JP2695336B2 - 土工機における油圧アクチュエータ制御装置 - Google Patents

土工機における油圧アクチュエータ制御装置

Info

Publication number
JP2695336B2
JP2695336B2 JP4007125A JP712592A JP2695336B2 JP 2695336 B2 JP2695336 B2 JP 2695336B2 JP 4007125 A JP4007125 A JP 4007125A JP 712592 A JP712592 A JP 712592A JP 2695336 B2 JP2695336 B2 JP 2695336B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
hydraulic actuator
control valve
lever
electromagnetic proportional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4007125A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05195548A (ja
Inventor
敬典 三浦
敏雄 向田
聡 飯田
勇太郎 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP4007125A priority Critical patent/JP2695336B2/ja
Publication of JPH05195548A publication Critical patent/JPH05195548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2695336B2 publication Critical patent/JP2695336B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバックホー等の
土工機における油圧アクチュエータ制御装置に関し、詳
しくは、作業装置を油圧アクチュエータにより駆動する
よう構成するとともに、前記油圧アクチュエータの電磁
式比例流量制御弁の開度を、操作レバーの操作量に応じ
た電流を供給して比例制御する流量制御手段を備えてあ
る土工機における油圧アクチュエータ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記土工機における油圧アクチュエータ
制御装置において、従来では、前記操作レバーの全操作
領域に亘りその操作量に応じた電流を前記電磁式比例流
量制御弁に供給するよう構成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記制御装置は、油圧
アクチュエータの制御のための油圧制御弁のスプールを
人為的に操作するのは、操作が重く、行い難い欠点があ
るために、このレバー操作を軽快に行えるようにするた
めに、操作レバーの操作量を電気信号に変換して、供給
電流に対応した開度に比例制御される電磁式比例流量制
御弁を用いて油圧アクチュエータを操作するよう構成し
たものである。ところが、上記従来構造においては、操
作レバーの操作領域の全域に亘り、操作量に応じた電流
を供給して前記電磁式比例流量制御弁を駆動制御するよ
う構成したものであるから、レバー操作の途中において
は、操作位置に対応する電流量、即ちそれに対応する弁
開度に設定され、所望の作業速度を得ることができるけ
れども、例えば作業装置を高速で作動している状態から
急停止するような場合、操作レバーを高速作動域から素
早く中立位置側に操作しても、作業装置が慣性力に起因
して過剰作動したり、電流変化に対して電磁式比例流量
制御弁のスプールの移動が追いつかず応答遅れを生じた
りして、操作レバーの操作通り作業装置が作動せず、所
望の停止位置を越えたり、その手前で停止してしまうこ
とがあり、操縦者の意思に沿わない作動になる欠点があ
った。特に、大重量の作業装置を駆動するときに上記不
具合が顕著となっていた。本発明は上記不具合点を解消
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した土工機における油圧アクチュエータ制御装
置において、前記操作レバーの駆動操作位置からの中立
位置への切り換え操作時において、前記操作レバーによ
る作動領域のうち、高速作動側の所定の領域内における
前記操作レバーの操作速度を検出する操作速度検出手段
を設け、この操作速度検出手段の検出結果が所定値以上
であることを検出したときのみ、電磁式比例流量制御弁
に対して目標電流を時間経過とともに低減させる特性に
従って電流の供給を開始すると共に、この供給の途中に
目標電流より小さい電流を所定の短時間だけ前記電磁式
比例流量制御弁に供給する電流制御手段を備えてある点
にある。
【0005】
【作用】作業装置を比較的高速作動させている状態から
所定位置で急停止させたいような場合、操作レバーを素
早く駆動操作位置からの中立位置に向けて切り換え操作
すると、油圧アクチュエータへの油圧を制御する電磁式
比例流量制御弁に対して、目標電流に従って電流の供給
が開始されると共に、この供給の途中に目標電流よりも
小さな電流が所定時間供給されるので、電磁式比例流量
制御弁のスプールが絞られる方向に作動する途中に短時
間だけ更に絞られる方向に作動する結果、大重量の慣性
力により過剰作動しようとする作業装置に対してブレー
キとして作用するものとなり、前記小電流の電流値と供
給時間とを適切に設定することで操作レバーの操作感覚
にほぼ合致した停止作動を得ることができる。
【0006】
【発明の効果】従って、油圧制御弁を電気的に制御する
よう構成することで、レバー操作を軽快に楽に行えるも
のでありながら、高速作動させている作業装置を急停止
させるような場合であっても、制御の応答遅れや慣性力
に起因する過剰作動等を抑制して、操縦操作性に優れた
ものを提供できるに到った。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図4
に土工機の一例としてのバックホーを示している。この
バックホーは、クローラ走行装置1を備えた走行機台2
に旋回用油圧モータMの駆動により縦軸芯周りで全旋回
自在に旋回台3を搭載するとともに、旋回台3にバック
ホー装置4〔作業装置の一例〕を連結し、走行機台2に
ドーザ装置5を備えて構成してある。前記バックホー装
置4は、旋回台3に横軸芯周りで上下揺動自在に枢支さ
れるブーム6にアーム7、バケット8を枢支連結すると
ともに、夫々をブームシリンダC1、アームシリンダC
2、バケットシリンダC3により駆動揺動して掘削作業
を行えるよう構成してある。又、ブーム6は、基端部6
a、中間部6b及び先端部6cに3分割され、夫々を縦
軸芯周りで枢支連結するとともに、基端部6aと先端部
6cとを中間部6bと平行なリンク9を介して枢支連結
し、オフセットシリンダC4により中間部6bを揺動駆
動することでバケット8が平行姿勢を維持しながら左右
方向に移動できるよう構成し、バケット8をブーム基端
部6aに対して横方向にオフセットして旋回台3上に格
納することで最大旋回径を小さくした状態で旋回作動で
きるよう構成してある。
【0008】油圧アクチュエータとしての前記ブームシ
リンダC1、アームシリンダC2、バケットシリンダC
3及び旋回油圧モータMの夫々は、旋回台3上に設けら
れた操縦部10に配設した十字揺動操作自在な左右一対
の操作レバー11により制御操作されるよう構成してあ
る。詳述すると、図1に示すように、前記各シリンダC
1,C2,C3及び旋回モータMは、夫々電磁式比例流
量制御弁Vにより油圧流量を制御するよう構成し、各操
作レバー11の夫々の操作方向における操作量を4個の
ポテンショメータPMにより検出して、この検出操作量
に基づいて制御装置12が各電磁式比例流量制御弁Vに
対する電流供給量を制御するよう構成してある。又、前
記オフセットシリンダC4は操作スイッチSWの操作に
より予め設定される流量を供給するよう構成されてい
る。前記制御装置12は、操作レバー11の操作量に応
じた電流を供給して電磁式比例流量制御弁Vの開度を比
例制御する流量制御手段Aと、操作レバー11の駆動操
作位置からの中立位置への切り換え操作時において、操
作レバー11による作動領域のうち、高速作動側の所定
の領域内における操作レバー11の操作速度が所定値以
上であることを検出したときのみ、電磁式比例流量制御
弁Vに対して目標電流を時間経過とともに低減させる特
性に従って電流の供給を開始すると共に、この供給の途
中に目標電流より小さい電流を所定の短時間だけ前記電
磁式比例流量制御弁Vに供給する電流制御手段Bとを制
御プログラム形式で備えてある。つまり、制御装置12
は以下にように制御を実行する。
【0009】以下、油圧アクチュエータの一例としての
ブームシリンダC1の駆動制御について説明する。図2
に示すように、操作レバー11によりレバー操作量を検
出するブーム駆動用ポテンショメータPM〔操作速度検
出手段の一例〕の出力X1を読み込み、この出力の変化
よりレバー操作速度X2を演算する〔ステップ1,
2〕。そして、レバー操作位置X1が所定値aよりも高
速側の位置であって減速操作が所定速度b以上の速度で
操作された場合には〔ステップ3,4,5〕、演算され
た操作速度X2より予め定められるマップデータに基づ
いて微小電流Iの大きさと供給時間を決定する〔ステッ
プ6〕。そして、電磁式比例流量制御弁Vに対して目標
電流が時間経過とともに低減させる特性に従って電流の
供給を開始すると共に、ステップ6によって電流条件が
決定されるとほぼ同時に電磁式比例流量制御弁Vに上記
したように決定された微小電流Iを所定時間供給する
〔ステップ7,8,9〕。又、上記ステップ3,4,5
における条件に合致せず、ゆっくりレバー操作した場合
等においては、操作レバー11の操作量に対応してほぼ
比例状態で開度を決定するために予め定められる制御特
性の制御目標電流Irを電磁式比例流量制御弁Vに供給
する〔ステップ10〕。そして、上記したような制御を
リセットされるまで所定時間毎に繰り返す〔ステップ1
1〕。前記微小電流Iは図3に示すように、前記制御目
標電流Ir〔図において点線で示す〕の大きさよりも極
めて小さい値に設定される。前記ステップ10により流
量制御手段Aを構成し、前記ステップ6〜9により電流
制御手段Bを構成する。上記したような制御は、ブーム
の制御に限らずその他の油圧アクチュエータの制御に用
いてもよい。
【0010】〔別実施例〕 前記微小電流Iの大きさと供給時間は、上記したように
操作レバー11の操作位置に応じて変更させるものに代
えて、予め定まる一定値で、かつ、一定時間だけ電磁式
比例流量制御弁Vに供給するよう構成してもよい。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】制御フローチャート
【図3】制御特性図
【図4】バックホーの側面図
【符号の説明】
4 作業装置 11 操作レバー A 流量制御手段 B 電流制御手段 PM 操作速度検出手段 V 電磁式比例流量制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 勇太郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平3−176517(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業装置(4)を油圧アクチュエータに
    より駆動するよう構成するとともに、前記油圧アクチュ
    エータの電磁式比例流量制御弁(V)の開度を、操作レ
    バー(11)の操作量に応じた電流を供給して比例制御
    する流量制御手段(A)を備えてある土工機における油
    圧アクチュエータ制御装置であって、前記操作レバー
    (11)の駆動操作位置からの中立位置への切り換え操
    作時において、前記操作レバー(11)による作動領域
    のうち、高速作動側の所定の領域内における前記操作レ
    バー(11)の操作速度を検出する操作速度検出手段
    (PM)を設け、この操作速度検出手段(PM)の検出
    結果が所定値以上であることを検出したときのみ、電磁
    式比例流量制御弁(V)に対して目標電流を時間経過と
    ともに低減させる特性に従って電流の供給を開始すると
    共に、この供給の途中に目標電流より小さい電流を所定
    の短時間だけ前記電磁式比例流量制御弁(V)に供給す
    る電流制御手段(B)を備えてある土工機における油圧
    アクチュエータ制御装置。
JP4007125A 1992-01-20 1992-01-20 土工機における油圧アクチュエータ制御装置 Expired - Lifetime JP2695336B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4007125A JP2695336B2 (ja) 1992-01-20 1992-01-20 土工機における油圧アクチュエータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4007125A JP2695336B2 (ja) 1992-01-20 1992-01-20 土工機における油圧アクチュエータ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05195548A JPH05195548A (ja) 1993-08-03
JP2695336B2 true JP2695336B2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=11657361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4007125A Expired - Lifetime JP2695336B2 (ja) 1992-01-20 1992-01-20 土工機における油圧アクチュエータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2695336B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03176517A (ja) * 1989-12-05 1991-07-31 Kayaba Ind Co Ltd 建設機械の油圧作業機駆動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05195548A (ja) 1993-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6695620B2 (ja) 建設機械
JP2003184133A (ja) 油圧作業機の振動抑制装置
JPH05195554A (ja) 土工機における油圧アクチュエータ制御装置
JP2695336B2 (ja) 土工機における油圧アクチュエータ制御装置
JP2695335B2 (ja) 土工機における油圧アクチュエータ制御装置
JP2757089B2 (ja) 作業機干渉防止装置
JP2651077B2 (ja) 土工機における油圧アクチュエータ制御装置
JP2651075B2 (ja) 土工機における油圧アクチュエータ制御装置
JPH08302753A (ja) 油圧建設機械
JP2651076B2 (ja) 土工機における油圧アクチュエータ制御装置
JPH11101202A (ja) 油圧ショベルの制御装置及び制御方法
JP2682925B2 (ja) 土工機における油圧アクチュエータ制御装置
JPH093977A (ja) 掘削機の流量制御装置
JPH05195549A (ja) 土工機における油圧アクチュエータ制御装置
JPH05195552A (ja) 土工機における油圧アクチュエータ制御装置
JPH11293706A (ja) 油圧パイロット操作装置
JPH09151478A (ja) 建設機械の干渉防止装置
JPH0617440A (ja) バックホー装置の油圧操作構造
JP4017278B2 (ja) 2ピースブーム形作業機の操作装置
JP2927593B2 (ja) 土工機における油圧アクチュエータ制御装置
JP3203042B2 (ja) バックホーの油圧シリンダ制御装置
JP2624399B2 (ja) バックホー装置の駆動制御装置
JP2813648B2 (ja) バックホウ
JP2682926B2 (ja) バックホーの油圧制御装置
JP3519215B2 (ja) 2ピースブーム型作業機の操作駆動装置