JP2726556B2 - Ａｌ合金製捩り押出材の製造方法 - Google Patents
Ａｌ合金製捩り押出材の製造方法Info
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- JP2726556B2 JP2726556B2 JP24505590A JP24505590A JP2726556B2 JP 2726556 B2 JP2726556 B2 JP 2726556B2 JP 24505590 A JP24505590 A JP 24505590A JP 24505590 A JP24505590 A JP 24505590A JP 2726556 B2 JP2726556 B2 JP 2726556B2
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- Japan
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、捩りを有するAl合金製捩り押出材の製造方
法に関するものである。
法に関するものである。
捩りを有する捩り押出材は、Al合金、主としてAl−Mg
−Si系合金である6000系の合金で製造され、カーテンレ
ール、建築用の装飾材、あるいはコンプレッサーのロー
ターなどとして広く用いられている。
−Si系合金である6000系の合金で製造され、カーテンレ
ール、建築用の装飾材、あるいはコンプレッサーのロー
ターなどとして広く用いられている。
従来この捩り押出材は、ベアリングに捩り加工を施し
たダイスを用いて通常の押出を行うことによって製造さ
れている。
たダイスを用いて通常の押出を行うことによって製造さ
れている。
ここにおいて、捩り押出材の捩れが１回転するのに要
する長さをリードと呼んでいるが、この長さは捩り角度
によって決まる。捩り角度とは第２図に示すように捩り
線の軸に対する角度を指すものである。
する長さをリードと呼んでいるが、この長さは捩り角度
によって決まる。捩り角度とは第２図に示すように捩り
線の軸に対する角度を指すものである。
捩り押出材に要求に応じたリード長さを与えるために
はこの捩り角度を適当に調整すればよい。捩り角度が大
きくなるほどリード長さは短くなる。
はこの捩り角度を適当に調整すればよい。捩り角度が大
きくなるほどリード長さは短くなる。
しかるに押出工程中、材料の流れは直進する傾向が強
く、捩れに対する抵抗が強いためダイスのベアリングに
施した捩り角度が、その通りに捩り押出材に転写される
ことはなく、捩り押出材の捩り角度は、ベアリングに施
した捩り角度よりも小さくなってしまい、また捩り角度
にバラツキが生じ易いという問題がある。
く、捩れに対する抵抗が強いためダイスのベアリングに
施した捩り角度が、その通りに捩り押出材に転写される
ことはなく、捩り押出材の捩り角度は、ベアリングに施
した捩り角度よりも小さくなってしまい、また捩り角度
にバラツキが生じ易いという問題がある。
本発明はかかる問題を解決するべく、鋭意、検討の結
果なされたもので、ベアリングに捩り加工を施したダイ
スを用いるAl合金製捩り押出材の製造方法において、ダ
イスの入口側にダイスのベアリングに施された捩り角度
よりも小さな捩り角度を有する捩りプレートを設置する
ことを特徴とするAl合金製捩り押出材の製造方法であ
る。
果なされたもので、ベアリングに捩り加工を施したダイ
スを用いるAl合金製捩り押出材の製造方法において、ダ
イスの入口側にダイスのベアリングに施された捩り角度
よりも小さな捩り角度を有する捩りプレートを設置する
ことを特徴とするAl合金製捩り押出材の製造方法であ
る。
本発明の一例を第１図によって説明する。第１図にお
いて１はオス型ダイス、２はメス型ダイス、３は捩り加
工したベアリング、４は捩りプレート、５はマンドレ
ル、６はチャンバーである。
いて１はオス型ダイス、２はメス型ダイス、３は捩り加
工したベアリング、４は捩りプレート、５はマンドレ
ル、６はチャンバーである。
チャンバー６は供給された材料はマンドレル５と捩り
プレート４及びベアリング３の隙間を通過することによ
り捩り加工が施される。捩りプレート４にはベアリング
に施された捩り角度より０゜〜10゜小さい捩り加工が施
されており、このことによりベアリング３による捩り加
工は容易となり、ベアリング３に施された捩り角度とほ
ぼ同一の捩り角度が捩り押出材に転写される。
プレート４及びベアリング３の隙間を通過することによ
り捩り加工が施される。捩りプレート４にはベアリング
に施された捩り角度より０゜〜10゜小さい捩り加工が施
されており、このことによりベアリング３による捩り加
工は容易となり、ベアリング３に施された捩り角度とほ
ぼ同一の捩り角度が捩り押出材に転写される。
第１図は捩りプレート１枚の場合が図示されている
が、捩りプレートは複数であっても差支えない。
が、捩りプレートは複数であっても差支えない。
尚、捩りプレートの捩りオープニングはダイスのオー
プニングに対して同一寸法から片側2mm迄大きなオープ
ニングで製作するのがよい。
プニングに対して同一寸法から片側2mm迄大きなオープ
ニングで製作するのがよい。
また捩りプレートはダイスの入口オープニングに合わ
せて設置する。
せて設置する。
尚、本発明に係る捩り押出材の製造方法は、種々のAl
合金、例えばAl−Mn系合金,Al−Mg系合金,Al−Mg−Si系
合金,Al−Zn−Mg系合金に適用することができる。
合金、例えばAl−Mn系合金,Al−Mg系合金,Al−Mg−Si系
合金,Al−Zn−Mg系合金に適用することができる。
次に本発明を実施例により更に具体的に説明する。
直径219mm,長さ600mmのAl−Mg−Si系合金である6063
合金ビレットを用い、第１図に示した捩りプレート付の
ダイスにより第２図に示すような形状の中空の捩り押出
材を試作した。
合金ビレットを用い、第１図に示した捩りプレート付の
ダイスにより第２図に示すような形状の中空の捩り押出
材を試作した。
尚、押出温度は420℃であり、得られた捩り押出材の
形状は外径80mm,中空部の内径20mmである。
形状は外径80mm,中空部の内径20mmである。
また比較のために同じダイスを用いて捩りプレートを
無くして同様の捩り押出材を同条件で試作した。両者の
場合の捩り角度を測定した結果を第１表に示す。
無くして同様の捩り押出材を同条件で試作した。両者の
場合の捩り角度を測定した結果を第１表に示す。
第１表から明らかなように本発明によれば、押出工程
の全期に亘ってダイスベアリングに施した捩り角度とほ
ぼ同一の捩り角度を有する捩り押出材が得られる。これ
に対し、従来の押出方法では、ダイスベアリングの捩り
角度よりも小さく、かつバラツキの多い捩り角度を有し
た押出材しか得られない。
の全期に亘ってダイスベアリングに施した捩り角度とほ
ぼ同一の捩り角度を有する捩り押出材が得られる。これ
に対し、従来の押出方法では、ダイスベアリングの捩り
角度よりも小さく、かつバラツキの多い捩り角度を有し
た押出材しか得られない。
以上述べた如く本発明によれば、ダイスのベアリング
に施した捩り角度とほぼ同一でしかもバラツキの小さい
捩り角度を有するAl合金製捩り押出材を製造することが
出来るもので工業上顕著な効果を奏するものである。
に施した捩り角度とほぼ同一でしかもバラツキの小さい
捩り角度を有するAl合金製捩り押出材を製造することが
出来るもので工業上顕著な効果を奏するものである。
第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は実施
例において試作した捩り押出材の形状を示す図であり、
（ａ）は断面図、（ｂ）は側面図である。 １……オス型ダイス、２……メス型ダイス、 ３……捩り加工したベアリング、４……捩りプレート、 ５……マンドレル、６……チャンバー。
例において試作した捩り押出材の形状を示す図であり、
（ａ）は断面図、（ｂ）は側面図である。 １……オス型ダイス、２……メス型ダイス、 ３……捩り加工したベアリング、４……捩りプレート、 ５……マンドレル、６……チャンバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−211910（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−63190（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−137855（ＪＰ，Ａ) 特公 昭59−9248（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】ベアリングに捩り加工を施したダイスを用
いるAl合金製捩り押出材の製造方法において、ダイスの
入口側にダイスのベアリングに施された捩り角度よりも
小さな捩り角度を有する捩りプレートを設置することを
特徴とするAl合金製捩り押出材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24505590A JP2726556B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | Ａｌ合金製捩り押出材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24505590A JP2726556B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | Ａｌ合金製捩り押出材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04123815A JPH04123815A (ja) | 1992-04-23 |
| JP2726556B2 true JP2726556B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=17127915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24505590A Expired - Lifetime JP2726556B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | Ａｌ合金製捩り押出材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2726556B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3072220B2 (ja) * | 1993-12-17 | 2000-07-31 | 本田技研工業株式会社 | アルミニウムねじり品の製造方法 |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP24505590A patent/JP2726556B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04123815A (ja) | 1992-04-23 |
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