JP2760665B2 - ツナ入りドレッシング - Google Patents

ツナ入りドレッシング

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JP2760665B2
JP2760665B2 JP3042885A JP4288591A JP2760665B2 JP 2760665 B2 JP2760665 B2 JP 2760665B2 JP 3042885 A JP3042885 A JP 3042885A JP 4288591 A JP4288591 A JP 4288591A JP 2760665 B2 JP2760665 B2 JP 2760665B2
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昌男 田口
誠 平山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、具材としてツナを含む
ドレッシングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、具材を含むドレッシングとして、
例えば、みじん切りしたピーマン、タマネギ、セロリー
等を含むサウザンアイランドドレッシングが一般に市販
されている。具材としては、上記したように通常野菜が
使用されているが、特開昭54−55764号公報、特
開昭49−41564号公報等にも記載があるように、
魚肉、畜肉等も使用することができる。そこで、サラダ
等によく使われているツナを、具材としてドレッシング
中に添加してみたところ、ツナの有する魚臭さ、油っぽ
い味覚が強く感じられ風味的に好ましくないものになっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ツナの有す
る魚臭さ、油っぽい味覚を感じない風味的に好ましい、
具材としてツナを含むドレッシングの提供を目的とす
る。
【課題を解決するための手段】
【0004】本発明者等は、ドレッシング中にレモン果
汁を特定量添加することにより、ツナの有する魚臭さを
消失させることに成功した。しかし、油っぽい味覚を改
善することはできず、これに加えて風味的に酸味が強く
感じられるという新たな問題が発生した。そこで、ドレ
ッシング中に生クリームを特定量添加したところ、ツナ
の有する油っぽい味覚、更にレモン果汁による酸っぱさ
を消失させることができ、香り及び味覚の両面において
優れたツナを含むドレッシングを得ることができた。
【0005】即ち、本発明は、ドレッシングに具材とし
てツナを含有させるにあたり、ドレッシングの原料にレ
モン果汁、及び生クリームを特定量使用することによ
り、上記目的を達成することができるという知見に基づ
いて完成された。
【0006】その要旨は、具材としてツナを、レモン果
汁、及び生クリームを含むドレッシング70重量部に対
して、5〜30重量部の割合で含み、且つツナ、レモン
果汁、及び生クリームの重量比が1:0.05〜0.1
9:0.43〜0.75であることを特徴するツナ入り
ドレッシングである。以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】ドレッシングは、通常、食酢若しくはかん
きつ類の果汁、食塩、糖類、香辛料等を撹拌混合し、こ
れにサラダ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油等の食用
植物油脂を加えることにより製造される。このようにし
て製造されたドレッシングは、水相と油脂が分離された
状態の所謂分離液状タイプのドレツシングとなる。この
タイプのドレッシングに、ホイッパー、ホモジナイザ、
コロイドミル或るいは乳化剤等を用いて均一に乳化した
ものが乳化液状タイプのドレッシングである。本発明
は、上記した2つのタイプのドレッシングを対象とす
る。
【0008】本発明は、上記したドレッシングに具材と
してツナを含有するものである。ツナは、びんながまぐ
ろ、きはだまぐろ、めばちまぐろ、くろまぐろ等の種々
のまぐろ或るいはかつおの肉を蒸煮し、塩水又は食用油
などと一緒に缶等の容器に詰めて密封殺菌することによ
って製造される。
【0009】上記したツナは、ドレッシング70重量部
に対して、5〜30重量部、好ましくは10〜20重量
部の割合で使用する。
【0010】即ち、ツナの量が少ない場合には、ツナの
味覚を充分に味わうことができない。反対に、ツナの量
が多い場合には、重い食感になり、滑らかさに欠けたド
レッシングとしてのイメージを失ったものになる。
【0011】上記したツナの大きさ並びに形状は、特に
限定されるものではないが、5〜10mm×10〜30
mm程度の大きさの面を有する小片状にすることが望ま
しい。
【0012】即ち、上記した大きさよりも小さい場合に
は、ツナの食感を味わうことができない。又、ツナがド
レッシングの中に溶け込まれ、ドレッシングの色調が褐
色化し、商品価値が低下してしまう。反対に、上記した
大きさよりも大きい場合には、ドレッシングがツナに充
分に滲み込まないため、ドレッシングとツナのなじみが
悪くなるとともに、ツナには味覚的なムラが生じてしま
う。更に、ドレッシングを野菜等にふりかける際に、ツ
ナが容器内壁に付着し、容器から排出し難くなる。
【0013】上記したツナを使用する場合、予めツナの
有する味覚を失わない程度に油きりしておくことが好ま
しい。これにより、ツナのもつ魚臭さをある程度除去す
ることができる。油きりの方法としては、網の上にツナ
を静置させる方法、圧搾機を使用して1〜2kg/cm
2で1〜2分間程度の条件によりツナをプレスする方法
等が例示できる。
【0014】尚、本発明は、上記したツナと共に、にん
じん、しいたけ、たまねぎ、コーン、たけのこ、ピーマ
ン等の野菜類、牛肉、豚肉等の畜肉、或るいはツナ以外
のイカ、タコ、アサリ等の魚介類等の具材を使用しても
よい。
【0015】本発明は、上記したツナを、具材としてド
レッシングに含有させる場合、ドレッシングの原料に、
レモン果汁、及び生クリームを特定の割合で使用する点
に大きな特徴を有している。これにより、はじめて、ツ
ナの有する魚臭さ、油っぽい味覚、更にはレモン果汁に
よる酸っぱさが感じられない、香り及び味覚の両面にお
いて優れたツナを含むドレッシングを得ることができる
のである。
【0016】レモン果汁は、レモンを搾った液汁のこと
であるが、これを水等で薄めたものも使用することがで
きる。本発明においてレモン果汁を使用することによ
り、ツナの有する魚臭さを消失させることができ、風味
的にもツナと適合したものになる。即ち、例えば、オレ
ンジ、或るいはグレープフルーツ等を使用した場合に
は、甘みが強い味覚となり、又、柚子、かぼす、すだち
或るいはライム等を使用した場合には、それぞれが有す
る特異な香りがあまりにも際立ち、風味上ツナと全く適
合しないものになる。
【0017】生クリームは、生乳、牛乳等から乳脂肪分
以外の成分をほとんど除去した乳脂肪分に富んだエマル
ジョンである。本発明において生クリームを使用するこ
とにより、ツナの有する油っぽい味覚をマスキングする
ことができるとともに、レモン果汁の使用により生じる
酸っぱさを抑止することができる。
【0018】本発明は、上記したツナ、レモン果汁、及
び生クリームの重量比が、1:0.05〜0.19:
0.43〜0.75、好ましくは1:0.1〜0.1
4:0.48〜0.65の割合になるように調整する。
尚、上記レモン果汁の割合は、果汁100%のものを使
用したときのものとする。従って、レモン果汁を希釈し
たものを使用する場合には、果汁の濃度に応じて上記割
合に適合するように適宜調整すればよい。
【0019】レモン果汁の割合が少ない場合には、ツナ
の有する魚臭さを充分消失させることができない。反対
に、レモン果汁の割合が多い場合には、レモンの有する
酸味が強く出現し、ドレッシングの風味のバランスを崩
してしまう。
【0020】生クリームの割合が少ない場合には、ツナ
の有する油っぽい味覚を充分消失させることができな
い。又、レモン果汁の酸っぱさを抑止することができな
い。反対に、生クリームの割合が多い場合には、食感の
重い味覚的に好ましくないドレッシングになってしま
う。
【0021】
【実施例1】水20重量部に、レモン果汁(果汁40
%)5重量部、生クリーム10重量部、卵黄5重量部、
デンプン1重量部、食酢1重量部、食塩2重量部、上白
糖1重量部、グルタミン酸ナトリウム1重量部、こしょ
う0.02重量部を加えて均一に混合し、次いでこれに
サラダ油20重量部を加えて、ホモミキサーで約1分間
撹拌後、ホモジナイザーで150kg/cm2の条件で
均質化し、乳化液状タイプのドレッシングを製造した。
【0022】次に、上記ドレッシング66.02重量部
と、金網の上に約10分間載置して油切りした5〜10
mm×10〜30mm程度の大きさの面を有する小片状
のツナ(きはだまぐろの油漬け)15重量部、ダイスカ
ット処理したタマネギ10重量部、ニンジン7重量部、
ホール状のコーン20重量部を透明なパウチ(材質:ナ
イロン/ポリプロピレン)に充填した後密封し、これに
90°C、10分間の殺菌処理を施し、具材としてツナ
を含む乳化液状タイプのドレッシングを得た。
【0023】
【実施例2】レモン果汁7重量部、生クリーム7重量部
使用すること、具材とドレッシングを単に混合して分離
液状タイプのものにすること以外は、実施例1と同様に
して具材としてツナを含む分離液状タイプのドレッシン
グを得た。
【0024】
【比較例1】レモン果汁1.7重量部使用すること以外
は、実施例1と同様にして具材としてツナを含む乳化液
状タイプのドレッシングを得た。
【0025】
【比較例2】レモン果汁15重量部使用すること以外
は、実施例1と同様にして具材としてツナを含む乳化液
状タイプのドレッシングを得た。
【0026】
【比較例3】生クリーム3重量部使用すること以外は、
実施例1と同様にして具材としてツナを含む乳化液状タ
イプのドレッシングを得た。
【0027】
【比較例4】生クリーム18重量部使用すること以外
は、実施例1と同様にして具材としてツナを含む乳化液
状タイプのドレッシングを得た。
【0028】実施例1〜2及び比較例1〜4から得られ
た具材としてツナを含むドレッシングの香り、及び味覚
について、官能により評価した結果を表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】表1から明らかなように、本発明のツナを
含むドレッシングは、ツナの有する魚臭さ、油っぽい味
覚を感じない、更にはレモン果汁による酸っぱさが感じ
られない、香り及び味覚の両面において優れたものであ
った。
【0031】
【発明の効果】本発明は、ツナを、具材としてドレッシ
ングに含有させるに当たり、ドレッシングの原料に、レ
モン果汁、及び生クリームを特定の割合で使用すること
により、ツナの有する魚臭さ、油っぽい味覚を感じな
い、更にはレモン果汁による酸っぱさが感じられない、
香り及び味覚の両面において優れた具材としてツナを含
むドレッシングを得ることができる。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−130490(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/22 - 1/237 A23L 1/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 具材としてツナを、レモン果汁、及び生
    クリームを含むドレッシング70重量部に対して、5〜
    30重量部の割合で含み、且つツナ、レモン果汁、及び
    生クリームの重量比が1:0.05〜0.19:0.4
    3〜0.75であることを特徴するツナ入りドレッシン
    グ。
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