JP2746847B2 - 多節ヒンジ装置 - Google Patents

多節ヒンジ装置

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JP2746847B2
JP2746847B2 JP6294108A JP29410894A JP2746847B2 JP 2746847 B2 JP2746847 B2 JP 2746847B2 JP 6294108 A JP6294108 A JP 6294108A JP 29410894 A JP29410894 A JP 29410894A JP 2746847 B2 JP2746847 B2 JP 2746847B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は家具等における扉と筺
体とを回動可能に連結するヒンジ装置に係り、特に、筺
体の収納スペースと間口スペースを最大限度まで有効に
活用できるようにした多節ヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、家具用として広く採用されてい
るスライド蝶番は、筺体の内側面に固定する筺体連結部
材と、扉の内側面に固定する扉連結部材と、該扉連結部
材と前記筺体連結部材を揺動可能に連結するリンクとを
備え、該リンクは扉の開き角度を大きくするために、通
例、複数個の構成からなる。
【0003】例えば、図17,18に示すように、筺体
の側板1にプレート2をねじ3で固定し、このプレート
2に調整座4をねじ5にて冠着し、この調整座4にアー
ム6をねじ7にて連結する一方、このアーム6にはリン
クCとリンクBをそれぞれピン8,9にて回動可能に軸
着し、かつ、リンクCにはピン10を介してリンクAの
一端部を、またリンクBにはピン11を介してリンクA
をそれぞれ回動可能に軸着するとともに、リンクBには
ピン12を介してリンクDと回動可能に連結され、カッ
プ14にはリンクAとリンクDがそれぞれピン13とピ
ン15で回動可能に軸着され、カップ14は扉16の内
側面に穿たれた穴17に埋め込まれてなる多節ヒンジ装
置がある。
【0004】図17は扉16を閉じた状態を、また、図
18は扉16を開いた状態を、それぞれ示し、リンク
A,B,C,Dを有することにより扉16が略180度
開き、したがって、筺体の開口部がほぼ完全に開けるの
で、筺体内部への収納物の出し入れに有利である。ま
た、扉16を閉じた場合において、リンクA,B,C,
Dは互いに隣接するように折り畳まれてカップ14とア
ーム6との間から略45度の方向で筺体内部へ突出して
いる。
【0005】なお、上記従来例と略同様の構成を有する
ヒンジ装置として実開昭52−7736号公報、実開
昭55−21498号公報、実開昭48−17566号
公報及び特昭49−1329号公報等に記載された考
案・発明がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
17,18や公開公報記載の考案等におけるヒンジ装置
は、扉16を閉じた場合において、リンク(A〜D)が
筺体内部に突出して残り、したがって、そのリンクがあ
る部分は物が収納できないほか、図17に示すように、
プレート2にリンクAが折り畳まれて筺体内部に突出し
ているために、仮想線にて囲んだ部分Zは、筺体内部の
収納スペースを狭くする。したがって、筺体内部の収納
スペースを最大限度まで有効に活用できない欠点があ
る。
【0007】また、図18に示すように、扉16を略1
80度開いて開口部をほぼ完全に開いても、側板1から
プレート2やリンクAが筺体内部側へ突出する高さY部
分は、開口部の間口を狭くするために、物の出し入れを
する際に不便となる。
【0008】そのため、特開平5−133154号公報
によれば、家具内へ本体側ヒンジを出張らすことなく扉
を取り付けることができ、家具等の有効面積(容積)を
増加できることを目的としたスライドヒンジが開示され
ている。すなわち、家具本体の側板の内面に埋設される
ヒンジブラケットに前後スライド可能にスライド支点金
具を支持した本体側ヒンジと、扉の内面に取り付けられ
る扉側ヒンジとの間を複数のリンク(多節リンク)で回
動可能に連結してなる。
【0009】しかし、この公開特許公報記載の発明で
は、本体側ヒンジ及び扉側ヒンジを側板及び扉の内面に
埋め込むことで家具等の有効面積を増加できることを骨
子とするものというべく、その点において有効面積の増
加という目的は達成しているものの、ヒンジブラケット
を側板及び扉に埋め込むことについては、前記従来例が
既に開示しているところである。
【0010】さらに、この公開特許公報記載の発明で
は、第1リンク及び第2リンクが依然として家具内の収
納スペースに出張っている構造なので、前記従来例と全
く同じ構成というべく、しかも、多節リンクが有効面積
を減少させることについては何らの解決もなされていな
い。
【0011】また、この公開特許公報記載の発明では、
扉を開くときに、その操作によりスライド支点金具がヒ
ンジブラケットと平行に側板から引き出され、その引き
出されたスライド支点金具の端部を中心として多節リン
クが回動する構造であるから、扉が側板の端面に擦過し
てこれを損傷させるから家具の見栄えが低下する。
【0012】加えて、特開平6−229159号公報に
よれば、扉の内面近くまで収納物を収納した場合、収納
空間にリンク機構が突出して収納物を損傷させないよう
にして収納空間を最大限有効に活用するヒンジが開示さ
れている。
【0013】しかしながら、この公開特許出願公報記載
の発明では、扉60を閉じたときは、図19に示すよう
に、前後平行リンク61,62の支持板63側端部が後
方に傾斜した状態となり、また、扉60を開いたとき
は、図20に示すように、前後平行リンク61,62が
それぞれ回動して支持板63が連結用突縁64から所定
幅Wにて収納空間65側へ突出した状態となる。
【0014】したがって、この公開特許出願公報記載の
発明では、支持板63が動き得る所定幅Wが収納空間6
5内に必要となり、その分、収納空間65が制約される
こととなって、収納空間65の最大限の有効活用を果し
得ていないほか、図19の状態において、収納空間65
内に収納された収納物66(2点鎖線図示)が振動等に
より倒れ込んで支持板63に当接している場合には、扉
60を開こうとしても支持板63の動きができなくて開
扉できなくなるるか、若しくは、収納物66を支持板6
3が摺動して損傷したりする、等の欠点がある。
【0015】そこで、この発明は上記事情に鑑みて、閉
扉時に多節リンクが完全に筺体内部の収納スペースから
無くなるようにし、かつ、開扉時には扉の一部が開口部
の間口を狭くすることなく、しかも、多節リンクが筺体
内側に残らず最大限度又はそれに近く活用できる多節ヒ
ンジ装置を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る多節ヒン
ジ装置は、請求項1によれば、筐体の内側面に固定され
た筐体連結部材と、扉の内側面に固定された扉連結部材
と、該扉連結部材と前記筐体連結部材を揺動可能に連結
する第1〜第4の4つのリンクとを備えたヒンジ装置に
おいて、前記第1リンクは一端部が前記筐体連結部材の
内側にピンを介して回動可能に連結され、他端部が前記
第2リンクの一端部の内側にピンを介して回動可能に連
結され、前記第2リンクは第3リンクの内側に配置さ
れ、他端部が前記扉連結部材にピンを介して回動可能に
連結され、前記第3リンクはその一端部が前記筐体連結
部材の端部にピンを介して回動可能に連結され、他端部
が第4リンクの一端部にピンを介して回動可能に連結さ
れ、かつ、第4リンクは他端部が前記扉連結部材の内側
にピンを介して回動可能に連結されてなり、前記扉は筐
体の開口端部から略180゜の開度をもって開扉可能に
形成されるとともに、前記扉連結部材の内部には前記4
つのリンクを折り畳んで収納できるスペースを有し、閉
扉時には前記第1〜第4リンクの全体を前記扉連結部材
の収納スペース内に折畳み収納可能に形成したことを特
徴とする。
【0017】請求項2によれば、開扉時には、前記扉連
結部材から引き出された前記第1〜第4リンクが前記筺
体連結部材の長手方向の延長線よりも外方側へ折曲回動
するように構成したことを特徴とする。
【0018】請求項3によれば、閉扉時においては、前
記第1〜第4リンクが扉連結部材の収納スペース内に折
り畳まれて収納されるため、開扉時には、筺体内側に突
出して回動するリンクが存しないようにしたことを特徴
とする。
【0019】
【0020】
【作用】この発明によれば、扉を閉じた場合には、第1
〜第4のリンクが扉連結部材内に折り畳み込まれて収納
される。したがって、扉連結部材を扉に埋め込むととも
に、筺体の内側面に埋め込むか、又は、筺体連結部材を
薄く形成することにより、筺体の収納スペースにおける
ヒンジ装置の占有スペースは皆無又はそれに近くなる。
【0021】そして、扉を開いた場合には、第1〜第4
のリンクが扉連結部材から引き出されて扉は略180度
開くことができ、したがって、扉の一部が筺体開口部の
間口にせりだすことはなく、筺体への物の出し入れ作業
を容易にする。
【0022】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づき説明
する。この発明の第1実施例は、図1〜3に示したよう
に、筺体に固定する筺体連結部材としてのアーム20
は、側板1にねじ3にて固定されたプレート22に冠着
するプレート23を介してねじ24にて位置調節可能に
固定される。プレート22は左右両側に翼状に張り出し
た取付部22aを有する断面コ字形に成形され、取付部
22aには筺体に固定するためのねじの挿通孔22bが
穿設されている。このプレート22は筺体の側板1に穴
1a(図4,5参照)を穿って埋め込み固定する。
【0023】プレート23とアーム20とは断面略コ字
形であって、それぞれの一端部がピン25にてかしめて
連結され、他端部はねじ26で締結されており、また、
これらの略中央部にはそれぞれねじ24が貫通する長孔
27,28が形成され、プレート22に対して長手方向
へ移動調節できる。
【0024】アーム20とプレート23とはピン25で
連結されているが、これらはプレート22とねじ24で
締結されているため、ねじ24を外すと、プレート22
から分離できるので、扉16を筺体の側板1から外して
運搬等ができる。
【0025】アーム20の他端部は非断面コ字形として
左右一対の張出部を形成し、該張出部には所定の間隔で
前後する一対の軸穴29,30が穿設されている。軸穴
29には第1リンク31の一端部に穿設した軸穴32
、図1に一点鎖線で示すように、内側に重ねてピン3
3を挿通することにより、第1リンク31がアーム20
に回動可能に連結されている。第1リンク31は断面コ
字形であって、両側部に切欠部34を有するが、ピン4
6を短くし、軸穴30の両側から挿通し第3リンク42
を回動可能に連結することにより、前記切欠部34は不
要となる。
【0026】第1リンク31の他端部に穿設した軸穴3
5には第2リンク36の一端部に穿設した軸孔37を
図1に一点鎖線で示すように、外側に重ねてピン38を
挿通することにより、第2リンク36が第1リンク31
に回動可能に連結されている。第2リンク36は断面コ
字形であって、略中央部に軸穴39が穿設され、この軸
穴39の近傍にフック部36aが形成されている。そし
て、第2リンク36の他端部に穿設した軸穴40に、カ
ップ52に穿設した軸穴55を、図1に一点鎖線で示す
ように、外側に重ねてピン41を挿通することにより、
第2リンク36はカップ52に回動可能に連結される。
【0027】第2リンク36の軸穴39に第3リンク4
2の略中央部に穿設した軸穴43を、図1に一点鎖線で
示すように、外側に重ねてピン44を挿通することによ
り、第3リンク42が第2リンク36と回動可能に連結
されている。この第3リンク42の一端部に穿設した軸
穴45に前記アーム20の軸穴30を、図1に一点鎖線
で示すように、内側に重ねてピン46を挿通することに
より、第3リンク42はアーム20に回動可能に連結さ
れている。
【0028】第3リンク42の他端部に穿設した軸穴4
7に第4リンク48の一端部に穿設した軸穴49を、図
1に一点鎖線で示すように、内側に重ねてピン50を挿
通することにより、第4リンク48が第3リンク42に
回動可能に連結されている。そして第4リンク48の他
端部に穿設した軸穴51にカップ52に穿設した軸穴5
6を、図1に一点鎖線で示すように、外側に重ねてピン
57を挿通することにより、第4リンク48はカップ5
2に回動可能に連結される。
【0029】カップ52は扉16の内側面に穿たれた溝
18に埋め込まれる扉連結部材であり、前記第1〜第4
リンクの全てを収納できる一端部を開口し、他端部を閉
じた所定長さの断面コ字形部材の両側部に、扉16の内
側面と平行の取付部53が形成されている。一端部の開
口52aは扉16の側部に開口し(図4参照)、その開
口部52aにストッパー52bが設けられている。取付
部53にはねじ3aの挿通孔54が穿設されている。ま
た、両側部の略中央部には軸穴55,56が所定の間隔
で穿設されている。
【0030】かくして、第1リンク31はアーム20及
び第2リンク36と、第2リンク36は第2リンク3
6、第3リンク42及びカップ52と、第3リンク42
は第2リンク36,アーム20及び第4リンク48と、
第4リンク48は第3リンク42及びカップ52と、そ
れぞれ連係している。
【0031】したがって、図4に示すように、扉16を
最大限度で開いたときは、第1リンク31はアーム20
と略平行になり、第1リンク31と第2リンク36が略
直交、すなわち、筺体連結部材の長手方向の延長線より
も外方側へ折曲回動し、そのフック部36aがストッパ
ー52bに接触し、第3リンク42が第2リンク36に
交叉し、第4リンク48が第3リンク42に略直交し
て、扉16は略180度開くことができる。かくして、
扉16を開いたとき、図4に示すように、リンクの全て
がアームの高さより高くならず、かつ、扉16が側板1
の内側面より筺体内へはみ出て開口部の間口を狭くする
ことはない。
【0032】そして、扉16を閉じると、初めに第3リ
ンク42とアーム20との連結点、すなわちピン46を
中心として扉16は、図4の上方すなわち時計方向へ回
動する。これにより、各ピン38,44,50が円弧状
の軌跡を描きながら移動し、第4リンク48が反対方向
へ回動して押し倒されるとともに、第2リンク36のフ
ック部36aがストッパー52bから離れてピン41を
中心として反時計方向へ回動して第4リンク48側へ押
し倒され、第1リンク31はピン33を中心として時計
方向へ回動して、図5に示すように、第3リンク42と
ともにカップ52の取付部53と同平面となるようにカ
ップ52内に折り畳み込まれる。
【0033】かくして、扉16を閉じたとき、図5に示
すように、第1〜第4リンクは全て扉16に埋め込まれ
たカップ52内に収納され、アーム20側又はカップ5
2とアーム20の交叉部から略45度の方向へ突出して
筺体内部空間を占有するような従来例の不都合が解消さ
れ、したがって、筺体内部の収納スペースをほぼ完全に
利用できるようになる。
【0034】この発明の第2実施例は、図6〜10に示
したように、筺体に固定する筺体連結部材としてのアー
ム20は、側板1にねじ3にて固定されたプレート22
0に冠着するプレート23を介してねじ24にて位置調
節可能に固定される。プレート220は筺体の内側面に
固定するために略平板状であって、取付部220aには
ねじの挿通孔220bが穿設されている。
【0035】プレート23とアーム20とは断面略コ字
形であって、それぞれの一端部がピン25にてかしめて
連結され、他端部はねじ26で締結されており、また、
これらの略中央部にはそれぞれねじ24が貫通する長孔
27,28が形成され、プレート220に対して長手方
向へ移動調節できる。
【0036】アーム20とプレート23とはピン25で
連結されているが、これらはプレート220とねじ24
で締結されているため、ねじ24を外すと、プレート2
20から分離できるので、扉16を筺体の側板1から外
して運搬等ができる。
【0037】アーム20の他端部は非断面コ字形として
左右一対の張出部を形成し、該張出部には所定の間隔で
前後する一対の軸穴29,30が穿設されている。軸穴
29には第1リンク31の一端部に穿設した軸穴32
、図6に一点鎖線で示すように、内側に重ねてピン3
3を挿通することにより、第1リンク31がアーム20
に回動可能に連結されている。第1リンク31は断面コ
字形であって、両側部に切欠部34を有するが、ピン4
6を短くし、軸穴30の両側から挿通し第3リンク42
を回動可能に連結することにより、前記切欠部34は不
要となる。
【0038】第1リンク31の他端部に穿設した軸穴3
5には第2リンク36の一端部に穿設した軸孔37を
図6に一点鎖線で示すように、外側に重ねてピン38を
挿通することにより、第2リンク36が第1リンク31
に回動可能に連結されている。第2リンク36は断面コ
字形であって、略中央部に軸穴39が穿設され、この軸
穴39の近傍にフック部36aが形成されている。そし
て、第2リンク36の他端部に穿設した軸穴40に、カ
ップ52に穿設した軸穴55を、図6に一点鎖線で示す
ように、外側に重ねてピン41を挿通することにより、
第2リンク36はカップ52に回動可能に連結される。
【0039】第2リンク36の軸穴39に第3リンク4
2の略中央部に穿設した軸穴43を、図6に一点鎖線で
示すように、外側に重ねてピン44を挿通することによ
り、第3リンク42が第2リンク36と回動可能に連結
されている。この第3リンク42の一端部に穿設した軸
穴45に前記アーム20の軸穴30を、図6に一点鎖線
で示すように、内側に重ねてピン46を挿通することに
より、第3リンク42はアーム20に回動可能に連結さ
れている。
【0040】第3リンク42の他端部に穿設した軸穴4
7に第4リンク48の一端部に穿設した軸穴49を、図
6に一点鎖線で示すように、内側に重ねてピン50を挿
通することにより、第4リンク48が第3リンク42に
回動可能に連結されている。そして第4リンク48の他
端部に穿設した軸穴51にカップ52に穿設した軸穴5
6を、図6に一点鎖線で示すように、外側に重ねてピン
57を挿通することにより、第4リンク48はカップ5
2に回動可能に連結される。
【0041】カップ52は扉16の内側面に穿たれた溝
18に埋め込まれる扉連結部材であり、前記第1〜第4
リンクの全てを収納できる一端部を開口し、他端部を閉
じた所定長さの断面コ字形部材の両側部に、扉16の内
側面と平行の取付部53が形成されている。一端部の開
口52aは扉16の側部に開口し(図9参照)、その開
口部52aにストッパー52bが設けられている。取付
部53にはねじ3aの挿通孔54が穿設されている。ま
た、両側部の略中央部には軸穴55,56が所定の間隔
で穿設されている。なお、取付部53は前記実施例のそ
れと異なり、開口部52a側へ大きく寄らせてある。
【0042】かくして、第1リンク31はアーム20及
び第2リンク36と、第2リンク36は第2リンク3
6、第3リンク42及びカップ52と、第3リンク42
は第2リンク36,アーム20及び第4リンク48と、
第4リンク48は第3リンク42及びカップ52と、そ
れぞれ連係している。
【0043】したがって、図9に示すように、扉16を
最大限度で開いたときは、第1リンク31はアーム20
と略平行になり、第1リンク31と第2リンク36が略
直交、すなわち、筺体連結部材の長手方向の延長線より
も外方側へ折曲回動し、そのフック部36aがストッパ
ー52bに接触し、第3リンク42が第2リンク36に
交叉し、第4リンク48が第3リンク42に略直交し
て、扉16は略180度開くことができる。かくして、
扉16を開いたとき、図9に示すように、リンクの全て
がアームの高さより高くならず、かつ、扉16が側板1
の内側面より筺体内へはみ出て開口部の間口を狭くする
ことはない。
【0044】そして、扉16を閉じると、初めに第3リ
ンク42とアーム20との連結点、すなわちピン46を
中心として扉16は、図9の上方すなわち時計方向へ回
動する。これにより、各ピン38,44,50が円弧状
の軌跡を描きながら移動し、第4リンク48が反対方向
へ回動して押し倒されるとともに、第2リンク36のフ
ック部36aがストッパー52bから離れてピン41を
中心として反時計方向へ回動して第4リンク48側へ押
し倒され、第1リンク31はピン33を中心として時計
方向へ回動して、図10に示すように、第3リンク42
とともにカップ52の取付部53と同平面となるように
カップ52内に折り畳み込まれる。
【0045】かくして、扉16を閉じたとき、図10に
示すように、第1〜第4リンクは全て扉16に埋め込ま
れたカップ52内に収納され、アーム20側又はカップ
52とアーム20の交叉部から略45度の方向へ突出し
て筺体内部空間を占有するような従来例の不都合が解消
され、したがって、筺体内部の収納スペースをほぼ完全
に利用できるようになる。
【0046】この発明の第3実施例は、図11〜14に
示したように、筺体に固定する筺体連結部材としてのア
ーム20は、断面コ字形部材の両端部の側壁に軸穴2
9,30,300が穿設されている。このアーム20内
に嵌合して固定する断面コ字形のプレート221が、底
部に一対のねじ穴222及び両端部に軸穴223,22
4を有して成形される。アーム20にプレート221を
嵌合し、軸穴223,300を合致させ、ピン250を
挿通し、ピン250はかしめられる。このプレート22
1は、図12〜14に示したように、キャビネット70
の側板71に形成された取付用穴72に挿入し、内張板
73に押し込み形成された当接部74のねじ穴75にね
じ76を挿入してねじ穴222を締付固定される。
【0047】図11に各リンクの重なり構成を一点鎖線
で示すように、アーム20の軸穴29の内側とプレート
221の軸穴224の間に、第1リンク31の一端部に
穿設した軸穴32を重ねてピン33を挿通することによ
り、プレート221はアーム20内に抜落することなく
嵌合して固定され、かつ、第1リンク31がアーム20
に回動可能に連結されている。第1リンク31は断面コ
字形であって、両側部に切欠部34を有するが、ピン4
6を短くし、軸穴30の両側から挿通し第3リンク42
を回動可能に連結することにより、前記切欠部34は不
要となる。
【0048】第1リンク31の他端部に穿設した軸穴3
5には第2リンク36の一端部に穿設した軸孔37を
側から重ねてピン38を挿通することにより、第2リン
ク36が第1リンク31に回動可能に連結されている。
第2リンク36は断面コ字形であって、略中央部に軸穴
39が穿設され、この軸穴39の近傍にフック部36a
が形成されている。そして、第2リンク36の他端部に
穿設した軸穴40の外側に、カップ52に穿設した軸穴
55を重ねてピン41を挿通することにより、第2リン
ク36はカップ52に回動可能に連結される。
【0049】第2リンク36の軸穴39の外側に第3リ
ンク42の略中央部に穿設した軸穴43を重ねてピン4
4を挿通することにより、第3リンク42が第2リンク
36と回動可能に連結されている。この第3リンク42
の一端部に穿設した軸穴45の内側に前記アーム20の
軸穴30を重ねてピン46を挿通することにより、第3
リンク42はアーム20に回動可能に連結されている。
【0050】第3リンク42の他端部に穿設した軸穴4
の内側に第4リンク48の一端部に穿設した軸穴49
を重ねてピン50を挿通することにより、第4リンク4
8が第3リンク42に回動可能に連結されている。そし
て第4リンク48の他端部に穿設した軸穴51の外側
カップ52に穿設した軸穴56を重ねてピン57を挿通
することにより、第4リンク48はカップ52に回動可
能に連結される。
【0051】カップ52は板金からなる扉160の内張
板77に穿たれた取付用穴79(図12参照)に埋め込
まれる扉連結部材であり、前記第1〜第4リンクの全て
を収納できる一端部を開口し、他端部を閉じた所定長さ
の断面コ字形部材の両側部に、扉160の内張板77と
平行の取付部53が形成されている。一端部の開口52
aは扉160の側部に開口し(図15参照)、その開口
部52aにストッパー52bが設けられている。取付部
53にはねじ76の挿通孔54が穿設されている。ま
た、両側部の略中央部には軸穴55,56が所定の間隔
で穿設されている。挿通孔54は内張板77の穿設した
ねじ穴78に合致し、図13,14に示したように、こ
れらにねじ76を挿通して締結することによりカップ5
2を扉160に固定する。
【0052】かくして、第1リンク31はアーム20及
び第2リンク36と、第2リンク36は第2リンク3
6、第3リンク42及びカップ52と、第3リンク42
は第2リンク36,アーム20及び第4リンク48と、
第4リンク48は第3リンク42及びカップ52と、そ
れぞれ連係している。
【0053】したがって、図15に示すように、扉16
0を最大限度で開いたときは、第1リンク31はアーム
20と略平行になり、第1リンク31と第2リンク36
が略直交、すなわち、筺体連結部材の長手方向の延長線
よりも外方側へ折曲回動し、そのフック部36aがスト
ッパー52bに接触し、第3リンク42が第2リンク3
6に交叉し、第4リンク48が第3リンク42に略直交
して、扉160は略180度開くことができる。かくし
て、扉160を開いたとき、図15に示すように、リン
クの全てがアームの高さより高くならず、かつ、扉16
0が側板71の内側面より筺体内へはみ出て開口部の間
口を狭くすることはない。
【0054】そして、扉160を閉じると、初めに第3
リンク42とアーム20との連結点、すなわちピン46
を中心として扉160は、図15の上方すなわち時計方
向へ回動する。これにより、各ピン38,44,50が
円弧状の軌跡を描きながら移動し、第4リンク48が反
対方向へ回動して押し倒されるとともに、第2リンク3
6のフック部36aがストッパー52bから離れてピン
41を中心として反時計方向へ回動して第4リンク48
側へ押し倒され、第1リンク31はピン33を中心とし
て時計方向へ回動して、図16に示すように、第3リン
ク42とともにカップ52の取付部53と同平面となる
ようにカップ52内に折り畳み込まれる。
【0055】かくして、扉160を閉じたとき、図16
に示すように、第1〜第4リンクは全て扉160に埋め
込まれたカップ52内に収納され、アーム20側又はカ
ップ52とアーム20の交叉部から略45度の方向へ突
出して筺体内部空間を占有するような従来例の不都合が
解消され、したがって、筺体内部の収納スペースをほぼ
完全に利用できるようになる。
【0056】
【効果】以上に説明したこの発明によれば、扉を閉じた
場合に、第1〜第4のリンクは扉連結部材内に折り畳み
込まれて収納されるようにしたから、扉連結部材を扉に
埋め込むとともに、筺体連結部材を薄く形成し又は筺体
の内側面に埋め込むことにより、筺体の収納スペースに
おけるヒンジ装置の占有スペースは皆無に近くなる。
【0057】そして、扉を開いた場合には、第1〜第4
のリンクが扉連結部材から引き出されて扉は略180度
開くとともに、扉の一部が間口にせりだすことはないか
ら、開口部の間口を狭くすることはなく、筺体への物の
出し入れ作業が容易になる。
【0058】かくして、扉の開き角度を大きくして筺体
の開口部を最大にするために、多節リンクを用いた家具
類のヒンジ装置が、筺体の収納スペースを狭くする不都
合を除去でき、筺体の物収納率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す分解斜視図
【図2】第1実施例の組立完成品の展開斜視図
【図3】第1実施例の組立完成品の閉扉時における使用
状態を示す斜視図
【図4】第1実施例における開扉時の断面平面図
【図5】第1実施例における閉扉時の断面平面図
【図6】本発明の第2実施例を示す分解斜視図
【図7】第2実施例の組立完成品の展開斜視図
【図8】第2実施例の組立完成品の閉扉時における使用
状態を示す斜視図
【図9】第2実施例における開扉時の断面平面図
【図10】第2実施例における閉扉時の断面平面図
【図11】本発明の第3実施例を示す分解斜視図
【図12】第3実施例の組立完成品の展開斜視図
【図13】第3実施例の組立完成品の開扉時における斜
視図
【図14】第3実施例の組立完成品の閉扉時における斜
視図
【図15】第3実施例における開扉時の断面平面図
【図16】第3実施例における閉扉時の断面平面図
【図17】従来例における閉扉時の断面平面図
【図18】従来例における開扉時の断面平面図
【図19】他の従来例における閉扉時の断面平面図
【図20】他の従来例における開扉時の断面平面図
【符号の説明】
1,71…側板 16,160…扉 20…アーム(筺体連結部材) 22,23,220,221…プレート(筺体連結部
材) 31…第1リンク 33,38,41,44,46,50,57…ピン 36…第2リンク 42…第3リンク 48…第4リンク 52…カップ(扉連結部材) 70…キャビネット 72,79…取付穴 73,77…内張板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 義人 東京都江東区亀戸6−4−5 株式会社 太田製作所内 (72)発明者 小尾 一男 東京都江東区亀戸6−4−5 株式会社 太田製作所内 (56)参考文献 実開 平2−89175(JP,U) 実開 平6−30376(JP,U) 実開 昭48−111396(JP,U) 実開 昭54−159625(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の内側面に固定された筺体連結部材
    と、扉の内側面に固定された扉連結部材と、該扉連結部
    材と前記筐体連結部材を揺動可能に連結する第1〜第4
    の4つのリンクとを備えたヒンジ装置において、 前記第1リンクは一端部が前記筐体連結部材の内側にピ
    ンを介して回動可能に連結され、他端部が前記第2リン
    クの一端部の内側にピンを介して回動可能に連結され、
    前記第2リンクは第3リンクの内側に配置され、他端部
    が前記扉連結部材にピンを介して回動可能に連結され、
    前記第3リンクはその一端部が前記筐体連結部材の端部
    にピンを介して回動可能に連結され、他端部が第4リン
    クの一端部にピンを介して回動可能に連結され、かつ、
    第4リンクは他端部が前記扉連結部材の内側にピンを介
    して回動可能に連結されてなり、前記扉は筐体の開口端
    部から略180゜の開度をもって開扉可能に形成される
    とともに、前記扉連結部材の内部には前記4つのリンク
    を折り畳んで収納できるスペースを有し、閉扉時には前
    記第1〜第4リンクの全体を前記扉連結部材の収納スペ
    ース内に折畳み収納可能に形成したことを特徴とする多
    節ヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 開扉時には、前記扉連結部材から引き出
    された第1〜第4リンクが前記筺体連結部材の長手方向
    の延長線よりも外方側へ折曲回動するように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の多節ヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 閉扉時においては、前記第1〜第4リン
    クが扉連結部材の収納スペース内に折り畳まれて収納さ
    れるため、開扉時には、筐体内側に突出して回動するリ
    ンクが存しないようにしたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の多節ヒンジ装置。
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