JP2693529B2 - ゲージ駆動装置 - Google Patents

ゲージ駆動装置

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JP2693529B2 JP63305793A JP30579388A JP2693529B2 JP 2693529 B2 JP2693529 B2 JP 2693529B2 JP 63305793 A JP63305793 A JP 63305793A JP 30579388 A JP30579388 A JP 30579388A JP 2693529 B2 JP2693529 B2 JP 2693529B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はゲージ駆動装置に関し、特に2個のコイル
を用いて発生した水平方向磁界および垂直方向磁界によ
って指針のゲージ指示角を制御するクロスコイル型のゲ
ージ駆動装置に関する。
(従来の技術) 従来のクロスコイル型のゲージ駆動装置を第18図に示
す。このゲージ駆動装置においては、まず計測量に応じ
た周期を有するパルス信号が周期カウンタ11に供給され
る。周期カウンタ11では、一定期間当りに入力されるパ
ルス信号の数が計数されて周期情報が周波数情報に変換
される。そして、この周波数情報は指示角量化回路12に
送られ、そこでその周波数情報が指針のゲージ指示角を
表す角度情報に変換される。この角量化処理は、最大周
波数が360°に対応するように入力周波数を角度を表す
ディジタル量に割当てるものである。したがって、指示
角量化回路12から出力されるディジタルデータは、第19
図(A)に示すように、指針のゲージ指示角に対応した
値になる。
角量化回路12からのディジタルデータは、SIN関数ROM
13およびCOS関数ROM14によってそのディジタルデータの
値に対応したSINデータおよびCOSデータにそれぞれ関数
変換される。SIN関数ROM13から出力されるSINデータ
は、D/AまたはPWM変調を行なう回路15に送られ、そこで
アナログ信号またはパルス幅信号に変換される。これら
アナログ信号の電圧およびパルス幅信号のパルス幅は、
それぞれSINデータのデータ量に対応する。同様に、COS
関数ROM14からのCOSデータもD/AまたはPWM変調を行なう
回路16に送られ、そこでアナログ信号またはパルス幅信
号に変換される。
回路15および回路16からの各出力信号は出力回路17に
送られる。出力回路17は、SINデータに対応した回路15
からの出力信号をコイルL1の駆動信号として出力し、ま
たCOSデータに対応した回路16からの出力信号をコイルL
2の駆動信号として出力する。この場合、回路15および1
6からの出力信号がアナログ信号の時には、Y+端子にお
よびX+端子にそれらアナログ信号が各対応して供給さ
れ、Y-端子およびX-端子にはそのアナログ信号の中間電
圧が基準電圧として供給される。例えば、アナログ信号
の最小電圧が0Vで最大電圧が5Vの場合は、基準電圧は2.
5Vとなる。この結果、第19図(B)に示すように、コイ
ルL1に流れる電流量はSIN関数に対応して変化し、コイ
ルL2に流れる電流量がCOS関数に対応して変化する。
また、回路15および16からの出力信号がパルス幅信号
の時には、Y+端子およびX+端子には振幅が5Vのパルス幅
信号が各対応して供給され、Y-端子およびX-端子には0V
または5Vが基準電圧として供給される。この結果、アナ
ログ信号の場合と同様に、コイルL1およびL2には第19図
(B)に示すような電流が流れる。
コイルL1とL2は互いに直交して設けられているので、
コイルL1からは垂直方向磁界が、またコイルL2からは水
平方向磁界がそれぞれ電流量に応じて発生される。ゲー
ジの指針はこれら垂直および水平方向磁界によってその
指示角が設定される。
しかしながら、このような構成のゲージ駆動装置にあ
っては、SIN関数発生用とCOS関数発生用との2個の関数
ROMが必要となるので、高コストであると共に装置規模
も大きくなる。また、SINおよびCOSの2つの関数ROMを
使用する代わりにTanROM1個を使用する方式もあるが、T
anROMを使用した場合は45°,135°,225°,315°の指示
角の時に駆動トルクがピークになるので、外力により指
針を0°に戻す方法を使用している場合には指針を円滑
に駆動するのが困難である。
また、指針の指示角を精度良く制御するには逆起電力
の発生し易いパルス幅信号よりもアナログ信号を使用す
る方が好ましい。しかし、アナログ信号の場合は前述し
たようにコイルの両端に印加できる電圧が最大で2.5V程
度であるため、パルス幅信号よりも駆動トルクが小さく
指針の安定度に欠ける。
また、指針の振れ角の刻みは関数ROMに入力されるデ
ィジタルデータのビット数によって決定されるため、そ
の触れ角の刻みを小さくするにはディジタルデータのビ
ット数を増やす必要がある。しかしこのようにすると、
角量化回路および関数ROMの回路規模が増大する欠点が
ある。
(発明が解決しようとする課題) この発明は前述の事情に鑑みなされたもので、従来は
ゲージの視認性を良好にするためには回路規模の増大や
コストの増大を招いた点を改善し、簡単な構成で指針を
円滑に制御できるようにし、低コストでしかも視認識性
に優れたゲージ駆動装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段および作用) この発明は、第1および第2のコイルを駆動制御する
ことによってゲージ装置の指針のゲージ指示角を制御す
るゲージ駆動装置において、計測量に応じた入力データ
を受信し、そのデータ量をゲージ指示角を表すNビット
の第1のディジタルデータに変換するデータ角量化手段
と、このデータ角量化手段から出力されるNビットのデ
ィジタルデータの下位nビットを残りのN-nビットに加
算してその加算結果のディジタルデータを前記ディジタ
ルデータのデータ発生期間の1/2nの期間に出力し、残り
のデータ発生期間中は前記N-nビットのディジタルデー
タを出力するビット演算手段と、このビット演算手段か
ら出力されるディジタルデータをそのデータ量に応じた
SINデータおよびCOSデータ、若しくはTanデータに変換
して出力する関数変換手段と、この関数変換手段の出力
データに基づいて前記第1および第2のコイルを駆動す
るための駆動信号を生成する手段とを具備することを特
徴とする。
このようにすれば、N-nビットの出力によって加算結
果による指針の振れを制動できるため、針を円滑に制御
できる。また、N-nビットデータの出力と加算結果との
平均値はNビットデータの値に等しいので、指針の振れ
角の分解能はNビットデータに等しくなり、関数ROMの
回路規模を増大することなくゲージ指示角の振れ角刻み
を細かく設定できる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
第1図にこの発明の第1の実施例に係るゲージ駆動装
置を示す。このゲージ駆動装置は、第18図に示した従来
のゲージ駆動装置と同様にコイルL1およびL2からそれぞ
れ発生される垂直方向磁界および水平方向磁界によって
指針のゲージ指示角を制御する構成であるが、SIN関数R
OM13だけでSINデータとCOSデータの双方を発生できるよ
うに構成されている。
すなわち、このゲージ駆動装置には3つのラッチ回路
21,23,24と、演算回路22が設けられている。指示角量化
回路12から出力される第1のディジタルデータは、ラッ
チ回路21にラッチされる。そして、そのラッチ出力が演
算回路22に供給される。この演算回路22は制御信号S1に
よって演算モードとスルーモードに切換え制御され、演
算モードの場合はラッチ回路21にラッチされた第1のデ
ィジタルデータに所定の演算を施してそのデータに対し
て90°位相の異なる指示角を表す第2のディジタルデー
タを生成する。また、スルーモードの場合は、ラッチ回
路21にラッチされた第1のディジタルデータをそのまま
出力する。したがって、演算回路22からは第1のディジ
タルデータと、そのデータに対して90°位相の異なる第
2のディジタルデータが交互に出力される。これら第1
および第2のディジタルデータは、SIN関数ROM13に順次
入力される。そして、SIN関数ROM13からは、第1のディ
ジタルデータのデータ量に対応したSINデータと、第2
のディジタルデータのデータ量に対応したSINデータが
出力される。この場合、第1のディジタルデータと第2
のディジタルデータは位相が90°異なるので、第2のデ
ィジタルデータに対応したSINデータは、第1のディジ
タルデータに対応したCOSデータに等しくなる。したが
って、SIN関数ROM13からは、第1のディジダルデータの
データ量に対応したSINデータおよびCOSデータが交互に
出力される。
SINデータはラッチ回路23にラッチされ、またCOSデー
タはラッチ回路24にラッチされる。そして、ラッチ回路
23にラッチされたSINデータは、回路15によってD/A変換
またはPWM変調されてアナログ信号またはパルス幅信号
として出力回路17に送られる。また、ラッチ回路24にラ
ッチされたCOSデータは、回路16によってD/A変換または
PWM変調されてアナログ信号またはパルス幅信号として
出力回路17に送られる。出力回路17は、これら信号をコ
イルL1およびL2の駆動信号として出力する。
このように、このゲージ駆動装置においては、演算回
路22によって第1のディジタルデータに対して90°位相
の異なる第2のディジタルデータを生成しているので、
SIN関数ROM13を1個設けるだけでSINデータとCOSデータ
の双方を得ることができる。したがって、TanROMを使用
した場合と同様の回路規模で、しかもTanROMを使用した
場合よりも指針を円滑に制御できるようになる。
尚、ここではSIN関数ROM13を1個設けた場合について
説明したが、その代わりにCOS関数ROMを設けることも可
能である。
また、SINデータとCOSデータを時分割処理する構成に
すれば、ラッチ回路24と、D/AまたはPWM変換回路回路16
を削除することができ、さらに回路規模を小さくするこ
とができる。
第2図にこの発明の第2の実施例を示す。このゲージ
駆動装置は、それぞれ0〜180°の指示角にのみ対応し
たSIN関数ROM31およびCOS関数ROM32を使用することによ
って回路規模の縮小を計る構成である。
すなわち、このゲージ駆動装置においては、指示角量
化回路12から出力される10ビットのディジタルデータの
下位8ビットがSIN関数ROM31,COS関数ROM32にそれぞれ
入力され、上位2ビットは切換え制御回路36に入力され
る。SIN関数ROM31からはディジタルデータのデータ量に
応じたSINデータが出力されるが、第3図(A)に示す
ように、指示角が180〜360°の場合のSINデータは0〜1
80°の指示角に対応したSINデータの繰返し出力とな
る。同様に、COS関数ROM32から出力されるディジタルデ
ータも、第3図(B)示すような0〜180°の指示角に
対応したデータが繰返し利用される。
SIN関数ROM31からのSINデータは、D/A変換回路33によ
ってアナログ信号に変換された後に出力回路35に送られ
る。また、COS関数ROM32からのCOSデータは、D/A変換回
路34によってアナログ信号に変換された後に出力回路35
に供給される。
出力回路35は、SINデータに対応したアナログ信号をY
+端子とY-端子に選択的に出力すると共に、COSデータに
対応したアナログ信号をX+端子とX-端子に選択的に出力
する。この出力回路35の出力動作は切換え制御回路36に
よって制御される。
すなわち、切換え制御回路36は指示角量化回路12から
の第1のディジタルデータの上位2ビットによってその
ディジタルデータの表す指示角の角度範囲を認識し、そ
の角度範囲に応じて出力回路35の出力を切換え制御す
る。例えば、第1のディジタルデータの表す指示角が0
〜180°の角度範囲(上位2ビットが「00」または「1
0」)の時には、SINデータに対応するアナログ信号は、
第3図に示すようにY+端子に供給され、その時のY-端子
には0Vが供給される。またその指示角が180〜360°の角
度範囲(上位2ビットが「01」または「11」)の時に
は、SINデータに対応するアナログ信号はY-端子に供給
され、その時のY+端子には0Vが供給される。したがっ
て、コイルL1には、指示角の角度範囲が0〜180°の時
にY+端子からY-端子に電流が流れ、角度範囲が180〜360
°の時にY-端子からY+端子に電流が流れる。
一方、COSデータに対応するアナログ信号は、第5図
に示すように、第1のディジタルデータの表す指示角が
90〜270°の角度範囲(上位2ビットが「10」または「0
1」)の時にはX-端子に供給され、その時のX+端子には0
Vが供給される。またその指示角が270〜90°の角度範囲
(上位2ビットが「11」または「00」)の時には、COS
データに対応するアナログ信号はY+端子に供給され、そ
の時のY-端子には0Vが供給される。したがって、コイル
L2には、指示角の角度範囲が90〜270°の時にX-端子か
らX+端子に電流が流れ、角度範囲が270〜90°の時にX+
端子からX-端子に電流が流れる。
このように、第2図の構成においては、コイルL1とL2
の各一端に従来のように中間電圧を印加する必要がない
ので、前述のようにアナログ信号でコイルを駆動する場
合でも充分なトルクを得ることができる。
第6図はこの発明の第3の実施例に係るもので、前述
の第2の実施例をTan方式に適用した場合の構成の一例
である。すなわち、第2図のSIN関数ROM31、COS関数ROM
32の代わりにTanROM41が設けられている。このTanROM41
から出力されるTanデータは、D/A変換回路42によってア
ナログ信号に変換された後に出力回路35に送られる。こ
の出力回路35は、切換え制御回路43の制御の下にTanデ
ータに対応したアナログ信号を選択的に4つの出力端子
に駆動信号として出力する。この様子を第7図に示す。
第7図(A)にはY+端子およびY-端子に印加される駆動
信号が示されており、また第7図(B)にはX+端子およ
びY-端子に印加される駆動信号が示されている。
このように、Tan関数ROMを用いた場合においては、前
述したように駆動トルクは均一ではなくなるが、第2の
実施例よりも小さな回路規模を実現できる。
第8図にこの発明の第4の実施例を示す。このゲージ
駆動装置は、第1図に示した第1の実施例と第2図に示
した第2の実施例とを組合わせた構成であり、関数ROM
として0〜90°の指示角にのみ対応した1個のSIN関数R
OM51を使用すると共に、切換え制御回路36によって2個
のコイルL1,L2に供給する駆動信号を切換えている。
このように0〜90°の指示角にのみ対応したSIN関数R
OM51を使用する場合には、演算回路22を図示のように8
個のEXORゲートN1〜N8によって構成することができる。
この演算回路22は制御信号S1によって動作制御され、
制御信号S1が“L"レベルの時はラッチ回路21にラッチさ
れている第1のディジタルデータをそのまま出力し、ま
た制御信号S1が“H"レベルの時はラッチ回路21にラッチ
されている第1のディジタルデータの各ビットを全て反
転して出力する。したがって、SIN関数ROM51には第1の
ディジタルデータとその反転データが順次入力されるの
で、SIN関数ROM51からは第1のディジタルデータに対応
したSINデータとCOSデータが順次出力される。SINデー
タはラッチ回路23にラッチされ、またCOSデータはラッ
チ回路24ラッチされる。
切換え制御回路36は、第1のディジタルデータの上位
2ビットに応じて出力回路17の出力を切換え制御する。
その制御動作を第9図および第10図を参照して説明す
る。
第9図(A)にはX+端子に印加される駆動信号が示さ
れており、また第9図(B)にはY+端子に印加される駆
動信号、第9図(C)にはX-端子に印加される駆動信
号、第9図(D)にはY-端子に印加される駆動信号がそ
れぞれ示されている。
すなわち、第10図からも分るように、指示角が0〜90
°の角度範囲(上位2ビット「00」)の場合には、X+
子には第1のディジタルデータの反転入力によって得ら
れる反転SINデータすなわちCOSデータに対応した駆動信
号が印加され、Y+端子にはSINデータに対応する駆動信
号が印加される。また、この時のX-端子およびY-端子に
はそれぞれ“L"レベル電圧例えば0Vが印加される。
指示角が90〜180°の角度範囲(上位2ビットが「1
0」)の場合には、Y+端子に反転SINデータすなわちCOS
データに対応した駆動信号が印加され、X-端子にはSIN
データに対応する駆動信号が印加される。また、この時
のX+端子およびY-端子にはそれぞれ“L"レベル電圧例え
ば0Vが印加される。
指示角が180〜270°の角度範囲(上位2ビットが「0
1」)の場合には、X-端子に反転SINデータすなわちCOS
データに対応した駆動信号が印加され、Y-端子にはSIN
データに対応する駆動信号が印加される。また、この時
のX+端子およびY+端子にはそれぞれ“L"レベル電圧例え
ば0Vが印加される。
指示角が270〜360°の角度範囲(上位2ビットが「1
1」)の場合には、Y-端子に反転SINデータすなわちCOS
データに対応した駆動信号が印加され、X+端子にはSIN
データに対応する駆動信号が印加される。また、この時
のY+端子およびX-端子にはそれぞれ“L"レベル電圧例え
ば0Vが印加される。
このように、第1のディジタルデータの上位2ビット
に基づいて、SINデータに対応する駆動信号とCOSデータ
に対応する駆動信号とを選択的にコイルL1,L2に供給す
ることによって、これらコイルに流れる電流量を所望値
に制御できる。
したがって、この第4の実施例においても、1個の関
数ROMでSINデータとCOSデータの双方を出力でき、また
駆動信号としてアナログ信号を使用しても充分な駆動ト
ルクを得ることができる。
第11図は、第8図に示したゲージ駆動装置の切換え制
御回路36および出力回路17の具体的な構成を示すもので
ある。切換え制御回路36は、図示のように2個のインバ
ータ200,201と、4個のNORゲート202,203,204,205によ
り構成できる。また、出力回路17は、4個のORゲート20
6,207,208,209と、4個のANDゲート210,211,212,213に
より構成できる。
第12図にこの発明の第5の実施例を示す。このゲージ
駆動装置は、第16図の従来の構成に加えて加減算回路61
を設け、これによって指針を円滑に駆動できるようにし
たものである。
加減算回路61は指示角量化回路12の次段に設けられて
おり、その指示角量化回路12から出力される第1のディ
ジタルデータに対して所定値のデータの加算および減算
を実行する。この場合、その加算および減算はそのデー
タの発生期間中に実行され、加減算回路61からは第1の
ディジタルデータが上下に変化した状態で出力される。
この出力状態を第13図に示す。
第13図(A)には指示角量化回路12からの出力データ
が示されている。また、第13図(B)は加減算回路61の
出力特性を示すものであり、ここでは第1のディジタル
データに対して2LSBの加算および減算を行なう場合の特
性が示されている。さらに、第13図(C)には、指示角
量化回路12から出力される第1のディジタルデータがD1
からそれよりも1LSBだけ大きな値のD2に変化した場合の
加減算回路61の出力状態が示されている。
第13図から明らかなように、加減算回路61の出力は、
第1のディジタルデータの値を中心にして上下に2LSBだ
け変化する。SIN関数ROM13およびCOS関数ROM14は加減算
回路61から出力される各タイミングt1〜t8毎のデータを
入力し、個々に対応するSINデータおよびCOSデータをそ
れぞれ出力する。
指針の駆動特性には慣性力による応答遅れがあるた
め、前述のように第1のディジタルデータの値を上下に
変化させる構成にすると、その減算結果によって加算結
果による指針の振れを制動することができる。したがっ
て、指針の振れを円滑に制御することが可能になる。
尚、ここでは加算および減算動作をデータ発生期間中
に1度だけ行なう例を示したが、指針の応答速度が速い
場合にはその加算および減算動作をデータ発生期間中に
複数回実行することが好ましい。このようにすれば、指
針が所定値にまで達する前までに減算結果による制動を
加えることができる。
第14図にこの発明の第6の実施例を示す。このゲージ
駆動装置は、第12図に示したゲージ駆動装置の加減算回
路61の代わりにビット演算回路71を設け、これによって
指針を円滑に制御する構成である。
ビット演算回路71は、指示角量化回路12から出力され
るNビットのディジタルデータの中の下位nビットを残
りのN-nビットに加算してその加算結果をディジタルデ
ータのデータ発生期間の最初の1/2nの期間に出力し、残
りのデータ発生期間中はN-nビットのデータをそのまま
出力する構成である。
第15図には、N=10、n=2の場合のビット演算回路
71の具体的な回路構成が召されている。すなわち、ビッ
ト演算回路71は、10ビットのラッチ能力を有するラッチ
回路81、全加算器82、およびANDゲート83,84により構成
されている。指示角量化回路12からの10ビット(d1〜d1
0)のディジタルデータはまずラッチ回路81にラッチさ
れる。そして、制御信号S2が“L"の時は、ラッチされた
データの中の上位8ビット(d3〜d10)が全加算器82の
第1の入力部(a1〜a8)に入力される。また、制御信号
S2が“H"の時は、ANDゲート83,84が開状態となるため、
ラッチされたデータの中の上位8ビット(d3〜d10)が
第1の入力部(a1〜a8)に入力されると共に、下位2ビ
ット(d1,d2)が第2の入力部(b1,b2)に入力される。
制御信号S2はディジタルデータのデータ発生期間の最初
の1/2n期間中“H"レベルで、残りの期間は“L"レベルと
なる。したがって、全加算器82は、データ発生期間の最
初の1/2nの期間に下位2ビットのデータを上位8ビット
のデータに加算してその加算結果を出力部(F1〜F8)か
ら8ビットデータとして出力する。また、残りの期間に
は、第1の入力部(a1〜A8)に入力された上位8ビット
のデータを出力部(F1〜F8)からそのまま出力する。
今、指示角量化回路12から出力される10ビットのディ
ジタルデータD1、D2の内容が第16図に示すようにそれぞ
れLSB側から「1000000001」の場合を考える。このデー
タ値は10進で513である。このデータの下位2ビットデ
ータは10進で1であり、また上位8ビットデータは2ビ
ットの桁下げによって10進で513/4=128である。
したがって、この場合には、データ発生期間Tの最初
の1/4の期間は128+1のデータが出力され、残りの3T/4
の期間では128が出力される。この様子を第17図に示
す。
第17図から明らかなように、ビット演算回路71から出
力される8ビットデータの平均値は、128+(1/4)とな
る。この値を10ビットデータに置換えると、前述の「10
00000001」になる。したがって、ビット演算回路71から
の平均出力は、指示角量化回路12からの出力データに実
質的に等しい。
このようなビット演算回路を使用すると、上位N-nビ
ットのデータ出力(10進で128)によって加算結果(10
進で129)による指針の振れに制動を加えることがで
き、指針の円滑な制御が可能になる。また、10ビットデ
ータを入力して8ビットデータとして出力することによ
り、関数ROM13,14の回路規模を拡大することなく10ビッ
トデータに対応した指示角の分解能を得ることができ
る。
また、ビット演算回路71はD/A変換器の入力段回路と
して使用することも可能であり、このようにすれば例え
ば8ビットのD/A変換器に10ビット分の分解能を与える
ことが可能になる。したがって、第14図に示した回路1
5,16にビット演算回路71を設ければ、回路15.16で変換
処理するビット数を削減できるため、回路規模を小さく
することができる。また、ビット演算回路71は分解能拡
張回路として各種ディジタル回路に適用することがで
き、例えばゲージ駆動装置の指示角量化回路12の前段に
設けてもよい。
尚、ここでは関数ROMを使用した場合のみ説明した
が、関数ROMにデコーダ回路を使用することも可能であ
る。また、このゲージ駆動装置で使用するSIN関数、COS
関数およびTan関数は必ずしも正確な関数である必要は
なく、疑似的な関数であってもよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば簡単な構成で指針を
円滑に制御することが可能になり、低コストでしかも視
認性に優れたゲージ駆動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るゲージ駆動装置の第
1の実施例を示すブロック図、第2図はこの発明の第2
の実施例に係るゲージ駆動装置を示すブロック図、第3
図乃至第5図はそれぞれ第2図に示したゲージ駆動装置
の動作を説明するための図、第6図はこの発明の第3の
実施例に係るゲージ駆動装置を示すブロック図、第7図
は第6図に示したゲージ駆動装置の動作を説明する図、
第8図はこの発明の第4の実施例に係るゲージ駆動装置
を示すブロック図、第9図および第10図はそれぞれ第8
図に示したゲージ駆動装置の動作を説明する図、第11図
は第8図に示したゲージ駆動装置に設けられている出力
回路および切換え制御回路の具体的な構成を示す回路
図、第12図はこの発明の第5の実施例に係るゲージ駆動
装置を示すブロック図、第13図は第12図に示したゲージ
駆動装置の動作を説明する図、第14図はこの発明の第6
の実施例に係るゲージ駆動装置を示すブロック図、第15
図乃至第17図はそれぞれ第14図に示したゲージ駆動装置
の動作を説明する図、第18図は従来のゲージ駆動装置を
示すブロック図、第19図は第18図に示したゲージ駆動装
置の動作を説明する図である。 11……周期カウンタ、12……指示角量化回路、13……SI
N関数ROM、14……COS関数ROM、15,16……D/AまたはPWM
変調回路、17,35……出力回路、22……演算回路、切換
え制御回路……36、61……加減算回路、71……ビット演
算回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 秀春 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株式会社東芝半導体システム技術センタ ー内 (72)発明者 木村 賢仁 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株式会社東芝半導体システム技術センタ ー内 (56)参考文献 特開 昭58−47325(JP,A) 実公 昭58−24214(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2のコイルを駆動制御するこ
    とによってゲージ装置の指針のゲージ指示角を制御する
    ゲージ駆動装置において、 計測量に応じた入力データを受信し、そのデータ量をゲ
    ージ指示角を表すNビットの第1のディジタルデータに
    変換するデータ角量化手段と、 このデータ角量化手段から出力されるNビットのディジ
    タルデータの下位nビットを残りのN-nビットに加算し
    てその加算結果のディジタルデータを前記ディジタルデ
    ータのデータ発生期間の1/2nの期間に出力し、残りのデ
    ータ発生期間中は前記N-nビットのディジタルデータを
    出力するビット演算手段と、 このビット演算手段から出力されるディジタルデータを
    そのデータ量に応じたSINデータおよびCOSデータ、若し
    くはTanデータに変換して出力する関数変換手段と、 この関数変換手段の出力データに基づいて前記第1およ
    び第2のコイルを駆動するための駆動信号を生成する手
    段とを具備することを特徴とするゲージ駆動装置。
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