JP2711292B2 - 放電加工機の座標位置表示方法およびその装置 - Google Patents
放電加工機の座標位置表示方法およびその装置Info
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- JP2711292B2 JP2711292B2 JP8944289A JP8944289A JP2711292B2 JP 2711292 B2 JP2711292 B2 JP 2711292B2 JP 8944289 A JP8944289 A JP 8944289A JP 8944289 A JP8944289 A JP 8944289A JP 2711292 B2 JP2711292 B2 JP 2711292B2
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、実座標で作成されたNCプログラムをワーク
の傾きにあわせて座標回転して加工を行う放電加工の座
標位置を、NCプログラムと一致した座標によって表示す
る放電加工機の座標位置表示方法およびその装置に関す
る。
の傾きにあわせて座標回転して加工を行う放電加工の座
標位置を、NCプログラムと一致した座標によって表示す
る放電加工機の座標位置表示方法およびその装置に関す
る。
［従来の技術］ 従来の放電加工機は、実座標方向（テーブルのＸ軸、
Ｙ軸方向）に対してワークが傾いている場合、制御装置
によってその座標軸を回転し、座標回転後の実座標軸上
で加工し、これによって、実際の動作の実座標のＸ軸、
Ｙ軸と、ワークとが平行に設置されている場合と同じよ
うに加工している。
Ｙ軸方向）に対してワークが傾いている場合、制御装置
によってその座標軸を回転し、座標回転後の実座標軸上
で加工し、これによって、実際の動作の実座標のＸ軸、
Ｙ軸と、ワークとが平行に設置されている場合と同じよ
うに加工している。
［発明が解決しようとする課題］ 上記従来技術の場合、NCプログラム１軸のみの指令
（たとえばＸ軸のみの指令）の場合でも、論理座標のXL
軸とYL軸の座標上では１軸の動作であるが、実座標では
２軸が同時に動作し、Ｘ軸、Ｙ軸とワークとが平行に設
定されている場合と同じように加工している。この動作
を、実座標を用いて表示するため、NCプログラムがどの
ように動いているのかを即座に判断することが不可能で
あり、NCプログラムのどこを実行しているかを判断する
ことも困難である。
（たとえばＸ軸のみの指令）の場合でも、論理座標のXL
軸とYL軸の座標上では１軸の動作であるが、実座標では
２軸が同時に動作し、Ｘ軸、Ｙ軸とワークとが平行に設
定されている場合と同じように加工している。この動作
を、実座標を用いて表示するため、NCプログラムがどの
ように動いているのかを即座に判断することが不可能で
あり、NCプログラムのどこを実行しているかを判断する
ことも困難である。
つまり、NCプログラムは実座標で作成され、たとえ
ば、実座標でＸ軸を100mm動けというプログラムを実行
し、この加工の動作過程をCRTに表示すると、実座標で
作成されたNCプログラムを回転した座標位置XL、YLで表
示するので、その２つの軸の、XL、YL座標位置が同時に
変化し、論理座標XL軸と平行に加工が行なわれているこ
とを判断することが困難であるという問題がある。
ば、実座標でＸ軸を100mm動けというプログラムを実行
し、この加工の動作過程をCRTに表示すると、実座標で
作成されたNCプログラムを回転した座標位置XL、YLで表
示するので、その２つの軸の、XL、YL座標位置が同時に
変化し、論理座標XL軸と平行に加工が行なわれているこ
とを判断することが困難であるという問題がある。
本発明は、座標回転した場合に、NCプログラムに従っ
て加工位置がどのように動いているのか、またNCプログ
ラムのどこを実行しているかを容易に判断することがで
きる放電加工機の座標位置表示方法およびその装置を提
供することを目的とするものである。
て加工位置がどのように動いているのか、またNCプログ
ラムのどこを実行しているかを容易に判断することがで
きる放電加工機の座標位置表示方法およびその装置を提
供することを目的とするものである。
［課題を解決する手段］ 請求項１記載の発明は、NCプログラム上の動作位置
を、ワークの傾きに応じた実座標上の動作位置に回転
し、放電加工を行い、実座標上で回転された動作位置を
論理座標値に変換し、論理座標値に変換された座標位置
の表示とワークの傾きに応じて回転された実座標上の動
作位置の表示とのうちの一方の表示を選択し、上記選択
された表示を実行する方法である。
を、ワークの傾きに応じた実座標上の動作位置に回転
し、放電加工を行い、実座標上で回転された動作位置を
論理座標値に変換し、論理座標値に変換された座標位置
の表示とワークの傾きに応じて回転された実座標上の動
作位置の表示とのうちの一方の表示を選択し、上記選択
された表示を実行する方法である。
請求項２記載の発明は、NCプログラム上の動作位置
を、ワークの傾きに応じた実座標上の動作位置に回転
し、放電加工を行い、実座標上で回転された動作位置を
論理座標値に変換し、論理座標値に変換された座標位置
を表示する装置である。
を、ワークの傾きに応じた実座標上の動作位置に回転
し、放電加工を行い、実座標上で回転された動作位置を
論理座標値に変換し、論理座標値に変換された座標位置
を表示する装置である。
［作用］ 本発明によれば、実座標上で回転された動作位置を論
理座標値に変換し、論理座標値に変換された座標位置を
表示するので、座標回転した場合に、NCプログラムに従
って加工位置がどのように動いているのか、またNCプロ
グラムのどこを実行しているかを容易に判断することが
できる。
理座標値に変換し、論理座標値に変換された座標位置を
表示するので、座標回転した場合に、NCプログラムに従
って加工位置がどのように動いているのか、またNCプロ
グラムのどこを実行しているかを容易に判断することが
できる。
［実施例］ 第１図は、本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
る。
この実施例は、座標回転した場合の実際の位置を表す
実座標と、座標回転した場合に逆座標回転をし、あたか
もNCプログラム通りに動作しているようにみえる論理座
標との２つの座標値のいずれをも表示することができる
ようになっている。
実座標と、座標回転した場合に逆座標回転をし、あたか
もNCプログラム通りに動作しているようにみえる論理座
標との２つの座標値のいずれをも表示することができる
ようになっている。
また、この実施例は、放電加工機全体を制御するCPU1
0と、第３図に示すフローチャートのプログラムが格納
されているROM11と、ワークメモリとして使用し、ま
た、フロッピーディスクから読取ったプログラムを格納
するRAM12と、フロッピーディスクを制御するフロッピ
ーディスク装置13と、放電加工機の加工状態等を表示す
るCRT20と、モータM1、M2、……に接続されたI/Oポート
30とを有する。
0と、第３図に示すフローチャートのプログラムが格納
されているROM11と、ワークメモリとして使用し、ま
た、フロッピーディスクから読取ったプログラムを格納
するRAM12と、フロッピーディスクを制御するフロッピ
ーディスク装置13と、放電加工機の加工状態等を表示す
るCRT20と、モータM1、M2、……に接続されたI/Oポート
30とを有する。
第２図は、実座標Ｘ、Ｙ軸からθだけ傾いてワークＷ
が設置され、このときの論理座標（座標回転後の軸）
XL、YL軸を設定した状態を示す図である。
が設置され、このときの論理座標（座標回転後の軸）
XL、YL軸を設定した状態を示す図である。
次に、上記実施例の動作について説明する。
第３図は、上記実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
まず、ワークＷの傾きθを求め（S1）、座標回転のオ
ン／オフを設定し、CRTに論理座標で表示するかまたは
実座標で表示するかを決定する（S2）。つまり、座標回
転を行なう場合には、その座標回転用のフラグをオンに
し、座標回転を行なわない場合にはそのフラグをオフす
る。
ン／オフを設定し、CRTに論理座標で表示するかまたは
実座標で表示するかを決定する（S2）。つまり、座標回
転を行なう場合には、その座標回転用のフラグをオンに
し、座標回転を行なわない場合にはそのフラグをオフす
る。
そして、テーブルの動作があり（S3）、座標回転用フ
ラグがオフであれば（S4）、実座標で動作し（S5）、表
示を行なう（S10）。
ラグがオフであれば（S4）、実座標で動作し（S5）、表
示を行なう（S10）。
一方、座標回転を行なう場合（S4）には、ワークの傾
きθに応じて、動作量を計算する（S6）。この場合、下
記の（１）式、（２）式に基づいて、動作量を計算す
る。
きθに応じて、動作量を計算する（S6）。この場合、下
記の（１）式、（２）式に基づいて、動作量を計算す
る。
XL＝Xcosθ−Ysinθ…（１）式 YL＝Xsinθ＋Ycosθ…（２）式 なお、XL、YLは表示座標の値（表示値）を示し、Ｘ、
Ｙは実座標の値を示し、θは実座標に対するワークＷの
傾きを示す。
Ｙは実座標の値を示し、θは実座標に対するワークＷの
傾きを示す。
そして、上記のようにして求めた論理座標で動作し
（S7）、表示方法を判断する（S8）。つまり、論理座標
で表示するのであれば、実座標を論理座標に変換し（S
9）、実座標で表示するのであれば上記変換を行なわず
にCRT20に表示する（S10）。なお、S7において論理座標
で動作する場合、２以上のモータM1、M2を同時に駆動す
る。
（S7）、表示方法を判断する（S8）。つまり、論理座標
で表示するのであれば、実座標を論理座標に変換し（S
9）、実座標で表示するのであれば上記変換を行なわず
にCRT20に表示する（S10）。なお、S7において論理座標
で動作する場合、２以上のモータM1、M2を同時に駆動す
る。
そして、加工をさらに実行するのであれば（S11）、S
4〜S10の動作を繰返す。
4〜S10の動作を繰返す。
たとえば、実座標Ｘ、Ｙ軸に対して、ワークＷが30゜
傾いている場合、座標回転をし、そのときの論理軸XL、
YL軸を求め加工する。この場合、NCプログラムでX10.と
指令しても、実際の動き、座標表示はリアルタイムに変
化しX8.66 Y5.0の終点へ進む。これをリアルタイムに
逆座標回転させ、その結果を、CRT20に表示する。これ
によって実際の動きは、X8.66 Y5.0になり、その表示
はX10. Y0になる。
傾いている場合、座標回転をし、そのときの論理軸XL、
YL軸を求め加工する。この場合、NCプログラムでX10.と
指令しても、実際の動き、座標表示はリアルタイムに変
化しX8.66 Y5.0の終点へ進む。これをリアルタイムに
逆座標回転させ、その結果を、CRT20に表示する。これ
によって実際の動きは、X8.66 Y5.0になり、その表示
はX10. Y0になる。
このように、CPU10は、随時、実座標を見て、上記
（１）式、（２）式に従って、論理座標を求める。
（１）式、（２）式に従って、論理座標を求める。
［発明の効果］ 本発明によれば、座標回転した場合に、NCプログラム
がどのように動いているのか、またNCプログラムのどこ
を実行しているかを容易に判断することができるという
効果を奏する。
がどのように動いているのか、またNCプログラムのどこ
を実行しているかを容易に判断することができるという
効果を奏する。
第１図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。 第２図は、上記実施例の動作説明図である。 第３図は、上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。 10……CPU、 11……ROM、 20……CRT、 30……I/Oポート、 M1、M2……モータ。
る。 10……CPU、 11……ROM、 20……CRT、 30……I/Oポート、 M1、M2……モータ。
Claims (2)
- 【請求項１】実座標を用いて作成されたNCプログラムの
座標を、テーブルに載置されたワークの傾きに応じて、
回転し、放電加工しつつ座標を表示する放電加工機の座
標位置表示方法において、 上記NCプログラム上の動作位置を、上記ワークの傾きに
応じた実座標上の動作位置に回転し、放電加工を行う段
階と； 上記実座標上で回転された動作位置を論理座標値に変換
する段階と； 上記論理座標値に変換された座標位置の表示と、上記ワ
ークの傾きに応じて回転された実座標上の動作位置の表
示とのうちの一方の表示を選択する段階と； 上記選択された表示を実行する段階と； を有することを特徴とする放電加工機の座標位置表示方
法。 - 【請求項２】実座標を用いて作成されたNCプログラムの
座標を、テーブルに載置されたワークの傾きに応じて、
回転し、放電加工しつつ座標を表示する放電加工機の座
標位置表示装置において、 上記NCプログラム上の動作位置を、上記ワークの傾きに
応じた実座標上の動作位置に回転し、放電加工を行う手
段と； 上記実座標上で回転された動作位置を論理座標値に変換
する変換手段と； 上記論理座標値に変換された座標位置を表示する表示手
段と； を有することを特徴とする放電加工機の座標位置表示装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8944289A JP2711292B2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 放電加工機の座標位置表示方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8944289A JP2711292B2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 放電加工機の座標位置表示方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02269542A JPH02269542A (ja) | 1990-11-02 |
| JP2711292B2 true JP2711292B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=13970796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8944289A Expired - Fee Related JP2711292B2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 放電加工機の座標位置表示方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2711292B2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-07 JP JP8944289A patent/JP2711292B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02269542A (ja) | 1990-11-02 |
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