JPH05111241A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JPH05111241A
JPH05111241A JP27143691A JP27143691A JPH05111241A JP H05111241 A JPH05111241 A JP H05111241A JP 27143691 A JP27143691 A JP 27143691A JP 27143691 A JP27143691 A JP 27143691A JP H05111241 A JPH05111241 A JP H05111241A
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JP
Japan
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voltage
capacitor
charging
output
converter
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JP27143691A
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English (en)
Inventor
Shinichi Nakagawa
慎一 中川
Hidenobu Ito
秀信 伊藤
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンデンサの充放電を利用したチャージポンプ
式のDC−DCコンバータに関し、任意の値の出力電圧
を得ることを目的とする。 【構成】可変電圧源10は任意の値の直流電圧を出力す
る。スイッチ2,3がオン、スイッチ4,5がオフのと
き可変電圧源10によりコンデンサ6が充電され、スイ
ッチ2,3がオフ、スイッチ4,5がオンになるとコン
デンサ6が放電されるとともに、コンデンサ7が充電さ
れる。そして、スイッチ2,3、スイッチ4,5が交互
にオン・オフされることにより、コンデンサ7の一端に
出力電圧Voが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサの充放電を
利用したチャージポンプ式のDC−DCコンバータに関
する。
【0002】チャージポンプ式のDC−DCコンバータ
は、例えば、コードレス電話などの携帯電子機器に利用
されているが、このような携帯電子機器の高機能化、例
えば異なる電源で動作する種々の回路を搭載することが
要求されている。そのため、種々の回路に対応した異な
る電圧を発生させることによりDC−DCコンバータの
電力効率を向上し、かつDC−DCコンバータの発生電
圧を高精度にする必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来のチャージポンプ式のDC−DCコ
ンバータの一例を図10に示す。コンデンサ6の両電極
にはスイッチ2,3が接続され、スイッチ2は電圧入力
端子1を介して電池9に接続され、スイッチ3は接地に
接続されている。又、コンデンサ6の両電極にはそれぞ
れ前記各スイッチ2,3と並列にスイッチ4,5が接続
され、スイッチ4は接地に接続され、スイッチ5は電圧
出力端子8に接続されている。又、電圧出力端子8と接
地との間には出力用のコンデンサ7が接続されている。
【0004】そして、スイッチ2,3をオン状態、スイ
ッチ4,5をオフ状態にすると、電池9によりコンデン
サ6に対する充電が行われる。次にスイッチ2,3をオ
フ状態、スイッチ4,5をオン状態にすると、コンデン
サ6の放電とコンデンサ7に対する充電が行われる。こ
のように、スイッチ2,3と、スイッチ4,5のオン・
オフを交互に繰り返すことにより、電圧出力端子8から
所定の出力電圧Voを得られるようになっている。尚、
出力電圧Voは、電池9の電圧値をV1とすると、「−
V1」となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
DC−DCコンバータでは直流電源として電圧値V1の
電池9を使用しているため、出力電圧Voの値は一定値
「−V1」となり、任意の電圧値の出力電圧Voが必要
となっても対処できないという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、任意の値の出力電圧を得ることを目
的とする。又、本発明は所望する任意の値の出力電圧を
高精度に得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は第1発明の一態様
の原理説明図である。充電手段2,3は可変電圧源10
によるコンデンサ6の充電を行い、充電手段4,5はコ
ンデンサ6の放電及びコンデンサ7に対する充電を行
う。各充電手段2,3及び4,5は各コンデンサ6,7
の充電を繰り返し行い、コンデンサ7の一端に出力電圧
Voを得る。
【0008】図2は第2発明の原理説明図である。充電
手段2,3は直流電源9によるコンデンサ6の充電を行
い、充電手段4,5はコンデンサ6の放電及びコンデン
サ7に対する充電を行う。各充電手段2,3及び4,5
は各コンデンサ6,7の充電を繰り返し行い、コンデン
サ7の一端に出力電圧Voを発生させる。充電路遮断手
段11はコンデンサ7の充電路を遮断するものであり、
出力電圧検出手段13は可変電圧源12からの直流基準
電圧に基づいてコンデンサ7の出力電圧Voを検出し、
検出した出力電圧Voが所定値以上又は所定値未満とな
ったとき充電路遮断手段11を制御してコンデンサ7の
充電路を遮断する。
【0009】
【作用】第1発明によれば、充電手段2,3により可変
電圧源10からコンデンサ6に対する充電が行われ、充
電手段4,5によりコンデンサ6の放電及びコンデンサ
7に対する充電が行われ、コンデンサ7の一端に出力電
圧Voが得られる。そして、可変電圧源10を用いてい
るので、この可変電圧源10の直流電圧を任意に変更す
ることにより、任意の値の出力電圧Voが得られるよう
になる。
【0010】又、第2発明によれば、充電手段2,3に
より直流電源9からコンデンサ6に対する充電が行わ
れ、充電手段4,5によりコンデンサ6の放電及びコン
デンサ7に対する充電が行われる。この際、可変電圧源
12からの直流基準電圧に基づいて出力電圧検出手段1
3により検出されたコンデンサ7の出力電圧Voが所定
値以上又は所定値未満となったとき、充電路遮断手段1
1が制御されてコンデンサ7への充電路が遮断される。
これにより、コンデンサ7への充電がなくなり、コンデ
ンサ7の出力電圧Voは所定の値に高精度の保持され
る。そして、直流基準電圧を発生する可変電圧源12を
用いているので、この可変電圧源12の直流基準電圧を
任意に変更することにより、任意の値の出力電圧Voが
高精度に得られるようになる。
【0011】
【実施例】[第1実施例]以下、第1発明を具体化した
DC−DCコンバータの第1実施例を図3に従って説明
する。
【0012】電圧入力端子20には可変電圧源としての
デジタル/アナログ(以下、単にD/Aという)コンバ
ータ21が接続され、同D/Aコンバータ21には電圧
値V1の電池22が接続されるとともに、図示しない制
御回路からnビットのデジタル信号D0〜Dn-1 が入力
されている。そして、D/Aコンバータ21はデジタル
信号D0〜Dn-1 を変換して0<Va≦V1となる出力
電圧Vaを出力するようになっている。
【0013】電圧入力端子20にはPMOSトランジス
タ(以下、トランジスタをTrという)23及びNMO
STr24が直列接続され、NMOSTr24のソース
端子は接地に接続されている。又、NMOSTr24に
はNMOSTr25,26が直列接続され、NMOST
r26のソース端子には出力端子27が接続されてい
る。
【0014】コンデンサ28の一方の電極はPMOST
r23及びNMOSTr24間のノードaに接続され、
他方の電極はNMOSTr25,26間のノードbに接
続されている。又、出力端子27と接地との間には出力
用のコンデンサ29が接続されている。
【0015】本実施例ではPMOSTr23及びNMO
STr25でコンデンサ28の充電手段が構成され、N
MOSTr24,26でコンデンサ29の充電手段が構
成されている。即ち、PMOSTr23及びNMOST
r25がオン状態で、NMOSTr24,26がオフ状
態になると、コンデンサ28をD/Aコンバータ21の
出力電圧Vaにより充電し、PMOSTr23及びNM
OSTr25がオフ状態で、NMOSTr24,26が
オン状態になると、コンデンサ28を放電するとともに
コンデンサ29を充電する。このように、PMOSTr
23及びNMOSTr25と、NMOSTr24,26
のオン・オフを交互に繰り返すことにより、電圧出力端
子27から所定の出力電圧Vo(=−Va)を得るよう
になっている。
【0016】オシレータ30は所定周期でクロック信号
CLKをデータフリップフロップ(以下、フリップフロ
ップをFFという)31に出力する。データFF31の
クロック端子CKにはクロック信号CLKが入力され、
データ端子Dには反転出力端子バーQが接続されてい
る。
【0017】又、データFF31の出力端子Qは前記N
MOSTr25のゲート端子に接続されるとともに、イ
ンバータ32を介して前記PMOSTr23のゲート端
子に接続されている。データFF31の反転出力端子バ
ーQは前記NMOSTr24,26のゲート端子に接続
されている。
【0018】そして、データFF31はクロック信号C
LKが入力される毎に出力端子QからH,Lの出力信号
を交互に出力して前記PMOSTr23及びNMOST
r25を同時にオン又はオフさせるとともに、反転出力
端子バーQからL,Hの出力信号を交互に出力して前記
NMOSTr24,26を同時にオフ又はオンさせるよ
うになっている。
【0019】次に上記のように構成されたDC−DCコ
ンバータの動作について説明する。初期状態においては
コンデンサ29は充電されておらず、出力電圧Voは0
ボルトになっている。
【0020】いま、電源が投入された状態において、n
ビットのデジタル信号D0〜Dn-1がD/Aコンバータ
21に入力されると、D/Aコンバータ21からは0<
Va≦V1となる出力電圧Vaが出力される。
【0021】又、電源が投入された時、データFF31
の出力端子Q及び反転出力端子バーQがL,Hにあると
すると、クロック信号CLKのパルスが入力されるとデ
ータFF31の出力端子Q及び反転出力端子バーQは
H,Lとなる。この結果、インバータ32の出力はLレ
ベルとなり、PMOSTr23及びNMOSTr25は
オン状態となり、NMOSTr24,26はオフ状態と
なる。
【0022】これにより、D/Aコンバータ21から電
圧入力端子20、PMOSTr23、ノードa、コンデ
ンサ28、ノードb及びNMOSTr25を経由して接
地に電流が流れ、コンデンサ28に対する充電が行われ
る。
【0023】次に、クロック信号CLKの新たなパルス
が入力されるとデータFF31の出力端子Q及び反転出
力端子バーQはL,Hとなる。この結果、インバータ3
2の出力はHレベルとなり、PMOSTr23及びNM
OSTr25はオフ状態となり、NMOSTr24,2
6はオン状態となる。
【0024】これにより、コンデンサ29からNMOS
Tr26、ノードb、コンデンサ28、ノードa及びN
MOSTr24を経由して接地に電流が流れ、コンデン
サ28の放電とコンデンサ29の充電が行われる。
【0025】以後、クロック信号CLKの新たなパルス
が入力される毎にPMOSTr23及びNMOSTr2
5と、NMOSTr24,26のオン・オフが交互に繰
り返され、電圧出力端子27から電圧値が「−Va」の
出力電圧Voが得られる。
【0026】このように、本実施例ではコンデンサ28
を充電するための直流電源としてD/Aコンバータ21
を設け、このD/Aコンバータ21に入力するデジタル
信号により0<Va≦V1となる任意の値の直流電圧V
aを発生させるようにしたので、出力電圧Voを「−V
a」とすることができる。従って、本実施例のDC−D
Cコンバータを搭載した半導体装置では種々の回路に対
応した電圧を発生させることができ、DC−DCコンバ
ータの電力効率を向上することができる。
【0027】[第2実施例]次に、第1発明を具体化し
た第2実施例を図4に従って説明する。尚、図3と同一
の構成については同一の符号を付してその説明を一部省
略する。
【0028】本実施例は可変電圧源をD/Aコンバータ
33、オペアンプ35、PNPTr36及びペア抵抗3
7,38を備えて構成した点において前記実施例と異な
り、他の構成は同一となっている。
【0029】D/Aコンバータ33には電圧値V2(<
V1)の電池34が接続されるとともに、図示しない制
御回路からnビットのデジタル信号D0〜Dn-1 が入力
され、前記実施例におけるD/Aコンバータ21よりも
駆動能力が低いものとなっている。そして、D/Aコン
バータ33はデジタル信号D0〜Dn-1 を変換して0<
Vb≦V2となる直流電圧Vbを出力するようになって
いる。
【0030】オペアンプ35の非反転入力端子はPNP
Tr36のコレクタ端子と接地との間に直列に設けられ
た抵抗37,38間のノードcに接続され、PNPTr
36から出力される直流電圧Vcを抵抗37,38の抵
抗比で分割した分圧電圧Vdが入力されている。又、オ
ペアンプ35の反転入力端子は前記D/Aコンバータ3
3の出力端子に接続され、直流電圧Vbが入力されてい
る。そして、オペアンプ35は分圧電圧Vdと直流電圧
Vbとを差動増幅して出力電圧Vo1を出力する。
【0031】尚、抵抗37,38の抵抗値をそれぞれR
37,R38とすると、分圧電圧Vdは
【0032】
【数1】
【0033】となる。PNPTr36のエミッタ端子は
電圧値V1の電池22に接続され、コレクタ端子はペア
抵抗37,38を介して接地に接続されるとともに、前
記電圧入力端子20に接続されている。そして、PNP
Tr36のベース端子はオペアンプ35に接続されて出
力電圧Vo1が入力されており、PNPTr36はオペ
アンプ35の出力電圧Vo1に応じた一定の直流電圧V
cを電圧入力端子20に出力するようになっている。
【0034】即ち、PNPTr36の直流電圧Vcがあ
る一定値から低下すると抵抗38の分圧電圧Vdも低下
し、この分圧電圧VdがD/Aコンバータ33の直流電
圧Vbよりも小さくなると、オペアンプ35の出力電圧
Vo1が低下する。これにより、PNPTr36はオン
側に移行してコレクタ電流が増加し、直流電圧Vcは上
昇する。そして、直流電圧Vcが上昇して分圧電圧Vd
がD/Aコンバータ33の直流電圧Vbよりも大きくな
ると、オペアンプ35の出力電圧Vo1が上昇する。こ
れにより、PNPTr36はオフ側に移行してコレクタ
電流が減少し、直流電圧Vcは低下し、PNPTr36
の直流電圧Vcは一定値に保持される。
【0035】本実施例においても、前記第1実施例と同
様に、PMOSTr23及びNMOSTr25がオンし
NMOSTr24,26がオフすると、PNPTr36
から出力される直流電圧Vcによりコンデンサ28に対
する充電が行われ、PMOSTr23及びNMOSTr
25がオフしNMOSTr24,26がオンすると、コ
ンデンサ28の放電とコンデンサ29の充電が行われ
る。以後、PMOSTr23及びNMOSTr25と、
NMOSTr24,26のオン・オフが交互に繰り返さ
れ、電圧出力端子27から電圧値が「−Vc」の出力電
圧Voが得られる。
【0036】従って、本実施例によれば、D/Aコンバ
ータ33に入力するデジタル信号D0〜Dn-1 を変更し
て直流電圧Vbを0<Vb≦V2の範囲で任意に変更す
ることにより、PNPTr36の直流電圧Vcを0<V
c≦V1の範囲で任意の値に変更でき、出力電圧Voを
任意の値に変更することができる。
【0037】[第3実施例]次に、第2発明を具体化し
た第3実施例を図5に従って説明する。尚、図3と同一
の構成については同一の符号を付してその説明を一部省
略する。
【0038】本実施例では電圧入力端子20に電圧値V
1の電池22が接続され、NMOSTr24と接地との
間に充電路遮断手段としてのNMOSTr39が接続さ
れ、そのゲート端子は出力電圧検出手段としての出力電
圧検出回路40に接続されている。
【0039】出力電圧検出回路40はコンパレータ4
1、可変電圧源としてのD/Aコンバータ42、ペア抵
抗44,45及び電圧値V3の電池46を備えて構成さ
れている。D/Aコンバータ42には電圧値V4の電池
43が接続されるとともに、図示しない制御回路からn
ビットのデジタル信号D0〜Dn-1 が入力されている。
そして、D/Aコンバータ42はデジタル信号D0〜D
n-1 を変換して0<Ve≦V4となる直流基準電圧Ve
を出力するようになっている。
【0040】抵抗44,45は電池46と電圧出力端子
27の間に直列に設けられ、両抵抗44,45間のノー
ドdに電池46の電圧値V3と出力電圧Voとの差電圧
を抵抗44,45の抵抗比で分割した分圧電圧Vfを発
生させる。即ち、分圧電圧Vfは、抵抗44,45の抵
抗値をそれぞれR44,R45とすると、
【0041】
【数2】
【0042】となる。コンパレータ41の非反転入力端
子は前記ノードdに接続されて分圧電圧Vfが入力さ
れ、反転入力端子は前記D/Aコンバータ42の出力端
子に接続されて直流電圧Veが入力されている。そし
て、コンパレータ41は分圧電圧Vfが直流電圧Ve以
上のときにはHレベルの制御電圧Vo2を出力し、分圧
電圧Vfが直流電圧Ve未満のときにはLレベルの制御
電圧Vo2を出力する。
【0043】次に本実施例のDC−DCコンバータの作
用を説明する。いま、電源が投入された状態において、
nビットのデジタル信号D0〜Dn-1がD/Aコンバー
タ42に入力されると、D/Aコンバータ42からは0
<Ve≦V4となる直流基準電圧Veが出力される。
又、コンデンサ29が所定電圧まで充電されていない状
態では、分圧電圧Vfは直流基準電圧Veより大きな値
をとるように抵抗44,45の抵抗値及び電池46の電
圧値V3を設定することによって、コンパレータ41の
制御電圧Vo2はHレベルとなってNMOSTr39が
オン状態にあり、コンデンサ29への充電路が形成され
ている。
【0044】そして、クロック信号CLKのパルスが入
力されてデータFF31の出力端子Q及び反転出力端子
バーQがH,Lになると、PMOSTr23及びNMO
STr25はオンしNMOSTr24,26はオフす
る。これにより、電池22から電圧入力端子20、PM
OSTr23、ノードa、コンデンサ28、ノードb及
びNMOSTr25を経由して接地に電流が流れ、コン
デンサ28に対する充電が行われる。
【0045】次に、クロック信号CLKの新たなパルス
が入力されてデータFF31の出力端子Q及び反転出力
端子バーQがL,Hになると、PMOSTr23及びN
MOSTr25はオフしNMOSTr24,26はオン
する。これにより、コンデンサ29からNMOSTr2
6、ノードb、コンデンサ28、ノードa、NMOST
r24及びNMOSTr39を経由して接地に電流が流
れ、コンデンサ28の放電とコンデンサ29の充電が行
われる。
【0046】以後、クロック信号CLKの新たなパルス
が入力される毎にPMOSTr23及びNMOSTr2
5と、NMOSTr24,26のオン・オフが交互に繰
り返され、コンデンサ29が漸次充電され、電圧出力端
子27の出力電圧Voが低下する。コンデンサ29が所
定電圧まで充電されていないと、出力電圧Voは未だ高
く分圧電圧Vfが直流基準電圧Ve以上となり、コンパ
レータ41の制御電圧Vo2はHレベルに維持され、N
MOSTr39がオンして充電路は形成されたままとな
る。
【0047】そして、出力電圧Voが所定の電圧まで低
下して分圧電圧Vfが直流基準電圧Ve未満になると、
コンパレータ41の制御電圧Vo2はLレベルとなって
NMOSTr39がオフし、コンデンサ29への充電路
が遮断される。これにより、コンデンサ29への充電は
なくなって出力電圧Voはそのレベルに安定する。
【0048】従って、本実施例によれば、D/Aコンバ
ータ42に入力するデジタル信号D0〜Dn-1 を変更し
てコンパレータ41に入力する直流基準電圧Veを0<
Ve≦V4の範囲で任意に変更することにより、制御電
圧Vo2のレベルを切り換えるための分圧電圧Vf、即
ち、出力電圧Voを所望する任意の値に高精度に変更す
ることができる。
【0049】[第4実施例]図6は第2発明を具体化し
た第4実施例を示している。本実施例の出力電圧検出回
路47は、上記第3実施例の出力電圧検出回路40にお
けるD/Aコンバータ42に代えて、電池46に直列に
接続した可変抵抗器48を可変電圧源とし、この可変抵
抗器48の出力電圧をコンパレータ41の反転入力端子
に直流基準電圧として入力している。
【0050】本実施例でも上記第3実施例と同様の作
用、効果に加えて、可変電圧源を簡素化することができ
る。 [第5実施例]図7は第1発明を具体化した第5実施例
を示し、電圧入力端子20に接続された可変電圧源49
はD/Aコンバータ等からなり、電圧値を可変な直流電
圧Vaを出力する。コンデンサ28の両電極にはスイッ
チ50,51が接続され、スイッチ50は電圧入力端子
20に接続され、スイッチ51は接地に接続されてい
る。
【0051】又、コンデンサ28の両電極にはそれぞれ
前記各スイッチ50,51と並列にスイッチ52,53
が接続され、スイッチ52は接地に接続されている。
又、スイッチ53と接地との間にはコンデンサ54が接
続されている。
【0052】コンデンサ57の両電極にはスイッチ5
5,56が接続され、スイッチ55は電圧入力端子20
に接続され、スイッチ56は前記スイッチ53に接続さ
れている。
【0053】又、コンデンサ57の両電極にはそれぞれ
前記各スイッチ55,56と並列にスイッチ58,59
が接続され、スイッチ58は接地に接続されている。ス
イッチ59は電圧出力端子27に接続されている。又、
電圧出力端子27と接地との間には出力用のコンデンサ
29が接続されている。
【0054】本実施例では、まず、スイッチ50,51
のみをオンにすると、可変電圧源49によりコンデンサ
28に対する充電が行われ、コンデンサ28の充電電圧
はVaとなる。次にスイッチ50,51をオフ、スイッ
チ52,53をオンにすると、コンデンサ28の上側の
電極が接地に接続されるためノードAの電圧は「−V
a」となる。続いてスイッチ52,53をオフ、スイッ
チ55,56をオンにすると、コンデンサ57の上側及
び下側の電極の電位はそれぞれVa,「−Va」とな
り、コンデンサ57の充電電圧は2Vaとなる。
【0055】そして、スイッチ55,56をオフ、スイ
ッチ58,59をオンにすると、コンデンサ57の上側
の電極が接地に接続されるためノードBの電圧は「−2
Va」となる。
【0056】従って、電圧出力端子27から電圧値が
「−2Va」(Vaは任意の値)の出力電圧Voが得ら
れる。 [第6実施例]図8は第1発明を具体化した第6実施例
を示している。本実施例のDC−DCコンバータは、ス
イッチ58をノードAに接続した点において図7に示し
た第5実施例と異なっている。
【0057】本実施例では、スイッチ50,51をオン
すると、可変電圧源49によりコンデンサ28に対する
充電が行われ、コンデンサ28の充電電圧はVaとな
る。次にスイッチ50,51をオフ、スイッチ52,5
3をオンにすると、コンデンサ28の上側の電極が接地
に接続されるためノードAの電圧は「−Va」となる。
続いてスイッチ52,53をオフ、スイッチ55,56
をオンにすると、コンデンサ57の上側及び下側の電極
の電位はそれぞれVa,「−Va」となり、コンデンサ
57の充電電圧は2Vaとなる。
【0058】そして、スイッチ55,56をオフ、スイ
ッチ58,59をオンにすると、コンデンサ57の上側
の電極が電圧値「−Va」のノードAに接地に接続され
るためノードBの電圧は「−3Va」となる。
【0059】従って、電圧出力端子27から電圧値が
「−3Va」(Vaは任意の値)の出力電圧Voが得ら
れる。 [第7実施例]図9は第1発明を具体化した第7実施例
を示し、コンデンサ28の両電極にはスイッチ50,5
1が接続され、スイッチ50は電圧入力端子20を介し
て可変電圧源49に接続され、スイッチ51は接地に接
続されている。スイッチ58,59は前記各スイッチ5
0,51と並列に接続され、スイッチ58は電圧出力端
子27に接続され、スイッチ59は可変電圧源49に接
続されている。
【0060】本実施例ではスイッチ50,51のみをオ
ンにすると、可変電圧源49によりコンデンサ28に対
する充電が行われ、コンデンサ28の充電電圧はVaと
なる。次にスイッチ50,51をオフ、スイッチ58,
59をオンにすると、コンデンサ28の下側の電極が電
圧値Vaの可変電圧源49に接続されるためノードCの
電圧は2Vaとなる。
【0061】従って、本実施例によれば電圧出力端子2
7から電圧値が2Va(Vaは任意の値)の出力電圧V
oが得られる。尚、図5に示した第3実施例ではコンパ
レータ41の非反転入力端子に電池46の電圧値V3と
出力電圧Voとの差電圧を抵抗44,45の抵抗比で分
割した分圧電圧Vfを入力し、反転入力端子にD/Aコ
ンバータ42の直流基準電圧Veを入力したが、非反転
入力端子にD/Aコンバータ42の直流基準電圧Veを
入力し、非反転入力端子に分圧電圧Vfを入力するよう
にしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、第1発明によれ
ば、任意の値の出力電圧を得ることができる。
【0063】又、第2発明によれば、所望する任意の値
の出力電圧を高精度に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の原理説明図である。
【図2】第2発明の原理説明図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す回路図である。
【図4】第2実施例を示す回路図である。
【図5】第3実施例を示す回路図である。
【図6】第4実施例を示す回路図である。
【図7】第5実施例を示す回路図である。
【図8】第6実施例を示す回路図である。
【図9】第7実施例を示す回路図である。
【図10】従来のDC−DCコンバータを示す回路図で
ある。
【符号の説明】
2,3,4,5 充電手段 6,7 コンデンサ 9 直流電源 10,12 可変電圧源 11 充電路遮断手段 13 出力電圧検出手段 Vo 出力電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源(10)と、複数のコンデンサ
    (6,7)と、各コンデンサ(6,7)に対応してそれ
    ぞれ設けられ当該コンデンサの前段のコンデンサの放電
    及び当該コンデンサに対する充電を行う充電手段(2,
    3),(4,5)とを備え、各充電手段(2,3),
    (4,5)により直流電源又は前段のコンデンサの充電
    電圧による各段のコンデンサの充放電を初段のコンデン
    サから順次繰り返すことにより、最終段のコンデンサ
    (7)の一端に出力電圧(Vo)を得るように構成した
    DC−DCコンバータにおいて、 前記直流電源(10)を可変電圧源としたことを特徴と
    するDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 直流電源(9)と、複数のコンデンサ
    (6,7)と、各コンデンサ(6,7)に対応してそれ
    ぞれ設けられ当該コンデンサの前段のコンデンサの放電
    及び当該コンデンサに対する充電を行う充電手段(2,
    3),(4,5)とを備え、各充電手段(2,3),
    (4,5)により直流電源又は前段のコンデンサの充電
    電圧による各段のコンデンサの充放電を初段のコンデン
    サから順次繰り返すことにより、最終段のコンデンサ
    (7)の一端に出力電圧(Vo)を得るように構成した
    DC−DCコンバータにおいて、 最終段コンデンサ(7)の充電路を遮断する充電路遮断
    手段(11)と、 電圧値が可変な直流基準電圧を発生する可変電圧源(1
    2)と、 可変電圧源(12)からの直流基準電圧に基づいて最終
    段のコンデンサ(7)の出力電圧(Vo)を検出し、検
    出した出力電圧(Vo)が所定値以上又は所定値未満と
    なったとき最終段コンデンサ(7)の充電路が遮断され
    るように前記充電路遮断手段(11)を制御する出力電
    圧検出手段(13)とを備えることを特徴とするDC−
    DCコンバータ。
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