JPH0652973B2 - 小容量発電システムの連系装置 - Google Patents

小容量発電システムの連系装置

Info

Publication number
JPH0652973B2
JPH0652973B2 JP60079088A JP7908885A JPH0652973B2 JP H0652973 B2 JPH0652973 B2 JP H0652973B2 JP 60079088 A JP60079088 A JP 60079088A JP 7908885 A JP7908885 A JP 7908885A JP H0652973 B2 JPH0652973 B2 JP H0652973B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit breaker
small
relay
capacity
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60079088A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61240826A (ja
Inventor
順彦 篠崎
政春 江本
Original Assignee
株式会社明電舍
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社明電舍 filed Critical 株式会社明電舍
Priority to JP60079088A priority Critical patent/JPH0652973B2/ja
Publication of JPS61240826A publication Critical patent/JPS61240826A/ja
Publication of JPH0652973B2 publication Critical patent/JPH0652973B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明と小容量発電システムの連系装置に関する。
B.発明の概要 本発明は、小容量発電装置と配電系統を連系させて負荷
に電力を供給するように構成された小容量発電システム
の連系装置において、 前記配電系統電圧が所定値より低くなつたり、小容量発
電装置から配電系統へ流れる電流の増加率が所定値以上
になつたときに前記遮断器を遮断させるとともに、前記
遮断器が遮断されてから所定の設定時間経過後に、前記
配電系統電圧と小容量発電装置の出力電圧とのベクトル
差が設定値以下であるとき前記遮断器に投入指令を与え
る自動再閉路継電器を設けることにより、 既設の配電系統の設備を変更すること無く小容量発電設
備を既設の配電系統に連系することができ、しかも短絡
事故が発生しても小容量発電設備や系統に悪影響を与え
無いようにしたものである。
C.従来の技術 近年、電力の需要はますます増加の傾向にあるが、現在
主流をなしている原子力や火力による発電システムは資
源や設置場所等の面で制約を受ける。この為電力消費地
に分散配置でき、しかも無公害で発電効率の良い燃料電
池発電システムが注目されている。分散配置のためには
小規模発電システムとして、既設の配電系統の負荷端に
接続する方式が最も経済的である。
D.発明が解決しようとする問題点 しかしながら既設の配電系統の保護方式や制御方式との
関連があるため、従来の発電設備と配電系統との並列運
転制御方式や、自家用発電システムの保護制御方式をそ
のまま適用することができなかつた。
すなわち、例えば従来の大規模な発電設備間の並列運転
システムは、配電系統ではなくほぼ専用に近い送電系統
によつて結ばれた構成になつている。このような並列運
転システムでは各発電所毎に並列運転に必要な保護制御
機能(同期検出、同期投入、同期外れ検出等)を備えた
設備を持つており、また送電系統にも同期外れや周波数
変動等に対応できる保護制御設備が設置されている。と
ころが小規模な発電システムを既設の配電系統に連系す
る場合は、配電系統側に同期確認の機能が無いばかりで
なく、自動再閉路装置や事故区間表示器等の配電系統特
有の制御装置が存在するため、従来の発電所間の連系方
式をそのまま適用することはできなかつた。
ここで配電系統と小容量発電設備を連系したシステムに
おいて、過電流継電器によつて短絡保護を行なう場合の
問題点を第4図の回路図とともに説明する。第4図にお
いて、変圧器Tの1次側は図示しない交流電源に接続さ
れているものとする。変圧器Tの2次側は遮断器CB0
介して交流母線1に接続されている。CB1〜CBnは、並設
された配電線路(以下、フイーダと称す)F〜F
前記交流母線1を結ぶ電路に各々介挿された遮断器であ
る。前記交流電源(図示省略)の交流出力電力は、変圧
器T,遮断器CB0,交流母線1,遮断器CB1〜CBnおよび
フイーダF〜Fを介して図示しない負荷に供給され
る。2は小容量発電装置であり、例えば燃料電池発電装
置とその直流出力電力を交流変換するインバータ(図示
省略)とで構成されている。この小容量発電装置2の交
流出力電力は、家電流リレー51の動作時に遮断される遮
断器CBIおよび前記フイーダFを介して負荷(図示省
略)に供給される。過電流リレー51は、小容量発電装置
2と遮断器CBIを結ぶ電路に介挿された変流器CT0の出力
電流によつて動作する。フイーダF〜Fには変流器
CT1〜CTnが各々設けられている。過電流リレー51F
51Fは変流器CT1〜CTnの各出力電流によつて動作し、
遮断器CB1〜CBnを各々遮断する。79F〜79Fは前記
遮断器CB1〜CBnを各々再閉路させるための再閉路リレー
である。
上記のように構成された装置において、並列運転中にフ
イーダF上のA点,交流母線1上のB点,フイーダF
上のC点で各々短絡事故が発生すると、次のような事
態が生じる。
(1)A点で短絡事故が発生した場合、小容量発電装置
2と電力系統側の両方から短絡電流が流れる。この為過
電流リレー51によつて遮断器CBIが遮断され、過電流リ
レー51Fによつて遮断器CB1が遮断される。この場合
は何ら問題はない。
(2)B点およびC点で短絡事故が発生した場合、前記
(1)項同様に小容量発電装置2と電力系統の両方から短
絡電流が流れる。このとき系統側の過電流リレー51F
が小容量発電装置2側の過電流リレー51よりも早く動作
すると、遮断器CB1の遮断により事故電流が無くなり、
フイーダFに接続される負荷(図示省略)が小さいと
過電流リレー51は復帰してしまう。この為遮断器CBIは
遮断され無いので、小容量発電装置2からの電力供給が
続行されてしまい、電力系統側の電源電圧と小容量発電
装置2の出力電圧が非同期になつてしまう。この状態で
所定時間経過後に再閉路リレー79Fが動作して遮断器
CB1が再閉路されると、電力系続と小容量発電装置2の
間で過大な電流が流れる。この為小容量発電装置2およ
び電力系統に悪影響を与えてしまう。このような問題を
解決する為に、第5図に特性図に示す如く過電流リレー
51の動作値を過電流リレー51Fの動作値より小さい整
定するとともに、過電流リレー51の動作時間を過電流リ
レー51Fの動作時間より速く整定する方法がある。こ
の方法を採用すれば遮断器CB1よりも速く遮断器CBIを遮
断することができる。しかしながら変電所で遮断器CB1
を手動で遮断した場合は、前記方法によつても遮断器CB
Iを遮断することができない。すなわちB点およびC点
で短絡事故が発生したとき遮断器CB1を手動で遮断して
しまうと、遮断器CBIは投入されたまま残つてしまい小
容量発電装置2からの電力供給が続行されてしまう。こ
の場合負荷(図示省略)の容量が大きいときは小容量発
電装置2から過電流が流れて過電流リレー51が動作する
可能性もあるが、軽負荷のときは前記リレー51は動作せ
ず遮断器CBIは遮断されない。また、前述の如く負荷容
量が大きい場合であつても制御装置(図示省略)によつ
て小容量発電装置2の出力電力を減少させてしまうと過
電流リレー51は動作せず遮断器CBIは遮断されない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、既設の配電
系統の設備を変更すること無く小容量発電設備を既設の
配電系統に連系することができ、しかも短絡事故が発生
しても小容量発電設備や系統に悪影響を与え無い小容量
発電システムの連系装置を提供することを目的としてい
る。
E.問題点を解決するための手段 配電系統の配電線路に介挿された第1の遮断器を有し、
小容量発電装置と前記配電系統を連系させて負荷に電力
を供給するように構成された小容量発電システムの連系
装置において、前記第1の遮断器および負荷を結ぶ配電
線路と前記小容量発電装置とを結ぶ電路に介挿された第
2の遮断器と、前記配電系統の電圧が所定の設定値以下
になったとき前記第2の遮断器を遮断させる不足電圧継
電器と、前記小容量発電装置から配電系統へ流れる電流
の増加率が所定の設定値以上になったとき前記第2の遮
断器を遮断させる電流変化率検出継電器と、前記第2の
遮断器が遮断されてから所定の設定時間経過後に、前記
配電系統電圧と小容量発電装置の出力電圧とのベクトル
差が設定値以下であるとき前記第2の遮断器に投入指令
を与える自動再閉路継電器とを備え、前記不足電圧継電
器が動作した時か、又は前記自動再閉路継電器から第2
の遮断器に投入指令が発せられていないときであって且
つ前記電流変化率検出継電器が動作した時か、の少くと
もいずれか一方の条件を満たしたときに前記第2の遮断
器を遮断させることを特徴としている。
F.作用 上記のように構成された装置において、短絡事故発生時
に配電系統側に設けられた第1の遮断器を手動で遮断し
たとしても、配電系統電圧が低下するため配電線路と小
容量発電装置を結ぶ電路に介挿された第2の遮断器は不
足電圧継電器によつて確実に遮断される。またこのとき
配電系統電圧が低下しない場合であつても、小容量発電
装置から配電系統へ流れる電流が増加するので、配電線
路と小容量発電装置を結ぶ電路に介挿された第2の遮断
器は電流変化率検出継電器によつて確実に遮断される。
さらに配電線路と小容量発電装置を結ぶ電路に介挿され
た第2の遮断器が遮断された後所定の設定時間経過後に
は、配電系統電圧と小容量発電装置の出力電圧とのべク
トル差が設定値以下であることを条件に、前記第2の遮
断器が再閉路される。この為小容量発電装置は電力系統
から切離されたままの状態になることは無く、発電装置
の稼働率が向上する。
G.実施例 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例を説明す
る。第1図において第4図と同一部分は同一符号を持つ
て示し、その説明は省略する。前記変流器CT0の2次側
には電流変化率検出リレー3が接続されている。このリ
レー3は小容量発電装置2から配電系統側へ流れる電流
の増加率(dI/dt)が所定の設定値αを超えたら動作す
るとともに、そのとき後述の自動再閉路リレー79Iから
投入指令が出されていないことを条件に遮断器CBIを遮
断させる。小容量発電装置2と遮断器CBIの共通接続点
4には電圧検出用の変圧器PT1が接続されるとともに、
遮断CBIとフイーダFの共通接続点5には電圧検出用
の変圧器PT2が接続されている。前記変圧器PT2の2次側
には不足電圧リレー27が接続されている。このリレー27
は変圧器PT2の検出電圧(フイーダF側の電圧)が予
め設定した電圧より低下したときに動作して遮断器CBI
を遮断させる。前記変圧器PT1,PT2の2次側には自動再
閉路リレー79Iが設けられている。このリレー79Iは、
前記遮断器CBIが遮断されてから所定の設定時間経過後
に、前記配電系統電圧(変圧器PT2の出力電圧)と小容
量発電装置の出力電圧(変圧器PT1の出力電圧)とのベ
クトル差が設定値以下であるとき、遮断器CBIに投入指
令を与える自動再閉路リレーである。この自動再閉路リ
レー79Iは、例えば第2図に示すように系統電圧と発電
装置側電圧のベクトル差が所定の設定値以下であるとき
出力信号を発するベクトル差電圧検出部11と、遮断器CB
Iが遮断されてから所定の設定時間経過後に出力信号を
発するタイマー12と、これらベクトル差電圧検出部11お
よびタイマー12の出力信号のアンド条件成立時に遮断器
CBIに投入指令を発するアンド回路13とで構成されてい
る。前記タイマー12の設定時間は、配電系統側に設けら
れた再閉路リレー79F〜79Fの1周期時間より大き
く設定しておく。
前記遮断器CBIの遮断は、不足電圧リレー27が動作した
時か、又は自動再閉路リレー79Iから遮断器CBIに投入
指令が発せられていないときであつて且つ電流変化率検
出リレー3が動作した時かの少くともいずれか一方の条
件を満たしたときに行なうものとする。そこで遮断器CB
Iに遮断指令を発するための回路を、例えば第3図に示
すように構成しておく。第3図において、遮断器CBIの
投入指令はアンド回路6の一方の入力端子(インヒビツ
ト端子)に入力され、電流変化率検出リレー3の動作出
力はアンド回路6の他方の入力端子に入力される。この
アンド回路6の出力信号および不足電圧リレー27の動作
出力信号はオア回路7に入力される。オア回路7の出力
信号は遮断器CBIの遮断指令として送出される。
次に上記のように構成された装置の動作を述べる。
(1)A点で短絡事故が発生した場合、小容量発電装置
2と電力系統側の両方から短絡電流が流れる。この為遮
断器CB1は過電流リレー51Fによつて遮断される。ま
たこのとき小容量発電装置2からA点側へ流れる電流の
増加率(dI/dt)が大きくなり設定値αを超えると、電
流変化率検出リレー3が動作する。そして遮断器CBIの
投入指令が発せられていなければ第3図のオア回路7の
条件が成立し、遮断器CBIは遮断される。
(2)B点で短絡事故が発生した場合、電力系統側の交
流電源(図示省略)から変圧器Tおよび遮断器CB0を介
して短絡電流が流れるとともに、小容量発電装置2から
遮断器CBIおよび遮断器CB1を介して短絡電流が流れる。
すると遮断器CB0は図示しない継電器によつて遮断され
るとともに、遮断器CB1は過電流リレー51Fによつて
遮断される。このとき小容量発電装置2からB点へ流れ
る電流の増加率(dI/dt)が大きくなり、設定値αを超
えると、前記(1)項の場合と同様に電流変化率検出リレ
ー3が動作して遮断器CBIは遮断される。
(3)C点で短絡事故が発生した場合、電力系統側の交
流電源(図示省略)から変圧器T,遮断器CB0および遮
断器CB2を介して短絡電流が流れるとともに、小容量発
電装置2から遮断器CBI,CB1,CB2を介して短絡電流が
流れる。すると遮断器CB0は図示しない継電器によつて
遮断されるとともに、遮断器CB1は過電流リレー51F
によつて遮断され、且つ遮断器CB2は過電流リレー51F
によつて遮断される。またこのとき小容量発電装置2
からC点へ流れる電流の増加率(dI/dt)が大きくなり
設定値αを超えると、前記(1)項の場合と同様に電流変
化率検出リレー3が動作して遮断器CBIは遮断される。
(4)前記(1)項,(2)項および(3)項で述べたように短
絡事故発生時には、配電系統側に設けられた遮断器CB0
〜CBnだけでなく、小容量発電装置2側の遮断器CBIも確
実に遮断される。しかも短絡事故が復旧した後に再閉路
リレー79Fが遮断器CB1の再閉路を試みてそれに成功
すると、フイーダFは正常状態にもどる。この為再閉
路リレー79Fの1周期時間経過にフイーダFの電圧
と小容量発電装置2の出力電圧のベクトル差電圧が設定
値以下であることが検出されれば、第2図に示すアンド
回路13の条件が成立して遮断器CBIが自動的に再投入さ
れる。これによつて小容量発電装置2を切離したままの
状態にはならず、しかも遮断器CBIは自動的に再投入さ
れるので人手による煩しい再投入操作が不要となる。
(5)また、小容量発電装置2と前記系統との連系運転
中にフイーダFに接続された負荷(図示省略)の電力
需要量が急増したとする。この場合小容量発電装置2か
ら負荷に流れる電流が著しく増加して、電流変化率検出
リレー3の動作により遮断CBIが遮断されてしまう可能
性がある。しかしながら遮断器CBIの遮断後に自動再閉
路リレー79Iのタイマー12の設定時間が経過すれば、第
2図のアンド回路13のアンド条件が成立して遮断器CBI
は自動的に再投入される。このため小容量発電装置2を
切離したままの状態にはならない。
(6)ここで短絡事故発生時にフイーダFに設けられ
た遮断器CB1を手動で遮断したとする。このときフイー
ダFに接続された負荷容量が小容量発電装置2の容量
よりも大きい場合は充分な電力供給ができなくなり、フ
イーダFの電圧は低下する。また図示しない制御回路
によつて小容量発電装置2の出力を絞つた場合もフイー
ダFの電圧は低下する。このような場合、不足電圧リ
レー27が動作して第3図のオア回路7のオア条件が成立
し、遮断器CBIは確実に遮断される。この為前記遮断器C
B1の再閉路時に小容量発電装置2と電力系統の間で過大
電流が流れて装置に悪影響を与えるようなことはない。
さらに遮断器CB1の再閉路完了後は前記(4)項と同様の動
作となる。
(7)前記(6)項において、遮断器CB1を手動で遮断した
ときフイーダFの負荷容量が小容量発電装置2の容量
より小さい場合は、フイーダFの電圧が低下せず不足
電圧リレー27は動作しない。しかし前記遮断器CB1を手
動で遮断すると、小容量発電装置2の出力電力だけが負
荷へ供給されることになるので、小容量発電装置2から
フイーダFの流れる電流は著しく増加する。この為電
流変化率検出リレー3が動作して遮断器CBIは確実に遮
断される。この為前記遮断器CB1の再閉路時に小容量発
電装置2と電力系統の間で過大電流が流れて装置に悪影
響を与えるようなことはない。さらに遮断器CB1の再閉
路完了後は前記(4)項と同様の動作となる。
H.発明の効果 以上のように本発明によれば次のような効果が得られ
る。すなわち、 (1)既設の配電系統の設備を変更すること無く小容量
発電設備を既設の配電系統とを連系することができる。
(2)配電系統の交流母線や小容量発電装置が接続され
た配電線路で短絡事故が発生した場合、連系用の遮断器
を確実に遮断することができる。しかも前記遮断器の再
投入は、系統電圧と小容量発電装置の出力電圧のベクト
ル差が設定値以下であることが確認されてから行なわれ
るので、電力系統と小容量発電装置間で過大な電流は流
れない。この為電力系統や小容量発電装置の各設備に悪
影響を与えることは無い。
(3)短絡事故発生時に配電線路側の遮断器を手動で遮
断した場合でも、電流変化率検出継電器および不足電圧
継電器の動作によつて連系用の遮断器を確実に遮断する
ことができる。これによつて、配電線路側の遮断器の投
入・遮断状態を検知し、その検知信号を転送するための
装置を増設する等の既設配電設備変更が不要となる。
(4)配電線路側の遮断器を手動で遮断したとき、軽負
荷状態のため不足電圧継電器を動作させるに至らない場
合であつても、電流変化率検出継電器が動作するので連
系用の遮断器は確実に遮断される。
(5)配電線路側の遮断器を手動で遮断したとき小容量
発電装置の出力電力を減少せしめた場合であつても、不
足電圧継電器が動作するので連系用の遮断器は確実に遮
断される。
(6)負荷容量が急増したことによつて電流変化率検出
継電器が動作し、連系用の遮断器が遮断されたとして
も、該遮断器は自動再閉路継電器によつて再投入され
る。これによつて小容量発電装置を切離したままの状態
にはならず、しかも遮断器は自動的に再投入されるので
人手による煩しい再投入操作が不要となる。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は回
路図、第2図は自動再閉路継電器のブロツク図、第3図
は要部を説明するためのブロツク図、第4図は従来の連
系装置の一例を示す回路図、第5図はリレーの動作時間
特性図である。 2…小容量発電装置、3…電流変化率検出リレー、11…
ベクトル差電圧検出部、12…タイマー、27…不足電圧リ
レー、79I…自動再閉路リレー、CBI…遮断器、CT0…変
流器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配電系統の配電線路に介挿された第1の遮
    断器を有し、小容量発電装置と前記配電系統を連系させ
    て負荷に電力を供給するように構成された小容量発電シ
    ステムの連系装置において、前記第1の遮断器および負
    荷を結ぶ配電線路と前記小容量発電装置とを結ぶ電路に
    介挿された第2の遮断器と、前記配電系統の電圧が所定
    の設定値以下になったとき前記第2の遮断器を遮断させ
    る不足電圧継電器と、前記小容量発電装置から配電系統
    へ流れる電流の増加率が所定の設定値以上になったとき
    前記第2の遮断器を遮断させる電流変化率検出継電器
    と、前記第2の遮断器が遮断されてから所定の設定時間
    経過後に、前記配電系統電圧と小容量発電装置の出力電
    圧とのベクトル差が設定値以下であるとき前記第2の遮
    断器に投入指令を与える自動再閉路継電器とを備え、前
    記不足電圧継電器が動作した時か、又は前記自動再閉路
    継電器から第2の遮断器に投入指令が発せられていない
    ときであって且つ前記電流変化率検出継電器が動作した
    時か、の少くともいずれか一方の条件を満たしたときに
    前記第2の遮断器を遮断させることを特徴とする小容量
    発電システムの連系装置。
JP60079088A 1985-04-13 1985-04-13 小容量発電システムの連系装置 Expired - Lifetime JPH0652973B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60079088A JPH0652973B2 (ja) 1985-04-13 1985-04-13 小容量発電システムの連系装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60079088A JPH0652973B2 (ja) 1985-04-13 1985-04-13 小容量発電システムの連系装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61240826A JPS61240826A (ja) 1986-10-27
JPH0652973B2 true JPH0652973B2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=13680124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60079088A Expired - Lifetime JPH0652973B2 (ja) 1985-04-13 1985-04-13 小容量発電システムの連系装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0652973B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101438041B1 (ko) * 2013-03-13 2014-09-04 엘에스산전 주식회사 전력회로 개폐기용 제어 회로

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2503399B2 (ja) * 1985-10-16 1996-06-05 株式会社明電舍 配電系統との連系装置
DK3413418T3 (da) * 2017-06-05 2023-05-30 Abb Spa Computer-implementeret fremgangsmåde til konfiguration af et elektronisk relæ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101438041B1 (ko) * 2013-03-13 2014-09-04 엘에스산전 주식회사 전력회로 개폐기용 제어 회로

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61240826A (ja) 1986-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108565974B (zh) 一种基于保护装置自供电的远程失灵保护方法及***
CN105633917A (zh) 一种基于统一潮流控制器的故障处理方法及***
JPH08126210A (ja) 商用電源連系自家用発電機の解列制御装置
JP2728398B2 (ja) スポツトネツトワーク受変電保護装置
JPH0652973B2 (ja) 小容量発電システムの連系装置
JP2007037354A (ja) 単独運転防止システム
JP2000184601A (ja) 系統連系電源装置
JP5317797B2 (ja) 分散型電源遮断システム及び監視制御装置
JP2013132114A (ja) 自動復旧装置
JPH0550208B2 (ja)
JPH0550209B2 (ja)
JPH0548053B2 (ja)
JPH04253000A (ja) 原子力発電プラントの非常用電源設備と所内電源設備
CN213125593U (zh) 一种用于带小水电线路的自动化开关
CN219322144U (zh) 一种电源供电电路
JP2581553B2 (ja) 配電系統保護システム
Chen et al. Analysis of the Impact of MW-level Grid-connected Photovoltaic Power Station on Backup Automatic Switch in Distribution Network
JP2684317B2 (ja) 系統連系保護装置
JP2010259169A (ja) 保護継電装置
JP3169849B2 (ja) スポットネットワーク受変電保護装置
JP2860740B2 (ja) 系統連系保護検出装置
JP2507338B2 (ja) 受変電設備の保護装置
JP6434593B1 (ja) 1回線受電特別高圧発電所における自動復電システム
JP2005094897A (ja) 単独運転防止装置
JP2005333777A (ja) Sog開閉器の系統連系保護機能を備えた制御装置