JP2729852B2 - ボール継手用外輪の成形に用いられるしごき加工用ポンチの製造方法 - Google Patents

ボール継手用外輪の成形に用いられるしごき加工用ポンチの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、ボール継手用外輪の成形に用いられるしご
き加工用ポンチの製造方法に関する。
この種ボール継手用外輪は、カップ状本体と、そのカ
ップ状本体の底壁外面に突設された取付軸とよりなり、
前記カップ状本体において、中心をそのカップ状本体内
に位置させた球状内周面に、母線方向に延びる複数のボ
ール転動溝を備え、また相隣る両ボール転動溝間をそれ
ぞれリテーナ摺動面とし、各ボール転動溝は、前記カッ
プ状本体の開口部端面および底壁内周間の中間部に在っ
て前記リテーナ摺動面と略同心状の円弧部と、その円弧
部から開口部端面に至る第1直線部と、前記円弧部から
底壁内面に至る第2直線部とよりなる。
またポンチは、外輪用素材のカップ状部を被せられ
て、そのカップ状部の周壁に対するダイスのしごき力を
受けるものであって、前記カップ状部の底壁内面と対向
する先端面を有し、且つ外周面に各ボール転動溝を成形
する複数の凸条を前記先端面からしごき方向に沿って形
成されたポンチ本体と、相隣る両凸条間の各凹条に摺動
自在に嵌合されて各リテーナ摺動面を成形する複数の凸
型とを備え、各凸条の第1直線部成形域頂面とその傍に
存する各凸型のリテーナ摺動面成形域頂面との観音間隔
が、各凸条の円弧部成形域および第2直線部成形域頂面
とそれらの傍に存する各凸型のリテーナ摺動面成形域頂
面との間の間隔よりも大きくなるように設定されてい
る。
(2) 従来の技術 従来、ポンチ本体の各凸条に対する研削仕上げ加工
は、ポンチ本体に各凸型を組付けた状態にて行われてい
るが、前記のように各凸条の第1直線部成形域頂面とそ
の傍に存する各凸型のリテーナ摺動面成形域頂面との間
の間隔が、各凸条の円弧部成形域および第2直線部成形
域頂面とそれらの傍に存する各凸型のリテーナ摺動面成
形域頂面との間の間隔よりも大きくなるように設定され
ていることから、砥石としては、その砥石と凸型との干
渉を回避すべく、外周面の研削溝の形状を円弧部成形域
の仕上げ形状に合せたものが使用されている。
この場合、前記砥石では第1直線部成形域の両裾部を
研削することができないので、前記裾部の仕上げ加工に
は放電加工、それに次ぐ手作業による研削が適用され
る。
(3) 発明が解決しようとする課題 しかしながら前記のような手段を採用すると、作業能
率が悪く、ポンチの生産コストの増大を招く、といった
問題を生じる。
本発明は前記に鑑み、ポンチ本体における各凸条の各
成形域を、それの全域に亘って1個の砥石により研削す
ることができるようにした前記製造方法を提供すること
を目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 本発明は、カップ状本体と、そのカップ状本体の底壁
外面に突設された取付軸とよりなり、前記カップ状本体
において、中心をそのカップ状本体内に位置させた球状
内周面に、母線方向に延びる複数のボール転動溝を備
え、また相隣る両ボール転動溝間をそれぞれリテーナ摺
動面とし、各ボール転動溝は、前記カップ状本体の開口
部端面および底壁内面間の中間部に在って前記リテーナ
摺動面と略同心状の円弧部と、その円弧部から開口部端
面に至る第1線部と、前記円弧部から底壁内面に至る第
2直線部とよりなるボール継手用外輪をしごき加工によ
り成形すべく、外輪用素材のカップ状部を被せられて、
そのカップ状部の周壁に対するダイスのしごき力を受け
るポンチであって、 前記カップ状部の底壁内面と対向する先端面を有し、
且つ外周面に各ボール転動溝を成形する複数の凸条を前
記先端面からしごき方向に沿って形成されたポンチ本体
と、相隣る両凸条間の各凹条に摺動自在に嵌合されて各
リテーナ摺動面を成形する複数の凸型とを備え、各凸条
の第1直線部成形域頂面とその傍に存する各凸型のリテ
ーナ摺動面成形域頂面との間の間隔が、各凸条の円弧部
成形域および第2直線部成形域頂面とそれらの傍に存す
る各凸型のリテーナ摺動面成形域頂面との間の間隔より
も大きいポンチを製造するに当り、 研削仕上げ加工代を有する第1直線部成形域、円弧部
成形域および第2直線部成形域を備えた各凸条を持つポ
ンチ本体と、仕上げ加工代を有するリテーナ摺動面成形
域を備えた各凸型とを製作し、次いで外周面の研削溝の
形状を前記第1直線部成形域の仕上げ形状に合せた砥石
を用いると共に各凹条の前記先端面との連設部に前記砥
石と干渉しない逃げを形成して、前記ポンチ本体から各
凸型を外した状態で前記砥石により前記第1直線部成形
域、円弧部成形域および第2直線部成形域に仕上げ加工
を施し、また前記ポンチ本体から外されている各凸型の
前記リテーナ摺動面成形域に仕上げ加工を施し、その後
各凸型を前記ポンチ本体に組付けることを特徴とする。
(2) 作用 前記手段を採用すると、各凸型により何等干渉される
ことなく、1個の砥石によって各凸条の各成形域をその
全域に亘り研削することが可能である。また各凸型のリ
テーナ摺動面成形域の加工もポンチ本体に何等干渉され
ることなく容易に行われる。
(3) 実施例 第1,第2図はボール継手用外輪1を示し、その外輪1
はカップ状本体2と、その底壁3外面に突設された取付
軸4とより構成される。
本体2に、開口部5と底壁3内面の近傍部aとの間に
在って本体2内部に中心O1を位置させた球状内周面6が
形成される。内周面6に、円周上等間隔に形成されて母
線方向に延びる複数、図示例では6本のボール転動溝8
が備えられ、また相隣るボール転動溝8間はそれぞれリ
テーナ摺動面9として機能する。
各ボール転動溝8は、本体2の開口部5端面および底
壁3内面間の中間部、即ち、前記中心O1よりも開口部5
側へ僅少量εだけ変位した中心O2を通り取付軸4の軸線
Aに交差する直径線Bと底壁3内面の近傍部bとの間に
在ってリテーナ摺動面9と略同心状の円弧部10と、その
円弧部10、したがって直径線Bから開口部5端面に至る
第1直線部111と、円弧部10、したがって近傍部bから
底壁3内面に至る第2直線部112とよりなる。第1直線
部111は前記軸線Aと平行であり、また第2直線部112
近傍部bより半径方向内方へ移行する。
外輪1の外周面には、各リテーナ摺動面9に対応して
母線方向に伸びる凹部12が設けられる。この凹部12は、
リテーナ摺動面9に対応する周壁部分のしごき率を増す
べく、後述するダイスにより成形される。
第3図は前記外輪1をしごき加工により成形するため
に用いられる外輪用素材13を示し、そのカップ状部14に
は後方出し加工により各ボール転動溝8および各リテー
ナ摺動面9が粗く成形されている。図示例では、カップ
状部14の深さが浅く、且つ周壁15の肉厚が厚くなってお
り、また前記直径線Bは開口部16の近傍に位置し、その
直径線Bよりも底壁17内面側においては各ボール転動溝
8および各リテーナ摺動面9が完成品と略同等の形状を
有し、前記直径線Bよりも開口部16側においては各ボー
ル転動溝8および各リテーナ摺動面9が開口部16の端面
に向けて直線状に外側へ移行するように形成される。
さらに外周面は、直径線Bよりも底壁17側に位置する
中間部より開口部16端面に向けて半径方向外方へ広がる
ように形成され、これにより周壁15のしごき率が底壁17
側より開口部16端面に向けて増大するようになってい
る。
第4,第5図において、しごき加工用ポンチ18は次のよ
うに構成される。
ポンチ18は、素材13のカップ状部14を被せられて、そ
のカップ状部14の周壁15に対するダイス19のしごき力を
受けるものであり、ポンチ本体20と、そのポンチ本体20
に設けられた複数、図示例では6個の凸型21とよりな
る。
ポンチ本体20は、カップ状部14の底壁17内面と対向す
る先端面22を有し、また外周面に各ボール転動溝8を成
形する複数、図示例では6個の凸条23を先端面22からし
ごき方向、したがって軸線C方向に沿って形成される。
各凸条23は、先端面22側より順次、第2直線部成形域24
2円弧部成形域25および第1直線部成形域241を有し、そ
れら成形域241,25,242は横断面半円弧状をなす。26はグ
リースまたはミスト孔である。
各凸型21は各リテーナ摺動面9を成形するもので、相
隣る両凸条23間の各凹条27に摺動自在に嵌合される。各
凸型21は、ポンチ本体20の先端面22側にリテーナ摺動面
成形域28を有し、その成形域28は横断面半円弧状をな
す。
ポンチ本体20において、各凹条27の底面は、第1直線
部成形域241側から第2直線部成形域242側に向ってポン
チ本体20の軸線Cに接近するように傾斜している。これ
により各リテーナ摺動面9からの各凸型21の離型が許容
される。
また各凸条23の第1直線部成形域241頂面とその傍の
各凸型21のリテーナ摺動面成形域28頂面との間隔d1は、
円弧部成形域25および第2直線部成形域242頂面とそれ
らの傍のリテーナ摺動面成形域28頂面との間の間隔d2
りも大きくなるように設定される(即ち、d1>d2)。
この場合、円弧部成形域25頂面およびその傍のリテー
ナ摺動面成形域28頂面間の間隔と、第2直線部成形域24
2頂面およびその傍のリテーナ摺動面成形域28頂面間の
間隔とは略等しい。
各凸型21の下端近傍に、側方に開口する係合孔29が形
成され、各係合孔29に、全凸型21を囲繞する管状昇降板
30の各突出部31が係合する。昇降板30に、その下方に配
設された複数の油圧式または空圧式作動シリンダ32にお
けるピストンロッド33の先端部が取付けられる。
作動シリンダ32のピストンロッド33が収縮して各凸型
21の下端面が、ポンチ本体20下部の支持台34上面に当接
すると、各凸型21はしごき加工位置に在り、またピスト
ンロッド33が伸長してそれが上昇限に達すると、各凸型
21の先端部側がポンチ本体20の先端面22よりも上方に在
って各凸型21は離型位置を占める。
ダイス19は環状をなし、その内周面中間部は加工部35
として機能すべく、その内径がカップ状部14の最小外径
よりも小さく形成され、また中間部より下部開口までは
カップ状部14に対するガイド部36として機能すべく、そ
の下部開口に向けて拡径している。
次に第3図の素材13を用いたポンチ18およびダイス19
によるしごき加工について説明する。
まず、第4図に示すように各凸型21をしごき加工位置
に保持してポンチ18に素材13のカップ状部14を被せ、そ
の底壁17内面をポンチ本体20の先端面22に支承させて、
粗く成形された各ボール転動溝8および各リテーナ摺動
面9を各凸条23および各凸型21に嵌める。
第6図に示すように、ダイス19を下降させてそのガイ
ド部36のガイド作用により加工部35を素材11の周壁15に
食込ませ、その周壁15を伸ばしながら各ボール転動溝8
および各リテーナ摺動面9を各凸条23および各凸型21の
各成形域241,242,25,28にそれぞれ倣うように塑性変形
させて外輪1を得る。
第7図に示すように、作動シリンダ32を作動し、各凸
型21を上昇させてそれらを離型位置に保持する。各凸型
21はポンチ本体20の軸線Cに接近する方向へ移動するの
で、相対向する両凸型21間の距離が狭められ、各リテー
ナ摺動面9における開口部5側の端部と各凸型21のリテ
ーナ摺動面成形域28との間に間隙eがそれぞれ形成され
る。そこで、その間隙eを利用して外輪1をポンチ18か
ら外す。
前記ポンチ18の製造に当っては、次のような手段が採
用される。
先ず、第8,第9図に示すように研削仕上げ加工代f1
有する第1直線部成形域241、円弧部成形域25および第
2直線部成形域242を備えた各凸条23を有するポンチ本
体20と、研削仕上げ加工代f2を有するリテーナ摺動面成
形域28を備えた凸型21を製作する。
この場合、ポンチ本体20においては、各凹条27の先端
面22との連設部に砥石と干渉しない逃げ37を形成する。
第5図に明示するように、ポンチ本体20の軸線Cとの直
交平面内における各逃げ37の断面形状は、あり溝形をな
す。1つの第2直線部成形域242を挟む両逃げ37におい
て、軸線Cと交差する第2直線部成形域242の二等分線D
1より遠い方の各内側面g1は前記二等分線D1と平行であ
り、また前記二等分線D1に近い方の各内側面g2は隣接す
る第2直線部成形域242の二等分線D2,D3と平行である。
第10〜第12図に示すように外周面40に横断面円弧状の
研削溝38を有し、その研削溝38の形状を第1直線部成形
域241の仕上げ形状に合せた砥石39を用意する。そし
て、ポンチ本体20から各凸型21を外した状態において、
砥石39により第1直線部成形域241の始端hから第2直
線部成形域242の終端jまでを研削する。この場合、前
記のように逃げ37が存するので、第12図に明示するよう
に第2直線部成形域242の終端jにおいて、砥石39の外
周面40および両外側面41がポンチ本体20に干渉すること
はなく、1個の砥石39によって各凸状23の第1直線部成
形域241、円弧部成形域25および第2直線部成形域242
研削することができる。また研削仕上げ加工に当り、凸
型21が何等干渉しないので作業性が良好である。
各凸型21のリテーナ摺動面成形域28の研削仕上げ加工
に当っては、第13図に示すうように各凸型21を図示しな
い治具に保持して、前記同様に外周面42に横断面円弧状
の研削溝43を有し、またその研削溝43の形状をリテーナ
摺動面成形域28の仕上げ形状に合せた砥石44により研削
を行う。この場合、各凸型21の研削を、ポンチ本体20に
より何等干渉されることなく行うことができるので作業
性が良い。
このようにして得られた各凸型21をポンチ本体20の各
凹条27に嵌合してポンチ18を完成する。
なお、各凸型21のリテーナ摺動面成形域28の研削仕上
げ加工に当っては、6個の凸型21を治具に各リテーナ摺
動面成形域28が外側に位置するように放射状に保持さ
せ、NC円筒研削盤により6個を同時に加工することもで
き、またNC旋盤を用いて切削加工することもできる。
C.発明の効果 本発明によれば、1個の砥石により、ポンチ本体にお
ける各凸条の各成形域全体を研削仕上げ加工し得るの
で、ポンチ製造に当りその作業能率を向上させてポンチ
の生産コストを低減することができ、また各成形域の精
度を均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1,第2図はボール継手用外輪を示し、第1図は斜視
図、第2図は第1図II−II線断面図、第3図は外輪用素
材の断面図、第4ないし第7図は外輪のしごき加工方法
を示し、第4図は加工前の断面図、第5図はポンチの平
面図、第6図は加工直後の要部断面図、第7図は離型時
の断面図、第8〜第13図はポンチ本体および凸型の研削
仕上げ方法を示し、第8図はポンチ本体の要部断面図、
第9図は凸型の要部断面図、第10図はポンチ本体の研削
仕上げ過程を示す要部断面図、第11図は第10図XI−XI線
断面図、第12図は第10図XII矢視図、第13図は凸型の研
削仕上げ過程を示す要部断面図である。 O1……中心、d1,d2……間隔、f1,f2……研削仕上げ加工
代、 2……カップ状本体、3……底壁、4……取付軸、5…
…開口部、6……球状内周面、8……ボール転動溝、9
……リテーナ摺動面、10……円弧部、111,112……第1,
第2直線部、13……外輪用素材、14……カップ状部、15
……周壁、17……底壁、18……ポンチ、19……ダイス、
20……ポンチ本体、21……凸型、22……先端面、23……
凸条、241,242……第1,第2直線部成形域、25……円弧
部成形域、27……凹条、28……リテーナ摺動面成形域、
37……逃げ、38……研削溝、39……砥石、40……外周面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カップ状本体(2)と、そのカップ状本体
    (2)の底壁(3)外面に突設された取付軸(4)とよ
    りなり、前記カップ状本体(2)において、中心(O1
    をそのカップ状本体(2)内に位置させた球状内周面
    (6)に、母線方向に延びる複数のボール転動溝(8)
    を備え、また相隣る両ボール転動溝(8)間をそれぞれ
    リテーナ摺動面(9)とし、各ボール転動溝(8)は、
    前記カップ状本体(2)の開口部(5)端面および底壁
    (3)内面間の中間部に在って前記リテーナ摺動面
    (9)と略同心状の円弧部(10)と、その円弧部(10)
    から開口部(5)端面に至る第1直線部(111)と、前
    記円弧部(10)から底壁(3)内面に至る第2直線部
    (112)とよりなるボール継手用外輪(1)をしごき加
    工により成形すべく、外輪用素材(13)のカップ状部
    (14)を被せられて、そのカップ状部(14)の周壁(1
    5)に対するダイス(19)のしごき力を受けるポンチ(1
    8)であって、 前記カップ状部(14)の底壁(17)内面と対向する先端
    面(22)を有し、且つ外周面に各ボール転動溝(8)を
    成形する複数の凸条(23)を前記先端面(22)からしご
    き方向に沿って形成されたポンチ本体(20)と、相隣る
    両凸条(23)間の各凹条(27)に摺動自在に嵌合されて
    各リテーナ摺動面(9)を成形する複数の凸型(21)と
    を備え、各凸条(23)の第1直線部成形域(241)頂面
    とその傍に存する各凸型(21)のリテーナ摺動面成形域
    (28)頂面との間の間隔(d1)が、各凸条(23)の円弧
    部成形域(25)および第2直線部成形域(242)頂面と
    それらの傍に存する各凸型(21)のリテーナ摺動面成形
    域(28)頂面との間の間隔(d2)よりも大きいポンチを
    製造するに当り、 研削仕上げ加工代(f1)を有する第1直線部成形域(24
    1)、円弧部成形域(25)および第2直線部成形域(2
    42)を備えた各凸条(23)を持つポンチ本体(20)と、
    仕上げ加工代(f2)を有するリテーナ摺動面成形域(2
    8)を備えた各凸型(21)とを製作し、次いで外周面(4
    0)の研削溝(38)の形状を前記第1直線部成形域(2
    41)の仕上げ形状に合せた砥石(39)を用いると共に各
    凹条(27)の前記先端面(22)との連設部に前記砥石
    (39)と干渉しない逃げ(37)を形成して、前記ポンチ
    本体(20)から各凸型(21)を外した状態で前記砥石
    (39)により前記第1直線部成形域(241)、円弧部成
    形域(25)および第2直線部成形域(242)に研削仕上
    げ加工を施し、また前記ポンチ本体(20)から外されて
    いる各凸型(21)の前記リテーナ摺動面成形域(28)に
    仕上げ加工を施し、その後各凸型(21)を前記ポンチ本
    体(20)に組付けることを特徴とする、ボール継手用外
    輪の成形に用いられるしごき加工用ポンチの製造方法。
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