JP2712739B2 - 無人搬送車の操舵角制御装置 - Google Patents

無人搬送車の操舵角制御装置

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JP2712739B2 JP2083717A JP8371790A JP2712739B2 JP 2712739 B2 JP2712739 B2 JP 2712739B2 JP 2083717 A JP2083717 A JP 2083717A JP 8371790 A JP8371790 A JP 8371790A JP 2712739 B2 JP2712739 B2 JP 2712739B2
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、走行路上に敷設された誘導線を検知しな
がら自立走行する無人搬送車に用いて好適な無人搬送車
の操舵角制御装置に関する。
「従来の技術」 近年、工場などのFA(ファクトリ・オートメーショ
ン)の発達に伴い、無人搬送車を用いた自動搬送システ
ムが数多く導入されてきている。
この種のシステムにおける無人搬送車の操舵角の制御
には、主に車体に取付けたセンサによって、走行路上に
敷設された誘導線からのずれを検出し、このずれを修正
するように操舵(ステアリング)角を変える方式が採用
されている。
ここで、従来の無人搬送車の一例として、第17図およ
び第19図に3輪の構造のものを示す。なお、これらの図
に示す無人搬送車1は同一のものであり、先の図は前進
する場合の構成を示しており、後の図は後進する場合の
構成を示している。
前進における位置ずれの検出には操舵軸に直接取付け
たステアセンサ7aにより行い、後進におけるずれの検出
には車体の後部に取付けたステアセンサ7bにより行なわ
れる。また、前進および後進における走行と舵取りは前
輪2により行なわれる。
第17図において、3はステアモータであり、前輪2の
操舵角の設定を行う。4は走行モータであり、前輪2を
駆動する。5はコントロールボックスであり、ステアセ
ンサ7aからの出力信号を読込み、この信号に基づいてス
テアモータ3を制御する。ステアセンサ7aは図示のよう
に略T字状に形成され、その基端部がステアモータ3の
駆動軸に取付けられており、ステアモータ3の駆動軸の
動きにしたがって水平方向に揺動する。また、ステアセ
ンサ7aの先端部両端には検知コイル8a,9aが取付けられ
ており、これらによって、走行路10上に貼付された磁気
テープ(誘導線)11の検知が行なわれる。この場合、検
知コイル8aは図示のように車体の進行方向Aに対して右
側に取付けられており、検知コイル9aは同方向Aに対し
て左側に取付けられている。検知コイル8a,9aによる誘
導線11の検知は、これらコイル8a,9aを誘導線11の磁界
中を移動させることにより発生する起電力を利用したも
のである。この起電力は誘導線11から離れるほど小さく
なる。12は後輪であり、回動自在に取付けられている。
次に、第18図は無人搬送車1の前進用の操舵角制御装
置を示す概略構成図である。この図において、検知コイ
ル8a,9aに誘起した起電力が増幅器13,14にて増幅され、
差動増幅器15に供給される。差動増幅器15では増幅器1
3,14の出力電圧の差(以下、ずれ信号)が得られる。こ
の場合、ステアセンサ7aが誘導線11に対して左側にずれ
ている場合(第21図(イ)参照)には差動増幅器15の出
力値が負になり、右側にずれている場合(第21図(ロ)
参照)には正になるものとすると、ステアセンサ7aが誘
導線11に対して右側にずれていて、増幅器13,14の出力
が4V,1Vになったときには差動増幅器15の出力、すなわ
ち、ずれ信号の値は3Vになる。この差動増幅器15から出
力されたずれ信号は微分回路16に供給されるとともに比
例回路17に供給される。微分回路16では、ずれ信号の時
間微分が行なわれ、ずれ方向(車体がずれて行っている
方向)が得られる。この微分回路16からの出力信号と比
例回路17からの出力信号は増幅器18に供給され、ここで
加算される。そして、この加算結果(例えば、誘導線11
に対して左側にずれていて、かつ、左方向へ向っている
ことを示す信号)が駆動回路19に供給され、この駆動回
路19によってずれを補正するようにステアモータ3の制
御が行なわれ、前輪2の操舵角が変えられる。
一方、無人搬送車1を後進させる場合には、ステアセ
ンサ7aから無人搬送車1の後部に固定したステアセンサ
7b(第19図参照)へ切替え、さらに第20図に示すように
加算器20と増幅器21とを追加する。そして、加算器20に
よって現在の操舵角と、検知コイル8b,9bからの信号処
理結果とが加算され、この加算結果が駆動回路19に供給
される。現在の操舵角はステアモータ3の駆動軸に取付
けた操舵角検知器DTによって検知される。なお、微分回
路16および比例回路17の各定数は前進と後進とで異なる
値に設定されている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した従来の無人搬送車1の操舵角制御
装置においては次のような問題があった。
誘導線11からの位置ずれ検知から前輪2の操舵角制
御指令を出力するための系が非線形であるために、誘導
線11からのずれの大きさによっては、前輪2の制御がで
きなくなったり、ハンチングしたりする恐れがある。そ
こで、このような状態にならないようにするために、微
分回路16及び比例回路17の各定数の調整を行うが、この
調整に多くの時間を要する(通常3〜4日)。
微分回路16および比例回路17の各定数の調整を行っ
ても、床10の状態や無人搬送車の種類(形状が異なる)
が変わったりした場合には再調整を行わなければならな
い。
制御系に不安定要素があることから走行速度を上げ
ることができない。
前進と後進とでは微分回路16および比例回路17の各
定数や、回路の構成の一部を変更したりする必要がある
ので、価格高になる。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、
上記各問題を解決することができる無人搬送車の操舵角
制御装置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明は、走行路上に敷設された誘導線に対するず
れを検知する検知手段と、この検知手段により出力され
るずれ信号を時間微分してずれ方向を求める演算手段
と、車輪の操舵角を検知する操舵角検知手段とを備え、
前記誘導線に沿って自立走行する無人搬送車において、
現時点での前記ずれおよびずれ方向および操舵角の3つ
の要素のみを入力変数とするメンバーシップ関数が予め
設定され、該メンバーシップ関数に基づいて前記ずれお
よびずれ方向および操舵角に対してファジィ推論を施
し、この推論結果に基づいて前記車輪の操舵角を制御す
る制御手段を具備することを特徴とする。
「作用」 上記構成によれば、無人搬送車の誘導線に対するずれ
が検知されるとともに、そのずれの方向が演算される。
また、操舵輪の操舵角が検出される。そして、現時点で
のずれ、ずれの方向および操舵角に応じ、操舵角の操作
量がファジィ推論によって演算される。そして、この演
算の結果得られた操作量に従って、車輪の操舵角の制御
が行なわれる。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明
する。
第1図はこの発明の一実施例による無人搬送車の操舵
角制御装置を示す概略構成図である。なお、この図にお
いて前述した第18図または第20図と共通する部分には同
一の符号を付してその説明を省略する。
この実施例においては、従来の操舵角制御装置を構成
する微分回路16および比例回路17に代わってファジィ制
御部22が設けられているのが大きく異なる点である。ま
た、従来同様に無人搬送車1の先進と後進においては、
ステアセンサ7a,7bの切替が行なわれる。
第1図に示すように、ファジィ制御部22は前処理部2
3、ファジィ推論部24およびファジィ規則部25とから構
成されており、前処理部23は、差動増幅器15の出力信号
に基づいて誘導線11に対するずれを示すずれ信号ΔDと
その時微分Δ2Dを求め、ファジィ推論部24に供給す
る。また、前処理部23はステアモータ3の操舵角Gをフ
ァジィ推論部24に供給する。ファジィ推論部24は、前処
理部23から供給されるずれ信号ΔDとその時間微分Δ2
D、および操舵角検知器DTによって検知される操舵角G
に基づいてファジィ推論し、操舵角制御指令Uを求め
る。この場合、ファジィ推論部24による推論として「MA
X-MIN論理積法」が、出力の確定方法として「重心法」
を採用している。なお、いずれも周知の方法である。
ファジィ推論部24から出力される操舵角制御指令Uは
増幅器26に供給され、増幅された後、駆動回路19に供給
される。
ここで、ファジィ推論部24による操舵角制御指令Uの
演算過程について説明する。
まず、第2図にずれ信号ΔDのメンバーシップ関数
を、第3図にずれ信号ΔDの時間微分Δ2Dのメンバー
シップ関数を示す。また、第4図に現在の操舵角Gのメ
ンバーシップ関数を、第5図に操舵角制御指令のメンバ
ーシップ関数を示す。なお、これらの図においては簡略
化のために上下限値を全て±1とする。また、符号L,Z,
R,NB,NM,NS,ZO,PS,PM,PBは各々メンバーシップ関数のラ
ベルであり、この実施例では全て三角形の関数を用いて
いる。ここで、各メンバーシップ関数のラベルの意味は
以下の通りである。
ずれ信号ΔDのメンバーシップ関数 L:誘導線11の左側にずれている。
Z:誘導線11のほぼ中央にいる。
R:誘導線11の右側にずれている。
ずれ信号の時間微分Δ2Dのメンバーシップ関数 L:左方向へずれていっている。
Z:ずれがほぼ一定である。
R:右方向へずれていっている。
現在の操舵角Gのメンバーシップ関数 L:左に切られている。
Z:ほとんど切られている。
R:右に切られている。
操舵角制御指令のメンバーシップ関数 NB:左方向へ大きく切れ。
NM:左方向へ切れ。
NS:左方向へ小さく切れ。
ZO:ほとんど切るな。
PS:右方向へ小さく切れ。
PM:右方向へ切れ。
PB:右方向へ大きく切れ。
次に、第6図にファジィ制御規則を示す。この図に示
すように、縦方向がずれ信号ΔDと、このずれ信号の時
間微分Δ2Dを示し、横方向が現在の操舵角Gを示す。
ファジィ制御規則は27個あり、規則1は「L,L,L〕、規
則2は「L,L,Z」、規則3は「L,L,R」、規則4は「L,Z.
L」、……、規則8は「L,R,Z」、……、規則16は「Z,R,
L」、……規則27は「R,R,R」となっている。ここで、例
えば規則6は次のように表される。“ずれ信号ΔDが
「L」で、ずれ信号の時間微分Δ2Dが「Z」で、さら
に操舵角Gが「R」である場合には、操舵角制御指令Δ
Uを「ZO」にする。つまり、“誘導線11から左側にずれ
ていて、そのずれの時間微分(すなわち前輪2の方向の
変化)がほとんどなく、さらに現在の前輪2が右に切ら
れているのなら、前輪2の操作量をほぼ「0」にしな
い”となる。また、残りの規則も同様に表される。
さて、ファジィ推論部24は、ずれ信号ΔDと、このず
れ信号ΔDの時間微分Δ2Dと、このずれ信号ΔDの時
間微分ΔD2Dと、現在の操舵角Gを各ファジィ制御規
則にて評価する。ここで、ずれ信号ΔD=0.25、ずれ信
号の時間微分Δ2D=0.5、現在の操舵各G=−0.75とす
る。
まず、規則1では第7図に示すように、ずれ信号ΔD
の適合度が「0」、ずれ信号の時間微分Δ2Dの適合度
が「0.5」、ずれ信号の時間微分Δ2Dの適合度が「0.
5」、現在の操舵角Gの適合度が「0.75」となり、これ
らの最小値をとると「0」になるので、この規則1は適
合しない。同様に規則2〜9においてもセンサのずれ信
号ΔDの適合度が「0」になるので適合しない。
次いで、規則10では、第8図に示すように、ずれ信号
ΔDの適合度が「0.75」、ずれ信号の時間微分Δ2Dの
適合度が「0.5」、現在の操舵角Gの適合度が「0.75」
となり、これらの最小値(MIN)をとると、「0.5」とな
るので、同図に示すように操舵角制御指令のメンバーシ
ップ関数PMの高さを「0.5」の位置で頭切りする。
次いで、規則11では第9図に示すように、ずれ信号Δ
Dの適合度が「0.75」、ずれ信号の時間微分Δ2Dの適
合度が「0.5」、現在の操舵角Gの適合度が「0.25」と
なり、これらの最小値(MIN)をとると、「0.25」とな
るので、同図に示すように操舵角制御指令のメンバーシ
ップ関数PSの高さを「0.25」の位置で頭切りする。
次いで、規則12では現在の操舵角Gの適合度が「0」
になるので適合しない。
次いで、規則13では第10図に示すように、ずれ信号Δ
Dの適合度が「0.75」、ずれ信号の時間微分ΔD2Dの
適合度が「0.5」、現在の操舵角Gの適合度が「0.75」
となり、これらのMINをとると「0.5」となるので、同図
に示すように操舵角制御指令のメンバーシップ関数PSの
高さを「0.5」の位置で頭切りする。
次いで、規則14では第11図に示すように、ずれ信号Δ
Dの適合度が「0.75」、ずれ信号の時間微分Δ2Dの適
合度が「0.5」、現在の操舵角Gの適合度が「0.25」と
なり、これらのMINをとると「0.25」となるので、同図
に示すように操舵角制御指令のメンバーシップ関数ZOの
高さを「0.25」の位置で頭切りする。
次いで、規則15では現在の操舵角Gの適合度が「0」
になるので適合しない。
次いで、規則16〜18では、ずれ信号の時間微分Δ2
の適合度が「0」になるので適合しない。
次いで、規則19では第12図に示すように、ずれ信号Δ
Dの適合度が「0.25」、ずれ信号の時間微分Δ2Dの適
合度が「0.5」、現在の操舵角Gの適合度が「0.75」と
なり、これらのMINをとると「0.25」となるので、同図
に示すように操舵角制御指令のメンバーシップ関数PSの
高さを「0.25」の位置で頭切りする。
次いで、規則20では第13図に示すように、ずれ信号Δ
Dの適合度が「0.25」、ずれ信号の時間微分Δ2Dの適
合度が「0.5」、現在の操舵角Gの適合度が「0.25」と
なり、これらのMINをとると「0.25」となるので、同図
に示すように操舵角制御指令のメンバーシップ関数ZOの
高さを「0.25」の位置で頭切りする。
次いで、規則21では現在の操舵角Gの適合度が「0」
になるので適合しない。
次いで、規則22では第14図に示すように、ずれ信号Δ
Dの適合度が「0.25」、ずれ信号の時間微分Δ2Dの適
合度が「0.5」、現在の操舵角Gの適合度が「0.75」と
なり、これらのMINをとると「0.25」となるので、同図
に示すように操舵角制御指令のメンバーシップ関数ZOの
高さを「0.25」の位置で頭切りする。
次いで、規則23では第15図に示すように、ずれ信号Δ
Dの適合度が「0.25」、ずれ信号の時間微分Δ2Dの適
合度が「0.5」、現在の操舵角Gの適合度が「0.25」と
なり、これらのMINをとると「0.25」となるので、同図
に示すように操舵角制御指令のメンバーシップ関数NSの
高さを「0.25」の位置で頭切りする。
次いで、規則24では現在の操舵角Gの適合度が「0」
になるので適合しない。
次いで、規則25および規則26では、ずれ信号の時間微
分Δ2Dの適合度が「0」になるので適合しない。ま
た、規則27は、ずれ信号の時間微分Δ2Dの適合度およ
び現在の操舵角Gの適合度が「0」になるので適合しな
い。
次に、ファジィ推論部24は、以上の演算結果か得られ
た図形群をMAX(最大値)合成すると、第16図に示す図
形が得られる。次いで合成した図形の重心▲を求め、こ
れを操舵角制御指令Uとして出力する。この場合の操舵
角制御指令Uは、しいて言えば「右方向に小さく切れ」
となる。
このようにして、ずれ信号ΔD=0.25、ずれた信号の
時間微分=−0.5、現在の操舵角G=−0.75のときの操
舵角制御指令Uが得られる。そして、この操舵角制御指
令Uが増幅器26に供給され、増幅された後、駆動回路19
へ供給される。駆動回路19は供給された操舵角制御指令
Uに応じてステアモータ3を駆動して前輪2の操舵角を
変える。
なお、上記実施例においては、ファジィ推論方法とし
て「MAX-MIN推論積法」を、出力の確定方法として「重
心法」を採用したが、その他の推論方法、出力確定方法
への展開も可能であることは言うまでもない。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明による無人搬送車の操
舵角制御装置によれば、誘導性からのずれと、このずれ
の時間微分と、操舵角との3つの要素のみを入力変数と
するメンバーシップ関数が予め設定され、該メンバーシ
ップ関数に基づいて前記ずれおよびずれ方向および操舵
角に対してファジィ推論を施し、この推論結果に基づい
て車輪の操舵角を制御するようにしたので、操舵角制御
系に非線形要素を有する従来の操舵角制御装置に比べて
以下に示す効果を有している。
誘導線からのずれの大きさによって車輪の操舵角制
御ができなくなったり、ハンチングしたりする恐れがな
い。
調整時間が短くて済む。
床の状態や無人搬送車の種類(形状が異なる)、ま
たは積載する荷物の大きさなどの影響を受けないので、
スムーズな走行が実現できる。
走行速度を上げることができる。
前進と後進とにおいて回路の各定数や構成の一部を
変更したりする必要がないので、価格の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による無人搬送車の操舵角
制御装置を示す概略構成図、第2図〜第16図は各々同実
施例を説明するための図、第17図および第19図は従来の
無人搬送車を示す概略構成図、第18図は従来の無人搬送
車を前進させるための操舵角制御装置を示す概略構成
図、第20図は従来の無人搬送車を後進させるための操舵
角制御装置を示す概略構成図、第21図は無人搬送車の誘
導線に対するずれの方向を説明するための図である。 1……無人搬送車、2……前輪(車輪)、3……ステア
モータ、7a,7b……ステアセンサ(7aは検知コイル8a,8b
を有し、7bは検知コイル9a,9bを有する)、13,14……増
幅器、15……差動増幅器(7a,7b,13〜15は検知手段)、
19……駆動回路、23……前処理部(演算手段)、24……
ファジィ推論部、25……ファジィ規則部、26……増幅器
(3,19,26,24,25は制御手段)、DT……操舵角検知器
(操舵角検知手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 正章 三重県伊勢市竹ケ鼻町100番地 神鋼電 機株式会社伊勢製作所内 (56)参考文献 特開 平1−161404(JP,A) 特開 平1−180015(JP,A) 特開 平3−7675(JP,A) 特開 平3−90478(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行路上に敷設された誘導線に対するずれ
    を検知する検知手段と、 この検知手段により出力されるずれ信号を時間微分して
    ずれ方向を求める演算手段と、 車輪の操舵角を検知する操舵角検知手段と を備え、前記誘導線に沿って自立走行する無人搬送車に
    おいて、 現時点での前記ずれおよびずれ方向および操舵角の3つ
    の要素のみを入力変数とするメンバーシップ関数が予め
    設定され、該メンバーシップ関数に基づいて前記ずれお
    よびずれ方向および操舵角に対してファジィ推論を施
    し、この推論結果に基づいて前記車輪の操舵角を制御す
    る制御手段 を具備することを特徴とする無人搬送車の操舵角制御装
    置。
JP2083717A 1990-03-30 1990-03-30 無人搬送車の操舵角制御装置 Expired - Lifetime JP2712739B2 (ja)

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