JP2725014B2 - 地下室等のpcコンクリートパネル - Google Patents

地下室等のpcコンクリートパネル

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JP2725014B2
JP2725014B2 JP63055839A JP5583988A JP2725014B2 JP 2725014 B2 JP2725014 B2 JP 2725014B2 JP 63055839 A JP63055839 A JP 63055839A JP 5583988 A JP5583988 A JP 5583988A JP 2725014 B2 JP2725014 B2 JP 2725014B2
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好治 民谷
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、住宅や地下室等の建築物の外壁材として
使用されるPCコンクリートパネルに関するものである。
従来の技術 第4図は、そのようなPCコンクリートパネルを用いた
構築物の例を示したもので、下側の梁(1)上に、多数
のコンクリートパネル(2)(2)…を水平方向に並べ
て配置し、その上端部に、臥梁としての梁(3)を取り
付けている。そして、PCコンクリートパネル(2)
(2)…は、互いに隣接するパネル同士を相互に連結す
るとともに、その上下両端を各々梁(1)(3)へ連結
する。その際、これらの連結は、パネル(2)の端部に
形成した切欠部(4)において行なうようにしている。
第5図が、そのような連結構造を示したもので、PCコ
ンクリートパネル(2)の端部における切欠部(4)に
は、この切欠部(4)を跨ぐようにして、接合板(5)
が予め埋設されており、各パネル(2)(2)の接合板
(5)(5)同士を相互に重ね合わせ、両者に挿し込ん
だボルト(6)によって相互に連結するようにしてい
る。
発明が解決しようとする課題 上記従来のパネル接合部構造において、このように従
来においては、接合用のプレート(5)を、単に前記切
欠部(4)を跨ぐようにして、その両端部分をコンクリ
ート内に埋め込んでいるのみであり、そのため、大荷重
が作用した場合には、接合プレート(5)埋設部分のコ
ンクリートが欠け、場合によっては、その接合プレート
(5)が取れてしまうという虞れがあった。また、従来
のコンクリートパネルにおいては、その内部に鉄筋が配
筋されているが、必ずしも全体的に強度は高いものでは
なかった。
この発明は、かかる従来のPCコンクリートパネルの欠
点を解消して、連結部分の強度が高く、また、パネル全
体についても強度の高い構造を実現したものである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明では、溝形鋼を
そのフランジ(17)が内向きになるようにして相互に接
合してなる金属製枠体(13)とこの金属製枠体(13)内
に渡した鉄筋(19)(20)とからなる骨組(21)を、前
記枠体(13)のウエブがコンクリート部(12)の端面に
露出し、かつ、前記フランジ(17)が前記コンクリート
部(12)の端部で覆われるようにしてそのコンクリート
部(12)に埋設し、前記枠体(13)のウエブに形成した
ボルト穴(14)に対応して、そのボルト穴(14)裏面側
に通ずるボルト締め作業用の切欠部(22)を前記コンク
リート部(12)に形成したことを特徴としている。
作用 パネル(11)同士或いはこのパネルと他の部材を接合
させるためのボルト穴(14)が、コンクリート(12)内
に埋設される金属製枠体(13)に形成されているので、
コンクリートの欠け等によって外れる虞れがなく、しか
も、この枠体(13)自身がコンクリート全体の強度を増
大させる補強としての機能を持つことになる。
実施例 第1図は、この発明のコンクリートパネル(11)を示
しており、長方形状に成形されたコンクリート部(12)
の端部周囲に沿って、方形の金属製枠体(13)が埋設さ
れ、この枠体(13)に接合用のボルト穴(14)が形成さ
れている。金属製枠体(13)は、第3図で示すように、
溝形鋼の縦枠(15)(15)と、同じく溝形鋼の横枠(1
6)(16)を、そのフランジ(17)が内向きとなるよう
にして、相互に接合したものであり、前記のボルト穴
(14)がウエブ部分に形成されている。各縦枠(15)
(15)のそれぞれ対応するフランジ(17)(17)間に各
々横筋(19)(19)が渡してその両端が固着され、横枠
(16)(16)の各々のフランジ(17)(17)間に、それ
ぞれ縦筋(20)(20)が渡して固着されて、金属製枠体
(13)の表裏両面にメッシュ状の配筋が施されている。
そして、上記の金属製枠体(13)と横筋(19)及び縦
筋(20)からなる骨組材(21)は、枠体(13)のウエブ
部分がコンクリート部(12)の端面に露出するようにし
て埋設される。各ボルト穴(14)(14)に対応する部分
には、コンクリート部(12)の端部が切欠(22)され
て、パネル(11)の表裏一方の面側から、ボルト穴(1
4)裏面側に通じて手を差し込むことのできる作業用の
空間が形成されている。
なお、上記骨組材(21)を備えたコンクリートパネル
(11)は、予め、上記横筋(19)と縦筋(20)を備えた
枠体(13)を、パネルの成形用型内に入れ、これにコン
クリートを流し込むことによって製造することができ
る。
発明の効果 この発明によれば、コンクリート内に金属製枠体をそ
のウエブが露出するようにして埋設し、この枠体のウエ
ブにボルト穴を形成していることから、パネル同士或い
はパネルの梁等の他の部材との接合は、その枠体を介し
て行なわれることとなり、従来の単なる接合プレートを
埋設したものと異なって強度が高く、コンクリート部分
の一部の欠け等によって離脱する虞れがない。しかも、
金属製枠体はコンクリート部の全周に渡って埋設されて
いるので、そのコンクリートパネル全体の補強をもな
し、全体に高強度のものが得られるという効果がある。
また、金属製枠体のフランジがコンクリート部の端部で
覆われるように埋設されているので、切欠部を形成する
ことによってフランジの一部が露出しても、パネル同士
すなわち枠体のウエブ同士を接合して地下室等を構成し
たときに、コンクリート等の充填や切欠部を跨ぐプレー
ト等で切欠部を塞ぐことによって、コンクリート部の表
裏面に枠体が露出しなくなり、 室内側においては外観が良好となり、室外側において
は地中にしみ込んだ雨水等によって枠体が腐食するとい
った不具合が起きにくくなる。しかも、切欠部の形成に
よって露出するフランジ面はコンクリート部の表面或い
は裏面よりも内側に位置するので、切欠部を塞ぐ充填材
やプレート等の表面をコンクリート部の表面或いは裏面
と面一とすることができ、切欠部を塞ぐことによってコ
ンクリート部の表裏面に凹凸が生じて外観を損なうとい
った不具合もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のPCコンクリートパネルの斜視図、
第2図は、同じく縦断面図、第3図は、骨組み材の斜視
図、第4図は、PCコンクリートパネルを用いた構築物の
一例を示す斜視図、第5図は、従来におけるコンクリー
トパネルの連結構造を示す要部の側面図である。 (11)……PCコンクリートパネル、 (12)……コンクリート部、(13)……金属製枠体、 (14)……ボルト穴、(17)……フランジ、 (19)……横筋、(20)……縦筋、(22)……切欠部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝形鋼をそのフランジが内向きになるよう
    にして相互に接合してなる金属製枠体とこの金属製枠体
    内に渡した鉄筋とからなる骨組を、前記枠体のウエブが
    コンクリート部の端面に露出し、かつ、前記フランジが
    前記コンクリート部の端部で覆われるようにしてそのコ
    ンクリート部に埋設し、前記枠体のウエブに形成したボ
    ルト穴に対応して、そのボルト穴裏面側に通ずるボルト
    締め作業用の切欠部を前記コンクリート部に形成したこ
    とを特徴とする地下室等のPCコンクリートパネル。
JP63055839A 1988-03-09 1988-03-09 地下室等のpcコンクリートパネル Expired - Lifetime JP2725014B2 (ja)

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