JP2734471B2 - 画像編集装置 - Google Patents

画像編集装置

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JP2734471B2
JP2734471B2 JP6325570A JP32557094A JP2734471B2 JP 2734471 B2 JP2734471 B2 JP 2734471B2 JP 6325570 A JP6325570 A JP 6325570A JP 32557094 A JP32557094 A JP 32557094A JP 2734471 B2 JP2734471 B2 JP 2734471B2
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智也 山内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークステーション,
コンピュータ, 印刷装置等において使用される画像編集
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、印刷用の画像編集装置におい
ては、原稿の画像をTV(テレビジョン)カメラ, イメ
ージスキャナ等の画像入力装置により読み取り、ディジ
タルの画像データに変換したのち、画面単位で画像記憶
部に記憶させている。そして、画像記憶部に記憶されて
いる画像に対して、拡大,縮小,抽出,削除, 移動, 回
転, 色変換等の画像編集を行い、編集結果をCRT(陰
極線管)ディスプレイ等の表示装置で確認した後、印刷
装置により編集後の画像を印刷している。
【0003】画像編集に際しては、上述した拡大,縮
小,抽出,削除, 移動, 回転, 色変換等の画像処理を行
なうための編集命令を使用し、複数の編集命令を組み合
わせて編集命令列を構成する。そして、編集された画像
を出力する場合には、編集命令列に含まれている各編集
命令を順次実行して目的とする画像を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、画像
編集に際しては、複数の編集命令を組み合わせて編集命
令列を構成する必要があるが、目的とする画像を得るた
めにどのように編集命令を組み合わせるかは、作業者の
任意である。作業者は、原画像を見ながら試行錯誤で目
的とする画像が得られるように編集命令を組み合わせる
ことが多い。
【0005】この場合、最終的に出来上がった編集命令
列を実行すれば、目的とする画像が得られるが、この編
集命令列は、編集処理に対して最適な構造を持っている
とは限らない。たとえば、或る画像に対して「2倍に拡
大」という編集命令を適用し、その後に、別の種類の幾
つかの編集命令を適用し、更にその後に、先に「2倍に
拡大」という編集命令を適用した画像に対して「2倍に
拡大」という編集命令を適用する場合がある。
【0006】画像編集装置が編集命令列を実行する場合
には、先頭から編集命令を取り出して一つづつ実行す
る。したがって、編集命令の数が多ければ、それだけ画
像処理に要する時間が長くなってしまう。上述した編集
命令列に含まれる二つの「2倍に拡大」という編集命令
は、一つの「4倍に拡大」いう編集命令で置き換えるこ
とが可能なものであり、本来は、より短い時間で画像処
理が可能なものである。しかしながら、編集命令列の作
成は作業者の技量に依存しているので、必ずしも最適な
編集命令列を作成できるとは限らず、画像処理に長時間
を要するという問題があった。
【0007】本発明は、前記問題点を解決するために案
出されたものであって、元の編集命令列を処理効率の高
い編集命令列に変換して、画像処理を短時間で行なうこ
とができる画像編集装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、画像データに対する複数の編集命令より構
成されている編集命令列を記憶する命令記憶手段と、前
記命令記憶手段に記憶されている編集命令列の中の複数
の編集命令を同等の処理結果となる別の編集命令を含む
編集命令列に変換する命令列変換手段と、画像データに
対して前記命令列変換手段により変換された編集命令列
を実行する命令実行手段と、前記命令実行手段からの編
集後の画像データを記憶する出力画像記憶手段と、前記
出力画像記憶手段に記憶されている画像データを出力す
る画像出力手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】命令記憶手段には画像データに対する複数の編
集命令より構成されている編集命令列が記憶されてお
り、この編集命令列が実行されるに際しては、編集命令
列の中の複数の編集命令が同等の処理結果となる別の編
集命令を含む編集命令列に変換される。たとえば、命令
列の中に「2倍に拡大」という命令が二つ含まれていた
場合、「4倍に拡大」という元の命令とは別の一つの命
令に変換される。そして、この変換された編集命令列に
基づいて編集処理が実行される。編集後の画像データは
出力画像記憶手段に記憶された後に画像出力手段により
出力される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例に基づいて
本発明の特徴を具体的に説明する。
【0011】図1は本発明の画像処理装置の構成例を示
すブロック図である。
【0012】第1或いは第2画像入力装置1a,1b等
の画像入力手段1からの画像データは、編集手段2に供
給され所定の画像処理を施された後、第1或いは第2印
刷装置3a,3b,表示装置3c等の画像出力手段3に
出力される。たとえば、第1画像入力装置1aは400
dpi程度の解像度を有するフラットベッド型のイメー
ジスキャナ、第2画像入力装置1bは350本程度の解
像度を有するTVカメラ、第1印刷装置3aは400d
pi程度の解像度を有するレーザプリンタ、第2印刷装
置3bは200dpi程度の解像度を有するサーマルプ
リンタ、表示装置3cは100dpi程度の解像度を有
するCRTディスプレイである。
【0013】編集手段2には、画像入力手段1からの画
像データを、画像入力手段1の解像度を維持した状態で
記憶する複数の入力画像記憶部4a〜4dが設けられる
とともに、これらの入力画像記憶部4a〜4dに対応し
て、編集指示部5からの各画像に対する処理命令を保持
する命令記憶部6a〜6dが設けられている。処理命令
としては、たとえば、拡大・縮小等のサイズ変更,色変
換,変形,解像度変換,エッジ強調等がある。
【0014】各入力画像記憶部4a〜4dの出力及び各
命令記憶部6a〜6dの出力は、命令実行部7に供給さ
れ、入力画像及び命令に応じて出力用画像を生成する。
この出力用画像の生成に際しては、出力媒体特性すなわ
ち第1或いは第2印刷装置3a,3b及び表示装置3c
のそれぞれによって異なる出力解像度,色補正係数等の
情報が、出力媒体特性記憶部8から命令実行部7に供給
され、各出力媒体に応じた処理が行われる。なお、出力
媒体特性は予め出力媒体特性記憶部8に記憶されてお
り、図1における画像出力手段3(3a,3b,3c)
と出力媒体特性記憶部8との間の破線は、実際の信号の
流れではなく、対応を示しているものである。
【0015】命令実行後の出力用画像は、複数の出力画
像記憶部9a〜9dに記憶される。これらの出力画像記
憶部9a〜9dには、表示に使用される出力用画像だけ
ではなく、出力先媒体における画像の位置,有効領域等
を示す配置情報も記憶される。
【0016】前記命令実行部7で作成され出力画像記憶
部9a〜9dに記憶された出力用画像は、重ね合わせ処
理実行部10において、出力画像記憶部9a〜9dに記
憶されている前記位置情報に基づいて合成の処理が行わ
る。この合成の処理の際には、各画像に上下の優先順序
を付けて重ね合わせられたり、半透明の状態で重ね合わ
せられたりする。重ね合わせ処理後の画像は、印刷装置
3a,3b,表示装置3c等の画像出力手段3に供給さ
れ、印刷或いは表示が行われる。
【0017】次に、上述の画像編集装置における原稿編
集処理動作について、第1画像入力装置1aから1枚目
及び2枚目の原稿の画像を読み取り、第2画像入力装置
1bから3枚目の原稿の画像を読み取って、3枚の原稿
の画像を重ね合わせて表示装置3cに表示し、その後、
2枚目の原稿の画像の合成位置を移動する調整を行った
後に、合成後の画像を第1印刷装置3aにより印刷する
場合を例に挙げて説明する。
【0018】いま、画像入力手段として第1画像入力装
置1aを指定し、記憶手段として入力画像記憶部4a及
び出力画像記憶部9aを指定したとする。また、編集作
業時は、出力媒体として表示装置3cが指定される。
【0019】第1画像入力装置1aにより1枚目の原稿
の画像が読み込まれると、図2(a)に示すように1枚
目の原稿の画像Pは、入力画像記憶部4aに書き込まれ
る。すなわち、入力画像記憶部4aの内容が更新され
る。また、入力画像記憶部4aに対応する命令記憶部6
aには、デフォルトデータが書き込まれる。このデフォ
ルトデータは、第1画像入力装置1aの解像度に適合し
た解像度データや原稿との色を一致させるためのデータ
である。
【0020】命令実行部7は、入力画像記憶部4aに記
憶された画像Pに対し、命令記憶部6aに記憶された命
令を適用して出力用画像pを生成し、出力画像記憶部9
aに記憶する(図2(d)参照)。この場合、命令はデ
フォルトデータであるので、見掛けの大きさ,色等が原
稿と一致した出力画像が生成される。
【0021】重ね合わせ処理実行部10は、出力画像記
憶部9aに記憶された出力用画像pを表示装置3cに出
力する。この場合、出力媒体が比較的解像度の低いCR
Tディスプレイ等の表示装置3cであるので、出力媒体
特性記憶部8からは、低解像度処理を指示する情報が命
令実行部7に与えられる。低解像度処理の場合、処理す
べき画像データの量は少ないので、出力用画像を短時間
で生成することができる。
【0022】上述の処理で、表示装置3cには、第1画
像入力装置1aで読み込んだ原稿の画像Pに対応する出
力画像が表示される。
【0023】次に、編集指示部5から入力画像記憶部4
aに記憶された画像に対して編集指示が与えられると、
命令記憶部6aの内容が更新される。その後、命令実行
部7が、前記更新された命令記憶部6aに記憶されてい
る命令に従って出力画像記憶部9aの内容を更新し、重
ね合わせ処理実行部10が、表示装置3cに更新された
出力用画像pを表示する。
【0024】次に、第1画像入力装置1aから2枚目の
原稿の画像が読み込まれると、2枚目の原稿の画像Q
は、入力画像記憶部4bに記憶され(図2(b)参
照)、対応する命令記憶部6bにはデフォルトデータが
書き込まれる。命令実行部7は1枚目の原稿の場合と同
様に出力画像記憶部9bの内容を更新して出力用画像q
とし(同図(e)参照)、重ね合わせ処理実行部10
が、1枚目と2枚目の原稿の画像を合成して表示装置3
c上に表示する(同(g)参照)。合成のための基準位
置及び有効領域の情報は、編集指示部5からの編集指示
に従って、たとえば、mm単位で命令記憶部6bに一旦
記憶される。次に、これらの情報は、命令実行部7によ
り出力画像記憶部9bに送られ、ドット単位の表現に変
換される。このようにして、2枚目の原稿の画像Qの合
成位置を示す基準位置X1,Y1,有効領域H1,V1
を示す配置情報は、出力先媒体におけるドット数に変換
され、所定の位置に重ね合わされる。
【0025】次に、第2画像入力装置1bから3枚目の
原稿の画像が読み込まれると、3枚目の原稿の画像Rは
入力画像記憶部4cに記憶され(図2(c)参照)、対
応する命令記憶部6cにはデフォルトデータが書き込ま
れる。命令実行部7は出力画像記憶部9cの内容を更新
して出力用画像rとし(同(f)参照)、重ね合わせ処
理実行部10が、1枚目,2枚目及び3枚目の原稿の画
像を重ね合わせて表示装置3c上に表示する(図2
(h)参照)。このとき、3枚目の原稿の出力用画像r
の合成位置は、出力画像記憶部9cに記憶されている出
力先媒体における画像の基準位置X2,Y2,有効領域
H2,V2に対応する配置情報に基づいて決定される。
【0026】重ね合わせ処理実行部10は、2枚目以降
は複数の有効な出力用画像に対する合成の処理を実行す
る。たとえば、図2(e),(f)においてハッチング
を施した部分が、編集指示部5により指定された出力用
画像q,rの有効部分を示しており、1枚目の原稿の画
像をベースとし、2枚目以降の原稿から切り取った部分
的な画像を、順次重ねていく。2枚と3枚目が重なった
場合は、3枚目が上になって表示される。なお、3枚目
を半透明で表示する場合もある。
【0027】次に、2枚目の原稿の出力用画像qの合成
位置を移動する場合について説明する。編集指示部5か
ら移動指示が与えられると、命令記憶部6cに格納され
る基準位置及び有効領域を示す配置情報が変更され、こ
れに基づいて出力画像記憶部9cにおける2枚目の原稿
の出力用画像qに関するドット数表現の配置情報も更新
される。そして更新後の基準位置X3,Y3,有効領域
H3,V3に対応する配置情報に基づいて、重ね合わせ
処理実行部10において新たに重ね合わせ処理が行われ
る。配置情報は、画像データに比べてデータの量が少な
いので、更新処理は短時間で実行され、更新後の画像
(図2(i)参照)が表示装置3c上に直ちに表示され
る。したがって、編集の結果を表示装置3cの画面上で
リアルタイムで確認しながら編集作業を効率的に行うこ
とができる。
【0028】このように、画像に対する処理命令と、画
像間の関係に対する処理命令の実行を分離することによ
り、画像の合成位置を変更するような場合、データ量の
少ない配置情報のみを変更すればよいので、処理を高速
に行うことができる。
【0029】また、たとえば、2枚目の原稿の画像Qを
編集しなおす場合、入力画像記憶部4bに記憶されてい
る画像データに対してのみ命令を実行すればよいので、
全ての画像データに対して命令を実行する場合に比べて
短時間で処理を行うことができる。
【0030】編集作業終了後に印刷装置3a或いは3b
で印刷を行うが、各印刷装置は出力特性が異なるので、
出力媒体特性記憶部8からは印刷装置3a或いは3bの
出力媒体特性情報が命令実行部7に与えられる。命令実
行部7は、この出力媒体特性に合わせて、入力画像記憶
部4a〜4dに記憶された画像と、命令記憶部6a〜6
dに記憶された命令から印刷装置3a或いは3bに対応
した出力用画像を生成し、出力画像記憶部9a〜9dの
内容を更新する。その後、重ね合わせ処理実行部10
が、出力用画像の重ね合わせ処理を行って最終的な出力
画像を生成し、印刷装置3a或いは3bに出力する。
【0031】画像を印刷装置3a或いは3bに出力する
場合には、表示装置3cに出力する場合に比べて高い解
像度が要求されるが、入力画像記憶部4a〜4dには、
画像入力装置1a,1bから入力された画像データが最
高解像度を維持した状態で格納されているので、解像度
を劣化させることなく印刷用の出力画像を生成すること
ができる。
【0032】この場合、画像データの処理に要する時間
は、表示装置3cに出力する場合に比べて長くなるが、
印刷装置3a或いは3bにおいては、印刷の速度自体
が、表示装置3cに比べて遅いので処理速度が遅くなっ
ても問題は生じない。
【0033】なお、図1に示す実施例においては、画像
入力装置を2種類、印刷装置を2種類、表示装置を1種
類としているが、これらの数に限定されるものではな
い。また、入力画像記憶部及び出力画像記憶部が4個づ
つ設けられているが、これらの数に限定されるものでは
なく、更に、入力画像記憶部と出力画像記憶部の数が異
なってもよい。また、入力画像記憶部と命令記憶部が一
対一の関係で設けられているが、同一の入力画像を複数
枚使用する場合等は、入力画像に対する変更は行われな
いので、同一の入力画像記憶部を共用することも可能で
ある。
【0034】図3は本発明の画像編集装置をプリントサ
ーバ等の遠隔印刷手段に適用した実施例を示す。なお、
図1に示す実施例と対応する部材等には同一符番を付し
ている。
【0035】図3に示す実施例においては、表示装置3
cに対して、入力画像記憶部4a,4b,命令記憶部6
a,6b,命令実行部7a,出力媒体特性記憶部8a,
出力画像記憶部9a,9b及び重ね合わせ処理実行部1
0aからなる編集手段2aが設けられている。また、こ
の編集手段2aから離れて設けられた第1印刷装置3a
用の遠隔印刷手段11内に、編集手段2aと同様に、命
令実行部7b,出力媒体特性記憶部8b,出力画像記憶
部9e,9f及び重ね合わせ処理実行部10bが設けら
れている。
【0036】図3に示す実施例において、図1に示す実
施例と同様に、原稿画像の読み取り,命令実行,重ね合
わせ処理が行われ、編集結果が表示装置3cに表示され
る。このとき、重ね合わせ処理実行部10aには表示装
置3cに対応した出力媒体特性を表す情報が供給されて
おり、表示装置3cの特性に合わせて高速低解像度の処
理が行われる。編集作業が終了すると、印刷を行うため
に、入力画像記憶部4a,4bの画像データ及び命令記
憶部6a,6bの命令が、遠隔印刷手段11内の命令実
行部7bに供給され、画像データに対して命令に応じた
処理が行われる。このとき、命令実行部7bには、第1
印刷装置3aに対応した出力媒体特性を表す情報が供給
されており、第1印刷装置3aの特性に合わせて高解像
度低速の処理が行われる。
【0037】このように、図3に示す実施例において
は、各出力媒体の特性、すなわち、表示装置3c及び第
1印刷装置3aの解像度,色補正係数等に合わせて各装
置毎に独立に処理を行っているので、編集手段2aで編
集した結果を、遠隔印刷手段11に送るだけで、第1印
刷装置3aからは、第1印刷装置3aの特性にあった最
適な画像が出力される。
【0038】図4は編集時の表示速度を向上させた本発
明の画像編集装置の更に他の実施例を示す。なお、図1
に示す実施例と対応する部材等には同一符番を付してい
る。
【0039】図4に示す実施例においては、間引き画像
記憶部12a,12bを新たに設けている。この間引き
画像記憶部12a,12bは、入力画像に命令を適用し
て生成された出力用画像を間引いた後、実行された命令
列とともに保持するものである。
【0040】図4に示す実施例の動作を、図5を参照し
て説明する。なお、図5においては、入力画像記憶部4
a,4bをまとめて入力画像記憶部4で示し、命令記憶
部6a,6bをまとめて命令記憶部6で示し、出力画像
記憶部9a,9bをまとめて出力画像記憶部9で示して
いる。
【0041】最初は、出力画像切換部13はa側に切り
換えられており、入力画像記憶部1からの入力画像デー
タは命令実行部7に供給され、この命令実行部7内に設
けられている処理実行部14において、所定の画像処理
が施された後に、出力画像切換部13を介して出力画像
記憶部9に供給される。また、画像処理後の画像データ
は、間引き画像生成部15にも供給され、ここで間引き
処理が行われる。すなわち、画像を構成する画素が、所
定画素数毎或いは所定ライン数毎に選択され、残りの画
素は間引かれる。間引きされ、データ量が少なくなった
画像データは、間引き画像記憶部12に記憶される。
【0042】たとえば、表示装置3cに表示を行う場合
には、高速の出力が必要とされるので、画像データの量
は少ない方が望ましい。そこでこの場合は、出力画像切
換部13をb側に切り換え、間引き画像記憶部12に記
憶されている間引きされた画像データを出力画像切換部
13及び出力画像記憶部9を介して表示装置3cに供給
することにより高速表示が可能となる。
【0043】次に、新たな命令が与えられた場合、命令
記憶部6に記憶されている命令及び出力媒体特性記憶部
8に記憶されている出力媒体特性情報に基づいて、命令
解釈部16において命令の解釈が行われる。なお、命令
とは、人が読むことができるデータ等を意味しており、
この命令が組み合わされて命令列となる。また、命令の
解釈とは、人から与えられた命令を、実際の画像に対す
る処理に関する記述に変換する作業を意味する。そし
て、本実施例での特徴として、この作業の際に、命令列
に含まれている複数の命令を、実際の画像処理に適した
予め決められた順序の命令に直したりすることがあげら
れる。たとえば、命令列の中に「2倍に拡大」という命
令が2つ含まれていた場合、これは「4倍に拡大」とい
う一つの命令と同じであるので、そのように変換する。
また、他の例として、命令列の中に命令の順序は異なっ
ているが最終的に得られる結果が同じであるような場合
には、1例として最も処理効率のよい順序の命令に配置
し直すことがあげられる。
【0044】この命令の解釈の結果を、間引き画像記憶
部12に保持されている命令と比較し、両者が同一であ
れば出力画像切換部13を図に示すようにb側に切り換
えたままとしておく。これにより、間引き画像記憶部1
2に保持されている出力用画像が、命令実行部7の出力
となる。従って再度間引き画像記憶生成部15において
間引き処理を行う必要がなくなり高速処理が可能とな
る。また、命令解釈結果比較部17において、間引き画
像記憶部12に記憶されている出力用画像が適当でない
と判断された場合は、命令解釈結果比較部17は、出力
画像切換部13をa側に切り換え、間引き画像記憶部1
2に記憶されている出力用画像ではなく、入力画像記憶
部4に記憶された入力画像に命令解釈結果を適用して得
られた画像を選択して、出力画像記憶部9に対して出力
する。なお、間引き画像記憶部12に記憶されている出
力用画像が適当であるか否かは、与えられた命令列によ
って生成される間引き画像が同一と見做しうるかどうか
で判断する。この場合、間引き画像記憶部12の内容を
更新する必要があるので、処理実行部14からの命令が
実行された入力画像に対して、命令解釈部16からの命
令解釈の結果を適用し、間引き画像生成部15において
新たな間引き画像を生成し、間引き画像記憶部12に記
憶させる。これにより、間引き画像記憶部12の内容が
更新される。なお、間引き画像の生成に際しては命令解
釈結果が伴うが、この命令解釈結果は画像生成の過程で
発生するものをそのまま使用することができるので、処
理が複雑化することはない。
【0045】上述のように、図4に示す実施例において
は、間引き画像記憶部12a,12bを設けることによ
り、一旦出力用画像が生成されれば、対応する命令記憶
部6a,6b中の画像に対する処理命令に変化がない場
合には、出力用画像の再生成が不要となるため、より短
時間で出力が得られる。特に、カタログやチラシのよう
に、同一の画像が複数の文書で用いられる場合、利用頻
度の高い画像に対して間引き画像を生成して間引き画像
記憶部12a,12bに記憶させてデータベース化して
おけば、画像編集時間の大幅な短縮が可能となる。ま
た、多ページを扱う編集装置の場合等では、記憶容量の
制限から主記憶上に全ての出力画像記憶部を割り当てる
ことができない場合が多いが、このような場合には、間
引き画像記憶部12を使用することにより、主記憶の記
憶容量を有効に活用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明において
は、編集命令列が実行されるに際して、編集命令列の中
の複数の編集命令が同等の処理結果となる他の編集命令
列に変換され、この変換された編集命令列に基づいて編
集処理が実行される。これにより編集命令の実行回数が
減少し画像処理が高速化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図2】 (a)〜(c)は入力画像記憶部の記憶状態
を示す説明図、(d)〜(f)は出力画像記憶部の記憶
状態を示す説明図、(g)〜(i)は合成後の出力画像
の例を示す説明図である。
【図3】 本発明の画像編集装置を遠隔印刷手段に適用
した実施例を示すブロック図である。
【図4】 編集時の表示速度を向上させた本発明の画像
編集装置の更に他の実施例のブロック図である。
【図5】 図4に示す画像編集装置の動作を説明するた
めの模式図である。
【符号の説明】
1:画像入力手段、1a,1b:画像入力装置、2,2
a:編集手段、3:画像出力手段、3a,3b:印刷装
置、3c:表示装置、4,4a〜4d:入力画像記憶
部、5:編集指示部、6a〜6d:命令記憶部、7,7
a,7b:命令実行部、8,8a,8b:出力媒体特性
記憶部、9,9a〜9f:出力画像記憶部、10,10
a,10b:重ね合わせ処理実行部、11:遠隔印刷手
段、12,12a,12b:間引き画像記憶部、13:
出力画像切換部、14:処理実行部、15:間引き画像
生成部、16:命令解釈部、17:命令解釈結果比較部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データに対する複数の編集命令より構
    成されている編集命令列を記憶する命令記憶手段と、 前記命令記憶手段に記憶されている編集命令列の中の複
    数の編集命令を同等の処理結果となる別の編集命令を含
    編集命令列に変換する命令列変換手段と、 画像データに対して前記命令列変換手段により変換され
    た編集命令列を実行する命令実行手段と、 前記命令実行手段からの編集後の画像データを記憶する
    出力画像記憶手段と、 前記出力画像記憶手段に記憶されている画像データを出
    力する画像出力手段とを具備することを特徴とする画像
    編集装置。
  2. 【請求項2】画像データに対する一つまたは複数の編集
    命令より構成されている編集命令列を記憶する命令記憶
    手段と、 前記命令記憶手段に記憶されている編集命令列を変換す
    る命令列変換手段と、 画像データに対して前記命令列変換手段により変換され
    た編集命令列を実行する命令実行手段と、 前記命令実行手段からの編集後の画像データを記憶する
    出力画像記憶手段と、 前記出力画像記憶手段に記憶されている画像データを出
    力する複数の画像出力手段と、 前記各画像出力手段の出力特性を記憶する出力特性記憶
    手段とを具備し、 前記命令列変換手段は、前記命令記憶手段に記憶されて
    いる編集命令列を前記出力特性記憶手段に記憶されてい
    る出力特性に基づいて変換することを特徴とする画像編
    集装置。
  3. 【請求項3】画像データに対する一つまたは複数の編集
    命令より構成されている編集命令列を記憶する命令記憶
    手段と、 画像データに対して前記命令記憶手段に記憶されている
    編集命令列を実行する命令実行手段と、 前記命令実行手段からの編集後の画像データを記憶する
    第1の出力画像記憶手段と、 前記命令実行手段からの編集後の画像データを記憶する
    第2の出力画像記憶手段と、 前記第2の出力画像記憶手段に記憶されている編集後の
    画像データに対応して前記命令実行手段により実行され
    た編集命令列を記憶する実行結果記憶手段と、 前記第1の出力画像記憶手段に記憶されている画像デー
    タを出力する画像出力手段と、 既に前記実行結果記憶手段に記憶されている編集命令列
    と前記命令記憶手段に記憶されている編集命令列とを比
    較する編集命令列比較手段と、 前記編集命令列比較手段の比較結果として両者の編集命
    令列実行後の画像が同一であるとみなしうる場合は前記
    第2の出力画像記憶手段に既に記憶されている画像デー
    タを前記第1の出力画像記憶手段に出力し、同一である
    とみなしえない場合は画像データに対して前記命令記憶
    手段に記憶されている編集命令列を実行して出力する
    力画像切換え手段とを具備することを特徴とする画像編
    集装置。
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