ・エッチング技術により、レジ
スト(図示略す)に素子分離領域を決定するパターニン
グを行なった後、このパターン化されたレジストをマス
クとして、RIE法により、シリコン酸化膜4、シリコン
窒化膜3及びシリコン酸化膜2を順次エッチングし、開
口部5を形成する。続いて、基板1全面に、TEOS−O2
常圧CVD法により、シリコン酸化膜6を500〜1000Å厚程
度被着形成する(第1図b)。
その後、RIE法による異方性エッチングにより、上記
シリコン酸化膜6をエッチングし、開口部5の側面にの
みシリコン酸化膜7を残す。そして、開口部5における
基板1の露出面上に、熱酸化法により、シリコン酸化膜
8を100Å厚程度形成する(第1図c)。
更に、TEOS−O3系常圧CVD法により、上記シリコン酸
化膜8上以外に、選択的に、シリコン酸化膜9を1000〜
2000Å厚程度形成する。次いで、チャネルストップ用の
ボロン(B)不純物をイオン注入により導入し、シリコ
ン酸化膜8下の基板1表面部に、チャネルストップ層10
を形成する(第1図d)。尚、上記シリコン酸化膜9の
形成におけるTEOS−O3系常圧CVD法の条件は、TEOSガス
流量を4/分とし、O2ガス流量を8/分及びO3ガス
濃度を30000〜60000ppmとする。又、反応温度は350〜45
0℃とし、反応ガスのキャリアにはN2ガス流量を2/
分使用する。
その後、1000℃の高温湿式熱酸化法により、開口部5
にシリコン酸化膜11を5000〜6000Å厚程度酸化する。こ
のとき、シリコン酸化膜7が酸素の拡散を抑え、而もシ
リコン酸化膜2,7の当該膨張酸化に対する応力が大きい
ので、シリコン酸化膜11に生成されるバーズビークAは
小さく抑制される(第1図e)。
次いで、RIE法による異方性エッチングにより、シリ
コン酸化膜4,9,11をシリコン窒化膜3の表面が露出する
迄エッチバックし除去する。このとき同時に、シリコン
酸化膜11上には、平坦面12が得られる(第1図f)。
しかる後、シリコン窒化膜3を熱リン酸により除去す
る。更に、シリコン酸化膜2をフッ酸系溶液により除去
し、素子分離領域が完成する(第1図g)。
斯くして、本実施例では、チャネルストップ層10を、
シリコン酸化膜7,9をマスクとするイオン注入により形
成するので、チャネルストップ層10の横方向への拡散が
抑えられる。更に、シリコン酸化膜11は、シリコン酸化
膜2,7をマスクとする膨張酸化により形成されるので、
バーズビークAは小さく抑えられる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、チャネルストッ
プ層が第3シリコン酸化膜をマスクとして形成され、第
4シリコン酸化膜は、第1及び第3シリコン酸化膜をマ
スクとして形成されるので、チャネルストップ層の横方
向への拡散が抑制され、狭チャネル効果に有効になると
共に、第4シリコン酸化膜のバーズビークの発生が抑制
されるので、素子分離領域と素子形成領域との遷移領域
での素子分離領域の薄膜部がなくなり、素子分離能力が
向上でき、後工程で形成される拡散層の接合耐圧の劣化
が防止できる等の効果により上述した課題を解決し得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に係わる実施例における工程断面
図、第2図は従来方法の工程断面図である。 1……P型シリコン基板、2,4,6,7,8,9,11……シリコン
酸化膜、3……シリコン窒化膜、5……開口部、10……
チャネルストップ層、12……平坦面、A……バーズビー
ク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に、第1シリコン酸化膜、耐
    酸化性膜及び第2シリコン酸化膜を順次形成する工程
    と、 上記3層の膜の所定部をエッチング除去し、開口部を形
    成する工程と、 上記開口部の側面に第3シリコン酸化膜を形成する工程
    と、 選択的に上記第2及び第3のシリコン酸化膜の表面に第
    4のシリコン酸化膜を形成する工程と、 前記第4のシリコン酸化膜をマスクとして上記開口部に
    イオンを導入する工程と、 熱酸化法により上記開口部の上記基板表面を膨張酸化さ
    せる工程を含むことを特徴とする半導体素子の製造方
    法。
JP27376789A 1989-10-23 1989-10-23 半導体素子の製造方法 Expired - Lifetime JP2766000B2 (ja)

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