JP2937304B2 - ダクト式空調システム - Google Patents

ダクト式空調システム

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JP2937304B2
JP2937304B2 JP3323243A JP32324391A JP2937304B2 JP 2937304 B2 JP2937304 B2 JP 2937304B2 JP 3323243 A JP3323243 A JP 3323243A JP 32324391 A JP32324391 A JP 32324391A JP 2937304 B2 JP2937304 B2 JP 2937304B2
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heating
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cooling
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幸隆 村田
重夫 田中
潔 中山
栄之 芦川
敏和 佐久間
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DANREI KOGYO KK
Shimizu Construction Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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DANREI KOGYO KK
Shimizu Construction Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱媒が循環する冷温水
兼用型コイル(熱交換器)を内蔵した一台のコイルユニ
ット内にダクトを経由して外気又は室内空気を導入し、
このコイルユニットで冷却又は暖められた空気をダクト
を経由して各室内に取り付けられたステップ制御式ファ
ンユニットから吹き出すことにより冷房又は暖房を行う
ように構成したダクト式空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダクト式空調システムを図3に示
す。
【0003】符号の1はメイン配管における熱媒往き
管、2はメイン配管における熱媒戻り管、3は分岐熱媒
往き管、4は分岐熱媒戻り管、5はコイルユニットにし
て、このコイルユニット5内には冷温水兼用型コイル
(熱交換器)6が内蔵されている。
【0004】7は各室内に取り付けられたステップ制御
式ファンユニット、8はファン、9はファンユニット7
の操作器(サーモスイッチ)にして、ファン8の回転を
強、中、弱の3段階に切り換えて室温制御を行う。
【0005】10は分岐熱媒往き管3に挿入されたアク
チュエータ11付のコントロールバルブ、12はバルブ
コントローラにして、このバルブコントローラ12は、
コイルユニット5の出側の送風温度検出センサ13から
の信号(負荷)に基づいて前記コントロールバルブ10
の開度を調節することにより、コイル6内を循環する熱
媒量を調節して送風温度を一定になるようにコントロー
ルする構成である。図中14はコイルユニット5とファ
ンユニット7間を結ぶダクトである。
【0006】
【従来技術に求められる課題】しかし、上記従来のダク
ト式空調システムにおいては、次のような問題がある。
【0007】a.バルブコントローラ12は、暖房の場
合、センサ13から入力される温度が設定値よりも低い
場合には、コントロールバルブ10を開いて熱媒量を増
やし、高い場合にはコントロールバルブ10を絞って熱
媒量を減少させて送風温度のコントロールを行っている
が、コイル6自体の保有熱量及びセンサ13の感度並び
にアクチュエータ11の応答性の問題等が絡みあって生
じるタイムラグから設定温度を求めてアクチュエータ1
1がハンチングする。このため、コントロールバルブ1
0及びアクチュエータ11等の耐久性に悪い影響を与え
る。
【0008】b.ファンユニット7が複数の場合、冷暖
房能力範囲を大きく設定する必要がある。このため、ア
クチュエータ11及びバルブコントローラ12を複雑化
すると共にコントロールバルブ10が大型化する。
【0009】c.コイルユニット5は、通常冷房時に合
わせて設計されているため、暖房時には暖房能力が出す
ぎてしまう。このため、制御系が複雑になると共に暖房
時に快適な空調ができにくい。
【0010】本発明の目的は上記a〜cに記した問題を
有しないダクト式空調システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に提案される本発明の構成は以下のとおりである。
【0012】a.熱媒が循環する冷温水兼用型コイルを
内蔵した一台のコイルユニット内にダクトを経由して外
気又は室内空気を導入し、このコイルユニットで冷却又
は暖められた空気をダクトを経由して各室内に取り付け
られたステップ制御式ファンユニットから吹き出すこと
により冷房又は暖房を行うように構成したダクト式空調
システムであること、 b.前記ファンユニットには風量信号発信器を取り付け
たこと、 c.メイン配管における熱媒往き管の一部に熱媒温度検
出センサを取り付けたこと、 d.コイルユニットの入側又は出側にアクチュエータ付
のコントロールバルブを挿入したこと、 e.前記熱媒温度検出センサから入力される熱媒温度
が、あらかじめ設定された暖房温度範囲であるとき、前
記アクチュエータに絞りの信号を出力してコントロール
バルブの開度を暖房モードに設定し、この設定した状態
において冷房温度範囲を検出したときには冷房モードに
切り換え、かつ前記風量信号発信器から入力される総合
風量値が増加するにつれて前記コイルユニット内を循環
する熱媒量を増加させ、総合風量を減少するにつれて熱
媒量を減少させるように、前記コントロールバルブのア
クチュエータに制御信号を出力するバルブコントローラ
を設けたこと、 f.を特徴とするダクト式空調システム。
【0013】上記構成において、メイン配管の熱媒往き
管を循環する熱媒温度を熱媒温度検出センサにより検出
して冷暖房運転モードの何れかをバルブコントローラで
判定し、これによりコントロールバルブの開度を制御
(設定)しているが、これは、例えばファンユニットが
設置されている室内の温度を室内温度検出センサにより
検出し、この温度から冷暖房運転モードをバルブコント
ローラで判定して設定するようにしてもよい。但し、こ
の室内温度で判定する方式は、冷暖房の必要性は個人差
により分かれ、特に中間期での判定には困難性が伴うこ
とが予測されるので、熱媒温度検出センサ側と併用して
判定するようにするか、使用態様がハッキリしている場
合にのみ適用が考えられる。
【0014】
【作用】ファンユニットの運転を開始すると、ダクトを
経由して外気又は室内空気がコイルユニット内に導入さ
れ、このコイルユニットで冷却又は暖められた空気はフ
ァンユニットから室内に吹き出し、冷房又は暖房を行
う。
【0015】この作用時において、冷温水兼用型のコイ
ルは、暖房時の熱交換能力が冷房時に比較して高いた
め、暖房過多の問題が生じる。そこで、熱媒温度検出セ
ンサは、メイン配管における熱媒の往き温度を検出し、
これをバルブコントローラに入力する。バルブコントロ
ーラは、入力された熱媒温度があらかじめ設定された熱
媒の冷房温度範囲内又は温度以下であるとき、冷媒(冷
水)が循環しているものと判定し、これに基づいて冷房
運転モードに基づくコントロールバルブの開度になるよ
うにアクチュエータに信号を出力し、コントロールバル
ブの開度を冷房モードに設定する。
【0016】一方、熱媒温度検出センサが暖房運転モー
ドに該当する熱媒温度を検出すると、温水が循環してい
るものと判定し、暖房運転モードつまりコントロールバ
ルブの開度を冷房時に比較してあらかじめ絞り、暖房過
多の問題が生じないように制御する。
【0017】次に、ファンユニットの運転モード(強、
中、弱)の情報も風量信号発信器からバルブコントロー
ラに入力され、バルブコントローラは、この情報に基づ
いてアクチュエータに信号を送り、コントロールバルブ
の開度を次のように制御する。
【0018】風量増大 → バルブの開度増大 風量減少 → バルブの開度減少
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。符号の1はメ
イン配管における熱媒往き管、2はメイン配管における
熱媒戻り管、3は分岐熱媒往き管、4は分岐熱媒戻り
管、5はコイルユニットにして、このコイルユニット5
内には冷温水兼用型コイル(熱交換器)6が内蔵されて
いる。
【0019】7は各室内に取り付けられたステップ制御
式(強・中・弱の3段階制御式)ファンユニット、8は
ファン、9はファンユニット7の操作器(サーモスイッ
チ)にして、ファン8の回転を強、中、弱の3段階ステ
ップに切り換えが可能であると共にこの設定値を発信す
るためのステップ信号発信器(発信回路)9aが内蔵さ
れている。
【0020】10は分岐熱媒往き管3に挿入されたアク
チュエータ11付のコントロールバルブである。
【0021】12はコントロールバルブ10のコントロ
ーラにして、次の如き制御を行う。
【0022】a.ファンユニット7のうち一台の運転が
行われている場合、このファンユニット7のステップ信
号に合わせてバルブアクチュエータ11に制御信号を送
り、強の場合にはコントロールバルブ10を強のステッ
プ(風量)に見合う予め設定された流量になるように開
き、中、弱の場合にはそれぞれのステップに合わせて絞
る。
【0023】b.複数のファンユニット7の運転が同時
に行われている場合には、このステップの総合風量に見
合う予め設定された流量になるようにコントロールバル
ブ10の開度を制御する。図中14はコイルユニット5
とファンユニット7間を結ぶダクトである。
【0024】15はメイン配管における熱媒往き管1に
取り付けた熱媒温度検出センサにして、このセンサ15
で検出された熱媒温度が冷房運転時の温度範囲であると
き、バルブコントローラ12はコントロールバルブ10
を図2中夏期冷房時のバルブ開度にあらかじめ設定す
る。その上で、ファンユニット7の総合風量によりバル
ブ開度を制御する。次に暖房運転範囲であるとき、コン
トロールバルブ10の開度を、冷房時に比較してあらか
じめ絞る。なお、ファンユニット7の運転に基づく総合
風量による制御は冷房時と同じである。
【0025】
【本発明の効果】本発明は以上のように、各ファンユニ
ットの総合風量をバルブコントローラに入力し、この値
に基づいてコントロールバルブの開度(熱媒量)を制御
するようにしたので、コイルユニット内の残熱量とか温
度センサの感度等により設定値を求めてアクチュエータ
がハンチングすることがない。よって、コントロール装
置の耐久性に悪い影響を与えることがない。
【0026】次に、ファンユニットはステップ制御によ
り風量を調節するものであることから、このステップは
せいぜい強・中・弱の3段階程度である。このため、フ
ァンユニットの数が増加しても制御範囲は従来のものに
比較して可成り狭くてもよい。
【0027】よって、コントロール装置の簡略化とコン
トロールバルブの小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダクト式空調システムの説明図。
【図2】コントロールバルブの制御例の説明図。
【図3】従来のダクト式空調システムの説明図。
【符号の説明】
1 熱媒往き管 2 熱媒戻り管 3 分岐熱媒往き管 4 分岐熱媒戻り管 5 コイルユニット 6 コイル 7 ファンユニット 8 ファン 9 操作部 9a ステップ信号発信器 10 コントロールバルブ 11 アクチュエータ 12 バルブコントローラ 13 温度センサ 14 ダクト 15 熱媒温度検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 潔 東京都中野区若宮2丁目6番7号 (72)発明者 芦川 栄之 東京都港区芝浦1丁目2番3号清水建設 株式会社内 (72)発明者 佐久間 敏和 東京都中央区八丁堀4丁目1番3号暖冷 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−69343(JP,A) 実開 平1−100043(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.熱媒が循環する冷温水兼用型コイル
    を内蔵した一台のコイルユニット内にダクトを経由して
    外気又は室内空気を導入し、このコイルユニットで冷却
    又は暖められた空気をダクトを経由して各室内に取り付
    けられたステップ制御式ファンユニットから吹き出すこ
    とにより冷房又は暖房を行うように構成したダクト式空
    調システムであること、 b.前記ファンユニットには風量信号発信器を取り付け
    たこと、 c.メイン配管における熱媒往き管の一部に熱媒温度検
    出センサを取り付けたこと、 d.コイルユニットの入側又は出側にアクチュエータ付
    のコントロールバルブを挿入したこと、 e.前記熱媒温度検出センサから入力される熱媒温度
    が、あらかじめ設定された暖房温度範囲であるとき、前
    記アクチュエータに絞りの信号を出力してコントロール
    バルブの開度を暖房モードに設定し、この設定した状態
    において冷房温度範囲を検出したときには冷房モードに
    切り換え、かつ前記風量信号発信器から入力される総合
    風量値が増加するにつれて前記コイルユニット内を循環
    する熱媒量を増加させ、総合風量を減少するにつれて熱
    媒量を減少させるように、前記コントロールバルブのア
    クチュエータに制御信号を出力するバルブコントローラ
    を設けたこと、 f.を特徴とするダクト式空調システム。
  2. 【請求項2】 ファンユニットが取り付けられた室内に
    室内温度検出センサを取り付け、この室内温度検出セン
    サから入力される室内温度が、あらかじめ設定された暖
    房温度範囲であるとき、コントロールバルブの開度を暖
    房モードに設定し、冷房温度範囲を検出したときには冷
    房モードにコントロールバルブの開度を切り換える回路
    をバルブコントローラに付加して成る請求項1記載のダ
    クト式空調システム。
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JP3449548B2 (ja) * 2000-04-24 2003-09-22 木村工機株式会社 空気調和システム
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