JP2709300B2 - 紙料洗浄装置 - Google Patents

紙料洗浄装置

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JP2709300B2
JP2709300B2 JP2172197A JP2172197A JP2709300B2 JP 2709300 B2 JP2709300 B2 JP 2709300B2 JP 2172197 A JP2172197 A JP 2172197A JP 2172197 A JP2172197 A JP 2172197A JP 2709300 B2 JP2709300 B2 JP 2709300B2
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栄一 加茂
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栄工機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回転ドラム形の紙
料洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−83393号等に示すよう
に、通気通水ドラムを横架して回転させつつ、ドラムの
一端に設けた紙料入口より未洗浄の紙料をドラム内へ投
入し、同他端に設けた紙料出口より洗浄済の紙料を吐出
するようにし、紙料が上記入口より出口へ至る間におい
て洗浄水を与えながら攪拌し、置換洗浄された液をドラ
ム周壁を通してドラム下方へ排出するようにした回転ド
ラム形の洗浄装置が周知である。
【0003】而して上記洗浄装置においては、紙料が通
気通水ドラムの入口から出口へ至る間の攪拌手段とし
て、例えば螺旋羽根を設け、ドラムの回転作用とこれに
伴なう螺旋羽根の螺旋送り作用との協動にて紙料を攪拌
し、紙料フロックを分散しつつ洗浄水と混練し置換洗浄
を行なわせるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記螺旋
羽根は紙料の送り作用には優れているが、一条の螺旋通
路を形成するだけであるから、紙料フロックの分散効果
に欠け、むしろ螺旋通路内でフロックを生成し易く洗浄
水による置換洗浄が効率的に行ない難い問題点を有して
いる。
【0005】又ドラム内周面に紙料層が形成され易く、
これにより濾過機能を減殺し洗浄効果を低下せしめてい
る。
【0006】螺旋羽根を攪拌手段とする例について説明
したが、従来例は総じて同様の問題を内在し、その解決
が課題となっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題解決に
適切に応える回転ドラム形の紙料洗浄装置を提供するも
のである。
【0008】本発明は前記のように、回転可に横架され
た通気通水ドラムの一端に紙料入口を、他端に紙料出口
を夫々設け、該通気通水ドラム内の紙料への洗浄水供給
装置を設け、紙料入口から出口へ至る間に洗浄水を与え
つつ、紙料の攪拌を行ない、その濾液(置換洗浄水)を
ドラム下方へ排出して洗浄を行なうようにした紙料洗浄
装置に関する。
【0009】本発明は上記回転ドラム形の紙料洗浄装置
における洗浄効果を飛躍的に向上するものであって、そ
の手段として、上記通気通水ドラムの内周面に沿って周
方向に延在する堰板を軸方向に間隔的に配し、各堰板間
に該各堰板によって軸方向に仕切られた複数の洗浄ゾー
ンを形成すると共に、隣接する堰板間に紙料を周方向に
掻き上げる掻き板を周方向に間隔的に配する。
【0010】更に上記掻き板の下縁と上記通気通水ドラ
ムの内周面間に周方向における紙料の通流を許容する紙
料通流間隔を形成する。
【0011】そして上記紙料入口より投入された紙料が
上記堰板間に形成された各洗浄ゾーンを順次乗り超えて
上記紙料出口に至るようにすると共に、通気通水ドラム
の回転に伴ない上記堰板間の各洗浄ゾーンにおいて上記
掻き板による紙料の周方向への掻き上げと重力による落
流と上記紙料通流間隔を通しての紙料の逆流を繰り返す
ように構成したものである。
【0012】上記掻き板は堰板に対し直角に交叉する方
向に延設するか、又は堰板に対し斜めに交叉する方向に
延設する。
【0013】又掻き板には紙料のドラム周方向への通流
を許容する開口を設け、紙料を周方向へ掻き上げつつ、
その一部を逆流せしめるようにする。
【0014】又上記紙料通流口を設けるに際し、上記掻
き板はその下縁側がドラム回転方向に対し逃げ角となる
ように傾設し紙料通流口への紙料の導入を助長する。
【0015】この発明によれば、通気通水ドラムの一端
から投入された紙料は各堰板間に形成された各洗浄ゾー
ンにおいて、掻き板による周方向への掻き上げと落流が
繰り返されながら、各洗浄ゾーンを順次乗り超えて(各
堰板を乗り超えて)紙料入口から出口へと至り、この間
良好な攪拌と紙料分散が促され置換洗浄が図られる。又
掻き板はドラムの下死点を通過する間、同ドラム内底部
に保有された紙料を良好に攪拌し、上記掻き上げと落流
と上記紙料通流間隔を通しての紙料の逆流を行なう。
【0016】上記により紙料は各段の洗浄ゾーンにおけ
る良好なる分散と洗浄液との混練が促され、格段の置換
洗浄効果を発揮する。堰板によって仕切られた各段の洗
浄ゾーン毎にドラム周壁を通し濾液が排出され、最終段
の洗浄ゾーンには他と区分した精洗された紙料が保有さ
れ、紙料出口より排出される。
【0017】この時上記掻き板にドラム回転方向への紙
料掻き上げ作用を付与しつつ、同時に、その一部を逆流
せしめる紙料通流用開口又は紙料通流間隔を設けておく
ことにより上記各洗浄ゾーンにおける攪拌と洗浄効果が
一層向上する。
【0018】又掻き板を前記の如く傾設することにより
上記紙料通流口への紙料導入が促進される。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に示すように、通気通水ドラ
ム1はその両端より突設せる軸部2を以って架台3に回
転駆動可に横架する。
【0020】図1,図2に示すように上記一方の軸部2
は管軸にて形成し、これに紙料供給管を接続して紙料入
口4を形成し、ドラム1の紙料入口4と反対側の端部周
面には間隔的に配された複数の紙料出口5を形成する。
【0021】即ち、通気通水ドラム1は一端に紙料入口
4を有し他端に紙料出口5を有する。この紙料入口より
ドラム内へ投入されんとする紙料は一旦ドラム1内に設
けた小径の紙料溜めドラム22内へ投入され、このドラ
ム22の周壁に間隔的に設けた紙料吐出口23よりドラ
ムの入口端内周面に形成された第1洗浄ゾーン10内へ
投入する。上記紙料溜めドラム22は入口側軸部2と同
心円に配し、その中心部に軸部の管路が開口する。
【0022】斯くしてドラム内へ投入された紙料は紙料
出口5へ向け流れ、この間通気通水構造のドラム周壁8
を通して置換洗浄液(濾液)の排出がなされる。
【0023】上記通気通水ドラム1は軸部2、例えば紙
料出口側の軸部2に設けたホイール6に駆動ベルト等の
伝導体を掛け回転可能に横架し、図1に示すようにドラ
ム全体をカバー24にて覆う。
【0024】上記通気通水ドラム1を通気通水構造にす
る手段として、ドラム周壁8を網材にて形成したドラム
を用いる。又は図4に示すようにドラム周壁8は断面菱
形の線材7を周方向に微小間隔を以って並列配置して通
気通水構造とする。
【0025】上記通気通水ドラム1の内周面に沿って周
方向へ延在する環状の堰板9を軸方向に亘って間隔的に
配する。この堰板9はドラム周壁8と一体であり、ドラ
ム内周面に沿う環状空間を軸方向に仕切り各堰板9間に
軸方向に複数の洗浄ゾーン10を並成する。
【0026】図2に示すように、上記紙料入口4よりド
ラム1内へ投入された矢印Aで示す紙料は上記堰板9に
よるせき止め作用により堰板間の各洗浄ゾーン10に保
有され、通気通水ドラム1を回転しながら、各洗浄ゾー
ン10を順次乗り超えて(各堰板9を順次乗り超えて)
紙料出口5に至る。
【0027】上記線材7は堰板9を貫かせて軸方向に延
在するか、又は線材7を堰板9間に介在する長さに寸断
し、各線材7を堰板9の側面に溶接し線材7と堰板9を
一体にし、各線材7間に無数の微小スリット7′を持っ
たドラムを形成する。
【0028】又線材7の外周面には周方向へ外リング1
1をドラムと一体に環状に配巡し、この外リング11を
軸方向に間隔的に配し、この外リング11間を図1に示
すように連結骨25にて連結し剛構造を増大する。
【0029】図2においては、環状の堰板9の外周部を
ドラム1の外方へ環状に突出させ、この突出部にて上記
外リング11を形成し、この外リング11間を補強骨2
5にて連結すると共に、この外リング11を形成する堰
板9の側面に線材7の端部を溶接付けする。
【0030】上記堰板9は周方向の延在長の途中で部分
的に途切れたり、又その側面に紙料通流口を開設するこ
とを妨げない。
【0031】更に上記堰板9と交叉する方向へ延設せる
掻き板12を、ドラム周方向へ間隔的に配する。この各
堰板9間の掻き板12は図2に示すようにドラム1の軸
線方向へ一列に配し、これをドラム周方向に間隔的に配
するか、又は図1に示すように、各堰板9間の掻き板1
2を隣接する堰板9間の掻き板12に対し互いに周方向
に位相をずらして配置する。即ち千鳥配置とする。
【0032】上記掻き板12は図2に示すように、その
両端を堰板9に溶接付け等して連結するか、図示しない
が掻き板12の両端と堰板9間に間隔を形成する。
【0033】図2に示すように、上記掻き板12を一列
に配する場合、複数の洗浄ゾーン10に亘る一本の堰板
を複数の堰板9と交叉組みしつつ通しで設けることがで
きる。又上記掻き板12は図示のように堰板9に対し直
角に交叉する方向に配向するか、又は斜めに交叉する方
向に配向する。
【0034】上記紙料入口4を通しドラム1内へ投入さ
れた紙料Aは前記の如く堰板9により流れが抑制されて
堰板9間の各洗浄ゾーン10に保留されつつ、図2中矢
印A1で示す如く洗浄水が与えられながら各洗浄ゾーン
10を順次乗り越えて溢流して出口5に至り、この間図
3に示すように各洗浄ゾーン10において、上記掻き板
12によりドラム内底部から周方向へ掻き上げられ、各
ドラム側死点付近に至る間落流する。この動作を各洗浄
ゾーン10において繰り返すようにする。
【0035】上記ドラム1の側死点付近にはシャワーパ
イプ13をドラム1の外側に軸方向に沿い延設する。又
シャワーパイプ13の先方にドラム洗浄シャワー26を
延設する。このシャワーパイプ13は図2中矢印Bで示
すように、上記掻き板12により掻き上げられつつ、ド
ラム内周面に付有する紙料をドラム外からの水圧にてド
ラム内へ離反させながら、洗浄水をドラム1内へ供給す
る。ドラム1の内底部にはこの洗浄水によって稀釈され
た紙料が保有される。
【0036】このドラム1の下部に滞流する紙料A′を
上記掻き板12により掻き上げつつ落流を繰り返す。
【0037】又掻き板12はドラム内底部に保有してい
る紙料液中を通過する間、これを撹拌する。これにより
紙料を良好に撹拌し分散しつつ、洗浄水と混練し、置換
洗浄水は図2に矢印B1で示すように上記各洗浄ゾーン
10毎にドラム1の通気通水構造の周壁8を通して(線
材7間のスリット7′を通して)濾液としてドラム下方
へ排出する。
【0038】上記各洗浄ゾーン10毎の濾液(置換洗浄
水)は図1,2に示すように、セーフオール14にて回
収され、渦流式クリーナー15を通して繊維分を回収
し、これを再使用に供する。
【0039】即ち上記ドラム下方へ濾過排出される置換
洗浄液中には白水及びインク成分や狭雑物と共に相当量
の微細繊維を含んでおり、これを上記クリーナー15に
て下から上方へ渦流を惹起させつつ、繊維分を液面に浮
上させ回収する。
【0040】斯くして最終段の洗浄ゾーンには精洗され
た紙料が他のゾーンと区分されて確保され、これを紙料
出口5へ溢流させつつ、ドラム下方へ吐出する。この良
質な精洗紙料は紙抄き原料として供給される。
【0041】上記洗浄ゾーン10に関する他例として、
図示しないが最終段の洗浄ゾーンの一又は二以上に上記
掻き板12を設けずに、単に堰板9によって仕切られた
洗浄ゾーンとする。
【0042】以下、この発明の他の実施例に付き、図示
に従い更に詳述する。
【0043】図2に示すように、ドラム1内に軸線に沿
い内部洗浄水供給パイプ17を配する。
【0044】この内部洗浄水供給パイプ17は一端が紙
料出口側の軸部2に連なり、この軸部2を管軸にて形成
し、この軸部2を通し上記パイプ17内へ洗浄水が供給
され、このパイプ17の延在長の途中に設けた洗浄水吐
出口18より、図2に矢印B′で示す洗浄水をドラム内
底部へ供給する。
【0045】この洗浄水B′は図示のようにドラム内に
並成された中間付近の洗浄ゾーン10に供給する。又は
この洗浄水B′を複数の洗浄ゾーン10に供給すること
を妨げない。
【0046】パイプ17の中間部には軸方向に複数の吐
出口18を設け、この吐出口18を選択的に閉鎖する遮
水リング19を上記パイプ17に外挿し、この遮水リン
グ19をパイプ17の外面に沿い移動し、締め付けるこ
とにより使用しない吐出口18を閉鎖する。これによっ
て洗浄水B′を供給する位置を選択できるようにする。
上記洗浄水供給パイプ17と洗浄水供給シャワーパイプ
13とは選択的に使用できる。
【0047】又前記掻き板12にはドラム周方向へ掻き
上げられた紙料の一部を掻き上げ方向とは反対方向へ逆
流せしめる単数又は複数の開口を設ける。
【0048】上記紙料通流口の実施例として、図2に示
すように、掻き板12の下縁とドラム1の内周面間に間
隔を設置しこれを紙料通流間隔20とする。
【0049】上記ドラム1の内底部に保有した紙料A′
は上記掻き板12により乱流されつつ掻き上げられ、こ
の間上記紙料通流間隔20を通して逆流が促されて攪拌
と分散が促進される。
【0050】上記紙料通流口の他例として、掻き板12
をドラム内周面に略当接するように配して、図2に破線
で示す如き掻き板12の側面を貫通する単数又は複数の
孔21を開口することによって形成される。
【0051】図4に示すように、上記紙料通流間隔20
を逆流した紙料A2は掻き板12にぶつかりながらドラ
ム内周面に沿って流れ、上記ドラム内周面に沿って逆流
する紙料A2の下層部A3はドラム周壁、殊に菱形又は三
角形の線材7の抵抗を受けながらその稜線を繰り返し乗
り超え、この間良好な分散が促される。
【0052】分散が良好に惹起されることによって洗浄
水による置換洗浄が効率的に行なわれる。
【0053】一例として上記掻き板12はその下縁側に
おいて、ドラム回転方向に対し逃げ角となるように傾設
する。
【0054】図4に示すように、ドラム1が一方向に回
転して掻き板12がドラム内底部の紙料を掻き上げる
時、紙料A2は掻き板12に当り、その傾斜面に案内さ
れて急激に流速を高めて上記紙料流入間隔20内へ流入
し流出する。これにより繊維の分散と置換洗浄とが促進
され、上記紙料A2,A3の流れと接するドラム周壁8の
スリット7′から速やかに置換洗浄液が濾液として排出
される。
【0055】上記紙料がドラム内周面に沿い活性的に攪
拌されることにより目詰まりも良好に防止される。
【0056】これらは基本的には掻き板12を設けてド
ラム内周面に接する紙料の活性化を図ったことによる。
【0057】上記ドラムは横架されているが、この横架
角度は水平であるか、又は紙料出口5側が若干の下り勾
配となるように横架する。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、通気通水ドラムの一
端から投入された紙料は各堰板間に形成された各洗浄ゾ
ーンにおいて、掻き板による周方向への掻き上げと落流
が繰り返されながら、各洗浄ゾーンを順次乗り超えて
(各堰板を乗り超えて)紙料入口から出口へと至り、こ
の間良好な攪拌と紙料分散が促され、そして堰板によっ
て仕切られた各段の洗浄ゾーン毎にドラム周壁を通し濾
液が排出され、有効なる置換洗浄が行なわれ、最終段の
洗浄ゾーンには他と区分した精洗された紙料を確保し排
出できる。
【0059】この時上記掻き板にドラム回転方向への紙
料掻き上げ作用を付与しつつ、同時に、その一部を逆流
せしめる紙料通流用開口又は紙料通流間隔を設けておく
ことにより上記各洗浄ゾーンにおける攪拌と洗浄効果が
一層向上する。
【0060】又掻き板を前記の如く傾設することにより
上記紙料通流口への紙料導入が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙料洗浄装置の全体を一部切欠して示す斜視
図。
【図2】同装置における通気通水ドラム部の縦断面図。
【図3】上記ドラム部の動作を説明する横断面図。
【図4】図3におけるC部の拡大断面図。
【符号の説明】
1 通気通水ドラム 4 紙料入口 5 紙料出口 7 菱形線材 8 ドラム周壁 9 堰板 10 洗浄ゾーン 12 掻き板 13 洗浄水供給シャワーパイプ 17 内部洗浄水供給パイプ 20 紙料通流間隔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可に横架された通気通水ドラムの一端
    に紙料入口を、他端に紙料出口を夫々設け、該通気通水
    ドラム内の紙料への洗浄水供給装置を設けた紙料洗浄装
    置において、上記通気通水ドラムの内周面に沿って周方
    向に延在する堰板を軸方向に間隔的に配し、各堰板間に
    該各堰板によって軸方向に仕切られた複数の紙料洗浄ゾ
    ーンを形成すると共に、隣接する堰板間に紙料洗浄ゾー
    ン内の紙料液をドラム回転方向に掻き上げる掻き板を周
    方向に間隔的に配し、上記掻き板の下縁と上記通気通水
    ドラムの内周面間に周方向における紙料の通流を許容す
    る紙料通流間隔を形成し、上記紙料入口より投入された
    紙料は上記堰板間に形成された各紙料洗浄ゾーンを順次
    乗り超えて上記紙料出口に至ると共に、上記堰板間の各
    紙料洗浄ゾーンにおいて通気通水ドラムの回転に伴ない
    上記掻き板による紙料の周方向への掻き上げと重力によ
    る落流と上記紙料通流間隔を通しての紙料の逆流を繰り
    返すように構成したことを特徴とする紙料洗浄装置。
  2. 【請求項2】上記掻き板に周方向における紙料の通流を
    許容する開口を形成したことを特徴とする請求項1記載
    の紙料洗浄装置。
  3. 【請求項3】上記掻き板を通気通水ドラムの回転方向に
    対しその下縁側において逃げ角となるように傾設したこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の紙料洗浄装置。
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