JP2716724B2 - 改良された殺虫剤供給組成物及び水性環境下で昆虫の集団を防除するための方法 - Google Patents

改良された殺虫剤供給組成物及び水性環境下で昆虫の集団を防除するための方法

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    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/08Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests containing solids as carriers or diluents
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、少なくとも1の固体超吸収性ポリマー、及
び少なくとも1のフィルム形成剤を含んで成る少なくと
も1の異なった殺虫剤を、そして場合により、少なくと
も1の追加の化合物、例えば、殺卵剤、殺幼虫剤、殺さ
なぎ剤、殺殺虫剤、従来の毒薬、生物学的制御剤、微生
物制御剤、病原菌、寄生体、昆虫の成長調製剤を含む殺
虫剤供給組成物に関する。本発明は、昆虫の集団を防除
するために、水性環境の昆虫の天然の個体群を有する水
性環境に上記殺虫剤供給組成物を適用する方法にも関す
る。本発明はまた、昆虫の生息地が雨又は潮の流れによ
る洪水を起される場合、そこに繁殖するであろう水性昆
虫の集団を防除するために、水性昆虫の乾燥生息地に前
もって適用するための殺虫剤供給組成物の使用にも関す
る。本発明はさらに、地表又は空中散布のために超吸収
性殺虫剤供給組成物上に複数の活性殺虫成分(この1つ
はフィルム形成剤である)を組み合せる容易な方法にも
関する。この散布の方法は、噴霧散布のための共通の又
は多機能配合物として組み合せることが困難であり又は
実質的に不可能である活性殺虫成分の混合を可能にす
る。
〔一般的な背景〕
特に、本発明は、永久又は半永久的な、天然又は人工
的な水性生息地において繁殖する蚊に対して向けられて
いる。本発明によって制御される主要な蚊は、アエデス
(Aedes)、アノフェレス(Anopheles)、クレクス(Cu
lex)、クリセタ(Culiseta)、コキイレチジア(Coqui
lettidia)、デイノセリテス(Deinocerites)、マンソ
ニア(Mansonia)、プソロフォラ(Psorophora)、ウラ
ノタエニア(Uranotaenia)、及びウエオミア(Wyeomyi
a)属の種類である。さまざまな種の蚊が害を及ぼし、
そして/又は病気を伝播することができる刺性成熟体に
なる前、さまざまな種の蚊の未成熟水性段階の防除のた
めの殺虫剤供給組成物の使用に向けることが本発明の主
要目的である。この技法は、価格的に有効であり、そし
て殺虫剤が成熟体段階の防除のために広い領域にわたっ
て散布される場合に起因する環境及び健康上の危害を減
じる。
蚊の他に、他の種の水性環境昆虫、たとえば刺性及び
非刺性ブヨ、ハエ、蛾、ガガンボ、ウマバエ、シカバ
エ、黒バエ、又は花バエは、害を及ぼし、そしてしばし
ばヒト及び家畜に対して健康上の脅威を与えることがで
きる。従って、個体群としてのそれらの成長が有害であ
る。さまざまな種の蚊の医学的及び獣医学的重要性及び
他の重要な水性環境の昆虫は、“Entomology In Human
and Animal Health."第7版、1979,MaoMillan Plblishi
ng Co.,Inc.,New York,N.Y.においてRobert F.Harwood
及びMaurice T.Jamesによって詳細に論ぜられ、そして
これを本明細書に引用によって組込む。従って、本発明
の範囲はまた、蚊以外のさまざまな種の水性環境の昆虫
を防除するために1又はそれよりも多くの活性殺虫成分
を有する殺虫剤供給組成物の使用にも関する。
昆虫を防除し、そして殺す組成物及び方法は良く知ら
れている。多くの特許が殺虫剤又は殺昆虫剤の使用を論
じている。アメリカ特許第3,535,423号は、水中に分散
され得る湿潤性粉末殺虫剤濃縮物を開示する。これは、
不溶性殺虫剤を水中において可溶性にするものとして記
載されている。アメリカ特許第4,267,280号は、調節さ
れた放出殺虫剤及びこれらの調製法を開示する。これら
の殺虫剤は、高分子主鎖及びそれらに化学結合された殺
虫性基を有する側基を有するポリマーとして記載され、
そして置換性水素を有する殺虫剤と多官能価イソシアネ
ートとを反応せしめ、付加物を形成し、次にポリオール
ポリマー基質との反応によって調製される。アメリカ特
許第4,400,391号及び第4,401,456号は、調節された生物
活性材料の放出性を提供するために、それを封入するア
ルギン酸塩のゲルビーズの使用を開示する。それらの特
許は、浮遊又は沈下するように製造されたビーズを記載
し、そしてそれらは殺昆虫剤を含むことができる。これ
らのビーズはまた、目的の種の近くに生物活性材料を付
与する担体、たとえば浮遊水性雑草近くで除草剤を放出
する。その除草剤を含む浮遊ビーズ又は土壌中に除草剤
を放出するために葉を通して浸透するビーズとして作用
するものとしても記載されている。アメリカ特許第4,34
4,857号は、上記のものに類似する開示を含むが、しか
しながら、それは、キサントゲン酸塩誘導体による封入
を含み、そして水性環境下で使用される能力を開示して
いない。
多くの特許は、昆虫の成長を防除するための殺虫剤以
外の他の物質の使用を記載する。アメリカ特許第4,053,
627号は、水性環境における幼若ホルモンのための制御
された放出システムを開示する。これは、アルギン酸
塩、可溶化剤、及びカチオンを生成する塩、並びに幼若
ホルモンを含んで成るアルギン酸塩ゲルディスクにより
成し遂げられるものとして記載されている。アメリカ特
許第4,160,033号は、フィルム形成材料の使用による蚊
の防除のための方法を開示する。その方法は、水の表面
張力を減じ、そして蚊の幼虫及びさなぎを実質的に溺死
せしめる有機材料のフィルムの使用を含むものとして開
示されている。
現在、蚊の制御のためのフィルム形成剤の適用は、実
質的に液体に限定される。より容易且つより効果的な地
表及び大気供給方法は、浮遊又は沈降することができる
微粉、ペレット、顆粒又はブリケットとしてフィルム形
成殺虫剤供給組成物を使用することによって示唆されて
いる。たとえば、Levyなど、“Control of Immature Mo
squitoes With Liquid and Solid Formations of A Mon
o−molecular Organic Surface Film",Proceeding and
Papers of the Fiftieth Annual Conference of the Ca
lifornia Mosquito and Vector Control Association,I
nc.,及びThirth−Eighth Annual Meeting of the Ameri
can Mosquito Control Association,4月18〜22日、198
2,Sacramento,California,106〜108ページを参照のこ
と。
従来の液体スプレーとして適用される技術的なフィル
ム形成剤は、低い適用割合で密集した植物群落を通過す
ることができない。従って、効果な殺虫性フィルム形成
剤のほとんどは、その植物群落上に衝突し、そして蚊は
繁殖する水に達しない。さらに、過剰投与しないでより
容易に植物群落を通過するために多量に適用するための
希釈剤としての水の使用は、高速撹拌又は正確な適用割
合のために、水中にフィルム形成剤を適切に懸濁する水
注入システムの使用を必要とする。凝集された固体、た
とえば濃縮ペレット又は顆粒型への本発明の少なくとも
1のフィルム形成剤及び超吸収性ポリマーの配合は、液
体スプレーにより生じる費用のかかる過剰投与又は混合
問題を伴わずに、標的の水性環境への、放出のための植
物群落の林冠を通しての、フィルム形成剤の通過を可能
にする。現在、蚊の防除のために使用される液体フィル
ム形成剤は、水面にのみ適用される。フィルム形成剤
は、その比重のために浮遊するので、それは、乾燥、流
出、放水又は一定の風の吹送によって悪影響を受け、又
は標的繁殖地から除去され得る。本発明の超吸収剤ベー
スのフィルム形成剤組成物は、沈降し又は浮遊するよう
に配合され得る。顆粒としての沈降性配合物は、所望の
投与量で繁殖地にわたって均一に分配され、そして阻止
圧力、たとえば流出又は風の吹送によって激しく影響さ
れないで、それが未成熟の蚊を防除することができると
ころの水面にフィルム形成剤をゆっくり放出するであろ
う。さらに、本発明の超吸収性ポリマー及びフィルム形
成剤の配合物は、徐効性又は調節された放出のための機
構をもたらすことができ、それによって、液体フィルム
形成剤により期待されるよりも長い期間、その表面フィ
ルムの実用耐用年数又は持続性を延長することができ
る。本発明の1の超吸収性ポリマー配合物は、液体配合
物の実用持続性を延長することが期待され、そしてそれ
によって、繁殖地当りの高価な殺虫剤処置数を有意に減
じるであろうことを確かにする。
欠点を伴わないで、昆虫個体群を防除するための方法
又は組成物は存在しない。従来技術の前記組成物及び方
法に関連する1の大きな問題は、処置されるべき領域に
不混和性又は不相性物質を同時に適用することができな
いことである。殺卵剤、殺幼虫剤、殺さなぎ剤、殺昆虫
剤、殺虫剤、毒薬、生物学的制御剤、微生物制御剤、病
原菌、寄生体又は昆虫の成長調節剤と共に混合される場
合、フィルム形成材料は、単一の活性成分配合物よりも
改良された昆虫制御効力を作り出すが、それらの成分の
混合に関する問題がしばしば生じることが見出された。
Arosurf MSF(2つのオキシエチレン基を含むイソステ
アリル・アルコール・フィルム形成剤)と水とのブレン
ド又はArosurf MSFとバチルス・チューリンギエンシス
変種イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis va
r. israelensis)(B.t.i.)又はバチルス・スファエ
リカス(Bacillus sphaericus)又はAbate 4−Eの
(テメホス;O,O′−(チオジ−4,1−フェニレン)ホス
ホロチオン酸O,O,O′,O′−テトラメチル・エステル)
技術的及び/又は水性のブレンドは、偶然混合される場
合、均質の懸濁液を形成せず、そしてそれ故頻繁かつ激
しい撹拌を必要とする。静置される場合、それらの成分
は、それらのそれぞれの比重の差及び/又は不相溶性不
活性配合成分の存在のために、別々の相に分離し、そし
て従ってそれらの共通の作用配合物は、連続しての撹拌
又はそれらの適用のすぐ前で、成分を効果的に再混合す
るための再撹拌のいずれかを必要とする。これらの混合
及び再混合の必要条件は、従来の手段によりこれらの液
体配合物を適用することをひじょうに困難にする。これ
らの問題のいくつかを避けるために、高圧の水注入シス
テムが開発された。しかし、高圧の水注入は、配合物を
投与するために多量の水を必要とする。数ある構造上の
制限の中で、これは、昆虫個体群の防除のためのある単
一の、共同の又は複数の機能的配合物のヘリコプターに
よる散布を困難にする。ヘリコプター散布は、しばしば
経済的効率のために不適切であり、そして多くの水性環
境の昆虫の繁殖領域のためには許容されない。
いくつかの既知の成分を、単独で又は共同でもしくは
複数で固体凝集マトリックス中に導入することは可能で
あり、そしてこれらの配合物は、急速な又は調節された
放出能力、及び標的繁殖地に活性成分を効果的且つ自発
的に分散しながら同時に蚊の幼虫及びさなぎの両者を防
除する能力を欠くことが判明している。
他の個体凝集性殺虫剤組成物は、急速な自己分散性を
持たないので、それらは、繁殖地に広く分散されている
目的の昆虫の効果的な防除を確実にするために活性殺虫
成分が、水性繁殖地に均一に分散されることを確実にす
る適用を必要とする。さらに、他の固体凝集性殺虫成分
は普通、1つの未成熟発育段階にのみ影響を及ぼす。さ
らに、本発明の1又はそれよりも多くの超吸収性ポリマ
ー及び殺さなぎ性フィルム形成剤(たとえばArosurf M
SF(前掲)並びに殺幼虫剤、たとえばB.t.i.又はバチル
ス・スファエリカスから製造された殺虫剤供給組成物
は、自己分散能力を有し、そして適用の開始点から急速
に蚊の幼虫、さなぎ又は発生する生虫を殺すことができ
る。Arosurf MSF(前掲)は、蚊の幼虫及びさなぎを殺
すことができるが、幼虫個体群に対するそれらの殺害能
力は通常、ひじょうに遅い。
急速な殺幼虫性及び殺さなぎ性作用及び自己分散特性
を必要とする単一又は共同作用の固体凝集性配合物は利
用できない。バチルス・チューリンギエンシス変種イス
ラエレンシス(Vectobac G,Teknar 顆粒、Bactimos
ブリケット、Bactimos 顆粒又はペレット)Abate
(前掲)(1−SG,2−CG,5−CG),Dursban 10CR(フ
ロルピリホス;ホスホロチオン酸O,O−ジエチルO−
(3,5,6−トリクロロ−2−ピリジニル・エステル)、F
uradan 3(カルボフラン;2,3−ジシドロ−2,2−ジメ
チル−7−ベンゾフラノール・メチルカーバメート)、
Furadan 5顆粒、及びAltosid (メトプレン;(E,E)
−11−メトキシ−3,7,11−トリメチル−2,4−ドデカジ
エン酸−1−メチルエチルエステル)ブリケットの市販
の固体凝集性配合物が利用でき、そしてこれは遅い又は
早い未成熟段階の殺害能力及び/又は早い又は遅い放出
特性を有するが、しかしながらこれは速い多成熟段階の
防除能力をもたず、自己分散特性をもたず、殺昆虫剤散
布器によるフィールド条件下で簡単且つ急速に検出され
得ず又は防除され得ない唯一の活性殺昆虫成分から典型
的に構成され、そして非超吸収性ポリマー材料から構成
される。たとえば、Altosid ブリケット(前掲)は、
約30日間、有効レベルの化学物質を沈降せしめ、そして
放出せしめるように企図された昆虫の成長調節配合物で
ある。Altosid (前掲)は、木炭が侵食するように放
出される。処理された幼虫は、それらが死滅するさなぎ
段階に通常の発育をし続ける。Bactimos ブリケット
は、それらが幼虫段階においてのみ蚊を殺す場合、約30
日間浮遊し、そして有効なレベルのB.t.i.を開放するコ
ルクのようなマトリックスから構成される。さらに、前
記生成物のほとんどは、蚊の後期第四齢幼虫を殺害せ
ず、但し、それがさなぎ段階に達する場合、蚊をゆっく
りと殺害するAltosid (前掲)の、例外は存在する
が、さなぎ又は発生する成虫を直接的に殺す製品は存在
しない。
それらの標準製剤中の上記製品の活性成分は、代わり
の支持体(担体)を提供するために、本発明の超吸収性
ポリマー上に配合され得、又はより好ましくは、次の共
同作用性製剤を提供するために、1又はそれよりも多く
の殺幼虫性/殺さなぎ性フィルム形成剤、たとえばAros
urf MSF(前掲)と共に配合され得る。前記共同作用性
製剤は、幼虫、さなぎ又は発生する成虫を速く殺害し、
目的の繁殖地上に活性成分のより良好な分布のための自
発的な分散能力を有し、そして1又はそれよりも多くの
活性殺虫成分の存在又は持続性を得るために、目的の繁
殖地において化学的に調節されるべき能力を有する。
本発明の超吸収性ポリマーマトリックスの圧縮は、あ
る活性成分のために徐放性放出機構をもたらすことが示
された。さらに、単一の圧縮又は凝集性マトリックスに
おいて種々の水吸収特性(たとえばWater Lock 製品)
を有する、種々のタイプの本発明のこれらの超吸収性ポ
リマーの割合を変えることが、ある活性の殺虫成分の徐
放性放出をさらに高めるための機構をもたらすことがで
きる。さらに、本発明の超吸収性ポリマーの種々の比重
(すなわち、1未満又は1超え)を用いて、種々の水性
昆虫種を殺すために種々の繁殖地に使用するための浮遊
性又は沈降性製剤を開発することができる。
種々の浮遊性又は沈降性固体の水溶性、侵食性及び多
孔性マトリックス、たとえばスポンジ、網状ポリウレタ
ンフォーム、寒天、ゼラチンカプセル、コルク、ひる
石、ゼイン、トウモロコシの種軸グリット、木炭、砂、
粘土、リグニン、セライト、木材チップス、のこ屑、セ
チル又はステアリルアルコール、及び酢酸セルロース又
は三酢酸セルロース上又は中にフィルム形成剤、たとえ
ばアメリカ特許第4,160,033号に記載のものを導入する
試みが行なわれて来た。しかしながら、これらの試み
は、組み合されたマトリックス及びフィルム形成剤が従
来の方法によって操作され、そして運用するのに柔らか
過ぎ、又は効果的な蚊の防除のために十分な量の活性フ
ィルム形成剤を放出するのには堅過ぎ、そして又はその
マトリックスは、操作上、蚊の防除のために実用的であ
る割合で、増量剤の適用を可能にするために十分な量の
フィルム形成剤により含浸され得ないので不成功に終っ
た。
〔特定の目的〕
従って、水性環境の昆虫、特に蚊の個体群の前処理さ
れた乾燥繁殖地の防除及び前処理された水性繁殖地の防
除のための組成物及び方法(従来技術の問題及び欠点を
克服する)を提供することが本発明の目的である。
また、容易に調製(配合)し、そして使用(散布)す
ることができ、そして侵食性(生物分解性)であり、そ
して環境に対して安全であるが、しかし水性環境の昆
虫、特に蚊の天然の個体群の1又はそれよりも多くの未
成熟段階を防除することに使用するために効果的である
組成物及び方法を提供することも、本発明の目的であ
る。
広い範囲の水性環境の昆虫個体群を防除するために単
一の殺虫剤供給システム中に広範囲の種類の成分を導入
することができる組成物及び方法を提供し、そしてそれ
らの成分の様々な時間での放出を提供することも本発明
の目的である。
本発明のさらにもう1つの目的は、ある種の蚊の未成
熟段階の防除のために個々に効果的である材料の使用を
単に必要とする。木の穴、カン、鳥の巣、タイヤ、パイ
ナップル科の植物及び他のタイプの天然及び人工的な水
含有容器中の少量の水たまり中に繁殖するこれらの種の
蚊の天然の個体群を防除するための方法を提供すること
である。
これらの及び他の目的は、本発明の組成物及び方法に
よって達成される。
〔特定の観点〕
本発明の1の観点によれば、少なくとも1種の超吸収
性ポリマー及び少なくとも1の異なった殺虫剤(フィル
ム形成剤である)を含む、水性環境の昆虫の個体群を防
除するための殺虫剤供給組成物が提供され、該ポリマー
及び殺虫剤は水性環境の昆虫の個体群を防除するために
有効な合計量で存在し、そして該供給組成物は、目的の
繁殖地が水により満たされる前、前処理として又は水性
繁殖地への直接的な処理として適用される。
本発明のさらにもう1つの観点によれば、水性環境の
昆虫を防除するための殺虫剤供給組成物が提供される。
その組成物は、少なくとも1つの超吸収性ポリマー、少
なくとも1の異なった殺虫剤(フィルム形成剤である)
及び少なくとも1種の追加化合物を含む。その追加化合
物は、殺卵剤;殺幼虫剤;殺さなぎ剤;殺昆虫剤;殺虫
剤;毒薬;生物学的制御剤;微生物制御剤;病原菌;寄
生体及び昆虫の成長調節剤から選択される。それらのポ
リマー、殺虫剤及び追加化合物は、水性環境の昆虫の個
体群を防除するのに有効な合計量で存在し、そしてその
供給組成物は、目的の繁殖地が水により満たされる前、
前処理として又は水性環境への直接的な処理として適用
される。
本発明のさらにもう1つの観点によれば、少量の水た
まり、たとえば容器、木の穴、パイナップル植物、等の
中で繁殖する蚊の個体群を防除するための方法が提供さ
れる。その方法は、 少なくとも1の超吸収性ポリマー及びフィルム形成剤
を含む少なくとも1の殺虫剤を含む殺虫剤供給組成物
を、一連のソーキング、洗浄、種々の速度でのブレンデ
ィング及び/又は加熱並びに湿気コンディショニング処
理により調製し;そして、 蚊の未成熟段階の防除を必要とする水性環境領域に、
少量の水たまり中で繁殖する蚊の個体群を防除するのに
有効な量で前記殺虫剤供給組成物(該組成物は、目的の
繁殖地が水により満たされる前、前処理として又は人工
的な又は天然の水性繁殖地への直接的な処理として適用
される)を適用する段階を含む。
本発明のもう1つの観点によれば、水性環境の昆虫の
個体群を防除するための方法が提供され、そしてその方
法とは; 少なくとも1の超吸収性ポリマー及びフィルム形成剤
を含む少なくとも1の殺虫剤を含む殺虫剤供給組成物
を、一連のソーキング、洗浄、種々の速度でのブレンデ
ィング及び/又は加熱並びに湿気コンディショニング処
理により調製し; 水性昆虫の制御処理を必要とする水性領域に、水性環
境の昆虫の個体群を防除するために有効な量で前記殺虫
剤供給組成物を適用する段階を含み、そして前記供給組
成物は、目的の繁殖地が水により満たされる前、前処理
として又は水性繁殖地への直接的な処理として適用され
る。
本発明のさらにもう1つの観点によれば、水性環境の
昆虫の個体群を防除するための方法が提供される。その
方法は、少なくとも1の超吸収性ポリマー及びフィルム
形成剤を含む少なくとも1種の殺虫剤並びに少なくとも
1種の追加化合物(該追加化合物は、殺卵剤、殺幼虫
剤、殺さなぎ剤、殺昆虫剤、殺虫剤、毒薬、生物学的制
御剤、微生物制御剤、病原菌、寄生体及び昆虫の成長調
節剤から選択される)を含む殺虫剤供給組成物を調製
し、そして 水性昆虫の制御処理を必要とする水性環境に、水性環
境の昆虫の個体群を防除するために有効な量、前記殺虫
剤供給組成物を適用する段階を含み、そして前記供給組
成物は、目的の繁殖地が水により満たされる前、前処理
として又は水性環境への直接的な処理として適用され
る。
本発明の超吸収性ポリマーは、水中においてそれらの
重量の100倍以上を吸収する、固体及び親水性の合成有
機ポリマーである。一般的に、これらの超吸収性ポリマ
ーは、アクリルアミド及びアクリレートポリマー、コポ
リマー及びターポリマーから選択される。これらの超吸
収性ポリマーは典型的には、ブレンド及び/又は凝集さ
れるために粉末又はフレーク形で適合される。
アクリルアミド及びアクリレートの超吸収性ポリマー
は、たとえばアクリルアミドアルカリ金属アクリレート
コポリマー;プロペンニトリルホモポリマー、加水分解
された、アルカリ金属の塩;プロペンアミド及びプロピ
オン酸のポリマー、アルカリ金属の塩;加水分解された
アクリロニトリルコポリマー及びスターチグラフトコポ
リマー並びにそのターポリマーである。これらのすべて
は、水中においてそれらの重量の100倍以上を吸収する
ように企図されている。
本発明は、蚊の種、たとえばアエデス・タエニオルヒ
ンカス(Aedes taeniorhynchus)、アエデス・アエジ
プチ(Aedes aegypti),アエデス・アルボピクタス
(Aedes albopictus)、アエデス・トリセリアタス(A
edes triseriatus)、クレクス・キンクエファスシア
タス(Culex quinquefasciatus)、クレクス・ニグリ
パルパス(Culex nigripalpus)、ウエオミア・ミチュ
ルリ(Wyeomyia mitchellii)及びウエオミア・バンダ
ジー(Wyeomia vanduzeei)の天然の個体群を、蚊の防
除処理を必要とする水性環境領域において防除すること
に特に有効であることが見出された。
〔特定の利点〕
本発明は、従来の組成物及び方法よりも多くの利点を
提供する。たとえば本発明の方法は、水性環境の昆虫、
たとえば蚊の個体群の防除するために使用される唯一の
成分を必要とする。本発明の製剤は、非毒性又は毒性の
生物学的又は微生物学的制御剤、病原菌、寄生体、昆虫
の成長調節剤、単分子表面膜、殺幼虫剤、殺卵剤、殺さ
なぎ剤及び/又は制御されるべき繁殖地のタイプ又は性
質、環境の強い影響及び/又は水性成長段階のタイプ又
は制御されるべき昆虫種に依存する従来の殺虫剤から広
く選択されたものから成る。本発明の製剤は、生物分解
性である。それらはまた、貯蔵安定性であり、基本的に
は個々の成分が安定し;しかしながら、高められた安定
性はマトリックス形で生じることができる。本発明は、
特定の適用のために必要とされる広い範囲の種類の型状
及び形状を取ることができる。本発明の製剤は、必要と
される情況に応じて、すばやく又は徐々にいろいろな時
間に放出され得る。本発明は、高価且つ複雑な撹拌/適
用装置の必要性を伴わないで、不相溶性液体又は粉末化
された殺虫剤の共同又は複数の活性製剤の供給のための
担体を提供する。本発明は、乾燥しているが、洪水など
の場合、昆虫が繁殖することが知られている地域への前
処理適用として使用され得、それによって第1個体群が
防除されるであろうことを確かにする。殺幼虫又は殺さ
なぎ成分を含まない1又はそれよりも多くの担体ポリマ
ーは、容器、タイヤ、鳥の巣、パイナップル科の植物又
は少量の水を有する容器内で繁殖する蚊の未成熟段階を
物理的(非毒性)機構により防除することができる。本
発明はまた、水性環境のいずれか1つのタイプへの適用
に制限されない。
本発明の他の目的、観点及び利点は、次のことから当
業者に明らかであろう: 〔好ましい態様の記載〕 驚くべきことには、ある超吸収性ポリマーが、水性環
境の昆虫の防除処理を必要とする水性環境地域において
昆虫の個体群を防除するために殺虫剤供給組成物として
有用な新規のクラスの化学物質を構成することが見出さ
れた。
殺虫剤供給組成物は、天然又は人工的な、水性又は乾
燥した目的の繁殖地に、殺虫剤、生物学的活性剤又は生
物学的不活性剤、等を運ぶことができ、又は運ぶように
適合され得るいずれかの組成物である。好ましい態様に
おいて、殺虫剤供給剤は、1又はそれよりも多くの超吸
収性ポリマーである。スターチグラフトコポリマーを含
む超吸収性ポリマーは、当業界において良く知られてい
る。たとえば、接着剤、凝集剤、サイズ剤、保水性材料
及び衛生材料のための吸水性材料を使用するアメリカ特
許第4,375,535号及び第4,497,930号に記載のものを参照
のこと。そしてこれを引用により本明細書に取り込む。
しかしながら、殺虫剤供給組成物として及びより特に、
水性環境下での蚊の防除のために超吸収性ポリマーの使
用に伴う利点は、完全に理解されていない。
本発明の超吸収性ポリマーは、水中においてそれらの
重量の100倍以上を吸収する親水性の個体である合成有
機ポリマーである。一般に、これらの超吸収性ポリマー
は、アクリルアミド及びアクリレートポリマー、コポリ
マー及びターポリマーから選択される。これらの超吸収
性ポリマーは典型的には、粉末又はフレークの形で適合
され、ブレンド及び/又は凝集される。
アクリルアミド及びアクリレートの超吸収性ポリマー
は、たとえばアクリルアミドアルカリ金属のアクリレー
トコポリマー;プロペンニトリルホモポリマー、加水分
解された、アルカリ金属塩;プロペンアミド及びプロペ
ン酸のポリマー、アルカリ金属塩;加水分解されたアク
リロニトリルコポリマー及びスターチグラフトコポリマ
ー並びにそれらのターポリマーである。これらのすべて
は、水中においてそれらの重量の100倍以上を吸収する
親水性ポリマーである。それらの得られた親水性ポリマ
ーは、水中においてそれら自体の重量の100〜約5,000、
より典型的には500〜約1,000倍、吸収することができる
(蒸留水、pH7.5、25℃、760mmHg、約30秒以内での吸収
により測定された)。しかしながら、吸収又は膨潤能力
及び吸収又は膨潤時間は、典型的には、それぞれ特定の
超吸収性ポリマーに依存して変化する。
1つのクラスの超吸収性ポリマーは、スターチ及び有
機モノマー、オリゴマー、ポリマー、コポリマー又はタ
ーポリマーの組合せを含む。それらは、種々の方法、た
とえばアメリカ特許第4,375,535号及び第4,497,930号に
記載の方法に従って製造され得、そしてたとえばグラフ
ト性コーンスターチ(アミロペクチン)とアクリロニト
リル(アクリル酸モノマー又はオリゴマー)との生成物
である。
超吸収性ポリマーはまた、超吸収特性を示す、プロペ
ン酸又はアクリロニトリル/アクリルアミド基材のポリ
マー又はコポリマーもしくはターポリマーでもある。
単独で、又は1又はそれよりも多くの殺虫剤により含
浸された超吸収性ポリマーは、水中において膨潤する能
力を有し、そして含浸された物質を放出することがまた
観察された。超吸収性ポリマーはまた、ある条件下で、
蒸発がゲル状のマトリックスから水の除去を引き起こす
場合、それらの元の形に類似する凝固稠度に改質し又は
収縮し、そして次に追加の水が添加される場合、膨潤又
は再ゲル化する能力も有する。湿潤及び乾燥の反復期間
の後、機能的であるこの能力は、前処理及び/又は長期
の制御された放出の適用のために好都合である。
種々の膨潤特性を有する超吸収性ポリマー(殺虫剤供
給剤として特に有用である)の特定の例は下記のものを
含むが、しかしこれだけには限定されない: 1)アクリルアミドナトリウムアクリレートのコポリマ
ー(GB); 2)加水分解されたスターチ−ポリアクリロニトリル
(Terra−Sorb); 3)2−プロペンニトリル、ホモポリマー、加水分解さ
れた、ナトリウム塩又はポリ(アクリルアミド−コ−ナ
トリウムアクリレート)もしくはポリ(2−プロペンア
ミド−コ−2−プロペン酸、ナトリウム塩)、(Water
Lock Superabsorbent Polymer G−100); 4)スターチ−g−ポリ(2−プロペンアミド−コ−2
−プロペン酸、ナトリウム塩)、(Water Lock Super
absorbent Polymer A−100); 5)スターチ−g−ポリ(2−プロペンアミド−コ−2
−プロペン酸)、(Water Lock Superabsorbent Poly
mer A−200); 6)スターチ−g−ポリ(2−プロペンアミド−コ−2
−プロペン酸、カリウム塩)、(Water Lock Superab
sorbent Polymer A−204); 7)ポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロペン酸、
ナトリウム塩)、(Water Lock Superabsorbent Poly
mer G−400); 8)ポリ−2−プロペン酸、ナトリウム塩(Water Lock
Superabsorbent Polymer J−500); 9)スターチ−g−ポリ(アクリロニトリル)又はポリ
(2−プロペンアミド−コ−ナトリウムアクリレー
ト)、(General Mills SP 5025);及び 10)スターチアクリロニトリルコポリマー(Super Sorb
/AG Sobent)。
超吸収性ポリマーは一般的に非毒性であり、生物分解
性であり、そして購入又は生成するのに比較的安価であ
る。
本発明のより好ましい態様の殺虫剤供給剤が、カン、
鳥の巣、タイヤ、パイナップル科植物及び他のタイプの
天然又は人工的な、水含有容器中で繁殖するある種の蚊
を含む選択された繁殖地に適用される場合、追加の殺虫
剤の存在なしでさえ、物理的(非毒性)の殺虫剤特性を
示すことがさらに観察された。
従って、これらの超吸収性ポリマーは、蚊の防除処理
を必要とする水性環境領域において、次の蚊の種、たと
えばアエデス・アエジプシ、アエデス・アルボピクタ
ス、アエデス・トリセリアタス、クレクス・キンクエフ
ァスシアタス、クレクス・ニグリパルパス、ウエオミア
オ・ミチェルリ、及びウエオミア・バンダジーの天然の
個体群を防除するために、前処理又は水性環境において
独立に使用され得る。
本発明の殺虫剤は、水性昆虫の防除処理を必要とする
水性領域における水性環境昆虫の個体群を防除するのに
有効である化合物であり、少なくとも1のフィルム形成
剤を含み、そしてさらに、追加の化合物として、他の殺
殺虫剤、殺卵剤、殺幼虫剤、殺さなぎ剤、毒物、微生物
制御剤、生物学的制御剤、病原菌、寄生体及び/又は昆
虫成長剤を含むことができる。上記のように、担体の好
ましい群は、物理的(非毒性)な殺蚊剤特性を示す。換
言すれば、それらの担体は、天然の又は人工的な水たま
りに繁殖するある種の蚊の個体群を防除することに効果
的である。
殺蚊性であるフィルム形成剤は、一般的に水の上にフ
ィルムを形成する水不昆虫性有機化学物質である。この
化学物質は、一般的に非毒性であり、非揮発性であり、
そして水不混和性液体である。それらは低い凝固点及び
それらが置かれる環境の最大気温以上の沸点を有し、そ
して高い再分散力により急激且つ自発的に分散すること
ができる。
殺昆虫及び/又は非殺昆虫目的のために本発明におい
て有用な、液体、半固体状又は固体状フィルム形成剤の
例は、アメリカ特許第4,160,033号に記載の有機化学物
質(これを引用により本明細書に組込む)及び水の表面
張力を31ダイン/cm(3.1×10-2N/m)以上に減じ、そし
て/又は10よりも大きなHLBを有する有機化学物質であ
る。使用されることができるフィルム形成性剤は、たと
えば2−プロパノール、トリデシルアルコール、2−エ
チルブタノール、2−エチルヘキサノール、1−ヘキサ
ノール、アセトン、キシレン、デシルアルコール、ポリ
オキシエチレン(20)ソルビタントリオレエート、ポリ
オキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシ
エチレン(5)ソルビタンモノオレエート、10個のオキ
シエチレン基を含むイソステアリルアルコール、Morwet
界面活性剤、20個のオキシエチレン基を含むイソステ
アリルアルコール、又は界面活性剤の石油基剤の油、た
とえ鉱物油、ディーゼル油、等である。さらに、殺昆虫
剤(及びそれ故殺昆虫剤供給組成物)は、他のタイプの
成分、たとえば希釈剤、エンハンサー、及び/又は結合
剤、たとえばクレー、ガム、水、セチル又はステアリル
アルコールを含むことができる。
HLBは、The Atlas HLB System,Atlas Chemical Indus
tries,Inc.(第4版)、1963に定義されたような“親水
性−親油性バランス”を表わす。HLB数は、前記文献の
3及び18ページに定義されたように、非イオン性乳化剤
分子の親水性部分の%で示される。
殺さなぎ剤は、さなぎと呼ばれるある水性昆虫の特定
の発育段階を殺すことができるいずれかの物質である。
殺さなぎ剤は、普通、さなぎの水死を引き起こす、水面
上に石油又は非石油性フィルムを形成することによって
直接的にさなぎを殺す化学物質である。この段階は、非
食物摂取段階であり、そして成虫に直接的に生成する。
本発明に有用な殺さなぎ剤の例として、Golden Bear
油、たとえばGB−1111又はGB−1356、Arosurf MSF
(前掲)、Flit MLO 、及びデーゼル油又は鉱物油ベー
スの配合物を挙げることができる。生物学的/微生物学
的さなぎ防除剤、たとえば細菌、菌類、原生動物、ウィ
リス、リケッチア及び線中動物もまた使用され得る。
殺幼虫剤は、幼虫と呼ばれるある水性昆虫の特定の発
育段階を殺すことができるいずれかの物質である。殺幼
虫剤は、毒性物質の摂取の後、幼虫を殺すことができ、
外皮との接触後、殺すことができ、又は幼虫の水死を引
き起こすことによる物理的(非毒性)及び/又は毒性手
段によって殺すことができる。その幼虫段階は、普通、
齢と呼ばれるいくつかの脱皮又は成長相を有する食物摂
取段階である。たとえば、蚊においては、4段階の幼虫
齢が存在する。幼虫段階は直接的にさなぎ段階に進む。
本発明において有用な殺幼虫剤の例は、生物学的防除剤
又は微生物学的防除剤、たとえばバチルス・チューリン
ギエンシス変種イスラエレンシス(Vectobac ,Bactimo
s ,Feknar ,Skeetal )又はバチルス・スファエリカ
ス(BSP−1);従来の毒物、たとえばAbate (前
掲)、Baytex (フェンチオン;ホスホロチオン酸O,O
−ジメチル−O−〔3−メチル−4−(メチルチオ)フ
ェニル〕エステル)、Dursban (前掲)、レスメトリ
ン、マラチオン、ピレトリン、アレトリン、Baygon
(プロポキスル)、Furadan (カルボフラン)、メ
トキシクロル、等;及び石油又は非石油性フィルム形成
油、たとえばFlit MLO 、GB−1111又はGB−1356、及び
Arosurf MSF(前掲)を含む。他の細菌、菌類、原生
動物、リケッチア及び線虫動物もまた使用され得る。
昆虫成長調節剤(IGR)は、脱皮又は発育循環に悪影
響を及ぼすことによって、1又はそれよりも多くの未成
熟段階における目的の水性環境の昆虫を殺す幼若ホルモ
ン又は抗幼若ホルモンのような化学物質である。IGR
は、直接的な殺幼虫剤又は殺さなぎ剤であるとは思われ
ない。ほとんどの場合、その化学物質に暴露される幼虫
は、それらがさなぎ段階(それらは死滅する)に達する
まで、正常に発育し続ける。IGRの例として、Altosid
(メトプレン)、Dimilin (ジフルベンズロン)及び
フェノキシカルブを挙げることができる。
昆虫個体群は、水性環境又は制御処理を必要とする繁
殖地のいずれかのタイプに繁殖する。1又はそれよりも
多くのグループ又は種類の水性環境の昆虫を言及するた
めに本明細書に使用される。本明細書に使用される個体
群とは、天然の又は人工的な繁殖領域及び同様のもの又
は水性環境の昆虫の防除処理を必要とするいずれかの物
理的地域内に含まれる水性昆虫、さなぎ、幼虫及び卵を
示す。たとえば草原、庭、牧草地、泥沼、湿地帯、水
路、タイヤ、木材、湖、河、川、湾、沼、等が処理され
得る。もちろん、水性環境の昆虫の防除処理を必要とす
る地域は、どんな大きさでもよく、そして本発明は、単
に時間、装置及び利用できる材料によって限定される。
脂肪アルコールのフィルム形成剤、たとえばArosurf
MSF(前掲)又はソルビタンモノオレエートによる超
吸収性ポリマーの含浸は、超吸収性ポリマー、たとえば
Super Sorb又はWater Lock G−100の水の吸収速度を
遅らせ又は遅くするように思え、それによって水性環境
における殺昆虫剤の徐放性又は調節された放出のための
もう1つの有用な機構を提供する。徐放性又は調節され
た放出過程は、粉末化された又はフレーク化された超吸
収性ポリマー及び超吸収性ポリマー/殺昆虫剤の配合物
の圧縮の程度によって、殺昆虫剤供給組成物が置かれる
容器のオリフィスのサイズを変えることによって、フィ
ルム形成剤の濃度を変えることによって、種々のタイプ
の超吸収性ポリマーの濃度を変えることによって、及び
1又はそれよりも多くの結合剤を添加することによって
さらに変化又は遅らされることができる。少量の水たま
りにおいてある種の蚊を防除するために使用される場
合、架橋されたゲル状超吸収性ポリマーマトリックス内
に維持される水は、固定されていない同量の水に比べ
て、よりゆっくりと蒸発すると思われる。さらに、前記
ポリマーへのあるフィルム形成剤の添加はまた、水の損
失の速度を遅らせるようにも思われる。これらの観察
は、これらの小さな繁殖容器中の水が、より長い期間、
物理的に不活性化(すなわちゲル化)され、従って、蚊
の繁殖のために適切でない繁殖地を提供することを指摘
する。これらの観察はさらに、ポリマーマトリックスに
添加されるいずれか活性の殺昆虫成分の追加のフィール
ド持続性を示唆する。
ある塩(たとえば、アルカリ金属のハロゲン化物、た
とえばNaCl)が、水に導入された場合、超吸収性ポリマ
ーのマトリックスの架橋を分解することを示されたこと
は、注目されるべきである。これは、殺虫剤供給組成物
の膨潤及び個体群防除能力(たとえば、超吸収性ポリマ
ーのみの膨潤及び防除能力及び/又はその中に含浸され
得るある殺虫剤の放出速度)に対する効果を有する。従
って、これらの製剤の放出速度を変え(この場合、増強
し)又は調節するためにもう1つの機構として超吸収性
ポリマー・ベースの製剤中にある塩を使用することは可
能である。水性繁殖地の塩含有はまた、マトリックスの
膨潤、分解、劣化及び/又は活性殺虫成分の放出に影響
を及ぼすことによって目的の種の殺害の効果も有するこ
とができる。そのマトリックス製剤への塩の添加はま
た、この因子を変えるための機構をも影響を及ぼすこと
ができる。
次の例は、超吸収性ポリマー及び1又はそれよりも多
くの昆虫制御剤の単一の及び共同の製剤により種々の蚊
の種類の幼虫、さなぎ及び/又は発生する成虫の効果的
な防除を示す比較バイオアッセイの例である。すべての
部、%及び割合は、特にことわらないかぎり重量によ
る。
実施例1〜7 スターチ、超吸収性ポリマーとしてアクリロニトリル
コポリマー(Super Sorb)及び2個のオキシエチレン基
を含むフィルム形成剤イソステアリルアルコール(Aros
urf MSF)、並びにSuper Sorb,Arosurf MSF及びB.
t.i.もしくはB.スファエリカス又はAbate 4−E(テ
メホス)から製造された殺虫剤供給組成物の使用からデ
ータを集めた。Arosurf MSFは、蚊の殺幼虫剤及び殺
さなぎ剤として使用するために環境保護機関(E.P.A)
によって現在登録されており、そしてアメリカ特許4,16
0,033号として許可されている唯一のフィルム形成剤
(いわゆる単分子表面膜)である。B.t.i.生成物及びAb
ate 4−Eは、E.P.A.登録を有し、そしてB. スファ
エリカス(BSP−1)は、E.P.A.登録中のE.P.A.の実験
的な使用許可を有する。他のバイオアッセイは、スター
チグラフトポリマー2−プロペンアミド−コ−2−プロ
ペン酸、超吸収性ポリマーとしてナトリウム塩(Water
Lock Super absorbent Polymer G−100)及びArosurf
MSF、並びにWater Lock G−100,Arosurf MSF及
びB.t.i.、又はB. スファエリカス、もしくはAbate
4−Eにより行なわれた。類似する結果が得られたけれ
ども、そのバイオアッセイは、全体の蚊−防除効果がSu
per Sorbを用いて、より良好であることを示した。ま
た、Super Sorb及びWater Lock 超吸収性ポリマーG−
100の50/50ブレンドが、比較しうる蚊−制御効力を有す
る前記活性殺虫成分と組み合されて評価された。
フィルム形成剤、たとえばソルビタンモノオレエー
ト、オレイルアルコール、75%ソルビタンモノオレエー
ト及び25%2−エチルブタノール又は2−プロパノー
ル、2−オキシエチレン基を含めオレイルアルコール、
並びに4オキシエチレン基を含むラウリルエーテルがま
た評価された。これらの材料が、混合適合性及び表面フ
ィルム放出性を決定するために、Super Sorb及びWater
Lock G−100上に含浸された。これらの材料は幼虫及
びさなぎに対しては評価されなかったが、フィルム−放
出性研究の結果は、比較しうる蚊−防除効果が得られる
ことを示唆した。さらに、昆虫成長調節剤Altosid SR
−10はまた、配合適合性を決定するために、Arosurf
MSF及びSuper Sorb又はWater Lock G−100と共に配合
された。結果は、これらの材料の共同作用製剤もまた、
使用され得ることを指摘する。
一般的に、データは、液体フィルム形成剤が、超吸収
性ポリマーマトリックスのみ、又は1又はそれよりも多
くの液体又は固体の蚊用殺虫剤、殺卵剤、殺さなぎ剤、
殺虫剤、殺昆虫剤、生物学的制御剤、微生物制御剤、病
原菌、寄生体、従来の毒物及び昆虫成長調節剤と共に混
合され得、及び含浸され得、水性環境において単一及び
複合段階の蚊防除のための単一の、共同の又は複数の作
用固体製剤を調製することができることを示す。
驚くべきことには、データは、Super Sorb及びArosur
f MSFの配合物がArosurf MSFのみよりもアエデス・
タエニオルヒンカスの幼虫のより早い防除を作り出すこ
とを指摘する。データは、その2成分配合物が、試験さ
れた水質においてこの蚊の種に対するArosurf MSFの
ための活性化又は殺幼虫増強機構を作り出すことができ
ることを示唆する。超吸収性ポリマーのみは、有意な殺
幼虫活性を示さなかったことが注目されるべきである。
一般的に、ポリマー基材の殺幼虫性増強は、クレクス
・キンクエファスシアタス及びアエデスアエジプシに対
する試験においては観察されなかった。新しい水におい
てのこれらの種に対する試験は、超吸収性ポリマーAros
urf MSF製剤がArosurf MSFのみに対して評価される
場合、比較しうる殺幼虫性効力を示した。アエデス・タ
エニオルヒンカスは、クレクス・キンクエファスシアタ
ス又はアエデス・アエジプシよりもArosurf MSFに対
してより敏感であることが注目されるべきである。しか
しながら、塩水沼地に生息する蚊、アエデス・タエニオ
ルヒンカスは、フロリダのリーカウンティにおいて及び
他の沿岸地方並びにアメリカ合衆国の他の他方において
主な害虫である。
データはまた、これらの粉末化された超吸収性ポリマ
ーが非凝集性超吸収性ポリマー製剤に匹敵しうる殺幼虫
性及び殺さなぎ性効力を有する顆粒を製造するために、
従来の技法によって種々の濃度のArosurf MSF又は他
のフィルム形成化合物質と共に凝集され得ることも指摘
する。敏速性及び徐放性開放製剤は、顆粒形で製造され
得る。
1:スターチ、アクリロニトリルコポリマー(Super Sor
b)がすべての試験で使用された。Arosurf MSFロット番
号4158Kがすべての試験で使用された。1/16インチの直
径の凝集性顆粒がTurbulator/Disc Pelletizerの組み合
せ(Ferro−Tech,Wyandotte,Michigan)を用いて生成さ
れた。
2:3.52lb(1.6kg),4.4lb(2.0kg)及び6.6Lb(3.0kg/1
エーカー(4,046m2)の凝集性ポリマー+Arosurf MSFの
適用割合は、それぞれ約0.23ガロン(0.871),0.29ガ
ロン(1.1)及び0.44ガロン(1.67)/1エーカー
(4,046m2)のArosurf MSFで適用される活性成分をもた
らした。
4.4lb(2.0kg)及び6.6Lb(3.0kg/1エーカー(4,046m
2)の非凝集性ポリマー+Arosurf MSFの適用割合は、そ
れぞれ約0.23ガロン(0.871)及び0.35ガロン(1.33
/1エーカー(4,0462)のArosurf MSFで適用される活
性成分をもたらした。
3:0%海水=R.O.水。
4:3.3%の成虫逃亡体。
5:6.7%の成虫逃亡体。
驚くべきことには、追加のデータは、Super Sorb(及
びWater Lock )及びArosurf G−100MSF並びにバチ
ルス・チューリンギエンシス変種イスラエレンシスもし
くはバシラス・スファエリカス又はAbate 4−Eの混
合物が、いずれの配合成分よりも相当に良好に幼虫、さ
なぎ及び発生する成虫を殺害するであろう共同作用固体
製剤を生成することを指摘する。
開示された超吸収性ポリマー配合技法は、種々の殺虫
製剤のための地表及び空中散布、及び植物相侵入過程を
改良することが予期される。これらの超吸収性ポリマー
マトリックスは、水中に導入される場合、自己分散す
る、一連の浮遊性及び沈降性の敏速且つ調節された放出
生成物のための基材を形成するであろうことが予期され
る。
1:スターチ、アクリロニトリルコポリマー(Super Sor
b)がすべての試験で使用された。Arosurf MSFロット番
号4158Kがすべての試験で使用された。すべての試験で
使用されたB. スファエリカス(菌株2362)の浮遊性濃
縮物は、Biochem ProductsのEUP生成物である。すべて
の試験は、逆浸透濾過(RO)によって水中において精製
された。
2:活性成分は、B. スファエリカスのためには0.25pt
(0.118)/1エーカー(4,046m2)及びArosurf MSFの
ためには0.12ガロン(0.455)/1エーカー(4,046m2
の割合で適用された。
3:B. スファエリカスは、0.25pt(0.118)/1エーカ
ー(4,046m2)の割合で適用された。
4:Arosurf MSFは、0.26ガロン(0.985)/1エーカー
(4,046m2)の割合で適用された。
5:Arosurf MSFのための活性成分は、0.23ガロン(0.871
)/1エーカー(4,046m2)の割合で適用された。
6:Arosurf MSFのための活性成分は、0.35ガロン(1.326
)/1エーカー(4,046m2)の割合で適用された。
7:活性成分は、B. スファエリカスのためには0.25pt
(0.118)/1エーカー(4,046m2)及びArosurf MSFの
ためには0.23ガロン(0.871)/1エーカー(4,046m2
の割合で適用された。
8:ポリマーマトリックスのみが適用された。
9:試験番号4及び5におけるB. スファエリカスは、0.
5pt(0.237)/1エーカー(4,046m2)の割合で適用さ
れた。
10:B. スファエリカスによる混合された幼虫及びさな
ぎの50%制御=幼虫の100%制御及びさなぎの0%制
御。
1:スターチ、アクリロニトリルコポリマー(Super Sor
b)がすべての試験で使用された。Arosurf MSFロット番
号4158Kがすべての試験で使用された。番号1及び6の
試験で使用されたB.t.i.は、Teknar HP−D(1200ITU/m
g)であり、そして試験2,7及び8においてはTeknar
(600ITU/mg)により行なわれた;Zoecon Corporatio
n,Dallas,Toxas 75234。試験3,4及び5は、Bactimos
の一次粉末(700ITU/mg)により行なわれた:Biochem Pr
oducts,Montchanin,Delaware 19710。
2.A.T.試験番号1及び2は、12.5%海水中で行なわれ、
そしてA.T.試験3,4及び5は、100%海水中で行なわれ
た。C.Q.試験6及び8はR.O.水中で行なわれ、そしてC.
Q.試験7は、汚水処理システムから集められた排水中で
行なわれた。A.A.試験番号9はR.O.水中で行なわれた。
3.試験番号1,2,6,7及び8におけるB.t.i.は0.5pt(0.23
7)/1エーカー(4,046m2)の割合で適用された。試験
番号3及び4におけるB.t.i.は、0.0625kg/ヘクタール
(10,000m2)の割合で適用れ、そして試験番号5は0.31
25kg/ヘクタール(10,000m2)の割合で適用された。
4.ポリマー基材及びB.t.i.製剤におけるArosurf MSF
は、約0.23ガロン(0.871)/1エーカー(4,046m2)の
割合で適用された。
5:30%の成虫逃亡体。
6:36.7%の成虫逃亡体。
7:46.7%の成虫逃亡体。
8:66.7%の成虫逃亡体。
9:26.7%の成虫逃亡体。
10:試験は示される最っとも高い死亡率で終結された。
さらに、データは、Arosurf MSFにより含浸された
超吸収性ポリマーが長期の貯蔵安定性を有することを示
す。貯蔵安定性はまた、共同作用製作により指摘される
(第4表〜第6表)。一般的に、新規及び製剤の蚊制御
効力が比較され得る。
非含浸性超吸収性ポリマーの粉末化され、カプセル化
され、又はブリケット化された製剤は、アエデス、クレ
クス及びウエオミア属の蚊の繁殖地が前処理のために乾
燥性であり、又は雨水で満たされ、そして卵、幼虫及び
さなぎを含む場合、それらの蚊の種類に対して、多くの
捨てられたタイヤ、木の穴、パイナップル科植物、カ
ン、鳥の巣又は他の小さな天然の又は人工的な水たまり
中に導入され得る。この散布は、長期間、卵の孵化及び
繁殖を阻止し、又は不完全な蚊の成長のために必要であ
る水を単にゲル化することによって、それらの幼虫又は
さなぎ段階の蚊を物理的に殺害するであろう。未成熟蚊
の敏速且つ延長された防除は、この物理的防除方法に起
因することが予期され、そして種々のゲル配合物の使用
が本発明に示されている。これらの適用に使用される超
吸収性ポリマーはまた、本明細書に記載されるように多
くの殺虫剤により含浸され得ることがまた注目されるべ
きである。
実施例8 本発明の実施において有用な超吸収性ポリマーは、一
般的に粉末化、フレーク化又は押出形である。粉末化さ
れた超吸収性ポリマーは、フィルム形成剤又は他の殺虫
剤を使用しないで、及び従来の凝集装置又は方法を使用
しないで、固化された弾性様マトリックスに形成され得
る。1gの非含浸性Water Lock Superabsorbent Polyme
r G−100を、標準の重さのボート形容器の底に薄く分散
し、そして空調された室(70〜75゜F)(21.1℃〜23.8
℃)中において24時間、空気に暴露せしめた。観察は、
その粉末化された超吸収性ポリマーが種々の型に成形さ
れ得る均一の弾性様マトリックスに結合されたことを示
した。その材料はボール状に凝集された風合を有し、そ
して水250mlに添加された。この材料は、不均一の粉末
化された超吸収性ポリマーに類似する態様で水を膨潤
し、そしてゲル化することが観察されたが、しかしなが
らそれらは遅い速度でであった。この技術の変法は、遅
く又は調節された水のゲル化及び/又は含浸された活性
成分の遅く又は調節された放出性をもたらし、そしてそ
れによって、水性環境の昆虫の個体群を防除することに
おいて超吸収性ポリマーの作用を調節することができ
る。その放出速度は、混合される超吸収性ポリマーのタ
イプ、等の圧縮変法によりさらに変性され得る。
実施例9 超吸収性ポリマー及びフィルム形成剤又は他の殺虫剤
のゲル化前製剤を、種々の濃度の水の添加により上記方
法で製造することができる。粉末化された超吸収性ポリ
マー及びそれに添加される水の相対量を変えることによ
って、種々のマトリックス(ゲル)濃度が達成された。
初期試験は、Arosurf MSFの種々の放出速度がこの態
様で達成され得ることを指摘する。さらに、他の殺虫成
分もまた、そのゲル中に導入することができる。これら
の組成物は、その放出速度をさらに変えるために、さら
に圧縮され得る。
実施例10 追加の試験は、粉末化された超吸収性ポリマー又はフ
ィルム形成剤並びに/又は他の従来の殺虫剤、殺卵剤、
殺幼虫剤、殺さなぎ剤、生物学的制御剤、微生物学的制
御剤、病原菌、寄生体、昆虫成長調節剤及び/又は他の
殺虫剤と共に含浸された粉末化された超吸収性ポリマー
が、未成熟水性昆虫の個体群の防除のために、水性繁殖
地中への直接的な導入のために、非毒性且つ生物分解性
の1.5〜3ミル(3.81〜7.62×10-2mm)のポリビニルア
ルコール・ベース又はポリエチレンオキシド・ベース、
又はヒドロキシプロピルメチルセルロース・ベースの水
溶性パウチ内に包含され得又は封入され得ることを示
す。Super Sorb:Arosurf MSFの1:1、1:2及び1:3混合
物により充填されたポリビニルアルコールの2×2イン
チ(5.01×5.01cm)及び3×4インチ(7.62×10.2cm)
のパウチによる試験は、水中に投入される場合、その袋
が浮遊し、そして特異的に溶解し、それによって種々の
速度で、超吸収性ポリマー及び種々の濃度の殺蚊性フィ
ルム形成剤を放出することができることを示した。パウ
チのミルの厚さは、パウチの水溶解性の速度及び貯蔵安
定性に影響を及ぼすことが観察された。驚くべきことに
は、試験は、1:1の混合物により充填されたポリビニル
アルコールの袋がこれらの材料を含まないポリビニルア
ルコールの袋よりもより遅い速度で溶解することをさら
に指摘した。パウチと接触する場合のフィルム形成剤
は、水中に置かれる場合、パウチの溶解性の速度を遅ら
せることができる。従って、パウチの厚さの変動、可溶
化の速度の変動、及び殺虫剤を含む又は含まない超吸収
性ポリマーの放出性の変動が達成され得る。殺虫剤供給
組成物は、放出速度をそれらに調節するために、さらに
圧縮され得る。
実施例11 殺虫剤を含む、粉末化された又はフレーク化された超
吸収性ポリマー及び製剤は、標準の凝集技法により種々
型及びサイズに形成され得る。
凝集法とは、ダスト、粉末、鉱物又は化学物質の微
粉、等から成る微粒子が、それら自体を結合することに
よってサイズ的に大きくされる方法を説明するために使
用される用語である。この方法、すなわちより大きく、
より扱いやすい型への固体微粉の転換を、凝集法と呼
ぶ。他の類似する粒状物質は、より売れるようにするた
め又はその物性及び外観を改良するために、寸法の拡大
を必要とする。同じ方法が使用され、そしてまた、これ
は凝集法である。凝集法の3種の一般カテゴリーとは、
撹拌又はペレット化(球状化装置、ディスクペレット製
造機、ドラム及びコーン並びに他の型のミキサー)、圧
縮(ブリケット化、圧縮化、錠剤化及び押出)及び熱処
理(粉末化された金属に関しては、焼結)、並びに溶融
材料からの団粒化及び顆粒の製造を含む。“材料加工問
題及び汚染規制のための解決法(The Solution for Mat
erial Processing Problems and Pollution Contro
l)”と称するFerro−Teck Systemsからのパンフレッ
ト、FT306 11/84−827084−2M FT1984は、粉末化され
たSuper Sorb及びArosurf MSFのタービュレーター
(ブレンディング及びミキシング装置のタイプ)混合物
(800g:1000g)がディスクペレット製造機により1/16イ
ンチ(0.159cm)の顆粒に配合されたことを記載する。
これらの顆粒は、非凝集性製剤(第III表)に匹敵する
効力でもって(しかしながら少ない合計の容量適用割合
で)、未成熟な蚊の個体群を制御する能力を有すること
が示された。結合剤、たとえば水、粘土、セチル又はス
テアリルアルコール、等は、より硬質の顆粒を製造し、
そして/又は浮遊し又は沈降するそれらの能力を高める
ために製剤中に使用され得る。これらの顆粒は、種々の
型にさらに圧縮され得、そして殺虫剤供給の速度の変化
をもたらすことができる。
実施例12 これまでにない凝集技術を用いて、粉末化された超吸
収性ポリマー及び超吸収性ポリマー/殺虫剤製剤から、
固体の均等マトリックスを製造することができる。Supe
r Sorb又はWater Lock G−100とArosurf MSF又はソ
ルビタンモノオレエートとの1:1混合物を、標準の長方
形のプラスチック組織埋封型に手により圧縮した。その
混合物を、変動性気温及び湿気条件(約70〜83゜F)(2
1.1℃〜28.3℃;約50〜80%RH)下で24〜48時間、放置
した。結果は、温度/湿度の変動がその型の形状におい
て硬質のブリケットの様なマトリックスを生成せしめた
ことを示した。この技法はまた、Water Lock G−100
又はSuper Sorb及びArosurf MSF並びにBactimos Pr
imary Powder(バチルス・チューリンギエンシス変種イ
スラエレンシス)の混合物からブリケットを生成するた
めにも使用された。
実施例13 1つの試験において、Water Lock G−100超吸収性
ポリマー2.0g、Morwet EFW界面活性粉末0.1g及びB.t.
i.(Bactimos Primary Powder)0.5gを50mlのビーカ
ー中で一緒に混合し、そして約24時間、80゜F(26.6℃/
80%RH(周囲)に暴露した。これらの環境条件は、3種
の成分(合計2.6g)が単一の弾性マトリックスに一緒に
結合(架橋)することを引き起こした。
このクッキーの様な材料を、水及び数百の第2〜4齢
期Cx. キンクエファスシアタスの幼虫を含む8.5×11イ
ンチ(21.6cm×28cm)のパン中に導入した。水の表面
は、粉末化された界面活性剤の分散能力を観察するため
にタルクを軽くまいた。
マトリックスは、水への導入に基づいて浮遊し、そし
てパンの反対側にタルクを押しやり、そして密集し、そ
して次にそれがゆっくりと水を吸収するにつれて、典型
的には膨潤し、そしてB.t.i.及び界面活性剤を放出する
ことが観察された。100%の幼虫が処置の後5時間内で
殺害され、そしてこれは、自己分散性、敏速性及び/又
は遅効性開放の蚊制御用途のために、超吸収性ポリマー
及びB.t.i.又はB. スファエリカス、等の製剤における
粉末化された界面活性剤の使用を示した。
実施例14 Arosurf MSFにより含浸された粉末化Super Sorb超
吸収性ポリマーを、一端が開いているプラスチック試験
管中に堅く詰めた。殺虫剤供給剤を含む管は、水の上に
浮遊し、そして約10日間、活性フィルム形成/ポリマー
材料をゆっくりと放出することが観察された。同量の材
料をゆるく充填された管は、24時間以内に、管の全内容
物を放出した。Arosurf MSFの存在又は存続性又は水
の表面がAdol 指示油によりモニターされた。従って、
圧縮の程度及び/又は放出オリフィスの大きさを調整す
ることによって、放出速度を変えることができる。標準
の圧縮技法は、徐放性又は調節された放出能力を有する
自蔵式ブリケット又はペレットを製造するために使用さ
れ得る(たぶん結合剤の添加を伴う)。
実施例15 前述のように、粉末化された超吸収性ポリマーは、再
形成又は収縮及び再ゲル化する能力を有する。1つの試
験において、ビーカー中の250mlの水に吸収された(ゲ
ル化された)1gの粉末化されたSuper Sorb又はWater Lo
ck G−100を、吸収された水が蒸発するまで数日間、
部屋の中において室温(70〜75゜F)で放置した。その
粉末化されたマトリックスは、元のような凝固形に戻っ
た。次に、水250mlを、そのビーカーに再添加した。そ
のポリマーは、元の吸収性に類似する態様でゲル化する
ことが観察された。この工程を5度さらにくり返し、そ
して類似する結果を得た。同様の試験が、Super Sorbと
Arosurf MSFとの1:1混合物に対して行なわれ、そして
類似する結果が得られた。
実施例16 超吸収性ポリマーの水−超吸収性特性は、主に少量の
水たまり(たとえば捨てられたタイヤ、植木ばち、木の
穴、等)で繁殖するやっかいな及び/又は病気を担持す
る蚊(たとえばアエデス・アエジプチ及びアエデス・ア
ルボピクタス)のある個体群を制御するための物理的
(非毒性)方法をもたらすために有用である。Water Lo
ck G−100(非含浸性)を、アエデス・アエジプチ
(3複製/ポリマータイプ)の100〜200個の卵を含む40
0mlガラスビーカー中に置いた。超吸収性ポリマーを含
まない対照を用いて、この例の正当性を検査した。次
に、水250mlを、そのビーカーに添加し、孵化を誘発し
た。
結果は、Water Lock G−100を含むビーカー中に導
入された水は即時にゲル化し、それによって卵の孵化及
び幼虫への成長のために適切でない非水性環境を作り出
すことを示した。超吸収性ポリマーを含まないビーカー
中の卵は正常な幼虫に成長した。類似する結果がSuper
Sorbを用いて得られた。
実施例17 1gの粉末化されたSuper Sorb又はWater Lock G−10
0超吸収性ポリマー(非含浸性)を、水250ml及び10個の
アエデス・アエジプチの第2期齢の幼虫を含むビーカー
に添加した。それらの幼虫は、形成されたマトリックス
内に即時にゲル化され、そしてその後、死んだ。この例
を、クレクス・キンクエファスシアタスの第2期〜第4
期齢の幼虫及びさなぎを用いてくり返し、そして類似す
る結果を得た。
本発明の原理、好ましい態様及び操作の方法を記載し
てきた。前述の発明は、明確に理解するために例示的に
いくぶん詳細に記載したけれども、特許請求の範囲内で
修正及び変更されることができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−54538(JP,A) 特開 昭58−10503(JP,A) 特公 昭46−7280(JP,B1)

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性環境の昆虫の集団を防除するための制
    御された放出速度をもつ殺虫剤供給組成物であって:水
    中においてそれらの重量の100倍以上を吸収する親水性
    アクリルアミド及びアクリレート・ポリマーから成る群
    から選ばれた少なくとも1の超吸収性固体有機ポリマ
    ー、及び少なくとも1のフィルム形成剤を含んで成る少
    なくとも1の異なった殺虫剤を含んで成り、そして上記
    ポリマー及び剤が、水性環境の昆虫の集団を防除するた
    めに有効な合計量で存在することを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】ポリマー:フィルム形成剤の比が、約0.1:
    1〜約100:1である、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】超吸収性ポリマーが、スターチ・グラフト
    ・コポリマー又はターポリマーを含んで成る、請求項1
    に記載の組成物。
  4. 【請求項4】超吸収性ポリマーが:アクリルアミド・ナ
    トリウム・アクリレート・コポリマー;加水分解された
    スターチ−ポリアクリロニトリル;2−プロペンニトリ
    ル、ホモポリマー、加水分解された、ナトリウム塩又は
    ポリ(アクリルアミド−コ−ナトリウム・アクリレー
    ト)若しくはポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロ
    ペン酸、ナトリウム塩);スターチ−g−ポリ(アクリ
    ロニトリル)又はスターチ−g−ポリ(アクリルアミド
    −コ−ナトリウム・アクリレート);スターチ、アクリ
    ロニトリル・コポリマー;ポリ−2−プロペン酸、ナト
    リウム塩;ポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロペ
    ン酸)、ナトリウム塩;スターチ−g−ポリ(2−プロ
    ペンアミド−コ−2−プロペン酸)、カリウム塩;スタ
    ーチ−g−ポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロペ
    ン酸);スターチ−g−ポリ(2−プロペンアミド−コ
    −2−プロペン酸)、ナトリウム塩;及びそれらの混合
    物から成る群から選ばれる、請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】ポリビニル・アルコール、酸化ポリエチレ
    ン及びヒドロキシプロピル・メチルセルロースから成る
    群から選ばれた少なくとも1種の水溶性材料から作られ
    た袋内に封入された、請求項1に記載の組成物。
  6. 【請求項6】殺卵剤;殺幼虫剤;殺さなぎ剤;殺昆虫
    剤;殺虫剤;毒素;生物学的制御剤;微生物制御剤;病
    原菌;寄生体及び昆虫の成長調節剤から成る群から選ば
    れた少なくとも1の追加の化合物をさらに含む請求項1
    に記載の組成物。
  7. 【請求項7】水性環境の蚊の集団を防除するための制御
    された放出速度をもつ殺蚊剤供給組成物であって:水中
    においてそれらの重量の500倍以上を吸収する、親水性
    アクリルアミド及びアクリレート・ポリマーから成る群
    から選ばれた少なくとも1の超吸収性固体有機ポリマ
    ー、フィルム形成剤を含んで成る少なくとも1の異なっ
    た殺虫剤、並びに殺卵剤;殺幼虫剤;殺さなぎ剤;殺昆
    虫剤;殺虫剤;毒薬;生物学的制御剤;微生物制御剤;
    病原菌;寄生体及び昆虫の成長調節剤から成る群から選
    ばれた少なくとも1の追加の化合物を含み、そして上記
    ポリマー、剤及び追加の化合物が、水性環境の蚊の集団
    を防除するために有効な合計量で存在することを特徴と
    する組成物。
  8. 【請求項8】超吸収性ポリマー:異なる殺虫剤の比が約
    0.1:1〜約100:1である、請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】超吸収性ポリマーが:アクリルアミド・ナ
    トリウム・アクリレート・コポリマー;加水分解された
    スターチ−ポリアクリロニトリル;2−プロペンニトリ
    ル、ホモポリマー、加水分解された、ナトリウム塩又は
    ポリ(アクリルアミド−コ−ナトリウム・アクリレー
    ト)若しくはポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロ
    ペン酸、ナトリウム塩);スターチ−g−ポリ(アクリ
    ロニトリル)又はスターチ−g−ポリ(アクリルアミド
    −コ−ナトリウム・アクリレート);スターチ、アクリ
    ロニトリル・コポリマー;ポリ−2−プロペン酸、ナト
    リウム塩;ポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロペ
    ン酸)、ナトリウム塩;スターチ−g−ポリ(2−プロ
    ペンアミド−コ−2−プロペン酸)、カリウム塩;スタ
    ーチ−g−ポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロペ
    ン酸);スターチ−g−ポリ(2−プロペンアミド−コ
    −2−プロペン酸)、ナトリウム塩;並びにそれらの混
    合物から成る群から選ばれた、請求項8に記載の組成
    物。
  10. 【請求項10】水性環境の昆虫の集団を防除するための
    方法であって: 水中においてそれらの重量の100倍以上を吸収する、親
    水性アクリルアミド及びアクリレート・ポリマーから成
    る群から選ばれた少なくとも1の超吸収性固体有機ポリ
    マー、及び少なくとも1のフィルム形成剤を含んで成る
    少なくとも1の殺虫剤を含んで成る、制御された放出速
    度とをもつ殺虫剤供給組成物を調製し; そして 水性環境の昆虫の集団を防除するために有効な量におい
    て上記殺虫剤供給組成物を、水性環境の昆虫防除処置に
    必要な水性環境領域に、適用する、段階を含む方法。
  11. 【請求項11】超吸収性ポリマーが:アクリルアミド・
    ナトリウム・アクリレート・コポリマー;加水分解され
    たスターチ−ポリアクリロニトリル;2−プロペンニトリ
    ル、ホモポリマー、加水分解された、ナトリウム塩又は
    ポリ(アクリルアミド−コ−ナトリウム・アクリレー
    ト)若しくはポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロ
    ペン酸、ナトリウム塩);スターチ−g−ポリ(アクリ
    ロニトリル)又はスターチ−g−ポリ(アクリルアミド
    −コ−ナトリウムアクリレート);スターチ、アクリロ
    ニトリル・コポリマー;ポリ−2−プロペン酸、ナトリ
    ウム塩;ポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロペン
    酸)、ナトリウム塩;スターチ−g−ポリ(2−プロペ
    ンアミド−コ−2−プロペン酸)、カリウム塩;スター
    チ−g−ポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロペン
    酸);スターチ−g−ポリ(2−プロペンアミド−コ−
    2−プロペン酸)、ナトリウム塩;及びそれらの混合物
    から成る群から選ばれた、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】殺虫剤が、殺卵剤;殺幼虫剤;殺さなぎ
    剤;殺昆虫剤;殺虫剤;毒薬;生物学的制御剤;微生物
    制御剤;病原菌;寄生体及び昆虫の成長調節剤から成る
    群から選ばれた少なくとも1の追加の化合物をさらに含
    む、請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】造形された固体殺虫剤供給組成物を製造
    するために、超吸収性ポリマー及び殺虫剤を凝集させる
    ことを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】水性環境の昆虫防除処置を必要とする領
    域が、水性環境の昆虫防除を必要とするであろう水性環
    境又は前水性環境であり、そして適用する前、前記組成
    物が水溶性の袋内に入れられている、請求項10に記載の
    方法。
  15. 【請求項15】殺虫剤供給組成物を、4.047m2(1エー
    カー)の水面積当り0.045kg〜907.2kg(約0.1〜2,000ポ
    ンド)の合計容積適用割合で適用する、請求項10に記載
    の方法。
  16. 【請求項16】その殺虫剤供給組成物が圧力下で圧縮さ
    れる程度を変え;2以上の超吸収性ポリマーを異なる割合
    で組み合せ;その殺虫剤供給組成物の入った容器内のオ
    リフィスのサイズを変え;フィルム形成剤の濃度を変
    え;そして結合剤を添加する、ことから成る群から選ば
    れた少なくとも1の方法によって殺虫剤供給組成物が、
    変えられた放出速度を有する、請求項13に記載の方法。
  17. 【請求項17】水性環境の蚊の集団を防除するための方
    法であって: 水中においてそれらの重量の500倍以上を吸収する、親
    水性アクリルアミド及びアクリレート・ポリマーから成
    る群から選ばれた少なくとも1の超吸収性固体有機ポリ
    マー、及び少なくとも1のフィルム形成剤を含んで成る
    少なくとも1の殺蚊剤、並びに殺卵剤;殺幼虫剤;殺さ
    なぎ剤;殺昆虫剤;殺虫剤;毒素;生物学的制御剤;微
    生物制御剤;病原菌;寄生体及び昆虫の成長調節剤から
    成る群から選ばれた少なくとも1の追加の化合物を、含
    んで成る、制御された放出速度をもつ殺蚊剤供給組成物
    を調製し;そして 4,047m2(1エーカー)の水面積当り0.227kg〜11.34kg
    (0.5〜約25ポンド)の合計容積適用割合内で蚊の集団
    を防除するために有効な量において上記殺蚊剤供給組成
    物を、蚊防除処置を必要とする水性環境又は水性環境の
    蚊の防除を必要とするであろう水性前(前処置)環境に
    適用する、段階を含む方法。
  18. 【請求項18】超吸収性ポリマーが:アクリルアミド・
    ナトリウム・アクリレート・コポリマー;加水分解され
    たスターチ−ポリアクリロニトリル;2−プロペンニトリ
    ル、ホモポリマー、加水分解された、ナトリウム塩又は
    ポリ(アクリルアミド−コ−ナトリウム・アクリレー
    ト)若しくはポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロ
    ペン酸、ナトリウム塩);スターチ−g−ポリ(アクリ
    ロニトリル)又はスターチ−g−ポリ(アクリルアミド
    −コ−ナトリウム・アクリレート);スターチ、アクリ
    ロニトリル・コポリマー;ポリ−2−プロペン酸、ナト
    リウム塩;ポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロペ
    ン酸)、ナトリウム塩;スターチ−g−ポリ(2−プロ
    ペンアミド−コ−2−プロペン酸)、カリウム塩;スタ
    ーチ−g−ポリ(2−プロペンアミド−コ−2−プロペ
    ン酸);スターチ−g−ポリ(2−プロペンアミド−コ
    −2−プロペン酸)、ナトリウム塩;及びそれらの混合
    物から成る群から選ばれた、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】顆粒、ペレット又はブリケットを製造す
    るために、ポリマー及び殺蚊剤を凝集することを特徴と
    する、請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】殺蚊剤供給組成物が、可変性の放出速度
    をもつ、請求項17に記載の方法。
  21. 【請求項21】殺蚊剤供給組成物が圧力下で圧縮される
    程度を変え;2以上の超吸収性ポリマーを異なる割合で組
    み合せ;その殺蚊剤供給組成物の入った容器内のオリフ
    ィスのサイズを変え;フィルム形成剤の濃度を変え;そ
    して結合剤を添加する、ことから成る群から選ばれた少
    なくとも1の方法によって、放出速度が、変えられるこ
    とを特徴とする、請求項20に記載の方法。
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