JP2694027B2 - 内視鏡画像データ圧縮装置 - Google Patents

内視鏡画像データ圧縮装置

Info

Publication number
JP2694027B2
JP2694027B2 JP1258051A JP25805189A JP2694027B2 JP 2694027 B2 JP2694027 B2 JP 2694027B2 JP 1258051 A JP1258051 A JP 1258051A JP 25805189 A JP25805189 A JP 25805189A JP 2694027 B2 JP2694027 B2 JP 2694027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
circuit
signal
compression
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1258051A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03118025A (ja
Inventor
正秀 菅野
慶一 檜山
建夫 鶴岡
優 此村
一成 中村
眞一郎 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP1258051A priority Critical patent/JP2694027B2/ja
Priority to US07/558,551 priority patent/US5331551A/en
Publication of JPH03118025A publication Critical patent/JPH03118025A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2694027B2 publication Critical patent/JP2694027B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内視鏡画像データを圧縮する内視鏡画像デ
ータ圧縮装置に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、
体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処置具チャンネ
ル内に挿通した処置具を用いて各種治療処置のできる内
視鏡が広く利用されている。
また、挿入部の先端部にCCD等の固体撮像素子を設け
た電子内視鏡も実用化されている。
ところで、前記電子内視鏡や、ファイバスコープの接
眼部に接続したテレビカメラで撮像した内視鏡画像は、
テレビモニタで観察する他に、画像記録装置に記録し
て、後に診断や解析に使用する場合がある。このように
内視鏡画像を記録する場合、画像データはデータ量が多
いため、大容量の記憶装置が必要になるという問題点が
ある。また、画像を伝送する場合にも、伝送速度が遅い
という問題点がある。
そこで、画像データを圧縮することが提案されてい
る。この場合、種々の圧縮技術が適用可能であるが、例
えば、本出願人は、先に提出した特願昭62−279599号に
おいて、内視鏡画像を構成する複数の色信号の特性に応
じたγ補正と量子化を行う装置を提案している。この装
置の構成を第17図に示す。
この装置では、電子内視鏡144が接続される観察装置1
46内に、光源部152と画像データ圧縮部161とが設けられ
ている。光源部152内のランプ153から出射された光は、
モータ154で回転駆動される回転フィルタ155を透過して
R,G,Bの各波長領域の光に時系列的に分離され、電子内
視鏡144のライトガイド151を経て、電子内視鏡144の挿
入部143先端部から出射される。この光で照明された被
写体の像は、挿入部143先端部に設けられた対物レンズ1
57によってCCD158の撮像面上に結像され、電気信号に変
換される。このCCD158は、観察装置146内のドライバ159
によって駆動され、出力信号は、前記画像データ圧縮部
161内のアンプ162で増幅された後、切換スイッチ163を
経てγ補正回路164,165,166に選択的に入力される。こ
のγ補正回路164,165,166は、それぞれ、R,G,B各色信号
に対応しており、各色信号の輝度分布を考慮したγ特性
になっている。例えば、R信号に対しては高輝度レベル
部分で傾きを大きくして高輝度レベル部分のデータ量を
多くし、B信号に対しては低輝度レベル部分で傾きを大
きくして低輝度レベル部分のデータ量を多くし、G信号
に対しては通常の特性としている。γ補正回路164,165,
166の出力は、それぞれ、A/Dコンバータ167,168,169に
入力され、それぞれ別個の量子化レベル、例えばR,Bは
4ビット、Gは8ビットでデジタル化される。前記A/D
コンバータ167,168,169の出力は、それぞれ、メモリ171
R,171G,171Bに記憶される。このメモリ171R,171G,171B
から読み出された信号は、D/Aコンバータ172,173,174で
アナログ信号に変換された後、RとB信号のみ、逆γ補
正回路175,176で逆γ補正され、データ出力端177,178,1
79から出力される。また、メモリ171R,171G,171Bから読
み出された信号は、画像記録装置150にも記録される。
制御信号発生部181は、モータ154,ドライバ159,切換ス
イッチ163,メモリ171R,171G,171B,画像記録装置150等の
タイミングを制御すると共に、SYNC出力端182から同期
信号を出力する。
このように、第17図に示す装置は、R,G,B各色信号に
対してそれぞれ異なるγ特性でγ補正を行って画像記録
装置150に記録し、再生時は逆γ補正を行って、γ補正
を行う以前の原信号へ戻してからモニタ等に表示するよ
う構成されている。
しかしながら、この場合、逆γ補正回路の特性は、γ
補正回路の特性をγとすると1/γの特性に一致させ
る必要があり、正確に合わせることは非常に難しい。特
に、アナログ的にγ補正,逆γ補正を行う場合は、温度
的にその特性が変化する虞が十分にある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、内
視鏡画像の特徴を利用して、簡単な構成で、内視鏡画像
データの高い圧縮を可能にした内視鏡画像データ圧縮装
置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明による内視鏡画像データ圧縮装置は、内視鏡に
よって得た内視鏡画像の画像データを圧縮する内視鏡画
像データ圧縮装置において、 同一の撮像素子で撮像した内視鏡画像を構成する複数
の色情報のうち最も長波長側の成分を含む1つの色情報
を他の色情報に比べて高い圧縮率で圧縮するために、前
記1つの色情報の解像力を前記他の色情報の解像力に比
べて低くするように隣接する画素信号間の演算をして、
データを圧縮するデータ圧縮手段を備えたことを特徴と
する。
[作用] 本発明では、内視鏡画像を構成する複数の色情報のう
ち最も長波長側の成分を含む1つの色情報の解像力を他
の色情報の解像力に比べて低くすることによって、前記
1つの色情報が、他の色情報に比べて高い圧縮率でデー
タ圧縮される。通常の内視鏡画像では、最も長波長側の
成分を含む色情報は、他の色情報に比べて高周波成分が
少ない。従って、この色情報の解像力を低くして圧縮率
を高くしても診断には影響を及ぼさない。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は画像記録装置の構成を示すブロック図、第2図は
内視鏡画像ファイリングシステムの全体を示す説明図、
第3図は観察装置の構成を示すブロック図、第4図は画
像記録装置の記録動作を示すフローチャート、第5図は
画像記録装置の再生動作を示すフローチャート、第6図
は圧縮回路の圧縮動作を説明するための説明図である。
第2図に示すように、内視鏡画像ファイリングシステ
ムは、電子内視鏡1と、この電子内視鏡1が接続される
観察装置3及び吸引器6と、前記観察装置3に接続され
るモニタ4及び画像記録装置5とを備えている。
前記電子内視鏡1は、生体2に挿入される細長で例え
ば可撓性を有する挿入部1aと、この挿入部1aの後端に連
設された太径の操作部1bと、この操作部1bから延設され
たユニバーサルコード1cを有し、前記ユニバーサルコー
ド1cの端部に、観察装置3に接続されるコネクタ1dが設
けられている。
前記電子内視鏡1の挿入部1aの先端部には、照明窓と
観察窓とが設けられている。前記照明窓の内側には、図
示しない配光レンズが装着され、この配光レンズの後端
にライトガイド18が連設されている。このライトガイド
18は、挿入部1a,操作部1b,ユニバーサルコード1c内を挿
通され、コネクタ1dに接続されている。また、前記観察
窓の内側には、図示しない対物レンズ系が設けられ、こ
の対物レンズ系の結像位置に、固体撮像素子、例えばCC
D8が配設されている。このCCD8の出力信号は、挿入部1
a,操作部1b,ユニバーサルコード1c内を挿通されコネク
タ1dに接続された信号線を介して、観察装置3に入力さ
れるようになっている。
前記観察装置3は、第3図に示すように構成されてい
る。
観察装置3は、白色光を出射するランプ19を備え、こ
のランプ19と、このランプ19とライトガイド18の入射端
との間に設けられモータ20によって回転駆動される回転
フィルタ21とを備えている。前記回転フィルタ21は、周
方向に沿って配列された赤(R),緑(G),青(B)
の各波長領域の光を透過するフィルタ22R,22G,22Bを有
し、モータ20によって回転されることによって、照明光
路中にフィルタ22R,22G,22Bが順次挿入されるようにな
っている。そして、この回転フィルタ21によってR,G,B
の各波長領域に時系列的に分離された光が、ライトガイ
ド18,配光レンズを経て、電子内視鏡1の挿入部1aの先
端部から出射されるようになっている。
また、観察装置3は、アンプ9を有し、前記CCD8の出
力信号は、このアンプ9で所定の範囲の電圧レベルに増
幅され、γ補正回路11でγ補正されるようになってい
る。γ補正された信号は、A/Dコンバータ12でデジタル
信号に変換された後、切換スイッチ13によって、R,G,B
にそれぞれ対応するメモリ14R,14G,14Bに選択的に入力
され、メモリ14R,14G,14Bに、それぞれ、R画像,G画像,
B画像が記憶されるようになっている。前記メモリ14R,1
4G,14Bは、テレビ信号のタイミングで同時に読み出さ
れ、D/Aコンバータ15,15,15で、それぞれアナログ信号
に変換されるようになっている。このアナログのR,G,B
の各画像信号は、同期信号発生回路16からの同期信号SY
NCと共に、RGB信号出力端子17から出力され、モニタ4,
画像記録装置5等に入力されるようになっている。前記
モータ20,A/Dコンバータ12,切換スイッチ13,メモリ14R,
14G,14B,D/Aコンバータ15,同期信号発生回路16は、制御
信号発生部23により制御されている。
次に、第1図を用いて、画像データ圧縮装置を含む画
像記録装置5について説明する。
観察装置3から出力されたR,G,B各画像信号は、入力
部31から入力され、それぞれ、A/Dコンバータ32,32,32
でデジタル信号に変換されてR用フレームメモリ33R,G
用フレームメモリ33G,B用フレームメモリ33Bに一時的に
記憶されるようになっている。各フレームメモリ33R,33
G,33Bから読み出されたR,G,B各画像信号は、それぞれ、
R用圧縮回路34R,G用圧縮回路34G,B用圧縮回路34Bによ
って、それぞれ別個の圧縮率で圧縮された後、光ディス
ク,磁気ディスク等の記録システム部35に記録されるよ
うになっている。
また、画像データの再生時は、前記記録システム部35
から、R,G,B各画像信号が読み出され、それぞれ、R用
伸張回路36R,G用伸張回路36G,B用伸張回路36Bによっ
て、それぞれ別個に伸張され、データが復元されるよう
になっている。復元されたR,G,B各画像データは、R用
フレームメモリ37R,G用フレームメモリ37G,B用フレーム
メモリ37Bに一時的に記憶されるようになっている。そ
して、このフレームメモリ37R,37G,37Bから、R,G,B各画
像信号が、テレビ信号に同期して読み出され、それぞ
れ、D/Aコンバータ38,38,38でアナログ信号に変換され
た後、出力部39から出力されるようになっている。
次に、第4図ないし第6図を用いて、圧縮回路34R,34
G,34Bと、伸張回路36R,36G,36Bの動作について説明す
る。
第4図に示すように、圧縮回路34(34R,34G,34Bを代
表する。)は、ステップS1で、所定数の画素を1ブロッ
クとして入力画像全体を分割し、各ブロック内の画素の
濃度値の平均値を算出する。次に、ステップS2で、色識
別情報と共に前記平均値を、記録システム部35に記録す
る。本実施例では、1ブロックの画素数を、R画像に関
しては9画素、G画素に関しては2画素、B画素に関し
ては4画素としている。従って、R画像に関しては約1/
9に圧縮して、G画像に関しては約1/2に圧縮して、B画
像に関しては約1/4に圧縮して画像データを記録したこ
とになる。
一方、第5図に示すように、伸張回路36(36R,36G,36
Bを代表する。)は、ステップS3で、記録システム部35
から色識別情報と各ブロックの平均値を再生し、ステッ
プS4で、色識別情報に基づき、ブロック内の各画素の濃
度値を、前記平均値として、ブロックを構成する画素を
復元する。
第6図に、具体的な濃度値を入れた圧縮,伸張動作の
一例を示す。(a)図はG画像に関し、(b)図はB画
像に関し、(c)図はR画像に関する。(a)図に示す
ように、G画像では、P1,P2の2画素を1ブロックとし
て入力画像全体を分割し、ブロック内の画素の濃度値
(3,5)の平均値(4)を算出し、この平均値(4)を
記録システム部35に記録する。再生時は、記録システム
部35から再生された1つの平均値(4)から、2画素の
濃度値(4,4)を作成する。同様に、(b)図に示すよ
うに、B画像では、P11,P12,P21,P22の4画素を1ブロ
ックとし、ブロック内の画素の濃度値(2,6,5,7)の平
均値(5)を記録システム部35に記録し、再生時は、平
均値(5)から、4画素の濃度値(5,5,5,5)を作成す
る。また、(c)図に示すように、R画像では、P11〜P
13,P21〜P23,P31〜P33の9画素を1ブロックとし、ブロ
ック内の画素の濃度値(2,5,6,6,4,7,4,3,8)の平均値
(5)を記録システム部35に記録し、再生時は、平均値
(5)から、9画素の濃度値を作成する。
このような圧縮,伸張の場合、1ブロックの画素数が
多いほど、圧縮率が高く、再生時の解像度は劣化する。
R,G,B各画像の1ブロックの画素数、圧縮率及び再生時
の解像度の関係は、以下の表のようになる。
このように、本実施例では、内視鏡画像を構成するR,
G,B画像のうち、最も長波長側の成分を含むR画像を、
他のG,B画像に比べて高い圧縮率でデータ圧縮してい
る。一般に、内視鏡画像におけるR画像は、高周波成分
の少ない、いわゆるのっぺりとした形態を有する。従っ
て、診断上重量な病変部位の色及び形状の表示には、R
画像はあまり寄与せず、むしろG及びB画像が重要な情
報を有している。従って、R画像は圧縮率を上げ、再生
時の解像度をある程度落しても、診断には影響を及ぼさ
ない。
また、G画像は診断上最も重要な情報を有しているの
で、本実施例では、G画像に関しては、再生時の解像度
を重視し圧縮率を低く抑えている。
このように本実施例によれば、内視鏡画像の特徴を利
用して、簡単な構成で、しかも再生時の画質の劣化が診
断に影響を及ぼさないようにして、高い圧縮率で、内視
鏡画像データの圧縮が可能となる。
第7図ないし第10図は本発明の第2実施例に係り、第
7図は圧縮回路の構成を示すブロック図、第8図は予測
誤差算出回路の構成を示すブロック図、第9図は予測誤
差の算出方法を説明するための説明図、第10図は平滑化
フィルタの説明図である。
本実施例は、第1実施例に対して、R,G,B各画像信号
に対して設けられる圧縮回路34及び伸張回路36が異なっ
ている。
本実施例における圧縮回路34は、第7図に示すよう
に、平滑化回路41と、予測誤差算出回路42とを有し、フ
レームメモリ33R,33G,33Bからの画像信号は、平滑化回
路41で平滑化されて予測誤差算出回路42で予測符号化さ
れて、記録システム部35に記憶される。
前記平滑化回路41は、第10図に示すような3×3(画
素)の2次元フィルタによって平滑化するようになって
いる。このフィルタは、各画素の平滑化後の濃度値とし
て、その画素の濃度値を(1−k)倍したものと、その
画素の近傍の8画素の各濃度値をそれぞれ(k/8)倍し
たものとを加算した値とする。尚、k(0<k<1)は
平滑化係数であり、この値が大きいと平滑化効果が大き
く、値が小さいと平滑化効果が小さい。この平滑化係数
kの値は、圧縮率切換え回路によって切換えられるよう
になっている。この平滑化係数kの値を任意に定めるこ
とにより、平滑化後の空間周波数帯域を決定することが
できる。すなわち、kが大きく平滑化効果が大きいほ
ど、画像の高周波成分が劣化する。
また、前記予測誤差算出回路42は、第8図に示すよう
に、入力データを1画素ディレイライン43によって1画
素分遅らせ、このデータを減算器44によって原入力デー
タから引くことによって、1画素分前のデータとの差を
求めるようになっている。第9図に示すように、画素
(i,j)の濃度値をx(i,j)とすると、予測誤差算出回
路42から出力される予測誤差信号Δx(i,j)は、 Δx(i,j)=x(i,j)−x(i−1,j)と表される。
この予測誤差信号は、入力データよりも小さい値となる
ので、記録システム部35に記録するデータ量は少なくて
済む。
一方、伸張回路36は、記録システム部35から再生され
た予測誤差信号に、予測信号すなわち1画素分前のデー
タを加算することによって、原データを復元する。本実
施例では、第1実施例と異なり、伸張回路36は、R,G,B
で同じ回路構成,動作とする。
ここで、前記平滑化回路41における平滑化係数kを大
きくすると、画像の高周波成分が劣化するが、平滑化効
果が大きいため、予測誤差信号は全体的に小さくなり、
従って記録するデータ量は少なくなる。すなわち、圧縮
率が高い。反対に、kが小さく平滑化効果が小さい場合
には、画像の高周波成分は劣化しないが、予測誤差信号
は全体的に大きくなり、従って記録するデータ量は少な
くなる。すなわち、圧縮率が低い。このように、平滑化
回路41における平滑化係数kを任意に設定することによ
って、圧縮率も任意に設定することができる。
本実施例では、第1実施例と同様に、圧縮率が高い方
からR,B,Gの順となるように、各画像信号に対応する圧
縮回路34内の平滑化回路41における平滑化係数kを定め
ている。R,G,B各画像の平滑化係数k、圧縮率及び再生
時の解像度の関係は、次の表のようになる。
このように、本実施例では、第1実施例と同様に、診
断上重要なG画像の解像度は落さず、診断上解像度を落
しても問題のないR画像に関しては解像度を落して圧縮
率を高くしている。
その他の構成,作用及び効果は、第1実施例と同様で
ある。
第11図ないし第14図は本発明の第3実施例に係り、第
11図は画像記録装置の構成を示すブロック図、第12図は
予測誤差算出回路の構成を示すブロック図、第13図は帯
域制限切換回路の構成を示すブロック図、第14図は第13
図の各LPFの通過帯域を示す説明図である。
第11図に示すように、本実施例では、第1実施例にお
ける入力部31とA/Dコンバータ32,32,32の間に、R用帯
域制限切換え回路51R,G用帯域制限切換え回路51G,B用帯
域制限切換え回路51Bを設けている。
また、本実施例における圧縮回路34は、第12図に示す
ように、第2実施例と同様の予測誤差算出回路42を有す
るものであるが、第2実施例と異なり、R,G,Bで同じ回
路構成,動作となっている。また、伸張回路36は、第2
実施例と同様に、記録システム部35から再生された予測
誤差信号に、予測信号すなわち1画素分前のデータを加
算することによって原データを復元するものであり、R,
G,Bで同じ回路構成,動作となっている。
前記帯域制限切換え回路51R,51G,51Bは、第13図に示
すように構成されている。
各帯域制限切換え回路51R,51G,51Bの入力端は、それ
ぞれ、1入力2出力の切換スイッチ53R,53G,53Bの入力
端に接続されている。各切換スイッチ53R,53G,53Bの一
方の出力端には、それぞれ、R用ローパスフィルタ(以
下、LPFと記す。)54R,G用LPF54G,B用LPF54Bの入力端に
接続さている。各LPF54R,54G,54Bの出力端は、それぞ
れ、2入力1出力の切換スイッチ55R,55G,55Bの一方の
入力端に接続されている。また、前記切換スイッチ53R,
53G,53Bの他方の出力端と切換スイッチ55R,55G,55Bの他
方の入力端とが接続されている。そして、切換スイッチ
55R,55G,55Bの出力が、帯域制限切換え回路51R,51G,51B
の出力となっている。前記各LPF54R,54G,54Bの通過帯域
は第14図に示すようになっている。すなわち、R用LPF5
4Rは高周波成分を除去し、G用LPF54Gは高周波成分をほ
とんど除去せず、B用LPF54Bはその中間の特性を有して
いる。
前記切換スイッチ53R,53G,53Bと、切換スイッチ55R,5
5G,55Bは、染色画像信号発生回路52からの信号によっ
て、切換えられるようになっている。この染色画像信号
発生回路52は、スイッチ57を有し、このスイッチ57の一
端には抵抗58を介して電源電圧が印加され、他端は接地
されている。そして、前記スイッチ57の一端の電圧によ
って、切換スイッチ53R,53G,53Bと切換スイッチ55R,55
G,55Bが切換わるようになっている。
次に、本実施例の動作について説明する。
通常画像を記録する場合には、染色画像信号発生回路
52のスイッチ57をオフにする。すると、その信号を受け
て、切換スイッチ53R,53G,53B、切換スイッチ55R,55G,5
5Bは、それぞれ、LPF54R,54G,54B側を選択する。これに
より、R,G,B各画像信号は、いずれも各LPF54R,54G,54B
を通過する。従って、R画像は高周波成分が除去され、
圧縮回路34Rによる予測誤差信号のデータ量は少なくな
る。B信号は、R信号の場合よりも高い高周波成分が除
去され、予測誤差信号のデータ量は若干少なくなる。ま
た、G信号は、高周波成分がほとんど除去されないた
め、予測誤差信号のデータ量は多いが、解像度は劣化し
ない。
第2実施例では、R,G,B信号の帯域制限を、圧縮回路3
4R,34G,34B内の平滑化回路41によってデジタル的に行っ
ているが、本実施例では、帯域制限切換え回路51R,51G,
51B内のLPF54R,54G,54Bによってアナログ的に行ってい
る。
次に、染色画像を記録する際には、染色画像信号発生
回路52のスイッチ57をオンにする。すると、その信号を
受けて、切換スイッチ53R,53G,53B、切換スイッチ55R,5
5G,55Bは、それぞれ、LPF54R,54G,54Bを迂回する回路側
を選択する。これにより、R,G,B各画像信号は、いずれ
も各LPF54R,54G,54Bを通過せずにそのまま出力され、帯
域制限されない。従って、圧縮回路34での圧縮率は、通
常画像時よりも小さくなる。
このように染色画像時に帯域制限を設けないのは、以
下の理由による。
通常画像においてはR,G,B各画像、特にR画像は、高
周波成分が少なく、従って、帯域制限をかけても原画像
との差はほとんど判別できない。これに対し、染色画像
は、細部の形状が際立って見えるため、帯域制限を行う
と、原画像と比べ画質の劣化が歴然と判別できてしま
う。
このように、本実施例によれば、画像の特性に応じ
て、画像の解像度、圧縮率を切換えることができる。
その他の構成,作用及び効果は、第1実施例と同様で
ある。
尚、第1実施例や第2実施例においても、染色画像時
はブロック化の圧縮や平滑化による圧縮を行わず、原画
像をそのまま記録するようにしても良い。
第15図及び第16図は本発明の第4実施例に係り、第15
図は画像記録装置の構成を示すブロック図、第16図は間
引きを説明するための説明図である。
本実施例は、標本点の間引きによって圧縮を行う例で
ある。
第15図に示すように、本実施例では、第1実施例にお
けるフレームメモリ33R,33G,33Bの出力端は、それぞ
れ、3入力1出力の切換スイッチ61の各入力端に接続さ
れている。この切換スイッチ61の出力端は、間引き回路
62に接続されている。そして、この間引き回路62の出力
が、記録システム部35に記録されるようになっている。
前記記録システム部35の出力端は伸張回路63に接続さ
れ、この伸張回路63の出力端は1入力3出力の切換スイ
ッチ64の入力端に接続されている。この切換スイッチ64
の各出力端は、それぞれ、第1実施例におけるフレーム
メモリ37R,37G,37Bに接続されている。
前記フレームメモリ33R,33G,33B,37R,37G,37B,切換ス
イッチ61,64,間引き回路62,記録システム部35,伸張回路
63は、コントロール回路66によって制御されている。
本実施例では、フレームメモリ33R,33G,33Bは順次読
み出され、R,G,B毎に切換えられる切換スイッチ61を経
て、R,G,B信号が時系列的に間引き回路62に入力され
る。この間引き回路62は、入力される信号に応じて間引
き画素数を変えて、R,G,B信号を時系列的に処理するよ
うになっている。例えば、第16図(a)に示すようにR
信号は4×4画素(16画素)毎に1画素記録し、第16図
(b)に示すようにB信号は2×2画素(4画素)毎に
1画素記録し、G信号は間引かずに全て記録する。尚、
第16図において、黒丸は記録する画素、白丸は間引く画
素を示している。
また、記録システム部35は、R,G,B信号を順次再生
し、この信号が入力される伸張回路63は、入力される信
号に応じて伸張画素数を変えて、R,G,B信号を時系列的
に処理するようになっている。すなわち、R信号につい
ては1つのデータから16画素のデータを作成し、B信号
については1画素のデータから4画素のデータを作成
し、G信号については伸張せずにそのまま出力する。こ
の伸張回路63から時系列的に出力されるR,G,B信号は、
R,G,B毎に切換えられる切換スイッチ64を経て、各フレ
ームメモリ37R,37G,37Bに記憶される。
前述のように、R信号は、標本点を間引いて記録し再
生しても、再生画像の画質はほとんど劣化しない。従っ
て、本実施例では、R信号の間引き率、すなわちデータ
の圧縮率を他の信号に比べて大きくしている。
その他の構成,作用及び効果は第1実施例と同様であ
る。
尚、本発明は、RGB信号を用いた面順次式電子内視鏡
に限らず、コンポジットビデオ信号をデコードする単板
式電子内視鏡にも適用できる。また、内視鏡は、先端部
に撮像素子を有するタイプでも、光学ファイバによるイ
メージガイドを経由して被観察物の外部に像を導いてか
ら撮像素子で受けるタイプのどちらでも良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、内視鏡画像の特
徴を利用して、内視鏡画像を構成する複数の色情報のう
ち最も長波長側の成分を含む1つの色情報の解像力を他
の色情報の解像力に比べて低くすることによって、前記
1つの色情報を他の色情報に比べて高い圧縮率でデータ
圧縮するようにしたので、簡単な構成で、内視鏡画像デ
ータの高い圧縮が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は画像記録装置の構成を示すブロック図、第2図は内
視鏡画像ファイリングシステムの全体を示す説明図、第
3図は観察装置の構成を示すブロック図、第4図は画像
記録装置の記録動作を示すフローチャート、第5図は画
像記録装置の再生動作を示すフローチャート、第6図は
圧縮回路の圧縮動作を説明するための説明図、第7図な
いし第10図は本発明の第2実施例に係り、第7図は圧縮
回路の構成を示すブロック図、第8図は予測誤差算出回
路の構成を示すブロック図、第9図は予測誤差の算出方
法を説明するための説明図、第10図は平滑化フィルタの
説明図、第11図ないし第14図は本発明の第3実施例に係
り、第11図は画像記録装置の構成を示すブロック図、第
12図は予測誤差算出回路の構成を示すブロック図、第13
図は帯域制限切換回路の構成を示すブロック図、第14図
は第13図の各LPFの通過帯域を示す説明図、第15図及び
第16図は本発明の第4実施例に係り、第15図は画像記録
装置の構成を示すブロック図、第16図は間引きを説明す
るための説明図、第17図は画像データ圧縮装置を含む内
視鏡システムの例を示すブロック図である。 1……電子内視鏡、5……画像記録装置 34R,34G,34B……圧縮回路 35……記録システム部 36R,36G,36B……伸張回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 此村 優 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 一成 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 服部 眞一郎 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−290539(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡によって得た内視鏡画像の画像デー
    タを圧縮する内視鏡画像データ圧縮装置において、 同一の撮像素子で撮像した内視鏡画像を構成する複数の
    色情報のうち最も長波長側の成分を含む1つの色情報を
    他の色情報に比べて高い圧縮率で圧縮するために、前記
    1つの色情報の解像力を前記他の色情報の解像力に比べ
    て低くするように隣接する画素信号間の演算をして、デ
    ータを圧縮するデータ圧縮手段を備えたことを特徴とす
    る内視鏡画像データ圧縮装置。
JP1258051A 1989-10-02 1989-10-02 内視鏡画像データ圧縮装置 Expired - Fee Related JP2694027B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1258051A JP2694027B2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 内視鏡画像データ圧縮装置
US07/558,551 US5331551A (en) 1989-10-02 1990-07-27 Endoscope image recording system for compressing and recording endoscope image data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1258051A JP2694027B2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 内視鏡画像データ圧縮装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03118025A JPH03118025A (ja) 1991-05-20
JP2694027B2 true JP2694027B2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=17314862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1258051A Expired - Fee Related JP2694027B2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 内視鏡画像データ圧縮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2694027B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013069691A1 (ja) * 2011-11-11 2013-05-16 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 色信号伝送装置、無線映像伝送システム及び送信装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63290539A (ja) * 1987-05-22 1988-11-28 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用画像入力装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03118025A (ja) 1991-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2953079B2 (ja) 電子内視鏡装置
US7119830B2 (en) Endoscopic imaging system making it possible to detachably attach expansion unit having external expansion facility and add expansion facility for improving capability of system
JPH0595900A (ja) 内視鏡画像処理装置
JPH04176435A (ja) 内視鏡装置
JPH0761309B2 (ja) 内視鏡装置
JP2837888B2 (ja) 内視鏡画像記録再生装置
JP2694027B2 (ja) 内視鏡画像データ圧縮装置
JPH0763445B2 (ja) 内視鏡画像データ記録再生装置
JPH03121037A (ja) 内視鏡画像データ圧縮装置
JP2547195B2 (ja) 内視鏡用画像信号処理回路
JPH02116350A (ja) 信号処理装置
JP2806513B2 (ja) 画像データ圧縮記録装置
JP3292538B2 (ja) 固体撮像素子を用いたカラー撮像装置
JP4578608B2 (ja) 内視鏡システム
JP3300086B2 (ja) 内視鏡装置用色ずれ防止装置
JPH01270842A (ja) 電子式内視鏡装置
JP2656951B2 (ja) 電子内視鏡装置
JPH01212077A (ja) 電子内視鏡用信号処理回路
US5239375A (en) Real-time endoscopic image processing system
JPH08214291A (ja) 電子内視鏡装置
JP2510255B2 (ja) 画像フリ―ズ装置
JPH0746836B2 (ja) 内視鏡用画像信号補正回路
JPH03123528A (ja) 内視鏡画像データ圧縮装置
JP3235818B2 (ja) 内視鏡撮像装置
JP3060556B2 (ja) 面順次式電子内視鏡装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees