JP2687341B2 - 動画像信号の伝送方法と符号化復号化装置 - Google Patents

動画像信号の伝送方法と符号化復号化装置

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JP2687341B2 JP6988587A JP6988587A JP2687341B2 JP 2687341 B2 JP2687341 B2 JP 2687341B2 JP 6988587 A JP6988587 A JP 6988587A JP 6988587 A JP6988587 A JP 6988587A JP 2687341 B2 JP2687341 B2 JP 2687341B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は、動画像信号の符号化伝送方式およびこの
方式を実施するのに用いる装置に関する。 (従来の技術) 従来、画面間相関または画面内相関の少なくとも一方
の相関を単独でまたは組合せで用いたフレーム間符号化
などでは、フレーム間符号器の出力を可変長符号器で可
変長符号化する。出力である可変長符号は時間的に大幅
に変動するのが普通で、その発生速度と通常は一定であ
る伝送路の速度との整合を行うためにバッファーメモリ
ーに一旦蓄えられる。しかるに、画面内容が大幅に変化
する場合には、画面間の相関が大幅に低下するかこれを
利用した符号化においては大量の情報が発生しバッファ
ーメモリーの速度整合能力を超えそうになる場合があ
る。従来のフレーム間符号器においては、通常情報の発
生が多くなると画質の低下を代償として粗い符号化モー
ドを用いて多大な情報の発生を抑え、それでも抑えきれ
ずさらにバッファーメモリーがオーバーフローしそうな
ときには最悪ケースとして符号化を停止させていた。 (発明が解決しようとする問題点) 従来の画面間の相関を用いたフレーム間符号器などに
おいては、符号化の速度と伝送路の速度の整合を行うバ
ッファーメモリーの容量を大きくして整合能力を高くす
ることにより急激な情報の発生を平滑化することがで
き、画質劣化の少ない符号化を行うことができた。仮想
的に無限大のバッファー容量を用いたとすると、画質劣
化がない動画像伝送が可能である。 しかしながらバッファーメモリー容量をあまり大きく
すると、可変長符号化された信号がバッファーメモリー
の中を通過する時間が長くなるから遅延が大きくなり、
テレビ会議などに代表される双方向通信では相手の応答
が遅くなってしまい円滑さが損なわれるという問題が起
こる。とくに遅延の大きい衛星回線を通る場合のことを
想定するとバッファーメモリー容量をあまり大きくする
ことができなかった。 (問題点を解決するための手段) 本願の第1の発明は、動画像信号を双方向で符号化伝
送する動画像信号の伝送方法であって、動画像信号が伝
送される回線での遅延時間を一方の局において算出し、
符号化復号化の速度と伝送路の速度の整合を行うバッフ
ァーメモリーの容量を前記遅延時間に応じて送信側また
は受信側の少なくとも一方において変化させることを特
徴とする。 本願の第2の発明は、動画像信号の符号化伝送を行う
装置であって、送信局において入力される第一の動画像
信号から画面内の相関または画面間の相関のうちの少な
くとも一方の相関を用いて冗長度を低減して第二の画像
信号を生成する手段と、該第二の画像信号およびバッフ
ァーメモリー有効容量指定信号を符号変換する手段と、
該符号変換手段の出力速度と伝送路の速度との整合を取
るバッファーメモリーと、基準時刻を発生する手段と、
該基準時刻を前記バッファーメモリーの出力に多重化し
受信局に送る手段と、該受信局から逆送されてきた前記
時刻とこれを復号した時刻との差から前記伝送路の遅延
時間を判定し、この遅延時間に応じて前記バッファーメ
モリーの有効容量を指定する前記信号を生成する手段と
を備え、前記バッファーメモリーは前記バッファーメモ
リー有効容量指定信号に応じて有効容量を変えることを
特徴とする。 本願の第3の発明は、画面内の相関または画面間の相
関のうちの少なくとも一方の相関を用いて冗長度を低減
した第二の動画像信号を表わす符号から第一の動画像信
号を得るための復号化を行う装置であって、受信局にお
いて伝送路を通じて供給される入力の符号変換され基準
時刻を多重された信号から該基準時刻を取り出し送信局
に逆送する手段と、前記伝送路の速度と復号の速度との
整合を取るバッファーメモリーと、前記符号変換された
信号を逆符号変換し少なくともバッファーメモリー容量
指定信号および前記第二の画像信号を再生する手段と、
再生された前記第二の画像信号に対して前記相関を用い
て冗長度を付加することにより前記第一の動画像信号を
復号する手段とを備え、前記バッファーメモリーは前記
バッファーメモリー有効容量指定信号に応じて有効容量
を変えることを特徴とする。 本願の第4の発明は、符号化装置と復号化装置とこれ
ら両装置を接続する第1および第2の伝送路とからなる
動画像信号の符号化復号化伝送装置であって:前記符号
化装置は;入力される第一の動画像信号から両面内の相
関または画面間の相関のうちの少なくとも一方の相関を
用いて冗長度を低減して第二の画像信号を生成する手段
と、該第二の画像信号およびバッファーメモリー有効容
量指定信号を符号変換する手段と、該符号変換手段の出
力速度と前記第1の伝送路の速度との整合を取る第1の
バッファーメモリーと、基準時刻を発生する手段と、該
基準時刻を前記第1のバッファーメモリーの出力に多重
化し前記第1の伝送路を介して前記復号化草地に送る手
段と、該復号化装置から逆送されてきた前記時刻と該時
刻を復号した現時刻との差から遅延時間を判定し、この
遅延時間に応じて前記バッファーメモリーの有効容量を
指定する前記信号を生成する手段とからなり、前記第1
のバッファーメモリーは前記バッファーメモリー有効容
量指定信号に応じて有効容量を変え:前記復号変装置
は;前記符号変装置から前記第1の伝送路を経て伝送さ
れてきて符号変換され前記基準時刻を多重化された信号
から前記基準時刻を取り出し送信局に逆送する手段と、
前記第2の伝送路の速度と復号の速度との整合を取る第
2のバッファーメモリーと、前記符号変換された信号を
逆符号変換し前記バッファーメモリー有効容量指定信号
および前記第二の画像信号を再生する手段と、前記再生
された第二の画像信号に対して前記相関を用いて前記冗
長度を付加することにより前記第一の動画像信号を復号
する手段とからなり、前記第2のバッファーメモリーは
前記再生されたバッファーメモリー有効容量指定信号に
応じて有効容量を変えることを特徴とする。 (作用) 本願発明の動画像信号の伝送方式は、例えば第1図に
示すように伝送路として衛星回線を用いた場合と地上回
線を用いた場合のように複数種の伝送路の間では遅延が
大幅に異なることを利用する。 一般に衛星回線は、地上回線に比べて非常に遅延が大
きく、A局→衛星→B局への1方向の伝搬時間は約0.25
秒である。 これに対し、地上回線では伝搬時間はほぼゼロであ
る。したがって、地上回線を用いて動画像伝送を行う場
合に衛星回線を用いた場合と同等の遅延にしてもよいと
すれば、符号化の速度と伝送路の速度の整合を行うバッ
ファーメモリーの容量を伝搬時間の分だけ大きくするこ
とができる。たとえば、1.5メガビット/秒の速度で伝
送される場合には、1.5メガビット/秒×0.25秒=0.375
メガビットだけ容量を増すことができる。バッファーメ
モリーの容量を大きくすると速度整合能力が向上するか
ら急激な情報の発生に対しても粗い符号化モードの使用
頻度は低下し、オーバーフローが起こりにくくなる結
果、より画質のよい符号化を行うことができる。 例えば第2図に示すバッファーメモリー容量と符号化
モードの例において、第2図(a)の様にバッファーメ
モリーが小さい場合には、時刻t1,t2のフレームにおい
て急激に情報が発生したとすると符号器で符号化した符
号がバッファーメモリーに大量に格納されるからバッフ
ァーメモリーがオーバーフローしないように早めに粗い
符号化モードを適用することによって符号化を行なわざ
るを得ない。 これに対して第2図(b)にバッファーメモリーが大
きい場合を示す。第2図(b)に例示するように、バッ
ファーメモリーが大きいと発生した情報量が多くても符
号化モード制御の密の領域,中の領域を拡大し粗い符号
化モードの使用頻度を低減することができる。時刻t2,t
2において第2図(a)のときと同様に急激に情報が発
生したとする。急激な情報の発生に伴い符号がバッファ
ーメモリーを占有する量が増加するが、またバッファー
メモリーには余裕があるので比較的細かい中立の符号化
モードにより符号化を行うことができる。すなわち画質
の低下は少ない。すなわち地上回線を用いた場合には、
衛星回線に比べ遅延が非常に少ないため、若干の遅延時
間を増やしても実用上問題がないという点を利用しバッ
ファーメモリーの容量を大きくすることができ、その結
果画質劣化の少ない画像が得られる。 伝送路の種類を判別する方法としては、第3図に示す
ようにA局の符号器出力に基準となる時計で発生した時
刻をA局から送る画像信号に多重器で多重化し伝送路を
通してB局に送る。B局では、A局から送られてきた時
刻を示す信号を取り出し、B局からA局に別の伝送で送
る符号化された画像信号に多重化して、A局に逆送す
る。A局では、B局から逆送されてきた時刻を示す信号
を取り出し、現在の時刻との差から往復の伝送路の遅延
時間を算出する。そして、算出された遅延時間が極めて
ゼロに近い値のときには、送信受信回線とも地上回線と
判定し、算出された遅延時間が、0.5秒程度のときに
は、送信受信回線とも衛星回線と判定することができ
る。また算出された遅延時間が0.25秒に近いときには、
送信または受信のどちらか一方が衛星回線で、もう一方
の回線は地上回線と判定することができる。伝送路の種
類を判別した信号は、バッファー指定信号として送信バ
ッファーメモリーに与え送信用バッファーメモリー有効
容量を切換えるとともに、符号器で符号変換した信号に
多重化してB局に送りB局の受信用バッファーメモリー
の有効容量の指定を行う。地上回線と判定された場合に
は、容量の大きいバッファーメモリーを指定し、衛星回
線と判定された場合には、通常のバッファーメモリーを
指定する。また一方が衛星回線で一方が地上回線の場合
には、衛星回線を往復用いた場合の遅延時間を超えない
範囲の容量を指定する。送受信側の各バッファーメモリ
ーに対する容量の増加に関してどのように配分するかは
一方にのみ割り当てても均等に配分しても構わない。 (実施例) 第4図から第9図を参照して本願発明の実施例を詳細
に説明する。 第4図は本願の第2の発明の一実施例(第3図のA局
に相当)を示すブロック図である。入力の動画像信号
は、線10を介して符号器1に供給される。符号器1は、
符号化モード制御部4から線41を介して供給されるモー
ド制御信号で指定されたモードに従って、入力の動画像
信号から画面間や画面内の相関などを利用する符号化方
式により得られる冗長度を低減した信号の量子化特性を
発生情報に応じて粗,中,密と変化し、この量子化され
た信号を線12を介して符号変換器2に供給する。符号変
換器2は、線12を介して供給された信号と線113を介し
て判定器11から供給されたバッファーメモリー指定信号
をハフマン符号などの効率のよい符号を用いて可変表符
号化し、線23を介して送信バッファーメモリー3に供給
する。送信バッファーメモリー3は、符号変換器2から
供給された可変長符号を伝送路の速度と整合を取りつ
つ、線30を介して供給される通常は一定速度の伝送路の
クロックで可変長符号を読み出し、線36を介して切換器
6と同期検出器7に供給する。また、送信バッファーメ
モリー3は、可変長符号が送信バッファーメモリーを占
有する量すなわち送信バッファーメモリー内に滞留して
いる符号量を線34を介して符号化モード制御部4に供給
する。さらに送信バッファーメモリー3は、線113を介
して判定器11から供給されるバッファーメモリー指定信
号に従いバッファーメモリーの有効容量を切り換える。
たとえば地上回線を用いる場合には、遅延が増加しても
よいので大容量の方を選択する。これについては後に詳
しく述べる。符号化モード制御部4は、線34を介して供
給された送信バッファーメモリーの占有量を示す信号を
用いて符号化モードを決定し線41を介して符号器1に供
給する。 時計5は、線56を介して時刻を切換器6とレジスター
8に供給する。切換器6は、通常は線36を介して送信バ
ッファーメモリー3から供給された符号変換された信号
を選択するが、線76を介して供給される切換え信号が0
のときには、線56を介して供給される時刻を選択する。
切換器6の出力は、第5図(e)に示すように同期信号
Sの次に時刻Tを多重化して線60を介して伝送路に供給
する。 同期検出器7は、線36を介して供給された第5図
(a)に示す信号がデーターのときには1を出力し、あ
る特殊な符号からなる同期信号Sを検出すると第5図
(b)に示すように同期信号Sの次のタイムスロットを
0にし、時刻を多重化するためのタイミング信号を発生
し、線76を介して切換え信号を切換器6と送信バッファ
ーメモリー3に供給する。 次に第6図を参照して送信バッファーメモリー3につ
いて詳細に説明する。 送信バッファーメモリー3は、バッファーメモリー制
御部32とメモリー33と論理積をとるAND回路35とによっ
て構成される。バッファーメモリー制御部32は、メモリ
ー33を制御する書込アドレスおよび読み出しアドレスを
発生するが、線23を介して可変長符号が与えられる度に
書込信号を出しアドレスをインクリメントする。また、
AND回路35から線3532を介して供給される読み出しクロ
ックによって読み出しのアドレスをインクリメントす
る。AND回路35は、線30を介して供給された第5図
(c)に示す通常は一定速度の伝送路クロックをバッフ
ァーメモリー制御部32に与えるが、切換器6において時
刻を多重化するタイミングのときには、線76から供給さ
れるタイミング信号が第5図(b)に示すように0にな
るからそのタイミングのクロックすなわちAND回路35の
出力は停止し第5図(d)の様になる。従ってこのとき
には、読み出しアドレスのインクリメントは行われな
い。 バッファーメモリー内に滞留している符号がバッファ
ーメモリーを占有している量を示す信号は、書込のアド
レスから読み出しのアドレスを引くことにより算出され
る。バッファーメモリー制御部32は、バッファーメモリ
ーの占有量を示す信号を発生し、線34を介して符号化モ
ード制御部4に供給する。さらにまた、バッファーメモ
リー制御部32は、線113を介して判定器11から供給され
るバッファー指定信号に従いメモリー33を制御するアド
レス信号の範囲を切り換える。例えば、伝送路に衛星回
線を用いたときのアドレスは、第7図に例示するバッフ
ァーメモリー内のA番地からB番地の間でアドレスを発
生するように制御する。即ちA番地からB番地までが衛
星回線用のバッファーメモリーの容量になる。 一方が地上回線でもう一方が衛星回線の場合には、A
番地からC番地の間でアドレスを発生するように制御す
ることにより容量を増加することができる。B番地から
C番地の斜線部が双方向とも衛星回線を用いた場合のバ
ッファーメモリー容量よりも大きくする分である。ま
た、双方向とも地上回線を用いた場合は、A番地からD
番地の間でアドレスの制御を行いB番地からD番地の斜
線の部分がバッファーメモリー容量を増加させた分であ
る。容量の追加による遅延の増加が双方向とも衛星回線
を用いた場合の遅延を超えない程度でこの範囲を定め
る。 第6図に戻る。メモリー33は、線3233を介して供給さ
れた制御信号に従い線23を介して供給された符号化済み
の信号を一旦蓄え伝送路の速度と整合を取りながら線36
を介して出力する。 第4図に戻る。同期検出器10は、線101を介してB局
から送られてきた符号変換された信号に含まれているあ
る特殊に符号からなる同期信号Sを検出するとその次の
タイムスロットにタイミング信号を出し、線108を介し
てレジスター8,レジスター9および受信バッファーメモ
リー12に供給する。レジスター8は、時計5から供給さ
れた現在の時刻を同期検出器10から供給されたタイミン
グ信号により取込、次のタイミング信号がくるまで保持
する。レジスター8の出力は、判定器11に供給される。
レジスター9は、同期検出器10から供給されたタイミン
グ信号に従い線101を介してB局から送られてきた符号
変換された信号に多重化されて逆送されてきた、もとは
A局で発生した時刻を示す信号を取出す。レジスター9
の出力は判定器11に供給するが、次のタイミング信号が
与えられるまで今取り出した時刻を示す信号を保持す
る。判定器11は、レジスター8から供給された現在の時
刻とレジスター9から供給された往復の伝送路の遅延を
受けた時刻を示す信号との時間差から伝送路の種類を判
定する。伝送路の遅延時間が極めてゼロに近い場合は、
往復とも地上回線と判定し、遅延時間が0.25秒に近い場
合には、一方が地上回線でもう一方が衛星回線と判定す
る。また遅延時間が0.5廟に近い場合は、往復とも衛星
回線と判定し、回線の種類に対応してバッファーメモリ
ー有効容量を判定する信号を送信バッファーメモリー3
と符号変換器2に供給する。 次に第8図を参照しながら本願の第3の発明の復号器
の一実施例(第3図のB局に相当)を説明する。 A局から伝送路を介して送られてきた信号は、線130
により同期検出器14、切換器17および受信バッファーメ
モリー13に供給される。 同期検出器14は、線130を介して供給された信号か
ら、ある特殊な符号からなる同期信号Sを検出するとそ
の同期のタイミングを示す信号を発生し線1418を介して
送信バッファーメモリー18に供給する。また、送信側の
ものと同様に第5図(b)に示すように同期信号Sの次
のタイムスロットを0にし、A局から送られてきた画像
信号に多重化されている時刻を取り出すタイミング信号
を発生する。このタイミング信号は、線1413を介して受
信バッファーメモリー13と切換器17に供給する。 送信バッファーメモリー18は、通常は符号変換された
信号を切換器17に供給するが、同期検出器14から同期の
タイミングを示す信号か供給されたときには、そのタイ
ムスロットにある特殊な符号からなる同期信号を発生し
切換器17に供給する。切換器17は、通常はB局の送信バ
ッファーメモリー18から供給された信号を選択するが、
同期検出器14から線1413を介して供給されたタイミング
信号が0のときには、線130を介してA局から送られて
きた信号を選択し、多重化されている時刻を示す信号を
B局からA局に送信する信号に多重化してA局に逆送す
る。なお、この時刻を示す信号を逆送する方法として
は、別のバックワード・チャンネルを用いてもよい。 第9図を参照しながら受信バッファーメモリー13の一
具体例を説明する。受信バッファーメモリー13は、送信
バッファーメモリー3と同様にバッファーメモリー制御
部132と、メモリ133と、AND回路134とから構成され、動
作についてもほぼ同じである。AND回路134は、通常は線
131を介して供給された伝送路のクロック(第5図
(c))をそのまま出力するが、線1413を介して供給さ
れたタイミング信号(第5図(b))が0のときには、
そのタイムスロットのクロックを止め、第5図の(d)
に示すクロックを線135を介してバッファーメモリー制
御部132に供給する。バッファーメモリー制御部132は、
メモリー133を制御する書込アドレス及び読み出しアド
レスを発生するが、線135を介して第5図(d)のクロ
ックが与えられる度に書込信号を出しアドレスをインク
リメントする。また、線1513を介して符号逆変換器15か
ら供給される読み出しコマンドによって読み出しのアド
レスをインクリメントする。また、バッファーメモリー
制御部132は、線1500を介して符号逆変換器15から供給
されるバッファーメモリーの指定信号に従いメモリー13
3を制御するアドレス信号の範囲を切り換えることによ
ってバッファーメモリーの容量を切換える。このアドレ
ス信号の範囲は、送信バッファーメモリーと同様で、衛
星回線用のバッファーメモリーが選択された場合には、
通常の範囲でアドレスを変化させ、地上回線用あるいは
一方が地上回線でもう一方が衛星回線の場合のバッファ
ーメモリーが選択された場合には、通常よりも範囲を拡
大してアドレスを動作させるが、この拡大の範囲はA局
(第4図)の送信バッファーメモリーと同じである。メ
モリー133は、線130により供給された時刻Tの多重化さ
れた信号(第5図(e))をバッファーメモリー制御部
から供給された書込信号に従いデーターを書込むが、線
135によりバッファーメモリー制御部132に供給された書
込クロックが第5図(d)に示すように時刻Tが多重化
されているタイムスロットのところは、歯抜けになって
いるためそのタイムスロットには書込信号が出なくな
り、時刻Tを示す信号は間引かれる。従ってメモリー13
3には、送信バッファーメモリーの出力と同様の第5図
(a)に示す信号が書込まれる。受信バッファーメモリ
ー13で伝送路の速度と復号化の速度との整合を取られた
信号は、線1315を介して符号逆変換器15に供給される。 第8図に戻る。符号逆変換器15は、線1315を介して供
給された符号変換された信号を可変長復号化しもとの冗
長度を低減した画像信号とバッファーメモリー指定信号
を再生し、画像信号は線1516を介して復号器16に供給
し、バッファーメモリー指定信号は線1500を介して受信
バッファーメモリー13に供給する。また符号逆変換器15
は、1つの符号を復号化する毎に読み出しコマンドを線
1513を介して受信バッファーメモリー13に供給する。復
号器16は、線1516により供給された信号に対して、画面
間の相関などを利用して冗長度を付加することにより復
号化しもとの動画像信号を再生して線160により出力す
る。 なお、バッファーメモリーの切換え方法として衛星回
線用・地上回線用あるいは、一方が地上回線でもう一方
が衛星回線の場合の3種類のバッファーメモリーを用意
し、回線に対応して切り換えることもできる。また、3
種以上の遅延の異なる伝送路が用いられる場合には対応
する数だけのバッファーメモリーを用いることができ
る。 さらに、第4図の符号器1としては予測符号化や直交
変換などの変換符号化を用いることもできる。また第8
図の復号器16としては、予測復号化や直交逆変換などの
変換符号化を用いることもできる。 (発明の効果) 以上詳しく説明したように、本願発明では、テレビ会
議などの動画像伝送を行うにあたり伝送路として衛星回
線を用いているか、地上回線を用いているかあるいは、
その両方を用いているかを片側の局で全伝送路の遅延時
間を用いて判定し、地上回線あるいは、一方が地上回線
でもう一方が衛星回線の場合には、伝送路の遅延が双方
向とも衛星回線を用いた場合に比べて非常に小さい点を
利用し、その分バッファーメモリーの容量を大きくす
る。バッファーメモリーを大きくすると急激な情報の発
生に対しても情報の平滑化が容易になるため滑らかでき
め細かい符号化が可能となり品質の良い画像を伝送する
ことができる。また本発明は遅延が多い回線として衛星
回線を例にとったが、一時的な蓄積を行う回線などにも
適用できることは勿論である。 このように本願発明を実用い供すると動画像の符号化
における画質改善の効果はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】 第1図は本願発明の動画像信号伝送方式を適用する通信
系の概念を示す図、第2図は動画像信号伝送方式におけ
るバッファーメモリー容量と符号化モードとの関係を例
示する図、第3図は本願発明の動画像信号伝送方式の基
本的概念を示すブロック図、第4図は本願発明の符号化
装置の一実施例を示すブロック図、第5図は第4図実施
例の各部信号のタイミング図、第6図は第4図実施例に
おけるバッファーメモリーの具体例を示すブロック図、
第7図は第6図のバッファーメモリーの有効容量を示す
概念図、第8図は本願発明の復号化装置の一実施例を示
すブロック図、第9図は第8図実施例における受信バッ
ファーメモリーの一具体例を示すブロック図である。 1……符号器、2……符号変換器、3……送信バッファ
ーメモリー、4……符号化モード制御部、5……時計、
6……切換器、7……同期検出器、8……レジスター、
9……レジスター、10……同期検出器、11……判定器、
12……受信バッファーメモリー、13……受信バッファー
メモリー、14……同期検出器、15……符号逆変換器、16
……復号器、17……切換器、18……送信バッファーメモ
リー、32……バッファーメモリー制御部、33……メモリ
ー、35……AND回路、132……バッファーメモリー制御
部、133……メモリー、134……AND回路。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.動画像信号を双方向で符号化伝送する動画像信号の
    伝送方法において、動画像信号が伝送される回線での遅
    延時間を一方の局において算出し、符号化復号化の速度
    と伝送路の速度の整合を行うバッファーメモリーの容量
    を前記遅延時間に応じて送信側または受信側の少なくと
    も一方において変化させることを特徴とする動画像信号
    の伝送方法。 2.動画像信号の符号化伝送を行う装置であって、送信
    局において入力される第一の動画像信号から画面内の相
    関または画面間の相関のうちの少なくとも一方の相関を
    用いて冗長度を低減して第二の画像信号を生成する手段
    と、該第二の画像信号およびバッファーメモリー有効容
    量指定信号を符号変換する手段と、該符号変換手段の出
    力速度と伝送路の速度との整合を取るバッファーメモリ
    ーと、基準時刻を発生する手段と、該基準時刻を前記バ
    ッファーメモリーの出力に多重化し受信局に送る手段
    と、該受信局から逆送されてきた前記時刻とこれを復号
    した時刻との差から前記伝送路の遅延時間を判定し、こ
    の遅延時間に応じて前記バッファーメモリーの有効容量
    を指定する前記信号を生成する手段とを備え、前記バッ
    ファーメモリーは前記バッファーメモリー有効容量指定
    信号に応じて有効容量を変えることを特徴とする動画像
    信号の符号化装置。 3.画面内の相関または画面間の相関のうちの少なくと
    も一方の相関を用いて冗長度を低減した第二の動画像信
    号を表わす符号から第一の動画像信号を得るための復号
    化を行う装置であって、受信局において伝送路を通じて
    供給される入力の符号変換され基準時刻を多重された信
    号から該基準時刻を取り出し送信局に逆送する手段と、
    前記伝送路の速度と復号の速度との整合を取るバッファ
    ーメモリーと、前記符号変換された信号を逆符号変換し
    少なくともバッファーメモリー容量指定信号および前記
    第二の画像信号を再生する手段と、再生された前記第二
    の画像信号に対して前記相関を用いて冗長度を付加する
    ことにより前記第一の動画像信号を復号する手段とを備
    え、前記バッファーメモリーは前記バッファーメモリー
    有効容量指定信号に応じて有効容量を変えることを特徴
    とする動画像信号の復号化装置。 4.符号化装置と復号化装置とこれら両装置を接続する
    第1および第2の伝送路とからなる動画像信号の符号化
    復号化伝送装置において、前記符号化装置は、入力され
    る第一の動画像信号から画面内の相関または画面間の相
    関のうちの少なくとも一方の相関を用いて冗長度を低減
    して第二の画像信号を生成する手段と、該第二の画像信
    号およびバッファーメモリー有効容量指定信号を符号変
    換する手段と、該符号変換手段の出力速度と前記第1の
    伝送路の速度との整合を取る第1のバッファーメモリー
    と、基準時刻を発生する手段と、該基準時刻を前記第1
    のバッファーメモリーの出力に多重化し前記第1の伝送
    路を介して前記復号化装置に送る手段と、該復号化装置
    から逆送されてきた前記時刻と該時刻を復号した現時刻
    との差から遅延時間を判定し、この遅延時間に応じて前
    記バッファーメモリーの有効容量を指定する前記信号を
    生成する手段とからなり、前記第1のバッファーメモリ
    ーは前記バッファーメモリー有効容量指定信号に応じて
    有効容量を変え、前記復号化装置は、前記符号化装置か
    ら前記第1の伝送路を経て伝送されてきて符号変換され
    前記基準時刻を多重化された信号から前記基準時刻を取
    り出し送信局に逆送する手段と、前記第2の伝送路の速
    度と復号の速度との整合を取る第2のバッファーメモリ
    ーと、前記符号変換された信号を逆符号変換し前記バッ
    ファーメモリー有効容量指定信号および前記第二の画像
    信号を再生する手段と、前記再生された第二の画像信号
    に対して前記相関を用いて前記冗長度を付加することに
    より前記第一の動画像信号を復号する手段とからなり、
    前記第2のバッファーメモリーは前記再生されたバッフ
    ァーメモリー有効容量指定信号に応じて有効容量を変え
    ることを特徴とする動画像信号の符号化復号化伝送装
    置。
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