JP2718711B2 - 画像形成装置及びスリップ検知制御装置 - Google Patents

画像形成装置及びスリップ検知制御装置

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JP2718711B2
JP2718711B2 JP63229386A JP22938688A JP2718711B2 JP 2718711 B2 JP2718711 B2 JP 2718711B2 JP 63229386 A JP63229386 A JP 63229386A JP 22938688 A JP22938688 A JP 22938688A JP 2718711 B2 JP2718711 B2 JP 2718711B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複写機,プリンタ等の画像検知装置及びスリ
ップ検知制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、特開昭62−118366号公報等により知られている
カラー画像形成装置においては感光体に各色の画像を形
成してこれらの画像を無端ベルトからなる転写紙搬送ベ
ルト上の転写紙に重ねて転写することによりカラー画像
を形成し、この転写紙搬送ベルトを転写紙搬送ベルト駆
動ローラにより各色の画像の転写時に前記回転体の回転
に合わせて正回転させると共に次の色画像の転写までに
逆回転によりスィッチバックさせている。そして転写紙
搬送ベルトの正回転速度と逆回転速度が等しくなってお
り、また転写紙搬送ベルト駆動ローラに取付けられたエ
ンコーダからのパルスにより転写紙搬送ベルトの位置及
び速度を制御している。
このカラー画像形成装置では転写紙搬送ベルトの正回
転速度と逆回転速度が等しくなっているから転写紙搬送
ベルトと転写紙とのスリップ又は転写紙搬送ベルト駆動
ローラと転写紙搬送ベルトとのスリップが起こりずらい
が、速度が低い。
そこで、このカラー画像形成装置において、速度を上
げるために、転写紙搬送ベルトのスィッチバックを高速
度で行わせる(クィックリターンさせる)ようにしたも
のが提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の転写紙搬送ベルトをクィックリターンさせるカ
ラー画像形成装置では転写紙搬送ベルトのクィックリタ
ーンにより転写紙搬送ベルトと転写紙とのスリップ又は
転写紙搬送ベルト駆動ローラと転写紙搬送ベルトと転写
紙とのスリップが起こりやすくなり、このスリップによ
り転写紙上の画像が色ずれを起こしてその画像品質が著
しく悪化する。
本発明は上記欠点を改善し、無端ベルトと無端ベルト
駆動ローラとのスリップによる画像品質の劣化を防止す
るこができ、無端ベルトと転写紙とのスリップによる画
像品質の劣化を防止することができる画像形成装置及び
スリップ検知制御装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、感
光体上に形成される複数色の画像を転写紙へ転写するた
めの無端ベルトを備え、この無端ベルトを無端ベルト駆
動ローラにより回転させる画像形成装置において、第1
図に示すように、前記無端ベルトと前記無端ベルト駆動
ローラとのスリップを検知するスリップ検知手段1と、
このスリップ検知手段1の検知信号により、前記スリッ
プが所定量を越えたことが検知された場合、前記感光体
上に各色の画像を形成するシーケンスを、前記感光体上
に各色の画像を形成するタイミングが遅れて前記スリッ
プによる前記転写紙上の画像の色ずれが起りにくくなる
ようなシーケンスに変更する制御手段2とを備えたもの
である。
請求項2に係る発明は、感光体上に形成される複数色
の画像を転写紙へ転写するための無端ベルトを備え、こ
の無端ベルトを無端ベルト駆動ローラにより回転させる
画像形成装置のスリップ検知制御装置において、前記無
端ベルトと前記無端ベルト駆動ローラとのスリップを検
知するスリップ検知手段と、このスリップ検知手段の検
知信号により、前記スリップが所定量を越えたことが検
知された場合、前記感光体上に各色の画像を形成するシ
ーケンスを、前記感光体上に各色の画像を形成するタイ
ミングが遅れて前記スリップによる前記転写紙上の画像
の色ずれが起りにくくなるようなシーケンスに変更する
制御手段とを備えたものである。
請求項3に係る発明は、感光体上に形成される複数色
の画像を無端ベルト上の転写紙へ重ねて転写する画像形
成装置において、前記無端ベルトと前記転写紙とのスリ
ップを検知するスリップ検知手段と、このスリップ検知
手段の検知信号により、前記スリップが所定量を越えた
ことが検知された場合、前記感光体上に各色の画像を形
成するシーケンスを、前記感光体上に各色の画像を形成
するタイミングが遅れて前記スリップによる前記転写紙
上の画像の色ずれが起りにくくなるようなシーケンスに
変更する制御手段とを備えたものである。
請求項4に係る発明は、感光体上に形成される複数色
の画像を無端ベルト上の転写紙へ重ねて転写する画像形
成装置のスリップ検知制御装置において、前記無端ベル
トと前記転写紙とのスリップを検知するスリップ検知手
段と、このスリップ検知手段の検知信号により、前記ス
リップが所定定量を越えたことが検知された場合、前記
感光体上に各色の画像を形成するシーケンスを、前記感
光体上に各色の画像を形成するタイミングが遅れて前記
スリップによる前記転写紙上の画像の色ずれが起りにく
くなるようなシーケンスに変更する制御手段とを備えた
ものである。
[作用] 請求項1に係る発明は、無端ベルトと無端ベルト駆動
ローラとのスリップがスリップ検知手段1により検知さ
れ、制御手段2は、スリップ検知手段1の検知信号によ
り、前記スリップが所定量を越えたことが検知された場
合、感光体上に各色の画像を形成するシーケンスを、感
光体上に各色の画像を形成するタイミングが遅れて前記
スリップによる転写紙上の画像の色ずれが起りにくくな
るようなシーケンスに変更する。
請求項2に係る発明は、無端ベルトと無端ベルト駆動
ローラとのスリップがスリップ検知手段により検知さ
れ、制御手段は、スリップ検知手段の検知信号により、
前記スリップが所定量を越えたことが検知された場合、
感光体上に各色の画像を形成するシーケンスを、感光体
上に各色の画像を形成するタイミングが遅れて前記スリ
ップによる転写紙上の画像の色ずれが起りにくくなるよ
うなシーケンスに変更する。
請求項3に係る発明では、無端ベルトと転写紙とのス
リップがスリップ検知手段により検知され、制御手段
は、スリップ検知手段の検知信号により、前記スリップ
が所定定量を越えたことが検知された場合、感光体上に
各色の画像を形成するシーケンスを、感光体上に各色の
画像を形成するタイミングが遅れて前記スリップによる
転写紙上の画像の色ずれが起りにくくなるようなシーケ
ンスに変更する。
請求項4に係る発明では、無端ベルトと転写紙とのス
リップがスリップ検知手段により検知され、制御手段
は、スリップ検知手段の検知信号により、前記スリップ
が所定量を越えたことが検知された場合、感光体上に各
色の画像を形成するシーケンスを、前記スリップが所定
量を越えたことが検知された場合、感光体上に各色の画
像を形成するシーケンスを、感光体上に各色の画像を形
成するタイミングが遅れて前記スリップによる転写紙上
の画像の色ずれが起りにくくなるようなシーケンスに変
更する。
〔実施例〕
第2図は請求項1〜4に係る発明を適用したカラー複
写機の一例を示す。第3図はこの複写機の基本動作のタ
イミングチャートの一例を示し、第4図はこのカラー複
写機の駆動制御部の構成を示す。
プリントスィッチが押されて第3図aのようなプリン
トスタート信号が生ずると、マイクロコンピュータを用
いて構成されているメインボードからなる主制御部11は
そのプリントスタート信号が入力されることによりサー
ボ制御ボードからなるサーボ制御部12に感光体駆動モー
タ13の駆動を開始させる。この感光体駆動モータ13によ
って感光体駆動ローラ14が時計方向へ駆動され、感光体
ベルト15は感光体駆動ローラ14及びローラ16,17に掛け
渡されていて感光体駆動ローラ14の回転により矢印方向
へVPの線速で駆動される。また同時に、メインボード11
はサーボ制御ボードからなるサーボ制御部18に転写紙搬
送ベルト駆動モータ19の駆動を開始させる。サーボ制御
部18はまず、第3図g,h,jのように転写紙搬送ベルト駆
動モータ19を正転させて転写紙搬送ベルト駆動ローラ21
を回転させ、図示のように無端ベルトからなる転写紙搬
送ベルト20は転写紙搬送ベルト駆動ローラ21及び従動ロ
ーラ22,23に掛け渡されていて無端ベルト駆動ローラと
しての転写紙搬送ベルト駆動ローラ21の回転により左矢
印方向へVFの線速で回動させる。なお、感光体ベルト15
及び転写紙搬送ベルト20はVP=VFの条件のもとで回転す
るようにサーボ制御部12,18により制御される。この場
合サーボ制御部12,18はエンコーダ24,25付の感光体駆動
モータ13,転写紙搬送ベルト駆動モータ19の回転速度を
一定に制御することにより感光体ベルト15及び転写紙搬
送ベルト20をVP=VFとなるように回転させる。
さて、感光体ベルト15は除電器26により除電されて帯
電器27により全面均一に帯電されるが、次の条件を満た
すような処理をされる。
.除電器26は予めクリーニング装置28によりトナーが
除去された感光体ベルト15の表面に、光照射または除電
コロナの印加を行い、感光体ベルト15の表面電位を略0V
にする。
.感光体ベルト15上のネガの潜像をポジ像に顕像化す
るというネガーポジプロセスを行う場合トナーは感光体
ベルト15の表面の帯電されていない箇所に付着するの
で、感光体ベルト15は表面全体に帯電器27により均一に
帯電させなければならない。
.帯電器27はコロナ放電により感光体ベルト15の表面
を均一に帯電させるが、コロナ放電により軽微なオゾン
が発生する。このオゾンはコロナ放電を停止すると短時
間で分解するが、感光体ベルト15の表面に悪影響を及ぼ
して画像の鮮明さを損なわせることがある。そこで、フ
ァン等により帯電器の後方から空気を送るか、または吸
気してオゾンの影響をなくす。
ところで、感光体駆動ローラ14の軸には回転検知セン
サ29が取付けられ、この回転検知センサ29は第3図dの
ように感光体駆動ローラ14の1回転毎に検知パルスを出
すようになっている。
第3図では回転検知センサ29からの3パルス目のタイ
ミングで光書き込みユニット30における半導体レーザの
制御・駆動を開始し(光書き込みユニット30は半導体レ
ーザ以外のレーザ、または発光ダイオードアレイ、液晶
アレイ等を用いて構成されたものでもよい)、光書き込
みユニット30がまず、Y(イエロー)画像データに基づ
いて光書き込みを感光体ベルト15に対して開始して静電
潜像を形成させる。
この光書き込みユニット30に与えられるY画像データ
とM(マゼンタ),C(シアン),BK(ブラック)の各画
像データはこの複写機の上部に設置されたカラー画像読
み取り装置31により、原稿画像を例えば青,緑,赤の3
色成分に色分解してそれぞれ読み取り、その各読み取り
信号をもとにして画像演算処理してY,M,C,BKの各画像デ
ータとしたものである。光書き込みユニット30に与える
画像データはカラー画像読み取り装置31とは別のカラー
画像処理システム(例えばカラーファクシミリ,ワード
プロセサ,パーソナルコンピュータ等)から出力される
画像データであってもよく、そのための接続インターフ
ェースは個別に対応すればよい。
感光体ベルト15上の各色の静電潜像をY,M,C,BKの各ト
ナーでそれぞれ顕像化する現像器32,33,34,35は、通常
は現像ローラ36,37,38,39が感光体ベルト15に接触しな
くて現像を行わない位置にある。現像器32,33,34,35は
それぞれ感光体ベルト15上の対応する色の静電潜像が現
像ローラ36,37,38,39による現像位置に到達する直前か
ら、感光体ベルト15上の対応する色の静電潜像が現像ロ
ーラ36,37,38,39による現像位置を通過した直後までの
間のみ、第2図で左方向へ押圧されて感光体ベルト15の
表面に対して現像ローラ36,37,38,39が所定の接触状態
になる位置に設定されて感光体ベルト15上の静電潜像を
現像する。また同時に、その現像を行う現像器は第3図
m〜pに示すように現像ローラと現像に寄与する部分の
駆動が開始されて現像機能を持つことになる。
さて、感光体ベルト15にはまず、Y画像の潜像が形成
されるが、その潜像形成面に対してタイミングをとって
Y現像器32の駆動が行われ、感光体ベルト15上のY画像
の潜像がY現像器32によりYトナーでY画像に顕像化さ
れる。
次に転写工程となるが、転写紙搬送ベルト20は転写部
(感光体駆動ローラ14の部分)で感光体ベルト15と接触
するように転写ベルト接離切り替えローラ40の上下位置
切り替えが行われる。
プリント動作が始まると、前述のように転写紙搬送ベ
ルト20が左矢印方向へ駆動され、その後、転写ベルト接
離切り替えローラ40が上位置に押圧されて転写紙搬送ベ
ルト20を第3図tのように感光体ベルト15に接触させ
る。そして所定のタイミングで転写紙41が給紙装置42か
ら給紙コロ43により給紙され、次いで感光体ベルト15上
の画像の位置と合致するようにタイミングをとってレジ
ストローラ44にて搬送入される。この搬送入される転写
紙は第3図xのように紙吸着帯電器45により所定極性の
コロナチャージを受けて転写紙搬送ベルト20に密着し、
転写中に紙位置がずれないようになる。紙吸着帯電器45
の対向電極としては前述の転写ベルト接離切り替えロー
ラ40が兼用され、装置の簡素化が計られている。なお、
転写紙搬送ベルト20は第3図wのようにカラー画像形成
の1色目転写行程に先立って除電コロナ発生器46により
全面が均一に除電され、クリーナ47によりクリーニング
される。
感光体ベルト15上の顕像化されたY画像の先端が転写
位置のT点から所定距離だけ離れたTs点に到達した時に
は第3図hのように転写紙搬送ベルト駆動モータ正転ス
タート信号S1がメインボード11からサーボ制御ボード18
に入力される。但し、転写紙搬送ベルト駆動モータ正転
スタート信号S1が入力された時点では転写紙搬送ベルト
駆動モータ19が既に正回転中であり、第3図jのように
転写紙搬送ベルト駆動モータ19が正回転を継続する。転
写紙搬送ベルト駆動モータ正転スタート信号S1が入力さ
れるタイミングは実質的に転写紙の先端がRt点、すなわ
ち転写位置のTより距離11だけ手間の位置に到達した時
点であり、また感光体ベルト15上のY画像の先端がT点
より距離11だけ手前の位置Ts点に到達した時点でもあ
る。これは第3図d,e,f,hのようにY画像データ書き込
み開始タイミングから、感光体駆動ローラ14の4回転分
と,感光体駆動モータ13のエンコーダ24出力パルス数P0
相当分だけ回転した時点である。この間に感光体ベルト
15はE点(画像書き込み位置)からTs点までの距離分移
動している。
転写紙搬送ベルト駆動モータ正転スタート信号S1の入
力時点から時間t1だけ経過するまでに、感光体ベルト15
上のY画像の先端及び転写紙の先端は両者とも11の距離
分移動して転写位置のT点に到達し、転写コロナ帯電器
48により感光体ベルト15上のY画像が転写紙に転写され
る。この時間t1において第3図e,kのように感光体駆動
モータ13におけるエンコーダ24から出力されるパルスの
数はP1、転写紙ベルト駆動モータ19におけるエンコーダ
25から出力されるパルスの数はP1である。ここでエンコ
ーダ24,25の分解能として1パルス当りのベルト移動寸
法が同一になっていればP1=Pt1であり、また両者の比
がαであればP1とPt1はαに対応した値となる。この実
施例ではP1=Pt1の条件が成立しているものとする。
Y画像転写行程が進行すると、転写紙の先端は転写紙
搬送ベルト20から分離して実線位置の転写紙経路切り替
え部材49上を通って紙先端ガイド板50の方向へ進む。そ
して更にY画像転写行程が進行して転写紙の後端がT点
より12の距離分移動した時点、すなわち転写紙搬送ベル
ト駆動モータ正転スタート信号S1から転写紙が11+1p
(転写紙サイズ)+12の距離を移動した時(t1+t2)に
は転写紙が第2図の2点鎖線状態位置51にあり、その後
でメインボード11は第3図i,jのように転写紙搬送ベル
ト駆動モータ逆転信号によりサーボ制御ボード18に転写
紙搬送ベルト駆動モータ19を逆回転させる。この逆回転
に先立ち、転写ベルト接離切り替えローラ40が下位置に
下げられ、転写紙搬送ベルト20が感光体ベルト15から離
間される。転写紙搬送ベルト駆動モータ19の逆回転によ
り転写紙搬送ベルト20と転写紙は右矢印方向へVR(>V
F)の速度でクィックリターンする。このとき、転写紙
搬送ベルト20と転写紙はt3の短い時間に、(t1+t2)で
左方向へ移動した距離と等しい距離を右方向へ移動して
復帰する。このリターン時において転写紙の後端は転写
紙搬送ベルト20から分離して紙後端ガイド板52の方向へ
進む。そして転写紙搬送ベルト20と転写紙が正確に所定
距離リターンして転写紙が第2図の2点鎖線位置(転写
紙の先端がRt点になる位置)53で停止し、2色目のM画
像転写の為に時間t4だけ待機する。
一方、感光体ベルト15は1色目のY画像転写の間に、
既に2色目のM画像形成が行われている。すなわち、光
書き込みユニット30がM画像データに基づいて光書き込
みを感光体ベルト15に対して行って静電潜像を形成させ
る。この静電潜像の形成はY画像書き込み開始から感光
体駆動ローラ14が整数回転した(4回転した)時点で開
始される。そして現像器32,33,34,35は感光体ベルト15
上のY画像領域のみY現像器32が接触・駆動され、感光
体ベルト15上の2色目のM画像領域の先端が到達する前
にY現像器32が感光体ベルト15より離間してその駆動が
停止される。次にMトナーで現像を行うM現像器33は感
光体ベルト15上の画像領域が通過した後でM画像領域の
先端が到達する前に感光体ベルト15に接触されて駆動さ
れ、感光体ベルト15上のM画像の静電潜像をMトナーで
M画像に顕像化する。
感光体ベルト15上のM画像の先端がTs点に到達した
時、すなわち1色目のY画像の場合と同様にM画像デー
タ書き込み開始タイミングから、感光体駆動ローラ14の
4回転分と,感光体駆動モータ13のエンコーダ24出力パ
ルス数P0相当分だけ回転した時点に、転写紙搬送ベルト
駆動モータ正転スタート信号S2がメインボード11からサ
ーボ制御ボード18に入力されて転写紙搬送ベルト駆動モ
ータ19の正回転が開始される。これと同時か若干遅れて
転写ベルト接離切り替えローラ40が上位置に押圧されて
転写紙搬送ベルト20を少なくとも転写紙の先端がT点に
到達するまで感光体ベルト15に接触させる。
転写紙搬送ベルト駆動モータ正転スタート信号S2の入
力時点から時間t1が経過するまでの間には先のY画像の
場合と同様に感光体駆動モータ13におけるエンコーダ24
からP1のパルスが出力され、感光体ベルト15が11の距離
分回動する。転写紙もこの時間t1の間に、速度が0の状
態からVF(=VP)に立ち上がるとともに、この間には、
1色目のY画像の場合における転写紙搬送ベルト駆動モ
ータ正転スタート信号S1から時間t1の間に転写紙ベルト
駆動モータ19におけるエンコーダ25からPt1のパルスが
出力されるのと同様にエンコーダ25からPt1のパルスが
出力されるように、メインボード11はP1=Pt1となるよ
うにサーボ制御ボード18に転写紙ベルト駆動モータ19を
制御させる。これにより、転写紙の先端が時間t1の間に
11の距離分移動することになり、1色目のY画像と2色
目のM画像が転写紙上で位置合わせされて重ねて転写さ
れる。
以後は前述と同じ行程が繰り返される。すなわち、感
光体ベルト15上のM画像の転写紙への転写,転写紙のク
ィックリターン,感光体ベルト15に対するC画像データ
の書き込みによる静電潜像の形成とその現像及び転写紙
への転写,転写紙のクィックリターン,感光体ベルト15
に対するBK画像データの書き込みによる静電潜像の形成
とその現像及び転写紙への転写が前述と同様に行われ、
転写紙上にはY画像,M画像,C画像,BK画像の重ね合わせ
転写によりカラー画像が形成される。
BK画像転写行程になると、紙経路切り替え板49が第1
図の1点鎖線位置に切り替わり、転写行程中の転写紙は
先端部から紙分離除電器54で除電されながら定着器55方
向へ進み、転写紙後端のBK画像転写が終了してもメイン
ボード11はそのままサーボ制御ボード18に転写紙ベルト
駆動モータ19の正回転を続けさせて転写紙を左方向へ搬
送させる。したがって、転写紙は定着器55により画像が
定着され、トレイ56へカラープリントとして排出される
(第3図j,u,v,y参照)。この時、転写紙搬送ベルト20
は第3図wのように1枚目転写紙の画像領域後端部が除
電コロナ発生器46を通過したタイミングから除電コロナ
発生器46により均一に除電される。
第3図のようにリピート動作(カラー画像形成を繰り
返して行う動作)をするときには感光体ベルト15に対す
る1枚目のBK画像データ書き込み後に、引き続いて第3
図に示すように2枚目のY画像データ書き込みに進むと
共に、転写紙,転写紙搬送ベルト20の動作制御が1枚目
のカラー画像形成時の初めからと同様に行われ、以後が
1枚目のカラー画像形成と同様に2枚目以後のカラー画
像形成が行われる。
なお、感光体ベルト15は画像の転写後にクリーニング
装置28により残量トナーが除去され、更に除電器26によ
り残留電荷が除去されて帯電器27の方向へ進む。
最終的には、最後のカラープリントがトレイ56へ排出
され、且つ感光体ベルト15と転写紙搬送ベルト20のクリ
ーニング及び除電がなされた後に動作停止となり、初期
状態に復帰することになる。
以上の説明は画像形成の順序をY画像,M画像,C画像,B
K画像とし、また現像器32,33,34,35は上からY,M,C,BKの
各トナーで現像するものを配置したが、本発明はこれに
限定されるものではない。またこの実施例は各色の静電
潜像の形成をディジタル画像処理された各色の画像デー
タによる光書き込みで行う方式であるが、光書き込みを
行うE点位置に通常の電子写真複写機におけるアナログ
光学像を所定のタイミングで結像させるようにしても同
様なカラープリントが得られる。
また上記説明はY画像,M画像,C画像,BK画像という4
色の画像を転写紙上に重ねて転写する場合であるが、2
色または3色の画像を転写紙上に重ねて転写する場合は
必要な各色の画像形成とその転写を2回または3回続け
て行った後に動作が終了するように各部の動作が制御さ
れる。
また単色の画像のみを転写紙に転写する場合には所定
枚数の画像記録が終了するまでの間に、その色の現像を
行う現像器が感光体ベルト15へ接触されて駆動され、転
写紙搬送ベルト20は感光体ベルト15へ接触したままとな
り、かつ紙経路切り替えバイド板49は定着器55方向へ転
写紙をガイドする位置で保持される。従ってリピート動
作の場合にはプリント作成速度が4色画像の重ね合わせ
記録時に比べて、3色画像の重ね合わせ記録時では4/3
倍、2色画像の重ね合わせ記録時では2倍、単色記録時
では4倍になる。なお、現像器は現像色が上記4色に限
定されるものではなく、青,緑,赤その他所望の色を必
要に応じて組合せたものを使用することができる。
次にこのカラー複写機におけるスリップ検知制御装置
について説明する。
第5図に示すように紙経路切り替えガイド板49の所に
は紙検知センサ61が配置され、この紙検知センサ61は反
射型フォトセンサが用いられていて紙経路切り替えバイ
ド板49上を通過する転写紙を検知する。この紙検知セン
サ61は紙先端ガイド板50や紙後端ガイド板53の所などに
設置してもよい。ただし、紙検知センサ61は転写紙のス
ィッチバック時に最小サイズの転写紙の先端あるいは後
端で覆われるような位置(レジスト位置も含めて)に設
置しなければならない。
第6図はこのスリップ検知制御装置の構成を示す。
反射型フォトセンサ61は転写紙の有,無の境界付近の
検知位置特性がシャープな有焦点タイプのものが用いら
れている。この反射型フォトセンサ61の出力信号がコン
パレータ回路62により基準値と比較されることにより、
転写紙の有,無が判断されてその結果がディジタル的に
出力される。メインボード11は前述のようなカラー複写
機のシーケンス動作を制御するものであり、CPU(マイ
クロコンピュータ)63を有する。このCPU63は反射型フ
ォトセンサ61の発光素子を駆動し、コンパレータ回路62
の出力信号を取り込む。
CPU63は転写紙搬送ベルトと転写紙とのスリップ又は
転写紙搬送ベルト駆動ローラと転写紙搬送ベルトとのス
リップの検知及び制御を行う。このように、反射型フォ
トセンサ61及びCPU63は、転写紙搬送ベルトと転写紙搬
送ベルト駆動ローラとのスリップ、転写紙搬送ベルトと
転写紙とのスリップを検知するスリップ検知手段を構成
している。例えばY画像転写時とM画像転写時との間で
転写紙搬送ベルトと転写紙とのスリップ又は転写紙搬送
ベルト駆動ローラと転写紙搬送ベルトとのスリップが起
こった場合には第7図のように動作する。この場合転写
紙が前進時に紙検知センサ61を横切ってから後退時(ス
ィッチバック時)に紙検知センサ61を再び横切るまでの
時間を、Y画像転写時にはtcy,M画像転写時にはtcmとす
る。通常はサーボ制御部12,18が感光体駆動モータ13,転
写紙搬送ベルト駆動モータ19のサーボ制御を行われてい
て転写紙搬送ベルト20と転写紙とのスリップ又は転写紙
搬送ベルト駆動ローラ21と転写紙搬送ベルト20とのスリ
ップがないから、tcy=tcmとなるが、転写紙搬送ベルト
20と転写紙とのスリップ又は転写紙搬送ベルト駆動ロー
ラ21と転写紙搬送ベルト20とのスリップが生じた場合に
はtcy≠tcmとなる。tcy,tcmは紙検知センサ61が高レベ
ルを出力する時間であり、次のように検出される。CPU6
3(μCOM−87AD)はタイマ/イベントカウンタ機能を有
しており、CI端子に入力される外部パルスの高レベルの
幅を測定するパルス幅測定モードを有する。CPU63はコ
ンパレータ回路62の出力信号が立ち上がると、カウンタ
ECNTによる内部クロックのカウントを開始し、コンパレ
ータ回路62の出力信号が立ち下がりでカウンタECNTのカ
ウントを停止して内部割込み(INTEIN)を発生する。第
8図はこのINTEINの割込みサービスルーチンを示す。CP
U63はINTEINで上記カウンタECNTのカウント値より転写
紙搬送ベルト20と転写紙とのスリップ又は転写紙搬送ベ
ルト駆動ローラ21と転写紙搬送ベルト20とのスリップを
検知する。つまり、CPU63は各色画像の転写時にカウン
タECNTでコンパレータ回路62の出力信号が高レベルにな
っている時間を測定してメモリにストアするが、カウン
タECNTの今回のカウント値と,前回のカウント値とを比
較してその差を求め、この差が設定値以上(転写紙上の
画像の色ずれが目立つ範囲に相当する値)であるか否か
を判定することにより所定量以上のスリップが起こった
か否かを判定する。例えばカウンタECNTのtcy時間での
カウント数をPcy,カウンタECNTのtcm時間でのカウント
数をPcmとすればY画像転写時とM画像転写時との間で
転写紙搬送ベルトと転写紙とのスリップ又は転写紙搬送
ベルト駆動ローラと転写紙搬送ベルトとのスリップが起
こった場合にはCPU63は|Pcy−Pcm|が設定値以上である
か否かを判定することにより所定量以上のスリップが起
こったか否かを判定する。そしてカウンタECNTの今回の
カウント値と,前回のカウント値との差が設定値以上で
ある場合には所定量以上のスリップが起こったと判定し
て上記シーケンス動作のモードを上記スリップによる色
ずれが起こりにくいモードに変更する。例えば第3図に
示すように通常は光書き込みユニット30による画像書き
込みを紙検知センサ61からの3個目のパルスで開始して
いるが、所定量以上のスリップが起こった時には光書き
込みユニット30による画像書き込みを紙検知センサ61か
らの4個目のパルスで開始させるように(光書き込みユ
ニット30による画像書き込みを紙検知センサ61からのパ
ルス1個分遅らせるように)モードを変更して転写紙搬
送ベルト20のクィックリターン速度を下げる。このよう
なモード変更により転写紙上の画像の上記スリップによ
る色ずれが生じないようになる。このように、CPU63
は、上記スリップ検知手段の検知信号により、転写紙搬
送ベルトと転写紙搬送ベルト駆動ローラとのスリップ、
転写紙搬送ベルトと転写紙とのスリップが書定量を越え
たことが検知された場合、感光体ベルト上に各色の画像
を形成するシーケンスを、感光体ベルト上に各色の画像
を形成するタイミングが遅れて前記スリップによる転写
紙上の画像の色ずれが起りにくくなるようなシーケンス
に変更する制御手段を構成している。このため、転写紙
搬送ベルトと転写紙搬送ベルト駆動ローラとのスリップ
により転写紙搬送ベルトが感光体ベルトよりずれても
(遅くなっても)、感光体ベルト上に各色の画像を形成
するタイミングも遅くなるので、転写紙搬送ベルトと転
写紙搬送ベルト駆動ローラとのスリップによる各色の画
像のずれが起りにくくなって転写紙搬送ベルトと転写紙
搬送ベルト駆動ローラとのスリップによる転写紙上の画
像の色ずれが起りにくくなり、転写紙搬送ベルトと転写
紙搬送ベルト駆動ローラとのスリップによる画像品質の
悪化を防止することができる。また、転写紙搬送ベルト
と転写紙とのスリップにより転写紙が感光体ベルトより
ずれても(遅くなっても)、感光体ベルト上に各色の画
像を形成するタイミングも遅くなるので、転写紙搬送ベ
ルトと転写紙とのスリップによる各色の画像のずれが起
りにくくなって転写紙搬送ベルトと転写紙とのスリップ
による転写紙上の画像の色ずれが起りにくくなり、転写
紙搬送ベルトと転写紙とのスリップによる画像品質の悪
化を防止することができる。
このカラー複写機は、請求項1に係る発明の一実施例
であって、感光体ベルト15からなる感光体上に形成され
る複数色の画像を転写紙へ転写するための無端ベルトか
らなる転写紙搬送ベルト20を備え、この無端ベルト20を
無端ベルト駆動ローラとしての転写紙搬送ベルト駆動ロ
ーラ21により回転させる画像形成装置において、前記無
端ベルト20と前記無端ベルト駆動ローラ21とのスリップ
を検知する反射型フォトセンサ61及びCPU63からなるス
リップ検知手段と、このスリップ検知手段の検知信号に
より、前記スリップが所定量を越えたことが検知された
場合、前記感光体15上に各色の画像を形成するシーケン
スを、前記感光体15上に各色の画像を形成するタイミン
グが遅れて前記スリップによる前記転写紙上の画像の色
ずれが起りにくくなるようなシーケンスに変更するCPU6
3からなる制御手段とを備えたので、無端ベルト20と無
端ベルト駆動ローラ21とのスリップによる画像品質の悪
化を防止することができる。
また、このカラー複写機のスリップ検知制御装置は、
請求項2に係る発明の一実施例であって、感光体ベルト
15からなる感光体上に形成される複数色の画像を転写紙
へ転写するための無端ベルトからなる転写紙搬送ベルト
20を備え、この無端ベルト20を無端ベルト駆動ローラと
しての無端ベルト駆動ローラ21により回転させる画像形
成装置のスリップ検知制御装置において、前記無端ベル
ト20と前記無端ベルト駆動ローラ21とのスリップを検知
する反射型フォトセンサ61及びCPU63からなるスリップ
検知手段と、このスリップ検知手段の検知信号により、
前記スリップが所定量を越えたことが検知された場合、
前記感光体15上に各色の画像を形成するシーケンスを、
前記感光体15上に各色の画像を形成するタイミングが遅
れて前記スリップによる前記転写紙上の画像の色ずれが
起りにくくなるようなシーケンスに変更するCPU63から
なる制御手段とを備えたので、無端ベルト20と無端ベル
ト駆動ローラ21とのスリップによる画像品質の悪化を防
止することができる。
また、このカラー複写機は、請求項3に係る発明の一
実施例であって、感光体ベルト15からなる感光体上に形
成される複数色の画像を無端ベルトからなる転写紙搬送
ベルト20上の転写紙へ重ねて転写する画像形成装置にお
いて、前記無端ベルト20と前記転写紙とのスリップを検
知する反射型フォトセンサ61及びCPU63からなるスリッ
プ検知手段と、このスリップ検知手段の検知信号によ
り、前記スリップが所定量を越えたことが検知された場
合、前記感光体15上に各色の画像を形成するシーケンス
を、前記感光体15上に各色の画像を形成するタイミング
が遅れて前記スリップによる前記転写紙上の画像の色ず
れが起りにくくなるようなシーケンスに変更するCPU63
からなる制御手段とを備えたので、無端ベルト20と転写
紙とのスリップによる画像品質の悪化を防止することが
できる。
また、このカラー複写機のスリップ検知制御装置は、
請求項4に係る発明の一実施例であって、感光体ベルト
15からなる感光体上に形成される複数色の画像を無端ベ
ルトからなる転写紙搬送ベルト20上の転写紙へ重ねて転
写する画像形成装置のスリップ検知制御装置において、
前記無端ベルト20と前記転写紙とのスリップを検知する
反射型フォトセンサ61及びCPU63からなるスリップ検知
手段と、このスリップ検知手段の検知信号により、前記
スリップが所定量を越えたことが検知された場合、前記
感光体15上に各色の画像を形成するシーケンスを、前記
感光体15上に各色の画像を形成するタイミングが遅れて
前記スリップによる前記転写紙上の画像の色ずれが起り
にくくなるようなシーケンスに変更するCPU63からなる
制御手段とを備えたので、無端ベルト20と転写紙とのス
リップによる画像品質の悪化を防止することができる。
〔発明の効果〕
以上のように、請求項1に係る発明によれば、感光体
上に形成される複数色の画像を転写紙へ転写するための
無端ベルトを備え、この無端ベルトを無端ベルト駆動ロ
ーラにより回転させる画像形成装置において、前記無端
ベルトと前記無端ベルト駆動ローラとのスリップを検知
するスリップ検知手段と、このスリップ検知手段の検知
信号により、前記スリップが所定量を越えたことが検知
された場合、前記感光体上に各色の画像を形成するシー
ケンスを、前記感光体上に各色の画像を形成するタイミ
ングが遅れて前記スリップによる前記転写紙上の画像の
色ずれが起りにくくなるようなシーケンスに変更する制
御手段とを備えたので、無端ベルトと無端ベルト駆動ロ
ーラとのスリップによる画像品質の悪化を防止すること
ができる。
請求項2に係る発明によれば、感光体上に形成される
複数色の画像を転写紙へ転写するための無端ベルトを備
え、この無端ベルトを無端ベルト駆動ローラにより回転
させる画像形成装置のスリップ検知制御装置において、
前記無端ベルトと前記無端ベルト駆動ローラとのスリッ
プを検知するスリップ検知手段と、このスリップ検知手
段の検知信号により、前記スリップが所定量を越えたこ
とが検知された場合、前記感光体上に各色の画像を形成
するシーケンスを、前記感光体上に各色の画像を形成す
るタイミングが遅れて前記スリップによる前記転写紙上
の画像の色ずれが起りにくくなるようなシーケンスに変
更する制御手段とを備えたので、無端ベルトと無端ベル
ト駆動ローラとのスリップによる画像品質の悪化を防止
することができる。
請求項3に係る発明によれば、感光体上に形成される
複数色の画像を無端ベルト上の転写紙へ重ねて転写する
画像形成装置において、前記無端ベルトと前記転写紙と
のスリップを検知するスリップ検知手段と、このスリッ
プ検知手段の検知信号により、前記スリップが所定量を
越えたことが検知された場合、前記感光体上に各色の画
像を形成するシーケンスを、前記感光体上に各色の画像
を形成するタイミングが遅れて前記スリップによる前記
転写紙上の画像の色ずれが起りにくくなるようなシーケ
ンスに変更する制御手段とを備えたので、無端ベルトと
転写紙とのスリップによる画像品質の悪化を防止するこ
とができる。
請求項4に係る発明によれば、感光体上に形成される
複数色の画像を無端ベルト上の転写紙へ重ねて転写する
画像形成装置のスリップ検知制御装置において、前記無
端ベルトと前記転写紙とのスリップを検知するスリップ
検知手段と、このスリップ検知手段の検知信号により、
前記スリップが所定量を越えたことが検知された場合、
前記感光体上に各色の画像を形成するシーケンスを、前
記感光体上に各色の画像を形成するタイミングが遅れて
前記スリップによる前記転写紙上の画像の色ずれが起り
にくくなるようなシーケンスに変更する制御手段とを備
えたので、無端ベルトと転写紙とのスリップによる画像
品質の悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1に係る発明の構成を示すブロック図、
第2図は請求項1〜4に係る発明を適用した複写機の一
例を示す断面図、第3図は同複写機のタイミングチャー
ト、第4図及び第5図は同複写機の各部を示す図、第6
図は同複写機のスリップ検知制御装置を示す図、第7図
は同スリップ検知制御装置のタイミングチャート、第8
図は同スリップ検知制御装置におけるCPUの割込みサー
ビスルーチンを示すフローチャートである。 1…スリップ検知手段、2…制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/16 G03G 15/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体上に形成される複数色の画像を転写
    紙へ転写するための無端ベルトを備え、この無端ベルト
    を無端ベルト駆動ローラにより回転させる画像形成装置
    において、前記無端ベルトと前記無端ベルト駆動ローラ
    とのスリップを検知するスリップ検知手段と、このスリ
    ップ検知手段の検知信号により、前記スリップが所定量
    を越えたことが検知された場合、前記感光体上に各色の
    画像を形成するシーケンスを、前記感光体上に各色の画
    像を形成するタイミングが遅れて前記スリップによる前
    記転写紙上の画像の色ずれが起りにくくなるようなシー
    ケンスに変更する制御手段とを備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】感光体上に形成される複数色の画像を転写
    紙へ転写するための無端ベルトを備え、この無端ベルト
    を無端ベルト駆動ローラにより回転させる画像形成装置
    のスリップ検知制御装置において、前記無端ベルトと前
    記無端ベルト駆動ローラとのスリップを検知するスリッ
    プ検知手段と、このスリップ検知手段の検知信号によ
    り、前記スリップが所定量を越えたことが検知された場
    合、前記感光体上に各色の画像を形成するシーケンス
    を、前記感光体上に各色の画像を形成するタイミングが
    遅れて前記スリップによる前記転写紙上の画像の色ずれ
    が起りにくくなるようなシーケンスに変更する制御手段
    とを備えたことを特徴とするスリップ検知制御装置。
  3. 【請求項3】感光体上に形成される複数色の画像を無端
    ベルト上の転写紙へ重ねて転写する画像形成装置におい
    て、前記無端ベルトと前記転写紙とのスリップを検知す
    るスリップ検知手段と、このスリップ検知手段の検知信
    号により、前記スリップが所定量を越えたことが検知さ
    れた場合、前記感光体上に各色の画像を形成するシーケ
    ンスを、前記感光体上に各色の画像を形成するタイミン
    グが遅れて前記スリップによる前記転写紙上の画像の色
    ずれが起りにくくなるようなシーケンスに変更する制御
    手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】感光体上に形成される複数色の画像を無端
    ベルト上の転写紙へ重ねて転写する画像形成装置のスリ
    ップ検知制御装置において、前記無端ベルトと前記転写
    紙とのスリップを検知するスリップ検知手段と、このス
    リップ検知手段の検知信号により、前記スリップが所定
    量を越えたことが検知された場合、前記感光体上に各色
    の画像を形成するシーケンスを、前記感光体上に各色の
    画像を形成するタイミングが遅れて前記スリップによる
    前記転写紙上の画像の色ずれが起りにくくなるようなシ
    ーケンスに変更する制御手段とを備えたことを特徴とす
    るスリップ検知制御装置。
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