JP2727494B2 - 減速装置 - Google Patents
減速装置Info
- Publication number
- JP2727494B2 JP2727494B2 JP5342702A JP34270293A JP2727494B2 JP 2727494 B2 JP2727494 B2 JP 2727494B2 JP 5342702 A JP5342702 A JP 5342702A JP 34270293 A JP34270293 A JP 34270293A JP 2727494 B2 JP2727494 B2 JP 2727494B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutout
- extending
- reduction gear
- toothed wheel
- circumferential direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Retarders (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力軸と出力軸とを同
軸状に配置出来る減速装置に関するものである。
軸状に配置出来る減速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5により従来技術の内容を説
明する。図4と図5は、例えば本願の出願人が先に出願
し特開平4−244637号公報に開示されている様
に、遊星歯車機構と調和形減速機構とを組合せた減速装
置の例の要部断面図と該例に使用される調和形減速機構
の可撓性を有する回転側外歯々車2の断面図で、詳細は
省略するが、図4に示す如く入力側を構成する遊星歯車
機構の遊星歯車5と一体的に転回する楕円状の腕6が、
出力側を構成する調和形減速機構のウエーブジェネレー
タ6を兼ね、該ウエーブジェネレータ6の転回により出
力軸3に連結固着された可撓性を有する回転側外歯々車
2の円筒部内周面を順次外側に押圧し、該回転側外歯々
車2の外歯2−1と筐体に形成され叉は筐体に固着され
た固定側内歯々車1−1と係合させるものである。
明する。図4と図5は、例えば本願の出願人が先に出願
し特開平4−244637号公報に開示されている様
に、遊星歯車機構と調和形減速機構とを組合せた減速装
置の例の要部断面図と該例に使用される調和形減速機構
の可撓性を有する回転側外歯々車2の断面図で、詳細は
省略するが、図4に示す如く入力側を構成する遊星歯車
機構の遊星歯車5と一体的に転回する楕円状の腕6が、
出力側を構成する調和形減速機構のウエーブジェネレー
タ6を兼ね、該ウエーブジェネレータ6の転回により出
力軸3に連結固着された可撓性を有する回転側外歯々車
2の円筒部内周面を順次外側に押圧し、該回転側外歯々
車2の外歯2−1と筐体に形成され叉は筐体に固着され
た固定側内歯々車1−1と係合させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の構成
は、固定側内歯々車1−1と回転側外歯々車2−1との
係合を実現する手段として、回転側外歯々車2−1は円
周方向には剛性を備えつつウエーブジェネレータ6の転
回押圧に伴う径方向の撓みを前提としており、該撓みが
歯車の適正な係合を害しない様に,回転側外歯々車2−
1の円筒部2−2の長さを歯車係合部長さに対し大きく
取らざるを得ず、従って減速装置の大きさも大きくなる
という問題を抱えていた。
は、固定側内歯々車1−1と回転側外歯々車2−1との
係合を実現する手段として、回転側外歯々車2−1は円
周方向には剛性を備えつつウエーブジェネレータ6の転
回押圧に伴う径方向の撓みを前提としており、該撓みが
歯車の適正な係合を害しない様に,回転側外歯々車2−
1の円筒部2−2の長さを歯車係合部長さに対し大きく
取らざるを得ず、従って減速装置の大きさも大きくなる
という問題を抱えていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に成る減速装置
は、調和形減速機構の可撓性を有する回転側外歯々車2
−1は、円筒状歯車形成部2−2と円板状保持底面部2
−3とが一体のカップ状を成し、該円板状保持部材底面
部2−3の外周縁近傍に円周方向に延伸する複数の切除
部2−4が均等配置され、該円周方向に延伸する複数の
切除部2−4の間に径方向に延びる短い切除部2−5
と、該短い切除部2−5と一体形成され円周方向に延伸
してT字状を形成する別の切除部2−6とが交互配置さ
れる様に構成される。
は、調和形減速機構の可撓性を有する回転側外歯々車2
−1は、円筒状歯車形成部2−2と円板状保持底面部2
−3とが一体のカップ状を成し、該円板状保持部材底面
部2−3の外周縁近傍に円周方向に延伸する複数の切除
部2−4が均等配置され、該円周方向に延伸する複数の
切除部2−4の間に径方向に延びる短い切除部2−5
と、該短い切除部2−5と一体形成され円周方向に延伸
してT字状を形成する別の切除部2−6とが交互配置さ
れる様に構成される。
【0005】
【作用】上述の如き構成においては、カップ状の回転側
外歯々車2がウエーブジエネレータ6の転回により固定
側内歯々車1−1と係合すべく撓む際に、撓み性を確保
する為に円筒状部分を長くしなくても円筒状歯車形成部
2−2が撓み易くなるので、歯車の係合精度を損なう事
無しに小型化・短小化を実現出来る作用効果をもたら
す。
外歯々車2がウエーブジエネレータ6の転回により固定
側内歯々車1−1と係合すべく撓む際に、撓み性を確保
する為に円筒状部分を長くしなくても円筒状歯車形成部
2−2が撓み易くなるので、歯車の係合精度を損なう事
無しに小型化・短小化を実現出来る作用効果をもたら
す。
【0006】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明に成る一実施例を示す要部断面図で、
上述図4に示す従来技術に成る構成に対し可撓性を有す
る外歯々車2の円板状保持底面部2−3の外周縁に切除
部2−4,2−5を形成している点が異なるのみであ
る。そして図2及び図3が該例に示す外歯々車の断面図
及び底面側から見た正面図である。
る。図1は本発明に成る一実施例を示す要部断面図で、
上述図4に示す従来技術に成る構成に対し可撓性を有す
る外歯々車2の円板状保持底面部2−3の外周縁に切除
部2−4,2−5を形成している点が異なるのみであ
る。そして図2及び図3が該例に示す外歯々車の断面図
及び底面側から見た正面図である。
【0007】図3の正面図に見る様に、カップ状の回転
側外歯々車2の円筒状歯車形成部分2−2と円板状保持
底面部2−3との繋ぎ目に相当する底面部外周縁には、
6個の円周方向に延びる細長い切除部2−4が均等に形
成配置され、該円周方向に延伸する細長い切除部2−4
の間に半径方向に延びる短い切除部2−5と、該短い切
除部2−5と一体形成され円周方向に延伸してT字状を
形成する別の切除部2−6とが交互配置される様に構成
される。該複数の切除部2−4、2−5、2−6は図1
を参照して明らかな様に、上記繋ぎ目の剛性を小さくす
る事で、ウエーブジェネレータ6の転回での外歯々車形
成円筒部2−2の撓みを容易とするものである。
側外歯々車2の円筒状歯車形成部分2−2と円板状保持
底面部2−3との繋ぎ目に相当する底面部外周縁には、
6個の円周方向に延びる細長い切除部2−4が均等に形
成配置され、該円周方向に延伸する細長い切除部2−4
の間に半径方向に延びる短い切除部2−5と、該短い切
除部2−5と一体形成され円周方向に延伸してT字状を
形成する別の切除部2−6とが交互配置される様に構成
される。該複数の切除部2−4、2−5、2−6は図1
を参照して明らかな様に、上記繋ぎ目の剛性を小さくす
る事で、ウエーブジェネレータ6の転回での外歯々車形
成円筒部2−2の撓みを容易とするものである。
【0008】そして図3を参照して詳細に説明すると、
円筒状歯車形成部2−2と円板状保持底面部2−3との
連接部は、該円板状底面部2−3の外周縁近傍に円周方
向に延伸する複数の切除部2−4と、該円周方向に延伸
する複数の切除部2−4の間に半径方向に延びる短い切
除部2−5と、該短い切除部2−5と一体形成され円周
方向に延伸してT字状を形成す別の切除部2−6とが交
互配置される様に構成されるので、複数の切除部2−4
の間に設けられた半径方向に延びる短い切除部2−5
と、前記複数の切除部2−4との間の半径方向の連結部
2−7と、前記複数の切除部2−4と複数の切除部2−
6との間の部分弧状部2−8とにより形成されている。
円筒状歯車形成部2−2と円板状保持底面部2−3との
連接部は、該円板状底面部2−3の外周縁近傍に円周方
向に延伸する複数の切除部2−4と、該円周方向に延伸
する複数の切除部2−4の間に半径方向に延びる短い切
除部2−5と、該短い切除部2−5と一体形成され円周
方向に延伸してT字状を形成す別の切除部2−6とが交
互配置される様に構成されるので、複数の切除部2−4
の間に設けられた半径方向に延びる短い切除部2−5
と、前記複数の切除部2−4との間の半径方向の連結部
2−7と、前記複数の切除部2−4と複数の切除部2−
6との間の部分弧状部2−8とにより形成されている。
【0009】上記のように形成された可撓性を有する回
転側外々歯車2を減速装置に組み合わせた図1において
は、該回転側外歯々車2の上の部分の図象がウエーブジ
ェネレータ6により固定側内歯歯車1−1に押しつけら
れ、円筒状歯車形成部2−2と円板状保持底面部2−3
との連接部の連結部2−7が撓み、軸中心線より外側の
方向に変位し、下の部分の図象はウエーブジェネレータ
6の谷部に対向しているので径方向に押圧されず軸中心
線と平行の位置にある。そして円周方向に延伸する複数
の切除部2−4の間に設けられた半径方向に延びる短い
切除部2−5と、前記複数の切除部2−4との間の半径
方向の連結部2−7と、前記複数の切除部2−4と複数
の切除部2−6との間の部分弧状部2−8とにより形成
された連結部が撓みを助けるように働き円筒状歯車形成
部2−2が滑らかに撓わむように動作する。
転側外々歯車2を減速装置に組み合わせた図1において
は、該回転側外歯々車2の上の部分の図象がウエーブジ
ェネレータ6により固定側内歯歯車1−1に押しつけら
れ、円筒状歯車形成部2−2と円板状保持底面部2−3
との連接部の連結部2−7が撓み、軸中心線より外側の
方向に変位し、下の部分の図象はウエーブジェネレータ
6の谷部に対向しているので径方向に押圧されず軸中心
線と平行の位置にある。そして円周方向に延伸する複数
の切除部2−4の間に設けられた半径方向に延びる短い
切除部2−5と、前記複数の切除部2−4との間の半径
方向の連結部2−7と、前記複数の切除部2−4と複数
の切除部2−6との間の部分弧状部2−8とにより形成
された連結部が撓みを助けるように働き円筒状歯車形成
部2−2が滑らかに撓わむように動作する。
【0010】
【発明の効果】本発明に成る減速装置は、コストアップ
を伴う事無く而も可撓性を有する外歯々車の長さを伸長
せず所要の撓み性を得る事が出来るので、同じ伝達トル
クを有する従来技術の減速装置と比べて長さが約2/3
程度の小型の減速装置を実現出来る如き効果がある。
を伴う事無く而も可撓性を有する外歯々車の長さを伸長
せず所要の撓み性を得る事が出来るので、同じ伝達トル
クを有する従来技術の減速装置と比べて長さが約2/3
程度の小型の減速装置を実現出来る如き効果がある。
【図1】本発明に成る減速装置の例の要部断面図であ
る。
る。
【図2】図1の例の可撓性を有する外歯々車の断面図で
ある。
ある。
【図3】図2に示す外歯々車の例の底面側から見た正面
図である。
図である。
【図4】従来技術に成る減速装置の例の要部断面図であ
る。
る。
【図5】図4の例の可撓性を有する外歯々車の断面図で
ある。
ある。
1 円筒部内周面に内歯々車を形成した筐体 1−1 固定側内歯々車の内歯 2 可撓性を有する回転側外歯々車 2−1 回転側外歯々車の外歯 2−2 外歯を形成する円筒部 2−3 円板状保持底面部 2−4 円周方向に延びる細い切除部 2−5 径方向の短い切除部 2−6 径方向の短い切除部と一体でT字を形成して
連接する切除部 2−7 半径方向の連結部 2−8 切除部2−4と複数の切除部2−6との間の
部分弧状部 3 出力軸 4 入力軸 5 遊星歯車 6 ウエーブジェネレータ
連接する切除部 2−7 半径方向の連結部 2−8 切除部2−4と複数の切除部2−6との間の
部分弧状部 3 出力軸 4 入力軸 5 遊星歯車 6 ウエーブジェネレータ
Claims (1)
- 【請求項1】 内歯を形成した固定側内歯々車と、該固
定側内歯々車とモジュールが等しく且つ歯数の少ない外
歯が可撓性を有する円筒部外周面に形成された回転側外
歯々車とより成る調和形減速機構を備え、入力軸と出力
軸とを同軸状に配置出来る減速装置において、前記調和
形減速機構の可撓性を有する回転側外歯々車は、円筒状
歯車形成部と円板状保持底面部とが一体のカップ状を成
すと共に、該円板状底面部の外周縁近傍に円周方向に延
伸する複数の切除部と、該円周方向に延伸する複数の切
除部の間に、半径方向に延びる短い切除部と、該短い切
除部と一体形成され円周方向に延伸してT字状を成す別
の切除部とを備えること、を特徴とする減速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5342702A JP2727494B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5342702A JP2727494B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 減速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07167226A JPH07167226A (ja) | 1995-07-04 |
JP2727494B2 true JP2727494B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=18355838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5342702A Expired - Lifetime JP2727494B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 減速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2727494B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19853802C2 (de) * | 1998-11-21 | 2001-02-22 | Horst Scholz Gmbh & Co Kg | Spannungswellengetriebe |
DE102015224901A1 (de) * | 2015-12-10 | 2017-01-19 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wellgetriebe |
JP2020051541A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 株式会社ミツバ | 歯車減速機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6095235A (ja) * | 1983-10-26 | 1985-05-28 | Mitsubishi Electric Corp | ハ−モニツクギヤ装置 |
JPH04244637A (ja) * | 1991-01-31 | 1992-09-01 | Japan Servo Co Ltd | 減速装置 |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP5342702A patent/JP2727494B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07167226A (ja) | 1995-07-04 |
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