JP2711947B2 - 加工耐食性に優れた薄肉化深絞り缶用樹脂被覆錫めっき鋼板の製造方法 - Google Patents

加工耐食性に優れた薄肉化深絞り缶用樹脂被覆錫めっき鋼板の製造方法

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JP2711947B2 JP3133720A JP13372091A JP2711947B2 JP 2711947 B2 JP2711947 B2 JP 2711947B2 JP 3133720 A JP3133720 A JP 3133720A JP 13372091 A JP13372091 A JP 13372091A JP 2711947 B2 JP2711947 B2 JP 2711947B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工耐食性に優れた薄
肉化深絞り缶用樹脂被覆錫めっき鋼板の製造方法に関す
る。さらに詳しくは錫めっき鋼板あるいは錫めっき後、
その上に少量のニッケルめっきを施した鋼板を非接触の
状態で錫の融点以上の温度に加熱し、直ちにその両面に
熱可塑性樹脂フィルムあるいは特定の重合体を塗布した
熱可塑性樹脂フィルムを加圧積層し、同時に錫の融点以
下の温度に急冷する加工耐食性に優れた薄肉化深絞り缶
用樹脂被覆錫めっき鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、食缶あるいは飲料缶には、缶
胴、缶蓋、底蓋の三つの部分からなる3ピース缶と缶胴
と底蓋が一体となった缶体、缶蓋の二つの部分からなる
2ピース缶が用いられている。この3ピース缶の缶胴に
は一回あるいは数回の塗装を施したぶりき、電解クロム
酸処理鋼板(一般にティンフリースチールと呼ばれ、以
下、TFSと略す)が使用され、接合にははんだ付け、
ナイロンによる接着、あるいは抵抗溶接をする方法が使
用されている。このように塗装を施すことは、焼付工程
が煩雑であるばかりでなく、焼付けのため長時間の加熱
が必要である。また、焼付工程で塗料中の多量の溶剤成
分が排出されるため、公害面から排出溶剤を特別な焼却
炉に導き焼却しなければならないという欠点をもってい
た。また、2ピース缶には絞り缶、絞り再絞り缶(Dr
awn and redrawncan、DRD缶)、
絞りしごき缶(Drawn and Ironed C
an、DI缶)があるが、絞り缶、DRD缶のような比
較的絞り比の小さい缶には上記の3ピース缶用の材料と
同様に塗装を施したぶりきまたはTFSが使用されてい
る。そのため上記同様に工程面および環境汚染の面から
問題がある。また、DI缶にはぶりきおよびアルミニウ
ムが使用されているが、DI缶の製造には成形時に潤滑
油を用い、成形加工後、この潤滑油を洗浄で除去し、乾
燥後、缶の内外面は塗装される。このDI缶の製造工程
においても公害面から潤滑油の処理、塗料焼き付け時に
おける塗料中から揮散される溶剤成分の処理などに問題
がある。近年、絞り加工後、ストレッチ加工を施す薄肉
化深絞り缶の製造技術が開発され、その材料として塗装
したTFSが検討されてきた。しかし、塗装したTFS
はこのような厳しい加工を施した時、塗膜に無数のクラ
ックが入るので、腐食性の強い内容物用に用いることが
できない。この薄肉化深絞り缶の製造技術はDI缶の製
造技術に比較し、例えば、製造設備がコンパクトで設備
費が安い、設備設置に要する面積が狭く、運転人員の削
減が可能である、プレコート材の使用が可能であるなど
多くの利点をもっているが、加工耐食性に優れた材料が
なく、いまだに広く普及していない。
【0003】最近、塗装に代わりポリエステル樹脂フィ
ルムなどの熱可塑性樹脂フィルムをTFS、ぶりきなど
に積層した金属板を薄肉化深絞り缶用に用いる方法(特
開平2−269647号、特開平2−263523号)
が提案されている。ポリエステル樹脂フィルムを積層し
たTFSを薄肉化絞り缶用に用いた場合、厳しい加工に
よって積層されたポリエステル樹脂フィルムが剥離した
り、このフィルムにクラックが入ることがあり、これを
防止するため、ポリエステル樹脂フィルム自体の加工性
を改良することが必要であり、特開昭64−22530
号、特開平1−249331号、特開平2−57339
号に示される方法が提案されている。しかしながら、T
FSにこれらのポリエステル樹脂フィルムを積層する工
程、あるいは絞り、再絞り加工を施す工程などで、ごみ
などの異物が混入することがあり、その異物が混入した
部分を起点として、絞り再絞り加工時に積層されたポリ
エステル樹脂フィルムに微小のクラックが入ることがあ
る。例えば、この薄肉化深絞り缶に炭酸飲料、スポーツ
飲料などを充填し、室温で約1ヶ月間貯蔵すると、この
微小クラックから孔食を起こすことがある。したがっ
て、これらの工程を厳重に管理しなければならないとい
う欠点をもっている。
【0004】また、ぶりきにポリエステル樹脂フィルム
を積層する方法として、ポリエステル樹脂フィルムを錫
の融点以下の温度で仮接着後、錫の融点以上の温度に加
熱し、本接着させる方法(特公昭61−3676号)、
ポリエステル樹脂の融点以上の温度に加熱したTFS、
ぶりきなどの金属板にポリエステル樹脂フィルムを積層
し、急冷する方法(特公昭60−47103号)、共重
合ポリエステル樹脂の融点±50℃に加熱されたTF
S、ぶりきなどの金属板に特定の接着剤を塗布した共重
合ポリエステル樹脂フィルムを積層する方法(特開平1
−249331号)などが開示されている。これらの開
示された方法で得られたポリエステル樹脂フィルム積層
ぶりき鋼板は、同様な方法で得られたポリエステル樹脂
フィルム積層TFSに比較し、ポリエステル樹脂フィル
ムの加工密着性が劣り、厳しい加工密着性、加工耐食性
が要求される本発明の薄肉化深絞り缶用に用いることは
不可能である。この加工密着性、加工耐食性を改良する
ため、ポリエステル樹脂フィルムを、特定組成の錫めっ
き液を用い、鋼板表面に鋼板露出部が多く、かつ電着し
た錫が散在した錫めっきを施し、ついで上層がクロム水
和酸化物、下層が金属クロムからなる二層皮膜を形成さ
せた表面処理鋼板、いわゆる、ぶりきとTFSの複合的
な表面処理鋼板が開示されている。この方法で得られた
ポリエステル樹脂フィルム積層鋼板を薄肉化深絞り缶用
に用いた場合、積層されたポリエステル樹脂フィルムは
剥離することはなく、かつポリエステル樹脂積層TFS
に比較し加工耐食性は優れている。しかしながら、この
表面処理鋼板の製造工程は複雑であり、かつ鋼板露出部
を特定範囲にコントロールする錫めっきの管理がむずか
しく、さらに薄肉化深絞り缶に加工した時、缶胴部の外
観がやや黒味をおび、商品価値を低下させるという欠点
をもっている。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】このように従来の製
缶技術に比較し、薄肉化深絞り缶の製造技術は多くの利
点をもっているが、適した材料がない。本発明はこの薄
肉化深絞り缶に適した優れた加工密着性および加工耐食
性を兼ね備えた薄肉化深絞り缶用樹脂被覆錫めっき鋼板
を単純な工程で製造可能な熱可塑性樹脂被覆錫めっき鋼
板の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、種々検討の結
果、電解クロム酸処理などの後処理を施さない錫めっき
鋼板、あるいはその上層に少量のニッケルめっきを施し
た鋼板(以下、一括して錫めっき鋼板という)を非接触
の状態で錫の融点以上に加熱し、その両面に熱可塑性樹
脂フィルム、あるいは特定の接着剤を塗布した熱可塑性
樹脂フィルムを加圧積層すると同時に急冷することによ
り、加工耐食性に優れた薄肉化深絞り缶用樹脂被覆錫め
っき鋼板を得ることができる。
【0007】以下、本発明の内容について詳細に説明す
る。本発明の加工耐食性に優れた薄肉化深絞り缶用樹脂
被覆錫めっき鋼板の製造方法はつぎに示す(1)〜
(3)から構成され、これらを特徴としている。 (1)鋼板の両面に錫めっき後、あるいはさらにその上
に少量のニッケルめっきを施した後、通常のぶりきに施
されている電解クロム酸処理などの後処理をまったく施
さないこと。 (2)この錫めっき鋼板を非接触の状態で錫の融点以上
の温度に加熱し、めっきされた錫を溶融させ、その両面
に直ちに熱可塑性樹脂フィルムを積層すること。 (3)熱可塑性樹脂フィルムを加圧積層と同時に錫の融
点以下の温度に急冷し、溶融錫を固化させると同時に、
該樹脂フィルムの積層を完成させること。
【0008】まず、本発明における鋼板上への錫めっき
にはぶりきの製造に用いられる公知の錫めっき浴、例え
ばフェロスタン浴、ハロゲン浴を用い、公知の錫めっき
条件で行えばよい。錫めっき後、通常施されている電解
クロム酸処理を施さずに、水洗乾燥するか、あるいは水
洗後、公知のニッケルめっき浴、例えばワット浴、スル
ファミン酸浴を用い、少量のニッケルめっきを施し、水
洗乾燥する。錫めっき量は1.5〜7.4g/mの範
囲が好まい。より好ましくは2.0〜5.6g/m
範囲である。錫めっき量1.5g/m以下であると、
熱可塑性樹脂フィルムを積層する時、錫めっき鋼板は錫
の融点以上に加熱されるため、めっきされた錫の大部分
が鉄錫合金となり、薄肉化深絞り缶へ加工した時、この
鉄錫合金層が破壊され、結果的に積層された熱可塑性樹
脂フィルムは剥離する。かりにフィルムが剥離しなくて
も加工耐食性は著しく劣化する。また、錫めっき量が増
加するにしたがって、たとえ熱可塑性樹脂フィルムを積
層する時、鉄錫合金層が形成されても、表層に残存する
金属錫量が増加し、薄肉化深絞り缶へ加工する時の鉄錫
合金層の破壊が低減される。しかしながら、錫めっき量
が増加すると、絞り加工時に錫めっき鋼板より積層され
た熱可塑性樹脂フィルムが伸びすぎ、フィルムが剥離し
やすくなるので、錫めっき量の上限は7.4g/m
することが好ましい。
【0009】錫めっき後、ニッケルめっきを施す場合、
錫上にめっきされたニッケルは熱可塑性樹脂フィルムを
積層する時の加熱によって、あるいは室温でも容易に錫
と合金化するので、積層される熱可塑性樹脂フィルムの
加工密着性を改良する効果がある。ニッケルめっき量
0.01g/m以下では、その効果はほとんどなく、
また、ニッケルめっき量が増加は、錫めっき量が多い場
合には特に支障はないが、錫めっき量が少ない場合は錫
−ニッケル合金の生成により、金属錫量が減少し、加工
耐食性が低下する危険性があり好ましくない。金属錫は
厳しい加工によって積層された熱可塑性樹脂フィルムに
微細なクラックが入った時、露出した鋼板表面を電気化
学的に防食する効果があるので、本発明においては、加
工後の耐食性の観点より、熱可塑性樹脂フィルム積層後
においても、金属錫が残存することが不可欠である。本
発明における錫めっき量の適性範囲を考慮すると、ニッ
ケルめっき量は0.01〜0.20g/mの範囲が好
ましい。錫めっき後に施されるニッケルめっきは上記の
ように積層された熱可塑性樹脂フィルムの加工密着性を
さらに改良するので、製造工程の増加にもかかわらず、
加工密着性、加工耐食性ともに優れた熱可塑性樹脂被覆
錫めっき鋼板を連続的に、かつ安定した状態で製造が可
能となる。
【0010】ついで、本発明において錫めっき後、ある
いはさらにニッケルめっきを施した後、電解クロム酸処
理などの後処理が不要であることについて説明する。一
般に、食缶用および飲料缶用の錫めっき鋼板、いわゆる
ぶりきは、すでに記したように塗装されて用いられるこ
とが多く、塗装性、塗料密着性、塗装後の耐食性などの
特性に優れていることが要求される。したがって、貯蔵
中における錫表面の酸化を防止し、これらの特性に優れ
たぶりきを得るため、錫めっき後、重クロム酸ソーダあ
るいは硫酸などの助剤を含むクロム酸溶液中で陰極電解
処理されている。しかしながら、本発明においては、こ
の電解クロム酸処理は結果的に熱可塑性樹脂フィルムの
加工密着性を低下させるので、不要である。確かに電解
クロム酸処理によって形成されるクロム水和酸化物皮膜
あるいは下層が金属クロム、上層がクロム水和酸化物か
らなる二層皮膜は塗膜あるいは熱可塑性樹脂フィルムと
の加工密着性は優れているが、錫層あるいは錫ニッケル
合金層との加工密着性が劣り、厳しい深絞り加工などを
施すと、その界面より剥離することがある。また、この
電解クロム酸処理を施すと、その理由はわからないが、
加熱による鉄錫合金の成長が著しく促進される。特に錫
めっき量が少ない場合、めっきされた錫の大部分が鉄錫
合金化され、金属錫の残存量が減少し、金属錫による電
気化学的な鋼の防食効果も減少するので、本発明におい
ては好ましくない。
【0011】本発明においては、錫めっき後、この電解
クロム酸処理を施さないため、めっきされた錫表面ある
いは錫ニッケル合金層表面は熱可塑性樹脂フィルムを積
層するまでの工程で当然酸化される。しかしながら、こ
の錫めっき鋼板上にこれらの酸化皮膜が存在しても、熱
可塑性樹脂フィルムを積層する直前に錫の融点以上の温
度に加熱され、錫層が溶融状態である時に、直ちに熱可
塑性樹脂フィルムが加圧積層されるので、これらの酸化
皮膜は破壊され、活性な金属錫あるいは錫ニッケル合金
と積層される熱可塑性樹脂フィルムが直接接触し、優れ
た密着性が得られると考えられる。熱可塑性樹脂フィル
ムの積層は連続錫めっき設備の後工程として接続させて
も、また別の設備で行ってもよいが、生産性、コストの
観点から前者の方がより好ましい。
【0012】つぎに、錫めっき鋼板の加熱方法は、錫の
融点以下の温度への予備加熱にはぶりきの製造に一般的
に用いられている抵抗加熱、高周波誘導加熱などのほか
に加熱されたロールによる方法など錫表面と直接接触す
る方法も用いることができるが、その後、錫の融点以上
の温度に加熱するには、高周波誘導加熱、赤外線輻射加
熱、レーザービームによる加熱など非接触でかつ短時間
でその温度まで昇温できる加熱方法を用いることが本発
明において不可欠である。加熱する時の雰囲気も特に規
制する必要はないが、不活性ガス雰囲気にすることは溶
融錫あるいは錫ニッケル合金表面の酸化を抑制するので
より好ましい。
【0013】熱可塑性樹脂フィルムの加圧積層、冷却に
は、シリコンゴムあるいはフッ素ゴム製などの一対のロ
ールが用いられる。このロールによる熱可塑性樹脂フィ
ルムの加圧積層、冷却時の平均加圧力は1.5kgf/
cm以上であることが好ましい。1.5kgf/cm
以下であると、表面の錫あるいはニッケルの酸化皮膜
が十分に破壊されず、活性な金属錫あるいは錫ニッケル
合金面と積層される熱可塑性樹脂フィルムとの接触が不
十分で、優れた密着性は得られない。この平均加圧力は
積層される熱可塑性樹脂フィルムが塑性変形を起こさな
い程度であれば十分で、30kgf/cm以上は必要
でない。一般に、鋼帯にフィルムをロールを用いて積層
する場合、ロールの円周方向の一部は加圧により変形
し、一定の長さの範囲で鋼帯と接触している。この接触
している長さをニップ長さと呼んでいるが、すでに記し
た平均加圧力はこのロールに加えられる全加圧力をこの
ニップ長さ×鋼帯の幅(接触面積)で除した値である。
また、ロールによる加圧積層冷却時間はこのニップ長さ
と熱可塑性樹脂フィルムの積層速度で決定されるが、そ
の時間は0.003〜0.5秒の範囲が好ましい。この
時間が0.003秒以下ではこのロールによる冷却が不
十分で、積層された熱可塑性樹脂フィルムの優れた密着
性は確保されない。加圧積層冷却時間が0.5秒以上で
も特に熱可塑性樹脂フィルムの密着性の観点からは支障
ないが、本発明の樹脂被覆錫めっき鋼板の高速連続生産
性の観点より好ましくない。
【0014】本発明において積層される樹脂フィルムに
は結晶融解温度(Tm)が190〜250℃の熱可塑性
樹脂フィルムが適している。錫の融点以上の温度に加熱
された錫めっき鋼板に熱可塑性樹脂フィルムを積層する
時、積層と同時にロールで冷却するとはいえ、積層冷却
時間内では該フィルムの表面温度を190℃以下に冷却
することはむずかしく、Tm190℃以下のフィルムは
溶融し、ロールに粘着するので連続的に高速で、かつ均
一に錫めっき鋼板上に積層することはできない。Tm2
50℃以上の熱可塑性樹脂フィルムはフィルム自体の加
工性が劣り、本発明の目的である厳しい加工密着性が要
求される薄肉化深絞り缶用に適していない。具体的に
は、ポリエステル樹脂フィルム、ポリアミド樹脂フィル
ムがあげられる。ポリエステル樹脂フィルムとしては、
例えばエステル反復単位の75〜95%がエチレンテレ
フタレート単位からなり、残りの5〜25%のエステル
反復単位がエチレンテレフタレート単位以外のエステル
単位からなるものが好ましく、テレフタル酸以外の酸成
分としてはフタル酸、イソフタル酸、コハク酸、アジピ
ン酸、セバチン酸、ドデカンジオン酸、ジフェニルカル
ボン酸、2,6ナフタレンジカルボン酸、1,4シクロ
ヘキサンジカルボン酸、無水トリメット酸の1種あるい
は2種以上の酸成分があげられる。エチレングリコール
以外のアルコール成分としては、1,4ブタンジオー
ル、1,5ペンタンジオール、1,6ヘキサンジオー
ル、プロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール、トリメチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、1,4シクロヘキサンジ
メタノール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トールの1種あるいは2種以上の飽和多価アルコールが
あげられる。エチレンテレフタレート単位以外のエステ
ル単位は、酸成分およびアルコール成分の何れか一方あ
るいは両方がテレフタル酸以外の酸成分およびエチレン
グリコール以外の多価アルコールであればよく、上記し
た酸成分および多価アルコール成分を用いて共重合ポリ
エステルを得ることができる。また、エステル反復単位
の75〜95%がブチレンテレフタレート単位からなる
上記同様な共重合ポリエステルも用いることができる。
ポリアミド樹脂フィルムとしては、ナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン11、ナイロンMXD6などが用いら
れる。これらの熱可塑性樹脂は公知の押出機によりフィ
ルム成形後、縦横二方向に延伸したフィルムあるいは延
伸しない未延伸のフィルムともに用いられる。特に、特
開平1−249331号に開示されている加工性の優れ
たポリエステル樹脂フィルムを用いることはより好まし
い。また、用いられる熱可塑性樹脂フィルムの厚さは5
〜50μmのものが強度的あるいは経済的にも好まし
い。
【0015】本発明において、上記の熱可塑性樹脂フィ
ルムを錫の融点以上の温度に加熱した錫めっき鋼板に直
接積層する方法で得られた樹脂被覆錫めっき鋼板は優れ
た加工密着性、優れた加工耐食性を有しているが、より
腐食性の強い内容物と接触すると、熱可塑性樹脂層を通
して錫めっき鋼板表面が腐食され、この熱可塑性樹脂フ
ィルムが剥離することがある。熱可塑性樹脂フィルムと
めっきされた錫層の間に接着剤層が介在すると、この接
着剤層が錫めっき鋼板の表面における腐食を防止し、結
果的に熱可塑性樹脂フィルムの剥離を防止する。この効
果は、介在する接着剤層が熱硬化性樹脂からなり、熱可
塑性樹脂層に比較し、薄いにもかかわらず、腐食性の強
い内容物に対するバリヤー性が優れていることに起因す
るとみられる。接着剤には公知のものを用いればよい
が、分子内にエポキシ基を有する重合組成物がより好ま
しく、錫めっき鋼板と接する面に、この接着剤を塗布、
乾燥した熱可塑性樹脂フィルムを用いることによって、
より加工耐食性に優れた樹脂被覆錫めっき鋼板を得るこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例について
説明する。
【0017】実施例1 板厚0.18mm、テンパー度DR−10の冷延鋼板の
両面に公知の方法で脱脂、酸洗を施し、水洗後、(1)
に示す条件で錫めっきを施し、水洗乾燥後、この錫めっ
き鋼板の両面に(2)に示す条件でポリエステル樹脂フ
ィルムを積層した。積層後、210℃で1分加熱した。
得られたポリエステル樹脂被覆錫めっき鋼板を(3)に
示す加工条件で薄肉化深絞り缶に加工した。 (1)錫めっき条件 浴組成 硫酸錫: 80g/l フェノールスルフォン酸(酸度を硫酸に換算): 15
g/l エトキシ化αナフトール: 10g/l 浴温: 45℃ 陰極電流密度: 20A/dm 錫めっき量: 1.8g/m (2)ポリエステル樹脂フィルムの積層条件 A.フィルムの特性 組成: テレフタル酸88モル%、イソフタル酸12モ
ル%、エチレングリコール100モル%の重合で得られ
た二軸延伸共重合ポリエステル樹脂フィルム 厚さ: 25μm 融点: 230℃ B.フィルムへの接着剤の塗布 接着剤組成: エポキシ樹脂 80部 パラクレゾール系レゾール 20部 塗 布 量: 0.25g/m(乾燥重量) 乾燥温度 : 100℃ C.フィルム積層条件 フィルム積層直前の錫めっき鋼板の温度: 258℃ 積層ロールによる加圧積層時間: 0.1秒 積層時の平均加圧力: 10kgf/cm 積層ロールの温度: 95℃ (3)薄肉化深絞り缶への加工条件 A.絞り加工条件 プランク径: 187mm 絞り比: 1.50 B.再絞り加工条件 第1次再絞り比: 1.29 第2次再絞り比: 1.24 第3次再絞り比: 1.20 再絞りダイス作用コーナー部の曲率半径: 0.4mm 再絞り工程におけるしわ押え荷重: 6000kg 缶胴部の平均薄肉化率: −20%
【0018】実施例2 実施例1に用いた冷延鋼板の両面に実施例1の(1)に
示した錫めっき条件で錫めっき量5.6g/mの錫め
っきを施し、水洗乾燥後、実施例1で用いた同じ組成の
フィルムを接着剤を塗布せずに、(1)に示す条件で積
層した。得られたポリエステル樹脂被覆錫めっき鋼板を
実施例1の(3)に示す条件で薄肉化深絞り缶に加工し
た。 (1)ポリエステル樹脂フィルム積層条件 フィルム積層直前の錫めっき鋼板の温度: 270℃ 積層ロールによる加圧積層時間: 0.05秒 積層時の平均加圧力: 5・5kgf/cm 積層ロールの温度: 105℃
【0019】実施例3 実施例1に用いた冷延鋼板の両面に実施例1の(1)に
示した錫めっき条件で錫めっき量2.8g/mの錫め
っきを施し、水洗後、(1)に示す条件でニッケルめっ
きを施し、水洗乾燥した。さらに実施例1の(2)に示
した条件でポリエステル樹脂フィルムを積層した。得ら
れたポリエステル樹脂被覆錫めっき鋼板を実施例1の
(3)に示す条件で薄肉化深絞り缶に加工した。 (1)ニッケルめっき条件 浴組成 硫酸ニッケル: 250g/l 塩化ニッケル: 30g/l ホウ酸: 30g/l pH: 3〜4 浴温度: 50℃ 陰極電流密度: 5A/dm ニッケルめっき量: 0.02g/m
【0020】実施例4 実施例1に用いた冷延鋼板の両面に実施例1の(1)に
示した錫めっき条件で錫めっき量3.6g/mの錫め
っきを施し、水洗乾燥した。さらに、(1)に示す条件
でポリアミド樹脂フィルムを積層した。積層後、210
℃で1分加熱した。得られたポリアミド樹脂被覆錫めっ
き鋼板を実施例1の(3)に示す条件で薄肉化深絞り缶
に加工した。 (1)ポリアミド樹脂フィルムの積層条件 A.フィルムの特性 組成: ナイロン6 厚さ: 25μm 融点: 225℃ B.フィルムへの接着剤の塗布 接着剤組成: エポキシ樹脂 80部 パラクレゾール系レゾール 20部 塗 布 量: 0.25g/m(乾燥重量) 乾燥温度 : 100℃ C.フィルム積層条件 フィルム積層直前の錫めっき鋼板の温度: 258℃ 積層ロールによる加圧積層時間: 0.01秒 積層時の平均加圧力: 5kgf/cm 積層ロールの温度: 120℃
【0021】比較例1 実施例1に用いた冷延鋼板の両面に実施例1の(1)に
示した錫めっき条件で錫めっき量1.8g/mの錫め
っきを施し、水洗後、無水クロム酸30g/l、硫酸
0.3g/lの水溶液中で、温度50℃、陰極電流密度
50A/dmの条件で電解し、めっきされた錫上に金
属クロム40mg/m、クロム水和酸化物14mg/
(クロムとして)からなる二層皮膜を形成させた。
さらに、実施例1の(2)に示す条件でポリエステル樹
脂フィルムを積層した。得られたポリエステル樹脂被覆
錫めっき鋼板を実施例1の(3)に示す条件で薄肉化深
絞り缶に加工した。
【0022】比較例2 実施例1に用いた冷延鋼板の両面に実施例1の(1)に
示した錫めっき条件で錫めっき量0.9g/mの錫め
っきを施し、水洗乾燥した。さらに、実施例1の(2)
に示す条件でポリエステル樹脂フィルムを積層した。積
層後、210℃で1分加熱した。得られたポリエステル
樹脂被覆錫めっき鋼板を実施例1の(3)に示す条件で
薄肉化深絞り缶に加工した。
【0023】比較例3 実施例1に用いた冷延鋼板の両面に実施例1の(1)に
示した錫めっき条件で錫めっき量2.8g/mの錫め
っきを施し、水洗乾燥後、実施例1で用いた同じ組成の
ポリエステル樹脂フィルムを接着剤を塗布せずに、積層
時の平均加圧力0.5kgf/cmであることを除い
て、実施例2の(1)に示す条件で積層した。得られた
ポリエステル樹脂被覆錫めっき鋼板を実施例1の(3)
に示す条件で薄肉化深絞り缶に加工した。
【0024】比較例4 実施例1に用いた冷延鋼板の両面に(1)に示す条件で
電解クロム酸処理を施し、金属クロム、クロム水和酸化
物からなる二層皮膜、いわゆるTFS皮膜を形成させ、
湯洗乾燥後、実施例2の(1)の条件でポリエステル樹
脂フィルムを積層した。得られたポリエステル樹脂被覆
TFSを実施例1の(3)に示す条件で薄肉化深絞り缶
に加工した。 (1)電解クロム酸処理条件 浴組成 無水クロム酸: 30g/l フッ化ナトリウム: 1.2g/l 浴温度: 45℃ 陰極電流密度: 40A/dm 金属クロム量: 104mg/m クロム水和酸化物量: 16mg/m(クロムとし
て)
【0025】実施例1〜4および比較例1〜4で得られ
た樹脂被覆鋼板を薄肉化深絞り缶へ加工する工程におけ
る積層された樹脂フィルムの剥離状況を肉眼で観察し
た。さらに、得られた薄肉化深絞り缶50個に1.5%
クエン酸水溶液を充填し、37.5℃の恒温室に3ヶ月
貯蔵し、溶出鉄量を原子吸光法で測定するとともに、孔
食による漏れ缶の発生率を求め、その結果を表1に示し
た。なお、溶出鉄量は50缶の平均値で示した。なお、
比較例1〜3の錫めっき鋼板を下地とした樹脂被覆鋼板
は薄肉化深絞り缶へ加工する工程で、表1に示すように
積層されたポリエステル樹脂フィルムが剥離したので、
1.5%クエン酸水溶液を充填しなかった。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明の方法による加工耐食性に優れた
薄肉化深絞り缶用樹脂被覆錫めっき鋼板は、種々の利点
をもつ薄肉化深絞り缶用に用いられるだけでなく、優れ
た加工密着性、優れた加工耐食性を有しているので、絞
り缶、缶蓋、イージーオープン可能な缶蓋、王冠、キャ
ップ類など容器用材料として広く適用できる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−82717(JP,A) 特開 平1−192545(JP,A) 特開 平2−251441(JP,A) 特開 昭63−40689(JP,A) 特開 昭64−22530(JP,A) 特開 平2−265740(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板の両面に片面当り1.5〜7.4g
    /mの錫めっきを施した後、あるいは錫めっき後、そ
    の上層に片面当り0.01〜0.2g/mのニッケル
    めっきを施した後、非接触の状態で錫の融点以上の温度
    に加熱し、直ちに、その両面に結晶融解温度190〜2
    50℃の熱可塑性樹脂フィルムを、加圧力1.5〜30
    kgf/cm、加圧積層時間0.003〜0.5秒の
    条件で加圧積層し、同時に錫の融点以下の温度に急冷す
    ることを特徴とする加工耐食性に優れた薄肉化深絞り缶
    用樹脂被覆錫めっき鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 積層される熱可塑性樹脂フィルムの錫あ
    るいはニッケルめっき面と接する面に、予め接着剤を塗
    布、乾燥する請求項1の加工耐食性に優れた薄肉化深絞
    り缶用樹脂被覆錫めっき鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】 積層される熱可塑性樹脂フィルムがポリ
    エステル樹脂フィルムあるいはポリアミド樹脂フィルム
    である請求項1または2の加工耐食性に優れた薄肉化深
    絞り缶用樹脂被覆錫めっき鋼板の製造方法。
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