JPS62221444A - 吸収材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として家庭内でペットとして飼われている
イヌ、ネコ等の糞尿処理用および敷わら用材料として使
用される吸収材料に関するものである。

〔従来の技術〕

イヌ、ネコ等の動物がペットとして飼育されているが、
これらを屋内で飼っている人も多く、近年マンションや
アパートに住んでいる人々でペットを飼っている人の多
くは屋内で飼っている。

このようなペットが１例えばイヌの場合には、用便を屋
外に散歩につれ出したときに足させている人もいるが、
ネコや小型イヌの場合には全く屋内でのみ飼っている人
が多い。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ペットを屋内で飼っている場合に生ずる問題の一つとし
て、ペットの排便の問題がある。この問題の解決策とし
て砂箱等をペット用トイレとして用意し、この箱内に排
尿、排便させている場合もあるが、このような場合に伴
なう別の問題は、成る回数、多くは１回使用するだけで
、臭いが残るため、箱内の砂を取換えなければならない
ということであり、また取換えたとき糞尿のまざった砂
の捨て場を捜す必要があるということである。

上記問題を解決するためのものとして、トイレットペー
パーと同様に、水中で容易にほぐれて分散する性質の紙
からなる粒状またはシート状のものが市販されている。

このものは、使用後水洗便所に流せるという利点を有す
る。しかしながら、このものは特殊な紙よりなるため使
捨てするには高価であり、また資源的にも限界があるこ
とから、安価でこれに代り得るものが望まれている。

本発明は、上記要望に応えるためのものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の吸収材料は、豆腐の製造の際に副生ずる「おか
ら」を含むことを特徴とする。

従来おからは、副食品などの食料としてまた動物の飼料
として利用されてきたが、豆腐製造技術の進歩に伴い、
現在のおからは栄養分の殆ど失われたものであるため、
廃棄している。のが現状である。

本発明者は、このおからに着目し、おからを乾燥して、
動物の排便の吸収材料および動物の敷わらの代用品とし
て使用することについて種々研究した結果、本発明を完
成した。

本発明の吸収材料を作成するためには、豆腐製造の際に
生じた「おから」は板状ないしブロック状であるため、
適当にほぐして乾燥して、そのまま粉状ないしフレーク
状の材料を得るか、または水を含む「おから」をそのま
ま。

または必要に応じ水溶性接着剤を加えて混練し、押出造
粒機等で成形し、乾燥して適当な大きさの粒状体として
得る。

更には、水中で容易に解離して分散する性質の紙やセル
ローズ等の有機繊維を混入して、上記と同様に処理して
適当なシートや粒状体または成形体を作成してもよい０
紙はシート状でもよく、また細かく粉砕したものでもよ
い、粉砕紙の場合には、新聞紙などの不要となったもの
が使用できる。有機繊維としては、場合によっては、お
がくずなど微細に粉砕した木粉を使用することもできる
。

また、水中で容易に崩壊する性質の無機物質、例えばベ
ントナイト、フライアッシュ、粘土等の粉末を「おから
」に加えて混練し、上記と同様に処理して、粒状体、粉
体を作成してもよい。このほか、「おから」の粒状体の
外周に、上記無機物質の粉末を付着させて、−見無機物
質よりなる粒状体としてもよい、このようにして作成し
たものは、適度の重さと密度を有するため、動物に違和
感を与えないという利点を有する。

粒状体の大きさは、対象とする動物に応じて従来の砂の
大きさとしてもよく、また直径５〜１０ｍ層位の粒状体
としてもよい。

上記のようにして作成した本発明の吸収材料は、粒状体
や粉状のものは主として動物の糞尿処理用材として、例
えば従来の砂箱の砂の代りに使用でき、またシート状や
紐状のものは敷わらとして使用できる。

成形体とするときは、例えば子ネコなどのトイレとして
使捨てできる箱状便器としてもよく、その場合は使用後
便器ごとトイレに捨てることができる。このような成形
体とするときは、「おから」からなる材料に接着剤を多
量に加えて固めるのも一つの方法であるが、トイレット
ペーパーのような紙の間に「おから」材料を挟むように
するとよい０紙は多層とするとよい、ｊ＆形体でペット
の寝床を作ることもできる。

以上、ペットを主体に説明したが、本発明の吸収材料は
ペットに限らず他の動物、例えばヒトの幼児や家畜、家
禽などにも使用できる。

本発明で使用する接着剤は、必ずしも水溶性でなくても
よく、下水処理工程でバクテリヤなどによって分解され
るとか、下水処理工程で支障をきたさないものであれば
よい、このことは無機物質にっても同様である。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例により説明する。

実施例１ 豆腐製造の際得られた塊状のおからを、適当な大きさに
ほぐして乾燥して、粉状ないし微細粒状の吸収材料を得
た。

この材料は、ペットの糞尿処理材および敷わら代用品と
して使用できる。

実施例２ おから１００部（重量部、以下同じ）に、粉砕した新聞
紙１０〜５０部、５ｘにかわ水溶液５〜１０部を加えて
よく混練し、押出造粒機で成形し、乾燥して直径０．５
．１．３，５およびｌｏｓｍの太きさの粒状体の吸収材
料を得た。

実施例３ 実施例２において、粉砕した新聞紙の代りにベントナイ
ト粉末を使用し、以下同様に処理して、同様な粒状体の
吸収材料を得た。

実施例４ 実施例２および３で造粒した未乾燥の粒状体の表面にフ
ライアッシュの粉末を付着させて、−見無機物質の粒状
体の吸収材料を得た。

上記実施例２〜４で得られた吸収材料は、いずれも動物
の糞尿処理材および敷わら代用品として使用して良好な
結果を得た。

実施例５ おから１００部に、　５％ポリビニルアルコール水溶液
１０部を加えたものをよく混練し、このものをトイレッ
トペーパーの間に交互に多層に挟み、圧縮成形して厚さ
１．５および８■のシートを得た。

このシートも実施例１〜４の材料と同様に使用できた。

〔効果〕

本発明の吸収材料は、従来廃棄していた「おから」を使
用するものであるため安価であり、使用後は水洗便所に
そのまま流すことができ、しかも有機物質であるため下
水処理工程で分解するため何等の支障もきたさないとい
う利点を有する。また、成形が容易であることから糞尿
処理材や敷わら材としてのほかにも使用でき、従来のも
のと比べて巾広い用途が見込まれる。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）おからを含むことを特徴とする吸収材料。
2. （２）おからと紙との混合物を乾燥してなるものである
   特許請求の範囲第１項記載の吸収材 料。
3. （３）おからまたはおからと紙との混合物に、水中で崩
   壊性の無機物質を添加し、乾燥してなるものである特許
   請求の範囲第１項記載の吸収材料。
4. （４）形状が粒状、ペレット状、フレーク状、粉状また
   はシート状である特許請求の範囲第１項記載の吸収材料
   。
5. （５）イヌ、ネコ等の動物の糞尿処理用材料である特許
   請求の範囲第１ないし４項のいずれか１項記載の吸収材
   料。
6. （６）イヌ、ネコ等の動物の敷わら用材料である特許請
   求の範囲第１ないし４項のいずれか１項記載の吸収材料
   。