JP2719168B2 - 水性分散型感圧接着剤 - Google Patents

水性分散型感圧接着剤

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JP2719168B2
JP2719168B2 JP3114889A JP3114889A JP2719168B2 JP 2719168 B2 JP2719168 B2 JP 2719168B2 JP 3114889 A JP3114889 A JP 3114889A JP 3114889 A JP3114889 A JP 3114889A JP 2719168 B2 JP2719168 B2 JP 2719168B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリオレフインのような非極性ポリマーの
フイルム又は成形品に対し、優れた接着力、殊に優れた
曲面接着性や低温接着性を有する水性分散型感圧接着剤
に関する。
感圧接着剤の用途は、テープ、ラベル、ステッカー、
壁紙等の多方面に渡り、被接着体の材質もプラスチッ
ク、金属、ガラス、陶器、紙、布、建材、果物等と広範
囲に渡っている。
従来、感圧接着剤の主原料として天然ゴム、合成ゴ
ム、溶液型アクリル系共重合体や水性分散型アクリル系
共重合体等が用いられて来た。これらのなかでも、水性
分散酸型アクリル系共重合体を主原料とする感圧接着剤
は、有機溶媒を含有せず、火災の発生や公害上の問題が
ないので、次第に広く使用されるようになって来た。
しかしながら、水性分散型アクリル系共重合体を主原
料とする感圧接着剤は、溶液型アクリル系共重合体を主
原料とする感圧接着剤と比べて、耐水性や接着力、殊に
ポリオレフインのような非極性ポリマーのフイルムや成
形品に対する接着力が悪いという欠点があった。
水性分散型アクリル系感圧接着剤の上記のような欠点
を改良する代表的な試みとしては特開昭58−79068号を
挙げることができる。特開昭58−79068号においては、
感圧接着剤用アクリル系エマルジョン100重量部、並び
にエチレン5〜30重量%、酢酸ビニル20〜90重量%及び
アルキル部分のC数が1〜12のアルキル(メタ)アクリ
エート5〜50重量を共重合して得られるエチレン・酢ビ
・アクリル系共重合体エマルジョン5〜35重量部を含有
する水性分散型アクリル系感圧接着剤が開示されてい
る。この感圧接着剤は、従来のアクリル系エマルジョン
に対し上記のエチレン・酢ビ・アクリル系共重合体の特
定量を配合することによって、ポリオレフインのような
非極性ポリマーの被接着体に対する接着力を改良しよう
とするものである。
特開昭58−79068号の感圧接着剤は、非極性ポリマー
の被接着体に対する接着力は確かに改良されるが、実用
化が進むに従って、ポリオレフインのような非極性ポリ
マー成形品への曲面接着性や低温接着性に劣る欠点を有
することが次第に明らかとなって来た。
本発明者等は、感圧接着剤としての本来の性質、即ち
タック、常態接着力、凝集力、貯蔵安定性をバランスよ
く保持すると共に、非極性ポリマー成形品への曲面接着
性や低温接着性にも秀でた水性分散型アクリル系感圧接
着剤を得るべく研究を重ねた結果、本発明を完成するに
至ったものである。
本発明によれば、 (A)ゲル含量が40重量%以上、好ましくは50〜80重量
%、最も好ましくは55〜80重量%であって、ガラス転移
点が−40℃以下であるアクリル系共重合体及び (B)上記アクリル系共重合体100重量部当り (イ)エチレン5〜40重量%、好ましくは10〜38重量
%、最も好ましくは15〜35重量%、 (ロ)酢酸ビニル5〜60重量%、好ましくは10〜50重量
%、最も好ましくは15〜45重量%、及び (ハ)C4〜C18アルキル・アクリレート又はC4〜C18アル
キルメタクリレート15〜70重量%、好ましくは20〜70重
量%、最も好ましくは25〜65重量%、(ただし(イ)〜
(ハ)の合計が100重量%とする) を共重合成分として含有してなり、ガラス転移点が−30
℃以下、好ましくは−35℃以下、最も好ましくは−40℃
以下であるエチレン・酢ビ・アクリル系共重合体0.1重
量部以上で5重量部未満、好ましくは0.5重量部以上で
5重量部未満、最も好ましくは1〜4.5重量部、 を有効成分として含有してなることを特徴とする水性分
散型アクリル系感圧接着剤組成物が提供される。
本発明の前記目的及び更に多くの他の目的並びに利点
を含め、本発明の詳細は、以下の説明により更に明らか
になるであろう。
本発明の上記(A)成分であるアクリル系共重合体
は、特に限定されるものではないが、得られる感圧接着
剤の諸物性の優秀さより、 i.CH2=CH−COOR1[但し、式中、R1はC2〜C12、好まし
くはC4〜C10、最も好ましくはC8の直鎖もしくは分枝ア
ルキル基を示す]で表わされ、その単独重合体のガラス
転移点が−20℃以下であるアクリル酸エステル50〜99.9
重量%、好ましくは60〜99重量%、最も好ましくは65〜
98重量%、 ii.C3〜C5、好ましくはC3〜C4のα,β−不飽和モノも
しくはジ−カルボン酸0.1〜1.5重量%、好ましくは0.2
〜1重量%、最も好ましくは0.3〜0.8重量%、及び iii.上記のiの単量体及びiiの単量体と共重合可能な共
単量体0〜50重量%、好ましくは1〜45重量%、最も好
ましくは1〜35重量%、(ただしi〜iiiの合計が100重
量%とする) を共重合成分として含有してなり且つゲル含量が40重量
%以上、好ましくは50〜80重量%、最も好ましくは55〜
80重量%であって、ガラス転移点が−40℃以下であるア
クリル系共重合体であることが好ましい。
上記iの単量体CH2=CH−COOR1のR1としては、エチル
基、n−プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、n
−ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、n−オクチル
基、イソオクチル基、イソノニル基、n−デシル基、n
−ドデシル基などを挙げることができる。更に、iの単
量体CH2=CH−COOR1としては、エチルアクリレート、n
−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレートイソ
ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレー
ト、イソノニルアクリレートなどのアクリル酸アルキル
エステル単量体を例示することができる。
上記iの単量体を上記下限量50重量%未満と少な過ぎ
て使用すると接着力、タックと凝集力の良好なバランス
が低下する傾向があり、また、上記上限量99.9重量%を
超え多過ぎて使用すると得られるアクリル系共重合体水
性分散液の機械安定性(剪断力を加えたときの分散液の
安定性)や凝集力も低下する傾向があり、従って、上記
使用量範囲において適宜選択利用することにより、より
優れた接着力ならびに優れたタックと優れた凝集力の良
好なバランスが達成できる。
一方、上記iiのC3〜C5のα,β−不飽和モノ−もしく
はジ−カルボン酸の具体例としては、アクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロト
ン酸、シトラコン酸などを例示できる。これらの中で
は、アクリル酸、メタクリル酸の利用がより好ましい。
上記iiの単量体の使用量が上記下限(0.1重量%未
満)の場合には、共重合体水性分散液の機械安定性及び
凝集力が劣るようになり、また、上記上限量1.5重量%
を超えて使用するとタック及び耐水性が低下するので上
記範囲量において適当に選択利用するのがよい。さら
に、タック及び凝集力のバランス、接着力の経時安定性
や耐熱湿劣化性なども考慮に入れて、必要ならば、予め
実験的に好適範囲量を上記範囲量内で選択することがで
きる。
上記iの単量体及びiiの単量体と共重合可能な、上記
iiiの共単量体としては、例えば、式CH2=CH−COOR2
表わされるアクリル酸エステルであって、R2はC1〜C4
直鎖もしくは分枝アルキル基を示し、且つ、その単独重
合体のガラス転移点が−20℃を超えるアクリル酸エステ
ルを挙げることができる。R2の例としては、メチル基、
イソプロピル基、t−ブチル基等が例示できる。該アク
リル酸エステルの具体例としては、メチルアクリレー
ト、t−ブチルアクリレートなどを例示することができ
る。
また上記iiiの共単量体としては、例えば、式CH2=C
(CH3)−COOR3で表わされ、ここでR3はC1〜C4の直鎖もし
くは分枝アルキル基を示す如きメタクリル酸エステルを
例示することができる。R3の例としては、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基等が挙げられる。該メ
タクリル酸エステル単量体の具体例としては、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタ
クリレート、イソブチルメタクリレーエトなどを例示す
ることができる。
また、上記iiiの共重合体として、例えば、式R4OOC−
CH=CH−COOR5で表わされるマレイン酸もしくはフマル
酸エステルであって、R4及びR5は、それぞれ独立して、
C1〜C10好ましくはC1〜C8の直鎖もしくは分枝アルキル
基を示す如き共重合体を挙げることができる。基R4及び
R5の例としては、メチル基、エチル基、n−ブチル基、
n−ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、n−オクチル
基などを挙げることができる。このようなマレイン酸も
しくはフマル酸エステルの具体例として、ジメチルマレ
ート、ジ−n−ブチルマレート、ジ−2−エチルヘキシ
ルマレート、ジ−n−オクチルマレート、ジメチルフマ
レート、ジ−n−ブチルフマレート、ジ−2−エチルヘ
キシルフマレート、ジ−n−オクチルフマレートなどを
例示することができる。
さらに、上記iiiの共単量体として、例えば式CH2=CH
OCOR6で表わされる飽和脂肪酸ビニルエステルであっ
て、R6はHもしくはC1〜C18好ましくはC1〜C12の直鎖も
しくは分枝アルキル基を示し、該基R6の例としては、メ
チル基、エチル基、t−ブチル基、t−オクチル基、t
−ノニル基、t−デシル基などである単量体を挙げるこ
とができる。このような飽和脂肪酸ビニルエステルの具
体例としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バー
サチック酸ビニルなどを例示することができる。
更にまた、上記iiiの共単量体としては、例えば、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香
族ビニル単量体;及び、例えば、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等のシアン化ビニル単量体;よりえら
ばれた共重合体も同様に利用できる。
この他、iiiの共単量体としては、特に制限させたも
のではなく、種々の共単量体を、本発明の卓越した効果
が損われない範囲において適宜使用することができる。
上記iiiの共単量体の使用は、該共単量体の種類によ
っても変り得るので一義的には使用量はきめられない
が、接着力とタックのバランス及びこれらと凝集力との
バランスなどを所望に応じて調節するのに役立つので、
そのような目的に合致するように前記範囲量で適宜に選
択することができる。iiiの該共重合体の使用量が上記
範囲量の上限50重量%を超えて多過ぎるとタックが過小
となる傾向があり、接着力とタックとの適切なバランス
が維持されにくい傾向があるので、iiiの共単量体を使
用する場合には、上記範囲量で適当に選択利用するのが
よい。
本発明に好適に用いられる(A)成分のアクリル系共
重合体の水性分散液は固形分濃度30〜70重量%、好まし
くは45〜65重量%で、粘度は50〜3,000c.p.s(回転粘度
計)、pH2〜8であるが、このような水性分散液は、例
えば、以上に詳しく述べた如き単量体組成i〜iiiの単
量体混合物を水性乳化共重合して得られるアクリル系共
重合体水性分散液であって、該アクリル系共重合体のガ
ラス転移点が−40℃以下であり、また該共重合体中のゲ
ル含量が40重量%以上好ましくは50〜80重量%、最も好
ましくは55〜80重量%、であるのが好ましい。
本発明で用いるアクリル系共重合体水性分散液製造の
ための乳化共重合は、前記(i)〜(iii)の単量体混
合物を、例えば、水溶性保護コロイド並びにノニオン系
界面活性剤及び/またはアニオン系界面活性剤の存在
下、水性媒体中で行われる。
上記の水溶性保護コロイドとしては、例えば、部分ケ
ン化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリビニルアル
コール、変性ポリビニルアルコール等のポリビニルアル
コール(以下、PVAと略記することがある)類;ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース塩等のセルロース誘導
体;及びグアーガムなどの天然多糖類;などがあげら
れ、これらは、単独でも複数種併用の態様でも利用でき
る。これらの水溶性保護コロイドの中、乳化共重合のし
やすさ、得られる感圧接着剤の凝集力の優秀さなどの観
点より、PVA類を用いるのが好ましく、部分ケン化PVA及
び/または変性PVAであって、その平均重合度が500以下
のものを用いるのが特に好ましい。
上記の水溶性保護コロイドの使用量としては、前記ア
クリル系共重合体100重量部当り0.1〜2重量部用いるの
が好ましい。該使用量が0.1重量部未満と少なすぎては
凝集力向上の効果が現れにくい傾向があり、2重量部を
超えて多すぎると、乳化共重合の過程で異常増粘や反応
系の凝固等のトラブルを引き起こす傾向があるので好ま
しくない。
このようにして得られた前記のアクリル系共重合体の
ガラス転移点が−40℃より高いと適度のタック性と失う
と共に、例えば0℃以下などの低温での接着性、特に非
極性ポリマーへの接着力が不十分となることがあり、
又、ゲル含量が40重量%未満では優れた凝集力が得られ
ないので好ましくない。また、接着力の優秀さ及び感圧
接着シートのシート基材(支持体)へのアンカリング性
の優秀さの観点から80重量%以下のゲル含量の採用が特
に好ましい。
なお、本明細書におけるガラス転移点は下記により測
定された。
ガラス転移点: 厚さ約0.05mmのアルミニウム箔製の、内径約5mm、深
さ約5mmの円筒型のセルに、アクリル系共重合体水性分
散液試料約10mgを秤取し、100℃で2時間乾燥したもの
を測定試料とする。セイコー電子工業(株)製SSC−500
0型示差走査熱量計(Differential Scaning Calori met
er)を用い、−150℃から昇温速度10℃/minで測定決定
する。
又、本明細書におけるゲル含量は、以下の方法により
測定決定した値である。
ゲル含量: (イ)試料フイルム作成 得られるアクリル系共重合体試料フイルムの厚さが約
100μになるように、離型材上にアクリル系共重合体の
水性分散液を塗布し、室温にて約1時間乾燥後、更に10
0℃にて2分間乾燥して試料フイルムを作成する。
(ロ)熱水抽出 上記(イ)の試料フイルムを約5cm×約15cmに切断
し、予め重量を測定してある約1.5cmφのガラス棒に均
一に巻き付けた後、秤量して試料フイルム重量(W1)を
得る。
このガラス棒に巻き付けた試料フイルムをソツクスレ
ー抽出用円筒濾紙中に入れ、ソツクスレー抽出器を用い
て4時間還流温度(約100℃)で、熱水抽出を行なう。
得られた熱水抽出液を加熱乾固することにより熱水抽出
物重量(w1)を得る。
(ハ)酢酸エチル抽出 上記(ロ)と同様に、ガラス棒に巻き付けた試料フイ
ルム(W2)を、ソツクスレー抽出器を用いて4時間、還
流温度(約77℃)で酢酸エチル抽出を行なう。得られた
酢酸エチル抽出液を加熱乾固することにより酢酸エチル
抽出物重量(w2)を得る。
(ニ)ゲル含量の計算 ゲル含量は、次の式に従って計算される。
本発明の前記(B)成分であるエチレン・酢ビ・アク
リル系共重合体は、前記のように、 (イ)エチレン5〜40重量%、好ましくは10〜38重量
%、最も好ましくは15〜35重量%、 (ロ)酢酸ビニル5〜60重量%、好ましくは10〜50重量
%、最も好ましくは15〜45重量%、及び (ハ)C4〜C18アルキル・アクリレート又はC4〜C18アル
キルメタクリレート15〜70重量%、好ましくは20〜70重
量%、最も好ましくは25〜65重量%、(ただし(イ)〜
(ハ)の合計が100重量%とする)を共重合成分として
含有してなり、ガラス転移点が−30℃以下、好ましくは
−35℃以下、最も好ましくは−40℃以下であるエチレン
・酢ビ・アクリル系共重合体である。
上記(ハ)の単量体C4〜C18アルキル・アクリレート
又はC4〜C18アクリル・メタクリレートにおけるC4〜C18
アルキル基の例としては、n−ブチル基、n−ヘキシル
基、2−エチルヘキシル基、n−オクチル基、イソオク
チル基、イソノニル基、n−デシル基、n−ドデシル基
などを挙げることができる。更に、(ハ)の単量体C4
C18アルキル・アクリレート又はC4〜C8アルキルメタク
リレートの例としては、n−ブチルアクリレート、n−
ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、n−オクチルアクリレート、イソノニルアクリレー
トなどのアクリル酸エステル;n−ヘキシルメタクリレー
ト、n−オクチルメタクリレート、2−エチルヘキシル
メタクリレート、n−ノニルメタクリレート、イソノニ
ルメタクリレート、n−デシルメタクリレート、n−ド
デシルメタクリレートなどのメタクリル酸エステル;を
例示することができる。
C4〜C18アルキル・アクリレートがより好適であり、
殊に2−エチルヘキシルアクリレートが好適である。
上記(B)成分のエチレン・酢ビ・アクリル系共重合
体は、前記(イ)〜(ハ)の共重合成分に加えて、本発
明の水性分散型アクリル系感圧接着剤の所望の性能を維
持できる範囲において、随時(イ)〜(ハ)の単量体と
共重合可能な単量体0〜5重量%[(B)のエチレン・
酢ビ・アクリル系共重合体あたり]を共重合成分として
含有させることができる。
このような共重合可能な単量体としては、例えばメチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルア
クリレート、i−プロピルアクリレート等のC1〜C3アル
キル・アクリレート、例えば、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート等のC1〜C3アルキル・メタクリレ
ート;例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン等の芳香族ビニル;例えば、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル;例えば、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル等のハロゲ
ン化ビニル;例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、マレイン酸、フマル酸等のC3〜C5のα,β−不
飽和モノ−もしくはジ−カルボン酸;例えば、アクリル
アミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、N−ブトキシメチ
ルアクリルアミド等のアクリル酸もしくはメタクリル酸
のアミド類又はそれらの誘導体;例えば、グリシジルア
クリレート、グリシジルメタクリレート等のエポキシ基
含有アルコールのアクリル酸もしくはメタクリル酸エス
テル;例えば、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロ
キシプロピルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリ
エート等の水酸基含有アルコールのアクリル酸もしくは
メタクリル酸エステル;等を例示することができる。
前記(B)成分のエチレン・酢ビ・アクリル系共重合
体における(イ)のエチレンが5重量%未満では非極性
ポリマーに対する接着力が不足するので好ましくなく、
一方、40重量%を超えるとタックが低下するので好まし
くない。
また、(ロ)の酢酸ビニルが5重量%未満では接着性
及び凝集力が低下するので好ましくなく、一方、60重量
%を超えると低温接着性、耐水性が不足するので好まし
くない。
更に(ハ)のC4〜C18アルキル・(メタ)アクリレー
トが15重量%未満ではアクリル系共重合体の相溶性が不
足するので、非極性ポリマーに対する接着性や曲面接着
性が低下するので好ましくなく、一方70重量%を超える
と凝集力が低下するので好ましくない。
(B)成分のエチレン・酢ビ・アクリル系共重合体の
ガラス転移点は−30℃以下であり、ガラス転移点が−30
℃を超えて高くては低温接着性及び曲面接着性が低下す
るので好ましくない。
本発明の水性分散型アクリル系感圧接着剤組成物にお
ける(B)成分のエチレン・酢ビ・アクリル系共重合体
の配合量は、(A)成分のアクリル系共重合体100重量
部当り0.1重量部以上〜5重量未満であることを一つの
特徴点とする。(B)成分の配合量が0.1重量部未満と
少なくては、非極性ポリマーに対する接着性や曲面接着
力が低下するので好ましくなく、一方5重量部以上では
接着力経時安定性、耐熱湿劣化性、凝集力及び耐水性が
低下するので好ましくない。
本発明における上記(B)成分のエチレン・酢ビ・ア
クリル系共重合体の水性分散液は固形分濃度が30〜70重
量%、好ましくは45〜65重量%で、粘度は50〜3,000c.
p.s(回転粘度計)、pH2〜8であるが、このような水性
分散液は、上記(イ)〜(ハ)の単量体混合物を適宜加
圧下、適当な乳化剤、及び必要ならば保護コロイド、等
の存在下で、ラジカル共重開始剤、pH調節剤及び重合度
調節剤の存在下で乳化重合することによって得ることが
できる。
本発明の水性分散型アクリル系感圧接着剤は、前記
(A)のアクリル系共重合体の水性分散液及び前記
(B)のエチレン・酢ビ・アクリル系共重合体の水性分
散液を有効成分として含有してなるものであるが、本発
明の感圧接着剤は必要に応じ可塑剤、粘着付与剤、増粘
剤、pH調整剤、湿潤剤及び防カビ剤を添加して使用する
ことができる。更に、本発明の感圧接着剤は、所望の性
能を損わない限り、従来から用いられる合成ゴムラテッ
クス、天然ゴムラテックスあるいはその他合成樹脂エマ
ルジョンを添加して使用することができる。
本発明の水性分散型アクリル系感圧接着剤は、水性分
散液としてプラスチックフイルム、紙、金属箔などの基
材に塗布乾燥することによって、粘着性のテープ、ラベ
ル、ステッカー、壁紙等が得られる。本発明の水性分散
型アクリル系感圧接着剤を用いた上記粘着性のテープ、
ラベル、ステッカーは、プラスチック、金属、ガラス、
陶器、紙、布、建材、果物等を被接着体とする広い範囲
の用途においてバランスのとれた優れた性能を発揮す
る。
本発明の水性分散型アクリル系感圧接着剤は、特にポ
リオレフインのような非極性ポリマーの成形品に対する
優れた接着性を有する。本発明の水性分散型アクリル系
感圧接着剤は、ポリオレフインのような非極性ポリマー
を被接着体とする用途において、殊に曲面接着性、低温
接着性、凝集力、接着力の経時安定性、耐熱湿劣化性、
低温タック性及び耐水性に優れている。
本発明の水性分散型アクリル系感圧接着剤は、曲面接
着性に優れているので、例えば、直径10mm程度のポリオ
レフインの管状成形品上へのラベル、テープ等接着体の
感圧接着を極めて容易にし、低温接着性に優れているの
で−10℃以下の大型冷凍庫内や摂氏0℃以下のような寒
冷地においても非極性ポリマー成形品への感圧接着が極
めて容易である。本発明の水性分散型アクリル系感圧接
着剤は、更に凝集力が優れているので、セロテープ等の
ように粘着テープを巻いて長時間保存した場合に接着剤
がハミ出して来る等の欠点も無い。また、本発明の感圧
接着剤は耐熱湿劣化性も優れているので、アート紙等を
基材とした感圧接着テープは、高湿及び/又は高温下で
長期間保存して、接着強度とタックの低下が生じないと
いう長所も有する。更に本発明の感圧接着剤は低温タッ
ク性に優れているので、寒冷地におけるラベラーによる
ラベルの接着が極めて容易である。また、本発明の感圧
接着剤は、耐水性が良好であるので、冷凍庫より取り出
して表面に結露した被接着体表面に対しても優れた接着
性を示し、また接着後水が掛っても接着性の低下を生じ
ることがない。
本発明の水性分散型アクリル系感圧接着剤は、殊に、
非極性ポリマー成形品を被接着体とする用途において、
曲面接着性及び低温接着性に優れている。
以下に、実施例によって、本発明の詳細をより具体的
に説明する。
なお、試験片の作成、並びに常態接着力、タック、凝
集力、低温接着性、曲面接着性、耐水接着性、接着力経
時安定性及び耐熱湿劣化性の諸試験は、以下の方法に従
った。
(1)試験片の作成 離型材上に乾燥後の感圧接着剤層が25±3g/cm2になる
ように水性分散型感圧接着剤組成物のサンプルを塗布
し、100℃、90秒間熱風循環式乾燥器にて乾燥後、64g/m
2のキャストコート紙に転写して感圧接着シートを作成
する。
(2)常態接着力試験 JIS R−6253に規定する#280の耐水研磨紙でみがいた
SUS304のステンレス鋼板およびポリエチレン板(JIS K
−6768に規定する方法でγ=43dyn/cm)に(1)で作
成した試験片をJIS Z−238の方法に従って圧着し、24時
間後、20℃、65%RH、剥離速度300mm/minの条件下でそ
の剥離強度(g/25mm)を測定する。
(3)タック試験 J.DOW法に準じ、傾斜角30°の斜面に長さ100mmの試験
片を貼りつけ、斜面上方100mmの位置より直径x/32イン
チの大きさのスチールボールをころがし、試験上で停止
する最大径のボールの大きさxで表示する。
(4)凝集力試験 JIS R−6253に規定する#280の耐水研磨紙でみがいた
SUS304のステンレス鋼板に、試験片の貼着面積が25×25
mm2になる様に貼りつけ、2kgローラーを1往復して圧着
した。
これを40℃×30%RHの雰囲気下で1kgの静荷重を試料
にかけ荷重が低下するまでの時間を測定する。
(5)低温接着性試験 (1)で作成した試験片及び(2)で用いたと同様の
ポリエチレン板を0℃の恒温室に24時間以上放置後、0
℃でJIS Z−238の方法に従って圧着し、0℃で20分間放
置後、0℃、剥離速度300mm/minの条件下で剥離強度(g
/25mm)を測定し、次のように評価する。
○;接着力50g以上 △;接着力50g以上だが不連続はくりする。
×;接着力50g以下 (6)曲面接着性試験 10mm×20mmの試験片を、φ10mmのポリエチレン製の棒
[(2)で用いたポリエチレン板と同様の材質のもの]
に貼付け、20℃、65%RHの条件下24時間放置した後の、
試験片の棒からの浮きの様子を観察する。
○;浮きなし △;少し浮きあり ×;完全に浮きあがり (7)耐水接着性試験 前(2)と同じポリエチレン板に、試験片の貼着面積
が25〜25mm2になる様にJIS Z−238の方法に従って圧着
し、25℃の水に浸漬して試験片が剥がれて浮き上がるま
での時間を測定する。
(8)接着力経時安定性試験 (1)で作成した試験片を20℃、65%RHで14日間放置
後、上記(2)に従ってステンレス鋼板に対する接着力
を測定し、放置前の接着力を100%として、その保持率
を計算する。
(9)耐熱湿劣化性試験 (1)で作成した試験片を65℃、80%RHの雰囲気下に
5日間放置後、(8)と同様にして接着力の保持率を計
算する。
参考例1 温度計、撹拌機、窒素導入管および還流冷却器を備え
た反応器内にイオン交換水70重量部を仕込み、内温を80
℃に昇温させる。一方、別の容器にイオン交換水30重量
部並びにポリオキシエチレンアルキルフエノールエーテ
ル型ノニオン系界面活性剤(HLB約11)を1.6重量部、ポ
リオキシエチレンアルキルフエノールエーテル硫酸エス
テルソーダ塩型アニオン系界面活性剤水溶液(不揮発分
27重量%)を1.5重量部及び部分ケン化PVA(重合度30
0)を0.2重量部を仕込んで撹拌して溶解し、次いでこれ
に2−エチルヘキシルアクリレート(以下、2EHAと略称
することがある)77.4重量部、酢酸ビニル(以下、VAc
と略称することがある)22.1重量部及びアクリル酸(以
下、AAと略称することがある)0.5重量部よりなる単量
体混合物を加えて撹拌し、単量体プレミックスを得る。
反応器の内容物を窒素気流下に撹拌しながら加熱し、内
容物温度が80℃に達した時点で、重合開始剤及び還元剤
として過硫酸アンモニウム及びメタ重亜硫酸ソーダ各々
0.05重量部添加した後、上記単量体プレミックスおよび
重合開始剤を逐次添加して重合を開始させ、約3時間重
合反応を行う。重合反応終了後、同温度で約1時間撹拌
を継続してから冷却し、アンモニア水0.3重量部を添加
してpH調整してアクリル系共重合体の水性分散液を得
た。この分散液は、固形分50.2重量%、pH5.6、粘度130
cps.(25℃、20rpm.)であった。
参考例2〜4 参考例1において、VAc22.1重量部の代りにメチルア
クリレート(以下、MAと略称することがある)28重量
部、メチルメタクリレート(以下、MMAと略称すること
がある)14.5重量部、又はMMA35重量部を用い、AAの代
りにメタクリル酸(以下、MAAと略称することがある)
を用い、さらに、2EHAの使用量を変えてアクリル系共重
合体の水性分散液を作成する以外は参考例1と同様にし
てアクリル系共重合体の水性分散液を得た。
単量体の組成並びに分散液及び共重合体の各種物性値
を第1表に示す。
参考例5 参考例1において、2EHA.77.4重量部/VAc22.1重量部
の代りに、2EHA45重量部/ブチルアクリレート(以下、
BAと略称することがある)51.5重量部/vAc3重量部を用
いる以外は参考例1と同様にしてアクリル系共重合体の
水性分散液を得た。
単量体の組成並びに分散液及び共重合体の各種物性値
を第1表に示す。
参考例6 参考例1において、部分ケン化PVAを使用せず、且
つ、単量体プレミックス中にドデシルメルカプタンの0.
2重量部添加してアクリル系共重合体の水性分散液を作
成する以外は参考例1と同様にしてアクリル系共重合体
の水性分散液を得た。単量体組成並びに分散液及び共重
合体の各種物性値を第1表に示す。
参考例A 撹拌機を備えた耐圧オートクレーブに、室温でイオン
交換水73重量部、ポリオキシエチレンノニルフエノール
エーテル型ノニオン系界面活性剤4.5重量部、ヒドロキ
シエチルセルロース1.2重量部、酢酸0.06重量部、酢酸
ナトリウム0.3重量部、ホルムアルデヒド・スルホキシ
レートソーダ塩0.6重量部からなる水溶液を入れ、撹拌
下で窒素およびエチレン置換を行なった。
次に、系内温度を50℃に加熱し、VAc20重量部、2EHA6
0重量部からなる単量体混合物、および5重量%の過硫
酸アンモニウム水溶液32重量部を同時に4時間にわたっ
て均一に滴下した。この間反応温度を50℃に調節し、重
合中常時エチレン圧を60kg/cm2とした。その後、さらに
50℃で1時間熟成を行なった。得られたエチレン・酢ビ
・アクリル系共重合体水性分散液は固形分濃度50.1%、
pH5.7、粘度100cps.(25℃、20rpm)であり、その単量
体組成はエチレン20重量%、VAc20重量%、2EHA60重量
%であり、この共重合体のTgは−60℃であった。
参考例B〜C 参考例Aにおいて、VAcおよび2EHAの量を変え、及び
/又は、エチレン圧を変える以外はほぼ同様にして重合
を行ない、エチレン・酢ビ・アクリル系共重合体水性分
散液を得た。これらの分散液の単量体組成物並びに分散
液の物性及び共重合体のTgを第2表に示す。
参考例D 参考例Aにおいて、2EHAの代りにエチルアクリレート
(EA)を用い、VAcの量及びエチレン圧を変える以外は
ほぼ同様にして重合を行ない、エチレン・酢ビ・アクリ
ル系共重合体水性分散液を得た。この分散液の単量体組
成並びに分散液の物性及び共重合体のTgを第2表に示
す。
実施例1 参考例1の分散液204重量部(アクリル系共重合体約1
00重量部)に、参考例Aの分散液8.5重量部(エチレン
・酢ビ・アクリル系共重合体約4重量部)、固形分濃度
40重量%のジオクチルスルホコハク酸ソーダ塩型アニオ
ン界面活性剤0.6重量部を添加し、次いでアルカリ増粘
剤およびアンモニア水を添加して、pH7.0、約10000cps.
(25℃、20rpm)の水性分散型感圧接着剤組成物を得
た。この組成物を用いて、前試験片の作成(1)の方法
に従い試験片の感圧接着シートを作成し、以下、試験法
(2)〜(9)に従って感圧接着シートの物性測定を行
なった。感圧接着剤組成物の配合組成、その物性及び感
圧接着シートの諸物性を第3表に示す。
実施例2〜3及び比較例1〜2 実施例1において、参考例Aの分散液の代りに参考例
Bの分散液を用い、且つ、その使用量を種々に変える以
外は実施例1とほぼ同様にして感圧接着剤組成物を作成
し、以下同様にして各種試験を行なった。組成物の配合
組成、その物性及び感圧接着シートの諸物性を第3表に
示す。
比較例3〜4 実施例1において、参考例Aの分散液の代りに参考例
C又はDの分散液を用いる以外は同様にして感圧接着剤
組成物を作成し、以下同様にして各種試験を行なった。
組成物の配合、その物性及び感圧接着シートの諸物性を
第3表に示す。
実施例4〜6及び比較例5〜6 実施例1において、参考例1の分散液の代りに参考例
2〜6の分散液を、参考例Aの分散液の代りに参考例B
の分散液をそれぞれ用いる以外は同様にして感圧接着剤
組成物を作成し、以下同様にして各種試験を行なった。
組成物の配合、その物性及び感圧接着シートの諸物性を
第3表に示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ゲル含量が40重量%以上であって、
    ガラス転移点が−40℃以下であるアクリル系共重合体及
    び (B)上記アクリル系共重合体100重量部当り (イ)エチレン5〜40重量%、 (ロ)酢酸ビニル5〜60重量%及び (ハ)C4〜C18アルキル・アクリレート又はC4〜C18アル
    キルメタクリレート15〜70重量%(ただし(イ)〜
    (ハ)の合計が100重量%とする) を共重合成分として含有してなり、ガラス転移点が−30
    ℃以下であるエチレン・酢ビ・アクリル系共重合体0.1
    重量部以上で5重量部未満、 を有効成分として含有してなることを特徴とする水性分
    散型アクリル系感圧接着剤組成物。
  2. 【請求項2】(A)アクリル系共重合体が、 i.CH2=CH−COOR1[但し、式中、R1はC2〜C12の直鎖も
    しくは分枝アルキル基を示す]で表わされ、その単独重
    合体のガラス転移点が−20℃以下であるアクリル酸エス
    テル50〜99.9重量%。 ii.C3〜C5のα,β−不飽和モノもしくはジ−カルボン
    酸0.1〜1.5重量%及び iii.上記の1の単量体及びiiの単量体と共重合可能な共
    単量体0〜50重量% (ただし、i〜iiiの合計が100重量%とする)を共重合
    成分として含有してなる共重合体である特許請求の範囲
    第1項に記載の感圧接着剤組成物。
  3. 【請求項3】(A)アクリル系共重合体が、該アクリル
    系共重合体100重量部当り0.1〜2重量部の水性保護コロ
    イドの存在下に水性乳化共重合して得られたものである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に
    記載の感圧接着剤組成物。
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