JP2737455B2 - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JP2737455B2
JP2737455B2 JP3167008A JP16700891A JP2737455B2 JP 2737455 B2 JP2737455 B2 JP 2737455B2 JP 3167008 A JP3167008 A JP 3167008A JP 16700891 A JP16700891 A JP 16700891A JP 2737455 B2 JP2737455 B2 JP 2737455B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の運転制
御装置に関し、室内空気の清浄対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、VAVシステム(バリアブル
・エア・ボリューム・システム)を採用した空気調和装
置は知られており、このVAVシステムの1例として変
風量単一ダクト式のものがある。このものは、室内に配
設された複数のVAVユニット(バリアブル・エア・ボ
リューム・ユニット=変風量ユニット)を室内ユニット
の吹出口にダクトを介して接続し、該室内ユニットから
送出された空調空気を上記各VAVユニットに分配する
とともに、この各VAVユニットで吹出風量を調節して
空調空気を室内に吹き出すようにしている。
【0003】そして、この場合、例えば、特公昭60―
47497号公報等に示されるように、室内ユニットで
生成する空調空気の温度は給気量に拘らず一定温度(V
AVユニットから100%の風量が吹出すときに能力が
100%になる温度)に調節し、各VAVユニットで
は、空調すべき実際の室温と設定温度との差に比例した
風量に制御する比例制御を行い、室内の熱負荷の増減に
応じて吹出風量(給気量)を調整し、室温が設定温度に
なるようにしており、このため、VAVユニット毎に能
力制御が可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
において、近年、室内空気の汚染度を検出して、換気機
能をも備えるようにすることが提案されている。
【0005】この場合、空調エリアに1台のVAVユニ
ットを設けた所謂小部屋においては、空気の汚染度が大
きくなると、吹出風量を増大して換気機能を発揮するよ
うにしている。
【0006】しかし、空調エリアに複数台のVAVユニ
ットを設けた所謂大部屋においては、1台のVAVユニ
ットの汚れセンサが空気の汚れを検出した際、この汚れ
の発生源に近接したVAVユニットの吹出風量を増大さ
せると、汚染空気を拡散させることになり、逆に、室内
空気の清浄化を遅らせるという問題があった。
【0007】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、室内空気の清浄化を迅速に行えるようにすることを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、室内空気の汚れを検出し
た空調ユニットの空気吹出を停止し、また、この停止に
加え周囲の空調ユニットの吹出空気量を増大させるよう
にしたものである。
【0009】具体的に、図1に示すように、請求項1に
係る発明が講じた手段は、先ず、清浄な空調空気を生成
して該空調空気を天井吹出口(32)より吹出す複数台
の空調ユニット(3),(3),…が1つの空調エリア
(4)に設けられ、該各空調ユニット(3),(3),
…に対応して天井に設けられた室内空気の吸込口(4
2),(42),…にリターン手段(43)が接続され
て空調エリア(4)を空調する空気調和装置を前提とし
ている。
【0010】上記各空調ユニット(3),(3),…に
対応して該各空調ユニット(3),(3),…の空調範
囲内の空気汚染度を検出する汚れ検出手段(8b),
(8b),…が設けられている。更に、該汚れ検出手段
(8b),(8b),…の検出信号を受け、空気汚染度
が所定濃度か否かを判定し、空気汚染度が所定濃度より
大きくなると汚染信号を、空気汚染度が所定濃度より小
さくなると清浄信号をそれぞれ出力する濃度判定手段
(52)が設けられている。加えて、該濃度判定手段
(52)が汚染信号を出力すると、高濃度の空気汚染を
検出した汚れ検出手段(8b)に対応した空調ユニット
(3)の空気吹出を停止すると共に、上記濃度判定手段
(52)が清浄信号を出力すると、空気吹出を停止した
停止空調ユニット(3)の空気吹出を再開させる換気制
御手段(53)が設けられた構成としている。
【0011】また、請求項2に係る発明が講じた手段
は、上記請求項1に係る発明において、上記換気制御手
段(53)が空調ユニット(3)の空気吹出を停止させ
る停止信号を出力すると、停止空調ユニット(3)の周
囲に位置する空調ユニット(3),(3),…の吹出風
量を増大させる風量増大手段(61)を設けた構成とし
ている。
【0012】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
先ず、各空調ユニット(3),(3),…は清浄な空調
空気を生成し、例えば、フィルタを介した清浄空気より
冷風又は温風を生成し、この空調空気を室内の天井吹出
口(32)より吹出す一方、天井の吸込口(42),
(42),…より室内空気を吸込み、室内を空調してい
る。
【0013】この室内の空調時において、汚れ検出手段
(8b),(8b),…が各空調ユニット(3),
(3),…毎の空調範囲内の空気汚染度を検出してお
り、該汚れ検出手段(8b),(8b),…の検出信号
を受けて、濃度判定手段(52)は、空気汚染度が所定
濃度か否かを判定しており、空気汚染度が所定濃度より
大きい場合には室内空気が汚れているので汚染信号を出
力する一方、所定濃度より小さい場合には室内空気が清
浄であるので清浄信号を出力する。そして、換気制御手
段(53)は、濃度判定手段(52)が汚染信号を出力
すると、高濃度の空気汚染を検出した汚れ検出手段(8
b)に対応した空調ユニット(3)の空気吹出しを停止
し、つまり、汚れの発生源に近接した空調ユニット
(3)の吹出しを停止し、室内空気の吸込みを行い、汚
染空気を排出する。
【0014】その後、室内空気が清浄になり、濃度判定
手段(52)が清浄信号を出力すると、換気制御手段
(53)は停止空調ユニット(3)の空気吹出を再開さ
せ、定常の空調運転を行うことになる。
【0015】また、請求項2に係る発明では、上記換気
制御手段(53)が空調ユニット(3)の停止信号を出
力すると、風量増大手段(61)が停止空調ユニット
(3)の周囲に位置する空調ユニット(3),(3),
…の吹出空気量を増大させ、汚染空気を周囲から迅速に
吸込口(42),(42),…に排出させる。
【0016】
【発明の効果】従って、請求項1に係る発明によれば、
上記汚れ検出手段(8b)が高濃度の空気汚染を検出す
ると、この検出した汚れ検出手段(8b)に対応した空
調ユニット(3)の空気吹出を停止するようにしたため
に、汚染空気が発生源に近接した吸込口(42)より吸
込まれるので、汚染空気を空調エリア(4)内で拡散さ
せることなく該汚染空気を排出することができることか
ら、空気の清浄化を迅速に行うことができる。
【0017】また、請求項2に係る発明によれば、停止
空調ユニット(3)の周囲の空調ユニット(3),
(3),…の吹出風量を増大させるようにしたために、
汚染空気がより吸込口(42)に吸込まれ易くなり、よ
り迅速に汚染空気を排出することができるので、空気の
清浄化をより確実に行うことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0019】図2に示すように、(1)はVAVシステ
ムを採用した空気調和装置であって、1つの室内ユニッ
ト(2)と、空調ユニットである複数のVAVユニット
(3),(3),…(図2においては3台)とで構成さ
れている。
【0020】上記各VAVユニット(3),(3),…
は1つの空調エリアである1つの室内(4)に設置され
ており、該VAVユニット(3),(3),…は、内部
にダンパ(31)を備え、送気ダクト(11)が分岐接
続されると共に、吹出口(32)が室内(4)の天井に
開設され、上記ダンパ(31)に連結されたモータ(3
3)によって該ダンパ(31)を回動して室内(4)へ
の吹出風量を制御している。また、上記室内(4)の天
井には、各VAVユニット(3),(3),…に対応し
て複数の吸込口(42),(42),…が開設され、天
井裏が該吸込口(42),(42),…に接続されたリ
ターン手段であるリターン通路(43)に形成されてい
る。
【0021】一方、上記室内ユニット(2)は、吸込側
に外気取入ダクト(12)が接続されると共に上記リタ
ーン通路(43)が接続され、吹出側に上記送気ダクト
(11)が接続されており、該外気取入ダクト(12)
には全熱交ユニット(13)を介して外気に連通してい
る。そして、上記室内ユニット(2)は、室内(4)か
らの還気と外気とを取入れて空調空気を上記送気ダクト
(11)に送出している。
【0022】また、上記室内ユニット(2)は、内部に
吸込側より高性能フィルタ(21)と室内ファン(2
2)と室内(4)側熱交換器(23)とが配設されて成
り、該室内(4)側熱交換器(23)は、図示しない
が、室外ユニットと冷媒配管を介して接続される一方、
上記室内ファン(22)にモータ(24)が連結されて
いる。そして、該室内ユニット(2)は吸込んだ還気と
外気とを上記高性能フィルタ(21)で濾過した後、熱
交換器(23)で熱交換して空調空気を生成し、この空
調空気を室内ファン(22)により上記送気ダクト(1
1)を介して各VAVユニット(3),(3),…に吹
出している。
【0023】一方また、上記各VAVユニット(3),
(3),…は、図3に示すように、VAV制御ユニット
(5)が接続されており、それぞれ各VAV制御ユニッ
ト(5)によって制御されている。該各VAV制御ユニ
ット(5)は、VAVユニット(3)のモータ(33)
に接続されると共に、集中制御ユニット(6)と室内制
御ユニット(7)とに接続され、更に、サーミスタ(8
a)と汚れ検出手段である汚れセンサ(8b)とが接続
されている。
【0024】該サーミスタ(8a)は、それぞれ各VA
Vユニット(3),(3),…が空調する空調範囲内の
室温を検出するように設けられ、上記汚れセンサ(8
b)は、それぞれ各VAVユニット(3),(3),…
が空調する空調範囲内の空気汚染度の濃度を検出するよ
うに設けられ、該サーミスタ(8a)と汚れセンサ(8
b)とは、例えば、複合センサで構成されている。
【0025】上記各VAV制御ユニット(5)には、風
量制御手段(51)が設けられると共に、本発明の特徴
とする濃度判定手段(52)及び換気制御手段(53)
が設けられている。該風量制御手段(51)は、上記サ
ーミスタ(8a)の検出信号を受けて、制御するVAV
ユニット(3),(3),…の吹出風量を算出してダン
パ(31)の開度を制御しており、例えば、図4に示す
ように、冷房時では、室温Taと設定温度Tsとを比較し、
室温Taが設定温度Tsよりも0.2℃以上低いときには、
目標風量を定格風量(100%)の40%に固定し、室
温Taと設定温度Tsの差が−0.2℃〜+1℃までは、そ
の温度差に応じて目標風量を40%から100%まで比
例して増加させ、温度差が+1℃以上では目標風量を1
00%に固定するようにしている。
【0026】また、上記濃度判定手段(52)は、上記
汚れセンサ(8b)の検出信号を受け、空気汚染度が所
定濃度か否かを判定し、空気汚染度が所定濃度より大き
くなると汚染信号を、空気汚染度が所定濃度より小さく
なると清浄信号をそれぞれ出力するように構成されてい
る。そして、上記換気制御手段(53)は、濃度判定手
段(52)が汚染信号を出力すると、該換気制御手段
(53)が制御するVAVユニット(3)の空気吹出を
停止する停止信号と、上記濃度判定手段(52)が清浄
信号を出力すると、該換気制御手段(53)が制御して
空気吹出を停止した停止VAVユニット(3)の空気吹
出を再開させる再開信号とを上記風量制御手段(51)
に出力するように構成されている。
【0027】一方、上記室内制御ユニット(7)は、各
VAV制御ユニット(5)からの吹出風量信号を受けて
室内ファン(22)を制御し、室内ユニット(2)の運
転容量を制御するように構成されている。また、上記集
中制御ユニット(6)には、本発明の特徴とする風量増
大手段(61)が設けられており、該風量増大手段(6
1)は、上記換気制御手段(53)がVAVユニット
(3)の空気吹出を停止させる停止信号を出力すると、
停止VAVユニット(3)の周囲に位置するVAVユニ
ット(3),(3),…の吹出風量を増大させるように
構成されており、例えば、図5に示すように、9台のV
AVユニット(3),(3),…が設置されている室内
(4)において、中央のVAVユニット(3)の空調範
囲で汚染空気が生ずると、周囲の8台のVAVユニット
(3),(3),…の吹出し風量を20%増大させてい
る。
【0028】次に、上記空気調和装置の空調運転動作に
ついて説明する。
【0029】先ず、室内ユニット(2)及び室外ユニッ
トを駆動すると、室内ファン(22)の回転によって室
内空気は吸込口(42),(42),…よりリターン通
路(43)を通り、室内ユニット(2)に吸込まれる一
方、外気は全熱交ユニット(13)を通り、室内ユニッ
ト(2)に吸込まれる。そして、この室内(4)からの
還気と外気とは高性能フィルタ(21)で濾過された
後、熱交換器(23)で熱交換して清浄な冷風又は温風
の空調空気が生成される。この空調空気は送気ダクト
(11)を通り、各VAVユニット(3),(3),…
に吹出され、該各VAVユニット(3),(3),…の
吹出口(32)より室内(4)に吹出され、室内(4)
を空調している。
【0030】そこで、上記各VAVユニット(3),
(3),…の吹出風量制御について図6の制御フローに
基づいて説明する。
【0031】先ず、ステップST1において、冷房運転
か、暖房運転かを判定し、冷房運転の場合には、ステッ
プST2に移り、目標風量Qを室温Taと設定温度Tsより次
式に基づいて算出する。
【0032】Q=50×(Ta−Ts)+50 ……(1) また、上記暖房運転時の場合には、上記ステップST1か
らステップST3に移り、目標風量Qを室温Taと設定温度
Tsより次式に基づいて算出する。
【0033】Q=50×(Ts−Ta)+50 ……(2) 続いて、上記ステップST1及びステップST2からステッ
プST4に移り、目標風量Qが100より大きいか否かを
判定し、100より大きい場合にはステップST5に移
り、目標風量Qを100、つまり、100%の定格風量
に設定する。その後、上記ステップST5よりステップST
6に移る一方、上記ステップST4において、目標風量Q
が100以下であると判定すると、ステップST6に移
り、目標風量Qが最低風量Qminより小さいか否かを判定
し、最低風量Qminより小さい場合にはステップST7に移
り、目標風量Qを最低風量Qminに設定してリターンする
一方、上記目標風量Qが最低風量Qminより大きい場合に
は、上記ステップST6よりリターンすることになる。
【0034】つまり、上記目標風量Qは、冷房運転時に
おいては、室温Taと設定温度Tsの差温Ta-Ts が+1℃以
上のときに100%、−0.2℃以下で40%に設定さ
れ、この差温Ta-Ts が+1℃〜−0.2℃の間では比例
的に変化させる。また、上記目標風量Qは、暖房運転時
においては、室温Taと設定温度Tsの差温Ta-Ts が−1℃
以下のときに100%、+0.2℃以上で40%に設定
され、この差温Ta-Tsが−1℃〜+0.2℃の間では比
例的に変化させる。
【0035】これにより各VAVユニット(3),
(3),…は、吹出風量を変えて室温Taが設定温度Tsに
なるようにしている。
【0036】次に、上記空調運転時における空気の清浄
化制御について図7の制御フローに基づき説明する。
【0037】先ず、上記各VAVユニット(3),
(3),…においてはそれぞれVAVユニット(3),
(3),…が空調する空調範囲内の空気汚染度を各汚れ
センサ(8b)が検出しており、この汚れセンサ(8
b)の検出信号はそれぞれVAV制御ユニット(5)に
入力されている。
【0038】そこで、ステップST11において、強制風
量アップ信号受信フラグFFO がセットされているか否か
を判定する。この強制風量アップ信号受信フラグFFO
は、集中制御ユニット(6)の風量増大手段(61)よ
り強制風量アップ信号を受信すると、セットし、強制風
量アップ信号がクリアされると、リセットされる。そし
て、上記強制風量アップ信号受信フラグFFO がリセット
されている場合には、ステップST12に移り、汚れを判
定し、つまり、上記汚れセンサ(8b)の検出信号を受
けて各VAV制御ユニット(5)の濃度判定手段(5
2)が各VAVユニット(3),(3),…の空調範囲
内に汚染空気が発生したか否かを判定している。例え
ば、煙草の煙り等の汚染空気が生じると、上記濃度判定
手段(52)が汚染信号を、清浄化されると、上記濃度
判定手段(52)が清浄信号をそれぞれ出力する。
【0039】その後、ステップST13に移り、汚染発生
フラグFYH がセットされているか否かを判定する。この
汚染発生フラグFYH は上記濃度判定手段(52)の汚染
信号でセットされ、清浄信号でリセットされるようにな
っており、上記汚染発生フラグFYH がセットされている
と、上記ステップST13からステップST14に移り、換
気制御手段(53)が停止信号を出力して風量制御手段
(51)が目標風量Qを零にセットし、ステップST15
で停止制御信号出力フラグFYS をセットし、上記ステッ
プST11に戻ることになる。つまり、汚染空気が発生し
た空調範囲のVAVユニット(3)の空気吹出を停止す
る。
【0040】一方、上記換気制御手段(53)が停止信
号を出力すると、該停止信号を集中制御ユニット(6)
が受けて、風量増大手段(61)が停止VAVユニット
(3)の周囲に位置するVAVユニット(3),
(3),…のVAV制御ユニット(5)に強制風量アッ
プ信号を出力する。従って、この強制風量アップ信号を
受けたVAV制御ユニット(5)においては、上記ステ
ップST11において、判定がYESとなり、ステップST
16に移り、目標風量Qを前回の目標風量Qbに20を加
算して上記ステップST11に戻ることになる。
【0041】つまり、図5において、例えば、中央のV
AVユニット(3)の空調範囲内で汚染空気が生じる
と、この中央のVAVユニット(3)の空気吹出を停止
すると共に、周囲8台のVAVユニット(3),
(3),…の吹出風量を20%増加することになる。
【0042】その後、上記汚染空気が排出され、上記濃
度判定手段(52)が清浄信号を出力すると、上記汚染
発生フラグFYH がリセットされるので、上記ステップST
13の判定がNOになり、ステップST17に移り、停止
制御信号出力フラグFYS をリセットし、ステップST18
において、風量制御手段(51)が上述した通常の風量
制御を行い、ステップST19において、前回の目標風量
Qを今回の目標風量Qに制定して上記ステップST11に
戻ることになる。
【0043】そして、再度汚染空気が生じると、上述の
制御を行うことになり、この制御により室内空気を清浄
化している。
【0044】次に、汚染空気が生じた空調範囲のVAV
ユニット(3),(3),…の位置認識について図8の
制御フローに基づき説明する。
【0045】先ず、ステップST21において、行成分i
と列成分とをそれぞれ1にセットしてステップST2に移
る。つまり、各VAVユニット(3),(3),…を行
成分iと列成分jとで特定しており、例えば、図4に示
すように、左最上部のVAVユニット(3)の行成分i
及び列成分jを1とし、9台のVAVユニット(3),
(3),…を行成分1,2,3と列成分1,2,3とで
特定している。
【0046】その後、ステップST22に移り、位置
(i,j)のVAVユニット(3)が空気吹出しを停止
して停止制御フラグFYR がセットされているか否かを判
定し、セットされていない場合には、ステップST23に
移り、行成分iが最終成分になったか否かを判定し、最
終成分になるまでステップST24に移り、行成分iをイ
ンクリメントしてステップST22に戻る。また、上記ス
テップST23において、行成分iが最終成分になると、
判定がYESとなり、ステップST25に移り、列成分j
をインクリメントしてステップST26に移り、列成分j
が最終成分になったか否かを判定し、最終成分になるま
でステップST22に戻る一方、最終成分になると、ステ
ップST21に戻ることになる。
【0047】つまり、行成分iと列成分jとを順次イン
クリメントして何れかの位置(i,j)のVAVユニッ
ト(3)の停止制御フラグFYR をセットしているか否か
を判定している。そして、何れかの位置(i,j)のV
AVユニット(3)の停止制御フラグFYR がセットされ
ていると、上記ステップST22の判定がYESとなり、
行成分iと列成分jとを固定値I,Jにする。続いて、
ステップST28に移り、固定値I,Jにした行成分i及
び列成分jの前後の各成分に位置するVAVユニット
(3),(3),…に対して強制風量アップ信号出力フ
ラグFFS をセットして固定値I,Jの行成分i及び列成
分jの位置のVAVユニット(3)に対して強制風量ア
ップ信号出力フラグFFS をリセットしてステップST21
に戻ることになる。
【0048】そして、この停止制御フラグFYR と強制風
量アップ信号出力フラグFFS とに基づいて上記図7にお
いて、目標風量Qの零又は増大の制御が行われる。
【0049】従って、上記汚れセンサ(8b)が高濃度
の空気汚染を検出すると、この検出した汚れセンサ(8
b)に対応したVAVユニット(3)の空気吹出を停止
するようにしたために、汚染空気が発生源に近接した吸
込口(42)より吸込まれるので、汚染空気を室内
(4)で拡散させることなく該汚染空気を排出すること
ができることから、空気の清浄化を迅速に行うことがで
きる。
【0050】また、上記停止VAVユニット(3)の周
囲のVAVユニット(3),(3),…の吹出風量を増
大させるようにしたために、汚染空気がより吸込口(4
2)に吸込まれ易くなり、より迅速に汚染空気を排出す
ることができるので、空気の清浄化をより確実に行うこ
とができる。
【0051】尚、本実施例においては、VAVユニット
(3),(3),…と備えた空気調和装置(1)につい
て説明したが、VAVシステム以外の空気調和装置につ
いても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】空気調和装置を示す概略構成図である。
【図3】空気調和装置の制御系統を示すブロック図であ
る。
【図4】室温と設定温度に対する目標風量の特性図であ
る。
【図5】各VAVユニットの空調範囲を示す図である。
【図6】風量制御を示す制御フロー図である。
【図7】室内空気の清浄化制御を示す制御フロー図であ
る。
【図8】VAVユニットの位置認識制御を示す制御フロ
ー図である。
【符号の説明】
1 空気調和装置 2 室内ユニット 3 VAVユニット 8a 汚れセンサ(汚れ検出手段) 32 吹出口 42 吸込口 43 リターン通路 51 風量制御手段 52 濃度判定手段 53 換気制御手段 61 風量増大手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清浄な空調空気を生成して該空調空気を
    天井吹出口(32)より吹出す複数台の空調ユニット
    (3),(3),…が1つの空調エリア(4)に設けら
    れ、該各空調ユニット(3),(3),…に対応して天
    井に設けられた室内空気の吸込口(42),(42),
    …にリターン手段(43)が接続されて空調エリア
    (4)を空調する空気調和装置において、 上記各空調ユニット(3),(3),…に対応して設け
    られ、該各空調ユニット(3),(3),…の空調範囲
    内の空気汚染度を検出する汚れ検出手段(8b),(8
    b),…と、 該汚れ検出手段(8b),(8b),…の検出信号を受
    け、空気汚染度が所定濃度か否かを判定し、空気汚染度
    が所定濃度より大きくなると汚染信号を、空気汚染度が
    所定濃度より小さくなると清浄信号をそれぞれ出力する
    濃度判定手段(52)と、 該濃度判定手段(52)が汚染信号を出力すると、高濃
    度の空気汚染を検出した汚れ検出手段(8b)に対応し
    た空調ユニット(3)の空気吹出を停止すると共に、上
    記濃度判定手段(52)が清浄信号を出力すると、空気
    吹出を停止した停止空調ユニット(3)の空気吹出を再
    開させる換気制御手段(53)とを備えていることを特
    徴とする空気調和装置の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 清浄な空調空気を生成して該空調空気を
    天井吹出口(32)より吹出す複数台の空調ユニット
    (3),(3),…が1つの空調エリア(4)に設けら
    れ、該各空調ユニット(3),(3),…に対応して天
    井に設けられた室内空気の吸込口(42),(42),
    …にリターン手段(43)が接続されて空調エリア
    (4)を空調する空気調和装置において、 上記各空調ユニット(3),(3),…に対応して設け
    られ、該各空調ユニット(3),(3),…の空調範囲
    内の空気汚染度を検出する汚れ検出手段(8b),(8
    b),…と、 該汚れ検出手段(8b),(8b),…の検出信号を受
    け、空気汚染度が所定濃度か否かを判定し、空気汚染度
    が所定濃度より大きくなると汚染信号を、空気汚染度が
    所定濃度より小さくなると清浄信号をそれぞれ出力する
    濃度判定手段(52)と、 該濃度判定手段(52)が汚染信号を出力すると、高濃
    度の空気汚染を検出した汚れ検出手段(8b)に対応し
    た空調ユニット(3)の空気吹出を停止すると共に、上
    記濃度判定手段(52)が清浄信号を出力すると、空気
    吹出を停止した停止空調ユニット(3)の空気吹出を再
    開させる換気制御手段(53)と、 該換気制御手段(53)が空調ユニット(3)の空気吹
    出を停止させる停止信号を出力すると、停止空調ユニッ
    ト(3)の周囲に位置する空調ユニット(3),
    (3),…の吹出風量を増大させる風量増大手段(6
    1)とを備えていることを特徴とする空気調和装置の運
    転制御装置。
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