JP2731606B2 - ファクシミリ記録紙の封入装置 - Google Patents

ファクシミリ記録紙の封入装置

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JP2731606B2
JP2731606B2 JP1282366A JP28236689A JP2731606B2 JP 2731606 B2 JP2731606 B2 JP 2731606B2 JP 1282366 A JP1282366 A JP 1282366A JP 28236689 A JP28236689 A JP 28236689A JP 2731606 B2 JP2731606 B2 JP 2731606B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はファクシミリにて受信した記録紙文書を、秘
密を保持する為に封入する装置に関するものである。
(ロ)従来技術 ファクシミリ受信文書を封入し、秘密文書扱いできる
ようにした装置は従来から公知とされている。
例えば、特開昭63−67062号公報には受信文書の先頭
部分に表示された識別用パターンを読み取ることによ
り、親展文書を他の文書と区別し搬送路を切換えて、用
意された封筒内に自動的に封入するようにしたものであ
る。
また、特開昭58−142664号公報には、親展文書がその
まま重ねて張り合わせることにより、受信文が外側に出
ないように封入出来るものである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記ファクシミリ記録紙の封入装置において、封筒用
紙と記録紙を積層状態として、封筒用紙を折ってかつ封
筒用紙Cの外周縁部に塗布された糊部により封入する為
に、折込ブレードにより上方から押込んで、封入折曲ロ
ーラに挟持させるのであるが、全枚数を封入折曲ローラ
に挟持させることが出来ず、上方の何枚かが残ったり、
また残ることの無いように折込ブレードを奥まで挿入す
ると、折込ブレードが封入折曲ローラに挟持されてしま
うという不具合いがあったのである。
このような不具合いを解消すべく構成したものであ
る。
また記録紙Bを封筒用紙Cに封入すると同時に、封筒
用紙の1枚分を切断する必要があるが、従来はこの封筒
用紙の切断の為の刃の押込みにより、封筒用紙の位置が
ずれるという不具合いがあったのである。
この点も解消すべく、切断時においては、封筒用紙を
確実に固定すべく封筒用紙送込ローラに電磁ブレーキ装
置を設けたものである。
また封筒用紙送込ローラによる送り込みと、封入折曲
ローラによる封入密閉は、交互に行われるのであるか
ら、同じ駆動モータを使用することが可能であり、一方
が回転している間は、他方は停止していなければ、不具
合いが発生するので、両者を逆回転として、回転軸部に
1方向クラッチを介装したものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の解決すべき課題は以上の如くであり、次に課
題を解決する為の手段を説明する。
記録紙と封筒用紙を積層状態とし、互いに圧接して回
転する2個1対の封入折曲ローラ間に折込ブレードによ
り押し込むことにより、記録紙と封筒用紙を封入密閉す
る構成において、折込ブレードの押し込み周速と、封入
折曲ローラの回転周速をほぼ同速としたものである。
また、折込ブレードが最下端位置において、一時的に
停止すべく構成したものである。
また、記録紙と封筒用紙を積層状態とし、互いに圧接
して回転する2個1対の封入折曲ローラ間に折込ブレー
ドにより押し込むことにより、記録紙と封筒用紙を封入
密閉する構成において、封入折曲ローラの一方に環状凹
溝を形成し、折込ブレードに前記環状凹溝に没入する凸
状部を設けたものである。
また、記録紙と封筒用紙を積層状態とし、互いに圧接
して回転する2個1対の封入折曲ローラ間に折込ブレー
ドにより押し込むことにより、記録紙と封筒用紙を封入
密閉する構成において、封筒用紙送込ローラの互いに圧
接する部位と、封入折曲ローラの互いに圧接する部位の
間の封筒用紙上に、封筒用紙の切断刃を配設し、該切断
刃と逆の側の封入折曲ローラに、封入折曲ローラ間の間
隙の変更可能な押圧手段を進退可能に設けたものであ
る。
また、記録紙と封筒用紙を積層状態とし、互いに圧接
して回転する2個1対の封入折曲ローラ間に折込ブレー
ドにより押し込むことにより、記録紙と封筒用紙を封入
密閉する構成において、封筒用紙を封入折曲ローラ上に
搬送する封筒用紙送込ローラに電磁ブレーキ装置を付設
し、折込ブレードの押込みと同時に電磁ブレーキ装置を
制動し、張設状態の封筒用紙に切り込みを入れる切断刃
を、封筒用紙送込ローラと封入折曲ローラの間に配置し
たものである。
また、封筒用紙送込ローラを駆動する駆動モータを逆
転させることにより、封入折曲ローラを駆動すべく封入
折曲ローラの駆動軸に1方向クラッチを介装したもので
ある。
(ホ)実施例 本発明の解決すべき課題と解決する手段は以上の如く
であり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明す
る。
第1図はファクシミリ記録紙の封入装置Aの上に、フ
ァクシミリ装置Fを配置した状態の側面断面図であり、
ファクシミリ装置Fは一般に市販されているものであ
り、ファクシミリ装置Fにより受信した記録紙が記録紙
入口15より挿入される。封入を必要とする文書の場合に
は、発信文書の形式が別に決められており、発信文書の
1枚目の所定の場所に、封入が必要である親展文書であ
ることを指定する認識パターンが記録されている。
誤認識パターンを記録紙入口15の直後に設けた認識セ
ンサー43(反射型光センサ)により検出し、封入を必要
とする親展文書の場合には、上下2対のガイドローラ17
・17・16・16の間に位置に配置した切換ゲート9を切換
えて、封入装置の内部へと記録紙Bを取込むのである。
該切換ゲト9により封入装置の方向へ進路を変更され
た記録紙Bは、固定ガイド板35・36の間を下降し、上面
搬送ベルト11と下面搬送ベルト12の間に搬送される。
該固定ガイド板35の一部に規定長超過センサ5が配置
されており、認識センサー43の近傍に記録紙入力センサ
4(透過型光センサ)が配置されている。
また固定ガイド板35・36の下端近くに記録紙長センサ
3(透過型光センサ)が配置されており、上面搬送ベル
ト11と下面搬送ベルト12の上下位置に、記録紙長センサ
1・2(透過型光センサ)が配置されている。
記録紙Bは下面搬送ベルト12の上に載置された状態で
搬送され、上面搬送ベルト11は徐々に下面搬送ベルト12
に近接して行くように構成している。
そして上面搬送ベルト11の下端側を駆動する折曲ガイ
ドローラ24と、下面搬送ベルト12の下端側を駆動する折
曲ガイドローラ23の部分においては、両ローラは接当し
記録紙Bを挟持すべく構成している。
該折曲ガイドローラ23に接当して下側に折曲ローラ25
が配置されている。
また折曲ガイドローラ23・24に挟持されて送出される
記録紙Bの先端が侵入可能なストッパガイド板30・31
を、上下に平行して配置している。
そして該上下に平行して配置したストッパガイド板30
・31の間に、突出する中間長ストッパ6・7と最大用紙
長ストッパ8が設けられている。
最大用紙長ストッパ8は常時突出側で固定されている
が、中間長ストッパ6・7はソレノイドS1・S2により突
出収納自在に支持されている。
折曲ガイドローラ23・24により記録紙Bの先端が押し
出されて、ストッパガイド板30・31内に侵入するが、先
端がストッパに接当した時点で、それ以上の侵入を阻止
されて、折曲ガイドローラ23・24を出た位置で記録紙B
の中間部分が撓みを開始し、該撓みの部分が折曲ガイド
ローラ23と折曲ローラ25の間に挟持されて、2重折りの
状態となり、折られた記録紙Bが記録紙トレイ34の上に
供給される。
本発明の第1折曲部は、この折曲ガイドローラ23と折
曲ローラ25とストッパガイド板30・31により構成されて
いる。
該記録紙トレイ34の上には、折曲られた記録紙Bの積
層を十分にする為に、上方から垂下された記録紙抑え29
・28と、記録紙トレイ34の上面に貼設された滑り止め32
が配置されている。
また封筒用紙Cは封入装置Aの外側から、封筒用紙ガ
イド板39に沿って供給されて、トラクタフィーダ38によ
り、封筒用紙Cの耳部の強制送り孔に搬送ピンを挿入さ
れた状態で、一定長だけ正確に送り込まれる。
そしてトラクタフィーダ38を出た封筒用紙Cは、電磁
ブレーキ装置47を具備した封筒用紙送込ローラ14・14を
通過し、封筒用紙ガイド板33から封入折曲ローラ20・21
と耳部圧着ローラ22の上方を通過して、封筒用紙待機セ
ンサー37が配置された封筒用紙ガイド板48に至る。
そして認識センサー43が検知した一連の文書の記録紙
が折曲げを終了すると、折込ブレード18が下方へ押し下
げられて、封入折曲ローラ20・21の間において、封筒用
紙Cと記録紙Bの積層されたものを折曲げるのである。
本発明の第2折曲部はこの折込ブレード18と封入折曲
ローラ20・21により構成されている。
該折込ブレード18は第13図に示すように、偏心カム輪
46により上下動されており、折込ブレード18の上死点及
び下死点は、偏心カム輪46と一体で回転する偏心カム軸
外周58に沿って固定配置された折込ブレード位置センサ
44及び45によってそれぞれ検出される。
折込ブレード18により折曲げられて、封入折曲ローラ
20・21により封入された状態の封筒用紙Cと記録紙Bが
排出ガイド板49に沿って落下してくる。
第1駆動モータM1は折曲ガイドローラ23・24と折曲ロ
ーラ25を駆動し、更に折込ブレード18の上下動する偏心
カム輪46を駆動している。
該折曲ガイドローラ23・24の回転方向と、偏心カム輪
46の回転方向は逆に設定されており、偏心カム輪46の駆
動部に一方向クラッチ51が介装されているので、折曲ガ
イドローラ23・24により記録紙Bを搬送している状態に
おいては、偏心カム輪46は回転しないように構成してい
る。逆に偏心カム輪46が回転する場合には折曲ガイドロ
ーラ23・24はそのまま回転するが、この場合には記録紙
Bは挟持されていない状態となるので影響は無いのであ
る。
また第2駆動モータM2は正逆回転を行い、一方の回転
により封筒用紙送込ローラ14とトラクタフィーダ38を駆
動すると共に、逆の回転により封入折曲ローラ20・21を
駆動すべく構成している。そして封入折曲ローラ20の駆
動部に、一方向クラッチ50が介装されており、封筒用紙
送込ローラ14やトラクタフィーダ38の駆動時において
は、封入折曲ローラ20・21は回転しないように構成して
いる。
そして封入折曲ローラ20・21が回転して、積層状態の
封筒用紙Cと記録紙Bを同時に折り込み封入する為に封
筒用紙Cを引っ張った場合には、封筒用紙送込ローラ14
は一方向クラッチ64により空転し、さらに電磁ブレーキ
装置47により制動を掛けられており、このまま封筒用紙
Cが張り切っていくことにより、下方に向いてミシン目
に食い込んで行くバスタ刃13が、封筒用紙送込ローラ14
と封入折曲ローラ20・21の間に配置されているので、丁
度バスタ刃13の下に位置する封筒用紙Cのミシン目の部
分から封筒用紙Cは切断されるのである。
第2図・第3図・第4図において、駆動系統をより詳
細に説明する。
第1駆動モータM1の軸上のギア56が折曲ガイドローラ
24の軸上のギア57と噛合しており、折曲ガイドローラ24
を駆動している。該折曲ガイドローラ24よりギアを介し
て折曲ガイドローラ23が駆動され、さらに折曲ガイドロ
ーラ23よりギアを介して折曲ローラ25が駆動されてい
る。折曲ガイドローラ24に巻回した上面搬送ベルト11に
よりプーリ59を駆動し、該プーリ59より取込部のガイド
ローラ16・17を駆動している。
また折曲ガイドローラ24部のプーリーよりベルトを介
して偏心カム輪46の駆動軸上のプーリー58を駆動してい
る。
該プーリー58の部分に一方向クラッチ51が介装されて
おり、第1駆動モータM1が逆転する場合にのみ一方向ク
ラッチ51を介して偏心カム輪46が回転し、折込ブレード
18を上下すべく構成している。
また第2駆動モータM2の軸上のギア60がギア61と噛合
し、該ギア61の軸上の小径ギア62が封筒用紙送込ローラ
14の駆動軸上の大径ギア63と噛合している。該大径ギア
63と封筒用紙送込ローラ14の軸の間に一方向クラッチ64
が介装されている。また他方の封筒用紙送込ローラ14の
軸上のギアよりカウンターギア66を回転し、該カウンタ
ーギアがトラクタフィーダ38の駆動ギア67を駆動してい
る。
また大径ギア63と一体化されたプーリ68より封入折曲
ローラ20の軸上のプーリ69を駆動し、該プーリ69と封入
折曲ローラ20の間に一方向クラッチ50が介装されてい
る。
またプーリ69と一体的にギア70が固設され、該ギア70
が封入折曲ローラ21の軸上のギア71と噛合している。
以上の如く、封筒用紙送込ローラ14の上に一方向クラ
ッチ64が介装されており、封入折曲ローラ20の軸上に1
方向クラッチ50が介装されており、封筒用紙送込ローラ
14と封入折曲ローラ20・21は逆の回転に設定されている
ので、一方が回転する場合には、他方が停止すべく構成
されているのである。
故に第2図の如く、封筒用紙送込ローラ14が回転して
封筒用紙Cを搬送している間には、封入折曲ローラ20・
21は逆回転をしないので、排出ガイド板49の上の封入封
筒を、再び巻き込んでしまうという不具合いが発生しな
いのである。逆に第3図の如く封入折曲ローラ20・21が
回転し封入密閉する場合には、封入折曲ローラ20・21を
回転し、封筒用紙送込ローラ14に電磁ブレーキ装置47に
より制動を掛けると、封筒用紙Cは引っ張り状態とな
り、この引っ張り部のミシン目部分がバスタ刃13に食い
込んで、切断されるように構成している。
該構成が第5図より第10図までに開示されている。
即ち、封筒用紙Cが封筒用紙送込ローラ14により送り
こまれる部分に封筒用紙ガイド板33が配置されており、
次に封入折曲ローラ20・21の部分の入口空間を隔てて、
封筒用紙ガイド板48が配置されている。そして該封筒用
紙Cが封筒用紙ガイド板48まで至ったことを検出する封
筒用紙待機センサー37が配置されている。
バスタ刃13は封筒用紙送込ローラ14と封入折曲ローラ
20・21との間の位置の上方に配置されており、封筒用紙
ガイド板33は該バスタ刃13の部分において、下方に突状
に折曲っている。
該状態で第6図・第7図の如く、封筒用紙Cが供給さ
れる。次に第8図の如く、第2駆動モータM2の回転が逆
になり、封筒用紙送込ローラ14は一方向クラッチ64によ
り空転となり、同時に電磁ブレーキ装置47により制動を
掛けられる。さらにそれまで1方向クラッチ50により空
転していた封入折曲ローラ20・21が、第2駆動モータM2
の逆転と共に回転を開始し、封筒用紙Cは折込ブレード
18の下降と共に徐々に緊張し、丁度ミシン目の位置がバ
スタ刃13の下方に配置されているので、このミシン目に
バスタ刃13が食い込んで切断される。
記録紙Bの折曲げられたものが、封筒用紙Cの上に積
層され、その上から折込ブレード18が下降してくる。該
折込ブレード18はほぼ封入折曲ローラ20・21の中心位置
近くまで下降し、折曲状態の封筒用紙Cと記録紙Bを封
入折曲ローラ20・21に挟持させた後に上方へ退避する。
該封筒用紙Cは周囲に糊付けがされているので、封入
折曲ローラ20・21と耳部圧着ローラ22により圧着される
ことにより、内部に記録紙Bを封入した状態で糊付けさ
れるのである。
次に第11図・第12図・第13図において説明する。
第1駆動モータM1により駆動されるプーリ58に一方向
クラッチ51が介装されており、偏心カム輪46の軸を駆動
している。
該偏心カム輪46は第12図に示す如く、円形カムの一部
を切欠部46aとして、該切欠部46aの部分により折込ブレ
ード18が最下端にて、瞬間的に停止する状態を作りだし
ている。
該偏心カム輪46が、折込ブレード18を支持したブレー
ド支持杆18aを、上方付勢バネ18bに抗して押しさげる。
これにより折込ブレード18が封入折曲ローラ20・21の間
に押しこまれるのである。
偏心カム輪46とブレード支持杆18aと上方付勢バネ18b
は前後に一対が構成されている。
折込ブレード18には、凸状部18cが構成されており、
該凸状部18cが、バスタ刃13の配置された側とは逆の側
の封入折曲ローラ21の外周に設けられた環状凹溝21aに
嵌入するように構成している。
封入折曲ローラ20・21の間隙を記録紙Bの最大折込み
枚数に設定すると、記録紙Bが1枚の時の間隙は大き過
ぎることになり、その場合には、封筒用紙Cに十分な緊
張力が作用せずに、バスタ刃13による切断が不可能とな
る場合が発生するのである。
該折込ブレード18は、停止する場合には必ず上方へ後
退した位置で停止する必要があり、電磁ブレーキ装置47
の制動開始を支持する為にカム位置検出スイッチ44・45
とスイッチ押圧ピン46bが配置されている。
本発明においては、封入折曲ローラ21に環状凹溝21a
を設け、該環状凹溝21aに嵌入する凸状部18cを折込ブレ
ード18に設けたことにより、第14図・第15図に示す如
く、折込ブレード18の挿入位置を封入折曲ローラ20・21
の中心を超えた位置まで挿入することができ、また記録
紙Bと封筒用紙Cが封入折曲ローラ20・21に挟持され
て、移動を開始した場合にも、折込ブレード18がローラ
に食い着かれることが無いので、折込ブレード18は確実
に後退するのである。
従来は、第16図・第17図に示す如く、完全に封入折曲
ローラ20・21に挟持されるまで折込ブレード18を押し込
むと、該折込ブレード18も同時に挟持されてしまい、偏
心カム輪46が後退しても、折込ブレード18が戻れないと
いう不具合いがあったのである。
また第18・第19図に示す如く、折込ブレード18の嵌入
度合を低くすると、記録紙Bの枚数が多い場合には、最
上段に近い部分の記録紙Bが十分に食い込まれずに戻る
状態が発生し、封入ミスとなるのである。
第20図・第21図においては、折込ブレード18による折
曲開始からの制御フローチャートが開示されている。
まずカム位置検出スイッチ44・45とスイッチ押圧ピン
46bにより、折込ブレード18が上死点位置にあるかどう
かを検出し、もし上死点位置にない場合には、第1駆動
モータM1を反時計方向に回転して、上死点位置に戻すの
である。
次に封筒用紙Cが封筒用紙待機センサー37の位置まで
至っているかを検出し、まだ封筒用紙待機センサー37に
至っていない場合には、第1駆動モータM1を反時計方向
に駆動して封筒用紙Cを正規の位置に待機させる。
次に記録紙Bが入力されているかどうかを検出し、記
録紙Bが入力されている場合には、第1駆動モータM1を
時計方向に回転する。
そして認識センサー43により親展文書であることを検
出した場合には切換ゲート9を開き、親展文書でない場
合には、切換ゲート9を閉鎖する。そして記録紙Bが規
定長以上の場合には、別に定められたルーチンにより、
エラー表示をして封入装置Aの全体を停止する。また記
録紙Bの長さを記録紙長センサ1・2・3により検出
し、ソレノイドS1・S2を選択作動させて、中間長ストッ
パ6・7と最大用紙長ストッパ8の選択により、折曲げ
位置を制御する。この制御も別のルーチンに構成されて
いる。
次に記録紙Bの折曲げが終了すると、第21図に沿っ
て、第1駆動モータM1が停止し、切換ゲート9を閉じ
る。次に第2駆動モータM2を時計方向に回転し、封入折
曲ローラ20・21の回転を開始する。次に第1駆動モータ
M1を反時計方向に回転して折込ブレード18を下降させ
る。折込ブレード18が下死点に至ったかどうか、続いて
後退して上死点に戻ったかをカム位置検出スイッチ44・
45とスイッチ押圧ピン46bにより検出し、一回の折曲げ
が終了すると第1駆動モータM1を停止する。そして封入
が終了したかどうかを判断して第1駆動モータM1も停止
するのである。
(ヘ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
請求項(1)の如く、記録紙と封筒用紙を積層状態と
し、互いに圧接して回転する2個1対の封入折曲ローラ
間に折込ブレードにより押し込むことにより、記録紙と
封筒用紙を封入密閉する構成において、折込ブレードの
押し込み周速と、封入折曲ローラの回転周速をほぼ同速
としたので、折込ブレード18により記録紙Bと封筒用紙
Cの積層状態のものを押し込んだ場合において、封入折
曲ローラ20・21の回転が速すぎることによる、記録紙B
の上部の分を残して食い込んでしまうという不具合い
や、折込ブレード18が速すぎることによる、折込ブレー
ド18の突き力による記録紙Bへの傷付けや破れを生じる
という不具合いを解消することが出来たものである。
請求項(2)の如く、折込ブレードが最下端位置にお
いて、一時的に停止すべく構成したので、該位置で、積
層状態の記録紙Bと封筒用紙Cが、封入折曲ローラ20・
21に十分に食い込まれるまでの時間を保持し続けること
が可能となり、記録紙Bの上部のものが食いこまれずに
残るという不具合いや解消することが出来たのである。
請求項(3)の如く、封入折曲ローラの一方の環状凹
溝を形成し、折込ブレードに前記環状凹溝に没入する凸
状部を設けたので、折込ブレード18を封入折曲ローラ20
・21の中心位置よりも下方まで下降しても、折込ブレー
ド18がローラ間に挟持されることがなくなり、積層状態
の文書の封入折曲ローラ20・21への挟持が確実に行われ
るように成ったのである。
請求項(4)の如く、記録紙と封筒用紙を積層状態と
し、互いに圧接して回転する2個1対の封入折曲ローラ
間に折込ブレードにより押し込むことにより、記録紙と
封筒用紙を封入密閉する構成において、封筒用紙送込ロ
ーラの互いに圧接する部位と、封入折曲ローラの互いに
圧接する部位の間の封筒用紙上に、封筒用紙の切断刃を
配設し、該切断刃と逆の側の封入折曲ローラに、封入折
曲ローラ間の間隙の変更可能な押圧手段を進退可能に設
けたので、バスタ刃13の側の封入折曲ローラ20により発
生する封筒用紙Cの緊張力を受信紙の枚数に係わらず減
少させることがないので、バスタ刃13による封筒用紙C
のミシン目位置の切断を常に確実に出来るようになった
のである。
請求項(5)の如く、封筒用紙を封入折曲ローラ上に
搬送する封筒用紙送込ローラに電磁ブレーキ装置を付設
し、折込ブレードの押込みと同時に電磁ブレーキ装置を
制動し、張設状態の封筒用紙に切り込みを入れるバスタ
刃を、封筒用紙送込ローラと封入折曲ローラの間に配置
したので、折込ブレード18による封筒用紙Cの折曲げ時
において、封筒用紙Cが僅かに移動しようとする場合に
も、、電磁ブレーキ装置47により端部を固定しているの
で連れて移動することがなく、封筒用紙送込ローラ14の
ミシン目の位置が、バスタ刃13からずれることが無いの
である。
請求項(6)の如く、封筒用紙送込ローラを駆動する
駆動モータを逆転させることにより、封入折曲ローラを
駆動すべく封入折曲ローラの駆動軸に1方向クラッチを
介装したので、従来はこの封入折曲ローラ20・21の駆動
と、封筒用紙送込ローラ14の駆動の為に、複数のモータ
を使用していたのであるが、正逆転を利用して2つの異
なる駆動部を駆動するので、モータ数を少なくすること
が出来たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のファクシミリ記録紙の封入装置の側面
断面図、第2図は封筒用紙送込ローラ14を駆動する為に
第2駆動モータM2が回転している状態の駆動系統図、第
3図は封入折曲ローラ20・21を回転する方向に第2駆動
モータM2が回転している状態の駆動系統図、第4図は封
筒用紙送込ローラ14と封入折曲ローラ20・21の駆動系統
の平面断面図、第5図は同じく側面図、第6図は封筒用
紙送込ローラ14により封筒用紙Cの送り込みを開始した
状態の側面図、第7図は封筒用紙Cの送り込みを終了し
た状態の側面図、第8図は記録紙Bが積層された状態の
側面図、第9図は折込ブレード18による押込みを開始し
た状態の側面図、第10図は押込終了で折込ブレード18が
後退する状態の側面図、第11図は凹部付き封入折曲ロー
ラを示す前面断面図、第12図は偏心カム輪46の形状を示
す断面図、第13図は偏心カム輪46の駆動部を示す側面断
面図、第14図・第15図は本発明の折込ブレード18による
押込状態を示す図面、第16図・第17図・第18・第19図は
従来の折込ブレード18による押込状態を示す図面、第20
図・第21図は第1駆動モータM1と第2駆動モータM2の回
転方向制御フローチャート図面である。 A……ファクシミリ記録紙の封入装置 B……記録紙 C……封筒用紙 F……ファクシミリ装置 M1……第1駆動モータ M2……第2駆動モータ 13……バスタ刃 14……封筒用紙送込ローラ 18……折込ブレード 18a……ブレード支持杆 18b……上方付勢バネ 18c……凸状部 20,21……封入折曲ローラ 21a……環状凹部 46……偏心カム輪 46a……切欠部 47……電磁ブレーキ装置

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙と封筒用紙を積層状態とし、互いに
    圧接して回転する2個1対の封入折曲ローラ間に折込ブ
    レードにより押し込むことにより、記録紙と封筒用紙を
    封入密閉する構成において、折込ブレードの押し込み周
    速と、封入折曲ローラの回転周速をほぼ同速としたこと
    を特徴とするファクシミリ記録紙の封入装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の折込ブレードが最下端
    位置において、一時的に停止すべく構成したことを特徴
    とするファクシミリ記録紙の封入装置。
  3. 【請求項3】記録紙と封筒用紙を積層状態とし、互いに
    圧接して回転する2個1対の封入折曲ローラ間に折込ブ
    レードにより押し込むことにより、記録紙と封筒用紙を
    封入密閉する構成において、封入折曲ローラの一方に環
    状凹溝を形成し、折込ブレードに前記環状凹溝に没入す
    る凸状部を設けたことを特徴とするファクシミリ記録紙
    の封入装置。
  4. 【請求項4】記録紙と封筒用紙を積層状態とし、互いに
    圧接して回転する2個1対の封入折曲ローラ間に折込ブ
    レードにより押し込むことにより、記録紙と封筒用紙を
    封入密閉する構成において、封筒用紙送込ローラの互い
    に圧接する部位と、封入折曲ローラの互いに圧接する部
    位の間の封筒用紙上に、封筒用紙の切断刃を配設し、該
    切断刃と逆の側の封入折曲ローラに、封入折曲ローラ間
    の間隙の変更可能な押圧手段を進退可能に設けたことを
    特徴とするファクシミリ記録紙の封入装置。
  5. 【請求項5】記録紙と封筒用紙を積層状態とし、互いに
    圧接して回転する2個1対の封入折曲ローラ間に折込ブ
    レードにより押し込むことにより、記録紙と封筒用紙を
    封入密閉する構成において、封筒用紙を封入折曲ローラ
    上に搬送する封筒用紙送込ローラに電磁ブレーキ装置を
    付設し、折込ブレードの押込みと同時に電磁ブレーキ装
    置を制動し、張設状態の封筒用紙に切り込みを入れる切
    断刃を、封筒用紙送込ローラと封入折曲ローラの間に配
    置したことを特徴とするファクシミリ記録紙の封入装
    置。
  6. 【請求項6】請求項(5)記載の封筒用紙送込ローラを
    駆動する駆動モータを逆転させることにより、封入折曲
    ローラを駆動すべく封入折曲ローラの駆動軸に1方向ク
    ラッチを介装したことを特徴とするファクシミリ記録紙
    の封入装置。
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