JP2704715B2 - 中空物の射出成形方法及びその装置 - Google Patents
中空物の射出成形方法及びその装置Info
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- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1704—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂からなる
中空物の射出成形方法及びその装置に関し、特に金型
と、そのキャビティ部に溶融合成樹脂及びガスをランナ
ー及びゲートを経て圧入するノズルとを用いる中空物の
射出成形方法及びその装置に関する。
中空物の射出成形方法及びその装置に関し、特に金型
と、そのキャビティ部に溶融合成樹脂及びガスをランナ
ー及びゲートを経て圧入するノズルとを用いる中空物の
射出成形方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の中空物の射出成形方法及
び装置としては、ホットランナーを有する金型を用いた
中空射出成形方法において、金型のキャビティ内に溶融
合成樹脂を射出した後、加圧流体圧入・排出系に接続さ
れた加圧液体ノズルをホットランナー側からゲートに接
続し、キャビティ内の溶融合成樹脂中への加圧流体の圧
入・排出を加圧流体ノズルを介して行い、その後、加圧
流体ノズルのゲートへの接続を解除し、少量の溶融合成
樹脂を射出して成形品の加圧流体圧入孔を閉塞する方
法、及びホットランナーを有する金型に設けられる中空
射出成形用の加圧流体圧入・排出装置において、加圧流
体圧入・排出系に接続された加圧流体ノズルが、ホット
ランナー側からゲートに向って進退可能で、しかも前進
時に先端をゲートに接続可能に設けられている装置が知
られている(特開平7−137080号公報参照)。こ
の方法及び装置は、加圧流体の圧入と排出が、加圧流体
ノズルをゲートに接続することにより、ホットランナー
に加圧流体を通すことなく行われるので、加圧流体の圧
入と排出時に、ホットランナー内の溶融合成樹脂に加圧
流体が混ざる心配がなく、又、少量の溶融合成樹脂を再
射出するので、加圧流体の圧入によって形成される加圧
流体圧入孔を塞ぐことができる、というものである。
び装置としては、ホットランナーを有する金型を用いた
中空射出成形方法において、金型のキャビティ内に溶融
合成樹脂を射出した後、加圧流体圧入・排出系に接続さ
れた加圧液体ノズルをホットランナー側からゲートに接
続し、キャビティ内の溶融合成樹脂中への加圧流体の圧
入・排出を加圧流体ノズルを介して行い、その後、加圧
流体ノズルのゲートへの接続を解除し、少量の溶融合成
樹脂を射出して成形品の加圧流体圧入孔を閉塞する方
法、及びホットランナーを有する金型に設けられる中空
射出成形用の加圧流体圧入・排出装置において、加圧流
体圧入・排出系に接続された加圧流体ノズルが、ホット
ランナー側からゲートに向って進退可能で、しかも前進
時に先端をゲートに接続可能に設けられている装置が知
られている(特開平7−137080号公報参照)。こ
の方法及び装置は、加圧流体の圧入と排出が、加圧流体
ノズルをゲートに接続することにより、ホットランナー
に加圧流体を通すことなく行われるので、加圧流体の圧
入と排出時に、ホットランナー内の溶融合成樹脂に加圧
流体が混ざる心配がなく、又、少量の溶融合成樹脂を再
射出するので、加圧流体の圧入によって形成される加圧
流体圧入孔を塞ぐことができる、というものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
中空物の射出成形方法及びその装置では、ホットランナ
ー方式のものしか適用できないので、使用範囲が限られ
てしまう不具合がある。又、加圧流体圧入孔を塞ぐ少量
の溶融合成樹脂を射出する際に、加圧流体ノズルがゲー
トから離れた状態で行われるので、ゲート樹脂を成形品
から分離する後加工処理工程が必要となる不具合があ
る。そこで、本発明は、ホットランナー方式のものに限
らず、コールドランナー方式のものにも適用し得、かつ
ゲート樹脂の後加工処理工程を不要とし得る中空物の射
出成形方法及びその装置を提供することを目的とする。
中空物の射出成形方法及びその装置では、ホットランナ
ー方式のものしか適用できないので、使用範囲が限られ
てしまう不具合がある。又、加圧流体圧入孔を塞ぐ少量
の溶融合成樹脂を射出する際に、加圧流体ノズルがゲー
トから離れた状態で行われるので、ゲート樹脂を成形品
から分離する後加工処理工程が必要となる不具合があ
る。そこで、本発明は、ホットランナー方式のものに限
らず、コールドランナー方式のものにも適用し得、かつ
ゲート樹脂の後加工処理工程を不要とし得る中空物の射
出成形方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の中空物の射出成形方法は、金型と、そのキ
ャビティ部に溶融合成樹脂及びガスをランナー及びゲー
トを経て圧入するノズルとを用いる中空物の射出成形方
法において、前記キャビティ部に未充填量の溶融合成樹
脂を射出した後、その溶融合成樹脂中に対するガスの圧
入、保圧及び放出をし、少なくともキャビテイ部内の合
成樹脂が冷却固化してから、ゲートランナーとの接続部
においてゲート内の合成樹脂と共に溶融状態に保持した
合成樹脂の一部をゲート内の全ての合成樹脂と共に成形
品のガス通過孔へ押し出してそのガス通過孔を閉塞する
ことを特徴とする。又、中空物の射出成形装置は、金型
と、そのキャビティ部に溶融合成樹脂及びガスをランナ
ー及びゲートを経て圧入するノズルとを有する中空物の
射出成形装置において、前記ゲートとランナーとの接続
部にゲートに連ねて設けた樹脂溜まりと、樹脂溜まりと
ゲートの周辺の金型に埋設したヒータと、樹脂溜まりに
連ねて金型に軸方向へ進退可能に設けられ、樹脂溜まり
を挿通してゲートに摺動可能に嵌合する棒状の樹脂押出
し部材と、樹脂押出し部材を進退駆動するため金型に設
けられた流体圧シリンダとを備えることを特徴とする。
め、本発明の中空物の射出成形方法は、金型と、そのキ
ャビティ部に溶融合成樹脂及びガスをランナー及びゲー
トを経て圧入するノズルとを用いる中空物の射出成形方
法において、前記キャビティ部に未充填量の溶融合成樹
脂を射出した後、その溶融合成樹脂中に対するガスの圧
入、保圧及び放出をし、少なくともキャビテイ部内の合
成樹脂が冷却固化してから、ゲートランナーとの接続部
においてゲート内の合成樹脂と共に溶融状態に保持した
合成樹脂の一部をゲート内の全ての合成樹脂と共に成形
品のガス通過孔へ押し出してそのガス通過孔を閉塞する
ことを特徴とする。又、中空物の射出成形装置は、金型
と、そのキャビティ部に溶融合成樹脂及びガスをランナ
ー及びゲートを経て圧入するノズルとを有する中空物の
射出成形装置において、前記ゲートとランナーとの接続
部にゲートに連ねて設けた樹脂溜まりと、樹脂溜まりと
ゲートの周辺の金型に埋設したヒータと、樹脂溜まりに
連ねて金型に軸方向へ進退可能に設けられ、樹脂溜まり
を挿通してゲートに摺動可能に嵌合する棒状の樹脂押出
し部材と、樹脂押出し部材を進退駆動するため金型に設
けられた流体圧シリンダとを備えることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1、図2は本発明に係る
中空物の射出成形装置の実施の形態の一例を示す要部の
断面図、図1におけるII−II線断面図である。図中1は
固定型2のキャビティ3と可動型4のコア5と相俟って
キャビティ部6を形成するコールドランナー方式の金型
で、この金型1は、そのキャビティ部6へ後述するラン
ナー及びゲートを経て溶融合成樹脂及びガスを圧入する
図示しないノズルと共に中空物の射出成形装置を構成す
るものである。金型1における固定型2と可動型4の階
段状をなすパーティングラインには、前記ノズルからキ
ャビティ部6に圧送される溶融合成樹脂及びガスの通路
となるランナー7及びゲート8が適宜に屈曲して設けら
れており、このゲート8とランナー7の接続部には、樹
脂溜まり9がゲート8に連ねて設けられている。そし
て、樹脂溜まり9とゲート8の周辺における金型1に
は、樹脂溜まり9とゲート8内の合成樹脂を溶融状態に
保持するヒータ10,11が固定型2と可動型4に分け
て埋設されている。又、金型1における固定型2と可動
型4のパーティングラインには、樹脂溜まり9を挿通し
てゲート8に摺動可能に嵌合する棒状の樹脂押出し部材
12が樹脂溜まりに連ねて軸方向(図1、図2において
は左右方向)へ進退可能に設けられている。そして、樹
脂押出し部材12は、可動型4に設けた油圧又は空圧等
を駆動媒体とする流体圧シリンダ13のピストンロッド
14と連結されている。図1、図2において15は流体
圧シリンダ13のシリンダチューブ16に摺動可能に嵌
合したピストン、17,18はシリンダチューブ16の
A,Bポートである。
て図面を参照して説明する。図1、図2は本発明に係る
中空物の射出成形装置の実施の形態の一例を示す要部の
断面図、図1におけるII−II線断面図である。図中1は
固定型2のキャビティ3と可動型4のコア5と相俟って
キャビティ部6を形成するコールドランナー方式の金型
で、この金型1は、そのキャビティ部6へ後述するラン
ナー及びゲートを経て溶融合成樹脂及びガスを圧入する
図示しないノズルと共に中空物の射出成形装置を構成す
るものである。金型1における固定型2と可動型4の階
段状をなすパーティングラインには、前記ノズルからキ
ャビティ部6に圧送される溶融合成樹脂及びガスの通路
となるランナー7及びゲート8が適宜に屈曲して設けら
れており、このゲート8とランナー7の接続部には、樹
脂溜まり9がゲート8に連ねて設けられている。そし
て、樹脂溜まり9とゲート8の周辺における金型1に
は、樹脂溜まり9とゲート8内の合成樹脂を溶融状態に
保持するヒータ10,11が固定型2と可動型4に分け
て埋設されている。又、金型1における固定型2と可動
型4のパーティングラインには、樹脂溜まり9を挿通し
てゲート8に摺動可能に嵌合する棒状の樹脂押出し部材
12が樹脂溜まりに連ねて軸方向(図1、図2において
は左右方向)へ進退可能に設けられている。そして、樹
脂押出し部材12は、可動型4に設けた油圧又は空圧等
を駆動媒体とする流体圧シリンダ13のピストンロッド
14と連結されている。図1、図2において15は流体
圧シリンダ13のシリンダチューブ16に摺動可能に嵌
合したピストン、17,18はシリンダチューブ16の
A,Bポートである。
【0006】上記構成の射出成形装置により中空物を射
出成形するには、先ず、図3に示すように、液体圧シリ
ンダ13のピストンロッド14を後退させて樹脂押出し
部材12の先端が樹脂溜まり9の外にあるようにしてお
き、ノズルからランナー7、樹脂溜まり9及びゲート8
を経てキャビティ部6に未充填量の溶融合成樹脂19を
射出する。次に、図4に示すように、ノズルから溶融合
成樹脂19と同じ経路でキャビティ部6内の溶融合成樹
脂19中に高圧ガスを圧入し、保圧して溶融合成樹脂1
9に中空部20を形成して成形品21とした後、中空部
20内のガスを圧入時と逆の経路で放出する。この際、
ガス通過孔22がランナー7、樹脂溜まり9及びゲート
8の合成樹脂23並びに成形品21に形成される。次い
で、ヒータ10,11により樹脂溜まり9とゲート8内
の合成樹脂23を溶融状態に保持しながら、キャビティ
部6内の成形品21とランナー7内の合成樹脂23を冷
却固化させた後、図5に示すように、流体圧シリンダ1
3のピストンロッド14を前進駆動して樹脂押出し部材
12を、樹脂溜まり9を挿通させてゲート8に嵌合さ
せ、溶融状態に保持された樹脂溜まり9内の合成樹脂2
3の一部とゲート8内の全ての合成樹脂23を成形品2
1のガス通過孔22に押し出してそのガス通過孔22を
閉塞する。なお、合成樹脂が熱可塑性樹脂(ポリプロピ
レン)の場合、樹脂溜まり9とゲート8内の金型温度
は、ヒータ10,11により80〜100℃の温度に維
持されるものである。このように金型温度をコントロー
ルすることにより、樹脂押出し部材12によって押し出
される樹脂溜まり9とゲート8内の合成樹脂を、ガス通
過孔22を閉塞するための最適温度に保持することがで
きる。又、棒状の樹脂押出し部材12の外径(直径)
は、射出される合成樹脂の粘度にもよるが、ゲート8の
内径(直径)より、0.1mm程度小さくするのが好ま
しい。次に、図6に示すように、流体圧シリンダ13の
ピストンロッド14を後退駆動して樹脂押出し部材12
を、ゲート8及び樹脂溜まり9から後退させた後、金型
1の固定型2と可動型4を開放し、成形品21及びラン
ナー7内の合成樹脂23を取り出す。
出成形するには、先ず、図3に示すように、液体圧シリ
ンダ13のピストンロッド14を後退させて樹脂押出し
部材12の先端が樹脂溜まり9の外にあるようにしてお
き、ノズルからランナー7、樹脂溜まり9及びゲート8
を経てキャビティ部6に未充填量の溶融合成樹脂19を
射出する。次に、図4に示すように、ノズルから溶融合
成樹脂19と同じ経路でキャビティ部6内の溶融合成樹
脂19中に高圧ガスを圧入し、保圧して溶融合成樹脂1
9に中空部20を形成して成形品21とした後、中空部
20内のガスを圧入時と逆の経路で放出する。この際、
ガス通過孔22がランナー7、樹脂溜まり9及びゲート
8の合成樹脂23並びに成形品21に形成される。次い
で、ヒータ10,11により樹脂溜まり9とゲート8内
の合成樹脂23を溶融状態に保持しながら、キャビティ
部6内の成形品21とランナー7内の合成樹脂23を冷
却固化させた後、図5に示すように、流体圧シリンダ1
3のピストンロッド14を前進駆動して樹脂押出し部材
12を、樹脂溜まり9を挿通させてゲート8に嵌合さ
せ、溶融状態に保持された樹脂溜まり9内の合成樹脂2
3の一部とゲート8内の全ての合成樹脂23を成形品2
1のガス通過孔22に押し出してそのガス通過孔22を
閉塞する。なお、合成樹脂が熱可塑性樹脂(ポリプロピ
レン)の場合、樹脂溜まり9とゲート8内の金型温度
は、ヒータ10,11により80〜100℃の温度に維
持されるものである。このように金型温度をコントロー
ルすることにより、樹脂押出し部材12によって押し出
される樹脂溜まり9とゲート8内の合成樹脂を、ガス通
過孔22を閉塞するための最適温度に保持することがで
きる。又、棒状の樹脂押出し部材12の外径(直径)
は、射出される合成樹脂の粘度にもよるが、ゲート8の
内径(直径)より、0.1mm程度小さくするのが好ま
しい。次に、図6に示すように、流体圧シリンダ13の
ピストンロッド14を後退駆動して樹脂押出し部材12
を、ゲート8及び樹脂溜まり9から後退させた後、金型
1の固定型2と可動型4を開放し、成形品21及びラン
ナー7内の合成樹脂23を取り出す。
【0007】なお、上述した実施の形態においては、金
型1をコールドランナー方式のものとする場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、ホットラ
ンナー方式の金型を用いた中空物の射出成形装置にも適
用できるのは自明である。
型1をコールドランナー方式のものとする場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、ホットラ
ンナー方式の金型を用いた中空物の射出成形装置にも適
用できるのは自明である。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の中空物の
射出成形方法及びその装置によれば、成形品のガス通過
孔の閉塞が、ゲートとランナーとの接続部において溶融
状態に保持された合成樹脂の一部及びゲート内において
溶融状態に保持された合成樹脂の全部を用いて行われる
ので、コールドランナー方式に限らずホットランナー方
式のものにも適用することができ、又、成形品とランナ
ーとの間にゲート樹脂を存在させなくすることができ、
従来のようなゲート樹脂の後加工処理工程を不要とする
ことができる。
射出成形方法及びその装置によれば、成形品のガス通過
孔の閉塞が、ゲートとランナーとの接続部において溶融
状態に保持された合成樹脂の一部及びゲート内において
溶融状態に保持された合成樹脂の全部を用いて行われる
ので、コールドランナー方式に限らずホットランナー方
式のものにも適用することができ、又、成形品とランナ
ーとの間にゲート樹脂を存在させなくすることができ、
従来のようなゲート樹脂の後加工処理工程を不要とする
ことができる。
【図1】本発明に係る中空物の射出成形装置の実施の形
態の一例を示す要部の断面図である。
態の一例を示す要部の断面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】本発明に係る中空物の射出成形方法の実施の形
態の一例を示す第1工程の説明図である。
態の一例を示す第1工程の説明図である。
【図4】本発明に係る中空物の射出成形方法の実施の形
態の一例を示す第2工程の説明図である。
態の一例を示す第2工程の説明図である。
【図5】本発明に係る中空物の射出成形方法の実施の形
態の一例を示す第3工程の説明図である。
態の一例を示す第3工程の説明図である。
【図6】本発明に係る中空物の射出成形方法の実施の形
態の一例を示す第4工程の説明図である。
態の一例を示す第4工程の説明図である。
1 金型 6 キャビティ部 7 ランナー 8 ゲート 9 樹脂溜まり 10 ヒータ 11 ヒータ 12 樹脂押出し部材 13 流体圧シリンダ 21 成形品 22 ガス通過孔 23 合成樹脂
Claims (2)
- 【請求項1】 金型と、そのキャビティ部に溶融合成樹
脂及びガスをランナー及びゲートを経て圧入するノズル
とを用いる中空物の射出成形方法において、前記キャビ
ティ部に未充填量の溶融合成樹脂を射出した後、その溶
融合成樹脂中に対するガスの圧入、保圧及び放出をし、
少なくともキャビティ部内の合成樹脂が冷却固化してか
ら、ゲートとランナーとの接続部においてゲート内の合
成樹脂と共に溶融状態に保持した合成樹脂の一部をゲー
ト内の全ての合成樹脂と共に成形品のガス通過孔へ押し
出してそのガス通過孔を閉塞することを特徴とする中空
物の射出成形方法。 - 【請求項2】 金型と、そのキャビティ部に溶融合成樹
脂及びガスをランナー及びゲートを経て圧入するノズル
とを有する中空物の射出成形装置において、前記ゲート
とランナーとの接続部にゲートに連ねて設けた樹脂溜ま
りと、樹脂溜まりとゲートの周辺の金型に埋設したヒー
タと、樹脂溜まりに連ねて金型に軸方向へ進退可能に設
けられ、樹脂溜まりを挿通してゲートに摺動可能に嵌合
する棒状の樹脂押出し部材と、樹脂押出し部材を進退駆
動するため金型に設けた流体圧シリンダとを備えること
を特徴とする中空物の射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34732795A JP2704715B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 中空物の射出成形方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34732795A JP2704715B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 中空物の射出成形方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09327840A JPH09327840A (ja) | 1997-12-22 |
JP2704715B2 true JP2704715B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=18389476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34732795A Expired - Fee Related JP2704715B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 中空物の射出成形方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2704715B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001198942A (ja) * | 2000-01-24 | 2001-07-24 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 発泡成形品の成形方法及び射出成形機 |
EP2113360B1 (de) * | 2008-04-30 | 2013-07-17 | Röchling Automotive AG & Co. KG | Gießvorrichtung mit beheizbarer Nebenkavität |
DE102012014013B4 (de) * | 2012-07-17 | 2022-02-24 | Illinois Tool Works Inc. | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Kunststoffteils, insbesondere eines Kunststoffteils für ein Automobil, in einem Spritzgussverfahren |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP34732795A patent/JP2704715B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09327840A (ja) | 1997-12-22 |
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