JP2689793B2 - 自動車用吹出口制御装置 - Google Patents

自動車用吹出口制御装置

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JP2689793B2
JP2689793B2 JP31910991A JP31910991A JP2689793B2 JP 2689793 B2 JP2689793 B2 JP 2689793B2 JP 31910991 A JP31910991 A JP 31910991A JP 31910991 A JP31910991 A JP 31910991A JP 2689793 B2 JP2689793 B2 JP 2689793B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車室内への調和風の
吹出状態を切換えて、車室内の空調をより良好に行う自
動車用吹出口制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用吹出口制御装置として
は、例えば特開昭58−49513に開示されているも
のがある。この従来例の装置は、車室内のインストルメ
ントパネル等に配置されているもので、図20に示すよ
うに、日差しの状態を検出する日射量センサ101と、
車室内の温度を検出する内気センサ103と、サーボ回
路105により吹出口からの調和風の吹出方向を自在に
調整し得るルーバ107a,107bと、日射量センサ
101及び内気センサ103からの検出値に基づき調和
風の吹出方向を自動制御するマイクロコンピュータ10
9によって構成されている。
【0003】この従来例によれば、日射量の大小や車室
内温度と目標温度との温度差の大小に応じ、吹出口から
供給される調和風の吹出方向が、乗員に指向する集中吹
出と、車室内全体に拡散する拡散吹出とに自動的に切換
わるので、日射量や車室内温度の変動にともない乗員が
吹出状態を手動で切換える必要がなく、快適な吹出状態
を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動車用吹出口制御装置にあっては、目標温
度の変更は調和風の吹出状態に直接関係し、例えば拡散
吹出時に目標温度を下げると、車室内温度と目標温度と
の温度差が大きくなり、吹出状態が拡散吹出から集中吹
出に自動的に切換わる場合がある。吹出状態が拡散吹出
から集中吹出に切換わると、吹出口から供給される調和
風の風速が増大し、調和風の温度が予測以上に低下した
という感じを乗員に与えてしまう恐れがある。
【0005】また、調和風の設定風量の変更は、調和風
の吹出状態に直接関係することはないが、例えば設定風
量を増やしたときに、日射量の変化等の他の要因が作用
すると、設定風量の変更とは無関係に吹出方向が急に変
わってしまう可能性がある。設定風量を増やしたとき
に、吹出状態が集中吹出から拡散吹出に切換わると、吹
出口から供給される調和風の風速が実際には増大せず、
乗員が風量の増加を体感できないことがあり、反対に、
拡散吹出から集中吹出に切換わると、乗員に対する風量
が必要以上に増えてしまい、乗員が風量の増加を予想以
上と感じてしまうことがある。
【0006】さらに、目標温度や設定温度の変更時に吹
出方向が変わると、乗員にこのような違和感を与えてし
まうばかりでなく、適当な目標温度や設定風量を探す作
業が繁雑となり、これらの設定に多大な時間を要してし
まうという不都合が生じる。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、乗
員の手動操作による目標温度や設定風量の変更時におい
て、スイッチ操作上の変更量と、乗員が実際に体感する
変化量との相違によって、乗員が違和感を感じてしまう
恐れのない自動車用吹出口制御装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の自動車用吹出口制御装置は、車室内に着
座する乗員の前方に設けられ乗員に指向する集中吹出と
車室内全体に拡散する拡散吹出とに切換え可能な吹出口
と、車室内温度、日射量、外気温度等を検出する熱環境
検出手段と、車室内温度が目標値に近づくように、前記
熱環境検出手段からの検出値に基づき所定の状態に調整
された調和風を、前記吹出口から車室内に供給する送風
手段と、前記熱環境検出手段からの検出値に応じて、前
記集中吹出と拡散吹出とへ自動的に切換え制御する切換
制御手段と、前記送風手段から供給される調和風の条件
を手動操作により変更可能とした手動設定手段とを備
え、前記切換制御手段は、前記手動設定手段を操作した
時、前記吹出口の自動切換制御を中断し、前記吹出口を
所定状態で所定時間固定することを特徴とするものであ
る。
【0009】また、請求項2の自動車用吹出口制御装置
は、吹出口を固定する所定状態を、手動設定手段の操作
時の方向とすることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3の自動車用吹出口制御装置
は、吹出口を固定する所定状態を、手動設定手段の操作
方向に応じて決定することを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4の自動車用吹出口制御装置
は、吹出口を固定する所定時間を手動設定手段の操作量
に応じて決定することを特徴とするものである。
【0012】
【作用】請求項1の自動車用吹出口制御装置によれば、
乗員が手動設定手段によって調和風の風量,風温等の条
件を変更すると、切換制御手段が、吹出口の自動切換制
御を中断し、吹出口を所定状態で所定時間固定するの
で、条件変更後の所定時間内は、調和風の設定状態が変
化しても、調和風の吹出状態が所定の状態に維持され
る。
【0013】また、請求項2の自動車用吹出口制御装置
によれば、乗員が手動設定手段によって調和風の条件を
変更すると、切換制御手段が、吹出口の自動切換制御を
中断し、吹出口を手動設定手段操作時の状態で所定時間
固定するので、吹出口の固定が操作と同時になされ、か
つ条件変更後の所定時間内は、調和風の状態が変化して
も、調和風の吹出方向が手動設定手段操作時の吹出方向
に維持される。
【0014】また、請求項3の自動車用吹出口制御装置
によれば、切換制御手段が固定する調和風の状態を手動
設定手段の操作方向に応じて決定するので、乗員による
条件変更後の所定時間内は、調和風の状態が変化して
も、調和風の吹出方向が手動設定手段の操作方向に応じ
て維持される。
【0015】また、請求項4の自動車用吹出口制御装置
によれば、切換制御手段が固定する時間を手動設定手段
の操作量に応じて決定するので、乗員による条件変更後
の手動設定手段の操作量に応じた時間内は、調和風の状
態が変化しても、調和風の吹出方向が維持される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について説明す
る。図1は、本発明の第1実施例に係る自動車用吹出口
制御装置の全体構成図、図2は、車室内の説明図、図3
は、図1の自動車用吹出口制御装置の吹出口に設けた風
向設定器の全体構成図、図4は、集中吹出の状態説明
図、及び図5は、拡散吹出の状態説明図であり、その構
成から説明する。
【0017】空調装置本体1は、ブロアユニット3、ク
ーリングユニット5、及びヒータユニット7にて構成さ
れ、ブロアユニット3には、空調装置本体1に空気を取
り入れる外気吸入口9及び内気吸入口11と、これらの
吸気口9,11を開閉するインテークドア・アクチュエ
ータ13を備えたインテークドア15と、ブロアファン
モータ17によって駆動し所定量の空気を送風する送風
手段としてのブロアファン19とが設けられている。
【0018】クーリングユニット5には、エバポレータ
21が、またヒータユニット7には、エンジン冷却水を
熱源とするヒータコア23が設けられ、ヒータコア23
の前面には、エアミックスドア・アクチュエータ25に
よって動作するエアミックスドア27が設けられてい
る。ブロアファン19によって供給された空気は、エバ
ポレータ21を通過した後、エアミックスドア27の開
度によって所定量がヒータコア23を通過して、適当な
温度に調整される。
【0019】ヒータユニット7には、ベント吹出口2
9、デフロスタ吹出口31、フット吹出口33がそれぞ
れ形成され、ベント吹出口29は、ベントドア・アクチ
ュエータ35を備えたベントドア37により、また、デ
フロスタ吹出口31とフット吹出口33とは、デフロス
タ・フット切り替えドア・アクチュエータ39を備えた
デフロスタ・フット切り替えドア41により開閉され
る。エバポレータ21及びヒータコア23とブロアファ
ン19とによって所定の温度と風量に調整された調和風
は、各ドア37,41の開度に従って各吹出口29,3
1,33から自動車の車室内に供給される。
【0020】図2に示すように、自動車の前部座席4
3,45の前方に設けられたインストルメントパネル4
7には、各座席43,45の乗員に対して、左右両方向
から調和風を供給する4つの吹出口49が配設されてい
る。これらの4つの吹出口49は、空調装置本体1のベ
ント吹出口29と連通し、各吹出口49には、調和風の
風向きを設定する風向設定器51が設けられている。
【0021】風向設定器51には、図3に示すように、
水平方向に回動自在な3枚のルーバ53が設けられ、ル
ーバ53の向きによって調和風の吹出方向が定まる。こ
のルーバ53は、回動自在なリンク55を介して、吹出
口49上面に沿って移動可能な可動板57と連繋構成さ
れている。リンク55に突設されたガイドピン59は、
可動板57に形成されたガイド溝61に係合され、可動
板57が移動すると、ガイド溝61に沿ってリンク55
が左右に変位し、これに伴ってリンク55が回転してル
ーバ53の向きが変わる。可動板57の一端部には、駆
動モータ63のピニオンギア63aと噛み合うラックギ
ア57aが形成され、駆動モータ63の回転によって可
動板57が移動する。
【0022】前記ガイド溝61の形状は、図4のように
可動板57が最も車室内側に位置したときは、ルーバ5
3が全て乗員65に向き、また、図5のように、可動板
57がほぼ中央に位置したときは、両端のルーバ53が
外側を向くように形成されている。ルーバ53が全て乗
員65に向くと、調和風の吹出状態が乗員65に指向す
る集中吹出となり、両端のルーバ53が外側を向くと、
調和風の吹出状態が車室内全体に拡散する拡散吹出とな
る。また、可動板57を、ほぼ中央から最も車室内側ま
で繰り返し往復移動させることにより、吹出状態は、集
中吹出と拡散吹出とを交互に繰り返すスイング吹出とな
る。集中吹出と拡散吹出とでは、同じ風量に調整された
調和風でも乗員65に与える体感風速が異なり、また、
スイング吹出では、風速の変動感を乗員65に与える。
【0023】図1のように、この装置には、供給される
調和風の条件を、手動操作によって設定可能とする手動
設定手段として室温設定器67及び風量設定器69が備
えられ、それぞれ手動スイッチで構成されている。車室
内の設定温度及び調和風の設定風量は、これらの設定器
67,69によって設定され,その操作信号はマイクロ
コンピュータなどによって構成されるコントローラ71
に信号入力される構成となっている。
【0024】前記コントローラ71には、さらに熱環境
検出手段としての外気温センサ73、室温センサ75及
び日射センサ77からの各検出値が信号入力される。コ
ントローラ71は、インテークドア15、ベントドア3
7及びデフロスタ・フット切り替えドア41の各アクチ
ュエータに信号出力して、これらの開度を制御するとと
もに、各センサ73,75,77からの検出値と各設定
器67,69からの設定値とに基づき、調和風の温度と
風量を求め、ブロアファンモータ17及びエアミックス
ドア・アクチュエータ25に信号出力して、ブロアファ
ン19の回転数とエアミックスドア27の開度を適宜制
御する。
【0025】また、このコントローラ71は、熱環境検
出手段からの検出値に応じて吹出口49を集中吹出と拡
散吹出とへ自動的に切換制御する切換制御手段を構成し
ている。すなわち、吹出口49からの調和風の吹出状態
は、信号入力された検出値と設定値とに基づき、集中吹
出又は拡散吹出に自動的に切換制御される。
【0026】一方、この発明の実施例では、各設定器6
7,69が手動操作されたときは、操作信号がコントロ
ーラ71へ入力され、これに応じて、コントローラ72
から4つの風向設定器51の各モータ63へ適宜信号が
出力される。これにより、各吹出口49の自動切換制御
が中断され、各吹出口49が所定状態で所定時間固定さ
れる。したがって、各設定器67,69による手動調整
中に吹出口が切換わることがなく、調整を確実かつ容易
に行うことができると共に、吹出状態の変動による手動
調整中の違和感も防止できる。
【0027】次に、このように構成された本実施例に係
る自動車用吹出口制御装置の制御動作を、図6〜10図
に示すフロー図に基づいて、通常の吹出口自動切換制御
の場合と、手動スイッチを操作したときの自動切換制御
の中断及び吹出口固定の場合とに分けて説明する。
【0028】吹出口自動切換制御 この制御は、ステップS1 ,S2 ,S5 ,S6 ,S7
8 ,S9 ,S10,S11,S12,S13,S14,S24の実
施によって処理されて、図示外の空調スイッチをONに
すると、空調装置本体1とともにコントローラ71が起
動する。
【0029】まず、ステップS1 では、以後の処理判別
に用いられる定数A〜Hのセットと、各フラグ値のリセ
ット、すなわち初期化が行なわれる。
【0030】ステップS2 では、手動スイッチがONさ
れたかどうかが判断される。ここで、手動スイッチがO
Nされた場合とは、室温設定器67又は風量設定器69
の手動スイッチが操作された場合をいい、この制御では
手動スイッチが操作されていないので、ステップS5
移行する。
【0031】ステップS5 では、外気温センサ73、室
温センサ75及び日射センサ77から、外気温TA ,室
温TIC及び日射量QSUN が、また、室温設定器67及び
風量設定器69から、室温設定値TSET 及び風量設定値
FAN が読み込まれ、ステップS6 へ移行する。
【0032】ステップS6 では、風量設定値VFAN が自
動設定であるかどうかが判断される。ここで、風量設定
値VFAN が自動設定であれば、ステップS7 へ移行し
て、室温TICと室温設定値TSET との差TIC−TSET
応じてブロアファンモータ17への印加電圧が設定さ
れ、自動設定でなければ、ステップS8 へ移行して、ス
テップS5 で読み込まれたVFAN にブロアファンモータ
17への印加電圧が設定され、ステップS9 へ移行す
る。
【0033】ステップS9 では、吹出口49から供給さ
れる調和風の目標吹出温度TOFが、 TOF=A・TA +B・TIC+C・TSET +D・QSUN +E によって求められ、さらにステップS10では、このTOF
を用いて、エアミックスドア27の開度Xが、 X=F・TOF 2 +G・TOF+H によって求められる。ここで、A〜Hは、ステップS1
で設定された定数である。
【0034】このように、調和風の風量と温度の設定が
行なわれた後、ステップS11へ移行し、目標吹出温度T
OFに応じて、フットモード、ハイレベルモード及びベン
トモードの中から吹出口モードが選択される。ここで、
フットモードにおいては、フット吹出口33とデフロス
タ吹出口31が開かれ、ハイレベルモードにおいては、
ベント吹出口29とフット吹出口33が開かれ、また、
ベントモードにおいては、ベント吹出口29のみが開か
れる。
【0035】ステップS12では、ステップS11で選択し
た吹出口モードがフットモードかどうかが判断され、フ
ットモードではない、すなわちハイレベルモード又はベ
ントモードであると判断されると、ステップS13へ移行
し、吹出口49からの調和風の吹出状態が、集中吹出、
拡散吹出及びスイング吹出の中から選択される。具体的
には、ステップS9 で求められた目標吹出温度TOFが、
10℃よりも低いときは集中吹出、10℃以上25℃以
下のときはスイング吹出、25℃よりも高いときは拡散
吹出とされる。ここで、スイング吹出時における集中吹
出と拡散吹出との維持時間比率は、TOFが低温ほど集中
吹出が多く、高温ほど拡散吹出が多くなるように設定さ
れる。
【0036】吹出状態が選択されると、ステップS14
移行し、手動フラグがONかどうかが判断され、この制
御では、手動フラグがONではないので、ステップS24
へ移行する。
【0037】ステップS24では、ステップS7 ,S8
設定された印加電圧がブロアファンモータ17へ、ステ
ップS10で求められた開度Xがエアミックスドア・アク
チュエータ25へ、また、ステップS11で選択された吹
出口モードに応じてベントドア・アクチュエータ35及
びデフロスタ・フット切り替えドア・アクチュエータ3
9へ、それぞれ信号が出力される。
【0038】これにより、所定の温度と風量に調整され
た調和風が吹出口から供給され、かつ、車室内温度や日
射量の変動にともない、吹出状態が自動的に切替制御さ
れる。
【0039】自動切換制御の中断及び吹出口固定 この制御は、ステップS1 〜S32の実施によって処理さ
れ、上記自動切換制御中に、室温設定器67と風量設定
器69のいずれか又は双方が手動操作されると、ステッ
プS2 において、手動スイッチがONされたと判断さ
れ、ステップS3 へ移行する。
【0040】ステップS3 では、手動スイッチフラグが
ONされ、手動スイッチのON以前の風量設定値と室温
設定値が、V0 ,[TSET 0 として記憶された後、ス
テップS4 へ移行する。ステップS4 では、風量変更幅
の積算値ΔVと室温変更幅の積算値ΔTSET の値とが0
にリセットされ、タイマtがリセット後スタートされ
て、ステップS5 へ移行する。
【0041】ステップS5 〜S13では、上記自動切換制
御と同様の処理がなされ、ステップS14へ移行する。こ
こで、ステップS5 において、室温設定器67が操作さ
れたときは室温設定値TSET が、また風量設定器69が
操作されたときは風量設定値VFAN が、それぞれ変更さ
れる。
【0042】ステップS14では、手動フラグがONかど
うかが判断され、この制御では、手動フラグがONなの
で、ステップS15へ移行する。
【0043】ステップS15では、ベント吹出による吹出
状態を維持する時間t0 が、図10に示すフローに基づ
いて演算される。
【0044】この演算処理において、まずステップS26
では、操作された手動スイッチが、風量設定器69のも
のか室温設定器67のものかが判断され、風量設定器6
9の場合はステップS27へ移行し、室温設定器67の場
合はステップS30へ移行する。
【0045】ステップS27では、風量変更幅の積算値Δ
Vが、 ΔV=ΔV0 +|V0 −VFAN | によって求められ、ステップS28では、このΔVの大き
さに応じて、維持時間t0 が、ΔVが大きいほど長く、
小さいほど短く、例えば10秒〜20秒の間に設定され
る。
【0046】ここで、手動スイッチがONされたとき
は、ΔV0 はステップS4 で0にリセットされ、V0
はステップS3 で手動スイッチのON以前の風量設定値
が記憶され、また、VFAN にはステップS5 で手動スイ
ッチのON以後の風量設定値が読み込まれているので、
ΔVは、手動スイッチのON前後の風量の変更幅とな
る。これにより、手動スイッチのON前後の風量が大き
く変更した場合ほど、維持時間t0 が長くなる。
【0047】また、手動スイッチが繰り返して操作され
た場合は、その度ごとに新たにt0 が設定されるので、
この場合にも吹出状態が長く固定維持される。
【0048】維持時間t0 を求めた後、ステップS29
は、V0 にはVFAN が、またΔV0 にはΔVがそれぞれ
記憶される。これにより、手動スイッチが操作されない
限り維持時間t0 は変わらない。
【0049】一方、室温設定器67が操作された場合の
ステップS29では、室温変更幅の積算値ΔTSET が、 ΔTSET =[ΔTSET 0 +|[TSET 0 −TSET | によって求められ、ステップS31では、このΔTSET
大きさに応じて、維持時間t0 が、ΔTSET が大きいほ
ど長く、小さいほど短く、例えば5秒〜15秒の間に設
定される。
【0050】ここで、手動スイッチがONされたとき
は、[ΔTSET 0 は0にリセットされ、[TSET 0
には手動スイッチのON以前の室温設定値が記憶され、
また、TSET には手動スイッチのON以後の室温設定値
が読み込まれているので、ΔTSET は、手動スイッチの
ON前後の設定温度の変更幅となり、手動スイッチのO
N前後の設定温度が大きく変更した場合ほど、維持時間
0 が長くなる。また、手動スイッチを繰り返して操作
した場合も同様に、吹出状態が長く維持される。
【0051】維持時間t0 を求めた後、ステップS32
は、[TSET 0 にはTSET が、また[ΔTSET 0
はΔTSET が記憶される。これにより、手動スイッチが
操作されない限り維持時間t0 は変わらない。
【0052】このようにベント吹出による吹出状態の維
持時間が演算されると、ステップS16へ移行して、ステ
ップS13で選択した吹出状態がスイング吹出かどうかが
判断され、スイング吹出ではない場合、すなわち集中吹
出又は拡散吹出の場合には、ステップS17へ移行して、
そのときの吹出状態に維持される。
【0053】一方、吹出状態がスイング吹出の場合に
は、ステップS18へ移行し、操作された手動スイッチ
が、風量設定器69のものか室温設定器67のものかが
判断され、風量設定器69の場合はステップS19へ移行
し、室温設定器67の場合はステップS22へ移行する。
【0054】ステップS19では、風量変更方向が増加で
あるか減少であるかが判断され、風量増加の場合はステ
ップS20へ移行して、吹出状態が集中吹出に固定維持さ
れ、また、風量減少の場合はステップS21へ移行して、
吹出状態が拡散吹出に固定維持される。
【0055】一方、室温設定器67が操作された場合の
ステップS22では、室温変更方向が下降であるか上昇で
あるかが判断され、下降の場合はステップS20へ移行し
て、吹出状態が集中吹出に固定維持され、また、上昇の
場合はステップS21へ移行して、吹出状態が拡散吹出に
固定維持される。
【0056】ステップS17,S20,S21で吹出状態が固
定維持されると、ステップS23へ移行し、ステップS4
でスタートされたタイマtが、ステップS15で求めた維
持時間t0 に達したかが判断され、達していない場合に
は、ステップS24へ移行し、また、達している場合に
は、ステップS25へ移行する。
【0057】ステップS24では、各モータ及びアクチュ
エータへ信号が出力される。またステップS25では、手
動スイッチフラグがOFFにされ、これにより、ステッ
プS14で手動スイッチフラグがONでないと判断され、
以後通常の吹出口自動切換制御に戻る。
【0058】なお、ステップS12で吹出口モードがフッ
トモードと判断された場合も、ベント吹出口29が閉鎖
されているので、吹出状態の固定維持は行わない。
【0059】このように、本実施例によれば、ベント吹
出の吹出状態が集中吹出又は拡散吹出のときに手動スイ
ッチが操作されると、そのときの吹出状態が手動スイッ
チによる変更幅の大きさに応じた時間だけ固定維持さ
れ、また、スイング吹出のときに手動スイッチが操作さ
れると、風量の増加時又は温度の降下時は集中吹出に、
風量の減少時又は温度の上昇時は拡散吹出にそれぞれ固
定維持される。例えば、図11に示すように、吹出状態
がスイング吹出の場合に風量設定器69の手動スイッチ
が操作され風量が増加すると、手動スイッチ操作後のt
0秒間は、吹出状態が集中吹出に固定されて、その後再
びスイング吹出に復帰する。
【0060】これにより、乗員が手動スイッチを操作し
たときに、ベント吹出の吹出状態が変化して乗員に違和
感を与えてしまうのを緩和することができる。また、風
量又は温度の変更幅が大きい場合であっても、変更幅の
大きさに応じて吹出状態の維持時間が長くなるので、乗
員は変更後の風量や温度を充分に体感でき、手動操作に
よる風量又は温度の設定が容易となる。
【0061】次に、本発明の第2実施例について図12
〜図16に示すフロー図に基づき説明する。
【0062】ここで、本実施例における吹出口自動切換
制御は、ステップS33,S34,S37,S38,S39
40,S41,S42,S43,S44,S45,S46,S54の実
施によって処理され、これらは、第1実施例における吹
出口自動切換制御と同様の処理であるので、各ステップ
についての説明は省略し、以下に自動切換制御の中断及
び吹出口固定の場合について説明する。
【0063】第1実施例と同様に、自動切換制御中に室
温設定器67と風量設定器69のいずれか又は双方が手
動操作されると、ステップS34において、手動スイッチ
がONされたと判断され、ステップS35へ移行する。
【0064】ステップS35では、手動スイッチフラグが
ONされ、手動スイッチのON以前の風量設定値がV0
として記憶された後、ステップS36へ移行し、風量変更
幅の積算値ΔVの値が0にリセットされ、タイマtがリ
セット後スタートされて、ステップS37へ移行する。
【0065】ステップS37〜S45では、上記自動切換制
御と同様の処理がなされ、ステップS46へ移行し、手動
フラグがONかどうかが判断され、この制御では、手動
フラグがONなので、ステップS47へ移行する。
【0066】ステップS47では、ベント吹出による吹出
状態を維持する時間t0 が、図16に示すフローに基づ
いて演算される。
【0067】この演算処理において、まずステップS56
では、風量変更幅の積算値ΔVが、 ΔV=ΔV0 +|V0 −VFAN | によって求められ、ステップS57では、このΔVの大き
さに応じて、維持時間t0 が、ΔVが大きいほど長く、
小さいほど短く、例えば10秒〜20秒の間に設定され
る。これにより、維持時間t0 は、第1実施例と同様
に、手動スイッチのON前後の風量が大きく変動した場
合ほど長くなり、また、手動スイッチが繰り返して操作
された場合も長くなる。
【0068】また、本実施例では、風量設定器69のみ
ならず室温設定器67の手動スイッチが操作された場合
であっても、風量の変動幅のみによって維持時間t0
設定される。例えば、ステップS37で風量設定値VFAN
が自動設定され、かつ室温設定器67の手動スイッチが
操作されて室温設定値TSET が変えられた場合、このと
きの維持時間t0 は、ステップS39で求められる風量設
定値VFAN が変われば、風量設定値VFAN の変動幅によ
って設定され、また、風量設定値VFAN が無変化であれ
ば、最も短い10秒に設定される。
【0069】維持時間t0 が求めたられた後、ステップ
58では、V0 にはVFAN が、またΔV0 にはΔVがそ
れぞれ記憶される。
【0070】このようにベント吹出による吹出状態の維
持時間が演算されると、ステップS48へ移行して、ステ
ップS45で選択した吹出状態がスイング吹出かどうかが
判断され、スイング吹出ではない場合はステップS49
移行して、そのときの吹出状態に維持される。
【0071】一方、吹出状態がスイング吹出の場合に
は、ステップS50へ移行し、風量変更方向が増加である
か減少であるかが判断され、風量増加又は無変化の場合
は、ステップS51へ移行して吹出状態が集中吹出に固定
維持され、減少の場合は、ステップS52へ移行して拡散
吹出に固定維持される。
【0072】ステップS41,S51,S52で吹出状態が固
定維持されると、ステップS53へ移行し、ステップS36
でスタートされたタイマtが、ステップS47で求めた維
持時間t0 に達したかが判断され、達していない場合に
は、ステップS54へ移行し、また、達している場合に
は、ステップS55へ移行する。ステップS54では、各モ
ータ及びアクチュエータへ信号が出力される。またステ
ップS55では、手動スイッチフラグがOFFにされ、以
後通常の吹出口自動切換制御に戻る。
【0073】このように、本実施例によれば、第1実施
例と同様に手動操作による設定変更を的確かつ容易に行
うことができ、また、操作された手動スイッチの種類に
よらず、風量の変動幅のみによって吹出状態の維持時間
が設定され、風量の変動方向のみによってスイング吹出
のときに固定維持される吹出状態が定められるので、乗
員が違和感を感じ易い風量の変動に合わせて吹出状態の
固定維持がなされ、手動スイッチ操作時の乗員に対する
違和感をさらに緩和することができる。
【0074】なお、本実施例では、吹出状態がスイング
吹出時において、手動スイッチが操作されても風量が変
動しなかったときは、集中吹出が固定維持されるように
したが、これを拡散吹出が維持されるようにしても良
い。
【0075】次に、本発明の第3実施例について図17
に示すフロー図に基づき説明する。
【0076】本実施例は、第1実施例におけるスイング
吹出時の吹出状態の固定維持が、手動スイッチの操作時
の吹出方向になされるもので、図8のステップS16で吹
出状態がスイング吹出と判断されると、ステップS59
移行する。
【0077】ステップS59では、そのときのルーバ53
の位置にて風向設定器51の駆動モータ63が停止さ
れ、吹出方向が固定維持される。ステップS60では、ス
テップS4 でスタートされたタイマtが、ステップS15
で求めた維持時間t0 に達したかが判断され、達してい
ない場合には、ステップS67へ移行し、また、達してい
る場合には、ステップS61へ移行する。
【0078】ステップS61では、手動スイッチフラグを
OFFにし、ステップS62へ移行し、操作された手動ス
イッチが、風量設定器69のものか室温設定器67のも
のかが判断され、風量設定器69の場合にはステップS
63へ、室温設定器67の場合にはステップS66へ移行す
る。
【0079】ステップS63では、風量変更方向が増加か
減少かが判断され、風量増加の場合は、ステップS64
移行して集中吹出の状態からスイング吹出が再開され、
減少の場合は、ステップS65へ移行して拡散吹出の状態
からスイング吹出が再開される。また、ステップS66
は、室温変更方向が上昇か下降かが判断され、下降の場
合は、ステップS64に移行して集中吹出の状態からスイ
ング吹出が再開され、上昇の場合は、ステップS65へ移
行して拡散吹出の状態からスイング吹出が再開される。
ステップS64,S65で再開時の吹出状態が定まると、ス
テップS67へ移行し、各モータ及びアクチュエータへ信
号が出力される。
【0080】このように、本実施例によれば、第1実施
例と同様にスイッチ操作時の違和感を緩和するととも
に、手動操作による設定変更を的確かつ容易に行うこと
ができ、特にスイング吹出時に手動操作がなされた場合
に、操作と同時に吹出方向がそのまま固定維持されるの
で、操作時に吹出状態の変更が全く起こらず、違和感が
さらに少なくなり、かつ、適当な温度や風量を見つける
ための手動操作による調整がさらに容易となる。
【0081】次に、本発明の第4実施例について図18
に示すフロー図に基づき説明する。
【0082】本実施例は、第2実施例におけるスイング
吹出時の吹出状態の固定維持が、第3実施例と同様に、
手動スイッチの操作時の吹出方向になされるもので、図
14のステップS48で吹出状態がスイング吹出と判断さ
れると、ステップS68へ移行する。
【0083】ステップS68では、そのときのルーバ53
の位置にて風向設定器51の駆動モータ63が停止さ
れ、吹出方向が固定維持される。ステップS69では、ス
テップS36でスタートされたタイマtが、ステップS47
で求めた維持時間t0 に達したかが判断され、達してい
ない場合には、ステップS74へ移行し、また、達してい
る場合には、ステップS70へ移行する。
【0084】ステップS70では、手動スイッチフラグを
OFFにし、ステップS71へ移行し、風量変動方向が増
加か減少かが判断され、風量増加又は無変化の場合は、
ステップS72へ移行して集中吹出の状態からスイング吹
出が再開され、減少の場合は、ステップS73へ移行して
拡散吹出の状態からスイング吹出が再開される。ステッ
プS72,S73で再開時の吹出状態が定まると、ステップ
74へ移行し、各モータ及びアクチュエータへ信号が出
力される。
【0085】このように、本実施例によれば、第3実施
例と同様に手動操作と同時に吹出方向がそのまま固定維
持されるので、操作時の違和感がさらに少なくなり、調
整がさらに容易となる。また、所定時間経過後にスイン
グ吹出が再開される場合、手動操作にともなう風量変動
方向が、乗員が強い風速感を期待する風量増加方向であ
れば集中吹出の状態から再開して風速感を強め、弱い風
速感を期待する風量減少方向であれば拡散吹出の状態か
ら再開して風速感を弱めるようにしたので、スイング吹
出の再開時における違和感を、乗員が違和感を感じ易い
風量の変動に合わせて緩和することができる。
【0086】次に、本発明の第5実施例について図19
に示すフロー図に基づき説明する。
【0087】本実施例は、第2実施例におけるスイング
吹出時の吹出状態の固定維持が、集中吹出又は拡散吹出
であればその方向になされ、それ以外のときは風量の変
動方向に応じた方向になされるもので、図14のステッ
プS48で吹出状態がスイング吹出と判断されると、ステ
ップS74へ移行する。
【0088】ステップS75では、そのときの吹出方向が
どの方向であるかが判断され、最も集中する集中吹出で
あれば、ステップS76へ移行して集中吹出に固定維持さ
れ、最も拡散する拡散吹出であれば、ステップS77へ移
行して拡散吹出に固定維持され、それ以外、すなわち集
中吹出と拡散吹出との間の中間位置であれば、ステップ
78へ移行する。
【0089】ステップS78では、風量変動方向が判断さ
れ、増加又は無変化であればステップS76へ移行して集
中吹出に固定維持され、減少であればステップS77へ移
行して拡散吹出に固定維持される。
【0090】ステップS76,S77で吹出状態が固定維持
されると、ステップS79へ移行し、タイマtがt0 に達
したかが判断され、達していない場合には、ステップS
80へ移行して各モータ及びアクチュエータへ信号が出力
され、達している場合には、ステップS81へ移行して手
動スイッチフラグがOFFにされて以後通常の吹出口自
動切換制御に戻る。
【0091】このように、本実施例によれば、第2実施
例と同様にスイッチ操作時の違和感が風量の変動に対応
して緩和され、手動操作による設定変更が的確かつ容易
となるとともに、特にスイング吹出時に手動操作がなさ
れた場合に、操作時の吹出方向が集中吹出又は拡散吹出
であれば、手動操作と同時にその吹出方向に固定維持さ
れ、また、集中吹出方向と拡散吹出方向との間の中間方
向であれば、手動スイッチ操作による風量の変動方向に
合わせて吹出方向が固定維持されるので、手動操作時に
スイング吹出による風量の変動感を損なうことなく吹出
方向が固定維持され、違和感がさらに少なくなる。
【0092】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の請求
項1に係る発明によれば、乗員が手動設定手段にて調和
風の条件を変更したときは、吹出口が所定状態で所定時
間固定され、調和風の吹出方向が所定の方向に維持され
るので、調和風の条件変更時において、吹出状態が変わ
ることに起因する風速の変化が発生せず、乗員は、条件
変更に伴う調和風の状態変化を、違和感なく体感するこ
とができる。
【0093】また、請求項2に係る発明によれば、上記
請求項1に係る発明の効果に加えて、吹出口の状態を手
動設定手段の操作時の状態で固定することができるた
め、手動操作と同時に吹出状態が固定され、操作時の吹
出状態の変動がより少なくなり、さらに違和感をなくす
ことができる。
【0094】また、請求項3に係る発明によれば、上記
請求項1に係る発明の効果に加えて、吹出口の状態を手
動設定手段の操作方向に応じた状態に固定することがで
きるため、操作時の吹出状態が手動操作によりマッチン
グして、さらに違和感をなくすことができる。
【0095】また、第4請求項に係る発明によれば、上
記請求項1〜3に係る発明の効果に加えて、条件変更時
の操作量の大小に応じて固定時間を増減することができ
るため、乗員が調和風の状態変化を操作量に応じて充分
に体感することができ、調和風の最適条件がさらに見つ
け易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用吹出口制御装置の第1実
施例の全体構成図である。
【図2】車室内の説明図である。
【図3】図1の自動車用吹出口制御装置の吹出口に設け
た風向設定器の全体構成図である。
【図4】集中吹出の状態説明図である。
【図5】拡散吹出の状態説明図である。
【図6】本発明の第1実施例のメインフロー図である。
【図7】本発明の第1実施例のメインフロー図である。
【図8】本発明の第1実施例のメインフロー図である。
【図9】本発明の第1実施例のメインフロー図である。
【図10】本発明の第1実施例の維持時間t0 を求める
フロー図である。
【図11】スイング吹出時に手動操作を行った場合の動
作説明図である。
【図12】本発明の第2実施例のメインフロー図であ
る。
【図13】本発明の第2実施例のメインフロー図であ
る。
【図14】本発明の第2実施例のメインフロー図であ
る。
【図15】本発明の第2実施例のメインフロー図であ
る。
【図16】本発明の第2実施例の維持時間t0 を求める
フロー図である。
【図17】本発明の第3実施例の要部フロー図である。
【図18】本発明の第4実施例の要部フロー図である。
【図19】本発明の第5実施例の要部フロー図である。
【図20】従来の自動車用吹出口制御装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 空調装置本体 19 ブロアファン(送風手段) 21 エバポレータ 23 ヒータコア 27 エアミックスドア 29 ベント吹出口 49 吹出口 51 風向設定器 67 室温設定器(手動設定手段) 69 風量設定器(手動設定手段) 71 コントローラ(切替制御手段) 73 外気温センサ(熱環境検出手段) 75 室温センサ(熱環境検出手段) 77 日射センサ(熱環境検出手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に着座する乗員の前方に設けられ
    乗員に指向する集中吹出と車室内全体に拡散する拡散吹
    出とに切換え可能な吹出口と、車室内温度、日射量、外
    気温度等を検出する熱環境検出手段と、車室内温度が目
    標値に近づくように、前記熱環境検出手段からの検出値
    に基づき所定の状態に調整された調和風を、前記吹出口
    から車室内に供給する送風手段と、前記熱環境検出手段
    からの検出値に応じて、前記集中吹出と拡散吹出とへ自
    動的に切換え制御する切換制御手段と、前記送風手段か
    ら供給される調和風の条件を手動操作により変更可能と
    した手動設定手段とを備え、前記切換制御手段は、前記
    手動設定手段を操作した時、前記吹出口の自動切換制御
    を中断し、前記吹出口を所定状態で所定時間固定するこ
    とを特徴とする自動車用吹出口制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用吹出口制御装置
    であって、前記吹出口を固定する所定状態は、前記手動
    設定手段の操作時の状態とすることを特徴とする自動車
    用吹出口制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動車用吹出口制御装置
    であって、前記吹出口を固定する所定状態は、前記手動
    設定手段の操作方向に応じて決定することを特徴とする
    自動車用吹出口制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の自動車用吹出
    口制御装置であって、前記吹出口を固定する所定時間
    は、前記手動設定手段の操作量に応じて決定することを
    特徴とする自動車用吹出口制御装置。
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