JP2698580B2 - 電圧/パルス幅変換回路 - Google Patents
電圧/パルス幅変換回路Info
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、蛍光表示管等の電子表示装置の輝度調整等
のために用いられる電圧/パルス幅変換回路に関するも
のである。 (従来の技術) 例えば、自動車内にはオーディオ装置用の電子表示装
置が設けられているが、自動車の夜間の走行時において
その電子表示装置の輝度を運転者が任意に設定する方法
として、電子表示装置の表示器の各セグメントに接続さ
れている駆動出力のパルス幅を制御して輝度を設定する
方法がある。このパルス幅制御方法において輝度制御用
電圧入力を所定のパルス幅に変換するために種々の電圧
/パルス幅変換回路が提案されている。 従来、この種の電圧/パルス幅変換回路としては、ア
ナログ方式のものと、ディジタル方式のものとがあっ
た。以下、その構成を図を用いて説明する。 第2図は従来のアナログ方式の電圧/パルス幅変換回
路の一構成例を示す回路図である。 この電圧/パルス幅変換回路は、電圧パルス幅変調制
御電圧入力信号(以下、PWM制御電圧入力信号という)S
1を入力する入力端子1、パルス幅変調出力信号(以
下、PWM出力信号という)S2を出力する出力端子2、CR
発振回路10、及び電圧比較器20を有し、入力端子1が電
圧比較器20の(+)側入力端子に、CR発振回路10の出力
側が電圧比較器20の(−)側入力端子にそれぞれ接続さ
れ、その電圧比較器20の出力端子が出力端子2に接続さ
れている。 CR発振回路10は、のこぎり波状の発振信号S10を出力
する回路であり、NPNトランジスタのコレクタ側がオー
プン状態になったNPNオープンコレクタ出力型の電圧比
較器11、コンデンサ12、及び5個の抵抗13〜17を有して
いる。図示しない電子表示装置の(+)側電源端子から
供給される電圧V10は、各電圧比較器11,20の電源端子に
それぞれ印加されると共に、分圧用の抵抗13,14を介し
て信号S11aの形で電圧比較器11の(+)側入力端子に与
えられる。電圧比較器11の(−)側入力端子には、コン
デンサ12を通して信号S11bが入力される。 入力端子1にはそれにPWM制御電圧入力信号S1を供給
するための入力回路が接続されている。この入力回路は
自動車内の夜間照明用スイッチ30を有し、そのスイッチ
30の一方が自動車のバッッリの(+)側端子に接続さ
れ、通常13.8V程度のバッテリ電圧V30が印加される。ス
イッチ30の他方は可変抵抗31を介して分圧抵抗32,33に
接続され、その分圧抵抗32,33の接続点が入力端子1に
接続されている。 第3図は第2図の信号波形図、第4図は第2図の入出
力特性図であり、これらの図を参照しつつ第2図の動作
を説明する。 第2図において、CR発振回路10及び電圧比較器20に電
圧V10が供給されると、CR発振回路10は発振し、通常128
HZ程度の発振周波数の発振信号S10を出力して電圧比較
器20の(−)側入力端子へ供給する。発振信号S10の周
波数と波形はコンデンサ12と抵抗13〜17とで決定され
る。すなわち、抵抗13〜17によってコンデンサ12が充電
されていくと、電圧比較器11の(−)側の入力信号S11b
が上昇していく。この時、電圧比較器11の(+)側の入
力信号S11aも、抵抗13,14による分圧電位を基準として
フィードバック用抵抗15の作用により少しづつ上昇して
いく。フィードバック用の抵抗17は他の抵抗13〜16の抵
抗値に比較して非常に小さい値である。電圧比較器11の
(−)側入力信号S11bが(+)側入力信号S11aより大き
くなると、この電圧比較器11の出力信号S10は低レベル
(以下、“L"という)となるので、コンデンサ12の充電
電圧は抵抗17を通して大地側へ急激に放電され接地電位
(=OV)となる。同時に(+)側の入力信号S11aも急激
に電位が低下する。この電位の変化量は抵抗13〜17の各
抵抗値によって決定される。そして(−)側入力信号S1
1bが(+)側入力信号S11aよりも電位が下がると、電圧
比較器11の出力信号S10はオフ状態となり、(−)側入
力信号S11bが(+)側入力信号S11aの電位よりも高くな
るまで、抵抗13〜17によりコンデンサ12が充電されてい
く。このような動作により、CR発振回路10は発振動作を
継続して行う。 自動車の夜間走行において、夜間照明用スイッチ30が
オン状態となり、可変抵抗31にバッテリ電圧V30が供給
されると、その可変抵抗31の設定位置に対応した電圧が
分圧抵抗32,33を介してPWM制御電圧入力信号S1の形で入
力端子1に入力され、電圧比較器20の(+)側入力端子
に供給される。可変抵抗31を調節すると、PWM制御電圧
入力信号S1は第3図の信号S1−1,S1−2のようにそのレ
ベルが変化する。電圧比較器20はCR発振回路10の出力信
号S10とPWM制御電圧入力信号S1とのレベル比較を行い、
電圧/パルス幅変換を行ってPWM出力信号S2を出力端子
2へ送出する。PWM出力信号S2は、S10≦S1の区間高レベ
ル(以下、“H"という)、S10≧S1の区間“L"となる。 第4図に示すように、PWM制御電圧入力信号S1に対す
るPWM出力信号S2の入出力特性曲線は、CR発振回路10の
出力波形によって決定されるため、抵抗13〜17とコンデ
ンサ12の値を選択して理想的な特性曲線に近似させる必
要があるが、それにも限界がある。 第5図は従来のディジタル方式の電圧/パルス幅変換
回路の一構成例を示す回路図である。 この電圧/パルス幅変換回路はアナログ/ディジタル
変換器(以下、A/D変換器という)を用いたもので、PWM
制御電圧入力信号S1を入力する入力端子40、基準周波数
信号S0を入力する入力端子41、及びPWM出力信号S2を出
力する出力端子42を有している。入力端子40と出力端子
42との間には10ビット程度のA/D変換器43、1024ワード
×10ビット程度の読出し専用メモリ(以下、ROMとい
う)44、及び10ビット程度のPWM発生回路45が縦続接続
されている。また入力端子41にはタイミング発生回路46
の入力端子が接続され、その回路46の出力端子がA/D変
換器43、ROM44及びPWM発生回路45に接続されている。 次に動作を説明する。 基準周波数信号S0が入力端子41に供給されると、タイ
ミング発生回路46は基準周波数信号S0に基づきタイミン
グ信号を生成し、そのタイミング信号をA/D変換器43、R
OM44及びPWM発生回路45に供給してそれらの回路を動作
させる。すると、入力端子40に供給されたPWM制御電圧
入力信号S1はA/D変換器43でディジタル信号に変換さ
れ、ROM44に入力される。ROM44は入力されたディジタル
信号に対応した所定のデータを読み出し、PWM発生回路4
5に与える。PWM発生回路45では入力されたデータに対応
したPWM出力信号S2を生成し、その信号S2を出力端子42
へ出力する。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成の回路では、次のような問題
点があった。 (i) 第2図のアナログ方式の電圧/パルス幅変換回
路では、回路規模は小さいが、CR発振回路の発振周波数
が128HZ程度と低いため、このCR発振回路10を構成する
抵抗13〜17の値が数100KΩと大きくなる。そのため、CR
発振回路10を集積回路(以下、ICという)に内蔵する
と、チップサイズが増大するばかりか、抵抗13〜17の値
の絶対値の製造ばらつきが発振出力波形に影響して結果
としてPWM出力信号S2の精度を低下させるので、IC内蔵
には不向きである。抵抗13〜17を外付けとしたIC化も考
えられるが、端子数が増大する問題がある。IC化の代り
に回路構成素子をディスクリート部品(個別部品)で組
みあげて回路を形成することも考えられるが、回路が大
型化するため、カーラジオ(チューナ)等における表示
器の裏面の取付場所は狭く、実装面で不利となる。 また、PWM制御電圧入力信号S1に対するPWM出力信号S2
の特性は、CR発振回路10の発振信号S10によって決定さ
れるため、PWM出力信号S2の波形設定に制約をうけ、任
意に設定できない。発振信号S10の波形を決定するコン
デンサ12に容量ばらつきがあると、精度が低下する。 (ii) 第5図のディジタル方式の電圧/パルス幅変換
回路では、特性及び精度上は問題ないが、回路規模が大
きくなってチップサイズの大型化とそれによるコスト高
のために、駆動回路等の他の回路部との1チップIC化の
実現が困難である。 本発明は、前記従来技術が持っていた問題点を解決
し、簡単な回路構成、実装時のチップサイズの小型化が
可能、高精度、かつPWM出力信号の持つデュティ比の制
御が容易な電圧/パルス幅変換回路を提供するものであ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、前記問題点を解決するために、入力された
アナログ入力信号に応じたデュティ比を持つPWM出力信
号を出力する電圧/パルス幅変換回路において、基準周
波数信号を順次計数し、該順次計数した計数値に応じた
複数ビットのディジタル信号を出力する計数手段と、前
記ディジタル信号をアナログ信号に変換するディジタル
/アナログ変換手段(以下、D/A変換手段という)と、
前記A/D変換手段によって出力される前記アナログ信号
と前記入力されたアナログ入力信号とを比較し、該アナ
ログ入力信号に応じたデュティ比を持つPWM出力信号を
出力する比較手段とを、備えている。 前記D/A変換手段は、前記ディジタル信号が示す前記
計数値が所定の数値の範囲内であれば、該範囲内におい
て該計数値の直前の計数値に対応するアナログ信号から
の変化量が任意なアナログ信号を出力し、前記ディジタ
ル信号が示す前記計数値が所定の数値の範囲外の時は、
所定の一定値のアナログ信号を出力するものである。 (作 用) 本発明によれば、以上のように電圧/パルス幅変換回
路を構成したので、基準周波数信号が計数手段で順次計
数され、その計数値に応じた複数ビットのディジタル信
号が該計数手段から出力される。計数手段から出力され
たディジタル信号は、D/A変換手段でアナログ信号に変
換される。D/A変換手段では、ディジタル信号が示す計
数値が所定の数値の範囲内(例えば、カウント値2〜6
3)であれば、その範囲内において該計数値の直前の計
数値に対応するアナログ信号からの変化量が任意なアナ
ログ信号を出力し、所定の数値の範囲外(例えば、カウ
ント値0〜1、64〜255)の時は、所定の一定値のアナ
ログ信号を出力する。このアナログ信号と、入力された
アナログ入力信号とが、比較手段で比較され、該アナロ
グ入力信号に応じたデュティ比を有するPWM出力信号が
該比較手段から出力される。 (実施例) 第1図は本発明の第1の実施例を示す電圧/パルス幅
変換回路の回路図である。 この電圧/パルス幅変換回路は、従来の第2図のアナ
ログ方式電圧/パルス幅変換回路のCR発振回路10を、複
数ビットのカウントと複数ビットのD/A変換器とで構成
したものである。 すなわち、この電圧/パルス幅変換回路は、アナログ
入力信号であるPWM制御電圧入力信号S50を入力する入力
端子50、基準周波数信号S51を入力する入力端子51、及
び周波数が例えば128HZのPWM出力信号S52を出力する出
力端子52を有している。入力端子50は、比較手段である
電圧比較器53の(+)側入力端子に接続され、その電圧
比較器53の出力端子が出力端子52に接続されている。ま
た、入力端子51には、計数手段である例えば8ビットの
バイナリカウンタからなるカウンタ54の入力端子が接続
され、そのカウンタ54の出力端子が、D/A変換手段であ
る例えば6ビットのD/A変換器55の入力端子55aに接続さ
れている。D/A変換器55は入力端子55aに供給されるカウ
ンタ出力をアナログ信号に変換し、そのアナログ信号S5
5を出力端子55bから出力する回路であり、その出力端子
55bが電圧比較器53の(−)側入力端子に接続されてい
る。 入力端子50にはそれにPWM制御電圧入力信号S50を供給
するための入力回路が接続されている。この入力回路は
自動車内における運転席の計器類の夜間照明用スイッチ
60を有し、そのスイッチ60の一方が(+)側バッテリ電
圧V60(通常13.8V程度)に接続され、そのスイッチ60の
他方が可変抵抗61を介して大地に接続されている。可変
抵抗61の出力端子は分圧抵抗62,63を介して大地に接続
され、その分圧抵抗62と63の接続点が入力端子50に接続
されている。 入力端子51には、それに周波数が例えば32.768KHZの
基準周波数信号S51を供給するための基準周波数信号発
生手段である発振回路64が接続されている。また、夜間
照明用スイッチ60の他方には検出回路65の入力端子が接
続され、その検出回路65の出力端子と出力端子52とが、
出力手段である2入力の論理和ゲート(以下、ORゲート
という)66の入力端子に接続され、そのORゲート66の出
力端子からPWM出力信号S66が出力される。ここで、検出
回路65はスイッチ60のオフ状態を検出して“H"の信号を
出力する回路である。 第6図は第1図の6ビットD/A変換器55の構成例を示
す回路図である。 このD/A変換器55は、抵抗分圧形のD/A変換器であり、
デコーダ70、アナログスイッチ71−1〜71−64、及び分
圧抵抗72−1〜72−64を有している。デコーダ70は8ビ
ット入力20〜27の入力端子55a、及び出力端子OUT0〜1,O
UT2〜OUT63,OUT64〜255を有し、入力信号を解読してそ
の解読結果を出力する回路である。デコーダ70の各出力
端子OUT0〜1,OUT2〜OUT63,OUT64〜255は、アナログスイ
ッチ71−1〜71−64の制御入力端子にそれぞれ接続さ
れ、その各アナログスイッチ71−1〜71−64の一方が出
力端子55bに共通接続され、その各アナログスイッチ71
−1〜71−64の他方が分圧抵抗72−1〜72−64の接続点
にそれぞれ接続されている。アナログスイッチ71−1の
他方及び分圧抵抗72−1は大地に、アナログスイッチ71
−64の他方及び分圧抵抗72−64は基準電圧V0にそれぞれ
接続されている。なお、デコーダ70の出力端子OUT0〜1
からは信号S70−1が、その出力端子OUT64〜255からは
信号S70−2がそれぞれ出力される。 第7図は第1図及び第6図の信号波形図、第8図は第
1図の入出力特性図であり、これらの第7図及び第8図
を参照しつつ第1図及び第6図の動作を説明する。 先ず、自動車のイグニッションキーをオン状態とし、
次いで電子表示装置の電源をオン状態にすると、第1図
の回路に電源が供給され、発振回路64が発振を行って周
波数32.768KHZの基準周波数信号S51を出力し、それを入
力端子51を通して8ビットカウンタ54へ供給する。8ビ
ットカウンタ54はカウント値0〜255までのカウント動
作を連続的に行い、その出力を6ビットD/A変換器55の
入力端子55aへ与える。 D/A変換器55では第6図のデコーダ70によってカウン
ト値に対応した出力端子OUT0〜1,OUT2〜OUT63,OUT64〜2
55を順次選択し、その選択した出力端子OUT0〜1,OUT2〜
OUT63,OUT64〜255を通してアナログスイッチ71−1〜71
−64を順次オン状態にし、分圧抵抗72−1〜72−64で設
定された電圧の信号S55を出力端子55bに出力する。すな
わち、6ビットD/A変換器55において、デコーダ70の入
力端子55aに入力される8ビットカウンタ54のカウント
値が0〜1の区間、デコーダ70の出力端子OUT0〜1を通
してアナログスイッチ71−1がオン状態となり、他のア
ナログスイッチ71−2〜71−64がオフ状態であるので、
0Vの信号S55が出力端子55bに出力される。カウント値が
2の区間、デコーダ70の出力端子OUT2を通してアナログ
スイッチ71−2がオン状態となり、他のアナログスイッ
チ71−1,71−3〜71−64がオフ状態であるので、アナロ
グスイッチ71−2がオン状態となり、分圧抵抗72−1と
72−2の接続点の電圧が信号S55として出力される。同
様な動作がアナログスイッチ71−64まで行われる。8ビ
ットカウンタ54は連続カウント動作を行っているので、
D/A変換器55もアナログスイッチ71−1〜71−64の選択
動作を連続的に行い、第7図のような波形の信号S55を
出力し、電圧比較器53の(−)側入力端子に供給する。
なお、第7図の信号S55はカウント値2〜63の区間、リ
ニアに表現されているが、実際は階段波である。 次に、自動車の夜間走行において夜間照明用スイッチ
60がオン状態となると、約13.8Vのバッテリ電圧V60が可
変抵抗61に供給され、その可変抵抗61の抵抗値に対応し
て0〜13.8Vの電圧が出力され、分圧抵抗62,63に印加さ
れる。この分圧抵抗62,63の抵抗値は、電圧比較器53の
動作入力電圧範囲とD/A変換器55の出力信号S55の出力電
圧範囲とから決定されている。分圧抵抗62と63の接続点
の電圧はPWM制御電圧入力信号S50の形で入力端子50を通
して電圧比較器53の(+)側入力端子に供給される。PW
M制御電圧入力信号S50は、可変抵抗61の調節により、第
1図の信号S50−1,S50−2のようにそのレベルが変化す
る。 電圧比較器53はD/A変換器55の出力信号S55とPWM制御
電圧入力信号S50(S50−1,S50−2)との大小比較を行
い、それに応じたPWM出力信号S52を生成して出力端子52
へ出力する。PWM出力信号S52はS50≧S55の区間“H"とな
り、S50≦S55の区間“L"となる。そして第7図から明ら
かなように、可変抵抗61を調節することにより、PWM制
御電圧入力信号S50−1,S50−2に応じたデュティ比を有
するPWM出力信号S52を得ることができる。 本実施例の入出力特性例が第8図に示されているが、
この図から明らかなように、夜間のPWM制御範囲はPWM出
力信号S52のデュティ比で1〜25%までとなっており、
しかもPWM出力信号S52の曲線が1%から25%まで直線で
なく、1%付近において細かなPWM制御が実施でき、25
%付近において大まかな制御をする特性になっている
が、これは自動車運転者の意向によるものである。この
ようなPWM特性はD/A変換器55の出力信号S55の波形によ
って決定されるが、第6図から明らかなように、D/A変
換器55の出力信号S55は分圧抵抗72−1〜72−64の抵抗
比で決定されるため、任意の出力信号S55の波形が得ら
れる。特にデュティ比1%付近を細かく、25%付近を荒
く制御するためには、分圧抵抗72−1と72−64を除いて
分圧抵抗72−2を最も大きい抵抗値とし、分圧抵抗72−
2から72−63に向って順次抵抗値を小さく設定しておけ
ば、実現可能である。 第6図のようなD/A変換器55を用いれば、簡易な回路
構成で、その出力信号S55の波形を任意に設定できるば
かりか、次のような利点もある。出力信号S55の精度に
ついて考察すると、基準電圧V0の精度と安定度を高くし
ておけば、分圧抵抗72−1〜72−64の抵抗比で出力信号
S55の精度が決定されるので、ICに内蔵しても、そのIC
の製造ばらつきを考慮して抵抗比が2%以下を保証でき
れば、実用上何ら問題とならない。D/A変換器55の出力
信号S55に要求される特性は、ある設定曲線の範囲内を
保証し、かつ直線性(リニアティ)があれば良く、各分
圧抵抗72−1〜72−64の接続点での絶対値の精度をあま
り必要としない。 なお、昼間の自動車の走行時において、自動車内は明
るいために電子表示装置の精度が不足ぎみである。その
ため電子表示装置の表示器は、デュティ比100%で駆動
することが望ましい。この状態も第8図における昼間区
間のPWM特性として示されている。夜間か昼間かの設定
は、夜間照明用スイッチ60がオンか、オフかによって行
い、スイッチ60の出力側にバッテリ電圧V60が供給され
ているときが夜間、そのスイッチ60の出力側が0Vのとき
に昼間と検出すればよい。そのため、第1図に示すよう
に検出回路65及びORゲート66を設け、スイッチ60の出力
側が0Vのときに検出回路65から“H"の信号を出力し、そ
の信号をORゲート66を通してPWM出力信号S66の形で出力
するようにすれば、昼間においてPWM100%出力を容易に
得ることができる。これにより、PWM出力信号S66の持つ
デュティ比の制御がより容易になる。 第9図は本発明の第2の実施例を示す電圧/パルス幅
変換回路の回路図であり、第1図中の要素と同一の要素
には同一の符号が付されている。 この実施例の電圧/パルス幅変換回路が第1図の実施
例と異なる点は、出力端子52とORゲート66の入力端子と
の間に新たに出力手段である付加回路80を追加すると共
に、発振回路64に発振ストップ機能を有するストップ端
子STOPを設け、8ビットカウンタ54にリセット機能を有
するリセット端子Rを設け、これらのリセット手段を用
いて検出回路65の出力信号により発振ストップとリセッ
ト動作を制御するようにした点である。 ここで、付加回路80はD型フリップフロップ(以下、
D−FFという)81と2入力ORゲート82とで構成されてい
る。ORゲート82は、PWM制御電圧入力信号S50が0V付近に
あるときにも第8図のPWM特性の1%デュティ比を確実
に保証するための回路であり、その一方の入力端子は出
力端子52に、他方の入力端子はD/A変換器55中のデコー
ダ70の出力端子OUT0〜1にそれぞれ接続されている。D
−FF81は、D/A変換器55中のアナログスイッチ71−1〜7
1−64のオン,オフ切替え時にその出力信号S55に過渡的
なスパイクやオーバシュート(グリッチ)が発生し、PW
M出力信号S52に悪影響を及ぼすおそれがあるので、その
グリッチによる悪影響を防止するための回路であり、そ
のデータ入力端子DがORゲート82の出力端子に、そのク
ロック端子が発振回路64の出力端子に、その出力端子Q
がORゲート66の入力端子にそれぞれ接続されている。 以上の構成において、検出回路65の出力信号が“H"に
なると、発振回路64が発振動作を停止すると共に、8ビ
ットカウンタ54がリセットされる。またD/A変換器55中
のデコーダ70の出力端子OUT0〜1が選択され、その出力
端子OUT0〜1から信号S70−1が第7図のように出力さ
れると、その信号S70−1がORゲート82を通してD−FF8
1のデータ入力端子Dに入力される。それによって第8
図におけるPWM特性の1%デュティ比が保証され、かつ
グリッチによる悪影響も防止される。 なお、本発明は図示の実施例に限定されず、種々の変
形が可能である。その変形例としては、例えば次のよう
なものがある。 (i) カウンタ54は8ビットのバイナリカウンタで構
成したが、そのビット数を他の数にしたり、あるいはバ
イナリカウンタ以外のカウンタで構成してもよい。この
際、使用するカウンタのカウンタコードに合せてD/A変
換器55のデコーダ70を対応させればよい。 (ii) D/A変換器55として6ビットの抵抗分圧形D/A変
換器を例にとり説明したが、他のビット数あるいは形式
のD/A変換器で構成してもよい。 (iii) その他、入力端子50に接続される入力回路を
他の回路構成にする等、種々の変形が可能である。ま
た、本発明の電子表示装置以外の装置に適用することも
可能である。 (発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、計数手
段、D/A変換手段、及び比較手段を備えているので、回
路規模もあまり大きくならず、端子数も少なく、かつ外
付け部品点数も少なくでき、それによって表示器の駆動
回路部との1チップIC化が容易となり、低コストと小型
化が実現できる。そのため、自動車の電子表示装置等の
取付けスペースに制限を受ける場所にも、容易に実装で
きる。 本発明のD/A変換手段は、計数手段の計数値が所定の
範囲外であれば、所定の一定値のアナログ信号を出力す
ることができ、計数手段の計数値が所定の範囲内であれ
ば、その計数値の直前の計数値に対応するアナログ信号
とその計数値に対するアナログ信号との間の変化量を任
意にするものである。つまり、例えば、デュティ比が小
さい(1%付近)PWM出力信号に対応するアナログ信号
の増加量を小さくしたり、デュティ比が大きい(25%付
近)PWM出力信号に対応するアナログ信号の増加量を大
きくしたりすることができるものである。よって、本発
明はD/A変換手段に特徴を持たせることのみで、PWM出力
信号のデュティ比の制御をより容易にすることが可能で
あり、特に必要とされるデュティ比のPWM出力信号付近
をより高精度にしたりすることができる。 このため、本発明の電圧/パルス幅変換回路は、その
使用用途に応じて、特に必要とされるデュティ比のPWM
出力信号付近を高精度にして対応可能である。つまり、
アナログ入力信号に対するPWM出力信号の特性は、設計
時に任意に設定でき、それによって高精度の輝度制御等
が行える。PWM出力信号の精度についても、基本的にはD
/A変換手段の精度と比較手段の精度とによって決定され
るが、比較手段の精度は入力オフセット電圧が5mV程度
以下なら問題とならない。残るD/A変換手段の精度であ
るが、例えば抵抗分圧形D/A変換器を用いた場合、その
精度は複数の分圧抵抗の抵抗比で決定されるため、初期
及び温度に対する変換精度も従来のアナログ方式に比べ
て大幅に改善できる。 このように、本発明では、所定のデュティ比のPWM出
力信号を、簡易な回路構成で高精度に得られると共に、
他のデュティ比のPWM出力信号を固定化して、そのPWM出
力信号の持つデュティ比の制御をより容易にすることが
可能となる。 本発明は汎用性があるため、カーオーディオ装置(例
えば、チューナ、カセットデッキ、コンパクトディス
ク、カークロック、その他の情報表示装置)や、その他
の電子表示装置の輝度制御回路等に、広く応用できる。
のために用いられる電圧/パルス幅変換回路に関するも
のである。 (従来の技術) 例えば、自動車内にはオーディオ装置用の電子表示装
置が設けられているが、自動車の夜間の走行時において
その電子表示装置の輝度を運転者が任意に設定する方法
として、電子表示装置の表示器の各セグメントに接続さ
れている駆動出力のパルス幅を制御して輝度を設定する
方法がある。このパルス幅制御方法において輝度制御用
電圧入力を所定のパルス幅に変換するために種々の電圧
/パルス幅変換回路が提案されている。 従来、この種の電圧/パルス幅変換回路としては、ア
ナログ方式のものと、ディジタル方式のものとがあっ
た。以下、その構成を図を用いて説明する。 第2図は従来のアナログ方式の電圧/パルス幅変換回
路の一構成例を示す回路図である。 この電圧/パルス幅変換回路は、電圧パルス幅変調制
御電圧入力信号(以下、PWM制御電圧入力信号という)S
1を入力する入力端子1、パルス幅変調出力信号(以
下、PWM出力信号という)S2を出力する出力端子2、CR
発振回路10、及び電圧比較器20を有し、入力端子1が電
圧比較器20の(+)側入力端子に、CR発振回路10の出力
側が電圧比較器20の(−)側入力端子にそれぞれ接続さ
れ、その電圧比較器20の出力端子が出力端子2に接続さ
れている。 CR発振回路10は、のこぎり波状の発振信号S10を出力
する回路であり、NPNトランジスタのコレクタ側がオー
プン状態になったNPNオープンコレクタ出力型の電圧比
較器11、コンデンサ12、及び5個の抵抗13〜17を有して
いる。図示しない電子表示装置の(+)側電源端子から
供給される電圧V10は、各電圧比較器11,20の電源端子に
それぞれ印加されると共に、分圧用の抵抗13,14を介し
て信号S11aの形で電圧比較器11の(+)側入力端子に与
えられる。電圧比較器11の(−)側入力端子には、コン
デンサ12を通して信号S11bが入力される。 入力端子1にはそれにPWM制御電圧入力信号S1を供給
するための入力回路が接続されている。この入力回路は
自動車内の夜間照明用スイッチ30を有し、そのスイッチ
30の一方が自動車のバッッリの(+)側端子に接続さ
れ、通常13.8V程度のバッテリ電圧V30が印加される。ス
イッチ30の他方は可変抵抗31を介して分圧抵抗32,33に
接続され、その分圧抵抗32,33の接続点が入力端子1に
接続されている。 第3図は第2図の信号波形図、第4図は第2図の入出
力特性図であり、これらの図を参照しつつ第2図の動作
を説明する。 第2図において、CR発振回路10及び電圧比較器20に電
圧V10が供給されると、CR発振回路10は発振し、通常128
HZ程度の発振周波数の発振信号S10を出力して電圧比較
器20の(−)側入力端子へ供給する。発振信号S10の周
波数と波形はコンデンサ12と抵抗13〜17とで決定され
る。すなわち、抵抗13〜17によってコンデンサ12が充電
されていくと、電圧比較器11の(−)側の入力信号S11b
が上昇していく。この時、電圧比較器11の(+)側の入
力信号S11aも、抵抗13,14による分圧電位を基準として
フィードバック用抵抗15の作用により少しづつ上昇して
いく。フィードバック用の抵抗17は他の抵抗13〜16の抵
抗値に比較して非常に小さい値である。電圧比較器11の
(−)側入力信号S11bが(+)側入力信号S11aより大き
くなると、この電圧比較器11の出力信号S10は低レベル
(以下、“L"という)となるので、コンデンサ12の充電
電圧は抵抗17を通して大地側へ急激に放電され接地電位
(=OV)となる。同時に(+)側の入力信号S11aも急激
に電位が低下する。この電位の変化量は抵抗13〜17の各
抵抗値によって決定される。そして(−)側入力信号S1
1bが(+)側入力信号S11aよりも電位が下がると、電圧
比較器11の出力信号S10はオフ状態となり、(−)側入
力信号S11bが(+)側入力信号S11aの電位よりも高くな
るまで、抵抗13〜17によりコンデンサ12が充電されてい
く。このような動作により、CR発振回路10は発振動作を
継続して行う。 自動車の夜間走行において、夜間照明用スイッチ30が
オン状態となり、可変抵抗31にバッテリ電圧V30が供給
されると、その可変抵抗31の設定位置に対応した電圧が
分圧抵抗32,33を介してPWM制御電圧入力信号S1の形で入
力端子1に入力され、電圧比較器20の(+)側入力端子
に供給される。可変抵抗31を調節すると、PWM制御電圧
入力信号S1は第3図の信号S1−1,S1−2のようにそのレ
ベルが変化する。電圧比較器20はCR発振回路10の出力信
号S10とPWM制御電圧入力信号S1とのレベル比較を行い、
電圧/パルス幅変換を行ってPWM出力信号S2を出力端子
2へ送出する。PWM出力信号S2は、S10≦S1の区間高レベ
ル(以下、“H"という)、S10≧S1の区間“L"となる。 第4図に示すように、PWM制御電圧入力信号S1に対す
るPWM出力信号S2の入出力特性曲線は、CR発振回路10の
出力波形によって決定されるため、抵抗13〜17とコンデ
ンサ12の値を選択して理想的な特性曲線に近似させる必
要があるが、それにも限界がある。 第5図は従来のディジタル方式の電圧/パルス幅変換
回路の一構成例を示す回路図である。 この電圧/パルス幅変換回路はアナログ/ディジタル
変換器(以下、A/D変換器という)を用いたもので、PWM
制御電圧入力信号S1を入力する入力端子40、基準周波数
信号S0を入力する入力端子41、及びPWM出力信号S2を出
力する出力端子42を有している。入力端子40と出力端子
42との間には10ビット程度のA/D変換器43、1024ワード
×10ビット程度の読出し専用メモリ(以下、ROMとい
う)44、及び10ビット程度のPWM発生回路45が縦続接続
されている。また入力端子41にはタイミング発生回路46
の入力端子が接続され、その回路46の出力端子がA/D変
換器43、ROM44及びPWM発生回路45に接続されている。 次に動作を説明する。 基準周波数信号S0が入力端子41に供給されると、タイ
ミング発生回路46は基準周波数信号S0に基づきタイミン
グ信号を生成し、そのタイミング信号をA/D変換器43、R
OM44及びPWM発生回路45に供給してそれらの回路を動作
させる。すると、入力端子40に供給されたPWM制御電圧
入力信号S1はA/D変換器43でディジタル信号に変換さ
れ、ROM44に入力される。ROM44は入力されたディジタル
信号に対応した所定のデータを読み出し、PWM発生回路4
5に与える。PWM発生回路45では入力されたデータに対応
したPWM出力信号S2を生成し、その信号S2を出力端子42
へ出力する。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成の回路では、次のような問題
点があった。 (i) 第2図のアナログ方式の電圧/パルス幅変換回
路では、回路規模は小さいが、CR発振回路の発振周波数
が128HZ程度と低いため、このCR発振回路10を構成する
抵抗13〜17の値が数100KΩと大きくなる。そのため、CR
発振回路10を集積回路(以下、ICという)に内蔵する
と、チップサイズが増大するばかりか、抵抗13〜17の値
の絶対値の製造ばらつきが発振出力波形に影響して結果
としてPWM出力信号S2の精度を低下させるので、IC内蔵
には不向きである。抵抗13〜17を外付けとしたIC化も考
えられるが、端子数が増大する問題がある。IC化の代り
に回路構成素子をディスクリート部品(個別部品)で組
みあげて回路を形成することも考えられるが、回路が大
型化するため、カーラジオ(チューナ)等における表示
器の裏面の取付場所は狭く、実装面で不利となる。 また、PWM制御電圧入力信号S1に対するPWM出力信号S2
の特性は、CR発振回路10の発振信号S10によって決定さ
れるため、PWM出力信号S2の波形設定に制約をうけ、任
意に設定できない。発振信号S10の波形を決定するコン
デンサ12に容量ばらつきがあると、精度が低下する。 (ii) 第5図のディジタル方式の電圧/パルス幅変換
回路では、特性及び精度上は問題ないが、回路規模が大
きくなってチップサイズの大型化とそれによるコスト高
のために、駆動回路等の他の回路部との1チップIC化の
実現が困難である。 本発明は、前記従来技術が持っていた問題点を解決
し、簡単な回路構成、実装時のチップサイズの小型化が
可能、高精度、かつPWM出力信号の持つデュティ比の制
御が容易な電圧/パルス幅変換回路を提供するものであ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、前記問題点を解決するために、入力された
アナログ入力信号に応じたデュティ比を持つPWM出力信
号を出力する電圧/パルス幅変換回路において、基準周
波数信号を順次計数し、該順次計数した計数値に応じた
複数ビットのディジタル信号を出力する計数手段と、前
記ディジタル信号をアナログ信号に変換するディジタル
/アナログ変換手段(以下、D/A変換手段という)と、
前記A/D変換手段によって出力される前記アナログ信号
と前記入力されたアナログ入力信号とを比較し、該アナ
ログ入力信号に応じたデュティ比を持つPWM出力信号を
出力する比較手段とを、備えている。 前記D/A変換手段は、前記ディジタル信号が示す前記
計数値が所定の数値の範囲内であれば、該範囲内におい
て該計数値の直前の計数値に対応するアナログ信号から
の変化量が任意なアナログ信号を出力し、前記ディジタ
ル信号が示す前記計数値が所定の数値の範囲外の時は、
所定の一定値のアナログ信号を出力するものである。 (作 用) 本発明によれば、以上のように電圧/パルス幅変換回
路を構成したので、基準周波数信号が計数手段で順次計
数され、その計数値に応じた複数ビットのディジタル信
号が該計数手段から出力される。計数手段から出力され
たディジタル信号は、D/A変換手段でアナログ信号に変
換される。D/A変換手段では、ディジタル信号が示す計
数値が所定の数値の範囲内(例えば、カウント値2〜6
3)であれば、その範囲内において該計数値の直前の計
数値に対応するアナログ信号からの変化量が任意なアナ
ログ信号を出力し、所定の数値の範囲外(例えば、カウ
ント値0〜1、64〜255)の時は、所定の一定値のアナ
ログ信号を出力する。このアナログ信号と、入力された
アナログ入力信号とが、比較手段で比較され、該アナロ
グ入力信号に応じたデュティ比を有するPWM出力信号が
該比較手段から出力される。 (実施例) 第1図は本発明の第1の実施例を示す電圧/パルス幅
変換回路の回路図である。 この電圧/パルス幅変換回路は、従来の第2図のアナ
ログ方式電圧/パルス幅変換回路のCR発振回路10を、複
数ビットのカウントと複数ビットのD/A変換器とで構成
したものである。 すなわち、この電圧/パルス幅変換回路は、アナログ
入力信号であるPWM制御電圧入力信号S50を入力する入力
端子50、基準周波数信号S51を入力する入力端子51、及
び周波数が例えば128HZのPWM出力信号S52を出力する出
力端子52を有している。入力端子50は、比較手段である
電圧比較器53の(+)側入力端子に接続され、その電圧
比較器53の出力端子が出力端子52に接続されている。ま
た、入力端子51には、計数手段である例えば8ビットの
バイナリカウンタからなるカウンタ54の入力端子が接続
され、そのカウンタ54の出力端子が、D/A変換手段であ
る例えば6ビットのD/A変換器55の入力端子55aに接続さ
れている。D/A変換器55は入力端子55aに供給されるカウ
ンタ出力をアナログ信号に変換し、そのアナログ信号S5
5を出力端子55bから出力する回路であり、その出力端子
55bが電圧比較器53の(−)側入力端子に接続されてい
る。 入力端子50にはそれにPWM制御電圧入力信号S50を供給
するための入力回路が接続されている。この入力回路は
自動車内における運転席の計器類の夜間照明用スイッチ
60を有し、そのスイッチ60の一方が(+)側バッテリ電
圧V60(通常13.8V程度)に接続され、そのスイッチ60の
他方が可変抵抗61を介して大地に接続されている。可変
抵抗61の出力端子は分圧抵抗62,63を介して大地に接続
され、その分圧抵抗62と63の接続点が入力端子50に接続
されている。 入力端子51には、それに周波数が例えば32.768KHZの
基準周波数信号S51を供給するための基準周波数信号発
生手段である発振回路64が接続されている。また、夜間
照明用スイッチ60の他方には検出回路65の入力端子が接
続され、その検出回路65の出力端子と出力端子52とが、
出力手段である2入力の論理和ゲート(以下、ORゲート
という)66の入力端子に接続され、そのORゲート66の出
力端子からPWM出力信号S66が出力される。ここで、検出
回路65はスイッチ60のオフ状態を検出して“H"の信号を
出力する回路である。 第6図は第1図の6ビットD/A変換器55の構成例を示
す回路図である。 このD/A変換器55は、抵抗分圧形のD/A変換器であり、
デコーダ70、アナログスイッチ71−1〜71−64、及び分
圧抵抗72−1〜72−64を有している。デコーダ70は8ビ
ット入力20〜27の入力端子55a、及び出力端子OUT0〜1,O
UT2〜OUT63,OUT64〜255を有し、入力信号を解読してそ
の解読結果を出力する回路である。デコーダ70の各出力
端子OUT0〜1,OUT2〜OUT63,OUT64〜255は、アナログスイ
ッチ71−1〜71−64の制御入力端子にそれぞれ接続さ
れ、その各アナログスイッチ71−1〜71−64の一方が出
力端子55bに共通接続され、その各アナログスイッチ71
−1〜71−64の他方が分圧抵抗72−1〜72−64の接続点
にそれぞれ接続されている。アナログスイッチ71−1の
他方及び分圧抵抗72−1は大地に、アナログスイッチ71
−64の他方及び分圧抵抗72−64は基準電圧V0にそれぞれ
接続されている。なお、デコーダ70の出力端子OUT0〜1
からは信号S70−1が、その出力端子OUT64〜255からは
信号S70−2がそれぞれ出力される。 第7図は第1図及び第6図の信号波形図、第8図は第
1図の入出力特性図であり、これらの第7図及び第8図
を参照しつつ第1図及び第6図の動作を説明する。 先ず、自動車のイグニッションキーをオン状態とし、
次いで電子表示装置の電源をオン状態にすると、第1図
の回路に電源が供給され、発振回路64が発振を行って周
波数32.768KHZの基準周波数信号S51を出力し、それを入
力端子51を通して8ビットカウンタ54へ供給する。8ビ
ットカウンタ54はカウント値0〜255までのカウント動
作を連続的に行い、その出力を6ビットD/A変換器55の
入力端子55aへ与える。 D/A変換器55では第6図のデコーダ70によってカウン
ト値に対応した出力端子OUT0〜1,OUT2〜OUT63,OUT64〜2
55を順次選択し、その選択した出力端子OUT0〜1,OUT2〜
OUT63,OUT64〜255を通してアナログスイッチ71−1〜71
−64を順次オン状態にし、分圧抵抗72−1〜72−64で設
定された電圧の信号S55を出力端子55bに出力する。すな
わち、6ビットD/A変換器55において、デコーダ70の入
力端子55aに入力される8ビットカウンタ54のカウント
値が0〜1の区間、デコーダ70の出力端子OUT0〜1を通
してアナログスイッチ71−1がオン状態となり、他のア
ナログスイッチ71−2〜71−64がオフ状態であるので、
0Vの信号S55が出力端子55bに出力される。カウント値が
2の区間、デコーダ70の出力端子OUT2を通してアナログ
スイッチ71−2がオン状態となり、他のアナログスイッ
チ71−1,71−3〜71−64がオフ状態であるので、アナロ
グスイッチ71−2がオン状態となり、分圧抵抗72−1と
72−2の接続点の電圧が信号S55として出力される。同
様な動作がアナログスイッチ71−64まで行われる。8ビ
ットカウンタ54は連続カウント動作を行っているので、
D/A変換器55もアナログスイッチ71−1〜71−64の選択
動作を連続的に行い、第7図のような波形の信号S55を
出力し、電圧比較器53の(−)側入力端子に供給する。
なお、第7図の信号S55はカウント値2〜63の区間、リ
ニアに表現されているが、実際は階段波である。 次に、自動車の夜間走行において夜間照明用スイッチ
60がオン状態となると、約13.8Vのバッテリ電圧V60が可
変抵抗61に供給され、その可変抵抗61の抵抗値に対応し
て0〜13.8Vの電圧が出力され、分圧抵抗62,63に印加さ
れる。この分圧抵抗62,63の抵抗値は、電圧比較器53の
動作入力電圧範囲とD/A変換器55の出力信号S55の出力電
圧範囲とから決定されている。分圧抵抗62と63の接続点
の電圧はPWM制御電圧入力信号S50の形で入力端子50を通
して電圧比較器53の(+)側入力端子に供給される。PW
M制御電圧入力信号S50は、可変抵抗61の調節により、第
1図の信号S50−1,S50−2のようにそのレベルが変化す
る。 電圧比較器53はD/A変換器55の出力信号S55とPWM制御
電圧入力信号S50(S50−1,S50−2)との大小比較を行
い、それに応じたPWM出力信号S52を生成して出力端子52
へ出力する。PWM出力信号S52はS50≧S55の区間“H"とな
り、S50≦S55の区間“L"となる。そして第7図から明ら
かなように、可変抵抗61を調節することにより、PWM制
御電圧入力信号S50−1,S50−2に応じたデュティ比を有
するPWM出力信号S52を得ることができる。 本実施例の入出力特性例が第8図に示されているが、
この図から明らかなように、夜間のPWM制御範囲はPWM出
力信号S52のデュティ比で1〜25%までとなっており、
しかもPWM出力信号S52の曲線が1%から25%まで直線で
なく、1%付近において細かなPWM制御が実施でき、25
%付近において大まかな制御をする特性になっている
が、これは自動車運転者の意向によるものである。この
ようなPWM特性はD/A変換器55の出力信号S55の波形によ
って決定されるが、第6図から明らかなように、D/A変
換器55の出力信号S55は分圧抵抗72−1〜72−64の抵抗
比で決定されるため、任意の出力信号S55の波形が得ら
れる。特にデュティ比1%付近を細かく、25%付近を荒
く制御するためには、分圧抵抗72−1と72−64を除いて
分圧抵抗72−2を最も大きい抵抗値とし、分圧抵抗72−
2から72−63に向って順次抵抗値を小さく設定しておけ
ば、実現可能である。 第6図のようなD/A変換器55を用いれば、簡易な回路
構成で、その出力信号S55の波形を任意に設定できるば
かりか、次のような利点もある。出力信号S55の精度に
ついて考察すると、基準電圧V0の精度と安定度を高くし
ておけば、分圧抵抗72−1〜72−64の抵抗比で出力信号
S55の精度が決定されるので、ICに内蔵しても、そのIC
の製造ばらつきを考慮して抵抗比が2%以下を保証でき
れば、実用上何ら問題とならない。D/A変換器55の出力
信号S55に要求される特性は、ある設定曲線の範囲内を
保証し、かつ直線性(リニアティ)があれば良く、各分
圧抵抗72−1〜72−64の接続点での絶対値の精度をあま
り必要としない。 なお、昼間の自動車の走行時において、自動車内は明
るいために電子表示装置の精度が不足ぎみである。その
ため電子表示装置の表示器は、デュティ比100%で駆動
することが望ましい。この状態も第8図における昼間区
間のPWM特性として示されている。夜間か昼間かの設定
は、夜間照明用スイッチ60がオンか、オフかによって行
い、スイッチ60の出力側にバッテリ電圧V60が供給され
ているときが夜間、そのスイッチ60の出力側が0Vのとき
に昼間と検出すればよい。そのため、第1図に示すよう
に検出回路65及びORゲート66を設け、スイッチ60の出力
側が0Vのときに検出回路65から“H"の信号を出力し、そ
の信号をORゲート66を通してPWM出力信号S66の形で出力
するようにすれば、昼間においてPWM100%出力を容易に
得ることができる。これにより、PWM出力信号S66の持つ
デュティ比の制御がより容易になる。 第9図は本発明の第2の実施例を示す電圧/パルス幅
変換回路の回路図であり、第1図中の要素と同一の要素
には同一の符号が付されている。 この実施例の電圧/パルス幅変換回路が第1図の実施
例と異なる点は、出力端子52とORゲート66の入力端子と
の間に新たに出力手段である付加回路80を追加すると共
に、発振回路64に発振ストップ機能を有するストップ端
子STOPを設け、8ビットカウンタ54にリセット機能を有
するリセット端子Rを設け、これらのリセット手段を用
いて検出回路65の出力信号により発振ストップとリセッ
ト動作を制御するようにした点である。 ここで、付加回路80はD型フリップフロップ(以下、
D−FFという)81と2入力ORゲート82とで構成されてい
る。ORゲート82は、PWM制御電圧入力信号S50が0V付近に
あるときにも第8図のPWM特性の1%デュティ比を確実
に保証するための回路であり、その一方の入力端子は出
力端子52に、他方の入力端子はD/A変換器55中のデコー
ダ70の出力端子OUT0〜1にそれぞれ接続されている。D
−FF81は、D/A変換器55中のアナログスイッチ71−1〜7
1−64のオン,オフ切替え時にその出力信号S55に過渡的
なスパイクやオーバシュート(グリッチ)が発生し、PW
M出力信号S52に悪影響を及ぼすおそれがあるので、その
グリッチによる悪影響を防止するための回路であり、そ
のデータ入力端子DがORゲート82の出力端子に、そのク
ロック端子が発振回路64の出力端子に、その出力端子Q
がORゲート66の入力端子にそれぞれ接続されている。 以上の構成において、検出回路65の出力信号が“H"に
なると、発振回路64が発振動作を停止すると共に、8ビ
ットカウンタ54がリセットされる。またD/A変換器55中
のデコーダ70の出力端子OUT0〜1が選択され、その出力
端子OUT0〜1から信号S70−1が第7図のように出力さ
れると、その信号S70−1がORゲート82を通してD−FF8
1のデータ入力端子Dに入力される。それによって第8
図におけるPWM特性の1%デュティ比が保証され、かつ
グリッチによる悪影響も防止される。 なお、本発明は図示の実施例に限定されず、種々の変
形が可能である。その変形例としては、例えば次のよう
なものがある。 (i) カウンタ54は8ビットのバイナリカウンタで構
成したが、そのビット数を他の数にしたり、あるいはバ
イナリカウンタ以外のカウンタで構成してもよい。この
際、使用するカウンタのカウンタコードに合せてD/A変
換器55のデコーダ70を対応させればよい。 (ii) D/A変換器55として6ビットの抵抗分圧形D/A変
換器を例にとり説明したが、他のビット数あるいは形式
のD/A変換器で構成してもよい。 (iii) その他、入力端子50に接続される入力回路を
他の回路構成にする等、種々の変形が可能である。ま
た、本発明の電子表示装置以外の装置に適用することも
可能である。 (発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、計数手
段、D/A変換手段、及び比較手段を備えているので、回
路規模もあまり大きくならず、端子数も少なく、かつ外
付け部品点数も少なくでき、それによって表示器の駆動
回路部との1チップIC化が容易となり、低コストと小型
化が実現できる。そのため、自動車の電子表示装置等の
取付けスペースに制限を受ける場所にも、容易に実装で
きる。 本発明のD/A変換手段は、計数手段の計数値が所定の
範囲外であれば、所定の一定値のアナログ信号を出力す
ることができ、計数手段の計数値が所定の範囲内であれ
ば、その計数値の直前の計数値に対応するアナログ信号
とその計数値に対するアナログ信号との間の変化量を任
意にするものである。つまり、例えば、デュティ比が小
さい(1%付近)PWM出力信号に対応するアナログ信号
の増加量を小さくしたり、デュティ比が大きい(25%付
近)PWM出力信号に対応するアナログ信号の増加量を大
きくしたりすることができるものである。よって、本発
明はD/A変換手段に特徴を持たせることのみで、PWM出力
信号のデュティ比の制御をより容易にすることが可能で
あり、特に必要とされるデュティ比のPWM出力信号付近
をより高精度にしたりすることができる。 このため、本発明の電圧/パルス幅変換回路は、その
使用用途に応じて、特に必要とされるデュティ比のPWM
出力信号付近を高精度にして対応可能である。つまり、
アナログ入力信号に対するPWM出力信号の特性は、設計
時に任意に設定でき、それによって高精度の輝度制御等
が行える。PWM出力信号の精度についても、基本的にはD
/A変換手段の精度と比較手段の精度とによって決定され
るが、比較手段の精度は入力オフセット電圧が5mV程度
以下なら問題とならない。残るD/A変換手段の精度であ
るが、例えば抵抗分圧形D/A変換器を用いた場合、その
精度は複数の分圧抵抗の抵抗比で決定されるため、初期
及び温度に対する変換精度も従来のアナログ方式に比べ
て大幅に改善できる。 このように、本発明では、所定のデュティ比のPWM出
力信号を、簡易な回路構成で高精度に得られると共に、
他のデュティ比のPWM出力信号を固定化して、そのPWM出
力信号の持つデュティ比の制御をより容易にすることが
可能となる。 本発明は汎用性があるため、カーオーディオ装置(例
えば、チューナ、カセットデッキ、コンパクトディス
ク、カークロック、その他の情報表示装置)や、その他
の電子表示装置の輝度制御回路等に、広く応用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す電圧/パルス幅変
換回路の回路図、第2図は従来におけるアナログ方式の
電圧/パルス幅変換回路の回路図、第3図は第2図の信
号波形図、第4図は第2図の入出力特性図、第5図は従
来におけるディジタル方式の電圧/パルス幅変換回路の
回路図、第6図は第1図のD/A変換器の回路図、第7図
は第1図及び第6図の信号波形図、第8図は第1図の入
出力特性図、第9図は本発明の他の電圧/パルス幅変換
回路の回路図である。 50,51……入力端子、52……出力端子、53……電圧比較
器、54……カウンタ、55……D/A変換器、S50……PWM制
御電圧入力信号、S51……基準周波数信号、S52……PWM
出力信号。
換回路の回路図、第2図は従来におけるアナログ方式の
電圧/パルス幅変換回路の回路図、第3図は第2図の信
号波形図、第4図は第2図の入出力特性図、第5図は従
来におけるディジタル方式の電圧/パルス幅変換回路の
回路図、第6図は第1図のD/A変換器の回路図、第7図
は第1図及び第6図の信号波形図、第8図は第1図の入
出力特性図、第9図は本発明の他の電圧/パルス幅変換
回路の回路図である。 50,51……入力端子、52……出力端子、53……電圧比較
器、54……カウンタ、55……D/A変換器、S50……PWM制
御電圧入力信号、S51……基準周波数信号、S52……PWM
出力信号。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.入力されたアナログ入力信号に応じたデュティ比を
持つパルス幅変調出力信号を出力する電圧/パルス幅変
換回路において、 基準周波数信号を順次計数し、該順次計算した計数値に
応じた複数ビットのディジタル信号を出力する計数手段
と、 前記ディジタル信号をアナログ信号に変換するものであ
って、前記ディジタル信号が示す前記計数値が所定の数
値の範囲内であれば、該範囲内において該計数値の直前
の計数値に対応するアナログ信号からの変化量が任意な
アナログ信号を出力し、前記ディジタル信号が示す前記
計数値が所定の数値の範囲外の時は、所定の一定値のア
ナログ信号を出力するディジタル/アナログ変換手段
と、 前記ディジタル/アナログ変換手段によって出力される
前記アナログ信号と前記入力されたアナログ入力信号と
を比較し、該アナログ入力信号に応じたデュティ比を持
つパルス幅変調出力信号を出力する比較手段とを、 備えたことを特徴とする電圧/パルス幅変換回路。 2.特許請求の範囲第1項記載の電圧/パルス幅変換回
路において、前記ディジタル/アナログ変換手段は、前
記ディジタル信号が示す前記計数した計数値が前記所定
の数値の範囲内のときに対応する抵抗値を設定できる分
圧抵抗を有することを特徴とする電圧/パルス幅変換回
路。 3.特許請求の範囲第1項記載の電圧/パルス幅変換回
路において、前記アナログ入力信号の入力状態を検知
し、該アナログ入力信号の入力が停止している時に、前
記計数手段をリセットするリセット手段を設けたことを
特徴とする電圧/パルス幅変換回路。 4.特許請求の範囲第1項記載の電圧/パルス幅変換回
路において、前記アナログ入力信号の入力状態を検知
し、該アナログ入力信号の入力が停止している時に、前
記パルス幅変調出力信号の電圧値を所定値に固定する出
力手段を設けたことを特徴とする電圧/パルス幅変換回
路。 5.特許請求の範囲第3項記載の電圧/パルス幅変換回
路において、前記基準周波数信号は基準周波数信号発生
手段により生成して出力され、前記リセット手段の前記
計数手段のリセットと共に該基準周波数信号発生手段に
よる該基準周波数信号の出力を停止することを特徴とす
る電圧/パルス幅変換回路。
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JP62053386A JP2698580B2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | 電圧/パルス幅変換回路 |
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