JP2745035B2 - 家畜の糞尿処理材 - Google Patents
家畜の糞尿処理材Info
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- JP2745035B2 JP2745035B2 JP4308128A JP30812892A JP2745035B2 JP 2745035 B2 JP2745035 B2 JP 2745035B2 JP 4308128 A JP4308128 A JP 4308128A JP 30812892 A JP30812892 A JP 30812892A JP 2745035 B2 JP2745035 B2 JP 2745035B2
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- Japan
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- sawdust
- organic fiber
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-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Housing For Livestock And Birds (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、牛又は豚等の家畜の糞
尿などの***物を処理する糞尿処理材に関するものであ
る。
尿などの***物を処理する糞尿処理材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】牛、豚等の家畜やきゅう舎から毎日多量
に発生する糞尿などの***物を処理するため、牛舎等の
床にバーク、オガ粉等を敷いて牛または豚等の糞尿など
の***物を吸着・吸収させる方法が従来から採用されて
いる。
に発生する糞尿などの***物を処理するため、牛舎等の
床にバーク、オガ粉等を敷いて牛または豚等の糞尿など
の***物を吸着・吸収させる方法が従来から採用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、牛舎等
の床にバーク、オガ粉等を敷いて糞尿などの***物を処
理を行うに際して、例えば1棟で約100頭育成する牛
舎の場合、1棟を8区画にし、この1区画に約12〜1
3頭の牛を育成するものであるから、1日に発生する糞
尿等の***物の量は非常に多い。これらの***物を牛舎
の床に敷いたバーク、オガ粉等で吸着・吸水して処理す
るのであるが、バーク、オガ粉等の木質系粉末は吸着・
吸水能力が低いため、4日程度でドロドロになり、また
アンモニア臭が多くなり牛の育成に弊害がでるので、新
しいものと取り替える必要がある。新しいものと取り替
えるに際して、ショベルローダー等で牛舎外に搬出する
ことが必要であるが、ドロドロのためショベルからこぼ
れたりするものであるから、処理作業量が多く、この搬
出作業は1区画で約1時間、1棟で約8時間かかる。昨
今の人手不足もあってこの搬出作業はかなり厄介な仕事
となっている。また搬出した後、これらをバクテリア分
解、発酵させて悪臭をなくし、堆肥として再利用される
のであるが、バクテリア分解、発酵による温度上昇を防
ぐため空気と接触させて冷却することが必要である。し
たがって作業上からバクテリア分解、発酵を能率よく行
うために***物を含んだバーク、オガ粉を積み上げる必
要があり、***物を含んだバーク、オガ粉等がドロドロ
になると積み上げが困難となる。また、かりに積み上げ
たとしても冷却のためのかき混ぜが不十分で悪臭をなく
す日数が多くかかることになる。本発明者等は、かかる
実情に鑑み吸水能力があり、従来のものより長時間使用
でき、且つ搬出作業が容易な家畜の糞尿処理材を開発す
べく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成したのであ
る。
の床にバーク、オガ粉等を敷いて糞尿などの***物を処
理を行うに際して、例えば1棟で約100頭育成する牛
舎の場合、1棟を8区画にし、この1区画に約12〜1
3頭の牛を育成するものであるから、1日に発生する糞
尿等の***物の量は非常に多い。これらの***物を牛舎
の床に敷いたバーク、オガ粉等で吸着・吸水して処理す
るのであるが、バーク、オガ粉等の木質系粉末は吸着・
吸水能力が低いため、4日程度でドロドロになり、また
アンモニア臭が多くなり牛の育成に弊害がでるので、新
しいものと取り替える必要がある。新しいものと取り替
えるに際して、ショベルローダー等で牛舎外に搬出する
ことが必要であるが、ドロドロのためショベルからこぼ
れたりするものであるから、処理作業量が多く、この搬
出作業は1区画で約1時間、1棟で約8時間かかる。昨
今の人手不足もあってこの搬出作業はかなり厄介な仕事
となっている。また搬出した後、これらをバクテリア分
解、発酵させて悪臭をなくし、堆肥として再利用される
のであるが、バクテリア分解、発酵による温度上昇を防
ぐため空気と接触させて冷却することが必要である。し
たがって作業上からバクテリア分解、発酵を能率よく行
うために***物を含んだバーク、オガ粉を積み上げる必
要があり、***物を含んだバーク、オガ粉等がドロドロ
になると積み上げが困難となる。また、かりに積み上げ
たとしても冷却のためのかき混ぜが不十分で悪臭をなく
す日数が多くかかることになる。本発明者等は、かかる
実情に鑑み吸水能力があり、従来のものより長時間使用
でき、且つ搬出作業が容易な家畜の糞尿処理材を開発す
べく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成したのであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、木質系
粉末及び/または有機質繊維と、高吸水性樹脂とを混合
して、圧縮成形した成形体を粒子又は粉体に粉砕し、該
粉砕して得た粒子又は粉体と、木質系粉末及び/または
有機質繊維と混合してなる家畜の糞尿処理材、要旨とす
るものである。
粉末及び/または有機質繊維と、高吸水性樹脂とを混合
して、圧縮成形した成形体を粒子又は粉体に粉砕し、該
粉砕して得た粒子又は粉体と、木質系粉末及び/または
有機質繊維と混合してなる家畜の糞尿処理材、要旨とす
るものである。
【0005】本発明に使用される木質系粉末としては、
例えばオガ粉、パルプ粉末、バーク等が挙げられる。
例えばオガ粉、パルプ粉末、バーク等が挙げられる。
【0006】本発明で使用される有機質繊維としては、
綿、ヤシガラ繊維等が挙げられる。本発明で使用される
高吸水性樹脂としては、例えばポリアクリル酸塩、でん
ぷん−アクリロニトリル重合体及び加水分解物、カルボ
キシジメチルセルロース、ポリビニルアルコール、メチ
ル(メタ)アクリレート−酢酸ビニール共重合体の加水
分解物、セルロース−アクリル酸ソーダ−グラフト共重
合体等の架橋物が挙げられる。これらの中で、ポリアク
リル酸塩の架橋物は吸水能が高く、吸水速度が速く、吸
水時の自己膨脹性が大きいので、好ましくはポリアクリ
ル酸塩の架橋物が用いられる。これらは1種または2種
以上を混合して用いられる。
綿、ヤシガラ繊維等が挙げられる。本発明で使用される
高吸水性樹脂としては、例えばポリアクリル酸塩、でん
ぷん−アクリロニトリル重合体及び加水分解物、カルボ
キシジメチルセルロース、ポリビニルアルコール、メチ
ル(メタ)アクリレート−酢酸ビニール共重合体の加水
分解物、セルロース−アクリル酸ソーダ−グラフト共重
合体等の架橋物が挙げられる。これらの中で、ポリアク
リル酸塩の架橋物は吸水能が高く、吸水速度が速く、吸
水時の自己膨脹性が大きいので、好ましくはポリアクリ
ル酸塩の架橋物が用いられる。これらは1種または2種
以上を混合して用いられる。
【0007】本発明では、まず使用する木質系粉末及び
/または有機質繊維と、高吸水性樹脂とを混合して、圧
縮成形して成形体とし、更にこの得られた成形体を粉砕
することを特徴としている。その理由として、木質系粉
末及び/または有機質繊維と、高吸水性樹脂とを単に混
合しただけでは、糞尿処理材として使用しようとしたと
き、使用中に木質系粉末及び/または有機質繊維と高吸
水性樹脂とが分離したり、高吸水性樹脂が水分を吸水す
ることにより滑り易くなり、育成中の牛等が滑ってケガ
をさせる欠点があるからである。このため、木質系粉末
及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂とを分離するこ
とがなく、且つ吸水しても牛等が滑ることがないよう
に、予め圧縮成形しておくのである。
/または有機質繊維と、高吸水性樹脂とを混合して、圧
縮成形して成形体とし、更にこの得られた成形体を粉砕
することを特徴としている。その理由として、木質系粉
末及び/または有機質繊維と、高吸水性樹脂とを単に混
合しただけでは、糞尿処理材として使用しようとしたと
き、使用中に木質系粉末及び/または有機質繊維と高吸
水性樹脂とが分離したり、高吸水性樹脂が水分を吸水す
ることにより滑り易くなり、育成中の牛等が滑ってケガ
をさせる欠点があるからである。このため、木質系粉末
及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂とを分離するこ
とがなく、且つ吸水しても牛等が滑ることがないよう
に、予め圧縮成形しておくのである。
【0008】本発明で成形体を得るには、例えば木質系
粉末及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂とを混合攪
拌し、プレス成形機を使用してプレス成形により圧縮成
形するか、押出機により加熱圧縮成形することにより行
う。木質系粉末及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂
との混合は、公知の方法で行えばよく、例えば攪拌機、
ミキサー、ブレンダーを用いて行う。
粉末及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂とを混合攪
拌し、プレス成形機を使用してプレス成形により圧縮成
形するか、押出機により加熱圧縮成形することにより行
う。木質系粉末及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂
との混合は、公知の方法で行えばよく、例えば攪拌機、
ミキサー、ブレンダーを用いて行う。
【0009】本発明では、成形体を得るために押出機を
使用することが望ましい。即ち、木質系粉末としてオガ
粉を使用し、これに高吸水性樹脂と十分に混合して、押
出温度250〜300℃で行うと、得られた成形体の表
面は茶褐色になるが、固い表皮層が形成され、且つ全体
に固くて木質系粉末及び/または有機質繊維と高吸水性
樹脂とがよく密着した成形体が得られるので、多少成形
体を手荒に扱っても成形体が木質系粉末及び/または有
機質繊維と高吸水性樹脂とがバラバラになることがない
ので好ましいものである。
使用することが望ましい。即ち、木質系粉末としてオガ
粉を使用し、これに高吸水性樹脂と十分に混合して、押
出温度250〜300℃で行うと、得られた成形体の表
面は茶褐色になるが、固い表皮層が形成され、且つ全体
に固くて木質系粉末及び/または有機質繊維と高吸水性
樹脂とがよく密着した成形体が得られるので、多少成形
体を手荒に扱っても成形体が木質系粉末及び/または有
機質繊維と高吸水性樹脂とがバラバラになることがない
ので好ましいものである。
【0010】本発明における成形体を更に強固に木質系
粉末及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂とを接合・
接着するために、水溶性バインダーを圧縮成形する際に
加えることもできる。
粉末及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂とを接合・
接着するために、水溶性バインダーを圧縮成形する際に
加えることもできる。
【0011】本発明で得ようとする成形体は、例えば嵩
比重0.2のオガ粉は、押出機を使用して嵩比重1.1
6にまで圧縮される。嵩比重0.3のヤシガラ繊維は、
同じく嵩比重0.6まで圧縮される。
比重0.2のオガ粉は、押出機を使用して嵩比重1.1
6にまで圧縮される。嵩比重0.3のヤシガラ繊維は、
同じく嵩比重0.6まで圧縮される。
【0012】かくして得られた成形体を、本発明ではさ
らに粉砕される。上記の通り得られた成形体は、固くて
木質系粉末及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂とが
よく密着したものであるから、これを粉砕しても元のオ
ガ粉は高吸水性樹脂とに分離することもなく、また糞尿
等を吸水してもオガ粉と高吸水性樹脂とが付着した状態
に保たれているので、このオガ粉が滑り防止機能を果た
し、牛等が滑ることもない。
らに粉砕される。上記の通り得られた成形体は、固くて
木質系粉末及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂とが
よく密着したものであるから、これを粉砕しても元のオ
ガ粉は高吸水性樹脂とに分離することもなく、また糞尿
等を吸水してもオガ粉と高吸水性樹脂とが付着した状態
に保たれているので、このオガ粉が滑り防止機能を果た
し、牛等が滑ることもない。
【0013】しかして本発明の成形体を構成する木質系
粉末及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂との配合割
合(重量部)は、99:1〜70:30である。この範
囲で使用される理由は、高吸水性樹脂の量が1未満の比
率では、本発明の家畜の糞尿処理材としたときに充分に
糞尿等の***物を吸水することができず、また30を越
えた比率では、木質系粉末及び/または有機質繊維と高
吸水性樹脂とが接合ないし接着しないからである。本発
明では、木質系粉末及び/または有機質繊維と高吸水性
樹脂との比率は、好ましくは97:3〜80:20の範
囲が好適である。
粉末及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂との配合割
合(重量部)は、99:1〜70:30である。この範
囲で使用される理由は、高吸水性樹脂の量が1未満の比
率では、本発明の家畜の糞尿処理材としたときに充分に
糞尿等の***物を吸水することができず、また30を越
えた比率では、木質系粉末及び/または有機質繊維と高
吸水性樹脂とが接合ないし接着しないからである。本発
明では、木質系粉末及び/または有機質繊維と高吸水性
樹脂との比率は、好ましくは97:3〜80:20の範
囲が好適である。
【0014】本発明では、成形体を粉砕するのである
が、この粉砕に際しては通常の粉砕機が使用される。本
発明の成形体は、木質系粉末及び/または有機質繊維と
高吸水性樹脂とが圧縮成形されているので、粉砕しても
木質系粉末及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂とが
分離することはない。
が、この粉砕に際しては通常の粉砕機が使用される。本
発明の成形体は、木質系粉末及び/または有機質繊維と
高吸水性樹脂とが圧縮成形されているので、粉砕しても
木質系粉末及び/または有機質繊維と高吸水性樹脂とが
分離することはない。
【0015】粉砕機等で粉砕された本発明の成形体の粒
子の大きさは、5mm以下であることが好ましい。粉体
であってもよいが、この場合粒子を混合使用することが
望ましい。
子の大きさは、5mm以下であることが好ましい。粉体
であってもよいが、この場合粒子を混合使用することが
望ましい。
【0016】本発明では、成形体を粉砕した粒子または
粉体を、再度本発明での成形体を得る時に使用した木質
系粉末及び/または有機質繊維と混合される。混合の範
囲は木質系粉末及び/または有機質繊維に対して3〜2
0重量%である。3重量%未満では十分な吸水効果が得
られず、また20重量%を越えても期待する効果が得ら
れない。
粉体を、再度本発明での成形体を得る時に使用した木質
系粉末及び/または有機質繊維と混合される。混合の範
囲は木質系粉末及び/または有機質繊維に対して3〜2
0重量%である。3重量%未満では十分な吸水効果が得
られず、また20重量%を越えても期待する効果が得ら
れない。
【0017】本発明では、、成形体を粉砕した粒子また
は粉体と、木質系粉末及び/または有機質繊維との混合
はあらかじめ牛舎の床に木質系粉末及び/または有機質
繊維を敷いた後、成形体を粉砕した粒子または粉体を混
ぜて、ショベルでかき混ぜて使用することができる。
は粉体と、木質系粉末及び/または有機質繊維との混合
はあらかじめ牛舎の床に木質系粉末及び/または有機質
繊維を敷いた後、成形体を粉砕した粒子または粉体を混
ぜて、ショベルでかき混ぜて使用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の家畜等の糞尿処理材は、従来使
用されているオガ粉又はバーク等の木質系粉末及び/ま
たは有機質繊維に比べて2倍以上の日数で使用できるも
のであるから、例えば1棟内で約100頭育成する場
合、棟内を8区画に分割し、この1区画に12〜13頭
を収容するのであるが、4日で新しいものと取り替える
としたとき、取り替え作業に8時間、8時間労働に換算
すると1日要する。1年間では91日間の取り替えのた
めの日数が必要となる。本発明の糞尿処理材を使用する
と従来のものの2倍以上使用できるので、仮に8日とし
たとき、46日、10日使用したとき、37日の取り替
え日数で済むので、それぞれ45日、54日の作業が省
力化されることになる。また、オガ粉、バーク等も使用
量が半分以下になるのでコスト引き下げ効果も得られ
る。更に、搬出作業も容易で、且つ積み上げも簡単で、
かき混ぜも楽に行えるものであるから、更に作業が簡略
化される効果がある。
用されているオガ粉又はバーク等の木質系粉末及び/ま
たは有機質繊維に比べて2倍以上の日数で使用できるも
のであるから、例えば1棟内で約100頭育成する場
合、棟内を8区画に分割し、この1区画に12〜13頭
を収容するのであるが、4日で新しいものと取り替える
としたとき、取り替え作業に8時間、8時間労働に換算
すると1日要する。1年間では91日間の取り替えのた
めの日数が必要となる。本発明の糞尿処理材を使用する
と従来のものの2倍以上使用できるので、仮に8日とし
たとき、46日、10日使用したとき、37日の取り替
え日数で済むので、それぞれ45日、54日の作業が省
力化されることになる。また、オガ粉、バーク等も使用
量が半分以下になるのでコスト引き下げ効果も得られ
る。更に、搬出作業も容易で、且つ積み上げも簡単で、
かき混ぜも楽に行えるものであるから、更に作業が簡略
化される効果がある。
【0019】以下、本発明を実施例によって説明する。
【実施例】実施例1 予め含水率10%に調整したオガ粉97重量部とポリア
クリル酸ソーダ架橋物(積水化成品工業(株)製:商品
名アクアメイトAQ−200(粒径24〜42メッシュ
50%)3重量部をブレンダーを用いて充分に混合した
後、押出機により押出温度250〜300℃で加熱圧縮
して成形体を得た。得られた成形体の比重は、1.1で
あった。この成形体を粉砕機により粒径5mm以下の粒
子に粉砕した。粉砕して得られた粒子の嵩比重は、0.
6であった。粉砕して得られた粒子20kgを、嵩比重
0.2のオガ粉と嵩比重0.3のバークとが容積で5
0:50の比率で混合されたオガ粉・バーク混合物20
0kgとを充分に混合した、糞尿処理材を得た。この糞
尿処理材を13頭育成している牛舎の床に敷いた。その
結果、8日経過しても処理材に含まれている高吸水性樹
脂により尿を吸水し、且つ圧縮されているオガ粉及び圧
縮成形されていないオガ粉、バークが糞尿を吸水・吸着
し、ドロドロになることもなく、尿が高吸水性樹脂に吸
水されているため、アンモニア臭の発生も少なかった。
8日後糞尿等の***物を吸水・吸着した糞尿処理材を、
ショベルローダーで牛舎から搬出したが、ショベルロー
ダーからこぼれることもなく、簡単にショベルローダー
で牛舎外に搬出できた。また、牛舎外で積み上げたがド
ロドロになっていないために容易に積み上げることがで
きた。そしてバクテリア分解、発酵による温度上昇を防
止する意味で空気と接触冷却に際して行うかき混ぜも容
易に行うことができた。
クリル酸ソーダ架橋物(積水化成品工業(株)製:商品
名アクアメイトAQ−200(粒径24〜42メッシュ
50%)3重量部をブレンダーを用いて充分に混合した
後、押出機により押出温度250〜300℃で加熱圧縮
して成形体を得た。得られた成形体の比重は、1.1で
あった。この成形体を粉砕機により粒径5mm以下の粒
子に粉砕した。粉砕して得られた粒子の嵩比重は、0.
6であった。粉砕して得られた粒子20kgを、嵩比重
0.2のオガ粉と嵩比重0.3のバークとが容積で5
0:50の比率で混合されたオガ粉・バーク混合物20
0kgとを充分に混合した、糞尿処理材を得た。この糞
尿処理材を13頭育成している牛舎の床に敷いた。その
結果、8日経過しても処理材に含まれている高吸水性樹
脂により尿を吸水し、且つ圧縮されているオガ粉及び圧
縮成形されていないオガ粉、バークが糞尿を吸水・吸着
し、ドロドロになることもなく、尿が高吸水性樹脂に吸
水されているため、アンモニア臭の発生も少なかった。
8日後糞尿等の***物を吸水・吸着した糞尿処理材を、
ショベルローダーで牛舎から搬出したが、ショベルロー
ダーからこぼれることもなく、簡単にショベルローダー
で牛舎外に搬出できた。また、牛舎外で積み上げたがド
ロドロになっていないために容易に積み上げることがで
きた。そしてバクテリア分解、発酵による温度上昇を防
止する意味で空気と接触冷却に際して行うかき混ぜも容
易に行うことができた。
【0020】実施例2 実施例1におけるオガ粉95重量部、ポリアクリル酸ソ
ーダ架橋物5重量部にした以外同様の方法で糞尿処理材
を得た。この糞尿処理材をオガ粉200kg(約1
m3 )とよく混合し、これを実施例1と同じく牛舎の床
に敷いた。その結果、10日経過してもまだ吸水能力を
保持し、且つアンモニア臭の発生が少ないものであっ
た。10日後の糞尿等の***物を吸水・吸着した糞尿処
理材を、ショベルローダーで牛舎外に搬出する作業も容
易に行うことができ、また積み上げも簡単にできた。
ーダ架橋物5重量部にした以外同様の方法で糞尿処理材
を得た。この糞尿処理材をオガ粉200kg(約1
m3 )とよく混合し、これを実施例1と同じく牛舎の床
に敷いた。その結果、10日経過してもまだ吸水能力を
保持し、且つアンモニア臭の発生が少ないものであっ
た。10日後の糞尿等の***物を吸水・吸着した糞尿処
理材を、ショベルローダーで牛舎外に搬出する作業も容
易に行うことができ、また積み上げも簡単にできた。
【0021】比較例1 オガ粉200kgを実施例1と同様に牛舎の床に敷いた
ところ、4日でドロドロになり、搬出に際してショベル
ローダーからこぼれ、このこぼれた***物を吸収・吸着
したオガ粉にさらに未使用のオガ粉を追加して搬出し
た。比較例2
ところ、4日でドロドロになり、搬出に際してショベル
ローダーからこぼれ、このこぼれた***物を吸収・吸着
したオガ粉にさらに未使用のオガ粉を追加して搬出し
た。比較例2
【0022】比較例のオガ粉に代えてバークにした以外
比較例1と同じく牛舎の床に敷いた結果、4日でアンモ
ニア臭がきつくなり、またドロドロの状態となっている
ため牛舎外に旨く搬出できなかった。
比較例1と同じく牛舎の床に敷いた結果、4日でアンモ
ニア臭がきつくなり、またドロドロの状態となっている
ため牛舎外に旨く搬出できなかった。
Claims (1)
- 【請求項1】 木質系粉末及び/または有機質繊維と、
高吸水性樹脂とを混合して、圧縮成形した成形体を粒子
又は粉体に粉砕し、該粉砕して得た粒子又は粉体と、木
質系粉末及び/または有機質繊維と混合してなる家畜の
糞尿処理材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4308128A JP2745035B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 家畜の糞尿処理材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4308128A JP2745035B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 家畜の糞尿処理材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06205624A JPH06205624A (ja) | 1994-07-26 |
JP2745035B2 true JP2745035B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17977225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4308128A Expired - Lifetime JP2745035B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 家畜の糞尿処理材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2745035B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3712319B2 (ja) * | 1997-10-30 | 2005-11-02 | ユニ・チャームペットケア株式会社 | 動物用***物処理材及びその製造方法 |
JP4629219B2 (ja) * | 2000-12-18 | 2011-02-09 | クミアイ化学工業株式会社 | ペット用***物処理剤およびその製造方法 |
KR102351577B1 (ko) * | 2020-10-27 | 2022-01-14 | 주식회사 더자연 | 축산퇴비를 이용한 바이오플라스틱 조성물 및 이를 이용한 바이오플라스틱의 제조방법 |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP4308128A patent/JP2745035B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06205624A (ja) | 1994-07-26 |
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