JP2706288B2 - 折曲げ溶接複合装置 - Google Patents

折曲げ溶接複合装置

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JP2706288B2
JP2706288B2 JP63328949A JP32894988A JP2706288B2 JP 2706288 B2 JP2706288 B2 JP 2706288B2 JP 63328949 A JP63328949 A JP 63328949A JP 32894988 A JP32894988 A JP 32894988A JP 2706288 B2 JP2706288 B2 JP 2706288B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、ワークに折曲げ加工と溶接加工を行なう
折曲げ溶接複合装置に関する。
(従来の技術) 従来、板材のワークから例えば箱型形状などの立体的
なワークを加工する場合には、板材のワークをまずパン
チプレスのごとき切断加工装置で所望の形状に切断加工
を行なう。切断加工された所望形状のワークは次の工程
であるプレスブレーキのごとき折曲げ加工装置まで搬送
され、折曲げ加工装置で所望の曲げラインに折曲げられ
る。次いで、所望の曲げ形状に折曲げられたワークは次
の工程である溶接装置まで搬送され、溶接装置でワーク
における所定の溶接部に溶接加工が行なわれて最終の製
品形状のワークが出来上っている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した従来の板材のワークから箱型形状
などの立体的なワークを加工するまでには、ワークを切
断加工装置、折曲げ加工装置、溶接装置へ順次搬送しな
ければならず、かつ各加工装置で加工する場合再度ワー
クを所定位置に再位置決めしなければならない。そのた
め、最終形状のワークが仕上るまでには、搬送、再位置
決めなどの余分な手間と時間を要するという問題があっ
た。
また、折曲げ加工装置で所望の曲げ形状に折曲げられ
たワークにおける複数の溶接部を溶接装置で溶接する場
合には、特殊な治具を使用して各溶接部を正確でかつ確
実にセットしなければならず、その溶接作業が大変面倒
であると共に熟練を要していた。
さらに、従来の板材のワークから箱型形状などの立体
的なワークを加工するまでの一連の工程では、大ロット
生産に向いているが、小ロットのフレキシブルな生産に
は不向きであるという問題があった。
この発明の目的は、前述した従来の問題点を改善する
ため、ワークを所望の形状に折曲げた状態においてワー
クにおける複数の溶接部に溶接加工を短時間で確実かつ
正確に行なうことを可能にすると共に搬送および再位置
決めの無駄な時間をなくし、さらにフレキシブルな生産
に対応した折曲げ溶接複合装置を提供することにある。
[発明の効果] (課題を解決するための手段) 前述のごとく従来の問題に鑑みて、本発明は、ワーク
の折曲げを行う上部金型と下部金型とを備えたプレスブ
レーキの左右両側に、レーザ加工ヘッドを備えたレーザ
加工機をそれぞれ配置して設け、前記上下の金型よって
折曲げ加工されかつ上下の金型によって挾持された状態
のワークに対して左右のレーザ加工機によって同時に溶
接可能に構成すると共に、プレスブレーキの後方に配置
した共通のレーザ発振器本体から左右のレーザ加工機へ
レーザビームを入射可能に構成してなるものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図,第2図および第3図を参照するに、折曲げ溶
接複合装置1は折曲げ手段としての例えばプレスプレー
キ3と、溶接手段としての例えば熱溶融により溶接を行
なうレーザ加工機5とで構成されている。
前記プレスブレーキ3における下部フレーム7D上の両
側には例えばC型形状のサイドフレーム7R,7Lが設けら
れている。このサイドフレーム7R,7Lの前側下部には、
図示省略の駆動装置により上下動自在な下部エプロン9
が設けられていると共に、サイドフレーム7R,7Lの前側
上部には上部エプロン11が固定して設けられている。前
記下部エプロン9上には支持部材13を介して例えばダイ
のごとき下部金型15が取付けられている。前記上部エプ
ロン11の下部には、支持部材17を介して例えばパンチの
ごとき上部金型19が取付けられている。
上記構成により、下部金型15上に加工すべきワークを
載置し、上部エプロン11に対し下部エプロン9を上下動
せしめると、下部金型15と上部金型19との協働によりワ
ークに所望の折曲げ加工がなされることとなる。
前記プレスブレーキ3における後側(第2図において
左側、第3図において上側)にはレーザ加工機5におけ
るレーザ発振器電源21が配設されており、このレーザ発
振器電源21上には例えばCO2ガスレーザからなるレーザ
発振器本体23が設けられている。
前記サイドフレーム7R,7Lの両側両脇には第2図にお
いて左右方向(以下、Y軸方向という。)へ移動自在な
YZ軸リニアテーブル25R,25Lが設けられている。このYZ
軸リニアテーブル25R,25Lの後側上部にはY軸方向へ延
伸したレーザビームガイド27R,27Lが設けられている。
レーザビームガイド27Rの後部には第2ロボット用ベ
ンドミラー29が設けられており、レーザビームガイド27
Lの後部には例えばレーザビームを半分透過し、半分反
射されるなどのレーザビーム分割器31が設けられてい
る。このレーザビーム分割器31と第2ロボット用ベンド
ミラー29とはレーザビームガイド33で連結されている。
前記レーザ発振器本体23の左側にはレーザビームガイ
ド35の一端が接続されており、レーザビームガイド35の
他端には発振器用ベンドミラー37が設けられている。こ
の発振器用ベンドミラー37と前記レーザビーム分割器31
とはレーザビームガイド39で連結されている。
前記YZ軸リニアテーブル25R,25Lの前側には第1図に
おいて上下方向(以下、Z軸方向という。)および第2
図において左右方向(以下、Y軸方向という。)へ移動
自在なYZ軸ガイド41R,41Lが設けられており、このYZ軸
ガイド41R,41Lには図示省略のラックとピニオンなどに
よる駆動部材でYZ軸方向へ移動されるYZ軸コラム43R,43
Lが設けられている。
上記構成により、YZ軸コラム43R,43LがYZ軸ガイド41
R,41Lに案内されてY軸方向およびZ軸方向へ移動され
ることになる。
YZ軸コラム43R,43Lの前部にはY軸ベンドミラー45R,4
5Lが設けられている。このY軸ベンドミラー45R,45Lに
は第1図において左右方向(以下、X軸方向という。)
へ延伸した、X軸ガイド47R,47Lの一端が設けられてお
り、このX軸ガイド47R,47Lの他端にはX軸コラム49R,4
9Lが設けられている。
上記構成により、図示省略のラックとピニオンなどに
よる駆動部材により、X軸コラム49R,49LはY軸ガイド4
7R,47Lに案内されてX軸方向へ移動されることになる。
このX軸コラム49R,49Lの先端には詳細を後述するA
軸方向、B軸方向へ回転自在かつC軸方向へ移動自在を
加工ヘッド51R,51Lが設けられている。したがって、加
工ヘッド51R,51LはX軸,Y軸およびZ軸方向へ移動され
ることになる。
また、レーザ発振器本体23で発振されたレーザビーム
はレーザビームガイド35を通り、発振器用ベンドミラー
37で反射されて折曲げられ、さらにレーザビームガイド
39を通ってレーザビーム分割器31に入射する。レーザビ
ーム分割器31で反射されたレーザビームはレーザビーム
ガイド33を通り第2ロボットベンドミラー29で反射し折
曲げられる。第2ロボットベンドミラー29を通ったレー
ザビームはY軸ガイド27R,Z軸コラム43を通り、Y軸ベ
ンドミラー45Rで反射し折曲げられ、さらにX軸ガイド4
7R,X軸コラム49Rを通って加工ヘッド51Rに入射されるこ
とになる。
一方、レーザビーム分割器31で透過されたレーザビー
ムはY軸ガイド27L,Z軸コラム43Lを通り、Y軸ベンドミ
ラー45Lで反射し折曲げられ、さらにX軸ガイド47L,X軸
コラム49Lを通って加工ヘッド51Lに入射されることにな
る。
前記加工ヘッド51R,51Lとしては第4図,第5図およ
び第6図に示されているように、前記X軸コラム49R,49
LにはA軸回転体53が設けられている。このA軸回転体5
3の下部にはモータベース55が設けられており、このモ
ータベース55にはサーボモータのごときA軸モータ57が
設けられている。このA軸モータ57の出力軸にはA軸ピ
ニオン59が取付けられており、このA軸ピニオン59には
A軸ギヤ61が噛合されている。
上記構成により、A軸モータ57を駆動させると、A軸
ピニオン59が回転される。A軸ピニオン59にはA軸ギヤ
61が噛合されているから、A軸ピニオン59が回転する
と、A軸ギヤ61を介してA軸回転体53が第5図に矢印で
示したごとくA軸方向へ回転されることになる。
前記A軸回転体53内には第5図に示されているように
A軸固定体63が設けられており、A軸固定体63の軸心に
Z軸方向へ延伸した中空円筒体65が設けられている。こ
の中空円筒体65の上部にはB軸回転体67が設けられてい
る。
A軸回転体53の第4図において左側上部にはサーボモ
ータのごときB軸モータ69が設けられており、このB軸
モータ69の出力軸にはB軸ピニオン71が取付けられてい
る。一方、前記B軸回転体67にはB軸ギヤ73が設けられ
ている。このB軸ギヤ73には前記B軸ピニオン71が噛合
されている。また、B軸回転体67の上部には第5図に示
されているように、A軸ベンドミラー75が設けられてい
る。
上記構成により、B軸モータ69を駆動させると、B軸
ピニオン71が回転される。B軸ピニオン71にはB軸ギヤ
73が噛合されているから、B軸ピニオン71が回転する
と、B軸ギヤ73を介してB軸回転体67が第5図に矢印で
示したごとくB軸方向に回転されることになる。
前記B軸回転体67には第4図および第5図に示されて
いるように、C軸移動体77が設けられており、C軸移動
体77の上部にはノズルホルダ79を介してノズル81が装着
されている。前記C軸移動体77にはB軸ベンドミラー83
が内蔵されている。また、前記ノズルホルダ79には集光
レンズ85が内蔵されている。
前記C軸移動体77の下部にはサーボモータのごときC
軸モータ87が設けられており、C軸モータ87の出力軸に
はC軸ピニオン89が取付けられている。一方、前記B軸
回転体67の下部にはZ軸方向へ延伸したC軸ラック91が
設けられており、このC軸ラック91には前記C軸ピニオ
ン89が噛合されている。前記C軸移動体77には第4図に
示されているようにC軸直線ガイド93が設けられてい
る。
上記構成により、C軸モータ87を駆動させると、C軸
ピニオン89が回転する。C軸ピニオン89には前記C軸ラ
ック91が噛合されているから、C軸ピニオン89が回転す
ると、C軸ラック91を介してC軸移動体77がC軸直線ガ
イド93に案内されて第5図に示した矢印のごとくC軸方
向へ移動されることになる。
前記ノズルホルダ79の下部には、例えば静電容量型の
ギャップセンサ95が一体的に取付けられている。したが
って、前記C軸移動体77がC軸方向へ移動されることに
より、ギャップセンサ95もC軸方向へ移動されることに
なる。
前記C軸モータ87にはC軸モータ本体97が取付けられ
ていると共にC軸ポテンションメータ99が取付けられて
いて、前記ギャップセンサ95でギャップを検出した際の
ギャップ量がC軸ポテンションメータ99で検出されるこ
とになる。なお、この加工ヘッド51R,51Lのさらに具体
的な構成はすでに公知であるため説明を省略する。
前記C軸モータ87の側面には第4図および第6図に示
されているように、ほぼU軸形状のブラケット101を介
して詳細を後述するワークにおける溶接部としての例え
ば突合せ面間のクリアランスを検出するためクリアラン
ス用センサーとしてのCCDカメラ103が取付けられてい
る。なお、CCDカメラ103でワークの突合せ面のクリアラ
ンスを検出する際は図示省略してあるが、CCDカメラ103
の近傍に光源体が設けられている。
上記構成により、C軸移動体77の先端に取付けられた
ノズル81はX軸,Y軸およびZ軸方向に移動されると共
に、A軸およびB軸方向へ回転され、さらにC軸方向へ
移動されることとなる。
また、レーザビーム発振器本体23で発振されたレーザ
ビームLBは、加工ヘッド51R,51Lに入射すると、A軸ベ
ンドミラー75およびB軸ベンドミラー83で順次反射され
て集光レンズ85で集光される。この集光レンズ85で集光
されたレーザビームLBはノズル81からワークの突合せ面
に照射されて熱溶融によるレーザ溶接が行なわれること
になる。
第7図においてワークWに折曲げ加工を行なった状態
でワークWの突合せ面Wsにレーザ溶接を行なう動作を説
明すると、まず下型金型15上にワークWを載置し、上型
金型19に対して下型金型15を上昇せしめると、第7図に
示したごとくワークWは所定の角度で折曲げられる。
所定の角度で折曲げられた状態のワークWにおける複
数の突合せ面Wsに、ワークWの両端側より複数例えば2
個のノズル81の先端を待機位置から、X軸,Y軸,Z軸方向
へ移動せしめて近ずける。さらに、2個のノズル81の先
端はA軸,B軸方向へ移動せしめワークWの各突合せ面Ws
に対し例えば垂直方向へ位置姿勢を取ると共に、ノズル
81をC軸方向へ移動せしめてノズル81の先端がワークW
の各突合せ面Wsに対するギャップをギャップセンサ95で
検出し所定のギャップ量に位置決めする。
次に、各CCDカメラ103でワークWの各突合せ面Wsにお
ける互いのワーク辺のクリアランスが所定の範囲内に入
っているかどうかを検出し、このクリアランスが所定の
範囲内に入っていれば、ノズル81の先端から各突合せ面
Wsにレーザビームを照射すると共に、溶接ラインへノズ
ル81を移動せしめることによって、所定の熱溶融による
溶接が行なわれる。
また、前記クリアランスが所定の範囲内に入っていな
ければ、下部金型15をさらに上昇せしめてオーバベンド
し、クリアランスが所定の範囲内に入った時点で、上述
した動作を行なうことにより複数の突合せ面Wsの溶接が
行なわれる。
このように、プレスブレーキ3でワークWに折曲げ加
工を行なった状態で、ワークWの複数の突合せ面Wsにレ
ーザ加工機5で熱溶融による溶接を折曲げと同時にある
いは折曲げ後に短時間で確実に、しかも正確に行なうこ
とができる。したがって、ワークWを搬送することな
く、折曲げた状態で複数個所をほぼ同時的に溶接がで
き、しかもフレキシブルな折曲げと溶接による生産の対
応ができる。
さらに、溶接時におけるワークWの突合せ面Ws間のク
リアランスを常時クリアランス用センサとしてのCCDカ
メラ103で監視しており、適正なクリアランスで溶接を
行なっているから、正確な溶接ができると共に溶接不良
が少なくなる。
1台のレーザ発振器本体23で複数の加工ヘッド51R,51
Lにレーザビームを入射することができるから共用化で
きる。
次に、折曲げ溶接複合装置1の別実施例が第8図,第
9図および第10図に示されている。第8図,第9図およ
び第10図において、プレスブレーキ3の構成は前述した
実施例と同じ構成であるから同一部品には同一符号を付
し、詳細な説明を省略する。
レーザ加工機3には前述したようにレーザ発振器電源
およびレーザ発振器本体がプレスブレーキ3の後方に配
設されるが、本実施例においては図示を省略してある。
図示省略のレーザ発振器本体に接続されたレーザビー
ムガイド27R,27L、第2ロボットベンドミラー29、レー
ザビーム分割器31、レーザビームガイド33およびレーザ
ビームガイド39の構成並びに作用は前述した実施例とほ
ぼ同じであるから説明を省略する。また加工ヘッド51R,
51Lの構成並びに作用も前述した実施例と同じであるか
ら説明を省略する。
したがって、前述した実施例と異なる点は加工ヘッド
51R,51LがX軸,Y軸およびZ軸方向へ移動される構成が
異なっているので、その構成と作用を説明する。
第8図,第9図および第10図において、前記プレスブ
レーキ3の下部フレーム7Dに連結フレーム105R,105Lで
一体化されたロボットフレーム107R,107Lが下部フレー
ム7Dの左右両側に配設されている。このロボットフレー
ム107R,107LにはY軸方向へ延伸した平行な複数のY軸
直線ガイド109R,109Lが設けられている。このY軸直線
ガイド109R,109L上にはY軸移動体111R,111Lが設けられ
ている。
このY軸移動体111R,111L上にはサーボモータのごと
きY軸モータ113R,113Lが設けられており、このY軸モ
ータ113R,113Lの出力軸にはY軸ピニオン115R,115Lが取
付けられている。また、前記ロボットフレーム107R,107
L上にはY軸方向へ延伸したY軸ラック117R,117Lが設け
られており、このY軸ラック117R,117Lには前記Y軸ピ
ニオン115R,115Lが噛合されている。
上記構成により、Y軸モータ113R,113Lを駆動すると
Y軸ピニオン115R,115Lが回転する。Y軸ピニオン115R,
115LにはY軸ラック117R,117Lが噛合されているから、
Y軸ピニオン115R,115Lが回転すると、Y軸ラック117R,
117Lを介してY軸移動体111R,111LがY軸直線ガイド109
R,109Lに案内されてY軸方向へ移動されることになる。
前記Y軸移動体111R,111L上にはZ軸コラム119R,119L
が立設されている。このZ軸コラム119R,119Lの前部に
はZ軸方向へ延伸した平行な複数のZ軸直線ガイド121
R,121Lが設けられている。このZ軸直線ガイド121R,121
LにはZ軸移動体123R,123Lが設けられている。このZ軸
移動体123R,123L上にはサーボモータのごときZ軸モー
タ125R,125Lが設けられている。
このZ軸モータ125R,125Lの出力軸にはZ軸ピニオン1
27R,127Lが取付けられている。また、前記Z軸コラム11
9R,119LにはZ軸方向へ延伸したZ軸ラック129R,129Lが
設けられており、このZ軸ラック129R,129Lには前記Z
軸ピニオン127R,127Lが噛合されている。
上記構成により、Z軸モータ125R,125Lを駆動する
と、Z軸ピニオン127R,127Lが回転する。Z軸ピニオン1
27R,127LにはY軸ラック129R,129Lが噛合されているか
ら、Z軸ピラオン127R,127Lが回転すると、Z軸ラック1
29R,129Lを介してZ軸移動体123R,123LがZ軸直線ガイ
ド121R,121Lに案内されてZ軸方向へ移動されることに
なる。
前記Z軸移動体123R,123LにはX軸方向へ移動自在な
X軸コラム131R,131Lが設けられていると共に、サーボ
モータのごときX軸モータ133R,133Lが設けられてい
る。
上記構成により、X軸モータ133R,133Lが駆動する
と、図示省略のラックとピニオンなどの駆動部材によ
り、X軸コラム131R,131LがX軸方向へ移動されること
になる。
このX軸コラム131R,131Lの先端には前述の実施例で
説明した加工ヘッド51R,51Lが設けられているから、加
工ヘッド51R,51LはX軸,Y軸およびZ軸方向へ移動され
ることになる。
加工ヘッド51R,51Lの具体的な構成は前述した実施例
と同じであるから説明を省略する。
したがって、第8図〜第10図における折曲げ溶接複合
装置1でもワークWを折曲げた状態において、ワークW
における長手方向の両側から折曲げと同時にあるいは折
曲げ後に複数の突合せ面Wsを溶接することができ、前述
した実施例と同様の効果を奏する。
なお、この発明は前述した実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で実
施し得るものである。例えば本実施例では折曲げ手段と
してプレスブレーキ3を用いた例で説明したが、タンジ
ェントベンダーやしごき曲げ機などその他の折曲げ機を
使用しても構わない。また、プレスブレーキ3で上部エ
プロン11を固定し下部エプロン9を移動する例で説明し
たが、下部エプロン9の同定し上部エプロン11を移動せ
しめてもよい。
さらに、本実施例ではレーザ加工機5を溶接手段とし
て用いているが、レーザ加工のレーザビーム条件を変え
ることにより、レーザ切断を行なうことも可能で、この
場合には折曲げ加工した状態で必要な切断個所の切断加
工を行なうことも対応可能である。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本発明は、ワーク(W)の折曲げを行う上部金型
(19)と下部金型(15)とを備えたプレスブレーキ
(3)の左右両側に、レーザ加工ヘッドを備えたレーザ
加工機(5)をそれぞれ配置して設け、前記上下の金型
(19,15)によって折曲げ加工されかつ上下の金型(19,
15)によって挾持された状態のワーク(W)に対して左
右のレーザ加工機(5)によって同時に溶接可能に構成
すると共に、プレスブレーキ(3)の後方に配置した共
通のレーザ発振器本体(23)から左右のレーザ加工機
(5)へレーザビームを入射可能に構成してなるもので
ある。
上記構成より明らかなように、本発明においては、プ
レスブレーキ3の左右両側にレーザ加工機5が配置して
あって、プレスブレーキ3に備えた上下の金型19,15に
よって折曲げ加工された状態のワークWに対して左右の
レーザ加工機5によって同時に溶接可能に構成してある
から、溶接のためにワークWを改めて位置決めすること
なく折曲げ加工直後に溶接可能であり、作業能率向上を
図ることができるものである。
また、左右のレーザ加工機5は共通のレーザ発振器本
体23からレーザビームを入射されるものであり、かつ上
記レーザ発振器本体23はプレスブレーキ3の後方に配置
してあるから、高価なレーザ発振器本体23が1つで良い
こととなり安価に製造できると共に、プレスブレーキ3
に対するワークWの搬出入やワークWの折曲げ加工時に
レーザ発振器本体23及びレーザ加工機5が邪魔になるよ
うなことがないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る折曲げ溶接複合装置の一実施例
を示す正面図、第2図は第1図におけるII矢視図、第3
図は第1図におけるIII矢視図である。 第4図は第1図におけるIV矢視部の拡大図、第5図は第
4図におけるV矢視の断面図、第6図は第4図における
VI矢視図、第7図はこの発明の動作を説明する説明図で
ある。 第8図は第1図に代る他の実施例の正面図、第9図は第
8図におけるIX矢視図、第10図は第8図におけるX矢視
図である。 1……折曲げ溶接複合装置 3……プレスブレーキ(折曲げ手段) 5……レーザ加工機(溶接手段) 9……下部エプロン、11……上部エプロン 15……下部金型、19……上部金型 23……レーザ発振器本体 51R,51L……加工ヘッド 81……ノズル、95……ギャップセンサ 103……CCDカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−212017(JP,A) 特公 昭53−11958(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク(W)の折曲げを行う上部金型(1
    9)と下部金型(15)とを備えたプレスブレーキ(3)
    の左右両側に、レーザ加工ヘッドを備えたレーザ加工機
    (5)をそれぞれ配置して設け、前記上下の金型(19,1
    5)によって折曲げ加工されかつ上下の金型(19,15)に
    よって挾持された状態のワーク(W)に対して左右のレ
    ーザ加工機(5)によって同時に溶接可能に構成すると
    共に、プレスブレーキ(3)の後方に配置した共通のレ
    ーザ発振器本体(23)から左右のレーザ加工機(5)へ
    レーザビームを入射可能に構成してなることを特徴とす
    る折曲げ溶接複合装置。
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