JP2712508B2 - 照明器具 - Google Patents
照明器具Info
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- JP2712508B2 JP2712508B2 JP1064862A JP6486289A JP2712508B2 JP 2712508 B2 JP2712508 B2 JP 2712508B2 JP 1064862 A JP1064862 A JP 1064862A JP 6486289 A JP6486289 A JP 6486289A JP 2712508 B2 JP2712508 B2 JP 2712508B2
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- Japan
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- light
- reflector
- light source
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- reflectance
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はスポットライトなどの照明器具に係り、店舗
照明などに適する照明施設に用いられるものにおいて、
特に高色温度の光を出射する器具の反射体に関する。
照明などに適する照明施設に用いられるものにおいて、
特に高色温度の光を出射する器具の反射体に関する。
（従来の技術） 従来のこの種の高色温度の光を出射するスポットライ
トとしては、光源の色光を高色温度に変換するフィルタ
を用い、このフィルタを透過した光が高色温度に変換さ
れて照明光として出力される構成が採られていた。
トとしては、光源の色光を高色温度に変換するフィルタ
を用い、このフィルタを透過した光が高色温度に変換さ
れて照明光として出力される構成が採られていた。
（発明が解決しようとする課題） 上記従来のフィルタを用いたスポットライトでは、第
６図に示すように、透過光を高色温度に変換するフィル
タは、400nm〜700nmの範囲内で透過率の最大値を示す波
長は、400nmとなっており、照度効率が悪いという問題
があった。
６図に示すように、透過光を高色温度に変換するフィル
タは、400nm〜700nmの範囲内で透過率の最大値を示す波
長は、400nmとなっており、照度効率が悪いという問題
があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、照度
効率が高く、演色性を損うことなく、高色温度に変換し
て反射光を出射する照明器具を提供するものである。
効率が高く、演色性を損うことなく、高色温度に変換し
て反射光を出射する照明器具を提供するものである。
（課題を解決するための手段） 本発明の照明器具は、光源と、この光源に光学的に対
向して配設された反射体とを備え、前記反射体は、表面
に前記光源から入射される光の色温度を高色温度に変換
した色光で反射する光学多層膜を形成し、この反射体の
反射率は430nm以上500nm以下に最大の反射率を有してい
ることを特徴とするものである。
向して配設された反射体とを備え、前記反射体は、表面
に前記光源から入射される光の色温度を高色温度に変換
した色光で反射する光学多層膜を形成し、この反射体の
反射率は430nm以上500nm以下に最大の反射率を有してい
ることを特徴とするものである。
（作用） 本発明の照明器具は、光源から反射体に入射される光
は、光学多層膜にて反射光は高色温度化されて出射さ
れ、演色性が損われることなく、照度効率低下も少な
い。
は、光学多層膜にて反射光は高色温度化されて出射さ
れ、演色性が損われることなく、照度効率低下も少な
い。
（実施例） 本発明の一実施例の構成を図面について説明する。
第１図において、１は器具本体で、天井面などの造営
物に取付けられる支柱２の先端に水平方向および上下方
向の向きを調節可能に取付けられている。この器具本体
１の前面略中央部には、ランプソケット３が設けられて
いる。またこの器具本体１の前側には略筒状のセード４
が取付けられ、このセード４に反射体５が嵌合保持され
ている。そしてこの反射体５は前記ランプソケット３に
装着した片口金形のハロゲンランプなどの光源６を内包
し前面に照射開口部７を有しかつこの光源６に光学的に
対向して配設されこの光源６からの光を反射して前記反
射体５の前面照射開口部７から出射するようになってい
る。また前記セード４の前側開口部には、前記反射体５
を保持する略筒状のホルダー８が取付けられている。
物に取付けられる支柱２の先端に水平方向および上下方
向の向きを調節可能に取付けられている。この器具本体
１の前面略中央部には、ランプソケット３が設けられて
いる。またこの器具本体１の前側には略筒状のセード４
が取付けられ、このセード４に反射体５が嵌合保持され
ている。そしてこの反射体５は前記ランプソケット３に
装着した片口金形のハロゲンランプなどの光源６を内包
し前面に照射開口部７を有しかつこの光源６に光学的に
対向して配設されこの光源６からの光を反射して前記反
射体５の前面照射開口部７から出射するようになってい
る。また前記セード４の前側開口部には、前記反射体５
を保持する略筒状のホルダー８が取付けられている。
前記反射体５は、第２図に示すように、アルミニュー
ムなどの金属、合成樹脂、またはセラミックなどの不透
光性材料にて形成された基板10と、この基板10の表面に
炭化チタン、炭化珪素、または、クロム化合物からなる
吸光層11と、この吸光層11の表面に形成された光学多層
膜12とからなり、この光学多層膜12は光源６から入射さ
れる光の色温度を高色温度に変換した色光で反射させる
光学多層膜で、反射率は430nm以上500nm以下に最大の反
射率を有している。そして、この光学多層膜12は、例え
ば、高屈折材料の酸化チタン（TiO2）膜層13と低屈折材
料の酸化珪素（SiO2）膜層14との各膜層を交互に積層し
て構成され、この膜層13,14の膜厚と膜層数とにて光源
６の光を光源６の光の色温度より高色温度に変換した色
光に変換して反射させるようにしている。
ムなどの金属、合成樹脂、またはセラミックなどの不透
光性材料にて形成された基板10と、この基板10の表面に
炭化チタン、炭化珪素、または、クロム化合物からなる
吸光層11と、この吸光層11の表面に形成された光学多層
膜12とからなり、この光学多層膜12は光源６から入射さ
れる光の色温度を高色温度に変換した色光で反射させる
光学多層膜で、反射率は430nm以上500nm以下に最大の反
射率を有している。そして、この光学多層膜12は、例え
ば、高屈折材料の酸化チタン（TiO2）膜層13と低屈折材
料の酸化珪素（SiO2）膜層14との各膜層を交互に積層し
て構成され、この膜層13,14の膜厚と膜層数とにて光源
６の光を光源６の光の色温度より高色温度に変換した色
光に変換して反射させるようにしている。
前記実施例では、反射体５は、不透光性材料の基板10
を用いたが、第３図に示すように、ガラス、合成樹脂な
どの透光性材料にて形成された基板10と、この基板10の
表面に形成された、例えば、高屈折材料の酸化チタン
（TiO2）膜層13と低屈折材料の酸化珪素（SiO2）膜層14
との各膜層を交互に積層形成した光学多層膜12とにて構
成することもできる。
を用いたが、第３図に示すように、ガラス、合成樹脂な
どの透光性材料にて形成された基板10と、この基板10の
表面に形成された、例えば、高屈折材料の酸化チタン
（TiO2）膜層13と低屈折材料の酸化珪素（SiO2）膜層14
との各膜層を交互に積層形成した光学多層膜12とにて構
成することもできる。
次にこの実施例の作用を説明する。
造営物の天井面などに取付けられスポットライトのよ
うな照明器具の光源６からの光は反射体５に入射され、
反射体５の光学多層膜12にて反射光は前記光源６の光の
色温度より高色温度に変換した色光で反射され、照射開
口部７から出射される。そしてこの光学多層膜12で反射
された光の反射率は430nm以上500nm以下に最大の反射率
を有しており、照度低下は少なく、演色性が損われるこ
とはない。
うな照明器具の光源６からの光は反射体５に入射され、
反射体５の光学多層膜12にて反射光は前記光源６の光の
色温度より高色温度に変換した色光で反射され、照射開
口部７から出射される。そしてこの光学多層膜12で反射
された光の反射率は430nm以上500nm以下に最大の反射率
を有しており、照度低下は少なく、演色性が損われるこ
とはない。
すなわち、光源６を色温度2850Kのハロゲンランプと
した場合、短波長側から光を取り除いていくと、第４図
特性曲線Ａで示すように、500nmで照度は低下し始め、
またその平均演色評価数は第４図特性曲線Ｂで示すよう
に430nm付近で低下し始めることから、反射体５の反射
率が430nm以上500nm以下で最大の反射率をもたせること
により照度の低下が少く、演色性が損われないことが推
測される。
した場合、短波長側から光を取り除いていくと、第４図
特性曲線Ａで示すように、500nmで照度は低下し始め、
またその平均演色評価数は第４図特性曲線Ｂで示すよう
に430nm付近で低下し始めることから、反射体５の反射
率が430nm以上500nm以下で最大の反射率をもたせること
により照度の低下が少く、演色性が損われないことが推
測される。
前記光学多層膜12は、例えば、ｎは屈折率、ｄは実際
の膜厚で、λ０は制御波長として次表のような膜厚とす
る。
の膜厚で、λ０は制御波長として次表のような膜厚とす
る。
そしてその分光反射率（垂直入射時）は第４図に示す
ように470nmに最大の反射率を有している。
ように470nmに最大の反射率を有している。
そしてガラス基板10に上記光学多層膜12を形成した反
射体５に12V100Wの片口金形ハロゲンランプを用いた照
明器具では、照射光の色温度は3800Kで、演色評価数（R
a）は90となり、照度は反射率85％のアルミニューム反
射板に比べ66％程度で、従来のフィルタを用いた器具の
場合は、演色評価数（Ra）は93、照度52％であり、演色
評価数はほとんど損われることがなく、照度低下は少な
い。
射体５に12V100Wの片口金形ハロゲンランプを用いた照
明器具では、照射光の色温度は3800Kで、演色評価数（R
a）は90となり、照度は反射率85％のアルミニューム反
射板に比べ66％程度で、従来のフィルタを用いた器具の
場合は、演色評価数（Ra）は93、照度52％であり、演色
評価数はほとんど損われることがなく、照度低下は少な
い。
本発明によれば、反射体の表面には、光源から入射さ
れる光の色温度を高色温度に変換した色光で反射させる
光学多層膜を形成し、この反射体の反射率は430nm以上5
00nm以下に最大の反射率を有しているので、効率が良好
で、演色性を損うことなく、高色温度に変換された光を
出射される。
れる光の色温度を高色温度に変換した色光で反射させる
光学多層膜を形成し、この反射体の反射率は430nm以上5
00nm以下に最大の反射率を有しているので、効率が良好
で、演色性を損うことなく、高色温度に変換された光を
出射される。
第１図は本発明の一実施例を示す照明器具の一部を切り
欠いた側面図、第２図は同上反射体の一部の拡大断面説
明図、第３図は他の実施例を示す反射体の一部の拡大断
面説明図、第４図は同上反射体の分光反射率と効率およ
び演色性との特性図、第５図は同上反射体の分光反射率
特性図、第６図は従来のフィルタ分光透過率特性図であ
る。 ５……反射体、６……光源、12……光学多層膜。
欠いた側面図、第２図は同上反射体の一部の拡大断面説
明図、第３図は他の実施例を示す反射体の一部の拡大断
面説明図、第４図は同上反射体の分光反射率と効率およ
び演色性との特性図、第５図は同上反射体の分光反射率
特性図、第６図は従来のフィルタ分光透過率特性図であ
る。 ５……反射体、６……光源、12……光学多層膜。
Claims (1)
- 【請求項１】光源と、この光源に光学的に対向して配設
された反射体とを備え、 前記反射体は、表面に前記光源からの光の色温度を高色
温度に変換した色光で反射させる光学多層膜を形成し、 この反射体の反射率は430nm以上500nm以下に最大の反射
率を有していることを特徴とする照明器具。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1064862A JP2712508B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 照明器具 |
| GB9005567A GB2229264A (en) | 1989-03-16 | 1990-03-13 | Lighting fixture |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1064862A JP2712508B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 照明器具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02242504A JPH02242504A (ja) | 1990-09-26 |
| JP2712508B2 true JP2712508B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=13270402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1064862A Expired - Lifetime JP2712508B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 照明器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2712508B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-16 JP JP1064862A patent/JP2712508B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02242504A (ja) | 1990-09-26 |
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Legal Events
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