JP2719319B2 - ワーク取出し装置 - Google Patents

ワーク取出し装置

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JP2719319B2
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勇二 中川
典晃 増田
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段にワークが積
重ねられた重ねワークから、該ワークの反り等の影響を
受けずに最上段のワークのみを確実に取出しうるワーク
取出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】長尺の木材、面材等のワークを多段に積
重ねた重ねワークaは、従来、図6に示すように、その
最上段のワークwをシリンダなどを用いたプッシャbに
よって押出すことにより上から順次ばらして解載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワーク
wに反り、寸法誤差等があって正確に位置決めされてい
なかったり、やにの付着があると、その影響で最上段の
ワークwと共に次段のワークwが一緒に押出されること
があり、一段毎のワークwの解載を困難としている他、
最上段のワークwが反り等によって押出し側の側板c上
端部に引掛かることもある。
【0004】本発明は、最上段のワークの上面高さを揃
える上面押圧部と、この上面押圧部による押下げによっ
て発生するワークの変形等を吸収する変形吸収材を介し
て重ねワークを支持するワーク受台とを具えることを基
本として、反り等の影響を受けずに最上段のワークを正
確に位置決めすることができ、この最上段のワークを確
実に一段毎に重ねワークから解載して取出しうるワーク
取出し装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、多段にワーク
が積重ねられた重ねワークから最上段のワークを順次取
出すワーク取出し装置であって、前記重ねワークを受け
るワーク受台、最上段のワークを位置ズレさせるプッシ
ャ、前記位置ズレさせる側に設けられ次段のワークのと
もズレを防ぐ係止片、および最上段のワークの上面に当
接して押下げワークの上面高さを揃えるとともにワーク
の上面と前記係止片の上端縁との間の高さを、この上端
縁が次段のワークのともズレを防ぐ高さとする上面押圧
部からなるとともに、前記ワーク受台は、ワークの押下
げ、変形を吸収する変形可能な変形吸収材を介して前記
重ねワークを支持する。
【0006】なお前記変形吸収材はゴム、バネ等の弾性
材であってもよく、その他にも人工芝、反発力はない
が変形可能な適宜の衝撃吸収材などを採用できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図1〜5において本発明のワー
ク取出し装置1は、多段にワークが積重ねられた重ねワ
ーク、本実施形態では多段多列に角棒状の木質のワーク
Wが並べて積重ねられた直方体形状の重ねワークAから
最上段のワークW…を順次ばらして取出すいわゆる段ば
らし・解載装置であって、ワーク受台2と、プッシャ3
と、係止片4と、上面押圧部5とを具える。
【0008】前記重ねワークAは、例えばベルトコンベ
ヤ、ローラコンベヤ等の搬送手段15、あるいはフォー
クリフトなどを用いて前記ワーク受台2上に搬送され
る。なお重ねワークAは、解載されるまでは紐状体16
等の巻回などによってその荷崩れが防止されうる。
【0009】前記ワーク受台2は、本実施形態ではワー
クWの高さである一段毎に上昇、停止するリフタ17か
らなるとともに、その上面には、ゴム、バネ等の弾性
人工芝、反発力は無いが変形可能な衝撃吸収材な
ど、種々の材質から選択される変形吸収材6が配され、
この変形吸収材6を介して前記重ねワークAを受けて支
持する。
【0010】又ワーク受台2の両側には、重ねワークA
の各ワークWの長さ方向の両端面に向き合う垂直かつ平
行なガイド板19A、19Bが立設されるとともに、一
方のガイド板19Aには、重ねワークAの最上段のワー
クW…を他方のガイド板19Bの上端縁上方に位置ズレ
させるプッシャ3を設けている。なおプッシャ3は、最
上段の全てのワークW…の端面を同時に押出す横長矩形
の垂直な押出し片20を、ロッドの先端に固着した例え
ばシリンダ21からなるとともに、このプッシャ3を後
述する上面押圧部5が設けられる昇降台22に設けても
よい。
【0011】又前記他方のガイド板19Bは、最上段の
ワークW…が前記プッシャ3によって位置ズレされる側
に設けられ次段のワークW1のともズレを防ぐ前記係止
片4を形成する。
【0012】前記昇降台22は、1対のレール23、2
3に沿って走行する走行台24上のシリンダ25のロッ
ド下端に固着されることにより、該シリンダ25の作動
と共に走行台24の下方で昇降しうるとともに、この昇
降台22下面には、重ねワークAのワークWの長さ方向
と略直交する向きにのびる例えば3本のローラ26…か
らなる前記上面押圧部5が設けられる。
【0013】なお上面押圧部5は、ローラ26…の他に
も、ベルト、平滑面などであってもよく、さらにこの上
面押圧部5を最上段の各ワークWの上面に当接させてこ
のワークWを押下げつつ前記プッシャ3による位置ズレ
と共に移動させるようにしてもよい。
【0014】又昇降台22の、ワークWが位置ズレされ
る側の端面には、位置ズレさせられた最上段の各ワーク
Wの端部を同時にチャッキングするシリンダ27…等を
用いたチャック具29…が配設されるとともに、ワーク
Wの長さ方向と略直交する昇降台22の2つの端面に
は、最上段のワークW…を両面から挟持するシリンダ3
0等を用いた挟持具31、31が夫々配設されている。
なお昇降台22には、前記シリンダ25のロッド両側の
上面から立上がり前記走行台24に昇降自在に挿着され
る廻り止め用の案内軸片32、32が設けられる。
【0015】前記ワーク受台2上に配された前記重ねワ
ークAは、図2に一点鎖線で示すように、そのワークW
に反りが発生していたり、各ワークWで寸法誤差があっ
たり、やにが付着したりしていて最上段のワークW…の
上面高さが揃っていないことが多い。
【0016】そこで図3に示すように、前記昇降台22
を下降させて上面押圧部5を最上段の各ワークWの上面
に当接させて押下げ、これによってワークWを変形させ
てその反り、寸法誤差等によるワークWの上面高さのバ
ラツキを矯正して該上面高さを揃える。このとき、前記
変形吸収材6は、ワークWの押下げ、変形、傾き、寸法
誤差を吸収し、最上段のワークW…の上面と前記係止片
4の上端縁との間の高さを、この上端縁が次段のワーク
W1のともズレを防ぐ高さとする。
【0017】つまり前記上面押圧部5と変形吸収材6と
によって、次段のワークW1の上面を前記係止片4の上
端縁よりも幾分高所に位置させかつこの次段のワークW
1を係止片4によって位置ズレさせないようにするとと
もに、最上段のワークW…の上面高さを揃えて、このワ
ークW…を正確に位置決めする。
【0018】これによってワークWの反り、寸法誤差等
による最上段の各ワークWの取出し工程への影響をなく
しうるとともに、前記上面押圧部5による押下げに伴う
ワークWの変形によって、ワークW間のやにによる接着
をばらすことが出来る。
【0019】従って、図4に示すように、前記プッシャ
3の作動によって最上段のワークW…を確実に位置ズレ
させることが出来る。
【0020】又位置ズレさせられた最上段の各ワークW
は、前記チャック具29によってチャッキングされると
ともに、図5に示すように前記挟持具31、31間で挟
持され、昇降台22の上昇と共に持上げられて取出され
る。
【0021】このように最上段のワークW…が正確に位
置決めされ、かつ次段のワークW1…が係止片4によっ
て位置ズレを防止されているため、安定して最上段のワ
ークW…を取出すことが出来る。
【0022】なお前記ワーク受台2として一段ごとに上
昇するリフタ17を用いたが、ワーク受台2を固定式と
して前記係止片4、および上面押圧部5を一段毎に下げ
る様にしてもよい。
【0023】又ワークWとして、各棒状の木質のワーク
の他にも、面材等のワークを採用しうる。
【0024】
【発明の効果】叙上の如く本発明のワーク取出し装置
は、重ねワークの最上段のワークの上面に当接して押下
げ、このワークの上面高さを揃える上面押圧部と、ワー
クの押下げ、変形を吸収する変形可能な変形吸収材を介
して前記重ねワークを受けて支持するワーク受台とを具
える。従って、ワークに反り、寸法誤差、やにの付着等
があっても、前記上面押圧部による押下げとそれに伴う
ワークの変形を吸収する変形吸収材の変形とにより、こ
のワークの反りの矯正、寸法誤差の吸収、やにによるワ
ーク相互の接着の解除等を通して、最上段のワークを次
段のワークのともズレを係止片によって防ぐ高さで揃え
て正確に位置決めすることができ、この最上段のワーク
をプッシャを用いて確実に一段毎、位置ズレさせて取出
すことが出来る。
【0025】又請求項2の発明において、前記変形吸収
材を弾性材としたときは、ゴム、バネ等の弾性材を用い
て確実にワークの変形、寸法誤差等を吸収しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】その作用を示す線図である。
【図3】その作用を示す線図である。
【図4】その作用を示す線図である。
【図5】その作用を示す線図である。
【図6】従来の技術を説明するための側面図である。
【符号の説明】
2 ワーク受台 3 プッシャ 4 係止片 5 上面押圧部 6 変形吸収材 A 重ねワーク W,W1 ワーク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多段にワークが積重ねられた重ねワークか
    ら最上段のワークを順次取出すワーク取出し装置であっ
    て、 前記重ねワークを受けるワーク受台、最上段のワークを
    位置ズレさせるプッシャ、前記位置ズレさせる側に設け
    られ次段のワークのともズレを防ぐ係止片、および最上
    段のワークの上面に当接して押下げワークの上面高さを
    揃えるとともにワークの上面と前記係止片の上端縁との
    間の高さを、この上端縁が次段のワークのともズレを防
    ぐ高さとする上面押圧部からなるとともに、前記ワーク
    受台は、ワークの押下げ、変形を吸収する変形可能な変
    形吸収材を介して前記重ねワークを支持することを特徴
    とするワーク取出し装置。
  2. 【請求項2】前記変形吸収材は弾性材であることを特徴
    とする請求項1記載のワーク取出し装置。
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