JP2696223B2 - 絶縁抵抗測定方法 - Google Patents

絶縁抵抗測定方法

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辰治 松野
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東洋通信機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は活線状態にて電路等の絶縁抵抗を測定する方
法に関する。
(従来技術) 従来の活線状態の電路の絶縁抵抗の測定,殊に単相三
線式電路の絶縁抵抗測定方法としては特開昭56−119860
に開示されたものである。
該方法は第3図に示す如く電路1若しくは接地線2に
変流器ZCT及びインダクタンス素子Lを設けると共に,
前記インダクタンス素子Lを貫通せしめた接続線3を負
荷Zを介しスイッチ回路4に接続し,一方,前記変流器
ZCTには該変流器に励磁される電流を測定するメーター
5を設ける。
このように構成した絶縁抵抗測定装置に於いて,前記
スイッチ回路4をONにし,インダクタンス素子Lに商用
周波の励磁電流を接続線3を介して流した場合と前記ス
イッチ回路4をOFFにし前記インダクタンス素子Lに商
用周波の励磁電流を流さない場合とに於ける変流器で検
出される漏洩電流値の差を検出して絶縁抵抗を測作する
ものである。
しかしながら,前述した方法では上記励磁電流を前記
インダクタンス素子Lに流した場合,電路に印加される
電圧の位相が電路電圧と正確に一致していないと正しい
結果を得ることができないという欠点があった。又,従
来の他の絶縁監視装置としては実開57−113628に開示さ
れたものがある。該方法は前述した特開56−119860と同
様に電路若しくは接地線に変流器とインダクタンス素子
を挿入し,該インダクタンス素子に単相3線式電路の夫
々の非接地電路の商用電源電圧を用いて励磁電流を流
し,中性点の電圧を移動するものであるが,この場合に
も中性点を移動するための印加電圧は非接地電路電圧の
位相と正しく一致していないと正しい測定結果が得られ
ないという欠点があった。
(発明の目的) 本発明は上述した欠点に鑑みなされたものであって,
電路或いは接地線に印加する電圧の位相が必ずしも電路
に流れる商用周波電圧に一致していなくても正確に絶縁
抵抗の測定を可能にし,装置化を容易にすることを目的
とする。
(発明の概要) この目的を達成する為に本発明の絶縁抵抗測定方法
は,受電トランスの接地線若しくは電路に変流器及び注
入トランスを結合せしめ,該注入トランスを介して電路
に非接地電路電圧Vsinωtを90゜移相して得た電圧e co
sωtに対し位相角だけ進んだ電圧e cos(ωt−)
と位相角だけ遅れた電圧e cos(ωt+)を交互に
印加し,前記変流器出力に得られる漏洩電流を電路の商
用周波電圧を用いて同期検波することにより前記交互に
電圧を印加することにより生じる同期検波出力値の差を
検出し,該差により電路の絶縁抵抗を測定するよう手段
を講ずる。
(実施例) 以下,本発明を図面に示した実施例に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本発明の実施に当って用いる装置の一実施例
を示すブロック図である。
同図に於いてT1は受電トランス,6,7,8は電路であっ
て,該電路7には接地線9が設けられ,該接地線は変流
器ZCT及び注入トランスを貫通している。
前記変流器ZCT出力は増幅器,商用周波成分を選択す
るフィルタFを介し同期検波器Mの一入力端に印加さ
れ,該同期検波器Mの他の入力端には電路1及び2に接
続したトランスT2の出力を分圧し該分圧出力を移相器PS
を介した出力が印加される。又,前記注入トランスCTは
前記トランスT2の分圧出力を移相器PS1或はPS2を介し印
加される。
前記同期検波器M出力はスイッチSW2を介してコンデ
ンサCを用いた保持回路に印加されその出力は引算器SU
Bの一方の入力端に印加し,又前記引算器SUBの他の入力
端には前記同期検波器Mの出力が印加する。
このように構成した絶縁抵抗測定装置に於いて,電路
6,7,8夫々の絶縁抵抗をR1,R2,R3,対地静電容量をC1,C2,
C3とし,前記電路6,7間の電圧をVsinωt(ここで は商用周波数)とすれば,注入トランスCTにより接地線
に注入電圧が印加されていない時の接地線9に帰還する
漏洩電流IOとなる。
ところで注入トランスCTを介して接地線に注入電圧を
印加するに際し、スイッチSW1が移相器PS1側に接続され
ているとき、非接地電路電圧Vsinωtの位相を90゜移相
した電圧e cosωtに対し位相がφだけ遅れた電圧e cos
(ωt+φ)が注入トランスCTを介して接地線に印加さ
れる様に前記移相器PS1を設定すればこの時接地線9に
帰還する漏洩電流i1となる。式の漏洩電流i1は変流器ZCTにより検出され
増幅器A,フィルタFを介し同期検波器Mに入力する。一
方,前記同期検波器Mの他の入力端にはトランスT2の分
圧出力を移相器PSを介して入力する。ここで該移相器PS
は変流器ZCT→増幅器A→フィルタFの系の位相推移を
正確に補償するものである。
即ち、移相器PSは、入力された信号に変流器からフィ
ルタまでの位相推移と同等の位相推移量を与えるもので
あるから、同期検波することにより前記位相推移は相殺
されて無視することができる。従って、該移相器PSの出
力はe0sinωtと表しても位相検波の結果は同一となる
から、この時の同期検波器Mの出力A1はi1×e0sinωt
の直流分で求まり, となり,スイッチSW2をONして出力A1の値をコンデンサ
Cに保持する。
次にスイッチSW2をオフにし、スイッチSW1を移相器PS
2側に接続するとき、非接地電路電圧Vsinωtの位相を9
0゜移相した電圧e cosωtに対し位相がφだけ進んだ電
圧e cos(ωt−φ)が注入トランスCTを介して接地線
に印加される様に移相器PS2を設定しておけば、この時
接地線4に帰還する漏洩電流i2となる。このときの同期検波器Mの出力A2はi2×e0sin
ωtの直流分で求まり となり,該A2とすでにコンデンサCに保持されているA1
との差を引算器SUBでとれば引算器SUBの出力OUTは となり,位相角が一定であれば電路の並列合成抵抗を
測定しうることになる。
前記スイッチSW1,SW2を運動且つ所定の間隙で動作さ
せれば前記出力OUTを用いて絶縁抵抗の常時監視が可能
となることは明らかである。(出力OUT以後の処理につ
いては説明を省略する) 第2図は三相三線式電路に本発明を適用した場合の一
実施例を示すブロック図であり前述した第1図と同様の
構成である為,その説明を省略する。
このように構成した絶縁抵抗測定装置に於いて電路1
0,11間の電圧をVo sinωt,電路11,12間の電圧をVo sin
(ωt−θ) とし,各電路の絶縁抵抗をR1′,R2′,R3′,対地静電容
量をC1′,C2′,C3′とすると,スイッチSW1が移相器PS1
側に接続し,トランスT2の出力が前記移相器PS1及び注
入トランスCTを介し接地線13にe cos(ωt+)なる
信号として印加されているとき,前記接地線13に帰還す
る漏洩電流i1′は となり,これを整理すると であり,この時の同期検波器Mの出力A1′はi1′×e0si
nωtの直流分で与えられるから となり該同期検波器出力Aiを保持回路のスイッチSW2をO
NにしコンデンサCで保持する。
次にスイッチSW2をOFFにすると共にスイッチSW1を移
相器PS2に接続することにより接地線13を介し電路にe c
os(ωt−)なる電圧を印加し,この時の接地線に帰
還する電流i2′は 上記式を整理すると となる。この時の同期検波器Mの出力A2′×e0sinωt
の直流分で与えられるから 従って,すでに保持回路のコンデンサCに保持されて
いるA1′とA2′との差を引算器SUBで求めればその出力O
UT′は となり,電路の並列絶縁抵抗を測定しうることになる。
尚,本発明の実施例では変流器ZCT,注入トランスに接
地線を貫通せしめたがこれに限るものでなく前記変流器
ZCT及び注入トランスのいずれか一方若しくは双方とも
電路を一括貫通せしめて用いても同様の効果を得ること
ができることは自明である。
(発明の効果) 本発明は上述した如く構成し且つ機能するものである
から電路電圧と印加する測定信号電圧との位相を完全に
一致させることなく正確に電路の絶縁抵抗を測定するこ
とができるのみならず装置が容易であり活線状態で電路
の絶縁抵抗監視等を連続的に実施するうえで著効を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に当って用いる装置の一実施例を
示すブロック図,第2図は本発明の変形実施例を示すブ
ロック図,第3図は従来の絶縁抵抗測定方法を示す図で
ある。 T1,T3……受電トランス,T2……分圧トランス,ZCT……変
流器,CT……注入トランス,A……増幅器,F……フィルタ,
M……同期検波器,PS,PS1,PS2……移相器,SUB……引算
器,1,6,7,8,10,11,12……電路,2,9,13……接地線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通電中の電路の絶縁抵抗測定に於いて、受
    電トランスの接地線若しくは前記電路に変流器及び注入
    トランスを結合せしめ、該注入トランスを介して電路に
    非接地電路電圧の位相を90゜移相した電圧に対し位相角
    φだけ進んだ電圧と位相角φだけ遅れた電圧を交互に印
    加し、前記変流器出力に得られる漏洩電流を該漏洩電流
    の位相推移を補償するよう位相を変化せしめた商用周波
    電圧を用いて同期検波することにより前記交互に電圧を
    印加した結果生じる同期検波出力値の差を検出し、該差
    により電路の絶縁抵抗を測定することを特徴とした絶縁
    抵抗測定方法。
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