JP2764407B2 - ウエブの巻取装置 - Google Patents

ウエブの巻取装置

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JP2764407B2 JP63244190A JP24419088A JP2764407B2 JP 2764407 B2 JP2764407 B2 JP 2764407B2 JP 63244190 A JP63244190 A JP 63244190A JP 24419088 A JP24419088 A JP 24419088A JP 2764407 B2 JP2764407 B2 JP 2764407B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラー印刷用感熱紙、プラスチックフィル
ム、金属フィルム等のウエブ(可撓性帯状物)の巻取装
置に関する。
[従来の技術] 従来、例えば3種類のウエブW1〜W3を接続テープによ
り順次エンドレスに接続し、各1組のウエブW1〜W3を連
続してくり出し、各1組のウエブW1〜W3を各巻取ボビン
に順次小巻きする等にあっては、先行する巻取ボビンに
巻取られる先行ウエブの巻終り端(ウエブW1の巻終り
端)と後続する巻取ボビンに巻取られる後続ウエブの巻
始め端(ウエブW3の巻始め端)とを切離すこととなる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のウエブの巻取方法におい
て、先行ウエブと後続ウエブの切離し位置が先行ウエブ
の巻終り端に位置する場合には、接続テープが後続ウエ
ブの巻始め端側に残り、該後続ウエブの巻取り時に接続
テープの部分が巻芯側の巻厚みを局部的に厚くするた
め、巻むらを生ずる等、後続巻取ボビンの巻姿を悪くす
るおそれがある。
他方、先行ウエブと後続ウエブの切離し位置が後続ウ
エブの巻始め端に位置する場合には、接続テープが先行
ウエブの巻終り端側に残って露出し、先行巻取ボビンの
巻姿を損なう。
また、上記先行ウエブと後続ウエブとの切離し時に
は、それらウエブを所定の切断線に沿って迅速確実に切
断することが望まれる。
本発明は、先行ウエブと後続ウエブとを接続テープで
接続してくり出し、先行ウエブを先行巻取ボビンに巻取
り、先行ウエブから切離される後続ウエブを後続巻取ボ
ビンに巻取るに際し、先行巻取ボビンの巻姿と後続巻取
ボビンの巻姿をともに良好とすることを目的とする。
また、本発明は、先行ウエブと後続ウエブとの切離し
作業性を向上することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、先行ウエブの巻終り端相
当部に後続テープを用いて接続ウエブの巻始め端相当部
を接続し、先行ウエブと後続ウエブを連続してくり出
し、該先行ウエブを巻取ボビンに巻取った後、該後続ウ
エブの巻始め端を上記先行ウエブから切離して他の新た
な巻取ボビンに巻取ることをくり返すウエブの巻取装置
において、後続ウエブを他の新たな巻取ボビンに接合す
る過程で、接続テープの両側の先行ウエブと後続ウエブ
のそれぞれを保持するウエブ保持装置と、接続テープの
両側の先行ウエブと後続ウエブで、ウエブ保持装置によ
り保持される部分に挟まれる部分を切断する切断装置と
を有してなるようにしたものである。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、先行ウエブと後続
ウエブの切離しが、接続テープを挟む、先行ウエブの巻
終り端と後続ウエブの巻始め端の両位置を切断位置とし
て行なわれる。したがって、接続テープは先行ウエブと
後続ウエブの連続くり出しのためだけに用いられ、先行
ウエブを巻取る先行巻取ボビンの側にも、後続ウエブを
巻取る後続巻取ボビンの側にも残らない。これにより、
先行ウエブと後続ウエブとを接続テープで連続してくり
出し、先行ウエブを先行巻取ボビンに巻取り、先行ウエ
ブから切離される後続ウエブを後続巻取ボビンに巻取る
に際し、接続テープの部分が先行ウエブ巻終り端側に残
って露出したり、接続テープの部分が後続ウエブ巻始め
端側に残って巻芯側の巻厚みを局部的に厚くする等がな
く、先行巻取ボビンの巻姿と後続巻取ボビンの巻姿を共
に良好とすることができる。
また、請求項1に記載の本発明によれば、先行ウエブ
と後続ウエブの切断部側縁をウエブ保持装置にて保持し
ながら、それらウエブを切断装置により切断するから、
それらウエブを所定の切断線に沿って迅速確実に切断す
ることができ、先行ウエブと後続ウエブの切離し作業性
を向上できる。
[実施例] 第1図はウエブ巻取装置を示す正面図、第2図は第1
図の平面図、第3図はウエブのくり出し駆動系統を示す
模式図、第4図(A)、(B)はウエブの切断装置を示
す模式図、第5図は不良ウエブの切断および排出装置を
示す模式図、第6図はエッジ検出器を示す模式図、第7
図(A)、(B)はウエブ接続装置を示す模式図、第8
図(A)、(B)はトランスファ装置を示す模式図、第
9図はトランスファ装置を示す斜視図、第10図はウエブ
押圧装置と切断装置を示す模式図である。
ウエブ巻取装置10は、第1図、第2図に示す如く、ウ
エブ供給部11と、ウエブ巻取部12と、ウエブ送り部13
と、ボビン供給/排出部14とを有して構成されている。
ウエブ供給部11は、ウエブWの原反ロール15を支持す
るウエブホルダ16を備え、ウエブくり出し装置に設定さ
れるウエブホルダ16の原反ロール15からウエブをくり出
し可能とする。ウエブ巻取部12は、巻取ボビン17を着脱
できるウエブ巻取軸18を備え、ウエブを巻取ボビン17に
巻取り可能とする。ウエブ送り部13は、ダンサーロール
19を備え、ウエブをウエブ供給部11からウエブ巻取部12
に案内する。ボビン供給/排出部14は、ウエブを今回巻
取る1次巻取ボビン17Aと、1次巻取ボビン17Aに巻取ら
れたウエブの巻終り端に接合される2次巻取ボビン17B
とを供給されるボビン供給台20を備えるとともに、ウエ
ブ巻取り後の1次巻取ボビン17Aと2次巻取ボビン17Bを
排出する製品排出部21を備える。
以下、ウエブ供給部11、ウエブ巻取部12について詳述
する。
(A) ウエブ供給部11にあっては、第1図、第2図に
示す如く、架台22に設けたガイドロッド23にウエブ供給
テーブル24を備えている。ウエブ供給テーブル24は、3
個のウエブホルダ16A〜16Cをそれらが支持する原反ロー
ル15A〜15Cの幅方向に並列配置している。ここで、各ウ
エブホルダ16A〜16Cは同一レベルに設定されている。ま
た、この実施例において、原反ロール15Aはリーダーテ
ープW1、原反ロール15BはリボンテープW2、原反ロール1
5CはエンドテープW3の各ウエブにて構成され、テープW
1、W3の厚みは約0.1mm、テープW2の厚みは約10μとされ
る。
ウエブ供給部11は、サーボモータ等の位置調整可能な
モータ25を備え、このモータ25に連結される送りねじ26
をウエブ供給テーブル24に螺合している。また、ウエブ
供給テーブル24の3位置には各ウエブホルダ16A〜16Cに
対応するドグ100A〜100Cが設けられ、架台22にはドグ10
0A〜100Cによりオンせしめられるセンサ101が設けら
れ、センサ101は各ウエブホルダ16A〜16Cがウエブくり
出し位置に設定されたことを検知可能としている。制御
装置27は、モータ25の回転量を制御するとともに、セン
サ101の出力を得て、各ウエブホルダ16A〜16Cのいずれ
かを選択的にウエブくり出し位置に設定するようにウエ
ブ供給テーブル24を移動する。
なお、ウエブ供給部11にあっては、第3図に示す如
く、各ウエブホルダ16A〜16Cにおいて各原反ロール15A
〜15Cが装着されるくり出し軸28A〜28Cを駆動するサー
ボモータ等の位置調整可能なモータ29を備えている。モ
ータ29に連結される原動軸30と各くり出し軸28A〜28Cと
の間の動力伝達経路中にはクラッチ31A〜31Cが介装さ
れ、制御装置27はくり出し位置に設定されたウエブホル
ダ16のためのクラッチ31(31A〜31C)のみを接続状態と
することとしている。さらに、制御装置27はモータ29の
回転量を制御することにより、上記ウエブホルダ16から
の所定量のウエブをくり出し可能とする。なお、第3図
において、32は従動軸である。
また、ウエブ供給部11にあっては、ウエブくり出しラ
インの側部に、くり出されるウエブのエッジ位置を検出
するエッジ検出器33を備えている。エッジ検出器33は、
第6図に示す如く、上下用シリンダ34により上下用ガイ
ド35に沿って上下動し、前後進用シリンダ36により前後
進用ガイド37に沿ってウエブの幅方向に前後進でき、こ
れにより各ウエブホルダ16がくり出し位置の内外に移動
する際にエッジ検出器33を各ウエブと干渉しない位置に
退避でき、かつ各ウエブのエッジ検出のために最適とな
る作業位置にエッジ検出器33を設定できるようにしてい
る。さらに、ウエブ供給部11にあっては、エッジ検出器
33の検出結果を制御装置27に転送し、制御装置27は前述
のテーブル駆動のためのモータ25を制御し、結果として
くり出されるウエブのエッジ位置を適正位置に調整す
る。すなわち、ウエブ供給部11にあっては、ウエブ供給
テーブル24を移動するための駆動部と、ウエブのエッジ
調整のための駆動部とを、単一のモータ25にて共用する
こととしている。
また、ウエブ供給部11にあっては、1次巻取ボビン17
Aに巻始めとしてエンドテープW3を巻付け、エンドテー
プW3の端部に接続テープ38を用いてリボンテープW2を接
続してこれを連続して巻取り、リボンテープW2の端部に
接続テープ38を用いてリーダーテープW1を接続してさら
にこれを連続して巻取ることとしており、このため以下
の如くのウエブ接続装置38Aを備えている。ウエブ接続
装置38Aは、第7図(A)に示す如く、各ウエブホルダ1
6A〜16Cに設けられている吸着保持部39A〜39Cと、ウエ
ブ供給テーブル24に相対する如くにくり出しライン上に
設置されているテープ貼付台40の吸着保持部41と、テー
プ貼付台40の吸着保持部41とくり出し位置に設定された
ウエブホルダ16A(16Bまたは16C)の吸着保持部39A(39
Bまたは39C)とに挟まれる境界領域に設けられている切
断装置42と、テープ貼付台40に配設されてその吸着保持
部41を駆動する重ね合わせ機構部43と、切断装置42の上
方に設置されているテープ貼付装置44とを有して以下の
如く構成されている。
すなわち、テープ貼付台40の吸着保持部41は、先行ウ
エブ吸着保持部を構成し、先行ウエブを吸着保持する。
また、各ウエブホルダ16A〜16Cの吸着保持部39A〜39C
は、後続ウエブ吸着保持部を構成し、後続ウエブを吸着
保持する。切断装置42は、先行ウエブ切断装置と後続ウ
エブ切断装置を構成し、先行ウエブ吸着保持部として機
能する吸着保持部41から突き出る先行ウエブの端部を切
断するとともに、後続ウエブ吸着保持部として機能する
吸着保持部39A〜39Cから突き出る後続ウエブの端部を切
断する。なお、各原反ロール15A〜15Cの最先端部は、ウ
エブくり出し位置の両側に位置するウエブホルダ16A〜1
6Cの吸着保持部39A〜39Cに相対する切断装置45、46によ
り切断され、その先端面を整えられる。切断装置42、45
は、第4図(A)、(B)に示す如く構成され、不図示
の駆動装置によってガイド軸47に沿って走行するスライ
ダ48に設けられているカッタ刃49によりウエブを切断す
る。切断装置46も、第5図に示す如く構成され、不図示
の駆動装置によってガイド軸50に沿って走行するスライ
ダ51に設けられているカッタ刃52によりウエブを切断す
る。なお、切断装置46は、モータ53によって駆動される
上ローラ54と、これに圧接する下ローラ55とによりウエ
ブを挟んでこれを排出可能としている。
また、重ね合わせ機構部43は、テープ貼付台40に設け
られて前後進台56を前後進させる前後進用シリンダ57
と、前後進台56に設けられて上下用台58を上下させる上
下用シリンダ59と、上下用台58に設けられてテープ貼付
台40の吸着保持部41を支軸60のまわりに揺動する揺動シ
リンダ61にて構成されている。なお、各ウエブホルダ16
A〜16Cにあっては、吸着保持部39A〜39Cを上下させる上
下用シリンダ62を備えている。これにより、重ね合わせ
機構部43は、吸着保持部39A〜39Cと吸着保持部41とを上
下用シリンダ59と上下用シリンダ62によりウエブくり出
しラインにて同一高さレベルに設定した状態下で、第7
図(B)に示す如く、まず揺動シリンダ61により吸着保
持部41を揺動し、次に前後進用シリンダ57により吸着保
持部41を吸着保持部39A〜39Cの側に移動し、次に揺動シ
リンダ61により吸着保持部41を原位置に復帰させること
により、吸着保持部41から突き出る先行ウエブ(例えば
エンドテープW3)の端部を吸着保持部39A〜39Cから突き
出る後続ウエブ(例えばリボンテープW2)を上側に重ね
合わせる。
次に、テープ貼付装置44は、テープ原反ロール63から
巻出される接続テープ38を吸着保持するテープチャック
64と、テープチャック64を上下するテープ貼付シリンダ
65とを有し、テープチャック64に接続テープ38を担持
し、先行ウエブと後続ウエブの上記重ね合わせ部の上か
ら接続テープ38を貼付ける。なお、テープチャック64に
担持された接続テープ38はカッタ刃66により定尺に切断
され、テープ原反ロール63から巻出される離型紙は離型
紙巻取ロール67に巻取られる。
(B) ウエブ巻取部12にあっては、ウエブ巻取軸18を
駆動するモータ68にパルスカウンタ69を連結され、この
カウント値を制御装置27に転送することにより、今回巻
取ウエブの巻取量をカウント可能にしている。ウエブ巻
取装置10は、制御装置27の作動により、ウエブ巻取軸18
に装着した1次巻取ボビン17Aに前述のエンドテープW
3、リボンテープW2、リーダーテープW1をそれぞれ所定
量だけ順次巻取り可能としている。
この時、ウエブ供給部11はエンドテープW3とリボンテ
ープW2とリーダーテープW1とを接続テープ38を介して連
続的にくり出しており、ウエブ巻取部12にあっては、ウ
エブW1〜W3を1次巻取ボビン17Aに巻取った後、リーダ
ーテープW1の巻終り端に2次巻取ボビン17Bを接合する
とともに、リーダーテープW1に接続テープ38を介して新
たに連なるエンドテープW3の巻始め端をリーダーテープ
W1から切離して他の新たな1次巻取ボビン17Aに巻取る
ことをくり返す。
ウエブ巻取部12は、上記の如くくり返されるウエブ巻
取作業を、制御装置27(巻取制御部)、トランスファ装
置70、ウエブ押圧装置(ウエブ保持装置)71、切断装置
72により、以下の如く実行する。
すなわち、制御装置27は、上述のパルスカウンタ69の
カウント値を転送され、1次巻線ボビン17Aに所定量
のエンドテープW3を巻取る過程で、ウエブ巻取軸18のモ
ータ68を一時停止して、前述のウエブ接続装置38Aによ
り、エンドテープW3の後端部に接続テープ38を介してリ
ボンテープW2の先端部を接続し、エンドテープW3の巻
取り後に上記リボンテープW2を所定量だけ1次巻取ボビ
ン17Aに巻取る過程で、モータ68を一時停止して、ウエ
ブ接続装置38Aにより、リボンテープW2の後端部に接続
テープ38を介してリーダーテープW1の先端部を接続し、
リボンテープW2の巻取り後に上記リーダーテープW1を
所定量だけ1次巻取ボビン17Aに巻取る過程て、モータ6
8を一時停止して、ウエブ接続装置38Aにより、リーダー
テープW1の後端部に接続テープ38を介して新たなエンド
テープW3の先端部を接続し、リーダーテープW1の巻取
完了状態下で上記で用いたリーダーテープW1と新たな
エンドテープW3との間の接続テープ38を切断作業位置
(切断装置72の配設位置)に設定する。
トランスファ装置70は、第8図、第9図に示す如く、
新1次巻取ボビン吸着チャック73、2次巻取ボビン吸着
チャック74、接続テープ吸着部75、1次巻取ボビン係止
チャック76を有し、送りモータ77により駆動される送り
ねじ78により、前述のボビン供給/排出部14とウエブ巻
取部12との間を移動する。送りモータ77は制御装置27に
より制御される。
トランスファ装置70は、ボビン供給台20に供給され
た1次巻取ボビン17A、2次巻取ボビン17Bのそれぞれを
新1次巻取ボビン吸着チャック73、2次巻取ボビン吸着
チャック74の真空吸着作用により吸着し、これらの巻取
ボビン17A、17Bをウエブ巻取部12のウエブパスラインに
おける上述の切断作業位置の両側に設定するとともに、
接続テープ38を真空吸着できる接続テープ吸着部75を
上記切断作業位置に設定し、かつウエブ巻取軸18にお
いて巻取完了状態にある1次巻取ボビン17Aを1次巻取
ボビン係止チャック76にてチャックする。1次巻取ボビ
ン係止チャック76は、相対する一対の爪77Aを爪開閉シ
リンダ78Aにより開閉し、爪77Aの受部79によって1次巻
取ボビン17Aの両端部を係止する。79Aはスプリングであ
る。なお、トランスファ装置70は、接続テープ吸着部75
の両側に、一対のウエブ押え部80を備えている。80Aは
押え部80のバックアップスプリングである。また、吸着
チャック73、74、接続テープ吸着部75、係止チャック7
6、押え部80のそれぞれボビン、接続テープ38、ウエブ
を保持する部分には、第9図に示す如く、滑り止めのゴ
ム板81が設けられている。
ウエブ押圧装置(ウエブ保持装置)71は、第10図に示
す如く、上述のウエブ巻取部12に設定されたトランスフ
ァ装置70の吸着チャック73、74にウエブパスラインを挟
んで対向配置される、各1組の第1押圧部82、第2押圧
部83を有して構成される。第1押圧部82は、切断装置72
が後述する如くウエブを切断する前にウエブパスライン
下方の原位置から上昇し、切断作業位置に設定された接
続テープ38の両側のリーダーテープW1とエンドテープW3
のそれぞれを、上記吸着チャック73、74にチャックされ
ている1次巻取ボビン17A、2次巻取ボビン17Bに押圧し
て保持し、切断装置72の切断作業に備える。第2押圧部
83は、切断装置72の切断作業前には、接続テープ38の
両側のリーダーテープW1とエンドエラーW3のそれぞれを
上述のウエブ押え部80との間に保持して切断装置72の切
断作業に備え、切断装置72が切断作業を完了した後、
ウエブパスライン下方の原位置から上昇し、リーダーテ
ープW1の端部とエンドテープW3の端部を真空吸着して保
持しつつウエブ押え部80を押し上げ、これらのウエブW
1、W3を対応するボビン17B、17Aのボビン面に押圧し、
ボビン面に設けられている両面粘着テープにそれらの端
部を接合する。
切断装置72は、第10図に示す如く、上述の切断作業位
置に設定された接続テープ38の両側のリーダーテープW1
とエンドテープW3で、第2押圧部83により各ボビン17
B、17Aに接合される部分に挟まれる部分を切断する。切
断装置72のカッター刃84はスライダ85の両側に設けら
れ、スライダ85はウエブパスライン下方にこのパスライ
ンに直交して設けられるガイド軸86にスライド自在に支
持され、かつシリンダ87により移動せしめられる。この
時、切断された接続テープ38は接続テープ吸着部75に吸
着保持される。
トランスファ装置70は、上記接続テープ38の両側ウエ
ブの切断後、横移動し、吸着チャック73がチャックして
いる新1次巻取ボビン17Aをウエブ巻取軸18に装着し、
係止チャック76と吸着チャック74がチャックしているウ
エブ巻取り後の1次巻取ボビン17Aと2次巻取ボビン17B
(製品)を製品排出部21に移載する。また、接続テープ
吸着部75が保持している切断された接続テープ38をテー
プ排出部21Aに移載する。
なお、ウエブ巻取装置10は、以下の如くの、ウエブの
不良部処理装置を備える。すなわち、この不良部処理装
置は、くり出し制御部としての前記制御装置27と、不良
部の先端切断装置としての前記切断装置42と、不良部の
後端切断装置としての前記切断装置46と、不良部を除去
されたウエブに良品ウエブを接続する前記ウエブ接続装
置38Aと、ウエブの不良表示を検出する不良検出器88と
から構成される。
すなわち、不良検出器88は、ウエブくり出しラインの
側部において、前述のエッジ検出器33のくり出し上流側
に配設され、各ウエブの不良部の先後に予め付されてい
る不良表示を検出し、この検出結果を制御装置27に転送
する。制御装置27は、不良検出器88による不良検出を条
件としてウエブのくり出しを停止する。切断装置42は、
上記くり出しを停止されたウエブの不良部先端をくり出
しライン内にて、前述した切断動作により切断する。切
断装置46は、不良部先端を切断された不良ウエブのウエ
ブホルダ16A〜16Cがこの切断装置46に対向することな
く、くり出しライン外に横移動された状態下で、該不良
ウエブの後端を前述した切断動作により切断し、不良部
を前述の上下ローラ54、55により排出する。ウエブ接続
装置38Aは、不良ウエブを除去され、くり出しライン内
に停留している先行ウエブの後端部に、上記切断装置46
に対向する位置から再びくり出しラインに復帰せしめら
れたウエブホルダ16A〜16Cの良品ウエブの先端部を、前
述した接続テープ38を用いる接続動作により接続する。
この後、制御装置27は良品ウエブの連続くり出しを再開
する。
以下、上記ウエブ巻取装置10によって1次巻取ボビン
17Aに各ウエブW1〜W3を連続して巻取り、リーダーテー
プW1の巻終り端に2次巻取ボビン17Bを取着する1サイ
クルの巻取り作業について説明する。
巻取りに先立ち、ウエブ供給部11の各ウエブホルダ16
A〜16Cに各ウエブW1〜W3の原反ロール15A〜15Cが装着さ
れる。また、ボビン供給/排出部14のボビン供給台20に
1次巻取ボビン17A、2次巻取ボビン17Bが供給される。
また、モータ25の駆動によりウエブ供給部11のウエブく
り出しラインにはエンドテープW3のウエブホルダ16Cが
設定されるとともに、ウエブ巻取部12のウエブ巻取軸18
に1次巻取ボビン17Aが装着され、この1次巻取ボビン1
7AにエンドテープW3の巻始め端が接合される。なおこの
時、ウエブホルダ16A、16Bの各先端部は各吸着保持部39
A、39Bにて保持され待機状態とされる。
次に、モータ29、ウエブ巻取軸18のモータ68を駆動
し、1次巻取ボビン17Aに所定量のエンドテープW3を巻
取る。このエンドテープW3の巻取りの過程で、モータ2
9、68は一時停止せしめられ、切断装置42でエンドテー
プW3が切断される。そしてモータ25の駆動によりウエブ
供給部11のウエブくり出しラインにリボンテープW2のウ
エブホルダ16Bが横移動されて設定され、ウエブ接続装
置38Aにより、エンドテープW3の後端部に接続テープ38
を介してリボンテープW2の先端部が重ね合わせ接続され
る。
モータ29、68の再起動によりボビン17Aにはエンドテ
ープW3に続いてリボンテープW2が巻取られる。このリボ
ンテープW2を所定量巻取る過程でも、モータ29、68は一
時停止せしめられ、切断装置42でリボンテープW2が切断
される。そしてモータ25の駆動によりウエブ供給部11の
ウエブくり出しラインにリーダーテープW1のウエブホル
ダ16Aが横移動されて設定され、ウエブ接続装置38Aによ
り、リボンテープW2の後端部に接続テープ38を介してリ
ーダーテープW1の先端部が重ね合わせ接続される。
モータ29、68の再起動によりボビン17Aにはリボンデ
ープW2に続いてリーダーテープW1が巻取られる。このリ
ーダーテープW1を所定量巻取る過程でも、モータ29、68
は一時停止せめられ、切断装置42でリーダーテープW1が
切断される。そしてモータ25の駆動によりウエブ供給部
11のウエブくり出しラインにはエンドテープW3のウエブ
ホルダ16Cが横移動されて設定され、ウエブ接続装置38A
により、リーダーテープW1の後端部に接続テープ38を介
して新たなエンドテープW3の先端部が重ね合わせ接続さ
れる。
上記1次巻取ボビン17Aへの巻取完了下で、上記で
用いたリーダーテープW1と新たなエンドテープW3との間
の接続テープ38を切断作業位置(切断装置72の配設位
置)に設定する。
次に、トランスファ装置70の新1次巻取ボビン吸着チ
ャック73、2次巻取ボビン吸着チャック74がボビン供給
台20の1次巻取ボビン17A、2次巻取ボビン17Bをチャッ
クし、送りモータ77の駆動下でウエブ巻取部12に搬入せ
しめられる。トランスファ装置70がウエブ押圧装置(ウ
エブ保持装置)71と対向したところで、切断装置72は上
記で停留しているエンドテープW3とリーダーテープW1
の間の接続テープ38の先後のウエブ部分を切断し、この
接続テープ38を接続テープ吸着部75に保持する。一方切
断装置72により切断分離されたエンドテープW3の先端部
を新1次巻取ボビン17Aに接合し、リーダーテープW1の
後端部を2次巻取ボビン17Bに接続する。また、この
時、1次巻取ボビン係止チャック76は巻取り完了してい
る1次巻取ボビン17Aを保持する。
次に、トランスファ装置70は、送りモータ77の駆動に
より再び横移動し、新1次巻取ボビン吸着チャック73が
チャックしている新1次巻取ボビン17Aをウエブ巻取軸1
8に装着して新たな巻取り作業に備えるとともに、1次
巻取ボビン係止チャック76と2次巻取ボビン吸着チャッ
ク74がチャックしているウエブ巻取り後の1次巻取ボビ
ン17Aと2次巻取ボビン17Bを製品排出部21に移載し、接
続テープ吸着部75が保持している切断された接続テープ
38をテープ排出部21Aに排出する。
なお、上記〜におけるウエブのくり出し時に、各
ウエブのエッジ位置は、エッジ検出器33の検出結果によ
る、モータ25の駆動により適正位置に調整される。
また、上記〜におけるウエブのくり出し時に、各
ウエブの不良部は、不良検出器88の検出結果に基づいて
切断装置42、46によりくり出しラインの内外にて切断除
去され、不良部の除去後のウエブはウエブ接続装置38A
により再接続されてくり出される。
次に、上記実施例の作用について説明する。
ウエブ巻取装置10によれば、先行ウエブ(リーダーテ
ープ)W1と後続ウエブ(エンドテープ)W3の切離しが、
接続テープ38を挟む、先行ウエブW1の巻終り端と後続ウ
エブW3の巻始め端の両位置を切断位置として行なわれ
る。したがって、接続テープ38は先行ウエブW1と後続ウ
エブW3の連続くり出しのためだけに用いられ、先行ウエ
ブW1を巻取る先行巻取ボビンの側にも、後続ウエブW3を
巻取る後続巻取ボビンの側にも残らない。これにより、
接続テープ38の部分が先行ウエブW1の巻終り端側に残っ
て露出したり、接続テープ38の部分が後続ウエブW3の巻
始め端側に残って巻芯側の巻厚みを局部的に厚くする等
がなく、先行巻取ボビンの巻姿と後続巻取ボビンの巻姿
を共に良好とすることができる。
また、ウエブ巻取装置10によれば、先行ウエブW1と後
続ウエブW3の切断部側縁をウエブ押圧装置(ウエブ保持
装置)71にて保持しながら、それらウエブW1、W3を切断
装置72により切断するから、それらウエブW1、W3を所定
の切断線に沿って迅速確実に切断することができ、先行
ウエブW1と後続ウエブW3の切離し作業性を向上できる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、先行ウエブと後続ウエ
ブとを接続テープで接続してくり出し、先行ウエブを先
行巻取ボビンに巻取り、先行ウエブから切離される後続
ウエブを後続巻取ボビンに巻取るに際し、先行巻取ボビ
ンの巻姿と後続巻取ボビンの巻姿をともに良好とするこ
とができる。
また、本発明によれば、先行ウエブと後続ウエブとの
切離し作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はウエブ巻取装置を示す正面図、第2図は第1図
の平面図、第3図はウエブのくり出し駆動系統を示す模
式図、第4図(A)、(B)はウエブの切断装置を示す
模式図、第5図は不良ウエブの切断および排出装置を示
す模式図、第6図はエッジ検出器を示す模式図、第7図
(A)、(B)はウエブ接続装置を示す模式図、第8図
(A)、(B)はトランスファ装置を示す模式図、第9
図はトランスファ装置を示す斜視図、第10図はウエブ押
圧装置と切断装置を示す模式図である。 10……ウエブ巻取装置、 17、17A、17B……巻取ボビン、 38……接続テープ、 71……ウエブ押圧装置(ウエブ保持装置)、 72……切断装置、 W1……リーダーウエブ(後続ウエブ)、 W3……エンドテープ(先行ウエブ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 俊彦 東京都杉並区井草2―16―7―1A (72)発明者 吉川 秀樹 奈良県橿原市観音寺町212 (56)参考文献 特開 昭58−89548(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 19/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先行ウエブの巻終り端相当部に接続テープ
    を用いて後続ウエブの巻始め端相当部を接続し、先行ウ
    エブと後続ウエブを連続してくり出し、該先行ウエブを
    巻取ボビンに巻取った後、該後続ウエブの巻始め端を上
    記先行ウエブから切離して他の新たな巻取ボビンに巻取
    ることをくり返すウエブの巻取装置において、後続ウエ
    ブを他の新たな巻取ボビンに接合する過程で、接続テー
    プの両側の先行ウエブと後続ウエブのそれぞれを保持す
    るウエブ保持装置と、接続テープの両側の先行ウエブと
    後続ウエブで、ウエブ保持装置により保持される部分に
    挟まれる部分を切断する切断装置とを有してなることを
    特徴とするウエブの巻取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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