JP2711031B2 - 鉄骨ラーメン構造建築物の施工方法 - Google Patents

鉄骨ラーメン構造建築物の施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄骨ラーメン構造建築物
の施工方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄骨ラーメン構造の建築物の施工
方法においては、鉄骨ラーメン構造を構成する柱・梁・
小梁の単一部材を工場製作して、同単一部材を作業現場
に設置した揚重機で先づ複数の柱を建方してから、同柱
間に梁を架設し、次いで対向する梁間に小梁を架設して
柱一節分の鉄骨を建方した後、柱の垂直性を調整するた
め建起しをして、各単一部材同志の接合部を溶着又は螺
着により本接合して鉄骨ラーメン構造を構築する。次い
で、スラブ用デッキプレートを梁・小梁上に敷設し、ス
ポット熔着したデッキプレート上に配筋や配管をして、
スラブコンクリートを打設することにより鉄骨ラーメン
構造躯体を構築する。前記躯体構築作業が完了後に内外
装工事や設備工事等を施工して、鉄骨ラーメン構造の建
築物を構築している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の施工方法に
よって鉄骨ラーメン構造の建築物の構造躯体を構築する
には、施工階で鉄骨ラーメン構造を構成する柱・梁・小
梁の単一部材を一本づつ仮接合して建方し、建方完了後
柱の建起しをしてから、前記単一部材同志を溶着又は螺
着により本接合して鉄骨ラーメン構造を構築する。次い
で、スラブ用デッキプレートを梁・小梁上に敷設し、ス
ポット熔着したデッキプレート上に配筋や配管をして、
スラブコンクリートを打設することにより鉄骨ラーメン
構造躯体を構築するという多数の作業工程が必要であ
る。前記施工階は通常屋外で、且つ鉄骨作業は足場の悪
い高所作業であり、従って、気象条件による工程の遅延
や高所作業に伴う安全確保の問題がある。更に鉄骨ラー
メン構造建築物の自動化施工には適さないという問題が
ある。
【0004】そこで本発明は前記従来技術の有する問題
点に鑑みて提案されたもので、その目的とする処は、鉄
骨ラーメン構造躯体のユニット化施工により、施工場所
での作業工程の低減と、鉄骨作業に伴う高所作業を解消
することが可能で、且つ自動化施工に適合する鉄骨ラー
メン構造建築物の施工方法を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明に係る鉄骨ラーメン構造建築物の施工方法
によれば、柱を垂直に4等分した形状の分割柱を四隅に
配置し、梁の長手方向を垂直に2等分した形状の分割梁
を前記分割柱間の四周に架設し、小梁を対向する前記分
割梁間に架設し、スラブ用デッキプレートを前記分割梁
と前記小梁間に敷設してテーブル形の内部構造ユニット
を作成する。このように作成された多数のユニットを施
工階に順次搬送して連結することにより内部鉄骨ラーメ
ン構造を構築し、さらに、一双の分割柱間に分割梁を架
設して構成した門形の外周構造ユニットを、内部鉄骨ラ
ーメン構造の外周を囲繞するように連結して外周鉄骨ラ
ーメン構造を構築し、次いで連結された4本の分割柱を
熔着して柱を一体化するとともに、スラブ用デッキプレ
ート上に配筋や配管をしてスラブコンクリートを打設す
ることにより鉄骨ラーメン構造建築物を構築するもので
ある。
【0006】なお、前記4本の分割柱を一体化する方法
として、分割柱の内面に所定間隔にスタットボルトを植
設しておき、同分割柱4本を連結した柱内部にコンクリ
ートを打設するものがある。
【0007】
【作用】上記の施工方法では、一層分で且つX・Y方向
の各一スパンの平面寸法に垂直裁断したテーブル形の内
部構造ユニットを多数作成する工程と、施工階に順次内
部構造ユニットを搬送して連結することにより内部鉄骨
ラーメン構造を構築する工程と、一層分で且つ一スパン
の寸法の門形の外周構造ユニットを、内部鉄骨ラーメン
構造の外周を囲繞するように連結して外周鉄骨ラーメン
構造を構築する工程と、連結された4本の分割柱を熔着
して柱を一体化することで鉄骨ラーメン構造躯体のユニ
ット化施工を可能とし、施工場所での作業工程を低減
し、かつ自動化施工が可能となる。
【0008】また本発明の4本の分割柱を一体化する方
法として、分割柱の内面に所定間隔にスタットボルトを
植設しておき、同分割柱4本を連結した柱内部にコンク
リートを打設することによって、コンクリートに定着し
たスタットボルトを介して分割柱を一体化する。このよ
うに4本の分割柱で囲繞された柱内部にコンクリートが
出せ津されることにより、強度の大きな鉄骨鉄筋コンク
リート柱となる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜9により説明す
る。ロ字形柱3を垂直に4等分した形状の分割柱3aを
四隅に配置し、梁4の長手方向を垂直に2等分した形状
の分割梁4aを前記分割柱3a間の四周に架設し、小梁
5を対向する前記分割梁4a間に架設し、スラブ用デッ
キプレート6を前記分割梁4aと前記小梁5間に敷設し
て、鉄骨ラーメン構造の一層分で且つX・Y方向の各一
スパンの平面寸法に垂直裁断したテーブル形の内部構造
ユニット1(図2参照)を、建設場所の組立てヤードb
で地組する。次いで地組された内部構造ユニット1を、
建設現場に設けた揚重エレベーターcで施工階に搬送
し、さらに水平搬送手段により所定位置に搬送して、次
々に内部構造ユニット1を連結して内部鉄骨ラーメン構
造を構築する(図1参照)。このようにして構築された
鉄骨ラーメン構造では、分割柱3aが4本で中空状鉄骨
柱を構成する。
【0010】また一双の分割柱3a間に分割梁4aを架
設して構成した一層分で且つ一スパン寸法の門形の外周
構造ユニット2(図3参照)を建設場所の組立てヤード
bで地組し、同外周構造ユニット2を揚重エレベータc
で揚重し、あるいは躯体外面へ直接他の揚重機で揚重
し、内部鉄骨ラーメン構造の外周を囲繞するように既に
構築した内部鉄骨ラーメンに連結して外周鉄骨ラーメン
構造を構築する。
【0011】上記のようにして、複数階の鉄骨ラーメン
構造を作成した後、前記のように各位置で中空状鉄骨柱
を構成する4本の分割柱3aを互いに熔着して柱3を一
体化するとともに、スラブ用デッキプレート6上に配筋
9や配管(図示せず)をしてスラブコンクリート10を
打設し、鉄骨ラーメン構造躯体aを構築した(図4参
照)。なお躯体の外周部の1又は2つの分割柱3aで形
成される中空部にも、4本の分割柱の中空部と同様にコ
ンクリートが打設される。この後、内装工事や設備工事
等を施工して鉄骨ラーメン構造建築物を構築する。また
組立てヤードbで内部構造ユニット1に設備配管や天井
下地等を、また外周構造ユニット2に外壁パネル8等を
先付けしてもよい。
【0012】図5乃至7は、4つの分割柱3aからなる
内部柱にコンクリートを打設する前の要部拡大図で、4
つの分割柱3aを一体に連結させるために、梁接合用の
リングプレート3b、分割柱の変形防止用ダイヤプレー
ト3c、スタットボルト4bが設けられており、各分割
柱3aの接合部は溶接されて溶接部7になっている。図
8は4本の分割柱3aをコンクリートで一体化した柱の
平断面図で、3dはスタットボルト、12はコンクリー
トである。図9は4本の分割柱3aで囲繞された柱3内
部を鉄筋コンクリートとした柱3の平断面図で、11は
柱鉄筋である。
【0013】
【発明の効果】本発明は前記したように、一層分で且つ
X・Y方向の各一スパンの平面寸法に垂直裁断したテー
ブル形の内部構造ユニットを、施工階に順次搬送連結し
て内部鉄骨ラーメン構造を構築する工程と、一層分で且
つ一スパンの寸法の門形の外周構造ユニットを、内部鉄
骨ラーメン構造の外周を囲繞するように連結して外周鉄
骨ラーメン構造を構築する工程と、連結された4本の分
割柱を熔着して柱を一体化することで鉄骨ラーメン構造
躯体のユニット化施工を可能とし、鉄骨ラーメン構造躯
体のユニット化施工により、施工場所での屋外作業工程
の低減と、鉄骨作業に伴う高所作業を解消することによ
って、気象条件による工程の遅延を低減し、高所作業に
伴う不安全問題を解消する。且つ鉄骨ラーメン構造建築
物の自動化施工を可能とする。更に本発明の4本の分割
柱を一体化する方法として、分割柱の内面に所定本数の
スタットボルトを植設して、4本の前記分割柱を連結し
てなる柱内部にコンクリートを打設し、スタットボルト
をコンクリートに定着して、コンクリートに定着したス
タットボルトを介して分割柱を一体化することによっ
て、柱の現場溶接作業の低減が図られる。更に本発明の
4本の分割柱で囲繞された柱内部を鉄筋コンクリートで
補強して、鉄骨鉄筋コンクリート柱とすることによっ
て、鉄骨ラーメン構造躯体の高耐力化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄骨ラーメン構造建築物の施工方法の
一実施例示す斜視図である。
【図2】図1の鉄骨ラーメン構造躯体を構成する内部構
造ユニットの斜視図である。
【図3】鉄骨ラーメン構造躯体を構成する各ユニットの
配置図と、コーナーユニットと外周中間ユニットと中間
ユニットの斜視図である。
【図4】図2及び図3の部材で構築した鉄骨ラーメン構
造躯体を示す平面図である。
【図5】図4の内部柱部分の要部を示す平面図である。
【図6】図5の内部柱部分の縦断面図である。
【図7】図5の内部柱の中間部の平断面図である。
【図8】分割柱をコンクリートで一体化した柱の平断面
図である。
【図9】分割柱の内部を鉄筋コンクリートとした柱の平
断面図である。
【符号の説明】
a 鉄骨ラーメン構造躯体 c 揚重エレベーター 1 内部構造ユニット 2 外部構造ユニット 3 柱 3a 分割柱 4 梁 4a 分割梁 12 コンクリート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱を垂直に4等分した形状の分割柱を四
    隅に配置し、梁の長手方向を垂直に2等分した形状の分
    割梁を前記分割柱間の四周に架設し、小梁を対向する前
    記分割梁間に架設し、スラブ用デッキプレートを前記分
    割梁と前記小梁間に敷設してテーブル形の内部構造ユニ
    ットを作成する工程と、作成された複数の内部構造ユニ
    ットを施工階に順次搬送して連結することにより内部鉄
    骨ラーメン構造を構築する工程と、一双の分割柱間に分
    割梁を架設して構成した門形の外周構造ユニットを、内
    部鉄骨ラーメン構造の外周を囲繞するように連結して外
    周鉄骨ラーメン構造を構築する工程と、連結された4本
    の分割柱を熔着して柱を一体化するとともに、スラブ用
    デッキプレート上に配筋や配管をしてスラブコンクリー
    トを打設する工程と、で鉄骨ラーメン構造躯体を構築す
    ることを特徴とする鉄骨ラーメン構造建築物の施工方
    法。
  2. 【請求項2】 4本の分割柱を一体化する為、分割柱の
    内面に所定間隔にスタットボルトを植設しておき、同分
    割柱4本を連結した柱内部にコンクリートを打設するこ
    とを特徴とする請求項1記載の鉄骨ラーメン構造建築物
    の施工方法。
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