JP2684317B2 - 系統連系保護装置 - Google Patents
系統連系保護装置Info
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- JP2684317B2 JP2684317B2 JP5222346A JP22234693A JP2684317B2 JP 2684317 B2 JP2684317 B2 JP 2684317B2 JP 5222346 A JP5222346 A JP 5222346A JP 22234693 A JP22234693 A JP 22234693A JP 2684317 B2 JP2684317 B2 JP 2684317B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/14—Combined heat and power generation [CHP]
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、商用電力線連系方式
（系統連系方式）における系統事故時の系統連系保護装
置に関する。
（系統連系方式）における系統事故時の系統連系保護装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、高圧需要家がコージェネレーシ
ョン等の自家用発電設備（以下、自家発電設備という）
を系統連系するために、図４に示すような系統連系シス
テムが用いられている。即ち、図４の系統連系システム
において、１ａは自家発電設備、２は系統母線、３は配
電用変電所、４は変圧器、５は遮断器、６は転送遮断装
置である。この転送遮断装置６は逆潮流有りの場合の系
統事故時の変電所３からの信号により構内自家発電設備
１ａの遮断器１４ａを解除するものである。この転送遮
断装置は、主に専用線連系時に用いられている。
ョン等の自家用発電設備（以下、自家発電設備という）
を系統連系するために、図４に示すような系統連系シス
テムが用いられている。即ち、図４の系統連系システム
において、１ａは自家発電設備、２は系統母線、３は配
電用変電所、４は変圧器、５は遮断器、６は転送遮断装
置である。この転送遮断装置６は逆潮流有りの場合の系
統事故時の変電所３からの信号により構内自家発電設備
１ａの遮断器１４ａを解除するものである。この転送遮
断装置は、主に専用線連系時に用いられている。
【０００３】また、自家発電設備１ａは、エンジン（図
示せず）により駆動される発電機１１ａと、発電機１１
ａの電圧を制御する自動電圧調整器（以下、ＡＶＲとい
う）１２ａと、発電機１１ａを構内系統に接続する遮断
器１３ａと、系統母線２と構内系統１０とを接続する遮
断器１４ａと、構内負荷１５ａと、構内負荷用の遮断器
１６ａとを備えており、さらに保護装置として不足電圧
継電器２１ａ、周波数低下継電器２２ａ、過電圧継電器
２３ａ、過電流継電器２４ａ、方向地絡継電器２５ａ、
逆電力継電器２６ａ、発電機異常検出用継電器２７ａを
備えている。また、１ｂは上記した自家発電設備１ａと
同様の構成の自家発電設備を備えた需要家であり、１ｃ
は自家発電設備を有しない受電設備（遮断器１４ｃと構
内負荷１５ｃ）のみを備えた需要家である。
示せず）により駆動される発電機１１ａと、発電機１１
ａの電圧を制御する自動電圧調整器（以下、ＡＶＲとい
う）１２ａと、発電機１１ａを構内系統に接続する遮断
器１３ａと、系統母線２と構内系統１０とを接続する遮
断器１４ａと、構内負荷１５ａと、構内負荷用の遮断器
１６ａとを備えており、さらに保護装置として不足電圧
継電器２１ａ、周波数低下継電器２２ａ、過電圧継電器
２３ａ、過電流継電器２４ａ、方向地絡継電器２５ａ、
逆電力継電器２６ａ、発電機異常検出用継電器２７ａを
備えている。また、１ｂは上記した自家発電設備１ａと
同様の構成の自家発電設備を備えた需要家であり、１ｃ
は自家発電設備を有しない受電設備（遮断器１４ｃと構
内負荷１５ｃ）のみを備えた需要家である。
【０００４】このように構成された系統連系システムに
おいて、次のような異常が発生した時には即時に自家発
電設備１ａ，１ｂを電力系統から解列する必要がある。 （１）コージェネ設置需要家の構内事故時 （２）電力系統事故時 これらの事故時の事故状態を検出する方法として、通常
図４に示す如く保護継電装置により検出されている。即
ち、逆潮流無しの場合は過電流継電器２４ａ、方向地絡
継電器２５ａ、発電機異常検出用継電器２７ａ、逆電力
継電器２６ａ、周波数低下継電器２２ａ等で自家発電設
備あるいは系統の事故時の異常を検出し、遮断器１４ａ
を開路し、系統から解列するようにしている。一方、逆
潮流有りの場合は、前述した継電器等では系統の異常時
の変電所遮断器１４ａの解列は検出できない場合があ
り、そのために専用線連系において転送遮断装置６を設
けて保護を行っている。
おいて、次のような異常が発生した時には即時に自家発
電設備１ａ，１ｂを電力系統から解列する必要がある。 （１）コージェネ設置需要家の構内事故時 （２）電力系統事故時 これらの事故時の事故状態を検出する方法として、通常
図４に示す如く保護継電装置により検出されている。即
ち、逆潮流無しの場合は過電流継電器２４ａ、方向地絡
継電器２５ａ、発電機異常検出用継電器２７ａ、逆電力
継電器２６ａ、周波数低下継電器２２ａ等で自家発電設
備あるいは系統の事故時の異常を検出し、遮断器１４ａ
を開路し、系統から解列するようにしている。一方、逆
潮流有りの場合は、前述した継電器等では系統の異常時
の変電所遮断器１４ａの解列は検出できない場合があ
り、そのために専用線連系において転送遮断装置６を設
けて保護を行っている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたもので、その目的は電力系統に逆潮流あ
りと逆潮流なしで連系される自家発電設備を備えた系統
連系システムにおいて、電力系統の停止時に配電用変電
所からの信号を受けなくても構内の電力情報を基に電力
系統の停止を検出して速やかに受電点遮断器を切り離す
ことができる系統連系保護装置を提供することにある。
鑑みてなされたもので、その目的は電力系統に逆潮流あ
りと逆潮流なしで連系される自家発電設備を備えた系統
連系システムにおいて、電力系統の停止時に配電用変電
所からの信号を受けなくても構内の電力情報を基に電力
系統の停止を検出して速やかに受電点遮断器を切り離す
ことができる系統連系保護装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的と達成するため
に、本発明の請求項１は、高圧配電系統に逆潮流ありと
逆潮流なしで系統連系する複数の自家発電設備を備えた
系統連系システムにおいて、前記逆潮流ありで系統と連
系する自家発電設備には、系統から発電機へ常時無効電
力を流し続けるように発電機の自動電圧調整装置を制御
する自動無効電力調整器を設け、系統の故障時に系統か
ら発電機へ無効電力を流し続けようと作用する自動無効
電力調整器と自動電圧調整装置の制御により生じる構内
系統電圧の低下を検出し連系遮断器を開路する不足電圧
継電器を設け、逆潮流なしで系統と連系する自家発電設
備には、系統の故障時に逆潮流ありで系統と連系してい
る構内系統電圧の低下により生じる進み無効電力を検出
して連系遮断器を開路する無効電力継電器を設けたこと
を特徴とする。
に、本発明の請求項１は、高圧配電系統に逆潮流ありと
逆潮流なしで系統連系する複数の自家発電設備を備えた
系統連系システムにおいて、前記逆潮流ありで系統と連
系する自家発電設備には、系統から発電機へ常時無効電
力を流し続けるように発電機の自動電圧調整装置を制御
する自動無効電力調整器を設け、系統の故障時に系統か
ら発電機へ無効電力を流し続けようと作用する自動無効
電力調整器と自動電圧調整装置の制御により生じる構内
系統電圧の低下を検出し連系遮断器を開路する不足電圧
継電器を設け、逆潮流なしで系統と連系する自家発電設
備には、系統の故障時に逆潮流ありで系統と連系してい
る構内系統電圧の低下により生じる進み無効電力を検出
して連系遮断器を開路する無効電力継電器を設けたこと
を特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明は、系統に連系される複数の自家発電設
備の内、逆潮流なしで連系される自家発電設備に進み無
効電力で動作する無効電力継電器を設け、系統が停電す
ると、これと並列運転している逆潮流ありで連系してい
る自家発電設備に生じる電圧低下によって生じる進み無
効電力を検出する無効電力継電器により系統から切り離
す。また系統に連系されている残りの逆潮流ありで連系
される自家発電設備は、系統から発電機へ無効電力を流
し続けるようとする自動無効電力調整器と自動電圧調整
装置の作用により生ずる構内系統の電圧低下を不足電圧
継電器で監視することにより、系統側の停電を速やかに
検出して系統から切り離す。
備の内、逆潮流なしで連系される自家発電設備に進み無
効電力で動作する無効電力継電器を設け、系統が停電す
ると、これと並列運転している逆潮流ありで連系してい
る自家発電設備に生じる電圧低下によって生じる進み無
効電力を検出する無効電力継電器により系統から切り離
す。また系統に連系されている残りの逆潮流ありで連系
される自家発電設備は、系統から発電機へ無効電力を流
し続けるようとする自動無効電力調整器と自動電圧調整
装置の作用により生ずる構内系統の電圧低下を不足電圧
継電器で監視することにより、系統側の停電を速やかに
検出して系統から切り離す。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図を参照して説明する。図１
は逆潮流ありで系統と連携している自家発電設備を転送
遮断装置によって変電所から信号を受けなくても電力系
統の停止を検出して受電点遮断器を切り離しできること
を説明するための構成図である。同図に示す如く本構成
例は系統に自家発電設備が単独で接続された系統連系シ
ステムであり、図４の構成例と異なる点は発電機の無効
電力を検出する無効電力検出器３０ａ、自動無効電力調
整器（以下、ＡＱＲという）３２ａ、無効電力を設定す
るＡＱＲ設定器３１ａを設けた点と他の自家発電設備を
有しない点のみであり、他の構成は同一であるので、同
一機能を有するものには同一符号を記し、その説明は省
略する。
は逆潮流ありで系統と連携している自家発電設備を転送
遮断装置によって変電所から信号を受けなくても電力系
統の停止を検出して受電点遮断器を切り離しできること
を説明するための構成図である。同図に示す如く本構成
例は系統に自家発電設備が単独で接続された系統連系シ
ステムであり、図４の構成例と異なる点は発電機の無効
電力を検出する無効電力検出器３０ａ、自動無効電力調
整器（以下、ＡＱＲという）３２ａ、無効電力を設定す
るＡＱＲ設定器３１ａを設けた点と他の自家発電設備を
有しない点のみであり、他の構成は同一であるので、同
一機能を有するものには同一符号を記し、その説明は省
略する。
【０００９】次に、図１の系統連系システムの動作につ
いて説明する。図１の如く構成した系統連系システムに
おいて、構内負荷が大きい場合は発電機１１ａ並びに系
統母線２より負荷に電力が供給され、また構内負荷が軽
い場合は発電機１１ａの出力は系統母線２へ電力を供給
するいわゆる逆潮流が行われる。発電機１１ａからの無
効電力は無効電力検出器３０ａで検出され、ＡＱＲ３２
ａに入力される。ＡＱＲ３２ａには系統母線２から供給
する無効電力を設定するＡＱＲ設定器３１ａの信号も入
力されている。これら無効電力値及び設定値はＡＱＲで
演算され、その出力は発電機１１ａの励磁用ＡＶＲ１２
ａに入力され、ＡＶＲ１２ａにて発電機１１ａの励磁を
制御し、系統からの無効電力が設定された値になるよう
に調整される。
いて説明する。図１の如く構成した系統連系システムに
おいて、構内負荷が大きい場合は発電機１１ａ並びに系
統母線２より負荷に電力が供給され、また構内負荷が軽
い場合は発電機１１ａの出力は系統母線２へ電力を供給
するいわゆる逆潮流が行われる。発電機１１ａからの無
効電力は無効電力検出器３０ａで検出され、ＡＱＲ３２
ａに入力される。ＡＱＲ３２ａには系統母線２から供給
する無効電力を設定するＡＱＲ設定器３１ａの信号も入
力されている。これら無効電力値及び設定値はＡＱＲで
演算され、その出力は発電機１１ａの励磁用ＡＶＲ１２
ａに入力され、ＡＶＲ１２ａにて発電機１１ａの励磁を
制御し、系統からの無効電力が設定された値になるよう
に調整される。
【００１０】このように無効電力制御されている系統連
系システムにおいて、電力系統に事故が発生し電力系統
に停電が発生した場合には系統母線２から供給されてい
た無効電力は供給できなくなる。系統母線２からの無効
電力が供給されないと、構内負荷１５ａが要求する無効
電力は全て発電機１１ａから供給することになり、ＡＱ
Ｒ３２ａは系統母線２からの無効電力を増加させるよう
に、即ち発電機１１ａの電圧を減少させるように動作す
るが、系統母線２からの無効電力は供給されないため、
ＡＱＲ３２ａは発電機電圧を減少させるようにＡＶＲ１
２ａに信号を出力する。その結果、構内系統の電圧は低
下し、不足電圧継電器２１ａで検出できる。従って、不
足電圧継電器２１ａより系統母線と構内系統を接続する
遮断器１４ａを切り離すことになる。
系システムにおいて、電力系統に事故が発生し電力系統
に停電が発生した場合には系統母線２から供給されてい
た無効電力は供給できなくなる。系統母線２からの無効
電力が供給されないと、構内負荷１５ａが要求する無効
電力は全て発電機１１ａから供給することになり、ＡＱ
Ｒ３２ａは系統母線２からの無効電力を増加させるよう
に、即ち発電機１１ａの電圧を減少させるように動作す
るが、系統母線２からの無効電力は供給されないため、
ＡＱＲ３２ａは発電機電圧を減少させるようにＡＶＲ１
２ａに信号を出力する。その結果、構内系統の電圧は低
下し、不足電圧継電器２１ａで検出できる。従って、不
足電圧継電器２１ａより系統母線と構内系統を接続する
遮断器１４ａを切り離すことになる。
【００１１】図２は逆潮流ありで複数の自家発電設備を
系統に適用した構成図である。図２では自家発電設備１
ａと同様な自家発電設備１ｂが同一系統に接続され、何
れの自家発電設備も逆潮流有りで系統連系されているシ
ステムであり、系統停電時には双方の自家発電設備の動
作はそれぞれＡＱＲ制御により電圧を低下させるように
動作するため、図１で説明したのと同様に、不足電圧継
電器２１ａ，２１ｂ（図示せず）で検出することができ
る。従って、不足電圧継電器２１ａ，２１ｂより系統母
線と構内系統を接続する遮断器１４ａ，１４ｂ（図示せ
ず）を切り離すことになる。
系統に適用した構成図である。図２では自家発電設備１
ａと同様な自家発電設備１ｂが同一系統に接続され、何
れの自家発電設備も逆潮流有りで系統連系されているシ
ステムであり、系統停電時には双方の自家発電設備の動
作はそれぞれＡＱＲ制御により電圧を低下させるように
動作するため、図１で説明したのと同様に、不足電圧継
電器２１ａ，２１ｂ（図示せず）で検出することができ
る。従って、不足電圧継電器２１ａ，２１ｂより系統母
線と構内系統を接続する遮断器１４ａ，１４ｂ（図示せ
ず）を切り離すことになる。
【００１２】図３は本発明の実施例の構成図である。同
図において、１ａは逆潮流有りで系統連系される自家発
電設備、１ｂは逆潮流無しで系統連系される自家発電設
備である。逆潮流無しで系統連系される自家発電設備１
ｂにも従来の各種保護継電器（２１ｂ〜２７ｂ）を備え
ると共に、無効電力継電器４１ｂを設けている。即ち、
逆潮流連系される自家発電設備１ａはＡＱＲ制御されて
いるため、常に系統より無効電力を供給するように制御
される。一方、逆潮流無しで系統連系される自家発電設
備１ｂは通常は逆電力継電器（ＲＰＲ）あるいは不足周
波数継電器（ＵＦＲ）等で系統の停電を検出するように
しているが、自家発電設備１ａが逆潮流有りで連系され
るため、自家発電設備１ａから電力が供給される。従っ
て、自家発電設備１ｂに設けてある逆電力継電器２６ｂ
あるいは不足周波数継電器２２ｂ等では系統の停電は検
出できない。
図において、１ａは逆潮流有りで系統連系される自家発
電設備、１ｂは逆潮流無しで系統連系される自家発電設
備である。逆潮流無しで系統連系される自家発電設備１
ｂにも従来の各種保護継電器（２１ｂ〜２７ｂ）を備え
ると共に、無効電力継電器４１ｂを設けている。即ち、
逆潮流連系される自家発電設備１ａはＡＱＲ制御されて
いるため、常に系統より無効電力を供給するように制御
される。一方、逆潮流無しで系統連系される自家発電設
備１ｂは通常は逆電力継電器（ＲＰＲ）あるいは不足周
波数継電器（ＵＦＲ）等で系統の停電を検出するように
しているが、自家発電設備１ａが逆潮流有りで連系され
るため、自家発電設備１ａから電力が供給される。従っ
て、自家発電設備１ｂに設けてある逆電力継電器２６ｂ
あるいは不足周波数継電器２２ｂ等では系統の停電は検
出できない。
【００１３】本実施例では逆潮流無しで連系される自家
発電設備１ｂの受電点に無効電力継電器４１ｂを設け、
系統が停電したときは、逆潮流有りで連系される自家発
電設備１ａはＡＱＲ制御により発電機電圧を下げるよう
に動作する。従って逆潮流無しで連系される自家発電設
備１ｂから自家発電設備１ａに無効電力を供給すること
になる。系統が正常な時は自家発電設備１ｂは系統から
無効電力を供給するようにされているため、自家発電設
備１ｂの受電点に設けた無効電力継電器４１ｂが進み無
効電力になると動作するように設定しておくことによ
り、系統が停電するとまず逆潮流有りで連系される自家
発電設備１ａの発電機電圧はＡＱＲ制御により低下する
ように動作し、逆潮流無しで連系される自家発電設備１
ｂから自家発電設備１ａに無効電力が供給されるため、
逆潮流なしで連系される自家発電設備１ｂの無効電力継
電器４１ｂが動作し、自家発電設備１ｂの連系遮断器１
４ｂが開路する。そして、自家発電設備１ｂが切り離さ
れると、自家発電設備１ａは図１の例で説明したと同様
にＡＱＲ制御により電圧が低下し、不足電圧継電器２１
ａで検出され、遮断器１４ａを開路し系統から切り離す
ことになる。
発電設備１ｂの受電点に無効電力継電器４１ｂを設け、
系統が停電したときは、逆潮流有りで連系される自家発
電設備１ａはＡＱＲ制御により発電機電圧を下げるよう
に動作する。従って逆潮流無しで連系される自家発電設
備１ｂから自家発電設備１ａに無効電力を供給すること
になる。系統が正常な時は自家発電設備１ｂは系統から
無効電力を供給するようにされているため、自家発電設
備１ｂの受電点に設けた無効電力継電器４１ｂが進み無
効電力になると動作するように設定しておくことによ
り、系統が停電するとまず逆潮流有りで連系される自家
発電設備１ａの発電機電圧はＡＱＲ制御により低下する
ように動作し、逆潮流無しで連系される自家発電設備１
ｂから自家発電設備１ａに無効電力が供給されるため、
逆潮流なしで連系される自家発電設備１ｂの無効電力継
電器４１ｂが動作し、自家発電設備１ｂの連系遮断器１
４ｂが開路する。そして、自家発電設備１ｂが切り離さ
れると、自家発電設備１ａは図１の例で説明したと同様
にＡＱＲ制御により電圧が低下し、不足電圧継電器２１
ａで検出され、遮断器１４ａを開路し系統から切り離す
ことになる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、電力系
統に逆潮流ありと逆潮流なしで連系される自家発電設備
を備えた系統連系システムにおいて、逆潮流ありで連携
されている自家発電設備には、系統から発電機に常時無
効電力を流し続けようとする自動無効電力調整器を設け
て系統の故障時に生じる電圧低下を不足電圧継電器で検
出することにより系統の故障を検出し、逆潮流なしで連
携されている自家発電設備には、進み無効電力で動作す
る無効電力継電器を設け、系統故障時に逆潮流ありで系
統と連携している自家発電設備に生じる電圧低下によっ
て生じる進み無効電力を検出して系統の故障を検出する
ように構成したので、電力系統に逆潮流ありと逆潮流な
しで自家発電設備が連携されていても、系統の故障を確
実に検出でき、しかも、電力系統の停止時に配電用変電
所からの信号を受けなくても構内の電力情報を基に電力
系統の停止を検出することができるため、変電所送り出
し遮断器と自家発電設備需要家受電点遮断器との間に高
価な転送遮断装置を設けることなく、速やかに受電点遮
断器を切り離すことができる。
統に逆潮流ありと逆潮流なしで連系される自家発電設備
を備えた系統連系システムにおいて、逆潮流ありで連携
されている自家発電設備には、系統から発電機に常時無
効電力を流し続けようとする自動無効電力調整器を設け
て系統の故障時に生じる電圧低下を不足電圧継電器で検
出することにより系統の故障を検出し、逆潮流なしで連
携されている自家発電設備には、進み無効電力で動作す
る無効電力継電器を設け、系統故障時に逆潮流ありで系
統と連携している自家発電設備に生じる電圧低下によっ
て生じる進み無効電力を検出して系統の故障を検出する
ように構成したので、電力系統に逆潮流ありと逆潮流な
しで自家発電設備が連携されていても、系統の故障を確
実に検出でき、しかも、電力系統の停止時に配電用変電
所からの信号を受けなくても構内の電力情報を基に電力
系統の停止を検出することができるため、変電所送り出
し遮断器と自家発電設備需要家受電点遮断器との間に高
価な転送遮断装置を設けることなく、速やかに受電点遮
断器を切り離すことができる。
【図１】逆潮流ありで自家発電設備を系統に適用した構
成図。
成図。
【図２】逆潮流ありで自家発電設備を系統に適用した他
の構成図。
の構成図。
【図３】本発明の実施例の構成図。
【図４】従来の自家発電設備の系統連系システムの構成
図。
図。
１ａ，１ｂ，１ｃ…自家発電設備、２…系統母線、３…
配電用変電所、４…変圧器、５，１３ａ，１３ｂ，１４
ａ，１４ｂ，１４ｃ，１６ａ，１６ｂ…遮断器、６…転
送遮断装置、１０…構内系統、１１ａ，１１ｂ…発電
機、１２ａ，１２ｂ…自動電圧調整器（ＡＶＲ）、１５
ａ，１５ｂ，１５ｃ…構内負荷、２１ａ，２１ｂ…不足
電圧継電器、２２ａ，２２ｂ…周波数低下継電器、２３
ａ，２３ｂ…過電圧継電器、２４ａ，２４ｂ…過電流継
電器、２５ａ，２５ｂ…方向地絡継電器、２６ａ，２６
ｂ…逆電力継電器、２７ａ，２７ｂ…発電機異常検出用
継電器、３０ａ…無効電力検出器、３１ａ…無効電力設
定器、３２ａ…自動無効電力調整器（ＡＱＲ）、４１ｂ
…無効電力継電器。
配電用変電所、４…変圧器、５，１３ａ，１３ｂ，１４
ａ，１４ｂ，１４ｃ，１６ａ，１６ｂ…遮断器、６…転
送遮断装置、１０…構内系統、１１ａ，１１ｂ…発電
機、１２ａ，１２ｂ…自動電圧調整器（ＡＶＲ）、１５
ａ，１５ｂ，１５ｃ…構内負荷、２１ａ，２１ｂ…不足
電圧継電器、２２ａ，２２ｂ…周波数低下継電器、２３
ａ，２３ｂ…過電圧継電器、２４ａ，２４ｂ…過電流継
電器、２５ａ，２５ｂ…方向地絡継電器、２６ａ，２６
ｂ…逆電力継電器、２７ａ，２７ｂ…発電機異常検出用
継電器、３０ａ…無効電力検出器、３１ａ…無効電力設
定器、３２ａ…自動無効電力調整器（ＡＱＲ）、４１ｂ
…無効電力継電器。
Claims (1)
- 【請求項１】 高圧配電系統に逆潮流ありと逆潮流なし
で系統連系する複数の自家発電設備を備えた系統連系シ
ステムにおいて、前記逆潮流ありで系統と連系する自家
発電設備には、系統から発電機へ常時無効電力を流し続
けるように発電機の自動電圧調整装置を制御する自動無
効電力調整器を設け、系統の故障時に系統から発電機へ
無効電力を流し続けようと作用する自動無効電力調整器
と自動電圧調整装置の制御により生じる構内系統電圧の
低下を検出し連系遮断器を開路する不足電圧継電器を設
け、逆潮流なしで系統と連系する自家発電設備には、系
統の故障時に逆潮流ありで系統と連系している構内系統
電圧の低下により生じる進み無効電力を検出して連系遮
断器を開路する無効電力継電器を設けたことを特徴とす
る系統連系保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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