JP2908487B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2908487B2
JP2908487B2 JP1325191A JP32519189A JP2908487B2 JP 2908487 B2 JP2908487 B2 JP 2908487B2 JP 1325191 A JP1325191 A JP 1325191A JP 32519189 A JP32519189 A JP 32519189A JP 2908487 B2 JP2908487 B2 JP 2908487B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0167Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member
    • G03G2215/0174Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member plural rotations of recording member to produce multicoloured copy
    • G03G2215/0183Reciprocal movement of transfer member across transfer point

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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は画像形成装置に関し、さらに詳しくは、画像
を転写する際の無端ベルトのの駆動制御に関する。
(従来の技術) 周知のように、複写機やプリンタ等の画像形成装置に
あっては、画像担持体である感光体上に異なる色の画像
を形成してこの画像を転写紙に対し順次転写することで
多色画像を得る場合がある。
第3図には、上述した多色画像を得るために用いられ
る画像装置の一例が示されており、この装置において
は、感光体として、無端ベルトが用いられている。以
下、この装置の構造を機能とともに説明する。
すなわち、第3図において、装置本体内には、感光体
ベルト1が一対のプーリ2、3により展張されており、
このプーリの内の一方に位置する駆動プーリ2によっ
て、矢印方向に線速VPを以って移動するようになってい
る。
上述した感光体ベルト1の駆動系の構造としては、第
4図に示すように、駆動プーリ2と同一軸上に配置して
ある駆動モータ2Aで構成してあり、この駆動モータ2A
は、サーボ制御ボード2Bを介して主制御部4により駆動
制御されるようになっている。なお、上述した主制御部
4については、後述する搬送ベルトの駆動系の説明にあ
わせて述べる。また、第4図中、符号2A1は駆動モータ
エンコーダを示しており、主制御部に必要な回転数情報
をパルス信号として出力するようになっている。
そして、この感光体ベルト1の周囲には、その移動方
向に沿って、静電複写行程を実行するための帯電装置
5、露光光学装置6、各色現像剤を収容している現像装
置7、8、9、10が配置してあり、この現像装置には、
感光体ベルト1に対して接離可能な現像ローラ7A、8A、
9A、10Aが配設してある。上述した露光光学装置6は、
例えば、感光体への潜像形成用光源として、半導体レー
ザーを用い、回転多面鏡による主走査方向への露光を行
ない、感光体ベルト1の移動方向を副走査方向とするも
のである。また、本図に示した現像装置は、感光体ベル
ト1の移動方向に沿って、上流側からイエロー、マゼン
ダ、シアン、ブラックの各色現像剤が収容されている。
また、上述した駆動プーリ2側には、後述する転写紙
搬送手段である搬送ベルト11をはさんで対向する転写装
置12が、さらに感光体ベルト1の移動方向における転写
装置12の下流にはクリーニング装置13ならびに除電装置
14がそれぞれ配置してある。
上述した搬送ベルト11は、一対のプーリー15、16に掛
け廻されて展張され、一方のプーリー15を駆動部として
線速VF(往動方向)、VR(復動方向)を以って往復動可
能とされている。この搬送ベルト11の駆動系は、第4図
に示すように、駆動プーリ15と同一軸上に配置してある
正逆回転可能な駆動モータ15Aで構成してあり、この駆
動モータ15Aは、前述した感光体ベルト1の駆動系と同
様に、サーボ制御ボード15Bを介して主制御部4により
駆動制御されるようになっている。なお、第4図中、符
号15A1は駆動モータエンコーダを示しており、主制御部
4に必要な回転数情報をパルス信号として出力するよう
になっている。
そして、この搬送ベルト11の往動方向における転写装
置12の上流側内部には、昇降可能な押圧ローラ33が位置
しており、転写紙への画像転写時、搬送ベルト11を押し
上げるようになっている。
また、搬送ベルト11をはさんで押圧ローラ33と対向す
る位置には、帯電装置17が配置してあり、搬送ベルト11
上に転写紙を静電的に吸着させるための帯電を行なうよ
うになっている。この帯電装置17により帯電された転写
紙は、搬送ベルト11の往動方向における転写装置12の下
流側に位置する紙分離用除電装置18により除電されて定
着装置19に移送される。この定着装置19への移送は、搬
送ベルト11の往動方向末端位置に配置してある揺動可能
な搬送路切り換え爪20により行なわれ、この搬送路切り
換え爪20は、転写紙を定着装置19へ搬送しない通常時に
は、第3図中、実線で示すように、搬送ベルト11上での
転写紙の往復動を妨げない位置に設定されている。
また、この搬送ベルト11には、転写紙搬送面と反対側
の位置に除電装置21およびクリーナ22が配置してあり、
搬送ベルト11上の電荷の除去および残留現像剤の除去を
行なうようになっている。
一方、搬送ベルト11の往動方向における転写位置の上
流側には給紙装置が配備してあり、この給紙装置は、転
写紙Sを積載した給紙カセット23、繰り出しローラ24、
レジストローラ25が矢印で示す転写紙の搬送方向に沿っ
て配置してあり、繰り出しローラ24によって給紙カセッ
ト23から繰り出された転写紙は、レジストローラ25によ
り、感光体上の画像位置と位置合わせのための同期を設
定されて転写位置に給送される。
本図に示した搬送ベルト11は、その線速を、感光体ベ
ルト1の線速と同一、つまり、VP=VFとされて移動する
ようになっている。
一方、装置本体の上部には、原稿載置台1Aが設けてあ
り、この原稿載置台1Aの下部には、原稿載置台1A上の原
稿を走査して読み取る読み取り走査系26が設けてある。
上述したような構造の画像形成装置における多色転写
を実行するにあたり、第5図に示すように、複写開始を
指令するプリントスイッチが投入されると(第5図中、
符号a)、感光体ベルト1が、駆駆動プーリ2が連結さ
れている駆動モータ2Aにより駆動されて矢印方向に線速
VPで移動を開始する。
そして、感光体ベルト1の移動開始と同時に、搬送ベ
ルト11も同様に、駆動モータ14Aにより駆動されて、ま
ず、正転(第5図中、符号g,h信号とjの速度線図参
照)を開始し、第3図中、左方向に線速VFで、しかも、
VP=VFの関係を設定されて移動を開始する。
上述した感光体ベルト1が移動を開始すると、除電装
置で表面の残留電荷を除去され、帯電装置5により、一
様帯電される。この帯電に際しては、次ぎの条件を満た
すように実行される。
すなわち、第1に、除電装置14は予めクリーニング装
置により現像剤つまりトナーを除去された感光体ベルト
1の表面に、光照射または除電コロナ放電の印加を行な
い、感光体ベルト1の表面電位を0Vにすること、第2に
ネガ−ポジ画像の形成の場合、上述したトナーは、感光
体表面の帯電されていない箇所に付着するので、感光体
ベルト1の表面全体に、帯電装置5による均一帯電が行
なわれること、第3に、帯電装置5は、コロナ放電によ
り、均一帯電を行なうが、放電により軽微なオゾンを発
生するため、このオゾンによる感光体表面への悪影響を
及ぼして画像の鮮明さを阻害することがないようにファ
ン等による強制排出機構を帯電装置後方に配置したりあ
るいは適宜なオゾン吸引手段を設けたうえで帯電を行な
うようにすることである。
一方、第4図に示すように、上述した感光体ベルト1
の駆動源である駆動モータ2Aの軸にはセクタ2Cが設けて
あり、このセクタ2Cの近傍にはこのセクタにより光路を
遮断される光学センサで構成された回転検知センサ27が
位置しており、この回転検知センサ27は、第4図におけ
る符号駆動モータ2Aの1回転毎に検知パルスを出力する
(第5図中、符号d)。
上述した回転検知センサ27からの検知パルスが3パル
ス出力された時点のタイミングにより、装置本体側では
露光光学装置6における光書き込み用の半導体レーザー
の駆動制御が開始され、まず、イエロー画像データに基
づいた光書き込みが開始されて感光体ベルト1上にイエ
ロー画像に応じた静電潜像が形成される。
上述した画像データは、原稿読み取り走査系26によ
り、例えば、ブルー、グリーン、レッドの3色分解光を
それぞれ読み取り、この色分解光の強度レベルをもとに
して、画像演算処理を行ない、イエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックの各色書き込み画像データとされたもの
である。
また、この画像データは、上述した読み取り走査系26
からの色分解光からとは別に、例えば、カラーファクシ
ミリやワードプロセッサあるいはパーソナルコンピュー
タ等の他のカラー画像処理システムから出力される画像
データであってもよく、この場合には、接続インターフ
ェースを個別に対応させれば良い。
そして、感光体ベルト1上に形成された静電潜像は、
静電潜像の色に対応した現像装置における現像ローラが
感光体ベルト1に当接して現像剤、つまりトナーを供給
されることで顕像処理される。
このとき、静電潜像の色に応じた現像装置は、現像機
能をもたせるために現像ローラと現像に寄与する部分の
駆動を開始する(第5図中、符号m〜p)。
上述した静電潜像はまず、イエロー画像であるので、
感光体ベルト1上の潜像形成部に対してタイミングをと
ってイエロー現像装置7における現像ローラ7Aが当接す
る向きに駆動され、イエロー画像の顕像化が行なわれる
(第5図中、符号m)。
この後、顕像化された感光体ベルト1上の画像は転写
紙に転写されることになるが、この転写行程において
は、まず、搬送ベルト11が感光体ベルト1との転写位置
において感光体ベルト1と押圧ローラ33との接離制御が
行なわれる。
つまり、この搬送ベルト11は、まず、複写動作が開始
されると駆動モータ15Aを介して往動方向に駆動され、
その後、押圧ローラ33が第3図において上位置に変位さ
せられることで感光体ベルト1に当接する(第5図中、
符号t)。
この状態で、所定のタイミングを以って、転写紙Sが
給紙カセット23から繰り出しローラ24により繰り出さ
れ、レジストローラ25により感光体ベルト1上の画像位
置と位置合わせされた上で搬送される。
レジストローラ25により画像位置とのタイミングを設
定されて搬送される転写紙Sは、搬送ベルト11上に搬入
されると帯電装置17による所定のコロナ放電を受けるこ
とで搬送ベルト11上に静電吸着され(第5図中、符号
x)、転写時での位置ずれを起こさないようにされる。
なお、前述した押圧ローラ33は、上述した帯電装置17に
対する対向電極として機能しており、これにより、構造
の簡素化を図るようになっている。
また、帯電装置17によるコロナ放電を受ける搬送ベル
ト11は、1色目の画像転写が行なわれる前に除電装置18
による除電を受けるようになっており、さらに、これと
同時にクリーナ22による付着トナーの除去も行なわれよ
うになっている。
上述した感光体ベルト1上で顕像化されたイエロー画
像の先端が第3図に示す転写位置T点から所定距離の位
置Ts点に到達したときに、搬送ベルト11の駆動モータ15
Aに対し、正転スタート信号S1が主制御部4(第4図参
照)からサーボ制御ボード15Cに出力される(第5図
中、符号h)。
但し、上述したS1時点では搬送ベルト11が既に正転方
向への移動を開始しているので、そのまま正転動作を継
続する(第5図中、符号j)。
そして、S1のタイミングは、実質的に転写紙先端が第
3図中、符号RT位置、すなわち、転写位置T点の手前方
向11の位置に到達した時点であって、併せて感光体ベル
ト1上のイエロー画像先端がT点の手前方向11の位置TS
点に到達した時点である。
これは、第5図においてイエロー画像の書き込み開始
タイミングから感光体ベルト1の4回転分とさらに同ベ
ルト1の駆動モータ2Aのエンコーダ2A1からのパルス数P
0相当分回転した時点になる(第5図中、符号d,e,f,
h)。
従って、この間に感光体ベルト1は画像書き込み位置
である符号Eで示す位置からTS点までの距離分移動して
いることになる。
上述したS1時点から時間t1経過後、イエロー画像先端
および転写紙先端は両者共11の距離を移動し、転写位置
T点に到達して以後、転写装置12によるコロナ放電を介
してイエロー画像の静電転写が行なわれる。
この時の時間t1での感光体ベルト1側の駆動モータ2A
に有するエンコーダ2A1からのパルス数はP1、そして搬
送ベルト11側の駆動モータ15Aに有するエンコーダ15A1
からのパルス数はPT1である(第5図中、符号e,k)。こ
こで、両エンコーダ2A1、15A1の分解能として、それぞ
れ、1パルスあたりのベルトの移動寸法が同一になって
いれば、第5図における符号P1とPTで示すパルスはP1
PTの関係であり、また、両者の比がαであれば、P1とPT
とは係数αに対応した値になる。
以後の説明においては、上述したパルスの関係がP1
PTであることを前提として説明する。
このようにしてイエロー画像の転写が行なわれると、
転写紙先端は搬送ベルト11から分離して、第3図中、実
線で示す態位にある搬送路切り換え爪20上を通過して搬
送ガイド板28上に移送される。
そして、更にイエロー画像の転写行程が進行して転写
紙先端がT点を11の距離分通過した時点、つまり、第5
図におけるS1時点から転写紙Sが11+1P(転写紙Sの長
さ)+12の距離を移動したとき(時間T1+T2)、搬送ベ
ルト11側の駆動モータ15Aが逆転方向への信号を入力さ
れてその方向への回転を開始する。
なお、この時点における転写紙Sは、第3図中、符号
29(二点鎖線表示位置)で示す位置にある。
上述した駆動モータ15Aの逆転方向への回転に先立
ち、今まで搬送ベルト11を押し上げていた押圧ローラ16
は下降移動して搬送ベルト11を感光体ベルト1から離間
させる。
上述したように駆動モータ15Aが逆転方向へ回転駆動
されると、搬送ベルト11および転写紙Sは、第3図中、
復動方向である右側に向けVR(>VF)の速度によりクイ
ックリターンを実行される。このとき、t3の短い復動時
間内にt1+t2で左方向に移動したと同じ距離を、右方向
に移動制御されて復帰する。
このリターン時において、転写紙後端は搬送ベルト11
から分離して搬送ガイド板30の方向に移送されることに
なる。
そして、正確に所定距離を復動して転写紙Sが第3図
中、符号31で示すように、搬送ガイド板30上で停止して
2色目の色画像であるマゼンタ画像の転写のために待機
する(第5図中の時間t4)。
一方、感光体ベルト1側では、1色目のイエロー画像
の転写が行なわれている間にも、既に2色目のマゼンタ
画像の形成が実行されている。
すなわち、マゼンタ画像データに基づいた露光光学装
置6における半導体レーザーの駆動制御による光書き込
みで感光体ベルト1上に形成された静電潜像は、イエロ
ー画像書き込み開始時点から感光体ベルト1が整数回転
した時点、つまり、第5図においては、4回転した時点
で形成を開始されている。
そして、この静電潜像が形成されると、この潜像を顕
像化するための現像装置、この場合には、マゼンタ現像
剤を収容している現像装置8における現像ローラ8Aが感
光体ベルト1に接触するように駆動され(第5図中、符
号n)、感光体ベルト1上のマゼンタ画像を顕像化処理
する一方、これに代わって、いままで感光体ベルト1に
当接していた現像装置7の現像ローラ7Aが感光体ベルト
1表面から離間する。
上述した顕像化処理が行なわれた感光体ベルト1上の
画像は、その先端がTS点に到達した時、すなわち1色目
の画像と同様にマゼンタ画像書き込み開始タイミングか
ら感光体ベルト1の4回転分と感光体ベルト1側の駆動
モータ2Aに有するエンコーダ2A1からのパルス数P0相当
分の回転移動した時点に、搬送ベルト11側の駆動モータ
15Aに対する正転方向への駆動信号S2がサーボ制御ボー
ド15Cから出力される。
そして、この信号の出力と同時若しくは若干遅れて第
3図において押圧ローラ16が上昇して搬送ベルト11を感
光体ベルト11に当接させ、この態位を転写紙先端がT点
に到達するまでの間継続される。
ところで、上述した信号S1のタイミングから時間t
1で、感光体ベルト1は、先のイエロー画像転写の場合
と同様に、感光体ベルト1側の駆動モータ2Aに有するエ
ンコーダ2A1からのパルス数がP1、感光体ベルト1の面
移動距離が11となっている。このため、転写紙Sの方
も、この時間t1の間に、速度0の状態からVF(=VP)に
立ち上げるとともに、この間に1色目のS1からのT1時間
におけるパルス数と同じPT1になるように、この場合も
また、P1=PT1というように両者が一致する位置制御も
行なう。
このような位置制御により、時間t1で転写紙先端が距
離11移動したことになり、1色目のイエロー画像と2色
目のマゼンタ画像とが転写紙上で位置合わせされた状態
で画像転写を受けることになる。
以後は、上述した顕像化された色画像の転写が同じ行
程を繰り返すことにより実行され、転写紙上への多色転
写が行なわれる。
次にブラック画像の転写の場合について説明する。
ブラック画像は、多色画像を形成した場合の階調性を
良好にするため、あるいは単一の色の画像として形成さ
れるものであり、多色画像の形成に際しては最終段階で
の画像形成行程で行われる。
従って、ブラック画像転写行程においては、搬送路切
り換え爪20が第3図において二点鎖線で示すように、転
写紙Sを定着装置19に向け移送する態位とされ、転写行
程中の転写紙Sが搬送ベルト11上において除電装置18に
よる除電を行われながら定着装置19に向け搬送され、転
写紙の後端が転写終了してもそのまま転写紙の搬送が継
続されるように搬送ベルト11側の駆動モータ15Aが正転
方向の回転を維持され、これにより、転写紙Sは、定着
装置19を経由して排紙トレー32に搬出される(第5図
中、符号j,u,v,y)。
この時、搬送ベルト11は、この1枚目の画像領域後端
部が除電装置21を通過したタイミングから除電用のコロ
ナ放電を印加されて均一除電される(第5図中、符号
w)。
第5図に示したタイムチャートにおけるリピート動作
を行うような場合には、1枚目のブラック画像の書き込
みの後、引き続き2枚目のイエロー画像の書き込みに行
程を移行するとともに、転写紙S、搬送ベルト11の動作
制御も、1枚目の最初からと同じ順序により行われる。
なお、感光体ベルト1は、画像転写後、クリーニング
装置13により感光体面上に残留するトナーを除去され更
に、除電装値14による残留電荷の除去が行われたうえで
帯電装置5に向け移動する。
そして、最終的には、複数の色画像を転写された転写
紙Sが定着装置19に向け移送され、排紙トレー32上に排
出される。
以上の説明は色画像の形成順序をイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックとし、この順序に対応するように
現像装置のレイアウトを設定したものであるが、この順
序に限られないことももちろんである。
また、各色の静電潜像形成を、デジタル画像処理され
た各色画像データにより、半導体レーザーを用いた光書
き込み方式としたが、これに限らず、例えば、第3図
中、符号E点で示す露光光照射位置に、通常の電子写真
複写機に用いられるアナログ光学像を所定のタイミング
位置制御により結像させても上述した場合と同様なカラ
ー記録が行える。
さらに、上述した説明では、4色重ね記録の例として
説明したが、これらの色のうち、2色、3色重ね記録と
することも、上述した処理順序内での行程により可能で
ある。
なお、単一色の記録を行う場合には、所定枚数が終了
するまでの間、その色の現像装置内の現像ローラを感光
体ベルトに当接させたままとし、搬送路切り換え爪も、
定着装置への搬送を許容する態位に維持させて記録動作
を行えば良い。従って、リピート記録の場合には、4色
記録時に比べ、複数作成速度が3色時には4/3倍、ま
た、2色の場合には2倍、単一色の場合には4倍と高速
処理ができることになる。
また、現像される色については、上述した例の如く4
色に限定されることなく、上述視退路以外の色を必要に
応じて組み合わせることも可能である。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した構造の画像形成装置にあっては、
特に、転写紙の搬送手段である搬送ベルトの駆動設定に
おいて、次のような問題を生じることがあった。
すなわち、搬送ベルトの周長をなるべく短くすること
が装置の大型化を阻止するうえで重要となるために、そ
の周長を最大サイズの転写紙の長さ(1p)よりも短くし
た場合、第6図に示すように、符号31で示す位置から図
中、左側に向け移動する往動時には、転写紙の画像先端
相当部が転写帯電装置12と対向する転写位置を通過して
第6図における符号29で示す状態での位置に到達したと
き、搬送ベルト11は、転写紙の先端位置に対応する位置
が1回転して図中、符号A点で示す位置に到達する。
従って、搬送ベルト11における転写紙先端に対応する
位置は転写帯電装置12と2回対向するオーバーラップ状
態となり、1回目のコロナ放電を受けた場合に比べ帯電
量が多くなることから、結果として、転写帯電装置12の
コロナ放電が阻害されてしまい、感光体ベルト1からの
画像転写に要する帯電特性が悪化することになる。この
現象は、特に2回転目の搬送ベルト11と対向する転写紙
の後端部で顕著となり、その部分の画像に乱れやムラが
発生して一様な画像転写を得ることができなくなる。
また、上述した転写紙の復動が行なわれて停止した場
合に転写紙Sは第6図において符号31で示す状態の位置
に停止し、この時の搬送ベルト11は、転写紙Sの画像後
端相当部に対する位置が1回転して図中、B点で示す位
置に到達する。
従って、再度、この位置から前回と異なる色の画像を
転写する場合には、上述した往動時での転写行程と同様
に、転写帯電装置12によるコロナ放電を受けることにな
るので、搬送ベルト11における帯電量が更に多くなる傾
向に変化し、前回の画像転写の際と帯電特性が更に異な
ってしまい、結果として、重ね転写する場合の転写特性
が悪化して画像の乱れやムラの発生が顕著となる。
しかも、第6図においてリターン後の転写紙Sがその
位置から再度画像転写のために往動する場合、押圧ロー
ラ33によって搬送ベルト11が感光体ベルト1に対し、第
6図中、T点で示す位置で当接した状態とされているの
で、感光体ベルト1上に付着している余分なトナーが搬
送ベルト11側に転写されることになり、この搬送ベルト
11に付着したトナーは、転写紙の裏面に付着して転写紙
の裏汚れを生じさせることになる。
そこで、本発明の目的は、上述した搬送ベルトを備え
た画像形成装置における問題に鑑み、転写効率の低下を
来すことなく、また、転写紙の裏汚れも防止できる無端
ベルトの駆動制御が可能な画像形成装置を得ることにあ
る。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明は、画像担持体上に
形成される画像を転写紙上へ転写するための往復動可能
な無端ベルトを備えた画像形成装置において、上記無端
ベルトの周長が、上記画像形成装置に適用し得る最大サ
イズの転写紙の長さと上記画像担持体からの画像転写領
域の長さとの和に相当する長さを有し、上記無端ベルト
の往動または復動の際に、上記無端ベルトの部分のう
ち、最大サイズの画像領域に対応する部分が、上記画像
転写領域に2回以上到達しないよう、上記無端ベルトに
おける最大サイズ画像の先端相当部が転写終了後にその
往動方向で停止したときの到達位置をA点、また、同じ
くその画像後端相当部がその復動方向で停止したときの
到達位置をB点としたとき、上記A点及びB点が上記画
像転写領域に到達しないように上記無端ベルトの往復動
の駆動制御を行う無端ベルト駆動制御手段を有すること
を提案するものである。
(作用) 本発明によれば、無端ベルトの往動または復動の際
に、無端ベルトの部分のうち、最大サイズの画像領域に
対応する部分が、画像転写領域に2回以上到達しないよ
うに無端ベルトの往復動の制御が行なわれる。
(実施例) 以下、第1図および第2図において本発明実施例の詳
細を説明する。
第1図は本発明実施例の原理を説明するための第6図
相当の模型図である。
本実施例の特徴は、無端ベルトとしての転写紙搬送ベ
ルトの周長を最大サイズの転写紙の長さよりも長くし
て、かつ、無端ベルトの往動または復動の際に、無端ベ
ルトの部分のうち、最大サイズの画像領域に対応する部
分が、画像転写領域に2回以上到達しないように無端ベ
ルトの往復動の制御を行う、すなわち、搬送ベルトにお
ける転写紙の先端および後端と対応する位置が第6図に
おいて示したA点、B点に位置する場合、その位置を転
写帯電装置による転写作動域内に到達しない長さとして
転写紙の先端、後端の停止位置を上記転写作動域内に対
向しない状態とする駆動制御を行なうようにした点にあ
る。
すなわち、第1図において、搬送ベルト11の周長は、
転写紙Sの最大サイズの長さ(1P)よりも長くされて感
光体ベルト1上の画像先端と転写紙の画像転写領域とが
一致するのに必要な距離11と、転写紙Sの後端が転写位
置T点を距離12だけ移動した分に相当する長さとを含む
値とされている。なお、これ以上に搬送ベルト11の長さ
を長くすることで搬送ベルト11における転写紙Sの画像
転写領域先端および後端に相当する位置を転写帯電装置
12と対向させないようにすることが可能になるが、長く
する分、装置内部での搬送ベルト11が占める範囲が大き
くなってしまい、結果的に装置の大型化を招くことにな
る。
一方、第4図に示した無端ベルト駆動制御手段として
の主制御部4においては、上述した長さの搬送ベルト11
に対する往復動の移動開始タイミングを次ぎのように決
めるようになっている。
すなわち、主制御部4においては、往動開始直前での
転写紙Sにおける画像先端相当部が到達する位置である
A点および復動開始直前での転写紙Sにおける画像後端
相当部が到達する位置であるB点とが、停止している時
点で転写帯電装置12の開口部によって設定される転写作
動域内に到達しないように搬送ベルト11側の駆動モータ
15Aの駆動タイミングを設定するようになっており、具
体的には、第2図に示すように、画像転写終了後でか
つ、押圧ローラ33による感光体ベルト1に対する搬送ベ
ルト11の押し上げを解除した後の所定タイミングにより
上述した駆動モータ15Aの逆転スタート信号を印加する
ようになっており、この時の条件として、上述したA点
が転写作動域に到達しないタイミングとされている。
つまり、搬送ベルト11が往動を開始した場合、その往
動終了時での画像先端相当部(A点)が第2図示のよう
に転写帯電装置12の開口部に対向しない位置で停止する
ように駆動モータ15A側での駆動開始時期および駆動期
間の設定が行なわれる。
また、往動時における搬送ベルト11の移動量は、搬送
ベルト11側の駆動モータ15Aに対する正転方向への回転
スタート信号と逆転方向への回転スタート信号とが出力
される間に移動する距離に相当しているので、第2図に
おいて、復動時間t3の期間での復動開始時期および復動
終了時期を転写紙Sの画像先端相当部であるA点および
画像後端相当部であるB点が転写帯電装置12の開口部に
到達しないように設定される。
つまり、具体的な寸法を挙げて説明すると次ぎの通り
である。
すなわち、いま、仮りに転写紙長さをA3の縦サイズに
相当する420mmとし、転写帯電装置12における開口幅を2
0mmとして搬送ベルト11の周長を460mmに設定すると、搬
送ベルト11側の駆動モータ15Aに対する正転方向への回
転スタート信号(第2図中、符号i)のS1〜S4の各タイ
ミングは第1図に示した距離11=30mmのときとし、そし
て駆動モータ15Aに対する逆転方向への回転スタート信
号(第2図中、符号h)のf1〜f3の各タイミングが第1
図に示した距離12=15mmの時とすると、往動時での搬送
ベルト11の全回動量は、11+12+1P=45+420=460mmと
なる。
従って、上述したA点は、第1図に示すように、駆動
モータ15Aに対する正転方向への回転スタート信号が出
力されるタイミング位置よりも5mmだけ距離11の領域に
入り込むが、この入り込んだ量は、上述した開口幅未満
であるので、開口幅により設定される転写作動域内には
入り込まないようになる。
また、復動時での搬送ベルト11の回動量も往動時と同
様に11+12+1P=45+420=460mmとなるように駆動モー
タ15Aに対する駆動制御が行なわれるので、上述したB
点は前述の往動時と同様に、逆転方向への回転スタート
信号が出力されるタイミング位置よりも5mmだけ距離12
の領域に入り込むが、この入り込んだ量は上述した開口
幅未満であるので、この場合にも転写作動域内には入り
込まないようになる。
従って、上述したような搬送ベルト11に対する駆動制
御を行なうことで、第1図に示すように、搬送ベルト11
における転写紙Sの画像先端および画像後端の各部に相
当する位置が転写帯電装置12上でオーバーラップするよ
うなことが避けられる。
(発明の効果) 以上、本発明によれば、往復動する無端ベルト状の搬
送手段を用いた画像形成装置において、上記搬送手段に
おける転写紙の画像先端相当部および画像後端相当部を
往復動開始直前において転写帯電装置に対向させない位
置に位置決めできるように搬送手段の長さ設定並びに駆
動制御を行なうようにしたので、搬送手段の移動量が転
写帯電装置上に設定されている開口幅で得られる転写作
動域に相当する距離をオーバーラップして移動するよう
なことがなくなり、これにより、同一転写紙を搬送する
搬送手段での帯電量の変化を来すようなことがなく、転
写に要する帯電特性を一様にして画像の乱れやムラの発
生、さらには、搬送手段への感光体から現像剤の付着が
原因する転写紙への裏汚れを未然に防止することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例による画像形成装置に適用される
搬送手段の駆動原理を説明するための模型図、第2図は
第1図に示した搬送手段の駆動タイミングを説明するた
めのタイミングチャート、第3図はベルト状搬送手段を
用いる画像形成装置の一例を示す模式的な側面図、第4
図は第3図に示した装置における駆動系の構造を示す斜
視図、第5図は第1図に示した装置の作用を説明するた
めのタイミングチャート、第6図は第1図に示した装置
におけるベルト状搬送手段の作用を説明するための第1
図相当の模型図である。 1……画像担持体を構成する感光体ベルト、2……感光
体ベルト駆動用プーリ、2A……感光体ベルト駆動用モー
タ、4……主制御部、11……転写紙搬送ベルト、12……
転写帯電装置、15……搬送ベルト駆動用プーリ、15A…
…搬送ベルト駆動用モータ、23……給紙カセット、24…
…繰り出しローラ、25……レジストローラ、A点……往
動開始直前での転写紙上の画像先端相当部の位置、B点
……復動時での転写紙上の画像後端相当部の位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 財幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 田口 和重 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 馬見塚 満 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 堺 良博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平1−259383(JP,A) 特開 昭62−186282(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像担持体上に形成される画像を転写紙上
    へ転写するための往復動可能な無端ベルトを備えた画像
    形成装置において、 上記無端ベルトの周長が、上記画像形成装置に適用し得
    る最大サイズの転写紙の長さと上記画像担持体からの画
    像転写領域の長さとの和に相当する長さを有し、 上記無端ベルトの往動または復動の際に、上記無端ベル
    トの部分のうち、最大サイズの画像領域に対応する部分
    が、上記画像転写領域に2回以上到達しないよう、上記
    無端ベルトにおける最大サイズ画像の先端相当部が転写
    終了後にその往動方向で停止したときの到達位置をA
    点、また、同じくその画像後端相当部がその復動方向で
    停止したときの到達位置をB点としたとき、上記A点及
    びB点が上記画像転写領域に到達しないように上記無端
    ベルトの往復動の駆動制御を行う無端ベルト駆動制御手
    段を有することを特徴とする画像形成装置。
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