JP2726304B2 - 通信中チャネル切り替え制御方式 - Google Patents

通信中チャネル切り替え制御方式

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JP2726304B2
JP2726304B2 JP1087969A JP8796989A JP2726304B2 JP 2726304 B2 JP2726304 B2 JP 2726304B2 JP 1087969 A JP1087969 A JP 1087969A JP 8796989 A JP8796989 A JP 8796989A JP 2726304 B2 JP2726304 B2 JP 2726304B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディジタル移動通信システムにおいて、移
動機と基地局とが無瞬断で通信中チャネル切り替えを実
現する技術に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
従来このようなシステムにおいては、通信中にチャネ
ルを切り替える場合には、移動機において周波数を切り
替える必要がある。周波数切り替えの間、移動機は通信
情報の送受信が不可能となるため、通信中チャネル切り
替えに伴なって瞬断が生じるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、通
信中のチャネル切り替え時の通信の瞬断をなくす通信中
チャネル切り替え制御方式を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、上述の目的は特許請求の範囲に記載
した手段により達成される。
すなわち、請求項1記載の発明については、1または
複数の無線ゾーン内に散在する移動機と、各無線ゾーン
を構成する基地局から構成されるディジタル移動通信シ
ステムにおいて、移動機には、基地局からの下り方向の
通信情報を蓄積するバッファ手段と、通信中チャネル切
り替え時に、切り替え前の旧チャネルにおける切り替え
前の最終通信情報であることを示す制御信号と、切り替
え後の新チャネルにおける切り替え後の先頭情報である
ことを示す制御信号とを基地局に通知する手段と、チャ
ネル切り替えの契機となるフレームのタイミングを基地
局に通知する手段とを設け、基地局には、通信中チャネ
ル切り替え時に、移動機に対しチャネル切り替え指示を
行なうとともに、切り替え前後の新旧両チャネルに同一
通信情報を同期して送出する手段と、チャネル切り替え
の契機となるフレームのタイミングを移動機に通知する
手段と、上記移動機からの新旧チャネルで送られる最終
通信情報および先頭情報であることを示す制御信号を検
出する手段と、上記新旧チャネルで移動機より送られる
通信情報を、上記制御信号に基づき、蓄積し欠落なく結
合するためのバッファ手段とを設けた通信中チャネル切
り替え制御方式であり、 また、請求項2記載の発明については、 1または複数の無線ゾーン内に散在する移動機と、各
無線ゾーンを構成する基地局と、さらに複数の基地局と
ディジタル伝送路で結ばれた1または複数の移動交換局
か構成されるディジタル移動通信システムにおいて、隣
接する基地局間で通信中チャネル切り替えを行なう場
合、移動機には、基地局を介して移動交換局から送られ
る下り方向の通信情報を蓄積するバッファ手段と、通信
中チャネル切り替え時に、切り替え前の旧チャネルにお
ける切り替え前の最終通信情報であることを示す制御信
号と、切り替え後の新チャネルにおける切り替え後の先
頭情報であることを示す制御信号とを、基地局を介して
移動交換局に通知する手段と、チャネル切り替えの契機
となるフレームのタイミングを基地局を介して移動交換
局に通知する手段とを設け、移動交換局には、通信中チ
ャネル切り替え時に基地局を介して、移動機に対しチャ
ネル切り替え指示を行なうとともに、切り替え前後の新
旧両チャネルに同一通信情報を同期して送出する手段
と、チャネル切り替えの契機となるフレームのタイミン
グを基地局を介して移動機に通知する手段と、上記移動
機からの新旧チャネルで送られる最終通信情報および先
頭通信情報であることを示す制御信号を検出する検出
と、上記新旧チャネルで移動機より送られる通信情報
を、前記制御信号に基づき、蓄積し欠番なく結合するた
めのバッファ手段とを設け、隣接する基地局には、それ
ぞれの基地局と移動交換局との間の有線伝送路の遅延量
差を補正するバッファ手段と、隣接基地局との間で同一
情報を同時に無線チャネルに送出するための同期制御手
段とを設けた通信中チャネル切り替え制御方式である。
〔作用〕
請求項1記載の本発明では、 上り方向(移動機→基地局)において、移動機に、通
信中チャネル切り替え時に、切り替え前のチャネル(旧
チャネル)においてチャネル切り替え前の最終通信情報
であることを通知する手段と、切り替え後のチャネル
(新チャネル)においてチャネル切り替え後の先頭通信
情報であることを通知する手段を、一方、基地局に、移
動機が通知した最終通信情報と先頭通信情報を検出する
手段と、新、旧チャネルで送られてくる通信情報の蓄積
を行なうバッファ回路を設け、また、下り方向(基地局
→移動機)において、移動機に通信情報の蓄積を行なう
バッファ回路を、一方、基地局に任意の2つのチャネル
に同一通信情報を同期して送出する手段と、上り方向と
下り方向に、チャネル切り替えの契機となるフレームの
タイミングを通知する手段を移動機および基地局に設け
ることにより、移動機と基地局が通信中に、通信に使用
する無線チャネルを切り替える通信中チャネル切り替え
に際して、基地局は新旧チャネルの下りチャネルに、同
一通信情報を同期して送出するとともに、チャネル切り
替えを指示し、移動機はチャネル切り替えの指示を受け
たのち、任意のフレームタイミングで通信中チャネル切
り替え起動し、上りの通信情報について、切り替え前の
最終の通信情報に切り替え前の最終の通信情報であるこ
とを示す制御信号を付加して送出し、通信チャネルの切
り替えを行ない、切り替え後の先頭の通信情報に切り替
え後の先頭の通信情報であることを示す制御信号を付加
して送出し、基地局は、上り方向について、前記制御信
号に基づいて、チャネル切り替え前後の通信情報をバッ
ファ回路に取り込み、欠落なく結合して送信する。
請求項2記載の発明では、 隣接する基地局間で通信中チャネル切り替えする場
合、上り方向(移動機→移動交換局)について、移動交
換局に、通信情報の蓄積を行なうバッファ回路と、移動
機が通知した最終通信情報と先頭通信情報を検出する手
段を設け、下り方向(移動交換局→移動機)について、
移動交換局に新旧チャネルに同一通信情報を同時に送出
する手段と、チャネル切り替えの契機となるフームのタ
イミングを通知する手段を、隣接する基地局に、それぞ
れの基地局と移動交換局との間の有無伝送路の遅延量差
を補正するバッファ回路と、隣接基地局との間で同一情
報を同時に無線チャネルに送出することを可能とすると
同期制御手段を設け、移動機と移動交換局が通信中に、
通信に使用する基地局および該基地局の無線チャネルを
切り替える通信中チャネル切り替えに際して、移動交換
局は基地局を介して新旧チャネルの下りチャネルに、同
一通信情報を同期して送出するとともに、チャネル切り
替えを指示し、移動機はチャネル切り替えの指示を受け
たのち、任意のフレームタイミングで通信中チャネル切
り替えを起動し、上りの通信情報について、切り替え前
の最終の通信情報に切り替え前の最終通信情報であるこ
とを示す制御信号を付加して送出し、通信チャネルの切
り替えを行ない、切り替え後の先頭の通信情報に切り替
え後の先頭の通信情報であることを示す制御信号を付加
して送出し、移動交換局は、上り方向について、前記制
御信号に基づいて、チャネル切り替え前後の通信情報を
バッファ回路に取り込み、欠落なく結合して送信する。
(実施例) 第一の実施例 以下、図面に従って特許請求の範囲の請求項1記載の
通信中チャネル切り替え制御方式に関し、一実施例を説
明する。
なお、本実施例では無線チャネルの上り、下りを同時
に切り替える場合の例を示す。
第1図は、本発明を適用した場合のディジタル移動通
信システム構成の一例を示した図であり、101は基地
局、102は移動機、103は通信中チャネル切り替え前の無
線チャネル、104は通信中チャネル切り替え後の無線チ
ャネル、105はディジタル伝送路である。基地局101と移
動機102は無線チャネルで接続されている。また、基地
局101はディジタル伝送路105と接続されている。
第2図は、基地局101の一構成例を示した図であり、2
01、202は送信装置(TX)、203、204は受信装置(R
X)、205は無線チャネル103、104の上りチャネルについ
て移動機102が送出した制御信号を監視する制御信号監
視回路、207は無線チャネル103。104の上りチャネルを
介して受信した通信情報を無瞬断に接続し、ディジタル
伝送路105に送出するバッファ回路、208はディジタル伝
送路105より送られてきた通信情報を2つの下り無線チ
ャネルに対して同期して送出することを可能とするマル
チ接続回路、209は通信中チャネル切り替えの契機とな
るフレームを構成するための無線クロック装置、210は
送信装置201、202とマルチ接続回路208および受信装置2
03、204とバッファ回路207、制御信号監視回路205をそ
れぞれ接続するスイッチ、211、212は無線系のクロック
と有線系のクロックの変換を行なう送信バッファ回路、
213、214は無線系のクロックと有線系のクロックの変換
を行なう受信バッファ回路、215、216はフレームパタン
挿入回路、217はフレームパタン発生回路、218は有線ク
ロック装置である。
第3図は、移動機102の構成の一例を示す図であり、3
01は送信装置(TX)、302は受信装置(RX)、303は送信
バッファ回路、304は受信バッファ回路、312は無瞬断に
するためのバッファ回路、305は端末、306は無線チャネ
ルより無線クロックとフレームタイミングを抽出し、か
つ各部に供給する無線クロック再生供給装置、307はチ
ャネル切り替えのタイミングを検出する切り替えタイミ
ング回路、308は各部を制御する制御回路、309はフレー
ムパタン挿入回路、310はフレームパタン発生回路、311
は有線クロック装置である。第4図は、本発明の基地局
101から移動機102への情報ルートにおける通信中チャネ
ル切り替えのタイミングチャートを示す。
第5図は、本発明の移動機102から基地局101への情報
ルートにおける通信中チャネル切り替えのタイミングチ
ャートを示す。
(1) 通信中にチャネル切り替えを行なわない場合 はじめに、第2図、第3図に基づいて本発明を適用し
たディジタル移動通信システムにおける通信中チャネル
切り替えを行なわない場合の通信中の動作について説明
する。
なお、基地局101と移動機102は、無線チャネル103を
介して通信していると仮定する。
(a) 下り方向(基地局101→移動機102) 基地局101へディジタル伝送路105を介して転送されて
きた通信情報は、マルチ接続回路208、スイッチ210を介
して送信バッファ回路211に書き込まれる。書き込みは
有線クロック装置218は供給する有線クロックに従って
行なわれる。送信バッファ回路211からの読み出しは無
線クロック装置209より供給される無線クロックに従っ
て行なわれ、フレームパタン挿入回路215においてフレ
ームパタン発生回路217より供給されるフレームパタン
を一定周期で通信情報に付加した後、送信装置(TX)20
1から、無線チャネル103の下りチャネルに送出される。
移動機102において、無線チャネル103より受信装置30
2が受信した該通信情報は無線クロック再生供給装置306
を経由して受信バッファ回路304に書き込まれる。書き
込みは無線クロック再生供給装置306で再生した無線ク
ロックに従って行なわれる。受信バッファ回路304から
の該通信情報の読み出しは有線クロック装置311が供給
する有線クロックに従って行ない、バッファ回路312に
送られる。そして、該通信情報のみが端末305に送られ
る。
(b) 上り方向(移動機102→基地局101) 端末305からの通信情報は有線クロック装置311に従っ
て送信バッファ回路303に書き込まれる。該通信情報は
無線クロック再生供給装置306から供給される無線クロ
ックに従って読み出され、同じく無線クロック再生供給
装置306から供給されるフレームタイミングに従ってフ
レームパタン挿入回路309でフレームパタン発生回路310
が発生したフレームパタンが付加され、送信装置301を
通して無線チャネル103に送出される。
基地局101の受信装置203が無線チャネル103より受信
した該通信情報は、受信バッファ回路213に書き込ま
れ、有線クロック装置218から供給される有線クロック
に従って読み出される。読み出された該通信情報は、ス
イッチ210、情報信号監視回路205、バッファ回路207を
介してディジタル伝送路105へ送られる。
(2) 通信中にチャネル切り替えを行なう場合 次に本発明を適用した場合の通信中チャネル切り替え
の動作について、第1図、第2図、第3図に従って説明
する。なお、通信中チャネル切り替えは無線チャネル10
3より無線チャネル104へ変更する場合を仮定する。
(a) 基地局での動作 第1図において、移動機102が無線チャネル103を使用
して基地局101と通信中に、基地局101または移動機102
で電波のレベル劣化を検出すると、切り替え先の無線チ
ャネル104を既知の方法で決定し、該無線チャネル104へ
のチャネル切り替え指示制御信号によって移動機102に
無線チャネル103から無線チャネル104への通信中チャネ
ル切り替えを指示する。
基地局101は、下り方向についてマルチ接続回路208と
無線チャネル104に接続された送信バッファ212を接続
し、ディジタル伝送路105の通信情報を同時に無線チャ
ネル103、104のそれぞれに同期して送出する。
また、上り方向については、無線チャネル104をバッ
ファ回路207に引き込むとともに、制御信号監視回路205
で移動機102からの制御信号の監視を開始する。
(b) 移動機での動作 移動機102の制御回路308はチャネル切り替え指示信号
を受信すると、該信号に含まれる切り替え先の無線チャ
ネルの識別情報(無線チャネル104を指定する制御信
号)に基づき、切り替え先のチャネルを送信装置(TX)
301、受信装置(RX)302に通知する。
また、切り替えタイミング回路307に対して切り替え
可能であることを示す制御信号A(例えば“1"を切り替
え可能、“0"を切り替え不可とする信号)を与える。
一方、無線クロック再生供給装置306はチャネル切り
替えが可能であるフレームの境界を示すタイミングをフ
レーム周期と同じ周期で切り替えタイミング回路307に
通知する。
切り替えタイミング回路307は、制御回路308と無線ク
ロック再生供給装置306からの、制御信号Aと無線クロ
ックとのAND条件をとり、結果が“1"となったとき、送
信装置(TX)301、受信装置(RX)302に対してチャネル
切り替え起動を行なう。
この時、上り方向については、無線チャネル103で送
出する最終の通信情報に、最終通信情報であることを示
す第1の制御信号(以下「制御信号1」という)を、無
線チャネル104で送出する先頭の通信情報に、先頭通信
情報であることを示す第二の制御信号(以下「制御信号
2」という)を付加する。該制御信号1、2を付加する
方法としては、例えばフレームパタン発生回路310に制
御信号用のパタンを用意しておき、フレームパタン挿入
回路309で付加する方法を用いればよい。また、制御信
号を付加する専用回路を設けてもよい。
(c) 基地局での動作 基地局101では、上り方向について制御信号監視回路2
05で移動機102が付加した制御信号1、2を監視してお
り、制御信号監視回路205が該制御信号1を検出する
と、バッファ回路207に通知して、無線チャネル103経由
の通信情報のバッファ回路207への書き込みを停止す
る。
一方、制御信号監視回路205が制御信号2を検出する
と、バッファ回路207へ通知して無線チャネル104経由の
通信情報のバッファ回路207への書き込みを開始する。
しかし、バッファ回路207の出力側では通信中チャネ
ル切り替え中にかかわらず、情報の読み出しは継続され
ており、無線チャネル103経由の通信情報をすべて読み
出した後、ただちに無線チャネル104経由の通信情報を
読みだし、無瞬断でディジタル伝送路105に送り出され
る。
以上、(a)、(b)、(c)で説明した動作を、さ
らに第4図、第5図のタイムチャートに従って、本発明
による通信中チャネル切り替えの無瞬断化の方法を説明
する。
第4図、第5図は、それぞれ通信中チャネル切り替え
時の下り、上り方向のタイムチャートを示したものであ
る。図中1、2、……、N、N+1、N+2、……はフ
レーム番号である。また、説明を簡単にするため、1フ
レームに1チャネルを収容した例を示している。
なお、通信中チャネル切り替えはフレームNとフレー
ムN+1の間で行なわれるものと仮定する。
第4図に示すように、下り方向については、基地局10
1のマルチ接続回路208により、無線チャネル103、104に
同一情報が同期して送出されている。このため、移動機
102において、フレームパタン(図中の斜線部)の時間
内に無線チャネル103から104に切り替えが完了すれば、
通信情報に影響を与えることなく、チャネル切り替えを
行なうことができる。
一方、上り方向については、移動機102が一つの送信
装置を持つ場合、同一時点で一つの無線チャネルにしか
アクセスできない。
また本発明においては、移動機が自立的にチャネル切
り替えを起動するため、基地局101に対してどの時点で
チャネル切り替えが行なわれたかを示すために、制御信
号1、2を付加する。基地局101では、該制御信号1、
2に基づいてバッファ回路207の書き込み制御を行な
う。
すなわち、制御信号1により該制御信号が含まれるフ
レームをバァファ回路207へ書き込んだ後、旧チャネル
経由の通信情報のバァファ回路207への書き込みを停止
し、制御信号2によって新チャネル経由の通信情報のバ
ッファ回路207への書き込みを開始する。バッファ回路2
07からの該通信情報の読み出しは、順次行なわれ、旧チ
ャネル経由の通信情報をすべて読み出した後、ただちに
新チャネル経由の通信情報を読み出す。
なお、本実施例では基地局101において、マルチ接続
回路208を用いて無線チャネル103、104に同一通信情報
を送出する例を示したが、スイッチ210でマルチ接続回
路208と同様の機能を実現することも可能である。この
ときマルチ接続回路208を基地局101に備える必要はな
い。
第二の実施例 以下、図に従って特許請求の範囲の請求項2記載の通
信中チャネル切り替え制御方式に監視、その一実施例を
説明する。
本実施例も、第一の実施例と同様、無線チャネルの上
り、下りを同時に切り替える場合の例を示す。
第6図は本発明を適用した場合のディジタル移動通信
システムの構成の一例を示した図であり、601は移動交
換局、101a、101bは基地局、602、603、604はディジタ
ル伝送路である。移動交換局601と基地局101a、101bは
それぞれディジタル伝送路603、604を介して接続され
る。移動交換局601はディジタル伝送路602とも接続され
る。また、基地局101a、101bは移動機102と無線チャネ
ルを介して接続される。第6図において、移動機102は
第一の実施例と同様の構成を持つ。
第7図は移動交換局601の構成図であり、701、702は
ディジタル伝送路603、604の下り方向に、チャネル切り
替えの契機となるフレーム信号を付加するフレーム信号
付加回路、703はフレーム信号付加回路701、702にクロ
ックを供給するクロック装置、704は移動交換局601の各
部を制御する制御装置、705は通話路の接続を行なうス
イッチである。
第7図において、制御信号監視回路205、バッファ回
路207、マルチ接続回路208はそれぞれ第一の実施例にお
ける基地局101内の各装置と同様の機能を有する。
第8図は基地局101a、101bの構成例を示す図であり、
801は遅延差吸収バッファ回路、802は無線クロック装置
209、有線クロック装置218、フレームパタン挿入回路21
5にフレームクロックを供給するフレーム周期クロック
装置である。基地局101a、101bは同様の構成を持ち、基
地局101a、101bのそれぞれのフレーム周期クロック装置
802の間には制御線が設定されている。
本実施例では、基地局101aのフレーム周期クロック装
置802をマスタのクロックとし、基地局101bのフレーム
周期クロック装置802が従属同期していると仮定する。
第6図において基地局101aが無線チャネル103のレベ
ル劣化を検出すると、移動交換局601にチャネル切り替
えを行なうよう要求する。要求を受けた移動交換局601
は、既知の方法で移動先の基地局である基地局101b、切
り替え先の無線チャネルである無線チャネル104を決定
し、ディジタル伝送路603〜基地局101a〜無線チャネル1
03の下りチャネルを介して移動機102に無線チャネル104
へのチャネル切り替えを指示する。
同時に、第7図において移動交換局601の制御装置704
はスイッチ705に指示して、ディジタル伝送路604の上り
チャネルを制御信号監視回路205に、ディジタル伝送路6
04の下りチャネルに接続されたフレーム信号付加回路70
2をマルチ接続回路208に接続する。
また、制御信号監視回路205に指示して、移動機102が
チャネル切り替え時に付加する制御信号1、2の監視を
開始する。この結果、ディジタル伝送路603、604の下り
チャネルには同一通信情報が同期して送出され、ディジ
タル伝送路603、604の上りチャネルはそれぞれ制御信号
監視回路205を経由してバッファ回路207に接続される。
基地局101a,101bの送信装置(TX)201を、受信装置
(RX)203、フレームパタン挿入回路215、フレームパタ
ン発生回路217、送信バッファ回路211、受信バッファ回
路213は、それぞれ第一の実施例と同様に動作する。
また、第8図において、ディジタル伝送路603、604の
下り方向の通信情報は、一旦それぞれ基地局101a、101b
の遅延差吸収バッファ回路801に書き込まれ、ある一定
の遅延を与えられた後、有線クロック装置218が供給す
る有線クロックに従って読み出される。読み出しに際し
ては、移動交換局601で下りの通信情報に付加されたフ
レーム信号の時間位置を、フレーム周期クロックに合わ
せる。基地局101a,101bのフレーム周期クロックは、基
地局101bのフレーム周期クロック装置が基地局101aのフ
レーム周期クロック装置802に従属同期しているため、
同一通信情報が無線チャネル104、104に同期して送出さ
れることになる。
基地局101a、101b間の同期制御については、本実施例
では両基地局のフレーム周期クロック装置802に制御線
を設ける方法を示したが、本発明は、旧チャネルと同期
させて新チャネルに通信情報を送出させることができれ
ば、どのような同期制御方式をとっても適用可能であ
る。
チャネル切り替え指示を受けた移動機102は、第一の
実施例と同様に切り替えを行なう。このとき、下りチャ
ネルについては基地局101a、101bから同一情報が同期し
て送出されているため、第一の実施例と同様に無瞬断に
切り替えができる。
一方、上りチャネルについては、移動機102が付加し
た制御信号1、2は、基地局101aあるいは101bを経由し
て移動交換局601に送られる。このとき、ディジタル伝
送路603、604の伝送遅延のため、新旧チャネルの通信情
報は、一般に非同期で移動交換局601に到達する。移動
交換局601のバッファ回路207においては、予め通信情報
に一定の遅延を与えてディジタル伝送路602に送出して
おり、切り替え後の通信情報の遅延量が切り替え前に比
べて大きい場合はバッファ回路207で与える遅延を小さ
く、切り替え前に比べて小さい場合には、与える遅延量
を大きくすることにより、切り替え前後の通信情報も無
瞬断にディジタル伝送路602に送出することができる。
なお、本実施例では基地局中の送信バッファ回路211
と遅延差吸収バッファ回路801が独立して存在する例を
示したが、両者を統合した一つのバッファ回路で実現す
ることも可能である。この場合、有線クロック装置218
は必ずしも必要ではない。
また、本実施例では、移動交換局601において、マル
チ接続回路208を用いてディジタル伝送路603、604に同
一通信情報を送出する例を示したが、スイッチ705にお
いて、マルチ接続回路208と同様の機能を実現すること
も可能である。このときマルチ接続回路208を移動交換
局601に備える必要はない。
さらに、本実施例では、チャネル切り替え前の最終通
信情報とチャネル切り替え後の先頭通信情報を制御信号
として記述したが、他の手段、例えば無線周波数のキャ
リアのON/OFFを用いて制御する場合も本発明の効果が変
わらない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ディジタル移
動通信方式における通信中チャネル切り替えを無瞬断に
行なうことが可能となり、通信情報の誤りの削減、サー
ビス品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、請求項1記載の通信中チャネル切り替え制御
方式によるディジタル移動通信システムの構成例を示す
図、第2図は基地局101の構成例を示す図、第3図は移
動機102の構成例を示す図、第4図は基地局101から移動
機102への情報ルートにおける通信中チャネル切り替え
のタイミングチャート、第5図は移動機102から基地局1
01への情報ルートにおける通信中チャネル切り替えのタ
イミングチャート、第6図は請求項2記載の通信中チャ
ネル切り替え制御方式によるディジタル移動通信システ
ムの構成例を示す図、第7図は移動交換局601の構成例
を示す図、第8図は基地局101a、101bの構成例を示す図
である。 101、101a、101b……基地局、102……移動機、103、104
……無線チャネル、105……ディジタル伝送路、201、20
2……送信装置、203、204……受信装置、205……制御信
号監視回路、207……バッファ回路、208……マルチ接続
回路、209……無線クロック装置、210……スイッチ、21
1、212……送信バッファ回路、213、214……受信バッフ
ァ回路、215、216……フレームパタン挿入回路、217…
…フレームパタン発生回路、218……有線クロック装
置、301……送信装置、302……受信装置、303……送信
バッファ回路、304……受信バッファ回路、305……端
末、306……無線クロック再生供給装置、307……切り替
えタイミング回路、308……制御回路、309……フレーム
パタン挿入回路、310……フレームパタン発生回路、311
……有線クロック装置、312……バッファ回路、601……
移動交換局、602、603、604……ディジタル伝送路、70
1、702……フレーム信号付加回路、703……クロック装
置、704……制御装置、705……スイッチ、801……遅延
差吸収バッファ回路、802……フレーム周期クロック装
フロントページの続き (72)発明者 品川 準輝 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 舟川 公敏 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 藪崎 正実 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−226134(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1または複数の無線ゾーン内に散在する移
    動機と、各無線ゾーンを構成する基地局から構成される
    ディジタル移動通信システムにおいて、 移動機には、基地局からの下り方向の通信情報を蓄積す
    るバッファ手段と、 通信中チャネル切り替え時に、切り替え前の旧チャネル
    における切り替え前の最終通信情報であることを示す制
    御信号と、切り替え後の新チャネルにおける切り替え後
    の先頭情報であることを示す制御信号とを基地局に通知
    する手段と、 チャネル切り替えの契機となるフレームのタイミングを
    基地局に通知する手段とを設け、基地局には、通信中チ
    ャネル切り替え時に、移動機に対しチャネル切り替え指
    示を行なうとともに、切り替え前後の新旧両チャネルに
    同一通信情報を同期して送出する手段と、 チャネル切り替えの契機となるフレームのタイミングを
    移動機に通知する手段と、 上記移動機からの新旧チャネルで送られる最終通信情報
    および先頭情報であることを示す制御信号を検出する手
    段と、 上記新旧チャネルで移動機より送られる通信情報を、上
    記制御信号に基づき、蓄積し欠落なく結合するためのバ
    ッファ手段とを設けたことを特徴とする通信中チャネル
    切り替え制御方式。
  2. 【請求項2】1または複数の無線ゾーン内に散在する移
    動機と、各無線ゾーンを構成する基地局と、さらに複数
    の基地局とディジタル伝送路で結ばれた1または複数の
    移動交換局から構成されるディジタル移動通信システム
    において、隣接する基地局間で通信中チャネル切り替え
    を行なう場合、 移動機には、基地局を介して移動交換局から送られる下
    り方向の通信情報を蓄積するバッファ手段と、 通信中チャネル切り替え時に、切り替え前の旧チャネル
    における切り替え前の最終通信情報であることを示す制
    御信号と、切り替え後の新チャネルにおける切り替え後
    の先頭情報であることを示す制御信号とを、基地局を介
    して移動交換局に通知する手段と、 チャネル切り替えの契機となるフレームのタイミングを
    基地局を介して移動交換局に通知する手段と、 移動交換局には、通信中チャネル切り替え時に基地局を
    介して、移動機に対しチャネル切り替え指示を行なうと
    ともに、切り替え前後の新旧両チャネルに同一通信情報
    を同期して送出する手段と、 チャネル切り替えの契機となるフレームのタイミングを
    基地局を介して移動機に通知する手段と、 上記移動機からの新旧チャネルで送られる最終通信情報
    および先頭通信情報であることを示す制御信号を検出す
    る手段と、 上記新旧チャネルで移送機より送られる通信情報を、前
    記制御信号に基づき、蓄積し欠落なく結合するためのバ
    ッファ手段とを設け、隣接する基地局には、それぞれの
    基地局と移動交換局との間の有線伝送路の遅延量差を補
    正するバッファ手段と、 隣接基地局との間で同一情報を同時に無線チャネルに送
    出するための同期制御手段とを設けたことを特徴とする
    通信中チャネル切り替え制御方式。
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