JP2002325657A - 多層クッション材 - Google Patents
多層クッション材Info
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- JP2002325657A JP2002325657A JP2001134375A JP2001134375A JP2002325657A JP 2002325657 A JP2002325657 A JP 2002325657A JP 2001134375 A JP2001134375 A JP 2001134375A JP 2001134375 A JP2001134375 A JP 2001134375A JP 2002325657 A JP2002325657 A JP 2002325657A
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- JP
- Japan
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- knitted fabric
- dimensional
- dimensional knitted
- fabric
- cushion material
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C31/00—Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
- A47C31/006—Use of three-dimensional fabrics
Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通気性が良好で、快適性に優れた多層クッシ
ョン材を提供する。 【解決手段】 表裏編地を構成する糸と該表裏編地を連
結する連結糸とから編成された立体編物の一枚もしくは
複数枚及び表皮材、または、該立体編物と他のクッショ
ン材及び表皮材を用いてなる多層クッション材であっ
て、側面の一部または全部に、シングルメッシュ織編
物、または立体編物、またはシングルメッシュ織編物と
立体編物の複合品を使用してなることを特徴とする多層
クッション材。
ョン材を提供する。 【解決手段】 表裏編地を構成する糸と該表裏編地を連
結する連結糸とから編成された立体編物の一枚もしくは
複数枚及び表皮材、または、該立体編物と他のクッショ
ン材及び表皮材を用いてなる多層クッション材であっ
て、側面の一部または全部に、シングルメッシュ織編
物、または立体編物、またはシングルメッシュ織編物と
立体編物の複合品を使用してなることを特徴とする多層
クッション材。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体編物を使用し
た多層クッション材に関する。
た多層クッション材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、立体編物は、その特異な構造
から、発泡ポリウレタンに代わる通気性クッション材と
して、座布団や寝具材等に使用されてきた。実際に立体
編物をクッション材として使用する場合、他のクッショ
ン材並びに表皮材と組み合わせて使用されることが多
い。
から、発泡ポリウレタンに代わる通気性クッション材と
して、座布団や寝具材等に使用されてきた。実際に立体
編物をクッション材として使用する場合、他のクッショ
ン材並びに表皮材と組み合わせて使用されることが多
い。
【０００３】例えば、実公平６−２２２８３号公報に
は、立体編物（該公報の明細書中では三層構造立体布と
表現されている。）と、布、不織布等の裏打ち材と中綿
繊維、裏布を積層し、これらを一体的にキルトし、さら
に、外周をヘムにより縁縫いしたものが例示されてお
り、この製品を、夏季は立体編物が上部、即ち就寝時人
体と接触する側にして使用すると、快眠が得られると記
載されている。
は、立体編物（該公報の明細書中では三層構造立体布と
表現されている。）と、布、不織布等の裏打ち材と中綿
繊維、裏布を積層し、これらを一体的にキルトし、さら
に、外周をヘムにより縁縫いしたものが例示されてお
り、この製品を、夏季は立体編物が上部、即ち就寝時人
体と接触する側にして使用すると、快眠が得られると記
載されている。
【０００４】しかし、当該用途に使用される立体編物
は、多くの場合、立体編物のクッション性を上げるため
に、立体編物を構成している連結糸として、体重を充分
支えうる太さの糸、即ち、単糸繊度２０ｄｔｅｘ以上の
モノフィラメントを使用している。この為、直接人体に
接触して就寝した場合、表面のザラツキ感があるという
問題や、長時間肌が触れていた部分に生地柄の跡が付く
という問題等が発生しやすくなる。
は、多くの場合、立体編物のクッション性を上げるため
に、立体編物を構成している連結糸として、体重を充分
支えうる太さの糸、即ち、単糸繊度２０ｄｔｅｘ以上の
モノフィラメントを使用している。この為、直接人体に
接触して就寝した場合、表面のザラツキ感があるという
問題や、長時間肌が触れていた部分に生地柄の跡が付く
という問題等が発生しやすくなる。
【０００５】したがって、実際に使用する場合には、多
くの場合、立体編物と肌に触れる側との間に綿シーツ等
のカバー材を併用することになる。この時、折角通気性
のある立体編物を使用しているにも関わらず、立体編物
本来の通気性がカバー材等によって阻害されてしまうと
いう問題があった。
くの場合、立体編物と肌に触れる側との間に綿シーツ等
のカバー材を併用することになる。この時、折角通気性
のある立体編物を使用しているにも関わらず、立体編物
本来の通気性がカバー材等によって阻害されてしまうと
いう問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、側面に通気
性の良好な布帛を用いることにより、立体編物本来の通
気性が有効に生かされ、快適性に優れた多層クッション
材を提供することを目的とする。
性の良好な布帛を用いることにより、立体編物本来の通
気性が有効に生かされ、快適性に優れた多層クッション
材を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者は、立体編物の
通気性を阻害することなく、しかもシーツ等のカバー材
を被覆した後も充分に通気性を確保し、肌との接触部分
でも湿度上昇を抑制しうるクッション材について鋭意検
討した結果、多層クッション材の側面の一部または全部
に、シングルメッシュ織編物、または立体編物、または
シングルメッシュ織編物と立体編物の複合品を使用する
ことにより上記課題が解決されることを見出し、本発明
に到達した。
通気性を阻害することなく、しかもシーツ等のカバー材
を被覆した後も充分に通気性を確保し、肌との接触部分
でも湿度上昇を抑制しうるクッション材について鋭意検
討した結果、多層クッション材の側面の一部または全部
に、シングルメッシュ織編物、または立体編物、または
シングルメッシュ織編物と立体編物の複合品を使用する
ことにより上記課題が解決されることを見出し、本発明
に到達した。
【０００８】即ち、本発明は、表裏編地を構成する糸と
該表裏編地を連結する連結糸とから編成された立体編物
の一枚もしくは複数枚及び表皮材、または、該立体編物
と他のクッション材及び表皮材を用いてなる多層クッシ
ョン材であって、側面の一部または全部に、シングルメ
ッシュ織編物、または立体編物、またはシングルメッシ
ュ織編物と立体編物の複合品を使用してなることを特徴
とする多層クッション材である。
該表裏編地を連結する連結糸とから編成された立体編物
の一枚もしくは複数枚及び表皮材、または、該立体編物
と他のクッション材及び表皮材を用いてなる多層クッシ
ョン材であって、側面の一部または全部に、シングルメ
ッシュ織編物、または立体編物、またはシングルメッシ
ュ織編物と立体編物の複合品を使用してなることを特徴
とする多層クッション材である。
【０００９】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
多層クッション材において、立体編物は２列の針列を有
するダブルラッシェル機、ダブル丸編機等で編成してな
る編物であり、例えば図３に示すような構造の編物が挙
げられる。立体編物の表裏編地は、例えば、メッシュ編
地、マーギゼット編地等複数の開口部を有する編地にし
て、さらに通気性、透水性を向上させてもよい。また、
立体編物の表裏編地は、同じ編組織であってもよく、異
なる組織であってもよい。
多層クッション材において、立体編物は２列の針列を有
するダブルラッシェル機、ダブル丸編機等で編成してな
る編物であり、例えば図３に示すような構造の編物が挙
げられる。立体編物の表裏編地は、例えば、メッシュ編
地、マーギゼット編地等複数の開口部を有する編地にし
て、さらに通気性、透水性を向上させてもよい。また、
立体編物の表裏編地は、同じ編組織であってもよく、異
なる組織であってもよい。
【００１０】他のクッション材としては、編物に限ら
ず、いかなる種類のクッション材であってもよい。本発
明において、使用する繊維の種類は特に限定されるもの
ではなく、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリ
ルニトリル系等の合成繊維や、キュプラ、レーヨン等の
再生セルロース繊維、さらにはウール、木綿などの天然
繊維であってもよい。なかでも、速乾性に富んだ合成繊
維が好ましく、吸水性や速乾性等の機能を付与した繊維
がさらに好ましい。また、繊維の断面形状は、特に限定
されず、丸型、三角、Ｌ型、Ｔ型、Ｙ型、Ｗ型、八葉
型、偏平、ドッグボーン型等の多角形型、多葉型、中空
型や不定形なものでもよい。
ず、いかなる種類のクッション材であってもよい。本発
明において、使用する繊維の種類は特に限定されるもの
ではなく、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリ
ルニトリル系等の合成繊維や、キュプラ、レーヨン等の
再生セルロース繊維、さらにはウール、木綿などの天然
繊維であってもよい。なかでも、速乾性に富んだ合成繊
維が好ましく、吸水性や速乾性等の機能を付与した繊維
がさらに好ましい。また、繊維の断面形状は、特に限定
されず、丸型、三角、Ｌ型、Ｔ型、Ｙ型、Ｗ型、八葉
型、偏平、ドッグボーン型等の多角形型、多葉型、中空
型や不定形なものでもよい。
【００１１】側面の一部又は全部に使用される側面布帛
は、シングルメッシュ織編物、または立体編物、または
シングルメッシュ編織物と立体編物の複合品が好まし
く、それらに用いる繊維の種類や断面形状については、
特に限定されるものではなく、また、密度についても特
に限定されるものではない。本発明の効果をさらに高め
るためには、側面に使用されるシングルメッシュ織編
物、または立体編物、またはシングルメッシュ編織物と
立体編物の複合品の通気度は少なくとも１００ｃｍ3／
ｃｍ2／秒であることが好ましく、さらに４００ｃｍ3／
ｃｍ2／秒よりも大きいことが好ましい。通気度が上記
の範囲であると、充分な通気性を確保することができ、
湿度の上昇が充分に抑制される。従って、上記範囲の通
気度を確保しながら、シングルメッシュ織編物、または
立体編物、またはシングルメッシュ編織物と立体編物の
複合品を、適宜組合せて側面に使用すればよい。
は、シングルメッシュ織編物、または立体編物、または
シングルメッシュ編織物と立体編物の複合品が好まし
く、それらに用いる繊維の種類や断面形状については、
特に限定されるものではなく、また、密度についても特
に限定されるものではない。本発明の効果をさらに高め
るためには、側面に使用されるシングルメッシュ織編
物、または立体編物、またはシングルメッシュ編織物と
立体編物の複合品の通気度は少なくとも１００ｃｍ3／
ｃｍ2／秒であることが好ましく、さらに４００ｃｍ3／
ｃｍ2／秒よりも大きいことが好ましい。通気度が上記
の範囲であると、充分な通気性を確保することができ、
湿度の上昇が充分に抑制される。従って、上記範囲の通
気度を確保しながら、シングルメッシュ織編物、または
立体編物、またはシングルメッシュ編織物と立体編物の
複合品を、適宜組合せて側面に使用すればよい。
【００１２】本発明の多層クッション材の一例の断面を
図２に示す。図２は、立体編物Ａ（４）、立体編物Ｂ
（５）を用いて、立体編物Ａを３層重ね、その上下に立
体編物Ｂを配置し、側面布帛（２）と表皮材（１）、
（３）とを用いたものである。図３は、本発明の多層ク
ッション材に使用する立体編物の一例の編物構造を拡大
して示す斜視図である。
図２に示す。図２は、立体編物Ａ（４）、立体編物Ｂ
（５）を用いて、立体編物Ａを３層重ね、その上下に立
体編物Ｂを配置し、側面布帛（２）と表皮材（１）、
（３）とを用いたものである。図３は、本発明の多層ク
ッション材に使用する立体編物の一例の編物構造を拡大
して示す斜視図である。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例で具体的に
説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものでは
ない。なお、測定法、評価法等は下記の通りである。 （１）温湿度測定方法 ニッシン株式会社製の温湿度データ収録装置ＴＲＨ−Ｄ
Ｍ３を用いて、センサーが着座部(臀部)の中心にくる様
にして、所定時間経時後の温湿度を測定した。
説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものでは
ない。なお、測定法、評価法等は下記の通りである。 （１）温湿度測定方法 ニッシン株式会社製の温湿度データ収録装置ＴＲＨ−Ｄ
Ｍ３を用いて、センサーが着座部(臀部)の中心にくる様
にして、所定時間経時後の温湿度を測定した。
【００１４】（２）通気度 ＪＩＳ−Ｌ−１０９６「通気性」に従い、フラジール型
試験機を用いて測定した。 （３）クッション性 官能評価により、下記の基準で行った。
試験機を用いて測定した。 （３）クッション性 官能評価により、下記の基準で行った。
【００１５】 ○：良好・快適、△：普通、×：不良・不快 （４）快適性 官能評価により、下記の基準で行った。 ○：良好・快適、△：普通、×：不良・不快 〔製造例１〕（立体編物Ａの製造） ６枚筬を装備した１８ゲージ、釜間５．６ｍｍのダブル
ラッシェル機を用い、中間に位置する二枚の筬（Ｌ３、
Ｌ４）から連結糸として２００ｄｔｅｘのナイロン６モ
ノフィラメント糸を供給し、編機前面に位置する二枚の
筬（Ｌ１、Ｌ２）から表編地用糸として、１６７ｄｔｅ
ｘ／４８ｆのポリエチレンテレフタレートマルチフィラ
メント糸を、編機背面に位置する二枚の筬（Ｌ５、Ｌ
６）から裏編地用糸として、１６７ｄｔｅｘ／４８ｆの
ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント糸を、
いずれもガイドに１イン１アウトの配列で供給して、打
ち込み２１コース／２．５ｃｍで、表１に示す編組織の
表裏メッシュの立体編物を得た。
ラッシェル機を用い、中間に位置する二枚の筬（Ｌ３、
Ｌ４）から連結糸として２００ｄｔｅｘのナイロン６モ
ノフィラメント糸を供給し、編機前面に位置する二枚の
筬（Ｌ１、Ｌ２）から表編地用糸として、１６７ｄｔｅ
ｘ／４８ｆのポリエチレンテレフタレートマルチフィラ
メント糸を、編機背面に位置する二枚の筬（Ｌ５、Ｌ
６）から裏編地用糸として、１６７ｄｔｅｘ／４８ｆの
ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント糸を、
いずれもガイドに１イン１アウトの配列で供給して、打
ち込み２１コース／２．５ｃｍで、表１に示す編組織の
表裏メッシュの立体編物を得た。
【００１６】該立体編物を７０℃で精練後、幅出し熱セ
ット（１８０℃）した。得られた立体編物Ａの性量は、
厚み４．０ｍｍ、２７コース／２．５ｃｍ、１３ウエー
ル／２．５ｃｍであった。
ット（１８０℃）した。得られた立体編物Ａの性量は、
厚み４．０ｍｍ、２７コース／２．５ｃｍ、１３ウエー
ル／２．５ｃｍであった。
【００１７】
【表１】
【００１８】〔製造例２〕（立体編物Ｂの製造） ５枚筬を装備した１８ゲージ、釜間５．６ｍｍのダブル
ラッシェル機を用い、中間に位置する二枚の筬（Ｌ３、
Ｌ４）から連結糸として２００ｄｔｅｘのナイロン６モ
ノフィラメント糸を供給し、編機前面に位置する二枚の
筬（Ｌ１、Ｌ２）から表編地用糸として、１６７ｄｔｅ
ｘ／４８ｆのポリエチレンテレフタレートマルチフィラ
メント糸を、編機背面に位置する二枚の筬（Ｌ５、Ｌ
６）から裏編地用糸として、１６７ｄｔｅｘ／４８ｆの
ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント糸を、
いずれもガイドに１イン１アウトの配列で供給して、打
ち込み２１コース／２．５ｃｍで、表２に示す編組織の
表裏メッシュの立体編物を得た。
ラッシェル機を用い、中間に位置する二枚の筬（Ｌ３、
Ｌ４）から連結糸として２００ｄｔｅｘのナイロン６モ
ノフィラメント糸を供給し、編機前面に位置する二枚の
筬（Ｌ１、Ｌ２）から表編地用糸として、１６７ｄｔｅ
ｘ／４８ｆのポリエチレンテレフタレートマルチフィラ
メント糸を、編機背面に位置する二枚の筬（Ｌ５、Ｌ
６）から裏編地用糸として、１６７ｄｔｅｘ／４８ｆの
ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント糸を、
いずれもガイドに１イン１アウトの配列で供給して、打
ち込み２１コース／２．５ｃｍで、表２に示す編組織の
表裏メッシュの立体編物を得た。
【００１９】該立体編物を７０℃で精練後、幅出し熱セ
ット（１８０℃）した。得られた立体編物Ｂの性量は、
厚み４．０ｍｍ、２７コース／２．５ｃｍ、１３ウエー
ル／２．５ｃｍであった。
ット（１８０℃）した。得られた立体編物Ｂの性量は、
厚み４．０ｍｍ、２７コース／２．５ｃｍ、１３ウエー
ル／２．５ｃｍであった。
【００２０】
【表２】
【００２１】〔実施例１〕表皮材として、市販の綿シー
ツを経４６ｃｍ、緯４６ｃｍの大きさに裁断したものを
２枚、側面布帛として、立体編物Ｂを経４ｃｍ、緯１８
１ｃｍに裁断したものを使用した。これらを用いて、表
皮材が上下に、立体編物Ｂが側面の周囲にくる様に縫製
して、経４５ｃｍ、緯４５ｃｍ、高さ３ｃｍの袋状物を
作製した。但し、該袋状物の側面の一方のみは、クッシ
ョン材を挿入するために縫わずに残しておいた。
ツを経４６ｃｍ、緯４６ｃｍの大きさに裁断したものを
２枚、側面布帛として、立体編物Ｂを経４ｃｍ、緯１８
１ｃｍに裁断したものを使用した。これらを用いて、表
皮材が上下に、立体編物Ｂが側面の周囲にくる様に縫製
して、経４５ｃｍ、緯４５ｃｍ、高さ３ｃｍの袋状物を
作製した。但し、該袋状物の側面の一方のみは、クッシ
ョン材を挿入するために縫わずに残しておいた。
【００２２】次に、立体編物Ａを経４５ｃｍ、緯４５ｃ
ｍの大きさに裁断したものを５枚、立体編物Ｂを立体編
物Ａと同様の大きさに裁断したものを２枚用意し、立体
編物Ｂ、Ａ、Ａ、Ａ、Ａ、Ａ、Ｂの順に重ねたものを、
先に得られた袋状物の中に４隅が隙間なく埋まるように
揃えて入れ、最後に袋状物の側面の一方の縫わずに残し
ておいた部分を縫製して、図１に示すような座布団を得
た。
ｍの大きさに裁断したものを５枚、立体編物Ｂを立体編
物Ａと同様の大きさに裁断したものを２枚用意し、立体
編物Ｂ、Ａ、Ａ、Ａ、Ａ、Ａ、Ｂの順に重ねたものを、
先に得られた袋状物の中に４隅が隙間なく埋まるように
揃えて入れ、最後に袋状物の側面の一方の縫わずに残し
ておいた部分を縫製して、図１に示すような座布団を得
た。
【００２３】得られた座布団を市販の事務用イス
（（株）岡村製作所製；ＪＯＩＦＡ３０８）の上に置い
た上で着座し、扇風機（松下電器産業（株）製；Ｆ−Ｋ
４０１Ｊ）を５ｍ離した位置に置き、風力を弱として着
座部に風が当るようにして、着座後２分後より温湿度の
測定を開始し、３０分後の温湿度変化を測定した。その
結果、測定開始から測定終了までの温度上昇は０．８℃
であり、湿度は逆に３．６％低下した。座っている時の
感じは、クッション性も良好であり、非常に涼しく快適
なものであった。結果を表３に示す。
（（株）岡村製作所製；ＪＯＩＦＡ３０８）の上に置い
た上で着座し、扇風機（松下電器産業（株）製；Ｆ−Ｋ
４０１Ｊ）を５ｍ離した位置に置き、風力を弱として着
座部に風が当るようにして、着座後２分後より温湿度の
測定を開始し、３０分後の温湿度変化を測定した。その
結果、測定開始から測定終了までの温度上昇は０．８℃
であり、湿度は逆に３．６％低下した。座っている時の
感じは、クッション性も良好であり、非常に涼しく快適
なものであった。結果を表３に示す。
【００２４】〔実施例２〕本実施例では、側面布帛を２
重に用いたこと以外は、実施例１と同様にして座布団を
作製した。即ち、側面布帛として、（イ）立体編物Ｂを
経４ｃｍ、緯１８１ｃｍに裁断したもの、及び（ロ）２
２ゲージのシングルラッシェル機にて編み立てした後、
精練セットしたシングルメッシュ編物（ポリエチレンテ
レフタレートマルチフィラメント２８０ｄｔｅｘ／４８
ｆ糸使い、２８コース／２．５ｃｍ、１７ウエール／
２．５４ｃｍ）を経４ｃｍ、緯１８１ｃｍに裁断したも
の、を用い、シングルメッシュ編物（ロ）が側面の外側
にくる様に（イ）と（ロ）を重ねて、実施例１と同様に
縫製して座布団を得た。
重に用いたこと以外は、実施例１と同様にして座布団を
作製した。即ち、側面布帛として、（イ）立体編物Ｂを
経４ｃｍ、緯１８１ｃｍに裁断したもの、及び（ロ）２
２ゲージのシングルラッシェル機にて編み立てした後、
精練セットしたシングルメッシュ編物（ポリエチレンテ
レフタレートマルチフィラメント２８０ｄｔｅｘ／４８
ｆ糸使い、２８コース／２．５ｃｍ、１７ウエール／
２．５４ｃｍ）を経４ｃｍ、緯１８１ｃｍに裁断したも
の、を用い、シングルメッシュ編物（ロ）が側面の外側
にくる様に（イ）と（ロ）を重ねて、実施例１と同様に
縫製して座布団を得た。
【００２５】この座布団につき、実施例１と同様の方法
で温湿度を測定した結果、測定開始から測定終了までの
温度上昇は１．０℃であり、湿度は逆に３．１％低下し
た。座っている時の感じは、クッション性も良好であ
り、非常に涼しく快適なものであった。結果を表３に示
す。 〔比較例１〕実施例１で使用した座布団を取り外し、市
販の事務用イスのみとした上でそのまま着座して測定し
た以外は実施例１と同様に温湿度を測定した。
で温湿度を測定した結果、測定開始から測定終了までの
温度上昇は１．０℃であり、湿度は逆に３．１％低下し
た。座っている時の感じは、クッション性も良好であ
り、非常に涼しく快適なものであった。結果を表３に示
す。 〔比較例１〕実施例１で使用した座布団を取り外し、市
販の事務用イスのみとした上でそのまま着座して測定し
た以外は実施例１と同様に温湿度を測定した。
【００２６】その結果、測定開始から測定終了までの温
度上昇は１．４℃であり、さらに湿度は１０．３％上昇
した。座っている時の感じは、クッション性は普通であ
るが、臀部に蒸れ感があり、不快なものであった。結果
を表３に示す。 〔比較例２〕実施例１で使用した座布団の側面部の立体
編物Ｂを市販の綿シーツに替えた以外は、実施例１と同
様にして座布団を作成し、実施例１と同様に温湿度を測
定した。
度上昇は１．４℃であり、さらに湿度は１０．３％上昇
した。座っている時の感じは、クッション性は普通であ
るが、臀部に蒸れ感があり、不快なものであった。結果
を表３に示す。 〔比較例２〕実施例１で使用した座布団の側面部の立体
編物Ｂを市販の綿シーツに替えた以外は、実施例１と同
様にして座布団を作成し、実施例１と同様に温湿度を測
定した。
【００２７】その結果、測定開始から測定終了までの温
度上昇は１．２℃であり、さらに湿度は９．３％上昇し
た。座っている時の感じは、クッション性は良好である
が、臀部に蒸れ感があり、不快なものであった。結果を
表３に示す。
度上昇は１．２℃であり、さらに湿度は９．３％上昇し
た。座っている時の感じは、クッション性は良好である
が、臀部に蒸れ感があり、不快なものであった。結果を
表３に示す。
【００２８】
【表３】
【００２９】
【発明の効果】本発明の多層クッション材を用い、側面
に通気性の良好な布帛を用いることにより、立体編物本
来の通気性が有効に生かされ、快適性に優れた座布団な
らびにパッド等が得られる。
に通気性の良好な布帛を用いることにより、立体編物本
来の通気性が有効に生かされ、快適性に優れた座布団な
らびにパッド等が得られる。
【図１】本発明の多層クッション材の一例を示す斜視図
である。
である。
【図２】本発明の多層クッション材の一例の断面図であ
る。
る。
【図３】本発明の多層クッション材に使用する立体編物
の一例の編物構造を拡大して示す斜視図である。
の一例の編物構造を拡大して示す斜視図である。
１…表皮材 ２…側面布帛 ３…表皮材 ４…立体編物Ａ ５…立体編物Ｂ ６…立体編物の表編地 ７…立体編物の裏編地 ８…立体編物の連結糸
フロントページの続き Ｆターム(参考） 3B096 AA01 AB08 AC00 AD04 BA02 4F100 AJ04B AJ04C AR00D AT00B AT00C BA03 BA06 BA10B BA10C DB01 DG12B DG12C DG13A EC08 GB71 JD02 JK11D 4L002 AA06 AA07 AB02 BB01 BB03 CA01 CB01 CB02 EA00 EA02 FA06
Claims (1)
- 【請求項１】 表裏編地を構成する糸と該表裏編地を連
結する連結糸とから編成された立体編物の一枚もしくは
複数枚及び表皮材、または、該立体編物と他のクッショ
ン材及び表皮材を用いてなる多層クッション材であっ
て、側面の一部または全部に、シングルメッシュ織編
物、または立体編物、またはシングルメッシュ織編物と
立体編物の複合品を使用してなることを特徴とする多層
クッション材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001134375A JP2002325657A (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 多層クッション材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001134375A JP2002325657A (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 多層クッション材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002325657A true JP2002325657A (ja) | 2002-11-12 |
Family
ID=18982067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001134375A Pending JP2002325657A (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 多層クッション材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002325657A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007021017A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | France Bed Co Ltd | マットレス装置 |
| JP2007538162A (ja) * | 2004-04-22 | 2007-12-27 | ハイランド インダストリーズ，インコーポレーテッド | スペーサ織物 |
-
2001
- 2001-05-01 JP JP2001134375A patent/JP2002325657A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007538162A (ja) * | 2004-04-22 | 2007-12-27 | ハイランド インダストリーズ，インコーポレーテッド | スペーサ織物 |
| JP2007021017A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | France Bed Co Ltd | マットレス装置 |
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