JP2700281B2 - 抗菌性ビード及びその製造方法 - Google Patents

抗菌性ビード及びその製造方法

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JP2700281B2
JP2700281B2 JP15501692A JP15501692A JP2700281B2 JP 2700281 B2 JP2700281 B2 JP 2700281B2 JP 15501692 A JP15501692 A JP 15501692A JP 15501692 A JP15501692 A JP 15501692A JP 2700281 B2 JP2700281 B2 JP 2700281B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗菌性ビードとその製
造方法に関するものである。更に詳しくは、浄水材、空
気清浄器の清浄材、衛生用品等の分野において好適な抗
菌性と抗菌持続性とを発揮する抗菌性ビードとその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、銀イオン、銅イオン及び亜鉛
イオン等の金属イオンが抗菌性を有することが知られて
いる。そして、金属イオンの抗菌性を有効に活用するた
めの抗菌剤として、これらの金属イオンを活性炭粉末に
担持させた抗菌性活性炭(特開昭49−61950号公
報)、ゼオライト粉末に担持させた抗菌性ゼオライト
(特開昭59−133235号公報)等の無機系抗菌剤
が知られている。また、バインダを使用して粉末状の抗
菌性ゼオライトを所定の形状に成形した成形体抗菌剤
(特開昭60−181002号公報)も知られている。
【0003】これら公知の抗菌剤における金属イオンの
抗菌作用の機構については、未だ十分に解明されている
とは言えない。ただし、銀イオンについては、銀イオン
によって生成するスーパーオキシドアニオンが抗菌性に
関与するか、または、抗菌剤から溶出する微量の銀イオ
ンが菌体内の酵素のSH基に作用し、エネルギー代謝を
阻害して死滅させるのではないかと考えられている。い
ずれにしても、前記のような抗菌剤の抗菌作用は、その
表面或いは表面の近傍で発揮されることになる。
【0004】ところで、抗菌性活性炭の場合、金属イオ
ンの吸着量即ち担持可能量に限界がある。そのため、活
性炭に多量の抗菌性金属イオンを担持させると、水に接
触させたときに、多量の金属イオンが水相へ溶出して、
保安環境上の許容量を越えてしまう恐れがあるという問
題がある。
【0005】また、抗菌性ゼオライトを始めとする無機
系抗菌剤は、一般に、粉末状をしており、そのままの形
態で浄水材や空気清浄材として使用すると、浄水器や空
気清浄器のフィルタの目から水中や空気中に漏れて流出
したり、粉塵となって飛散したりして、かえって環境を
悪化させる恐れがあるため、バインダを使用して成形す
るか又は繊維状のフィルタ等に接着するかして使用する
必要がある。しかし、この場合、バインダが粉末状の無
機系抗菌剤の表面を覆うことになるため、抗菌作用が阻
害され、特に、成形体内部に存在する無機系抗菌剤は殆
ど抗菌作用を発揮しないという問題がある。
【0006】そこで、成形体抗菌剤において無機系抗菌
剤を、成形体表面付近に存在させるため、種々の解決策
が試みられている。例えば、塗料、ゴム、プラスチック
ス、紙等の媒体(バインダ)に無機系抗菌剤を配合する
場合、次のような工夫がなされている。すなわち、
(1)無機系抗菌剤の配合量を増やすことにより表面付
近に存在するものの量を増やす、(2)無機系抗菌剤を
多量に配合したフィルムを調製して、成形体表面の抗菌
作用を付与したい部分にラミネートする、(3)成形体
抗菌剤の表面を研磨して、成形体内部に存在する無機系
抗菌剤を表面に露出させる等の試みがなされている。し
かし、いずれの方法も、実用化を考えた場合、特に抗菌
効果の点から十分とは言えなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、環境
悪化の恐れがなく且つ優れた抗菌能を有する抗菌剤を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな課題を解決するため鋭意研究した結果、(1)特定
の有機ポリマの抗菌性金属塩が、優れた抗菌能を有する
こと、(2)この有機ポリマの抗菌性金属塩をバインダ
として使用し、粉体を骨格としてビード状に成形すれ
ば、ビードの表面近傍に抗菌性成分を集中して存在させ
ることができること、(3)有機ポリマの水溶性塩をバ
インダとして使用して骨格となる粉体を形成した後、抗
菌性金属の水溶性塩の水溶液に接触させることにより、
前記バインダを水不溶性の有機ポリマの抗菌性金属塩と
することができることを見出して本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、有機ポリマの抗菌性
金属塩からなるバインダで粉体がビード状に固形化され
ていることを特徴とする抗菌性ビードである。また、
(A)粉体と有機ポリマの水溶性塩とを配合して粉体ス
ラリを調製する工程及び(B)A工程で調製した粉体ス
ラリを抗菌性金属の水溶性塩の水溶液中に滴下又は噴霧
して、粉体スラリ中の有機ポリマの水溶性塩を抗菌性金
属塩とする工程からなることを特徴とする抗菌性ビード
の製造方法である。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明の抗菌性ビードは、骨格となる粉体
がバインダによってビード状に固形化されたものであ
る。そして、本発明において使用するバインダは、有機
ポリマの抗菌性金属塩からなり、この有機ポリマの抗菌
性金属塩は、実質的に水不溶性である。このような有機
ポリマの金属塩としては、アルギン酸塩、カルボキシメ
チルセルロース塩、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリア
クリル酸塩等を挙げることができる。これらは、単独で
使用してもよいし、二種以上を混合して使用してもよ
い。
【0012】また、本発明でいう抗菌性金属は、そのイ
オンが抗菌性を有する金属であり、具体的には、銀、銅
及び亜鉛を挙げることができる。本発明の抗菌性ビード
においては、抗菌性金属は、単独であってもよいし、二
種以上の混合物であってもよい。なお、バインダの構成
成分として有機ポリマの抗菌作用がない金属の塩であっ
て、水不溶性のものを併用してもよい。
【0013】このような有機ポリマの抗菌性金属塩は、
有機ポリマの水溶性塩を、抗菌性金属の水溶性塩の水溶
液に、接触させることにより生成させることができる。
抗菌性金属の水溶性塩としては、硫酸銀、硝酸銀、塩化
銅、臭化銅、硫酸銅、フッ化亜鉛、塩化亜鉛、臭化亜
鉛、ヨウ化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛等を挙げることが
できる。また、多くの場合、有機ポリマは酸又はアルカ
リ金属塩の状態では水溶性である。
【0014】本発明の抗菌性ビードにおいて骨格となる
粉体については、特に限定はなく、各種無機粉体及び有
機粉体から、抗菌性ビードの用途に合わせて適宜選択す
ることができる。従って、顔料、充填剤等と呼称され
て、各種の分野で使用されている粉体を使用してもよ
い。
【0015】このような無機粉体としては、例えば、C
a/P(モル比)=1.0〜2.0のリン酸カルシウム
系化合物;シリカゲル、シリカ及びアルミナ等の酸化ケ
イ素若しくは酸化アルミ並びに窯業用粘土粉体等のセラ
ミッス粉体;タルク、マイカ、カオリンクレー、焼成ク
レー、ベントナイト、パイロフィライト、アタパルジャ
イト、ネフェリンサイアナイト、珪藻土、ゼオライト、
セリサイト、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム及びガ
ラス粉等の鉱物系粉体若しくは珪酸塩系粉体;各種のガ
ラスファイバーや、炭酸カルシウム、カルシウム・マグ
ネシウム炭酸塩及び炭酸マグネシウム等の炭酸塩;水酸
化アルミニム及び水酸化マグネシウム等の水酸化物;硫
酸カルシウム、亜硫酸カルシウム及び硫酸バリウム等の
硫酸塩若しくは亜硫酸塩;酸化鉄、酸化チタン及び酸化
亜鉛等の酸化物;シラスバルーン及びフライアッシュバ
ルーン等の無機質バルーン;グラファイト及び活性炭等
の炭素系粉体等を挙げることができる。
【0016】また、有機粉体としては、例えば、スピン
ドリフト(商品名、デュラックスオーストラリア社
製)、スチレンビーズ及びポリエステルビーズ等のプラ
スチックピグメント、吸水性樹脂粉末、樹脂ファイバ
ー、コルク粉並びに木粉等を挙げることができる。
【0017】そして、本発明の抗菌性ビードにおいて
は、これらの粉体を単独で使用してもよいし、二種以上
を混合して使用してもよい。また、これらの粉体に無機
系及び/又は有機系の着色剤、分散剤、増粘剤等を配合
して使用してもよい。
【0018】本発明の抗菌性ビードにおいて、骨格とな
る粉体とバインダの固形分との配合割合については、特
に限定するものではないが、両者の重量比が99.9:
0.1〜10:90の範囲内にあるのが好ましく、更に
好ましくは99:1〜20:80の範囲内にあるのがよ
い。バインダの固形分の配合割合が少なすぎるものにつ
いては、抗菌性ビードの強度が小さく、小さな力でビー
ドの形態が崩れてしまう恐れがある。逆に、バインダの
固形分の配合割合が多すぎるもの即ち骨格となる粉体の
配合割合が少なすぎるものについては、製造する際に,
水中から回収したビードを乾燥する工程での乾燥収縮が
大きく、また、乾燥に長時間を要する場合があるため製
造が困難である。
【0019】本発明の抗菌性ビードの抗菌性成分の含有
量については、特に限定するものではないが、抗菌性金
属に換算して0.01〜10重量%の範囲内にあるのが
好ましく、更に好ましくは0.1〜8重量%の範囲内に
あるのがよい。抗菌性成分の含有量が小さすぎるとビー
ドの抗菌作用が乏しくなり、抗菌効果にバラツキが生じ
る場合がある。逆に、抗菌性成分の含有量を必要以上に
大きくしても、高い抗菌作用を発揮するビード表面近傍
に存在する抗菌性成分の量を増やすことはあまり期待で
きず、いたずらにコストを高くするだけになる場合があ
る。
【0020】なお、本発明の抗菌性ビードにおいては、
バインダ中に抗菌性金属のその他の塩や、酸化物等を存
在させることができる。この場合、これらの抗菌性金属
成分は抗菌性成分として作用することになる。従って、
抗菌性成分の含有量を決める場合、これらの抗菌性金属
成分も抗菌性成分として取扱う必要がある。また、特に
限定するものではないが、本発明の抗菌性ビードの内、
数平均粒径が0.1〜10mmものは、汎用性が高く、
各種の用途に適用できるので、特に有用である。
【0021】次に、本発明の抗菌性ビードの製造方法に
ついて説明する。
【0022】まず、ビードの骨格となる粉体と、バイン
ダの原料となる有機ポリマの水溶性塩とを配合して粉体
スラリを調製する(A工程)。その一方で、抗菌性金属
の水溶性塩の水溶液を用意しておき、その水溶液中に、
A工程で調製した粉体スラリを滴下又は噴霧する(B工
程)。このB工程では、粉体スラリを形成している有機
ポリマの水溶性塩が、水に溶解している抗菌性金属塩と
反応して、水不溶性の抗菌性金属塩になって固形化す
る。そして、粉体スラリは、滴下又は噴霧された大きさ
に相当する大きさの固形化した抗菌性ビードとなる。な
お、B工程において、まず、粉体スラリを、有機ポリマ
との塩が水不溶性で抗菌性がない金属の水溶性塩の水溶
液に滴下又は噴霧し、粉体スラリ中の有機ポリマの水溶
性塩を不溶性塩として、固形化したビードを回収し、次
に、回収したビードを抗菌性金属の水溶性塩の水溶液中
に含浸させて、陽イオン交換させることによって、抗菌
性ビードとすることもできる。
【0023】さらに、B工程で得られた抗菌性ビードを
焼成すると、有機ポリマの部分のみが消失し、多孔質の
抗菌性ビードとなる。このものは、表面積が大きく、そ
の表面に抗菌性金属成分が付着した状態になっているた
め、優れた抗菌能を有する。また、焼成前の抗菌性ビー
ドよりも破壊強度が高いので、多様な用途に適用でき
る。ただし、骨格となる粉体として可燃性の粉体を使用
している場合、抗菌性ビードを焼成する際にビードの形
態が崩れることになるので、この多孔質ビードについて
は、耐熱性のよい粉体、具体的には各種の無機粉体を骨
格として使用するのがよい。
【0024】なお、本発明の抗菌性ビードの製造方法に
おいて、原料として使用する粉体、有機ポリマの水溶性
塩、抗菌性金属の水溶性塩等については、抗菌性ビード
の用途に応じて適宜選択することができる。
【0025】
【作用】本発明の抗菌性ビードの製造方法においては、
有機ポリマの水溶性塩を含む粉体スラリを、抗菌性金属
の水溶性塩の水溶液に滴下又は噴霧する際に、水相中の
抗菌性金属イオンが、粉体スラリの液滴の表面から浸透
し、バインダ中の有機ポリマ成分と反応して水不溶性の
有機ポリマの抗菌性金属塩となる。従って、ビードの表
面及びその近傍に優れた抗菌能を有する有機ポリマの抗
菌性金属塩の層を形成させることができる。そして、得
られた抗菌性ビードは、効率よく抗菌作用を発揮し、ま
た、長期間にわたって抗菌作用を発揮することができ
る。その結果、高価な抗菌性金属を節約することにもな
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の抗菌性ビードは、ビード状であ
るので、環境悪化の恐れがなく、且つ、骨格を形成する
粉体の表面を覆っているバインダが抗菌能を有するの
で、抗菌効果が優れている。また、本発明の製造方法に
よれば、抗菌効果が特に優れた抗菌性ビードを容易に製
造することができる。そして、粉体スラリを滴下又は噴
霧する際の液滴の大きさや形状を調節するという簡単な
操作でビードの大きさや形状を制御することもできる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例とについて
説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例により制
限されるものではない。
【0028】抗菌性試験1 本発明において、バインダ成分として使用する有機ポリ
マの抗菌性金属塩の抗菌能について調査する目的で、以
下のような試験を行った。
【0029】すなわち、SCDL寒天培地10ml中
に、一般細菌を添加して、更に各種有機ポリマの抗菌性
金属塩を寒天培地中の金属成分濃度が30ppmとなる
量添加し、30℃で5日間放置した後に、細菌の繁殖状
況を観察した。
【0030】結果を表1に示す。なお、比較のため、市
販の無機系抗菌剤2種類についても同様な試験を行っ
た。
【0031】 表1 有機ポリマの抗菌性金属塩 抗 菌 能 種 類 添 加 量 無添加 − な し アルギン酸銀 0.8mg 良 好 アルギン酸銅 2.0mg 良 好 アルギン酸亜鉛 2.0mg 良 好 アルギン酸カルシウム 2.9mg な し 市販品(銀成分:2.5%) 12.0mg 不 良 〔銀を担持したゼオライトの成形品〕 銀微粒子 0.3mg ほとんどなし 抗菌性ビードの製造 実施例1 500mlのポリビーカ中に、骨格となる粉体として炭
酸カルシウム(白石工業株式会社製、商品名:シルー
W)100g、バインダ原料である有機ポリマの水溶性
塩としてアルギン酸ナトリウム2g及び水道水198g
を注入し、卓上攪拌機(商品名:ディスパ)を使用して
十分に撹拌・混合して分散させて粉体スラリを調製し
た。
【0032】別途、500mlのガラスビーカ中で、抗
菌性金属原料として硝酸銀(和光純薬工業社製、特級試
薬、純度99.8%)を使用して0.1モル濃度の硝酸
銀水溶液200ml(バインダ不溶化浴)を調製した。
【0033】次に、ローラポンプを使用して前記粉体ス
ラリをバインダ不溶化浴中に直径2mmのオリフィスか
ら滴下した。粉体スラリの滴下が終了してから10〜1
5分後に、固形化してビーカの底に沈殿した粉体スラリ
のビード状物を濾過して回収した。十分に水洗して脱水
した後、温度105℃の雰囲気下で4時間放置して乾燥
させたところ直径約5mmの抗菌性ビード97gが得ら
れた。原子吸光分光分析によって、この抗菌性ビードの
銀成分含有量を測定したところ0.52重量%であっ
た。
【0034】実施例2 500mlのポリビーカ中に、骨格となる粉体としてC
a/P(モル比)が1.67の水酸アパタイト(白石中
央研究所製、商品名:メカールP)100g、バインダ
原料である有機ポリマの水溶性塩としてアルギン酸ナト
リウム2g及び水道水298gを注入し、卓上攪拌機
(商品名:ディスパ)を使用して十分に撹拌・混合して
分散させて粉体スラリを調製した。
【0035】別途、500mlのガラスビーカ中で、抗
菌性金属原料として硫酸銅5水和物(和光純薬工業社
製、一級試薬、純度99%)を使用して0.1モル濃度
の硫酸銅水溶液200ml(バインダ不溶化浴)を調製
した。
【0036】次に、ローラポンプを使用して前記粉体ス
ラリをバインダ不溶化浴中に直径2mmのオリフィスか
ら滴下した。粉体スラリの滴下が終了してから25〜3
0分後に、固形化してビーカの底に沈殿した粉体スラリ
のビード状物を濾過して回収した。十分に水洗して脱水
した後、温度105℃の雰囲気下で4時間放置して乾燥
させた。さらに、得られた抗菌性ビードを温度1200
℃の電気炉内で4時間焼成したところ直径約4mmの多
孔質抗菌性ビード97gが得られた。原子吸光分光分析
によって、この多孔質抗菌性ビードの銅成分含有量を測
定したところ0.27重量%であった。
【0037】実施例3 500mlのポリビーカ中に、骨格となる粉体としてネ
フェリンサイアナイト(インダスミン社(カナダ)製、
商品名:ミネックス#10)100g、バインダ原料で
ある有機ポリマの水溶性塩としてアルギン酸ナトリウム
8g及び水道水298gを注入し、卓上攪拌機(商品
名:ディスパ)を使用して十分に撹拌・混合して分散さ
せて粉体スラリを調製した。
【0038】別途、500mlのガラスビーカ中で、抗
菌性金属原料として硫酸亜鉛7水和物(和光純薬工業社
製、試薬一級、純度99%)を使用して0.1モル濃度
の硫酸亜鉛水溶液200ml(バインダ不溶化浴)を調
製した。
【0039】次に、ローラポンプを使用して前記粉体ス
ラリをバインダ不溶化浴中に直径2mmのオリフィスか
ら滴下した。粉体スラリの滴下が終了してから50〜6
0分後に、固形化してビーカの底に沈殿した粉体スラリ
のビード状物を濾過して回収した。十分に水洗して脱水
した後、温度105℃の雰囲気下で4時間放置して乾燥
させたところ直径約5mmの抗菌性ビード97gが得ら
れた。原子吸光分光分析によって、この抗菌性ビードの
亜鉛成分含有量を測定したところ1.13重量%であっ
た。
【0040】実施例4 500mlのポリビーカ中に、骨格となる粉体としてC
a/P(モル比)が1.67の水酸アパタイト(白石中
央研究所製、商品名:メカールP)3g、バインダ原料
である有機ポリマの水溶性塩としてアルギン酸ナトリウ
ム14g及び水道水386gを注入し、卓上攪拌機(商
品名:ディスパ)を使用して十分に撹拌・混合して分散
させて粉体スラリを調製した。
【0041】別途、1000mlのガラスビーカ中で、
抗菌性金属原料として硫酸亜鉛7水和物(和光純薬工業
社製、試薬一級、純度99%)を使用して0.1モル濃
度の硫酸亜鉛水溶液800ml(バインダ不溶化浴)を
調製した。
【0042】次に、ローラポンプを使用して前記粉体ス
ラリをバインダ不溶化浴中に直径2mmのオリフィスか
ら滴下した。粉体スラリの滴下が終了してから25〜3
0分後に、固形化してビーカの底に沈殿した粉体スラリ
のビード状物を濾過して回収した。十分に水洗して脱水
した後、温度105℃の雰囲気下で4時間放置して乾燥
させたところ直径約2mmの抗菌性ビード16.5gが
得られた。原子吸光分光分析によって、この抗菌性ビー
ドの亜鉛成分含有量を測定したところ9.9重量%であ
った。
【0043】実施例5 500mlのポリビーカ中に、骨格となる粉体として平
均粒径が10μmのプラスチックピグメント(デュラッ
クス オーストラリア社製、商品名:スピンドリフト)
乾燥粉末100g、バインダ原料である有機ポリマの水
溶性塩としてアルギン酸ナトリウム6g及び水道水29
4gを注入し、卓上攪拌機(商品名:ディスパ)を使用
して十分に撹拌・混合して分散させて粉体スラリを調製
した。
【0044】別途、500mlのガラスビーカ中で、抗
菌性金属原料として硝酸銀(和光純薬工業社製、特級試
薬、純度99.8%)と硫酸亜鉛7水和物(和光純薬工
業社製、試薬一級、純度99%)とを使用して0.1モ
ル濃度の硝酸銀水溶液200mlと0.1モル濃度の硫
酸亜鉛水溶液200mlとの混合溶液(バインダ不溶化
浴)を調製した。
【0045】次に、ローラポンプを使用して前記粉体ス
ラリをバインダ不溶化浴中に直径2mmのオリフィスか
ら滴下した。粉体スラリの滴下が終了してから10〜1
5分後に、固形化してビーカの底に沈殿した粉体スラリ
のビード状物を濾過して回収した。十分に水洗して脱水
した後、温度105℃の雰囲気下で4時間放置して乾燥
させたところ直径約5mmの抗菌性ビード97gが得ら
れた。原子吸光分光分析によって、この抗菌性ビードの
銀成分含有量及び亜鉛成分含有量を測定したところ銀成
分含有量は0.52重量%、亜鉛成分含有量は0.38
重量%であった。
【0046】比較例1 500mlのポリビーカ中に、骨格となる粉体として炭
酸カルシウム(白石工業株式会社製、商品名:シルー
W)80g、バインダ原料である有機ポリマの水溶性塩
としてアルギン酸ナトリウム2g、抗菌性成分原料とし
て市販の無機系抗菌剤である銀成分を担持したゼオライ
ト(品川燃料株式会社製、商品名:ゼオックスADW
M、銀成分含有量2.5重量%)20g及び水道水19
8gを注入し、卓上攪拌機(商品名:ディスパ)を使用
して十分に撹拌・混合して分散させて粉体スラリを調製
した。
【0047】別途、500mlのガラスビーカ中で、抗
菌性がない金属の塩である塩化カルシウム(和光純薬工
業社製、試薬特級)を使用して0.1モル濃度の塩化カ
ルシウム水溶液200ml(バインダ不溶化浴)を調製
した。
【0048】次に、ローラポンプを使用して前記粉体ス
ラリをバインダ不溶化浴中に直径2mmのオリフィスか
ら滴下した。粉体スラリの滴下が終了してから10〜1
5分後に、固形化してビーカの底に沈殿した粉体スラリ
のビード状物を濾過して回収した。十分に水洗して脱水
した後、温度105℃の雰囲気下で4時間放置して乾燥
させたところ直径約5mmのビード96gが得られた。
原子吸光分光分析によって、このビードの銀成分含有量
を測定したところ0.50重量%であった。
【0049】比較例2 500mlのポリビーカ中に、骨格となる粉体として炭
酸カルシウム(白石工業株式会社製、商品名:シルー
W)100g、バインダ原料である有機ポリマの水溶性
塩としてアルギン酸ナトリウム2g、抗菌性成分原料と
して0.1N硝酸銀水溶液50mlと0.2N塩化ナト
リウム水溶液50mlとを混合して塩化銀を沈殿させた
液(塩化銀含有量0.7g)の全量及び水道水198g
を注入し、卓上攪拌機(商品名:ディスパ)を使用して
十分に撹拌・混合して分散させて粉体スラリを調製し
た。
【0050】別途、500mlのガラスビーカ中で、抗
菌性がない金属の塩である塩化カルシウム(和光純薬工
業社製、試薬特級)を使用して0.1モル濃度の塩化カ
ルシウム水溶液200ml(バインダ不溶化浴)を調製
した。
【0051】次に、ローラポンプを使用して前記粉体ス
ラリをバインダ不溶化浴中に直径2mmのオリフィスか
ら滴下した。粉体スラリの滴下が終了してから10〜1
5分後に、固形化してビーカの底に沈殿した粉体スラリ
のビード状物を濾過して回収した。十分に水洗して脱水
した後、温度105℃の雰囲気下で4時間放置して乾燥
させたところ直径約5mmのビード97gが得られた。
原子吸光分光分析によって、このビードの銀成分含有量
を測定したところ0.51重量%であった。
【0052】比較例3 500mlのポリビーカ中に、骨格となる粉体として炭
酸カルシウム(白石工業株式会社製、商品名:シルバー
W)100g、バインダ原料である有機ポリマの水溶性
塩としてアルギン酸ナトリウム2g、抗菌性成分原料と
して0.1N硝酸銀水溶液50mlと2N水酸化ナトリ
ウム水溶液10mlとを混合して水和酸化銀を沈殿させ
た液(酸化銀(I)含有量0.54g)の全量及び水道
水198gを注入し、卓上攪拌機(商品名:ディスパ)
を使用して十分に撹拌・混合して分散させて粉体スラリ
を調製した。
【0053】別途、500mlのガラスビーカ中で、抗
菌性がない金属の塩である塩化カルシウム(和光純薬工
業社製、試薬特級)を使用して0.1モル濃度の塩化カ
ルシウム水溶液200ml(バインダ不溶化浴)を調製
した。
【0054】次に、ローラポンプを使用して前記粉体ス
ラリをバインダ不溶化浴中に直径2mmのオリフィスか
ら滴下した。粉体スラリの滴下が終了してから10〜1
5分後に、固形化してビーカの底に沈殿した粉体スラリ
のビード状物を濾過して回収した。十分に水洗して脱水
した後、温度105℃の雰囲気下で4時間放置して乾燥
させたところ直径約5mmのビード97gが得られた。
原子吸光分光分析によって、このビードの銀成分含有量
を測定したところ0.51重量%であった。
【0055】比較例4 500mlのポリビーカ中に、骨格となる粉体として炭
酸カルシウム(白石工業株式会社製、商品名:シルー
W)100g、バインダ原料である有機ポリマの水溶性
塩としてアルギン酸ナトリウム2g、抗菌性成分原料と
して市販の銀微粉末(和光純薬工業社製、試薬)0.5
g及び水道水198gを注入し、卓上攪拌機(商品名:
ディスパ)を使用して十分に撹拌・混合して分散させて
粉体スラリを調製した。
【0056】別途、500mlのガラスビーカ中で、抗
菌性がない金属の塩である塩化カルシウム(和光純薬工
業社製、試薬特級)を使用して0.1モル濃度の塩化カ
ルシウム水溶液200ml(バインダ不溶化浴)を調製
した。
【0057】次に、ローラポンプを使用して前記粉体ス
ラリをバインダ不溶化浴中に直径2mmのオリフィスか
ら滴下した。粉体スラリの滴下が終了してから10〜1
5分後に、固形化してビーカの底に沈殿した粉体スラリ
のビード状物を濾過して回収した。十分に水洗して脱水
した後、温度105℃の雰囲気下で4時間放置して乾燥
させたところ直径約5mmのビード97gが得られた。
原子吸光分光分析によって、このビードの銀成分含有量
を測定したところ0.50重量%であった。
【0058】抗菌性試験2 実施例1〜5及び比較例1〜4で製造したそれぞれのビ
ードを試料として下記の試験方法に従って抗菌性を評価
した。評価試験の結果を表2に示す。
【0059】表2に示した結果より、本発明の抗菌性ビ
ードが優れた抗菌能を有することが判る。
【0060】〔試験方法〕試料をシャーレの底の中心に
直径約20mmの円形に配置し、その周囲からビードが
ほぼ完全に浸るように、一般細菌を添加したSCDLP
寒天培地10mlを注入してシャーレにフタをした。培
地が固まってから5分間シャーレのフタを開けたまま放
置して、室内の一般細菌を落下させた。次いで、シャー
レにフタをして裏返した状態で温度30℃の条件で5日
間培養して生菌の発生状態を観察した。
【0061】表2 試 料 抗菌性金属成分: 結 果 含有量(重量%) 実施例1 Ag:0.52 ビードから6mmの辺りまでは生菌の発生が認め られず、生菌の発育阻止帯が形成されていた。
【0062】 実施例2 Cu:0.27 ビードから7mmの辺りまでは生菌の発生が認め られず、生菌の発育阻止帯が形成されていた。
【0063】 実施例3 Zn:1.13 ビードから10mmの辺りまでは生菌の発生が認 められず、生菌の発育阻止帯が形成されていた。 実施例4 Zn:9.90 ビードから13mmの辺りまでは生菌の発生が認 められず、生菌の発育阻止帯が形成されていた。 実施例5 Ag:0.52 ビードから10mmの辺りまでは生菌の発生が認 Zn:0.38 められず、生菌の発育阻止帯が形成されていた。 比較例1 Ag:0.50 ビードの表面を除く培地のほぼ全面に生菌の集落 が発生していた。
【0064】 比較例2 Ag:0.51 ビードの表面を除く培地のほぼ全面に生菌の集落 が発生していた。
【0065】 比較例3 Ag:0.51 ビードの表面を除く培地のほぼ全面に生菌の集落 が発生していた。
【0066】 比較例4 Ag:0.50 培地のほぼ全面に生菌の集落が発生していた。
【0067】抗菌性ビードなし 培地のほぼ全面に生菌の集落が発生していた。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機ポリマの抗菌性金属塩からなるバイン
    ダで粉体がビード状に固形化されていることを特徴とす
    る抗菌性ビード。
  2. 【請求項2】抗菌性金属が銀、銅及び亜鉛からなる群か
    ら選ばれた一種又は二種以上の金属であり、抗菌性金属
    成分の含有量が0.01〜10重量%であることを特徴
    とする請求項1に記載の抗菌性ビード。
  3. 【請求項3】粉体と有機ポリマの抗菌性金属塩からなる
    バインダ(固形分換算)との割合が、重量比で99.
    9:0.1〜10:90の範囲内であることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の抗菌性ビード。
  4. 【請求項4】数平均粒子径が0.1〜10mmである請
    求項1〜3のいずれかに記載の抗菌性ビード。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の抗菌性ビ
    ードを焼成してなる多孔質抗菌性ビード。
  6. 【請求項6】(A)粉体と有機ポリマの水溶性塩とを配
    合して粉体スラリを調製する工程及び(B)A工程で調
    製した粉体スラリを抗菌性金属の水溶性塩の水溶液中に
    滴下又は噴霧して、粉体スラリ中の有機ポリマの水溶性
    塩を抗菌性金属塩とする工程からなることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の抗菌性ビードの製造方
    法。
  7. 【請求項7】(A)粉体と有機ポリマの水溶性塩とを配
    合して粉体スラリを調製する工程(B)A工程で調製し
    た粉体スラリを抗菌性金属の水溶性塩の水溶液中に滴下
    又は噴霧して、粉体スラリ中の有機ポリマの水溶性塩を
    抗菌性金属塩とする工程及び(C)B工程で得られる抗
    菌性ビードを焼成する工程からなることを特徴とする請
    求項5に記載の多孔質抗菌性ビードの製造方法。
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