JP2760712B2 - 2重管構造体の探傷装置 - Google Patents

2重管構造体の探傷装置

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JP2760712B2 JP4242931A JP24293192A JP2760712B2 JP 2760712 B2 JP2760712 B2 JP 2760712B2 JP 4242931 A JP4242931 A JP 4242931A JP 24293192 A JP24293192 A JP 24293192A JP 2760712 B2 JP2760712 B2 JP 2760712B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒形状溶接部に発生
する表面欠陥を検出する探傷装置、例えば改良型BWR
の原子炉圧力容器下部のRIPノズル溶接部における2
重管構造体を検査する探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器のRIPノズルは、貫通
孔の途中で圧力容器とケーシングとを溶着して形成され
る。このRIPノズルの溶接部に対する検査方法として
次の公知技術がある。 1.原子炉の炉水循環ポンプ取り付け溶接部の検査方法
(特開昭57−168155) この公知技術は、ノズル貫通孔の中心軸線上において探
傷装置の探傷ヘッドを溶接位置に位置決めした後、駆動
装置により探傷ヘッドを回転させて溶接部の欠陥を検査
するものである。
【0003】また一般に、構造物の溶接部に対する探傷
検査の方法として、浸透探傷、放射線探傷、超音波探傷
等の方法があり、浸透探傷による検査方法としては、次
の公知技術がある。 2.浸透探傷試験装置(特開平2−147941) この公知技術は、上下・回転可能な探傷ヘッドから塗付
体を出して浸透探傷液を塗付し、その後TVカメラヘッ
ドを用いて観察を行うことにより既設のパイプ内面の浸
透探傷による検査を行うものである。
【0004】3.内面浸透探傷法(特開昭56−316
26) この公知技術は、探傷検査物の狭小内面探傷部の欠陥箇
所に浸透液を浸み込ませ、現像塗膜に現れる欠陥指示模
様を検査器で観察することにより、狭小内面の正確な浸
透探傷による検査を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】RIPノズル溶接部を
貫通孔の裏側から検査する場合は、2重管構造となる制
約からRIPノズル下方に開口部を設け、その開口部よ
り2重管構造の内管と外管との隙間へ探傷装置を差し込
んで溶接部を検査する必要がある。しかしながら、公知
技術1は貫通孔の内側すなわち内管の内側からの検査方
法であり、したがって裏側すなわち2重管構造となる内
管と外管との隙間からの溶接部の検査には適用できな
い。
【0006】また、公知技術2及び3をRIPノズル溶
接部の探傷検査へ適用するには以下の問題点が存在す
る。公知技術2は、パイプ内面に対する検査方法であ
り、狭隘な構造における溶接部の検査には適用できな
い。
【0007】公知技術3は、ある程度の狭隘な構造には
対応できるが、探傷装置が管状の構成であるのでRIP
ノズル溶接部に対する正確な位置決めが困難であり、ま
た円筒構造の全周にわたり探傷検査を行うことはできな
い。
【0008】本発明の目的は、2重管構造体の内管溶接
部に対して内管と外管との隙間から探傷試験を行える2
重管構造体の探傷装置を提供することである。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内管と外管との隙間が狭隘で、少なくと
も隙間の一方が閉塞しており、かつ外管にアクセス用開
口部を備えた2重管構造体の内管溶接部に対して探傷試
験を実施する2重管構造体の探傷装置において、前記内
管溶接部に対して探傷試験を行う探傷ヘッドと、前記探
傷ヘッドを前記アクセス用開口部を通して内管と外管と
の隙間の該内管溶接部の外側に位置決めする位置決め手
段とを有し、前記位置決め手段は、前記アクセス用開口
部からの操作で前記探傷ヘッドを所定の位置まで移動さ
せるベルトが取り付けられかつ前記探傷ヘッド移動時の
ガイドを形成するアームと、前記アームの取付け・取外
しが可能な回転リングとを有するものとする
【0011】
【0012】また好ましくは、前記アーム及び回転リン
グは多関節形状に構成される。
【0013】さらに好ましくは、前記アーム及び回転リ
ングは前記開口部で組立・分解が可能な構造を有する
か、若しくはピンで連結された複数個の節を有し屈伸可
能な構造を有してもよい。
【0014】また好ましくは、前記回転リングは、前記
アクセス用開口部からの操作で前記探傷ヘッド及び前記
アームを回転させるラックが外周に切られている。
【0015】さらに好ましくは、前記探傷ヘッドは溶接
部の浸透探傷処理を行うPTヘッドと処理後の観察を行
う観察ヘッドとを有し、該PTヘッド及び観察ヘッドは
前記アームの左右に設けられる。
【0016】
【0017】
【作用】以上のように構成した本発明においては、内管
溶接部に対して探傷試験を行う探傷ヘッドをアクセス用
開口部より内管と外管との隙間に差し込み、位置決め手
段により該内管溶接部の外側に位置決めする。
【0018】また、前記アクセス用開口部からの操作で
回転リングに取り付けられたアームをガイドとしてベル
トにより前記探傷ヘッドを移動させることにより、該探
傷ヘッドを所定の位置に位置決めする。
【0019】さらに、前記アーム及び回転リングを多関
節形状とすることにより、小さなアクセス用開口部から
内管と外管との狭隘な隙間に差し込んで、該隙間の中に
おいて組み立てて配置する。多関節形状の例としては、
複数個の部品にバラバラに分解が可能な構成とする場合
や、ピンで複数個の節を連結して一体とし屈伸可能な構
造とする場合がある。
【0020】また、前記回転リングの外周に切られたラ
ックを利用し前記アクセス用開口部からの操作で回転リ
ングを回転させることにより、前記探傷ヘッド及び前記
アームを前記内管と外管との隙間の中で回転させ、該探
傷ヘッドを所定の位置に位置決めする。
【0021】さらに、PTヘッド及び観察ヘッドが前記
アームの左右に設けられることにより、該PTヘッドで
溶接部の浸透探傷処理を行い、該観察ヘッドで処理後の
観察を行う。
【0022】
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図10により
説明する。図2は原子炉圧力容器1全体の断面図であ
る。改良型沸騰水型原子炉(ABWR)においては再循環
ポンプとしてインターナルポンプ(RIP)を採用してお
り、圧力容器1は貫通孔が形成されたRIPノズル1A
を有し、RIPのケーシング2がこのRIPノズル1A
の貫通孔に差し込まれる構造となっている。
【0024】図3はRIPノズル1Aの貫通孔の詳細を
示す断面図である。ケーシング2は貫通孔の途中で原子
炉圧力容器1と溶接部3を介して溶着されている。この
溶接部分は2重管構造を形成していて、管と管との隙間
は狭隘部4であり、且つ、隙間の一方(上端)が閉塞して
いる。隙間の他の一方(下端)も耐震用のパッド6により
閉塞しているが、外管に相当する原子炉圧力容器1の一
部に、隙間内へのアクセス用の開口窓5が設けられてい
る。
【0025】本実施例は溶接部3の探傷試験を行うもの
であって、その探傷装置の全体構成図を図1に示す。図
において探傷装置は、回転リング7、回転リングより上
方へ伸びる屈伸式アーム14、屈伸式アーム14の最上
段に取り付けられ浸透探傷処理を行うPTヘッド15及
び処理後の観察を行う観察ヘッド18、浸透液・洗浄液
・温風・現像液をPTヘッド15及び観察ヘッド18に
送り込む圧送ヘッダ17、回転リングの回転を制御する
制御装置23、観察ヘッドからの画像をモニターする観
察装置21、及び電源22を有する。
【0026】回転リング7は、内径は図3に示したRI
Pのケーシング2の外径より僅かに大きく外径は原子炉
圧力容器1の内径より僅かに小さく、外周にラック8が
切られている。また回転リング7は周方向に数個に分解
可能、すなわちアームを取り付ける1個のリングセグメ
ント7aと、その他の数個のリングセグメント7bに分
解可能な構造である。これらリングセグメント7a及び
7bを図3に示す開口窓5から一個ずつ入れ、互いに連
結してリング状に組立て、狭隘部4の中のパッド6の上
に配置する。
【0027】また、リング状に組み立てられた回転リン
グの外周に切られているラック8と回転用モータ9とを
変速ギヤ10を介し噛み合わせ、回転用モータ9は取付
ボルト12により原子炉圧力容器1に固定されたベース
11に取付ける。
【0028】屈伸式アーム14の詳細を図4に示す。屈
伸式アーム14は多関節構造をなし、すなわち回転リン
グ7に取り付けられる最下段のアームセグメント14
a、PTヘッド15と観察ヘッド18が取り付けられる
最上段のアームセグメント14b、及び中間部の数個の
アームセグメント14cから構成され、それぞれのアー
ムセグメント間をピン37で連結された構造となってい
る。これらアームセグメント14a〜cは、それぞれ1
個の長さが開口窓5から入る長さを有し、また開口窓5
より最上段になるアームセグメント14bから順に差し
込み最下段のアームセグメント14aまで差し込んで組
み立てるとアームセグメント14bの先端は図3に示す
狭隘部4の上端に至るよう構成されている。
【0029】最下段のアームセグメント14aの断面図
を図5に示す。最下段のアームセグメント14aには回
転自由に支持された歯付ローラ29が組込まれており、
さらに歯付ローラ29には段が噛み合うように設定され
た歯付ベルト13がかけられている。制御装置23によ
り上下動用モータ33が駆動しベベル歯車31及びフレ
キシブルシャフト32を介して歯付ローラ29が回転す
ると、その回転数に相当する長さだけ歯付ベルト13が
上下動する構成となっている。
【0030】最上段のアームセグメント14bの平面図
を図6に示す。最上段のアームセグメント14bには回
転自由に支持された歯付ローラ34が組込まれており、
最下段のアームセグメント14aの歯付ローラ29と同
様、歯付ベルト13がかけられている。歯付ベルト13
にはPTヘッド15及び観察ヘッド18が固定されたス
ライダ35が取付けられていて、歯付ベルトが上下動す
ることによりスライダ35が屈伸式アーム14のアーム
セグメント14a〜cをガイドとして上下動する。
【0031】PTヘッド15の断面図を図7に示す。P
Tヘッドは、図6に示すスライダ35に備えられてお
り、浸透液、洗浄液、温風、及び現像液を吹き付けるP
Tノズル24を有する。PTノズル24の正面図を図8
に示す。PTノズル24は、浸透液ノズル24a、洗浄
液ノズル24b、温風ノズル24c、及び現像液ノズル
24dの4つのノズルを有し、正面から見てこの順番で
横一列に並んだ構造となっている。
【0032】図7においてPTノズル24は、ホース1
6を通って流れてきた浸透液、洗浄液、温風及び現像液
をそれぞれ、浸透液ノズル24a、洗浄液ノズル24
b、温風ノズル24c、及び現像液ノズル24dより狭
隘部4の中で溶接部3の裏面3Aへ吹き付けながらPT
ヘッド15とともに回転する。
【0033】観察ヘッド18の断面図を図9に示す。観
察ヘッド18は、図6に示すスライダ35に備えられて
おり、照明用ブラックライト28、側視用ミラー25及
び小型カメラ26を有する。小型カメラ26には紫外線
防止用のフィルター27が取付けられている。また照明
用ブラックライト28には電源ケーブル19により電力
が供給されている。浸透探傷処理後、溶接部3の裏面3
Aの側視用ミラー25による反射画像が小型カメラ26
で撮影され、画像はカメラケーブル20を介して図1に
示した観察装置21へ電送される。
【0034】以上の構成において、制御装置23により
回転用モータ9を駆動すれば、変速ギヤ10を介して回
転リング7は狭隘部4の中で全体が回転する。また回転
リング7が回転するのに伴い、PTヘッド15及び観察
ヘッド18を上端に備えた屈伸式アーム14も狭隘部4
の中で回転する。
【0035】またPTヘッド及び観察ヘッド18は、制
御装置23で上下動用モータ33が駆動されてベベル歯
車31を介し歯付ベルト13に固定されたスライダ35
が上下動することにより、屈伸式アーム14に沿って上
下動する。
【0036】したがって、PTヘッド及び観察ヘッド1
8を回転しかつ上下動することにより、狭隘部4の中に
おける任意の位置に位置決めする。
【0037】上記のように溶接部3の裏面3AにPTヘ
ッド及び観察ヘッド18を位置決めした後、PTヘッド
15により溶接部3の裏面3Aの浸透探傷処理を行う。
即ち、まず圧送ヘッダ17によりホース16を通じ送ら
れてきた浸透液をPTヘッド15に備えられたPTノズ
ル24の浸透液ノズル24aから溶接部裏面3Aに噴射
する。浸透液が溶接部3の内部へ浸透するのを待って、
同様に洗浄液を洗浄液ノズル24bより溶接部3Aに噴
射して溶接部裏面3Aの表面を洗浄し、さらに同様に温
風を温風ノズル24cより噴射して溶接部裏面3Aを乾
燥させ、最後に同様に現像液を現像液ノズル24dより
溶接部裏面3Aに噴射する。
【0038】浸透探傷処理終了後、次に観察ヘッド18
により浸透探傷処理部の観察を行う。即ち、電源22に
接続した電源ケーブル19により観察ヘッド18に組込
まれたブラックライト28を点燈し、観察ヘッド18の
小型カメラ26により撮影した溶接部裏面3Aの画像信
号をカメラケーブル20を介し観察装置21で受信し観
察する。
【0039】図10は本実施例の探傷システムのブロッ
ク図である。回転リング7は回転用モータ9が駆動する
ことにより回転し、PTヘッド15及び観察ヘッド18
は上下動用モータ33が駆動することにより屈伸式アー
ム14に沿って上下動する。また回転用モータ9及び上
下動用モータ33は制御装置23により制御される。
【0040】一方PTヘッド15には圧送ヘッダ17よ
り浸透液、洗浄液、温風、及び現像液が送られて浸透探
傷が行われる。また、観察ヘッド18からの画像を観察
装置21で受信して観察を行う。
【0041】本実施例によれば、PTヘッド15及び観
察ヘッド18を開口窓5から差し込み、屈伸式アーム1
4をガイドとして上下方向に移動させかつラック8を利
用して回転リング7を回転させるので、PTヘッド15
及び観察ヘッド18を位置決めし、ケーシング2と原子
炉圧力容器1との隙間の狭隘部4から内管溶接部3の裏
面3Aに対し浸透探傷試験を行うことができる。
【0042】また、屈伸式アーム14はアームセグメン
ト14a〜cがピン37で連結された構造であり、かつ
回転リング7はリングセグメント7a,7bに分解可能
な構造であるので、小さな開口窓5から狭隘部4に差し
込んでその中で組み立てて配置することができる。
【0043】さらに、上下動用モータ33と回転用モー
タ9とを制御装置23で制御するのでPTヘッド15及
び観察ヘッド18を精度よく所定の位置に位置決めでき
る。またPTヘッド15へ浸透液・洗浄液・温風・現像
液を圧送ヘッダ17で送り、観察ヘッド18からの画像
を観察装置21でモニターするので、遠隔制御で能率よ
く探傷試験を行うことができる。
【0044】なお、以上の実施例においては、屈伸式ア
ーム14はピン37でアームセグメント14a〜cを連
結した構造、回転リング7は数個に分解可能な構造とし
たが、アームを数個に分解可能な構造にし、あるいはリ
ングをピンで連結した構造とすることも考えられる。
【0045】また、探傷用センサとしてPTヘッド及び
観察ヘッドを用いて説明したが、探傷用センサとして超
音波探傷を行うUTセンサや、渦流探傷を行うECTセ
ンサ等を用いても同様の効果を得る。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、探傷ヘッドをアクセス
用開口部から差し込み、位置決め手段により内管溶接部
の外側に探傷ヘッドを位置決めするので、内管と外管と
の隙間から内管溶接部に対して探傷試験を行うことがで
きる。またアームをガイドとしてベルトにより探傷ヘッ
ドを移動させるので、探傷ヘッドを所定の位置に位置決
めし探傷試験を行える。さらにアーム及び回転リングを
多関節形状とするので、小さなアクセス用開口部から内
管と外管との狭隘な隙間に差し込んで隙間の中において
組み立てて配置することができる。またラックを利用し
て回転リングを回転させるので、探傷ヘッドを所定の位
置に位置決めし探傷試験を行える。またPTヘッド及び
観察ヘッドを設けるので、溶接部の浸透探傷処理を行う
ことができる。
【0047】
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の探傷装置の全体構成図であ
る。
【図2】原子炉圧力容器全体の断面図である。
【図3】RIPノズルの貫通孔の詳細を示す断面図であ
る。
【図4】屈伸式アームの詳細を示す図である。
【図5】最下段のアームセグメントの断面図である。
【図6】最上段のアームセグメントの平面図である。
【図7】PTヘッドの断面図である。
【図8】PTノズルの正面図である。
【図9】観察ヘッドの断面図である。
【図10】探傷システムのブロック図である。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器 1A RIPノズル 2 ケーシング 3 溶接部 3A 溶接部裏面 4 狭隘部 5 開口窓 7 回転リング 7a,b リングセグメント 8 ラック 9 回転用モータ 13 歯付ベルト 14 屈伸式アーム 14a〜c アームセグメント 15 PTヘッド 17 圧送ヘッダ 18 観察ヘッド 21 観察装置 23 制御装置 24 PTノズル 24a 浸透液ノズル 24b 洗浄液ノズル 24c 温風ノズル 24d 現像液ノズル 26 小型カメラ 33 上下動用モータ 37 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 21/88 G01B 11/30 G21C 17/003 GDC

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内管と外管との隙間が狭隘で、少なくとも
    隙間の一方が閉塞しており、かつ外管にアクセス用開口
    部を備えた2重管構造体の内管溶接部に対して探傷試験
    を実施する2重管構造体の探傷装置において、 前記内管溶接部に対して探傷試験を行う探傷ヘッドと、
    前記探傷ヘッドを前記アクセス用開口部を通して内管と
    外管との隙間の該内管溶接部の外側に位置決めする位置
    決め手段とを有し、 前記位置決め手段は、前記アクセス用開口部からの操作
    で前記探傷ヘッドを所定の位置まで移動させるベルトが
    取り付けられかつ前記探傷ヘッド移動時のガイドを形成
    するアームと、前記アームの取付け・取外しが可能な回
    転リングとを有 することを特徴とする探傷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の探傷装置において、前記ア
    ーム及び回転リングは、多関節形状に構成されることを
    特徴とする探傷装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の探傷装置において、前記ア
    ーム及び回転リングは、前記開口部で組立・分解が可能
    な構造を有することを特徴とする探傷装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の探傷装置において、前記ア
    ーム及び回転リングは、ピンで連結された複数個の節を
    有し屈伸可能な構造を有することを特徴とする探傷装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の探傷装置において、前記回
    転リングは、前記アクセス用開口部からの操作で前記探
    傷ヘッド及び前記アームを回転させるラックが外周に切
    られていることを特徴とする探傷装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の探傷装置において、前記探
    傷ヘッドは溶接部の浸透探傷処理を行うPTヘッドと処
    理後の観察を行う観察ヘッドとを有し、該PTヘッド及
    び観察ヘッドは前記アームの左右に設けられたことを特
    徴とする探傷装置。
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