JP2720985B2 - 充填材 - Google Patents

充填材

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JP2720985B2
JP2720985B2 JP63226384A JP22638488A JP2720985B2 JP 2720985 B2 JP2720985 B2 JP 2720985B2 JP 63226384 A JP63226384 A JP 63226384A JP 22638488 A JP22638488 A JP 22638488A JP 2720985 B2 JP2720985 B2 JP 2720985B2
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connecting yarn
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秀雄 池永
えり子 朝倉
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Asahi Kasei Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は二重編地で形成された充填材に関する。
〔従来の技術〕
従来、寝装分野や資材分野の充填材として、椅子のク
ッション材、シーツ、掛け布団、敷布団、まくら、その
他スポーツ用サポーター、医療用サポーター等が挙げら
れる。これらは嵩高性を持たせるために綿状物やウレタ
ンフォームが広く利用されている。しかし然ら、これら
充填材に適度の反撥性を付与するために綿状物を高密度
に詰め込んだり、ウレタン発泡の倍率を低くしたりして
いるのが現状で、特に夏期においては、充填材そのもの
に通気性がないため身体からの熱を蓄熱し、不快感が高
まっている。
〔発明が解決しようとする課題〕 本発明はかかる従来の充填材の問題を解決して、適度
な嵩高性と反撥性を有しながら通気性能を向上した充填
材を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題は、表裏二層の編地と該二層の編地を間隔
をあけて連結する連結糸から構成される二重編地から成
り、該二重編地における少なくとも一部の隣りあうウエ
ール列の2本の連結糸が、表裏の相対する編目から離れ
た隣のウエール列の編目を互いに逆方向に斜めに連結し
た構造をとっており、かつ該編地の5cm平方内の連結糸
の本数をNとし、連結糸のデニールをD、連結糸の比重
をρとしたとき、 を満たした充填材によって解決される。
すなわち、本発明の充填材用二重編地は、二列針床を
有する編機で形成される編地であって、例えばダブルラ
ッシュル機ダブル丸編機等の編成でき、使用する糸条の
素材は特に限定するものでなくポリエステル、ポリアミ
ド、ポリアクリロニトリル等の合成繊維や再生繊維、ウ
ール、木綿といった天然繊維のいずれでもよい。しかし
然ら、表裏二層の編地を連絡する連結糸は、本発明の充
填材に嵩高性と適度な反撥性を持たしながら通気性を付
与するために、好ましくはモノフィラメントを使用する
のが良い。また、本発明の充填材は、第2図に解りやす
く示す様に、二重編地における少なくとも一部の隣りあ
うウエール列の2本の連結糸が、表裏の相対する編目か
ら離れた隣のウエール列の編目を互いに逆方向に斜めに
連結した構造をとっていることを必要とする。さらに本
発明の充填材用二重編地は、5平方センチ内の連結糸の
本数をN(本/5cm2)とし、連結糸のデニールをD(g/9
×105cm)、連結糸の比重をρ(g/cm3)としたとき、二
重編地5平方センチの中にある連結糸の総断面積 が0.05cm2より大きく2.0cm2より小さい事が必要であ
る。即ち、連結糸に使用する糸条が比較的太いモノフィ
ラメントであれば、単位面積当りの本数が少なくても充
分な嵩高性と反撥性が得られるが、比較的細いモノフィ
ラメントを用いて同様の充填材を得るには単位面積当り
の本数を増す必要がある。本発明の充填材を得るために
は、前記連結糸の総断面積が0.05cm2〜5.0cm2の範囲に
ある事が必要で、0.05cm2以下では通気性と嵩高性は得
られても充填材として必要な反撥性が得られず、5.0cm2
以上では嵩高性と反撥性は満足できても連結糸が密にな
り、従来の充填材同様通気性能はかなり低いものになっ
てしまう。嵩高性と反撥性と通気性の面からさらに好ま
しくは0.1cm2〜2.0cm2の範囲がよい。連結糸は間隔をあ
けて配置されているので二重編地中には多数の空間が設
けられ、それによって良好な通気性を得ることができ
る。
又本発明に云う連結糸は、表裏編地中にループ状の編
目を形成していてもよく、表裏編地にタック組織状に引
掛けた構造でもよく、要は表裏編地を結びつけておれば
良い。
〔実施例〕
以下添付図面を参照しながら本発明の充填材を詳細に
説明する。
実施例1 第1図は表編地2と裏編地3を連結糸4で連結し、表
裏編地2,3が各々メッシュ状に形成された例で、二重編
地の厚さ方向に貫通穴5を有しており軽量でありながら
通気性を向上した構造である。
この場合、6枚筬を装備したダブルラッシェル機を用
い、中間に位置する二枚の筬から180デニールモノフィ
ラメントのポリエステル繊維を供給し、編機の前面に位
置する二枚の筬から木綿30/−を供給し、さらに編機の
背面に位置する二枚の筬からポリエステルマルチフィラ
メント150d/48fを供給したところ、厚み5mm、目付360g/
m2、メッシュサイズ5mmで通気性が440cc/cm2/secの二重
編地が得られた。この二重編地の5平方センチ当りの連
結糸の総断面積は0.56cm2であった。得られた二重編地
を合繊製天竺編地を用いた袋体に詰め込んだ。これをシ
ーツとして使用したところ、適度な反撥性があり、敷布
団との間に空間が出来るため、涼感にすぐれていた。又
長期療養中の患者に使用したところ、床ずれの発生を大
幅に減少することができた。
実施例2 連結糸に40デニールポリエステルモノフィラメント糸
を、表裏編地用糸に75d/24fポリエステルマルチフィラ
メント糸を用い、実施例1と同様の構造で編地を得たと
ころ、目付120g/m2、5平方センチ当りの連結糸の総断
面積が0.11cm2で厚みの割にドレープ性の良好な編地と
なった。この編地を木綿性パイル生地を用いた袋体に充
填し、夏期用掛け布団としてて使用したところ適度な嵩
高性を有しながら重量が従来の掛け布団の60%と軽く、
快適なものとなった。
実施例3 第2図は鎖状の編目列16aと挿入糸15aによって表編地
12が、16bと15bによって裏編地13が形成された構造の二
重編地で、表裏編地用糸としてナイロン100d/20f、連結
糸としてナイロン100dモノフィラメントを使用して編成
した。得られた二重編物を筒状に縫製し、サポーターと
して使用したところ通気性が良好なため、速乾性能にす
ぐれており、しかも反撥性に富んだサポーターであっ
た。
実施例4 実施例1の二重編地を幅45cm長さ300cmに切断し、ロ
ール状に巻き筒状の綿布の中に挿入して枕を得た。この
枕は適度の反撥性を有するとともに、通気性を有するの
で夏期での使用においても安楽な睡眠を得ることができ
た。
実施例5 実施例1の二重編地を自動車座席のカバーに縫製し
た。長期間使用後においてもヘタリもなく、且つ通気性
があるので乗りごこちの良いシートであった。
〔発明の効果〕
本発明の充填材は前述のように構成されているので適
度な嵩高性、反撥性及び通気性を有するとともに、従来
公知の対象物よりも軽量であるので椅子のクッション
材、シーツ、掛け布団、枕、サポーター(スポーツ用、
医療用)その他広範囲の用途に有用に用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の充填材用二重編地の一実施例を示すモ
デル図、第2図は本発明の別の充填材用二重編地を示す
モデル図である。 1,11……充填材用二重編地、 2,12……表編地、 3,13……裏編地、 4,14……連結糸、 5……貫通穴 15a,15b……挿入糸、 16a,16b……鎖状の編目列。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表裏二層の編地と該二層の編地を間隔をあ
    けて連結する連結糸から構成される二重編地から成る充
    填材であって、該二重編地における少なくとも一部の隣
    りあうウエール列の2本の連結糸が、表裏の相対する編
    目から離れた隣のウエール列の編目を互いに逆方向に斜
    めに連結した構造をとっており、かつ5cm平方内の連結
    糸の本数をNとし連結糸のデニールをD、連結糸の比重
    をρとしたとき、 を満たしていることを特徴とする充填材。
JP63226384A 1988-09-12 1988-09-12 充填材 Expired - Lifetime JP2720985B2 (ja)

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