JP2757862B2 - ブレーキ制御方法 - Google Patents

ブレーキ制御方法

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JP2757862B2
JP2757862B2 JP8288187A JP28818796A JP2757862B2 JP 2757862 B2 JP2757862 B2 JP 2757862B2 JP 8288187 A JP8288187 A JP 8288187A JP 28818796 A JP28818796 A JP 28818796A JP 2757862 B2 JP2757862 B2 JP 2757862B2
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JP
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brake
speed
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hydraulic pressure
force
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滋之 城戸
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Toyota Motor Corp
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  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の制動に用いら
れるブレーキを制御する方法に関するものであり、特
に、緊急時にブレーキの性能を有効に利用し得る技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記ブレーキ制御方法においては一般
に、ブレーキ操作部材の操作に基づいて車両のブレーキ
が制御される。そして、このブレーキ制御方法において
は従来、緊急時であるか通常時であるかを問わず、等し
い強さでブレーキが作動させられるようにブレーキが制
御されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、緊急時にブ
レーキの性能を有効に利用し得るブレーキ制御方法を得
ることを課題として為されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そして、本発明の要旨
は、前記ブレーキ制御方法を、ブレーキ操作部材の操作
速度を検出するとともに、検出した操作速度が基準値を
超えた場合には、その後の操作速度とは無関係に、ブレ
ーキの作動力が、操作速度が基準値を超えない通常の場
合より大きくなるようにブレーキを制御するものとした
ことにある。本発明の一実施態様においては、検出した
操作速度が基準値を超えた後は、ブレーキの作動力が予
め定められている最大値に増加するようにブレーキが制
御される。
【0005】
【作用】本発明に係るブレーキ制御方法においては、ブ
レーキ操作部材の操作速度が基準値を超えない場合に
は、通常ブレーキ時であるとして、通常の規則に基づい
てブレーキが作動させられる。そして、ブレーキ操作部
材の操作速度が基準値を超えた場合には、緊急ブレーキ
時であるとして、その後の操作速度とは無関係に、ブレ
ーキの作動力が、操作速度が基準値を超えない通常の場
合より大きくなるようにブレーキが制御される。
【0006】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、通常ブレ
ーキ時には従来のブレーキ制御方法と同様に、適正な制
動が行われるとともに、緊急ブレーキ時には従来より強
い制動が行われるという効果が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本実施形態である
レーキ制御方法を実施するための液圧ブレーキ装置を示
す系統図である。図において、80および82は左右前
輪のブレーキを作動させるフロントホイールシリンダで
あり、84および86は左右後輪のブレーキを作動させ
るリヤホイールシリンダである。これらホイールシリン
ダ80,82,84,86には、チェンジバルブ88の
切換えにより、ブレーキ操作部材としてのブレーキペダ
ル90の踏込みに基づいてマスタシリンダ92に発生さ
せられる液圧とブレーキペダル90の踏込みに基づいて
電磁液圧制御弁94により制御されたアキュムレータ9
6の液圧とのうち、高い方が択一的に供給される。マス
タシリンダ92には、ブレーキペダル90の踏力がブレ
ーキブースタとしてのバキュームブースタ96aによっ
て倍力されて伝達される。97はプロポーショニングバ
ルブである。プロポーショニングバルブ97は、マスタ
シリンダ92の液圧を減圧してリヤホイールシリンダ8
4,86に伝達する。
【0008】ブレーキペダル90の踏力は、踏力センサ
98により検出され、コントローラ100に供給され
る。コントローラ100はブレーキペダル90の踏力
と、加速度センサ102から供給される車体加速度とに
基づいて電磁液圧制御弁94への励磁電流を算出し、
の励磁電流を作動アンプ104に電磁液圧制御弁94へ
供給させる。それにより、ホイールシリンダ80,8
2,84,86の液圧が、ブレーキペダル90の踏力に
応じた減速度が得られる高さに制御される。コントロー
ラ100にはブレーキぺダル90の基端部近傍に設けら
れてそれの回動速度を検出するためのエンコーダ105
も接続されている。エンコーダ105は、ブレーキペダ
ル90が一定微小角度回動する毎に1個のパルス信号を
コントローラ100に供給する。アキュムレータ96に
は、リザーバ106からポンプ108によって汲み上げ
られたブレーキ液が常に一定液圧範囲で蓄えられるよう
になっている。110はポンプ108を駆動するモータ
である。本液圧ブレーキ装置においては、ホイールシリ
ンダ80,82,84,86には通常は電磁液圧制御弁
94により制御された液圧が供給されるが、電磁液圧制
御弁94側に異常が生じた場合には、マスタシリンダ9
2に発生させられた液圧が供給され、制動力が確保され
るようになっている。マスタシリンダ92の液圧よりも
電磁液圧制御弁94の制御圧がやや高くなるようにされ
ているのである。
【0009】電磁液圧制御弁94は、スプール式の電磁
液圧制御弁であり、励磁電流に比例した高さのブレーキ
液圧(ブレーキ作動力に対応する)をホイールシリンダ
80,82,84,86に供給する。ホイールシリンダ
80,82,84,86に接続された制御圧ポートの液
圧に比例する力によりスプールが一方向へ駆動される一
方、励磁電流に比例する大きさで発生させられるフォー
スモータの制御力が逆方向に加えられ、両者が釣り合う
位置でスプールが停止することによって液圧制御が行わ
れるのである。
【0010】コントローラ100の主体を成すコンピュ
ータのROMには、図2のフローチャートで表されるプ
ログラムが格納されている。
【0011】S21においては、踏力センサ98の出力
信号が読み込まれ、ブレーキペダル90の踏力が検出さ
れる。S22においては、エンコーダ105から出力さ
れるパルス信号のカウントによりブレーキペダル90の
操作速度の検出が行われる。そして、S23において、
ブレーキペダル90の操作速度が基準値より大きいか否
かが判定され、判定の結果がNOであれば通常ブレーキ
時であると判断されて、S24において通常のブレーキ
液圧制御が行われる。すなわち、ブレーキペダル90の
踏力に見合った大きさの減速度が得られる高さにブレー
キ液圧が制御されるのである。それに対して、S23の
判定結果がYES、すなわち、ブレーキペダル90の操
作速度が基準値より大きい場合には、ブレーキ液圧を予
め定められている最大ブレーキ液圧まで急激に高める制
御が行われる。これによって、緊急ブレーキ時には、ブ
レーキペダル90の操作速度および踏力とは無関係に最
大ブレーキ液圧がフロントホイールシリンダ80,82
に供給され、リヤホイールシリンダ84,86には、そ
の最大液圧がプロポーショニングバルブ97により減圧
された高さの液圧が供給されて、全ブレーキにおいて最
大の制動力(ブレーキ作動力に対応する)が発生させら
れ、車両の制動距離が著しく短縮される。
【0012】上記実施形態においては、ブレーキ操作部
材としてのブレーキペダル90の回動速度がエンコーダ
105により検出されることによって、ブレーキ操作速
度が検出されるようになっていたが、ブレーキペダルの
踏力をブレーキブースタやマスタシリンダに伝達するプ
ッシュロッドの軸方向の移動速度を検出することによっ
て、ブレーキ操作速度を検出することも可能である。さ
らに、マスタシリンダ92等の液圧を液圧センサによっ
て検出し、増圧勾配の大きさに基づいてブレーキ操作部
材の操作速度を検出することも可能である。また、上記
実施形態においては、ブレーキ操作速度の大小2段階に
応じてブレーキ液圧の制御が2段階に行われるようにな
っていたが、ブレーキ操作部材の操作速度を多段階に分
けて、各段階毎に異なるブレーキ液圧制御が行われるよ
うにすることも可能である。その他、当業者の知識に基
づいて種々の変形,改良を施した形態で、本発明を実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるブレーキ制御方法を
実施するための液圧ブレーキ装置を示す系統図である。
【図2】上記ブレーキ制御方法を実施するためにコンピ
ュータにより実行される制御プログラムを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
80,82 フロントホイールシリンダ 84,86 リヤホイールシリンダ 90 ブレーキペダル 92 マスタシリンダ 94 電磁液圧制御弁 96 アキュムレータ 100 コントローラ 105 エンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60T 7/12 - 8/96 B60T 13/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキ操作部材の操作に基づいて車両の
    ブレーキを制御する方法であって、前記ブレーキ操作部材の操作速度を検出するとともに、
    検出した操作速度が基準値を超えた場合には、その後の
    操作速度とは無関係に、前記ブレーキの作動力が、操作
    速度が基準値を超えない通常の場合より大きくなる よう
    にブレーキを制御することを特徴とするブレーキ制御方
    法。
  2. 【請求項2】前記検出した操作速度が基準値を超えた場
    合には、前記ブレーキの作動力が予め定められている最
    大値に増加するようにブレーキを制御する請求項1に記
    載のブレーキ制御方法。
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