JP2749685B2 - 回路基板の製造方法 - Google Patents

回路基板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上に利用分野〕 本発明は、回路導体に比較的厚肉の金属板を使用した
回路基板の製造方法に関するものである。
〔従来技術〕
通常の回路基板は絶縁基板の表面に張りつけた銅箔を
パターンエッチングすることにより製造されるが、大電
流回路や電源回路など、比較的厚肉の導体が要求される
場合には、銅板からの打抜加工により打抜回路パターン
を形成し、これを絶縁基板と積層一体化させて回路基板
を製造している。
この場合、回路パターンを形成する複数の回路導体の
位置関係を一定にするため、打抜回路パターンとして
は、縁枠導体内に所要の回路パターンを形成する複数の
回路導体が配置され、各回路導体が縁枠導体と回路導体
間および隣合う回路導体間をつなぐ細いブリッジにより
定位置に固定されている形のものが用いられる。このよ
うな打抜回路パターンとプリプレグ等の絶縁シートとを
積層し、ホットプレスにより一体化すると、例えば図−
6(a)(b)のような回路基板半製品11ができる。同
図において、12は打抜回路パターン、13は縁枠導体、14
は回路パターンを形成する複数の回路導体、15aは縁枠
導体13と回路導体14間をつなぐブリッジ、15bは隣合う
回路導体14、14間をつなぐブリッジ、16はプレプレグ等
の絶縁シートより形成された絶縁基板、17は縁枠導体13
部分に形成された位置決め穴17である。
このような半製品11を製造した後、従来は、図−7に
示すように回路導体14、14間のブリッジ15bを穴あけ加
工(または切削加工)により切断し(18がその穴)、さ
らに点線の位置(縁枠導体13と回路導体14の間)で切断
して周囲の縁枠導体13を切除する外形加工を行い、回路
基板を製造していた。
この方法では回路導体14用として0.15〜1.6mm程度の
銅板を使用することができる。
図示の例は絶縁基板の両面に打抜回路パターンを埋め
込んだ場合であるが、片面は通常の銅箔をパターンエッ
チングした回路パターンになる場合もある。また絶縁基
板の内部に銅箔をパターンエッチングした回路パターン
が設けられる場合もある。
〔課題〕
以上のような方法で回路基板を製造すると、得られる
回路基板は、周囲の切断面に図−8に示すように縁枠導
体と回路導体とをつないでいたブリッジ15aの端面が露
出するものとなる。しかしこのように回路基板周囲の切
断面にブリッジ15aの端面が露出していると、リフロー
炉や噴流式半田付け装置により部品を実装する際、露出
部分に半田が付着して両面の回路導体が短絡するおそれ
があり、信頼性の点で問題がある。またブリッジ15aの
露出部分から回路導体の腐食が進行しやすいという問題
もある。
〔課題の解決手段とその作用〕
本発明は、上記のような課題を解決した回路基板の製
造方法を提供するもので、その構成は、縁枠導体内に所
要の回路パターンを形成する複数の回路導体が配置さ
れ、各回路導体が縁枠導体と回路導体間および隣合う回
路導体間をつなぐ細いブリッジで定位置に固定されてい
る打抜回路パターンを用い、この打抜回路パターンと絶
縁シートを積層し、ホットプレスにより一体化した後、
回路導体間のブリッジを切断する加工と、周囲の縁枠導
体を切除する外形加工とを行う回路基板の製造方法にお
いて、上記外形加工を行う前に、縁枠導体と回路導体間
のブリッジを切断する加工を行い、それによって生じた
穴または溝内に樹脂を充填することを特徴とするもので
ある。
このようにすれば得られる回路基板の周囲の切断面
に、回路導体につながるブリッジの端面が露出すること
がなくなり、従来の問題を解消できる。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
図−1ないし図−3は本発明の一実施例を示す。図−
6(a)(b)に示す半製品11を製造するまでの工程は
従来と同じであり、このあと本発明では図−1に示すよ
うに、回路導体14、14間のブリッジ15bを切断するとき
に、同時に縁枠導体13と回路導体14間のブリッジ15aも
切断する。この切断は従来同様、穴あけ加工(切削加
工、打ち抜き加工でも可)により行われ、18がそれによ
って形成された穴である。この穴18はブリッジ15a、15b
が切断されてさえいれば貫通穴でも非貫通穴でもよい。
次に図−2に示すようにブリッジ15aを切断した穴に樹
脂19を充填し固化させる。このときブリッジ15bを切断
した穴19にも樹脂充填を行ってもよい。その後、点線部
分で切断して周囲の縁枠導体13を切除する外形加工を行
うと、図−3(a)(b)に示すような回路基板20を得
ることができる。この回路基板20は、ブリッジ15aを切
断した穴に樹脂19が充填されているため、周囲の切断面
にブリッジ15aの端面が露出することがなくなる。
実際の試作では、打抜回路パターン12用として0.5mm
厚の銅板を用いた。また絶縁基板16用として0.2mm厚の
プリプレグシートを4枚用いた。打抜回路パターン12に
はプリプレグシートとの接着性を高めるため黒化処理を
施した。ホットプレスは温度175℃、圧力40kg/cm2で、1
00分行った。ブリッジ15a、15bの幅は1.5mmで、ブリッ
ジの切断は2.3mmφのドリルで穴あけ加工することによ
り行った。穴18にはエポキシ樹脂を充填した。その後外
形加工を行い、周囲の切断面にブリッジ端面の露出しな
い厚さ1.5mmの回路基板を得ることができた。
ところで回路基板には大電流回路と小電流回路とを有
する複合回路基板があるが、この種の回路基板として、
図−4に示すように大電流用の厚肉回路導体14が絶縁基
板16内に埋め込まれ、小電流用の薄肉回路導体21が絶縁
基板の表面に形成されているものも提案されている(実
願平1−136110号)。このような複合回路基板において
も厚肉回路導体14は前述のような打抜回路パターンから
形成されるので、やはりブリッジの端面露出の問題が生
じる。この問題も本発明の製造方法により解決できる。
すなわち図−4のような複合回路基板は、図−5に示
すように絶縁基板16の両面に打抜回路パターン12を埋め
込んだ半製品11をまず製造し、その両面にプリプレグ等
の接着層22を介して絶縁シート23と銅箔24の張り合わせ
体を積層し、ホットプレス25により加熱加圧して全体を
一体化した後、銅箔24をパターンエッチングすることに
より製造されるのであるが、ホットプレスの前に、半製
品11のブリッジ15a、15bを例えば穴18を形成することに
より切断し、その後ホットプレスを行えば、穴18内には
接着層22の樹脂が充填されることになる。したがってホ
ットプレス後、点線の位置で縁枠導体13を切除する外形
加工を行うと、ブリッジ端面の露出しない複合回路基板
を製造することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、周囲の切断面に
回路導体につながるブリッジの端面が露出しない回路基
板を製造できるため、部品半田付けの際に切断面で回路
導体の短絡が生じることがなくなり、また切断面から回
路導体の腐食が進行することもなくなり、回路基板の信
頼性向上に顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
図−1および図−2は本発明の一実施例に係る回路基板
の製造方法を工程順に示す平面図、図−3(a)(b)
はそれによって得られた回路基板の平面図および正面
図、図−4は複合回路基板の一例を示す断面図、図−5
はその複合回路基板を製造する場合の本発明の一実施例
を示す断面図、図−6(a)(b)は従来の回路基板の
製造方法における回路基板半製品の平面図およびA−A
線断面図、図−7は従来の回路基板の製造方法を示す平
面図、図−8は従来の製造方法によって得られる回路基
板の正面図である。 11:回路基板半製品 12:打抜回路パターン、13:縁枠導体 14:回路導体、15a、15b:ブリッジ 16:絶縁基板、18:穴、19:樹脂 20:回路基板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縁枠導体内に所要の回路パターンを形成す
    る複数の回路導体が配置され、各回路導体が縁枠導体と
    回路導体間および隣合う回路導体間をつなぐ細いブリッ
    ジで定位置に固定されている打抜回路パターンを用い、
    この打抜回路パターンと絶縁シートを積層し、ホットプ
    レスにより一体化した後、回路導体間のブリッジを切断
    する加工と、周囲の縁枠導体を切除する外形加工とを行
    う回路基板の製造方法において、上記外形加工を行う前
    に、縁枠導体と回路導体間のブリッジを切断する加工を
    行い、それによって生じた穴または溝内に樹脂を充填す
    ることを特徴とする回路基板の製造方法。
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JP2017117902A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 株式会社オートネットワーク技術研究所 回路構成体
JP6324479B1 (ja) * 2016-12-16 2018-05-16 Jx金属株式会社 回路基板用金属板、回路基板、パワーモジュール、金属板成形品及び、回路基板の製造方法

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