JP2750558B2 - ゴルフ場グリーン等のドレーン工法 - Google Patents

ゴルフ場グリーン等のドレーン工法

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JP2750558B2
JP2750558B2 JP26061092A JP26061092A JP2750558B2 JP 2750558 B2 JP2750558 B2 JP 2750558B2 JP 26061092 A JP26061092 A JP 26061092A JP 26061092 A JP26061092 A JP 26061092A JP 2750558 B2 JP2750558 B2 JP 2750558B2
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正毅 水野
鈴木  茂
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SAN SHIBIRU KK
Zeon Kasei Co Ltd
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SAN SHIBIRU KK
Zeon Kasei Co Ltd
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ場グリーン等の
排水施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場グリーン芝生地は次第に土壌が
固結し排水が悪く、土壌通気が不足する。この防止方法
として床土を厚く床土内の砂の含量を非常に多くすれば
良いが多額の造成費を要する。この解決手段として、実
公昭52−1639で示されるように掘削地盤の心土上
に不透水層を設け、有孔パイプを肋骨状に敷設し、この
上に砕石層を形成し砕石層上にネット層を設けて埋め戻
す施工法が一般に行われている。しかし、この施工法で
は、有孔パイプ間の中間部分の水位が高く、降雨浸透水
の排水層への到達時間が長い。また、砕石間に土粒が侵
入し詰まり、排水性,通気性が低下するため以後の補修
が必要で且つ面倒である。目詰まりを防ぐためには多層
のフィルター層の敷設が必要となり、得策ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは上記状況に
鑑み、グリーン内の排水水位の高低が無く、排水性に優
れ、且つ施工後の補修を要しない排水構造について研究
し、縦方向及び水平方向の空隙率が同様に大で、剛強な
マット状シートを地盤上に一様に敷設し、その上に砂層
を設ければ良いことを見い出し、試験を重ね本発明を完
成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば円形盆状に掘削された地盤の底縁に排水ラインと接続
して透水性壁からなる暗渠管を周設し;該暗渠管に合成
樹脂フィラメントを立体的に交絡してマット状に形成し
両面に合成樹脂不織布からなる濾過シートを積層した暗
渠管ドレーン材を被着し;掘削された地盤面に前記暗渠
管ドレーン材と同種構造の地盤ドレーン材を相互に端部
を重合させて敷設し;前記暗渠管ドレーン材及び地盤ド
レーン材上に透水砂層を設けることを特徴とするゴルフ
場グリーン等のドレーン工法が提供される。
【0005】本発明を図面に基いて説明する。図1は本
工法を施工したグリーンの断面図で、所定深さに盆状に
掘削し転圧された地盤の周縁に沿って透水性壁からなる
暗渠管1が設置され、暗渠管は集水枡2,集水管3を介
して排水装置に接続している。上記暗渠管を端部で包み
込むように暗渠管ドレーン材4が敷設され、この暗渠管
ドレーン材4に接して地盤全面に地盤ドレーン材5が敷
設され、この両ドレーン材上に川砂層8,混合砂層9が
形成されている。なお周辺壁にはもぐら防止ネット10
が敷設されている。
【0006】暗渠管ドレーン材及び地盤ドレーン材は、
図2に示すように、合成樹脂フィラメントを立体的に交
絡してマット状に形成した立体網状構造体6の両面に合
成繊維不織布からなる濾過シート7を積層して形成され
ており、前記暗渠管との接続方法は例えば図2に示すよ
うに、端部下面の濾過シートを剥離し、この濾過シート
で下から暗渠管を包み込み、さらに上側の立体網状構造
体及び濾過シートで上から包み込むようにすれば良い。
次に地盤面全面にわたり地盤ドレーン材5を敷設する。
暗渠管ドレーン材と例えば図2に示すような方法で端縁
どうしを重ね合わせることができる。なお、これらのド
レーン材は長尺シートで濾過シートはシートの立体網状
体の両側縁より張り出した帯状耳部が設けられており、
隣接ドレーン材間の接合は立体網状構造体を密接させ相
互の耳部を重ね合わせて行われる。このようにして図3
に示すように、暗渠管ドレーン材及び地盤ドレーン材を
敷設する。次に、地盤周辺にもぐら防止ネットを取り付
け、上記暗渠管ドレーン材及び地盤ドレーン材を覆って
川砂,混合砂の順で埋戻しを行ない、この上に芝生の種
を蒔きしグリーンが形成される。
【0007】本発明に使用される暗渠管ドレーン材及び
地盤ドレーン材について説明する。これら両ドレーン材
は同一構造を有し、立体網状構造体6のシート両面に合
成繊維不織布製の濾過シート7を熱融着して形成されて
いる。立体網状構造体は合成樹脂フィラメント例えばナ
イロン6のフィラメントを3次元の立体的に交絡し、フ
ィラメントどうしの接点を熱融着させてマット状に形成
されている。
【0008】この立体網状構造体6がシート縦方向及び
水平方向に優れた透水性を確保し、かつ動的、及び静的
荷重に対し充分な応力を保持するためにはフィラメント
径0.3〜1.0mm,厚み5〜30mm,空隙率90
±5%,静的バネ係数1000〜2000kg/mm/
2の範囲のものが用いられ、この範囲以外では、透水
性,荷重に対する強度,作業性,経済性等の点で不適当
である。上記の範囲内で、施工場所の状況,目的に応じ
て適宜のものが用いられる。
【0009】不織布製の濾過シート7は、例えばポリエ
ステル繊維をナイロンで処理し不織布としたもので、厚
さ0.6mm,透水係数1×10-23/sec/m程度で
あり、立体網状構造体の両面に熱融着法により積層され
ている。
【0010】
【作用】上記ドレーン材は空隙率が大きく且つ、縦方
向、水平方向の透水性に優れ、例えばフィラメント径
0.5mm,空隙率95%,シート厚み9mmのもので
は、土圧1tf/m2で敷設勾配5%の場合、1.5×
10-43/secの透水率を示し,同一構造でシート厚1
7mmの場合、同一条件下で、5.0×10-43/sec
である。このため降雨等は速やかに排水層に到達し、暗
渠管から排出され、根腐れの原因となる土中滞留水を生
じない。また、静的バネ係数が1000〜2000kg
/mm/m2と剛性が大であるため土圧により潰れるこ
とがなく、偏平となって排水性を低下させるおそれがな
い。 また、立体網上構造体の濾過シートは、シート上
の土と網状体を遮断し、かつシートと接する土の層中の
シルト以下の微粒(粒径0.002mm以下)を透過し
洗い流すことによってフィルター近くの層はその上部の
層より透水性が良くなり、フィルター、フィルター接触
部層、上部層と階段的に透水係数の差ができ、水の流速
が適切に抑えられるため長期に亘り目詰まりしない。
【0011】
【発明の効果】本発明工法によれば、グリーン全面集排
水のため、一様に且つ速やかに排水が行われるので、プ
レーに好都合であり、長期間にわたり目詰まりすること
なく補修の必要がない。さらに、ドレーン材を敷設して
埋め戻しすればよいので、作業が容易で、工期が従来の
工法に比し、大幅に短縮される。本工法は、上記特徴を
有するので、ゴルフ場グリーンの他、運動場、テニスコ
ート等の施工に非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明工法によるグリーンの断面図である。
【図2】暗渠管と暗渠管ドレーン材、暗渠管ドレーン材
と地盤ドレーン材の接合方法を示す説明図である。
【図3】暗渠管ドレーン材及び地盤ドレーン材の敷設終
了状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 暗渠管 2 集水枡 3 集水管 4 暗渠管ドレーン材 5 地盤ドレーン材 6 立体網状構造体 7 濾過シート 8 川砂層 9 混合砂層 10 もぐら防止ネット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盆状に掘削された地盤の底縁に排水ライ
    ンと接続して透水性壁からなる暗渠管を周設し;該暗渠
    管に合成樹脂フィラメントを立体的に交絡してマット状
    に形成した立体網状構造体の両面に合成樹脂不織布から
    なる濾過シートを積層した暗渠管ドレーン材を被着し;
    掘削された地盤面に前記暗渠管ドレーン材と同種構造の
    地盤ドレーン材を相互に端部を重合させて敷設し;前記
    暗渠管ドレーン材及び地盤ドレーン材上に透水砂層を設
    けることを特徴とするゴルフ場グリーン等のドレーン工
    法。
  2. 【請求項2】 前記暗渠管ドレーン材及び前記地盤ドレ
    ーン材の立体網状構造体が径0.3〜1.0mmの合成
    樹脂フィラメントを3次元に立体的に交絡したシートで
    あって、フィラメント径0.3〜1.0mm,シート厚
    み5〜30mm,空隙率90±5%,静的バネ定数10
    00〜2000kg/mm/m2であることを特徴とす
    る請求項1記載のゴルフ場グリーン等のドレーン工法。
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